国ナースプレ幻高齢者ケアに強くなる ! 3 寝つきが悪い原因は生活習慣にあり ! 紹介。特にチェックシートのどこに注目すれば 寝つきの悪さは、日中の運動不足、夕方以降 よいか、生活習慣を改善してもらうための目標 の居眠り、部屋の明かりをつけたままの就眠な の立て方についてポイントを絞って解説してい ど、生活習慣と深く関係していることが考えら ます。 れます。ここでは、寝つきに問題のある患者さ んへの「生活習慣チェックシート」の活用例を 第 1 回寝つきに問題のある患者さんには チェックシートを活用してみよう ! 解説 . 田中秀樹 ( 広島国際大学心理科学部教授 ) https://nursepress.jP/213778 回 回 DATA 睡眠日誌で問題点を探る を書いてもらうことで問題点がわかり、改善ポ 寝つくまでにどれくらい時間がかかったか、 イントもみえてきます。睡眠日誌を活用して、 眠ってからはぐっすり眠れたか、うとうとして 患者さんの睡眠や生活リズムの改善をサポート いたか、ほとんど眠れなかったか、眠りの程度 する方法を学びましよう。 は患者さん本人にしかわかりません。睡眠日誌 回回 第 2 回複合型の睡眠障害には「睡眠日誌」を活用してみよう ! 解説 . 田中秀樹 ( 広島国際大学心理科学部教授 ) https://nursepress.jP/213809 睡眠障害を改善する昼寝の取り方 質を悪くするタ方以降の居眠りを減らすため 日中、ウトウトと眠そうな患者さんをみるた に、昼寝はいつ、どれくらい取ればよいか、長 びに、夜間に眠れなくなってしまうからと昼寝 く寝てしまうのを避けるにはどうすればよい を我慢するように伝えていませんか ? 時間を か、すっきりとした目覚めを助ける飲み物は何 選んでの短時間の昼寝は睡眠障害の改善に有効 であることがわかってきました。夜間の睡眠の かを紹介しています。 第 9 回昼寝を活用しよう ! 高齢者の睡眠障害 解説 . 田中秀樹 ( 広島国際大学心理科学部教授 ) https://nursepress.jp/213859 回・・回 DATA NURSE SEN 2016 VOL36. No. 11 57
国ナースプレ幻高齢者ケアに強くなる ! その症状、加齢じゃなくて薬が原因かも ? 薬剤の種類によっては、高齢者特有の症候 ( 薬 とも大切です。ここでは、薬物に起因する 3 つ 剤起因性老年症候群 ) をもたらすことがありま のリスク ( 転倒・転落、せん妄、抑うつ症状 ) を取り上け、症状を引き起こしやすい薬剤とそ す。高齢の患者さんにふらっきや転倒、抑うつ、 の特徴について解説しています。 己憶障害がみられた場合は、加齢による症状と 決めつけす、服用している薬をチェックするこ 高齢者の服薬に起因する 3 つのリスク 解説 . 秋下雅弘 ( 東京大学医学部附属病院老年病科教授 ) https://nursepress.jP/213609 ニ = ロ DATA 4 ケーススタディで実践的な服薬指導を身につける ! 糖尿病で内服薬による血糖コントロールをし どう対応しますか ? 高齢者は複数の疾患を抱 ていた F さん。認知症を発症後、インスリンの え、内服薬の種類・数ともに多くなる傾向があ 高齢者 導入を検討することになり、インスリン注射の り、対応や管理も難しくなります。ケースに対 する解決方法を読んで、実践的な力を身につけ 管理をどうするかが問題となりました。 F さん 。困った ' ' の意思を確認すると、自分でインスリン注射を ましよう。 するといいます一一一あなたならこの患者さんに 第 5 回服薬指導困難が想定される患者さんへの対応 解説 : 佐藤典子 ( 順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター老人看護 専門看護師認知症看護認定看護師 ) https://nursepress.jP/213825 薬剤による急変を見抜く ! 高齢者は加齢に伴い予備能力が低下するた というケースが少なくありません。薬剤による め、薬剤の影響を受けやすいといわれています。 症状の変化を発見するには何に注意すればよい ところが症状が出にくく、さらに認知症や認知 のかがまとめられていて、急変対応のスキルと 機能の低下により意思の疎通が難しい場合もあ 知識が高まります。 るため、気づいたときには重篤化していた ! 最終回急変につながる高齢者のリスク【薬剤の影響】 解説 . 前田孝子 ( 東京都健康長寿医療センター医療安全室専任リスクマネージャー看護師長 ) https://nursepress.jp/13102 DATA NURSE SENKA 2016 VOL36. No. 11 59
