バッファロー - みる会図書館


検索対象: 生息地をまもる
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1. 生息地をまもる

の つ っ ど 家 . のうぎよう せいそくち せかいじゅう おお 農業は、世界中の多くの生息地を傷つけてきました。たとえは、かっ てのアメリカとカナタの草原地帯 ( プレーリー ) には、バッファローが 生息していたのですが、いまでは、おもに小麦などを栽培する耕地が一 面に広がっています。 そうげんちたい さいばい いち せいそく ひろ ドいイを ・つ・みゼい / 三一、 , 第第尊洋第 : をい ド、、感 , : をい多を ラ ; き , : ィをン 第にツハ : : ・い第ィー 」第い、 ) 旅物 -1 せいそくち △農業をしながらでも、新しい生息地をつくることができま やそうきようかいちたい ひと はたけ す。野草の境界地帯も、その一つです。畑のまわりに、作 ばしょのこ せいそくち 物のない場所を残すだけで、そこが生息地になります。 0 野生生物にやさしい農業 せいそくち 小っかっ ヨーロッパやカナダ、そしてアメリカ のしげみなどの生息地を復活させるとと しぜんはかい じんこうてきのうやく では、農業による自然破壊をへらそうと もに、人工的な農薬をあまり使わないよ しんりん する農家が増えてきました。森林や低木 うにしています。 あたら のうぎよう もつ のうぎよう やせいせいぶつ のうぎよう つか のうか ていほく

2. 生息地をまもる

かんが ち 生息地の問題をいっしょに考えよう す もの せいそくち ねったいうりん みつりん 0 「生息地は生き物たちの住まい」 いため、うっそうとした密林となる熱帯雨林 す ちきゅう りくちめんせきやく は、地球の陸地面積の約 7 % を占めるだけで わたしたちが住まいをもっているように、 いじよう もの す ちきゅうじようせいそく 生き物たちも、「住まい」をもっています。そ すが、地球上に生息する「種」の 40 % 以上 す せいそくち あっ の「住まい」を、生息地といいます。ところ が集まっている、といわれています。ところ にんげん せいそくち ねったいうりんしゅ ねったいりん が、いま、その熱帯雨林を主とする熱帯林が、 が、その生息地が、いま、人間のまちがった かつどう はかい せかい 活動のために、世界の各地で破壊されていま 毎年、ものすこいいきおいで失われているの せいそくち もの にほん はかい ねったいりん す。生息地が破壊されると、生き物たちは、 です。毎年、失われている熱帯林は、日本の こくどめんせきやく けいさん 生きていけなくなります。そうすると、生き 国土面積の約 3 分の ] にあたり、計算すると、 もの ′ゞん しゆるい ぶん 「 ] 分ことに、サッカーグランド 40 個分」の 物たちの種類がヘり、その数もへってしまい ます。そのことに気づいた世界の人々は、い 約 24ha になります。そのようないきおいで せかいかくち どうしよくぶっせいそくち せいそくち うしな まん 1 万 7000 種 ま、世界の各地で、動植物の生息地をまもる 生息地が失われるため、毎年、 よそく こうどう かん せいぶつぜっめつ まんしゅ から 5 万種の生物が絶滅する、と予測されて ために、行動をおこしています。この巻では、 せいそく しんりん どうしよくぶっせいそくち はかい ねったいりん います。熱帯林をはじめとする森林を、生息 動植物の生息地がどのように破壊され、どの まな えいえん ち ようにまもられようとしているかを、学んで 地をまもるためにも、永遠にまもってゆきた いきましよう。 いです。 し、 し まいとし うしな かくち うしな まいとし ぶん かず せかいひとびと き まいとし こうどう のうか 0 「何ができるのか ? 」 0 「行動する農家」 せいかっゆた にんげん まんねんまえしよくせいかっゆた やせい どうしよくぶつ 人間は、いまから約 ] 万年前、食生活を豊 野生の動植物は、わたしたちの生活を豊か たいせつ せいかっかんきようひと あんてい かに安定させるため、農業をおこなうように にしてくれる、大切な生活環境の一つでもあ のうち どうしよくぶっせいそくち なりました。しかし、そういった農地は、以 ります。だから、動植物の生息地をまもるこ しんりんそうげん せいかっかんきよう どうしよくぶっせいそく ぜん やせい 前は、野生の動植物の生息する森林や草原で とは、わたしたちの生活環境をまもることに どうしよくぶっせいそくち のうち ひろ した。だから、農地が広けられるようになる もなります。しかし、動植物の生息地は、わ にちじようせいかっさんぎようかつどう ぶたい ちか どうしよくぶっせいそくち たしたちの日常生活や産業活動の舞台の近 とともに、野生の動植物の生息地は、ますま はかい くにあるため、どうしても、破壊されやすく す失われるようになったのです。アメリカと にちじようせいかっ せいきいこう カナダでは、 ] 7 世紀以降、東部から西部にむ なります。わたしたちは、日常生活や産業 どうしよくぶつ かいたく すす かつどう 活動を広げながら、それと同時に、動植物の かって開拓が進められるようになり、それに どうしよくぶっせいそくち せいそくち ともなって、野生の動植物の生息地であった 生息地をまもっていかなくてはなりません。 そうげん しんりん 森林や草原が、ものすこいいきおいで失われ どうぶつ ぎせい 0 「森林よ永遠に」 るようになりました。その犠牲になった動物 きんだいてきのう どうしよくぶつ しんりんじゅもく ひと の一つが、バッファローでした。近代的な農 森林の樹木の下には、さまざまな動植物が ねったいりんなか かがくひりようのうやく たいりようつか せいそく かんき 生息しています。熱帯林の中でも、乾季がな 去が、化学肥料や農薬を大量に使うようにな のうぎよう し、 うしな さんぎよう せいぶ とうぶ ひろ やせい うしな えいえん しんりん

