118 6 法輪大法 (Falun Dafa) 「法輪功ーの根幹となっている「佛法ーの教えで、宇宙の真相につながる最も玄妙か っ超常的 (supernormal) な科学である。仏教の経典や道教の教えなども「佛法」の 一部ではあるが、それ自身ではあり得ない。法輪大法の説く佛法とは、粒子や分子か ら字宙まで、最も小さいものから大きいものまで、すべての奥義についての洞察であ り、これに含まれないものや洩れるものは何一つとしてないのだ。 『法輪大法』は、仏家八万四千法門の中の一法門で、創成以来別回目にあたる現在の 人類の文明社会でよ、、 ( しまだかって公に伝えられたことはない。しかし、先史文明の ある時期においては広範にその時代の人を済度したことがあるのだ。 現在の人類社会、すなわち「末劫」の最後の時期に李洪志師が広く世に伝えようと しているが、それほど『法輪大法』とは大切なものであるということをみんなが知ら ねばならない。 7 佛法と迷信 「超常的な科学」などというと、その深さを理解し得ないものは、すぐに迷信だなど というレッテルを貼りたがる。しかしこの宇宙には現代科学のカではとうてい理解で ほうりんたいほう まつごう さいど
第 5 章 長春に本拠を築いて急激に信徒を増やす 宗教プームに乗って『法輪大法』を宣布燗 「第二の鄧小平」を気取り始めた江沢民 鄧小平は本当に「信教の自由ーを認めていたのだろうか ? 「法輪功」弾圧政策は江沢民政権の発足直後から 李洪志、一家をあげてアメリカに緊急避難ー 『法輪大法』のキーワード 難解な教義の裏に隠されているもの 『法輪大法』の易しい入門書「転法輪』 法輪功用語の基礎知識ーー「基本浦語」の徹底的解説 、 2 宇宙、 3 人間、 4 人類社会、 5 返本帰真、 6 法輪大法、 7 佛法 1 生〈一 と迷信 8 生老病死、 9 済度と病気治療、法輪功と病気治療、新争化、 修煉、覚者、修煉のニつの次元、仏教と佛法、祐真・善・忍、道家 と仏家、絽法輪、永久回転、内なる修煉、幻心性、物質と精神、徳、 四業力、業力の転化 2 身体争化、 7 力主、 8 カ旨、 9 功力、元神 110 113 106
、。いや、かえって、その中途半端なダブル・スタンダード ( 資本主義の良いところ は取り入れるが、あくまでも共産主義体制は堅持したい、という実に都合のいい二重 基準 ) ゆえに、かえって貧富の差が大きくなり、いつまでたっても浮かび上がれない 一般大衆の不平・不満は増大する一方だったのだ。 そして、その間隙に乗じて無慮無数の新興宗教が、まるで雨後のタケノコのように 乱立し始めた。なかでも、李洪志の「法輪功。は、あくまでも「宗教ではない」と言 い張ってはいるものの、最大の成長株であったのだ。 時流をいち早く読み取った李洪志は、既に 1984 年頃から、国内のみならず、世 壮 界に散らばる膨大な中国系の人々 ( いわゆる「華僑」を中核として世界の総人口の 主 % から % を占める ) に対して「精神的な救済」のメッセージを送り続け、着々と 救霊的影響力を扶植し始めていた。だからこそ、 1999 年の春に初めて公然と水面下 国から姿を現したとき、早くも「 1 億人以上」と言われる信徒が存在していることが判 明、江沢民ばかりではなく、世界中の人々をギョッとさせたのだ。 章 李洪志のやり方は極めて巧妙であった。つまり、得体の知れない全く新しい教義を 第 頭ごなしに押しつけるのではなく、それまでにもあった『法輪修仏大法』という教典 を、現代人の修煉にも容易に適合する、より普遍的な大法、すなわち『法輪大法』と ふしよく