国ナースプレ高齢者ケアに強くなる ! 嚥下機能を評価する力をつける ! のほか、「改訂水飲みテスト」や「反復唾液嚥 高齢者に起こりがちな摂食・嚥下障害。事前 下テスト」での評価方法も紹介しています。患 に徴候を把握してリスクを回避したいもの。こ 者さんの全体を包括的にみる大切さについても こでは、患者さんのロの中が乾いていないか、 触れていて、嚥下機能を評価する力が身につき 声の大きさや言葉の明瞭さ、舌の動きといった ます。 摂食・嚥下障害を予測するための観察ポイント 【摂食・嚥下障害】アセスメントの 3 つのポイント 解説 . 外塚恵理子 ( 筑波メディカルセンター病院看護師長摂食・嚥下障害看護認定看護師 ) https://nursepress.jP/206435 回、 DATA むせが収まっても油断は禁物 ! る原因は何が考えられるのか、食形態の見直し 誤嚥しても吐き出すことができない患者さん 方、食事介助時の環境の整え方や体位の工夫、 は、肺炎や窒息を招くおそれがあるため、吸引 食器の選び方のポイント、そして誤嚥時の対応 やハイムリック法などによる早急な対応が求め を学んで、明日からのケアに活かしましよう。 られます。さらに、むせが収まったあとのケア も忘れてはいけません。むせが起こりやすくな 第 14 回摂食・嚥下障害のケアと予防のホイント 解説藤崎寿美恵 ( 東京都健康長寿医療センター 5 階西病棟主任 ) 解説最上由紀子 ( 東京都健康長寿医療センター 5 階西病棟次席 ) https://nursepress.jp/1643 回・回 4 4 誤嚥による急変を防ぐ ! もむせを起こせない患者さんに対する、むせ以 嚥下機能が低下している高齢者には、つねに 外の症状から誤嚥を発見するポイントを通し 誤嚥からの窒息や誤嚥性肺炎のリスクがつきま て、誤嚥による急変を防ぐ方法を解説していま といます。記事では、喉に詰まりやすい食べ物、 誤嚥を起こしやすい意識状態、誤嚥を起こして す。 第 28 回急変につながる高齢者のリスク【窒息】 解説 . 前田孝子 ( 東京都健康長寿医療センター医療安全室専任リスクマネージャー看護師長 ) https://nursepress.jP/7997 DATA ロ -. ロ 55 NURSE SENKA 2016 VOL36. No. 11
ナースプレ幻高齢者ケアに強くなる ! せん妄で認知症が悪化する可能性も 緊急入院する高齢者の半数以上にみられる 続期間、日内変動などに焦点をあてて比較して " せん妄 " 。急激に発症するものが多いといわれ います。きっとすぐ治るだろうと甘くみている と、もともと潜在していた認知症が悪化してく ますが、なかにはうつ病や認知症と鑑別しづら るケースなどもあり、なかなか侮れないのが、 いものもあります。記事では、特に見分けにく せん妄。適切な初期対応のためにも特徴を知っ いアルツハイマー型認知症、うつ病、せん妄の 3 つを並べ、発症の仕方、初期症状の特徴、持 ておきたいものです。 【認知症】と【せん妄 / うつ】は、どう鑑別すればいい ? 解説 . 田中和子 ( 筑波メディカルセンター病院看護師長老人看護専門看護師 ) https://nursepress.jP/206193 回、 DATA 4 うつ病と認知症の違いを見極める ! まったく異なる病態をもつ認知症とうつ病で え、例えは・・物忘れ " に対し、うつ病では「わ すが、どちらも高齢者に発症しやすい特有の疾 からない」とはっきり意思表示をするのに対し、 認知症でははぐらかすなど、微妙な表出の違い 患であるとともに、症状の一部が似ており見分 もあります。似ている部分と異なる部分を把握 けづらいことも確かです。また、早期発見のポ イントやコミュニケーションの取り方など、対 して、適切なケアにつなけたいものです。 応の仕方にも似ている部分があります。とはい 回・回 第 26 回うつ病・認知症のケアのホイント 解説 . 