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検索対象: SURFIN' LIFE (サーフィンライフ) 2006年 05月号 [雑誌]
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1. SURFIN' LIFE (サーフィンライフ) 2006年 05月号 [雑誌]

31stTHE QUIKSILVER 粮 MEMORY 0F ED 田 E U 2016 6 年越し、史上最大級のビッグウェイブで開催された “ザ・エディ” ハワイの伝説のビッグウェイバー、エティ・アイカウの魂を讀えるため、 ふさわしい大波が立った時にのみワイメアベイで開催される、。ザ・クイックシルバー・イン・メモリー・オブ・エディ・アイカウ " 沈黙する事 6 年余り、 2016 年 2 月 25 日、遂にその日は訪れた。 Photos&Captions: Brian Bielmann Text: Dave WasseI

2. SURFIN' LIFE (サーフィンライフ) 2006年 05月号 [雑誌]

4th シェイミー ・ミッチェ ) レ (AUS) 4 位となったジェイミーッチミッチェルは、間違いなく優勝を狙ってい たサーファー。ここ数年はビッグウェイブサーフィンだけに邁進し、世界中の どのビッグウェイブポイントに行こうとも、トップ 5 のひとりと言われるほどの 存在となっている。トドス・サントス、マーヴェリックス、ワイメアと場所を問 わずにチャージするミッチョは、ビッグウェイブコミュニティにとって欠かせな いサーファー。怖いもの知らずなアプローチにより、多くのファンを持つ。 3 「 d シェーン・ドリアン (HAW) あらゆるタイプのサーファーから世界トップのビッグウェイバーとして認められ るシェーン。ロス同様、イベント中盤ではリードを保っていたので優勝が囁か れていたが、後一本が足りずにタイトルのチャンスを逃した。勝敗に関係な く、波がヘビーになれば必ず印象的なライディングを披露するシェーンは、ジ ャイアントサイズのワイメアであっても落ち着いたサーフィンを見せた。 5th ケリー・スレーター (USA) 5 位という結果に終わったものの、今シーズンのエディにおける勝者といっ て過言ではないのがケリー。ケリーにとって今回のエディは非常に感情的 なものであり、他界したばかりのプロック・リトルにパフォーマンスを捧げる べく大波に乗った。「プロックにチューブライドを捧げたかったんだ。目的 を果たせたって思ってるよ」と、涙をこらえながらケリーは語った。この日チュ ーブをメイクしたのはケリーのみで、親友であったプロックが素晴らしい波 を届けてくれたのだろう。 R 」 . P. プロック。 Brian Bielmann Brian Bielmann Brian Bielmann 6th マクアカイ・ロスマン (HAW) ビッグウェイブワールドチャンピオンとしてエディに出場したマクアは、称号 に恥じぬサーフィンを見せた。ハワイアンのプライドを背負いハードなチャ ージを見せたマクアは、 1 本のみならす、 2 本もこの日最大級の波をキャ ッチ。 6 位に相応しし、サーフィンであり、サーフファンからして見れば、マク アの掴んだ波がハイライトであったのは疑いの余地が無い。 8th メイソン・ホー (HAW) サーフファンにとって愛されキャラのメイソン。楽しむ事を追求し、時代を先 取りしたアプローチで波に乗る姿勢は最高の一言。とてつもなく怖ろしい ワイメアでさえ、楽しそうに見せてしまうのはメイソンならでは。ジャイアント ウェイブでも遊ぶかのように攻め、今回のイベントで最も印象に残るワイ プアウトは強烈であったが、 1 ~ 50 フィートのコンディションでも世界トッ プレベルのスキルを持っことを証明してみせた。愛してるぜ、メイソン 7th テイプ・ワッセル ( HAW ) 誰からも愛されるディブ。ディブがビッグボードにワックスを塗っていれば、 必ず何か素晴らしいことが起きるまでのカウントダウンが始まる。ワイメア に関するディブの知識は、ディブをあまり知らないサーフファンさえも魅了 した波選びが示していた。ライフガードのディブは、エディでサーフしただけ ではなく、非番であったにも関わらず、ウォーターパトロールが落ち着いて 選手の安全を守れるように尽力した。今回の記事、素晴らしい原稿はディ プによるもの。 Tom Servais Brian Bielmann Brian Bielmann 9th シェイミー・オブライエン (HAW) ボディポード、浮き輪、ソフトトップ、ウォータースキーと、想像できるあらゆる 乗り物を使ってワイメアでサーフする JOB 。 99 % のサーファーが怖すぎて サーフしない波でも遊び場に変えてしまう。そんな JOB が、トップ中のトップ が集まった今回のエディにおいて 9 位という成績を残し、本格的なビッグウ ェイバーであることも証明した。 llth マーク・ヒーリー (HAW) 長きに渡り、ワイメアと言えばこの人ありといった存在で知られ、ワイメアで レフトを攻める数少ないサーファーであるヒーリー。今イベントではレフトに チャージすることはなかったものの、恐ろしくへビーなビッグサイズの波を 果敢に攻めていた。サーファーの中のサーファーであるヒーリーは、仲間か ら愛されるのと同じく、コンペティションでは対戦相手から恐れられる存在。 1 h アーロン・ゴールド ( HAW ) この日のトップ 3 と言われる最大級の波の一本を掴んだのは、アンダーグラ ンドチャージャーのアーロン。ジョーズのパドルインで過去最大級の波に 乗った最近の実績により、エデイへと特別招待されたのだが、まさに妥当な 判断であった。今回の活躍を目の当たりにし、これまではアンダーグランド だったかもしれないが、どのビッグウェイブポイントであっても、その日の最 大サイズの波に乗る可能性が高いサーファーとして認識されたことだろう。 それほどの実力を備えているがアーロンなのた。 107

