なぞなぞ - みる会図書館


検索対象: SOS!海底探険
22件見つかりました。

1. SOS!海底探険

「わからないことを調べながら、なぞなぞをといてい くのです」 「なぞなぞはとくいよ ! 」アニ 1 が言った。 「なぞなぞは、ぜんぶで四つあります。こたえは、そ れぞれ、一つの英語のことばだということを、おばえ ておいてください」 モ 1 ガンが、ケ 1 プのひだの中から、巻き物を取り だした。 「これに、一つめのなぞなぞが書いてあります」 つぎに、本をさし出して言った。 ほんばしょ 「マジック・ツリーハウスで、この本の場所へ行って み / 、にさい。 こたえが見つかるでしよ、つ。こまったとき には、本を見るといいわ」 ほんみ ひと ひと ほん しら なか ものと

2. SOS!海底探険

。力し 「そんなことしたら、それこそ、貝がいやがるわ」 「そうだね。 みずなか アニ 1 は、貝を、そっと水の中にもどした。 「こまったなあ。なぞなぞのこたえがオイスターでいいのかどうか、たしかめ に、つほ、つ る方法はないかなあ」 「モ 1 ガンは、『そのときはわかる』って言ってたわ。ツリ 1 ハウスにもどっ てみましよう ! 」 お ジャックは、ずり落ちためがねをあげた。 ふたりは、くっ下とスニ 1 カ 1 をひろって、ツリーハウスの中にはいった。 ものひろ ツリ・ 1 ハウスの床に、モ 1 ガンがくれた巻き物が広がっていた。 み 「お兄ちゃん、見て ! 」アニ 1 が言った。 そこに書いてあったなぞなぞのことばが、消えている。そのかわりに、銀色 の文字で、こう書いてあった。 か した ゆか なか ぎんいろ 4

3. SOS!海底探険

「チビスケ、このかばんを、そこの草むらに置いてくれ」 ある ジャックは、プ 1 ツがきつくて、あいかわらす、まともに歩けなかったが、 おも も、っそんなことは、なんとも思わなかった。 / 、さ じぶん 草むらに、スリムのかばんと自分のリュックを置くと、その横に、ドサッと きぶん すわりこんだ。からだはつかれきっているか、気分はとてもいい アニ 1 も、そばに来てすわった。 かえ 「サンセットが、お母さんのところに帰れて、ほんとによかったわ」 「うん、そうだね」 そら じめんね ジャックは、リュックを枕にして地面に寝ころんだ。空は、満天の星だ。 「これで、なぞなぞがとければ、一言うことないんだけどな」 おも ジャックはふと、 ( そうだ、スリムに聞いてみよう ) と思った。 「ねえ、スリム。こ、つい、つなぞなぞを、知ってる ? 『どこからともなく、わ こ、んき たしのさみしげな声が聞こえる。わたしは、なんでしよう。なんでしよう かあ まくら よこ まんてんほし 136

4. SOS!海底探険

みつ 「一つめのなぞなぞはとけた。あと、三つだ」ジャックが言った。 「でも、つぎの巻き物がどこにもないわ」 を」よ、つ えかえ やす 「今日は、もうくたくただ。家に帰って休んでから、また来よう。それに、服 もかわかさないと」 ぜんしん ふたりとも、くっ下とスニーカー以外は、全身びしょぬれだった。 みず ジャックのリュックからも、まだ水がしたたり落ちている 「これも、かわかさないと、ね」 ほん ばしよお アニ 1 は、『海のすべて』の本を、日の当たりそうな場所に置いた。 それから、ふたりは、なわばしごをおりた。 もり たいよう きんいろひかり なか 昇ったばかりの太陽の、金色の光が、森の中にさしこんでいる 歩きながら、ジャックが一一一口った。 「もうすこし気をつけてさがせば、なぞなぞのこたえは、すぐに見つけられた 、刀し んだ。あの貝は、さいしよからあそこにあったんだから」 ひと うみ もの した し、力し ・・・ S 〇 S ! 海底探険

5. SOS!海底探険

きみわる 気味が悪いほど、シ 1 ンとしている。 「見て、お店があるわ」 ゅび しよくひんざっか アニ 1 が、たてものの一つを指さした。かんばんに《食品・雑貨》と書いて 、つ ある。店は、それくらいしかない。 きっと、なんでも売っていたのだろう なかみ 「中を見てみない ? なぞなぞのこたえが見つかるかも」 みせまえ ふたりは、店の前のポーチに足をかけた。 おと ゅ : 力い / ポ 1 チの床板が、ギ、ギイ 1 ッと、大きな音をたてた。 入り口のドアは、ちょうつかいかはすれている。ふたりは、中をのぞいた。 ほこりくさいし、クモの巣だらけだ。 、んじゃないかな : : : 」ジャックか言った。 「はいらないほうか、しし 「ここに、なぞなぞのこたえがあったら、どうするの ? さっと見るだけよ」 おお 「わかったよ」ジャックは、大きくため息をついた みせなかあし ふたりは、おそるおそる、店の中に足をふみ入れた。 ぐち みせ みせ ひと あし おお なか