白取絹恵 ( 東京都健康長寿医療センター認知症看護認定看護師 ) https://nursepress.jp/1777 認知症患者さんへの対応力を高める 不安や不穏、動揺など、さまざまな症状を示 う、安静などの制限を理解することができない、 不安や動揺があって集中できないなど、認知症 しがちな認知症の患者さんとのコミュニケーシ ョンは難しいものです。特に治療に影響が及ぶ が原因となって臨床現場で生じてくる、患者さ んとの難しい場面を集め、対処法を紹介してい 場合には、患者さんのペースに合わせて流して しまうわけにもいかす、適切な対応が求められ る記事です。 てくるためです。ケアや治療を拒絶されてしま 状況別 ! 認知症患者さんへの対応のヒント 5 つ 解説 . 高木明子 ( 東京慈恵会医科大学附属病院精神看護専門看護師 ) https://nursepress.jP/8388 51 NURSE SENKA 2016 VOL36. No. 11 DATA ロ ロ
服薬管理・指導に 強くなる ! 高齢者は薬の作用や副作用が強く出てしまったり、内服薬の種類・数ともに多くなる傾向があり、 管理や指導が難しいと感じた経験をもつ人も少なくないかもしれません。 安心・安全な服薬をサポートするために、高齢者の身体機能を理解することからはじめましよう。 0 0 薬物有害作用から高齢者を守る ! 若年成人には有効性が高い薬剤も、高齢者は のためです。この記事で、なせ高齢者に薬物有 加齢による代謝・排泄機能の低下、多剤併用な 害作用が起きてしまうのか、特徴はどのような どにより、薬物有害作用が出現しやすくなりま ものかを知って、服薬管理や指導、ケアを変え す。薬剤の添付文書に「高齢者への投与で注意 ましよう。 を要すること」と注意喚起がされているのもそ 高齢者に薬物有害作用が起こりやすい理由とは ? 解説 . 秋下雅弘 ( 東京大学医学部附属病院老年病科教授 ) https://nursepress.jp/213545 DATA 回 1 回回 安心・安全な服薬をサポート 高齢の患者さんへの服薬コンプライアンスを 大切です。この記事では、これらの確認方法を 高めるには、看護師が高齢者を観察し、 1 人で 解説するとともに、薬剤効果の評価の仕方など、 服薬できるか、服薬方法を理解できるか、服薬 高齢者の服薬管理に必要なアセスメントボイン の目的や理由を理解できるかを確認することが トを紹介しています。 【服薬管理】アセスメントの 4 つのポイント 解説 . 田中久美 ( 筑波メディカルセンター病院看護師長老人看護専門看護師 ) https://nursepress.jP/206574 0 回 1 回・、回 58 NURSE SENKA 2016 VOL36. No. 11 https://nursepress.jp
国ナースプレ幻高齢者ケアに強くなる ! いつもの失禁ケアがトラブルのもとに ? 高齢者の看護において、欠かすことのできな の記事で、失禁のアセスメントの視点、適切な ケア用品の選択と正しい使用方法、予防的ケア い失禁ケア。ルーティンになりがちで、ケアに を学んで、トラブルを未然に防ぐにはどこを見 ついて振り返る機会もほとんどないかもしれま 直せばよいのかを再確認しましよう。 せん。しかし意外にも、いつも行っているケア がトラブルの原因になることもあるのです。 第 29 回高齢者の失禁ケアを見直す【前編】 解説 : 小林陽子 ( 東京都健康長寿医療センター皮膚・排泄ケア認定看護師 ) https://nursepress.jp/1789 丿 回・ DATA ロ . . 1 1 回 、回最終回高齢者の失禁ケアを見直す【後編】 解説 : 小林陽子 ( 東京都健康長寿医療センター皮膚・排泄ケア認定看護師 ) https://nursepress.jp/1791 1 骨突出部位におすすめのドレッシング材がわかる ! 筋肉量の減少により、高齢者は骨が突出しや 使用することが推奨されている、すべり機能つ すくなります。骨突出部位はすれや摩擦の影響 きドレッシング材について、具体的に製品名を を受けやすく、褥瘡発生のリスクも高いだけに 挙けてその特徴や貼付時のポイントと注意点を 予防的ケアが求められます。ここでは、ガイド 解説していきます。 ラインで高齢者の骨突出部位の褥瘡予防として 高齢者の骨突出部位にできる褥瘡を予防するすれ・圧対策は ? 執筆 : 石川環 ( 岩手県立大学大学院看護学研究科博士前期課程 ) https://nursepress.jp/219400 回 i: 「回 NURSE SENKA 2016 VOL36. No. 11 53