3. SURFIN' LIFE (サーフィンライフ) 2006年 05月号 [雑誌]

. トこ、を第第ドトー . ハら囈、、 0 いこト ディブ・ワッセルは初めてエディに出場してストークしていた。彼は子ど もの頃からの夢を叶えた事に、未たに信じられない気持ちだろう。ディブ はキャンディストアにいる子どものように、この日たくさんの波を掴んだ 素敵なスウェルをありがとう、フロック・リトル。見守ってくれてありがとう、エティ・アイカウ 午前 5 時にワイメアに到着すると、夜明けを待つ ビーチからは耳をつんざくような歓声が上がる。 2 噴出したホワイトウォーターのみ。耳に聞こえてくる ギャラリーが 1 万人ほど集まっていた。風は穏やかだ 週間前の 2 月 IO 日、同じ場所に集まったのだが、ス のは、唸り声のような波のブレイク音のみ。 が、海はホワイトウォーターでグチャグチャな状態。 ウェルの到来が遅れてイベントはキャンセルとなり、 ラインナップまでのバドリングは、決して簡単では 夜明け前でありながら、 10 分毎にべイを覆い尽くす 誰もがトボトボと帰路についた時とは比べ物にならな なかった。そのため、ケリー・スレーターを含む私の クローズアウトがブレイクしていることが分かった。 い。ついにこの日が来た。肌や脈打つ心臓から興奮を ヒートでは 7 名全員が、ジェットスキーに乗ったハワ 腹部には緊張感が走りだし、思わず姉をギュッと抱き 感じた。潮風を深く吸い込み、プロックに向けて頭を イアンウォーターバトロールのアシストを利用した。 しめた。ワイメアまで車で送ってくれた姉に感謝を告 高く上げた。 一旦ラインナップに到着すると、思っていた様子とは げ、私たちは何枚か記念撮影を行った。すると、ワイ 世界中から集まった 28 名が、母なる自然と対峙す 異なっていると気付く。洗濯機という言葉が相応しい メアにいることも忘れ、再び落ち着きを取り戻すこと ることになる本日。南アフリカのグラント " ツイギー ほどの状態であった海。沸騰したお湯のように海面は に。その後、唯一海水が押し寄せてなく、ギャラリー ボコボコとなり、こんなコンディションを目にしたの が立ち入ることのできないライフガードタワーへと向 は初めてだった。いつものように陸地の目印を定める かった。 と、モンスターウェイプが我々の 200 メートル沖合 これから IO 時間、仲間と共にヒュージサイズのワ でブレイクし、ホワイトウォーターがべイを覆い尽く イメアへとバドルアウトし、途中途中、パワーを回復 した。サーファーは深く潜り、ジェットスキーは岸へ させるためにこのタワーへと戻ってくることだろう。 と逃げる始末。今日は海が主役で、母なる自然がボス ビッグウェイプに乗れば気持ちは高まってくるけれど、 といったところだろう。 ライフガードのバートナーや、家族の存在が気持ちを 波を乗り切るライディングは素晴らしいものの、ギャ 落ち着かせてくれる。 ラリーを圧倒させるのは強烈なワイプアウト。 50 フィー ビーチでは、 6 年間開催されなかったエディの話題 トの水壁からサーファーが落下すると、ギャラリーから でもちきり。私にして見れば、これまでの人生を通し は悲鳴にも似た叫び声が上がる。その声は、渓谷の壁 て待ち続けた瞬間。補欠リスト入りするため、世界中 史上 9 人目のザ・エディの優勝者は、ジョンジョン・フローレンス。どん からこだまし、ラインナップにも届いた。叫び声から察 な波でも乗りこなす力ジュアルなスタイルは、誰にも真似出来ない のビッグウェイブハンティングを行うこと 15 年、招 して、ギャラリーはワイプアウトを好んでいたようだ。 待サーファーになるのにさらに 5 年を要した。そして べイカー、日本の脇田貴之、ハワイのジョンション・ 今日という日を迎えると、海は幸せそうと言うより、 フローレンスといった出場者はみな、厳選されたサー イベントは終わりを迎え、 23 歳のジョンジョンフロー いくばくか怒りの様相を見せ、非現実的に思えた。 ファーだ。才能や限界をブッシュする強い思いに加え、 レンスが優勝を飾ったものの、みんなの心を掴んだの 一週間ほど前にプロック・リトルが他界したので、 工ディ・アイカウのようなアロハスピリツツを持ち合 は 66 歳のクライド・アイカウだった。工ディの弟のクラ 我々の大半は普段ほど心が高揚しなかった。ケリー わせているのかがポイント。つまり、謙虚でありなが イドは、今回をもって最後の出場にすると発表したもの スレーター、シェーン・ドリアン、私などの世代に らハードなチャージを見せ、自分より周りを優先する の、毅然とした態度で顔には笑顔が溢れていた。 とって、プロックは良き先輩であったので喪失感が大 気持ちを重んじ、進んでリスクを受け入れる心構えが きかったのだ。今回の猛烈なスウェルが、「プロック・ あるのかが吟味されるのだ。 その晩、帰宅してべッドに入った私は、少しだけ祈 スウェル」と呼ばれたのは相応しいと言える。太陽が 第ニヒートに出場する私は、第一ヒートのサー りを捧げた。「みんなを無事に守ってくれてありがと 地平線を昇り始めると、クライド・アイカウが「本日、 ファーの様子をチェックすることにした。しかし、ラ う、エディ・アイカウ」、「素敵なスウェルをありがと イベントを開催する。 lFEddie Would Go リ」と宣 = イフガードタワーに上がっても、ほぼサーファーの姿 う、プロック・リトル」と。今日という日は、一生忘 する声が聞こえた。 は見えなかった。目に映るものは、波がブレイクして れられない一日となるだろう。 Tom Servais 第 1 ー .000.00 104