6. SOS!海底探険

「お兄ちゃん。なぞなぞのこたえは、もしかすると、イルカじゃない ? 灰色 かたち で、かんたんな形をしていて、心のなかに美しいものをもっている : 「石のようにかたく、っていうのは、どうなるんだい ? イルカのからだは、 なめらかだし、そんなにかたそうじゃないよ」 「そういえばそうねえ」 とお そのうちに、イルカは、からだをひるがえして、遠ざかっていった。 「待って ! 行かないで、スーキー ! 」 アニ 1 が呼んだが、イルカたちはもどってこなかった。 カえ 「ばくたちも、そろそろ帰ろう」 こころ うつく ししろ

7. SOS!海底探険

思いがけないおくりもの ジャックとアニーは、窓から外を見た。 ゅうひ ーもーり・ 夕日か、フロッグクリークの森のむこ、つに、 かくれよ、つとしている こや ものお 小屋のすみには、一つめのなぞなぞの巻き物が置いてある ものま アニーは、持っていた巻き物を巻きなおすと、そのとなりにならべて置いた。 ふた 「あと、二つね」アニーが、つぶやいた。 せいぶかいたくものがたり ジャックは、『アメリカ西部開拓物語』の本をリュックから出し、ほかの本 どんどんはやくなる しす やがて、なにもかもが止まり、静かになった。 なにも聞こえない。 おも ひと ま そとみ ほん ほん 152

8. SOS!海底探険

長いあいだにつみかさなって、サンゴ礁ができる。 うみ、つえかおた 大きくなったサンゴ礁が、海の上に顔を出して、島になることもある ものし ちい ジャックは目を丸くした。ここは、、 月さな生き物の死がいでできた島なのだ。 ジャックは、リュックからノ 1 トとえんびつを出して、書きとめた。 ー〕 / サンゴ礁 " サンゴの死がいが、つみかさなったもの こ、んき そのとき、アニ 1 の呼ぶ声が聞こえた。 「お兄ちゃん、来て ! これを見て ! 」 かお ジャックは、顔をあげた。 「なぞなぞのこたえが、見つかったのかい ? 」 かたち おも 「ちがうと思うわ。だって、かんたんな形じゃないもの。でも、お兄ちゃんの 気に入りそうなものよ」 なが おお めまる しよう しよう しま ・・・・ S 〇 S ! 海底探険

9. SOS!海底探険

せつめい 「ちがうよ。こだま、エコ 1 だよ」ジャックが説明した。 きよう、」 / \ おと いわかべ 「峡谷の岩壁に、音がぶつかって、はねかえってきたんだ」 くちりようて おおごえ そのとき、スリムが、ロに両手をかざして、大声でさけんだ。 「わたしは、なんでしよ、つ ! 」 こえ すると、どこからともなく、声がひひいた でしよ、つ 「・ : : ・なんでしよ、つ ! でしよ、つー 「・ーー・そうだったのか ! 」ジャックは、よ、つやく気がついた。 ひ 「なぞなぞのこたえはーーー」アニ 1 が、引きとって言った。 ど、つじ 「エコーだリ」ふたりは、同時にさけんだ。 みあ ジャックは、ふりむいて、スリムを見上げた。 「スリムは、さいしよからこたえがわかってたんだね ? 」 スリムは、にやっと笑っただけだった。 わら 4 146

10. SOS!海底探険

およ おも と思って、だまってたんだ。そのかわり、泳ぐスピ 1 ドをあげたのさ。ばくが およ おも スピ 1 ドをあげれば、アニ 1 もはやく泳ぐと思って」 およ 「わたしも、スピードをあげたの。わたしがはやく泳げば、お兄ちゃんもがん おも ばるだろうと思って」 およ 「じゃあ、ふたりで二倍はやく、泳いだってわけだ ! 」 ジャックは、なんだかおかしくなった。 「これから、どうする ? 」アニ 1 か聞いた。 かえ 「うちへ帰ろう」 「でも、なぞなぞのこたえが、見つかってないわ」 そうだった ジャックはため息をついた。 リュックから、ノ 1 トを出してみた。びしょぬれだ。 うみほん 海の本も、ぬれてしまった。 み ・・・・ SOS ! 海底探険