2 皮膚・排泄ケアに 強くなる ! 高齢者の皮膚は薄く脆弱で、乾燥しやすく、皮膚トラブルが生じやすい状態です。 寝たきりの患者さんやおむつを使用している患者さんでは、よりリスクが高まります。 ここでは、皮膚トラブルを未然に防ぐためのケアのポイントがまとめられた記事を紹介します。 加齢で皮膚・排泄まわりはどう変わる ? 加齢による機能低下で、皮膚や排泄にどのよ っかり押さえておきたいもの。この記事では、 うな障害が起こる可能性があるのかを知ってお 「皮膚にかかわる機能への悪影響」と「排泄に くことで、皮膚トラブルの発生や排泄障害の悪 かかわる機能への悪影響」に分けて、それぞれ 化を防ぐことができます。特に、皮膚・排泄ま 焦点を合わせてまとめています。 わりのケアは看護師にとって身近なだけに、し 加齢が排泄・スキンケアにもたらす「 6 つの悪影響」 解説 : 田中久美 ( 筑波メディカルセンター病院看護師長老人看護専門看護師 ) 解説 : 小野田里織 ( 筑波メディカルセンター病院看護係長皮膚・排泄ケア認定看護師 ) https://nursepress.jP/206570 DATA 回、 回に回 正しいおむつ交換でもう漏らさない ! きちんと交換したのに漏れてしまったーーーこ 選び方とともに、おむつが適切に当たっている んな経験をした人も多いのでは ? どこかにす か、テープの止め方にズレがなかったかなど、 き間があるか、排泄量が多くて吸収しきれてい 外したおむつの状態からすき間が生じた原因を ないのかもしれません。患者さんの体格や アセスメントする方法を学んで、漏れを防ぎま ADL 、尿量に合わせたおむつや尿とりパッドの しよう。 第 2 回おむつからの漏れ、どうアセスメントする ? 解説月波光子 ( 杏林大学医学部付属病院皮膚・排泄ケア認定看護師 ) https://nursepress.jP/225401 0 回回 ロ、 52 NURSE SENKA 2016 VOL36. No. 11 https://nursepress.jp
4 睡眠障害のケアに 強くなる ! 一 0 ケアを阻む高齢者の " 困った " 1 。困った ' ' 高齢者は睡眠状態が低下しがち。患者さんがなかなか寝てくれない、 眠りが浅くてすぐに起きてしまうなど、頭を悩ます人も多いのではないでしようか。 患者さんもぐっすり眠れないことにストレスをかかえているかもしれません。 そんなときは、ナースプレスの連載「ケアを阻む高齢者の " 困った " 」を読んでみましよう。 https://nursepress.jp/serials/9 高齢者に睡眠障害が起こりやすいわけ 高齢者の睡眠には、寝つきが悪い、眠りが浅 も大きく影響を与え、 Q 〇 L の低下につながりま く夜中に何度も目が覚める、朝早く起きてしま す。なぜ、高齢になると睡眠障害が起こりやす う、日中に強い眠気が生じるといった特徴があ くなるのか、適切なケアへつなけるために、睡 ります。急を要する症状ではないものの、眠れ 眠のメカニズムを理解しておきましよう。 ないことにストレスを感じたり、日中の状態に 第 6 回睡眠障害のメカニスムをおさらいしてみよう ! 解説 . 田中秀樹 ( 広島国際大学心理科学部教授 ) https://nursepress.jp/213830 DATA 回 回 ポイントを押さえたケアで早期改善をめざす 睡眠障害に対する理解が不十分なまま闇雲に ェックする、の 3 つを押さえてケアをすること ケアを行っても、なかなか効果が得られす、患 が大切です。睡眠障害があるのはわかっていて 者さんも看護師も疲弊してしまいます。早期改 も、何からはじめたらよいのかわからない人は 善をめざすには、 1 . 睡眠障害のタイプを知る、 必読です。 認知行動的介入を行う、 3 . 生活習慣をチ 回・回・第 7 回睡眠障害を把握したら最初にするべき 3 つのこと 解説 . 田中秀樹 ( 広島国際大学心理科学部教授 ) https://nursepress.jp/213837 56 NURSE SENKA 2016 VOL36. No. 11 https://nursepress.jp