4. SURFIN' LIFE (サーフィンライフ) 2006年 05月号 [雑誌]

22nd ネイサン・フレッチャー サーフィン界の超人と言えるネイザン。 10 代の頃からワイメアにチャージし ているし、世界における偉大なオールラウンドサーファーのひとりとして名 前を挙げられる存在だ。ビッグウェイバーとして周りからは非常に尊敬され て、常軌を逸脱したジャイアントサーフの映像を記録として残している。今 年のエディでは運に見放されてしまったものの、ネイサンのビッグウェイブ アタックは、サーファーやファンから高く評価されている。 21st クライド・アイカウ ( HAW ) 工ディの弟という理由だけに留まらず、エディを最も体現しているクライド。 歳にして、イベント開始前のビーチやヒート中、堂々たる存在感を示して いた。誰からも好かれるクライドは、みんなの心の中では今回の優勝者だろ う。有終の美となった今回のパフォーマンスで、サーフィンに於けるハワイ王 室にて、さらに確固たる地位を築いた。これ以上の幕引きはない。 23 「 d サニー・カルシア (HAW) サーフィン王室の一員であり、生涯工ディに招待され続けるであろうサニ 今回は波運に恵まれなかったが、サニーが出場しているだけでハワイア ンサーファーは大いに盛り上がった。常に優勝を期待されるサニーは、ワイ メアでサーフすることは少ないにも関わらず、ハードなチャージを見せてく れた。 26th グレッグ・ロング (USA) 前回のエディでは、ファイナルヒートでベストウェイブを 4 本揃えるという、ド ラマのような展開で優勝を果たしたグレッグ。今回は思い通りの展開とは 行かなかったものの、ピアヒ・チャレンジとトドス・サントス・チャレンジで の好成績により、 2015 / 2016 シーズンのビッグウェイブワールドッアーで ワールドタイトルを獲得している。グレッグがサーフィンを続ける限り、サ・ 工ディに招待され続けるだろう。 24th ピーター・メル (USA) 過去のエディでは複数回に渡ってトップ 5 入りしているピーター。現在、ビッ グウェイブワールドッアーのコミッショナーや WSL コメンテーターの仕事に 専念しているものの、ビッグウェイバーとしてのスキルに衰えはない。今回 は波選びに失敗したものの、出場サーファーとして相応しい存在であるこ とは証明してみせた。 25th カラ・アレクサンダー (HAW) どんなポードも乗りこなす才能溢れるウォーターマンであり、特にビッグウェ イブで真価を発揮するカラ。今回のエディでは、マクアと共に波のリップに 捕まる強烈なワイプアウトを強いられ、普通のサーファーであれば海から上 がっているほど酷いレベルであった。しかし、再びラインナップへと戻り、ハ ードなチャージを繰り返したのはタフなカラならでは。 2 h ノア・ションソン (HAW) 工ディの過去優勝者であるノア。しばらくビッグウェイブの表舞台から離れ ていたものの、ノアはエディにおける過去最大級の勝利と伝えられる年の 優勝者であるため、今回の出場も妥当であった。