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検索対象: 信者一億人法輪功の正体 : 最高指導者・李洪志直撃インタビュー
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1. 信者一億人法輪功の正体 : 最高指導者・李洪志直撃インタビュー

114 易しい入門書『転法輪』 法輪功の精神的支柱はもちろん『法輪大法』であるが、非常に難解な教義なので、 あまり高い教育や教養に恵まれていない人々や、文字を読み書きできない内陸部ない へきち しは山間僻地に住む農民たちにとって、理解するのは至難のわざである そこで、創始者である李洪志が自ら各地を回って直接噛んで含めるように易しく説 いたものを一冊の書物にまとめた『転法輪』という本が、今や修煉を志すものにとっ ての必読書 ( 教典 ) のようになっている 以下は、その『転法輪』 ( 英語では『 Zhuan Falun 』 ) の中から、最も重要なキーワ ードとおばしきものを抽出して、李洪志自らの口から聞いた言葉と照らし合わせなが ら、ごく簡単に解説してみたものである。第 6 章の『「気功」とは何か ? 』や、第 7 章の『最高指導者・李洪志の「丹田」にあるもの』、第 8 章『果たして、 1 億の門弟 は黙っているか ? 』などを読むにあたって、この「法輪功用語の基礎知識」ともいう べきものを頭に入れておけば、まさに眼光紙背に徹する眼力をもって「李洪志」およ 『法輪大法』の てんばうりん 0 0

2. 信者一億人法輪功の正体 : 最高指導者・李洪志直撃インタビュー

第 7 章 最高ま者・李澆志の「月田」にあるもの 独占直撃インタピュー 「法輪功は宗教ではなく単なる気功集団」と強調した李洪志氏 ( 1999 年 7 月 )

3. 信者一億人法輪功の正体 : 最高指導者・李洪志直撃インタビュー

鮖ぎるほど当然な成り行きであった。 ちなみに、知識階級に属する父親が筆舌に尽くせない迫害を受けて重い病の床につ き、やがて苦しみ悶えながらこの世を去ったのも、それから間もなくのことであった、 4J し、つ 李洪志、 「気功」の看板に身を隠す しかし、その「魔女裁判ーにも似た狂熱の嵐も、 1976 年 9 月 9 日の毛沢東の死 去とともに、嘘のように消え去ってしまった。 若気の至りで、一時は妄信していた「文化大革命」も、所詮は江青ら「四人組」の 醜い権力争いの片棒を担がされているだけだ、と悟った李洪志は、運動から遠ざかっ た。彼が幼少の頃からのめりこんでいた「精神修養」の問題にまで紅衛兵たちはロを 挟んできて、 「ありとあらゆる古いものを打ち壊さなければならないのだー などと絶叫するのを目のあたりにして、李洪志は本能的に、 もだ スーレンバン

4. 信者一億人法輪功の正体 : 最高指導者・李洪志直撃インタビュー

第履章 救国の救世主か、壮大な詐欺師か ? 法輪功の創始者「李洪志」の生い立ちを探る 北京市内の書店には「指名手配」とされた李洪志 氏の写真を掲載した本が並ぶ ( 1999 年 9 月 )

5. 信者一億人法輪功の正体 : 最高指導者・李洪志直撃インタビュー

195 第 7 章最高指導者・李洪志の「丹田」にあるもの 間の常識というものでしよう ? 李洪志私が中国本土で実際に法輪功を教えた期間は、わすか 3 年足らすです。そし て、その後、 4 年間というもの、私は一度として法輪功のメンバーと直接的に 接触したことはないのです。彼らはみんな、黙々と自分自身で修煉を積んでお り、私が彼らに何かを命令したり強制したりすることなど、全く考えられもし ないことなのです。 とはいえ、既に実際に中国全土で何十万人という貴方の弟子たちが逮捕・投獄さ れ、厳しい尋問や拷問を受けて、無理矢理「改心」させられたり「洗脳」された りしています。そして、あくまでもあなたの教えに忠実で節を曲げない人ほど、 ひど 酷い目に遭わされています。 あなた自身は、そのような忠実な弟子たちを救い出すために、具体的に何かし ているのですかフ 李洪志前にも申し上げた通り、数の力を借りて抗議デモに立ち上がったり、こちら の方から積極的、具体的な攻撃を仕掛けることはできませんし、またやりたく もありません。

6. 信者一億人法輪功の正体 : 最高指導者・李洪志直撃インタビュー

183 第 7 章最高指導者・李洪志の「丹田」にあるもの 大革命のときなどは、権力者側が意図的に戸籍を書き換えてしまうようなこと も、よくありました。私は、後になってそのような″間違い〃を正しく訂正し かいざん ただけであって、決して政府が一言うような「戸籍改竄ーなどではなかったので す。ましてや、旧暦の「 4 月 8 日に無理矢理こじつけようなどという気持ち は全くありませんし、釈迦牟尼と同じように見られること自体がとても耐えら れません。 ほう、李洪志は釈迦牟尼をも超えていると ? いえ、そんな自己顕示的な意味ではなく、次元が全く違う、ということを言 李洪志 いたかっただけです。 いずれにしても、いまだにマルクス主義に凝り固まっている共産主義政府の 要人たちは、何とか私のことを「邪教」の教祖だとか「秘密結社、の頭目のよ うに思わせて、何が何でも抹殺したいと狂奔しているようですが、知る人ぞ知 るで、中国の人民もどちらが正しいか、心の中ではみんなよく分かっているの だと思いますよ。むしろ、そのような気持ちを自由に表現できないような雰囲 気を作っているほうこそ、逆に大きな問題ではないでしようか