194 た計画的な組織行動だ ! ーと決めつけて、大弾圧の口実に利用しています。と んでもないことです。もし、それが本当だったとしたら、あんな数万人の集会 などではとても済まなかったでしよう。それこそ、何千万人という人々が一斉 に北京に殺到して、大混乱になっていたと思いますよ いずれにしても、そのような「暴動」同然の行動を起こすものは我が法輪功 のメンバ 1 の中には 1 人もいない、と固く信じています。本当に『法輪大法』 を学んでいる人は、絶対に法律に反するような行動はしません。なぜなら、彼 ことわざ らはみな「善い人」だからです。中国の諺に、次のようなものがあります。 叩かれた人は叩き返しはしない。あなたが人を罵っ 「あなたが人を叩いても、 ても、罵られた人は罵り返しはしない ですから、私の弟子たちは、自分が叩かれたり罵られたりしたら、ま ず第一に、自分自身を反省しようと試みます。法輪功のメンバーは、生涯を通 じて犯罪を犯すことなど絶対にあり得ないのです。 しかし、たとえ『法輪大法』の教えを間違って解釈していたにせよ、やはり何か ー」にもある、と考えるのが世 事件が起きた場合、一半の責任は「マスター・リ ののし
識階級の人間は迫害されがちなものであるが、毛沢東が自ら提唱し始めたこの自由な 精神風土のおかげで、彼の一家はのびのびとした明るい空気の中で毎日を送ることが できた。 既に李洪志は、 4 歳のとき、『仏家独伝大法』第川代の伝承人だと伝えられる″全覚 法師 , 自らの教えを受け、「真・善・忍」という字宙で最高の修煉を見事に成し遂げ た、と法輪功の高弟たちはロを極めて賛美している。その真偽はまた別の問題だとし ても、共産主義革命の最中にありながら、彼がかなり恵まれた精神修養の環境下にお かれていたということだけは、紛れもない事実のようである 8 歳にして「真・善・忍」の 宇宙真理に目覚める じゅじゅっ 法輪功の教典ともいうべき『法輪大法』にも様々な呪術的記述が出てくるが、それ えんげん らの淵源には中国古来の「道教」の影が色濃く反映されているように思える。しかし、 「法輪」という仏教のシンポルを表す言葉を高く掲げている事実から推しても、やは り最も大切な基本部分は「仏教ーに根ざしているのではあるまいか。李洪志を最初に さなか
円 2 て、自殺したケースです。この男は、前から精神を病んでいたのです。私は、 この通り、ここにちゃんと生きており、毎日のように直接『法輪大法』を説い ているのですから、何もわざわざあの世まで探しに行く必要はないわけです。 1 億人以上も修煉者がおり、しかも今でも毎日のように何百人という新しい 入門希望者が詰めかけて来ているのですから、中には頭のおかしな人が混じっ ていても不思議ではないでしよう。しかも、本当に錯乱したのは、いま申し上 げた、たったの 2 例だけです。 それを、政府当局者は、あたかも何千という人々が「李洪志に騙されてバタ ハタ死んでいる」などというプロバガンダにすり替えて、社会不安を故意に煽 り立てているのです。このこと一つを見ても、いったいどちらが「社会秩序の 破壊者」かよく分かるでしよう。 しかも、問題になった人は、 2 人とも、決して法輪功の修煉のせいで錯乱し たのではなく、初めから精神を病んで病院に通っていたのです。私は、常日頃 から、ビデオでも、講話でも、「精神を病んでいる者は、法輪功の修煉を積ん ではならない と、厳しく指導していますし、また、この私の教えに背いて、 狂乱したり、自殺したりする者は、初めから『法輪大法』を学ぶ資格はなく、