今年のエディでは、ファー ストヒートで早々に負傷してしまったが、自身のスポットをベンに譲るという 素晴らしいスポーツマンシップを示した。 28th ヘン・ウイルキンソン (AUS) 工ディのファーストヒートで負傷したノア・ジョンソンに代わり、イベント開 催中に 1 ヒートだけの参加で出場が決まったペン。 1 ヒートしか出場してい ないので順位は低いが、べンにとって大切だったのは、世界有数のビッグ ウェイブイベントの補欠サーファーとして初めて招待され出場できた事実。 途中参加ではあったものの、べンにとって何事にも変えられない経験とな った。 27th トム・キャロル (AUS) 工ディでは最年長クラスのコンペテイターながら、トップレベルに君臨する キャロル。グーフィーフッターにとってワイメアを乗りこなすのは容易ではな いが、ハードなチャージでレジェンドとしての地位を確立している。パーフェ クトなスタイルでジャイアントウェイプに数本乗ったものの、最終的にトップ 争いへと食い込むことはできなかった。 109

5. SURFIN' LIFE (サーフィンライフ) 2006年 05月号 [雑誌]

Brian Bielmann EDDIEINVITEE 伝説のイベントに参加した、 栄えある招待選手たち ザ・エディに出場するには、ビッグウェイブライディングのスキルとともに サーファーとしての高潔な魂が必要とされる。そうして選ばれし者達を、 解説者として今イベントを世界中に発信していたクリス・コーテに紹介して貰おう。 Photos: Brian BieImann, Tom e v is Text: Chris COte クライドがサークルの真ん中でエディの魂を祝福 し、皆のために神の恩恵を祈る。その日、皆が思し を同しくし集まる、地球上で最もスピリチュアルな ー ' 場所。私はどんな状況でも恐れる事を知らない ー伏なウオタをン達とともにいる栄誉を受けた。リこ了、 . 、一 ーースへクトと苳↑ - 彼らはインスビレニシ当。ンをンエ ビ、、 , グウェ子一 Brian Bielmann 2nd ロス・クラーク・ショーンズ (AUS) 工デイイベントでは最年長クラスのコンペテイターとして、年齢は数字に過ぎない ことを証明したロス。ヒートでは大きな存在感を示し、モンスターウェイブをねじ伏 せることで、ジョンジョンに僅差のリードを許すまではトップの座に就いていた。今 回の結果が決定的な事実となり、今後も世界トップレベルのビッグウェイバーとし て君臨することだろう。 lSt ションション・フローレンス ( HAW ) “サ・エディ”に優勝した事で、どんなサイズの波であろうがベストサーファーであ る事実を世界中に知らしめたジョンジョン。モンスターウェイブを何気なく乗りこな して優勝を果たすだけでなく、ワイメアで一切のカみすら見せないリラックスムー ドは圧巻の一言。イベント前後において、終始落ち着き払った態度を見せていた し、品のあるスピーチはアロハスピリットに満ち溢れていた。世界で一番人気のサ ーファーたる所以を示したと言える。 106