7. 信者一億人法輪功の正体 : 最高指導者・李洪志直撃インタビュー

と思ったからこそです。『法輪大法』は、 性に少しでも近づいてもらいたい、 やれ唯物論だ、やれ唯心論だ、といったようなイデオロギッシュなものではな く、そんな低い次元の考え方から完全に解き放たれた、もっともっと高い次元 をめざしたものなのです。だからこそ、権力闘争みたいなこの世の執着心から の 完全に昇華して、超然としていられるのです。 る あ 明「李洪志は釈迦牟尼気取りだ」 という批判に対しては ? の 志 むほんぎ 李 たとえ本人にその気 ( 権力奪取、国家転覆などの謀反気 ) がなくても、信奉者の 者 数が増え、いわゆる「全体の意思」として、「このままでは祖国 ( 中国 ) がダメ 導 指 になる」と言い出して、みんなが決起を迫ったりしたら、もともと「組織」がな う ) 」う 最 「烏合の衆」みたいなもので「鉄の規律」のようなものも存在しない以上、マ 章 スター・リーとしても抑えようかないのではないでしようか ? 第 李洪志あなたは、「ディサイプルー ( 弟子 ) たちに対する私 ( マスタ 1 Ⅱ師 ) の力を 過小評価している。私自身が「法輪、をみんなの体内 ( 丹田 ) に植え付けるこ たんでん

8. 信者一億人法輪功の正体 : 最高指導者・李洪志直撃インタビュー

193 第 7 章最高指導者・李洪志の「丹田」にあるもの もちろん私の「弟子」 ( ディサイプルⅡ d 一 sc ぎ一 e ) などとは呼べない、と厳しく 言い聞かせています。みんな、そのことはハッキリとわきまえているはずです。 弟子の不始末や暴走の 責任をどこまで取れるのか ? いまや、「マスター・リーの教え」は、インターネットやその他様々の電子通信情 報網を通じて、世界中を駆けめぐっています。つまり、情報が勝手にひとり歩き し始めているわけで、もはやあなた一人のカではどうしようもない面もでてきて いるのではないか、と思うのですが ? たとえば、一部の急進派が、中国共産党や政府機関の蝟集している中南海に再 び集結して、より過激な示威行動に出たりする危険性はますます増大しているの ではありませんか ? そうなれば、「第ニの天安門流血事件」に発展することは 目に見えていますね。 1999 年 ) の 4 月のデモですら、私は全く事前に知らされてはいま 李洪志今年 ( せんでした。それなのに、江沢民総書記は、公然と「李洪志が動員命令をかけ ししゅう

9. 信者一億人法輪功の正体 : 最高指導者・李洪志直撃インタビュー

189 第 7 章最高指導者・李洪志の「丹田」にあるもの 加の一途をたどっているという厳然たる事実にあるのではないでしようか ? 李洪志共産党員といえども人間ですからね、自分が考えている理想の社会と現実に、 すなわち国家の名前によって遂行していることの間に、余りにも大きなギャッ プがあったりすると、良心的な人々ほど何かに頼りたくなるのはごく自然のな りゆきだと思います。 また、枢要の地位にある人々も、西側世界のレベルに較べると信じられない くらい安い給料しかもらっていませんし、そのような中で周囲に汚職や賄賂な ど、汚いことが渦を巻いていることを知れば知るほど、疑問や不満が募ってく るのは当然でしよう。 江沢民国家主席の目からみれば、まさに「獅子身中の虫」ということになり、居 ても立ってもいられないでしようね。法輪功に帰依して心性を高める修煉を積め ば積むほど、「唯物主義」一辺倒の社会主義化政策にはこれ以上っいていけない という気分が強まり、共産党の言うことよりマスター・リーの言うことを聞くと いった場面が急増してくるでしようしね。 李洪志たとえそうだとしても、私は、それが悪いことだとは決して思ってはいませ いっと

10. 信者一億人法輪功の正体 : 最高指導者・李洪志直撃インタビュー

「マスター・リーを拉致・奪還せよ ! 」 刻々と忍び寄る中国諜報機関の魔手 いきりたっ 1 億人の信徒たちの怒 ことここに至っては、もはや滞米中の李洪志も、 りを一方的に抑え込むことは全く不可能な状況に追い込まれてきた。 もともと法輪功は、「自発的に修煉を積むーことを最大の目的にした極めて自立的 な気功集団であり、世界各地に散在する数万か所の修煉場もそれぞれ自然発生的に生 まれたもので、運営は一切現地のボランティア ( 積極的な修煉参加者 ) たちにまかさ れていて、当然その活動に必要な経費は自分たちでまかなう、という徹底的な「独立 採算制 , が大原則となっている。したがって、いかにカリスマ的な始祖であるとはい え、李洪志が直接指導にあたったり、指示を出したりすることは全くあり得ない。あ くまでも、マスター・リーは 1 億人の修煉者たちの「精神的な師」すなわち「幻のカ リスマ」でしかないのだ。 にもかかわらず、江沢民は、 「元凶である李洪志を捕らえさえすれば、あとはどうにでもなる」