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検索対象: ヴェネツィア : カフェ&バーカロでめぐる、12の迷宮路地散歩
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1. ヴェネツィア : カフェ&バーカロでめぐる、12の迷宮路地散歩

イタリアはフランスと並んでワインの大生産国で、 20 ある州の それぞれに固有の葡萄から作られるワインかある。なかでも ヴェネト州はトップランクの生産量を誇リ、発泡性の白ワイン、 プロセッコやヴァルポリチェッラ、アマローネなどの赤ワイ ンもあまねく知られている。ヴェネッイアでは近郊のフリ ウリやトレンティーノのワインなどもよく飲まれる。 白ではピノ・グリージョ、トカイ ( フリウラーノ ) 、マ ルヴァジア、シャルドネ、ソーヴィニョン、赤はカベルネ、 メルロ、ピノ・グリージョなど元々はフランス原産が DO ( 指定になっており、高品質のワインがある。また、 ラボーゾやレフォスコなど土着品種のワインも人気 が高い。変わったものにフラゴリーノがあるが、 19 世紀にアメリカからフランスに持ち込まれイタリアに も広がったフイロキセラという害虫に強い葡萄の品 つぎき 種で、接木の台にするために移植されたアメリカ 原種の野生品種の葡萄だ。ワインに仕立てると野 イチゴのような香りがあリ、イタリアの現在のワイン 法では製造販売が禁止されているがヴェネッィアの バーカロではラへルを貼られることもなくこっそりと 売られていたリする。ある意味、黙認されている幻 のワインなので、ヴェネッィアに行ったおリにはぜひ 味わってみたい。 また、バーカロで飲まれるものとして、カンバリや アヘロールを炭酸水で割ったスピリツツや、葡萄の果 汁を搾って残った皮を発酵させてアルコール分を蒸留さ せて造るグラッパなどがあるグラッパはヴェネッィア近 郊にバッサーノ・デル・クラッ / ヾという町があリ、ナルディー ニという老舗の製造者直営のバールにはヘミグウェイもしば しば訪れ、彼の作品の中にも登場している。 粋に楽しむためのマナー バーカロは観光客で溢れ返 るウエネッィアで、地元の人が 心置きなく楽しめる場所でもあ る。旅の恥はかき捨てといっ た傍若無人なふるまいは控え、 粋に楽しみたい。特にバンコ ( カ ウンター ) での立ち飲みは、注 文は速やかに、友人やグルー プで行ったら大声で話したりし ない。他のお客にスペースを 譲るなど周囲にも気配りをして、 あまり長居はせず次の店へとは しごを楽しむ。 できるだけ、高額の紙幣は 出さないよう 5 ユーロ、 10 ユー ロ、 20 ユーロ札とコインを用意 しておくとよい。 ヴェネッィアの お酒事情 6 タバコについて イタリアは法律で飲食店内で の喫煙は禁止されている。タ バコを吸いたくなったら外へ出 る。その点では日本よりも進ん でいるし、イタリア人は驚いた ことにちゃんと守っているのた。 ( 乾杯 ! ) 135

2. ヴェネツィア : カフェ&バーカロでめぐる、12の迷宮路地散歩

①路地を曲がったら野良猫と遭遇②持ち主が 次々と不幸に見舞われるという怖い伝説がある ダリオ館 0 大運河沿いにあって白大理石の低 い建物が眼を引くべギー・グッゲンハイム美術館 0 フランスの詩人で作家のアンリ・ド・レニエが 住んた家 された。まだ代の若き建築家、 バルダッサーレ・ロンゲーナの設 計案が選ばれ工事が進められた か、主祭壇を作る前に他界して しまし、 1687 年アントニオ・ ガスパリより完成した。フアサー ド前の広い階段から眺めるカナ ル・グランデやドウカーレ宮殿 などの眺めはサン・ジョルジョ・ マッジョーレからの眺めに肩を並 べる。サルーテ教会から海の税 関まで歩けば、左にサン・マルコ、 右にサン・ジョルジョ・マッジョー レの素晴らしい眺望か広がる 小死の劇場と 賠殺者の小路 サルーテ教会の左手にトラ ゲットの乗り場があるので対岸 に渡り、広場をまっすぐ進むと フェニーチェ劇場の裏の運河に 出るフェニーチェ劇場はその 前身であったサン・ベネディット 劇場か 17 7 4 年に焼失し、 1792 年に再建した劇場で、