ロ腔ケアに 強くなる ! 誤嚥性肺炎の予防、ロ腔機能の維持・改善に欠かせない口腔ケア。 効果や目的、ケアの根拠を理解したうえで行うことが大切です。 「毎日のように行っているし、慣れているから大丈夫」と思い込ます、 いつものケアを振り返り、間違いや見落としがないか確認しましよう。 0 0 4 4 ン 効果的な口腔ケア、できていますか ? 患者さんの QOL や ADL 向上、そして感染症予 ト、ロ腔粘膜の汚れや舌苔を除去するコツ、認 防につながるロ腔ケア。効果を得るためには、 知症患者さんへのケア方法などを紹介。どれも 正しい手技で行うことが大切です。記事では、 基本的な内容ですが、いつものケアに間違いや ロ腔ケアの前に行う患者さんへのアセスメン 見落としがないかの振り返りに最適です。 回 " 第 14 回ロ腔ケアのスタンダードで効果的な方法を知ろう ! 解説熊谷祐子 ( 現・自治医科大学看護学部講師 ) https://nursepress.jp/12180 読者 500 人の 徹底 イラスト / こをかいす DATA ロ 2 ケアの根拠を理解して合併症を予防 「嚥下障害がある患者さんが床上で食事を取る なせそうするのかを説明できますか ? ケア内 際、仰臥位のまま 30 度程度へッドアップして、 容や結果が、患者さんの病態の悪化や合併症を 枕などで頭部をやや前屈させる」「片麻痺があ 引き起こし、時には生命にまで影響を与えるこ る場合、洗浄剤は麻痺側から健側へ流す」など、 ともあります。ケアの根拠を理解して、合併症 普段当たり前のように行っているケア。では、 を防ぎましよう。 第 1 回合併症を予防するロ腔ケア 監修 . 今城直実 ( 東邦大学大学院医学研究科看護学専攻修士課程 ) 監修野崎真奈美 ( 東邦大学看護学部基礎看護学研究室教授 ) https: 〃 nursepress. jp/1356 の手技には ワケ がある 技の根拠、 回・回 54 NURSE SENKA 2016 VOL36. No. 11 https://nursepress.jp
1 認知症のケアに 強くなる ! 患者さんの多くを高齢者が占める現在、 一般病棟でも認知症の患者さんを多くみかけるようになりました。 入院時によくみられるせん妄が、高齢者の場合、実はうつ病や認知症である可能性も出てきます。 そこでますは、認知症をよく知るための記事を集めました。 認知症が疑われたらどうする ? 患者さんに認知症が疑われたとき、どのよう 甲状腺ホルモン値、葉酸値、ピタミン B12 の値 な検査が行われるのかを知っていますか ? なども調べて診断を行っています。これら認知 脳血管障害など疾患との鑑別のために神経学 症のための検査と診断の仕方に加え、実際に患 的検査を行い、 X 線や CT による画像診断を行 者さんの認知症が疑われたときに受診するべき うことや、心理テストを行うことは誰でもイメ 外来についても紹介しています。 ージできると思いますが、その他にも医師は、 第 8 回認知症はどのように検査・診断するのか 監修 : 三宅貴夫 ( 社団法人認知症の人と家族の会顧問京都保健会盛林診療所所長 ) https://nursepress.jP/5040 DATA ′ " 認知症 " とひとくくりに考えていませんか ? ーロに認知症といっても、アルツハイマー型、 すいなど、違いと特徴を紹介。さらに重症度の レピー小体型、前頭側頭型、脳血管性などのさ 見極め方として CRD というツールを使った判定 まざまな原因疾患があり、それぞれに症状の現 の仕方をまとめています。認知症の患者さんを れ方が違います。前頭側頭型では人格に変化が 受け持っときに、一度目を通しておきたい記事 出やすく、脳血管性では人格や記憶は保持され です。 がちですが、自発性が失われ抑うつ傾向が出や 認知症の原因疾患と重症度の判定方法 解説 . 田中和子 ( 筑波メディカルセンター病院看護師長老人看護専門看護師 ) https://nursepress.jP/206217 回 : 回 50 NURSE SENKA 2016 VOL36. N0.11