6. SURFIN' LIFE (サーフィンライフ) 2006年 05月号 [雑誌]

15th リーフ・マッキントッシュ ( HAW ) 16th コール・クリステンセン (HAW) 雄牛の角を掴むかのように、エディでは危険なほどのビッグウェイブを掴ん ノースショアローカルで、ワイメアや周辺のアウターリーフで何年もサーフ だビッグなリーフ。バックドアやオフサウォールで圧倒的なサーフィンを見 してきたコール。たったひとりでのセッションが大半で、カメラも無ければビ せるだけに、ワイメアでもリーフの勇姿を見れて何よりだった。ジャッジやフ ーチで歓声を上げるファンもいない。そんなソウルサーファーから、ハード ァンも、すっかりリーフのライディングに魅了された。各ヒートで 3 本しか波に コアなコンペテイターへと気持ちを切り替えるのは容易ではなかったはす 乗らなかったが、 4 本目に乗っていたならば、 15 位以上のランキングとな だが、エディでは見事に魅せたので、来年の開催があるのなら、必ずや招 っていただろう。 待されるサーファーと言える。 14th イアン・ウォルシュ (HAW) ハードなトレーニングを積み、 30 フィート以上でのサーフィンとなれば技術 面で光る存在のウォルシー。ジョーズ、マーヴェリックス、ワイメアのどこで あっても存在感は変わらず、波のサイズが上がるほどに真価を発揮する。 工ディでもハードなチャージを見せ、翌日にはジョーズで同様のチャージを 繰り返したウォルシーは、まさにビッグウェイブヒーローであり、来年もワイメ アに迎え入れられることは確実。 12th 脇田貴之 (JPN) 日本とハワイのどちらでもレジェンドサーファーであり、ハードなチャージを 見せるエディ招待選手のべテランである脇田。脇田はお気に入りの / ヾイプ ラインで有名な存在であるものの、ワイメアでも他の招待選手の誰にも引 けをとらないビッグサイズに乗り、今回のパフォーマンスは見たものの目に 焼き付く印象を残した。リビングレジェンドの名に相応しい存在だ ! 1 歌 h コア・ロスマン (HAW) 今年のエディでは、並み居るルーキーの中でも突出していたコア。一本目 から、大半のサーファーならばコンテストを棄権するほど致命的に見えるワ イプアウトをしたにも関わらず、再びバドルバックしてきたコアは、来年の工 ディに招待されるのに十分なビッグサイズに乗ってみせた。コアが今後も サーフィンを続ける限り、おそらく招待され続けるであろうと思われるほど好 印象を残したと言える。 17th グラント・ヘイカー (ZAF) ビッグウェイプにおいてはベストサーファーとして知られるだけに、 16 位と いうランキングは残念な結果となったツイギー。ビッグウェイブコンテストで は、常に忍耐強くグッドウェイブを待ち続け、上手くいく時もあるのだが、今 回は裏目に出た。ツイギーはわずか数本しか乗らず、一本は 80 ポイントの ハイスコアを出したが、後が続かなかった。次こそは本来の力を発揮してく れるだろう ! 1 針 h ラモン・ナヴァロ ビッグウェイプシーンにおいてリスペクトされるべテランであり、バドルアウト すれば確実に見せ場を作るラモン。今回は巨大な波で 66 ポイントというソ リッドスコアをマークしたものの、ワイプアウトやポジションの問題から思い 通りの展開には至らなかった。けれども、素晴らしいパフォーマンスを披露 してくれたし、他のサーファーはラモンのようなサーフヒーローと共にワイメ アで波をシェアできたことは喜び以外の何物でもなかっただろう。 18th プルース・アイアンス (HAW) 工ディの過去優勝者であり、ファンからは絶大な期待が寄せられていたブ ルース。ヒートでは順調な滑り出しを見せたものの、その後はほとんど波に 乗れず、この結果に終わった。ただし、エディではすでに優勝を果たし歴史 に名を刻んでいるので、今回優勝する必要はなかった。ショアブレイクのバ レルにチャージしたブルースのウイニングライドは、みんなの記憶の中から 消し去ることができないほどのインパクトを残しているのだから。 2 h ダニロ・コウト (BRA) アルビー・レイヤーの代わりとして、急遽工ディ参戦が決まったブラジル出 身のダニロ。ダニロは当日最大級であった一本を掴み、優勝は遠かったも のの、 XXL アワードの「 Ride of The Year 」のノミネーションには十分過 ぎる結果となった。今回のチャージを見る限り、来シーズン以降は少なくと もワイルドカード出場といった形でワイメアに戻ってくるだろう。 108