3. 生息地をまもる

岩 と りよくち し せいそくち はかい 0 「都市の緑地をまもる」 ったことも、生息地を破壊することになりま せいそくち はかい どうしよくぶっせいそくち した。しかし、生息地を破壊することは、自 「都市には野生の動植物の生息地などはな せいかっかんきよう おも はかい 分たちの生活環境を破壊することにもなる、 い」、と思っていませんか。とんでもありませ ひとびと とうきようと やせい ということに気づいた人々は、いま、野生の ん。東京都の 23 区にも、野生の動植物の生 どうしよくぶっせいそくち そくち りよくち ひりつ 動植物の生息地をとりもどすために、さまざ 息地になる緑地があり、その比率は 22 % に こうどう かいし ひびやこうえん としんぷ まな行動を開始しています。日本の農家でも、 たっしています。都心部にある日比谷公園や せいそく こうきょひがしぎょえんめいじじんぐう でんえんちたい もり ふつかっ 「ホタルが生息できる田園地帯の復活」をめざ 皇居東御苑、明治神宮の森などには、さまざ かくち こうどう おとず かいし やせい どうしよくぶつ す して、各地で行動を開始しています。 まな野生の動植物が住みつき、訪れる人々を なこませてくれています。都市には、公園の 0 「生息地と観光」 ほかに、川の土手や住宅の庭など、さまざま やせいせいぶっせいかっ くうかん 野生の動植物の生息地は、多くの人々を引 な「野生の生物が生活できる空間」、すなわち かんこうち さいきん じんこうてき きつける魅力にあふれ、観光地になっている ビオトープがあります。最近は、人工的なビ こうてい がっこっ ところが少なくありません。ケ二アのマサイ オトープを、校庭につくる学校も増えていま こくりつほ せいそくち りよくち マラ国立保護区は、サバンナを生息地とする す。そのような「都市の緑地をまもる」こと けっかてき やせい どうしよくぶっせいそくち ライオン、ゾウ、キリン、バッファローなど も、結果的には、野生の動植物の生息地をま おおがたどうぶつ まぢか こくさいてき の大型動物が間近にみられるため、国際的に もることになるのです。 ゆうめい かんこうち ほ 有名な観光地になっています。この保護区の こくりつ ロ「海岸の保護」 となりには、タンザ二アのセレゲンテイ国立 こうえんひろ やせいどうぶつ あねったいかいがん うみ もり 公園も広がり、野生動物たちは自由に行き来 熱帯から亜熱帯の海岸には、「海に浮かぶ森」 そだ しています。ケ二アとタンサ二アにとっては、 のようにみえる、マングローブの林がよく育 やせいどうぶってんごく たいせつしゅうにゆうげん お 「野生動物の天国」は、大切な収入源になっ っています。そこでは、マングローブの落ち ば びせいぶつ かんこうきやく ぶんかい ています。しかし、観光客が増えすきたため、 葉が微生物によって分解されてプランクトン こざかな しせんはかい サファリー用の自動車などによる自然破壊が のエサになり、プランクトンを求めて小魚な たいせつしゅうにゆうげんうしな ざかなもと みずどり 進み、大切な収入源が失われようとしていま どが集まったり、小魚を求めてカ二や水鳥な かんこうきやく や ども集まったりしています。マングローブの す。おおぜいの観光客を受けいれながら、野 はやし ねん おきだいじしん 生の動植物をどのようにまもるか。その課題 林は、 2004 年のスマトラ沖大地震のときに にほん えんがんぎよそん つなみさいがい おお おぜがはら もんだい は、日本の尾瀬ヶ原などでも、大きな問題に は、沿岸の漁村を津波災害からまもってくれ とうなん せいそく なっています。みなさんのまわりには、「生息 ました。ところが、いま、東南アジアなどで ち かんこう もんだいちよくめん ようしよくち もくたんせいさん やせいどうしよく 地と観光」の問題に直面している、野生動植 は、工ビの養殖池をつくったり、木炭を生産 ぶつ ばやしつぎつぎ 物の生息地はありませんか。ありましたら、 するために、マングローブ林が次々と切られ ねったい かいがん 調べてみましよう。 ています。熱帯から亜熱帯の海岸には、色と やせい じ ぶん き どうしよくぶつ せい く やせい にほんのうか ひとびと ん せいそくち じゅうたく かわ ひとびと どうしよくぶっせいそくち おお やせい ひ みりよく く く かいがん ほ じゅう ねったい き つ はやし ふ と あっ あっ う どうしよくぶつ せい かだい せいそくち き あねったい いろ 31