3. ヴェネツィア : カフェ&バーカロでめぐる、12の迷宮路地散歩

地球の歩き方 『 GEM STONE 』シリーズの ご案内 既刊 ホルネオネイチャーアイランド メキシコデサインホテルの旅 近刊予定 ( ※タイトルは変更の可能性があります ) 022 北京古い建てもの見て歩き 021 ウィーン旧市街とっておきの散歩道 020 田崎真也のシャンバン・ブック 緑につつまれて、ハッピー & ラブリーを探す旅 019 アイルランド 写真家高砂淳ニが案内するハワイ・オアフ島の大自然 018 ピュア・オアフ 017 バリの手帖とっておきのお菓子屋さん & バン屋さん ~ 四季折々の物語を訪ねて 016 京都半日とっておきの散歩道 015 モナココート・タシュールの高貴な輝き 014 スパへようこそ 013 東京六花街芸者さんに教わる和のこころ 012 日本酒入門蔵元を訪れ美食を楽しむ 心地よいアジアのリゾート 30 選 011 アジアンリソート「プールブック」 010 チェンマイに溺れる 009 日本の森と木の職人 008 京都絵になる風景銀幕の舞台を訪ねる 007 クロアチア世界遺産と島めぐり 006 風街道シルクロードをゆく ー関東とその周辺ー 005 心を揺さぶる桜の名木 100 選 フランスを旅する 10 の物語 004 極上ホテルからの招待状 003 キューバ革命と情熱の詩 002 御朱印でめぐる鎌倉の古寺 001 バリの手帖とっておきの散歩道

4. ヴェネツィア : カフェ&バーカロでめぐる、12の迷宮路地散歩

、上天井まで ウ 7 一子棚いつばい に並べられ物、 ア , たワインや ロア リキュール、 カリ Z ウイスキー オ タ - などを見れ・ - ャ トばここは酒 ジ ロ屋であるが、 。フ客のほとんどはその反対側のカ のウンターに向いて立ち、チケッ ティをつまみながらワインを飲 ロ んでいる。物静かな店主とその カ 息子、母親がチケッティの小料 理を作っては客に渡しているや アり取りを見ていると、日本の下 はうふつ 町風景を髣髴とさせる。海外で も知られているようで、イギリ スやフランス、ドイツの観光客 にも人気がある この界隈は見所も 多く散策の途中に 立ち寄るには最適 の店である 午 0 0 0 圧 住凵日 0C0 、 0 ふらリと入リやすい雰囲気の店内 、いい 3 古い家並みが続く路地 ハンタロンとは 工の一 に前面ガラス張りのモダ ・近くにある教会 カ ンなデザインの店に驚く。 の名前だが、ゴル 入り口を開けるとハリー ドーニ作の「コメ ーの桃のカクテル、 ディア・デラルテ」 ン べツリーニをコピーして の登場人物でもあ ロ ュワ - 今では世界中に広まった ノ〃こ」占る。店のシンポルにもその ン ピンク色のポトルがデイロ信人名道化師が描かれている。そ と スプレイされ、チョークタ〃 イ トたれにしても最近のヴ、ネ ン炻 ツィアの移り変わりは激し }Q でドリンクや料理のメ ニューが書かれた黒板な く、 1 、 2 年来ないでいると す ジり いつのまにか店の経営が変 見ど流行のワイン・バー風で ある。ヴェネッィアもいっ ) 工わわったりしている。この店 までも古色蒼然とした伝 大ーもそうで、どことなく日本 統だけでは商売にならな 人を思わせる遠慮がちで物 い時代になったらしい新 静かな対応の店長にどこか しさを求めるか、古きよき ら来た人かと聞いてびつく 時代のノスタ り、なんと経営者はエジプ ルジアを味わ ト人の家族だった。料理は 典型的なヴェネッィア料理 うか、幻世紀 のヴェネッイ で味もなかなか良い。モダ アだ。 ンな「インプロンタ・カフェ」 と、お好みでどちら かを選べば良い 1 モダンな店内。左がカウンタースペース CAFÉ 住 Dorsodu 「 0 3815 / 3817 041-2750386 日 7 : 00-2 : OOam 日 ロ回コ曰 落ち着いた店内では、ゆっくリと 食事が楽しめる 住 Do 「 sodu 「 0 3958 ロ 041-710849 日 9 : 00-15 : 00 / 18 : 00-23 : 00 なし