7. SURFIN' LIFE (サーフィンライフ) 2006年 05月号 [雑誌]

ロス・クラーク・ジョーンズ ( 左 ) とジェイミー・ミッチェル ( 右 ) 。このふたり は、地球上で最も恐れ知らずなサーファーたち。分厚く恐ろしいこの波に乗 る事は、並のサーファーにとってはあり得ない話だが、彼らはこれを求めて いる。ヘビーであればある程良いらしい。ロスはサ・エディがワイメアで行 われるようになった初回から出場。優勝経験もあり今回は第 2 位となった。 ジェイミーは 10X ワールドバドルポードチャンピオン。彼らは本物である

8. SURFIN' LIFE (サーフィンライフ) 2006年 05月号 [雑誌]

ブイ情報を見て真っ先に考えたこと。 " 工ディ開催にはサイスが大き過ぎる” 午前 3 時、アラームの音で起床。数年振りとなる最 大級のスウェルがハワイ沿岸に押し寄せているのだが、 何とか 6 時間の睡眠を確保できた。心は落ち着き払い、 幸せな気持ちに包まれパソコンでブイ情報をチェック しようと思うが、まずはコーヒーから。 今日みたいなジャイアントサーフともなれば、普段 は心が乱れる。眠りにつけず、不安から体は震え、最 悪な事態も想定するので、太陽が昇ってくる頃には精 神的に疲弊している。でも今日はいつもと違い、驚く ほどリラックスしている。私にとって初出場となる、 由緒正しきビッグウェイブイベント、 " ザ・エディ " に参加するのに 沖合のブイ情報によると、 26 フィート / 16 秒なの で、波のサイズはフェイスで 50 ~ 60 フィートくら いだろう。スウェルの規模は想像の域を越えていて、 「ブイ情報は正しいのか ? 」、「情報測定時にブイでゴ ジラがジャンプしたのではないか ? 」と思えるほど。 何にせよ、ブイ情報を見て真っ先に考えたことは、工 ディ開催にはサイズが大き過ぎるという点。

9. SURFIN' LIFE (サーフィンライフ) 2006年 05月号 [雑誌]

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10. SURFIN' LIFE (サーフィンライフ) 2006年 05月号 [雑誌]

イプアウト。クライ・アイカウが手前で見ている所が良い。イベント開催 がコールされる前、波が大きすぎると気を揉んでいた運営陣に、「今日は ビッグウェイブのイベントたろラ」と発破を掛けたという。 Twiggy Wentl ( 右上から反時計回りに ) ケリーは午前中のうちにクレイジーなコンディ ションに慣れていった。そして午後にはプロックに導かれて、 - ワイメアのバ レルをゲットした / クライド・アイカウはみんなのヒーロー。広い波のフェ咆、 イスを転げるような大きなワイプアウトの後い歳のクライドはこのパー ーーフェクトな波を掴んだ。第 1 回目のエディに参加してから今回で 31 回目を 迎え、この度、今イベントでのサーフィンから身を引く事を決めた。クライドー は誇り高いハワイ王室の人間のようだ / 水中撮影を終え、べイの周りを 歩く。イベントの始めの頃、ジョンジョンの後についていたが、みんなが彼 を取り巻き、讃えていた。あの日、何万もの人々がノースショアに訪れた。 きっと、一度に集まった人数の最高記録を作っただろう / このスウェルは プロックがもたらしたと信している。イベントに関わるすべてのサーファー ローカル達は旅立った愛すべき同胞に敬意を表した / イベントの終わり 際、セーフテイバトロルはいくつかの波をサーファー達とシェアした。こち らの写真のサーファーはネイサン , フレッチャーとべン・ウイルキンソン " 都霍退を引皿盟面准海国い