160 したがって、今日、われわれが「常人」の立場に立って、これらの深遠なことを研 究し理解しようと思っても、とうてい無理なのです。「常人ーという次元や立場、思 想、境地からでは、どうしても本当のことは理解できません。私が人々を「より高い にほかならな 次元」へと導こうとしているのも、それ故なのです。気功は、「修煉 いのです。 要するに、現在「気功 . と呼び慣わされているものは、「修煉」のことなのです。 それなのに、なぜ「気功ーという言葉が用いられるようになったのか ? それは、例 の「プロレタリア文化大革命」と密接な関係を持っています。今日のような気功が中 国の民衆の間に深く浸透し始めたのは文革の半ば頃であり、やがて文革の後期になる と一大ブーム期を迎えるようになりました。しかし、何しろ先史時代から連綿として 受け継がれ、封建時代を経てきた「修煉ーのことですから、「修道大法ーとか「金剛 禅 , 「羅漢法」「修仏大法 . 「九転金丹術」などといった極めて古めかしい呼び名ばか りでした。そのままでは、たちまちまちのうちに文革の嵐の中で吊し上げられてしま うというので、多くの気功師が頭をひねったあげく、『丹経』と『道蔵』の二経の中 から適当な 2 文字を拾い出してきて「気功ーと名付けたのです》
114 易しい入門書『転法輪』 法輪功の精神的支柱はもちろん『法輪大法』であるが、非常に難解な教義なので、 あまり高い教育や教養に恵まれていない人々や、文字を読み書きできない内陸部ない へきち しは山間僻地に住む農民たちにとって、理解するのは至難のわざである そこで、創始者である李洪志が自ら各地を回って直接噛んで含めるように易しく説 いたものを一冊の書物にまとめた『転法輪』という本が、今や修煉を志すものにとっ ての必読書 ( 教典 ) のようになっている 以下は、その『転法輪』 ( 英語では『 Zhuan Falun 』 ) の中から、最も重要なキーワ ードとおばしきものを抽出して、李洪志自らの口から聞いた言葉と照らし合わせなが ら、ごく簡単に解説してみたものである。第 6 章の『「気功」とは何か ? 』や、第 7 章の『最高指導者・李洪志の「丹田」にあるもの』、第 8 章『果たして、 1 億の門弟 は黙っているか ? 』などを読むにあたって、この「法輪功用語の基礎知識」ともいう べきものを頭に入れておけば、まさに眼光紙背に徹する眼力をもって「李洪志」およ 『法輪大法』の てんばうりん 0 0
146 大法 ) や道家が説いた道、修煉過程において自分が出会った苦難などを理解できるか どうか、また受け入れられるかどうか、自分が「修煉者ーであるということを悟れる かどうか、修煉過程においてこの法 ( 法輪大法 ) に従って実行できるかどうか、とい うことである。そして、そのような高い心性を「性と呼ぶ。 人間の「悟性」とは、修煉過程において出現するあらゆる次元、または李洪志師が 説いた特定のものや特定の法に対する、人々の理解の程度をいう。さらに根本的な 「悟」とは、命ある限り、修煉の最初から絶えず上へ昇華し、絶えす人間の執着心や 欲望をなくし、絶えす功を伸ばし、修煉の最後の一歩まで真っ直ぐに突き進むことで ある。 「徳」という物質が全部「功ーに演化されて、李洪志師によって準備された修煉の道 の終点まで昇りつめると、その瞬間、鎖がパッと全部炸裂して、「天目」がその人の いる次元の最高点に達するので、自分のいる次元の各空間の実像や、各時空の様々な 生命体の存在形式、各時空における物質の存在形式、宇宙の真理が見えてくる。そし て、「神通力」が大いに顕れて、様々な生命体と通い合うことが可能となる。これこ そ、「大覚者」であり、「修煉して悟った人」なのである。
第 5 章 法輪大法』のキーワード 難解な教義の裏に隠されているもの ~ →い , 戸、第 議の・四 を抗力真 9 でメる ! 広る掲 翩ら本 議を彼根 邦会。の 連集ち義 のめた教 ン込者は ' ン味功忍月 ワの法善年