剣日フォーラム 神奈川 平成年月日 ( 日 ) 東海大学湘南キャン。ハス総合体育館 第れ回黒潮旗武道大会 主催◆学校法人東海大学 男子は安房 ( 千葉 ) 、女子は西大寺 ( 岡山 ) が優勝 資料提供◆笹木春光 月物日 ( 日 ) 、第回黒潮旗武道大会剣道安房高 x 東海大四高の決勝は、先鋒戦で佐一本勝ちを収め健大高崎がリードしたものの、 の部が開催された。試合は男女団体の 2 部門、藤が反則一本とコテの一一本勝ち、次鋒戦でも西大寺の中堅藤原、副将忠政が連勝し 2 ー 1 北海道から岡山県まで遠方からも多くの参加本場がメンを決め一本勝ちし安房が東海大四で西大寺が勝利した。 かあった。 を引き離す。しかしここから東海大四もねば 決勝戦は、先鋒・中堅戦を安房が、次鋒・副 男子の部には 110 校が参加した。その中 中堅戦を分けての副将戦で山本がドウを将戦を西大寺が取るシーソーゲーム。西大寺 から準決勝に進出したのは、前年度優勝の桐決め一本勝ち、大将戦へとつなぐ。大将戦は、本数リードで迎えた大将戦、勝利したい安房 蔭学園高 ( 神奈川 ) 、安房高 ( 千葉 ) 、東海大四東海大四の小田がニ本勝ちしなければ追いつの大野だったが、西大寺の岡崎が一一本勝ちし 高 ( 北海道 ) 、麗澤瑞浪高 ( 岐阜 ) 。桐蔭学園かない状況の中、有効打が生まれずに引き分て西大寺高の優勝を決めた。 高と安房高の試合は 1 ー 1 で大将勝負となり、 け。安房高が優勝を飾った。 男子の部 優勝・安房高 ( 千葉 ) 安房の新納が桐蔭学園の伊藤から一本勝ちを女子の部は、校か参加。ベスト 4 は、本庄 2 位・東海大四高 ( 北海道 ) 果たして安房が決勝進出を決める。一方の東第一高 ( 埼玉 ) 、安房高 ( 千葉 ) 、西大寺高 ( 岡 3 位・桐蔭学園高 ( 神奈川 ) 海大四高と麗澤瑞浪高の一戦は、先鋒戦で東山 ) 、健大高崎高 ( 群馬 ) となった。本庄第一 3 位・麗澤瑞浪高 ( 岐阜 ) 海大四の廣澤がニ本勝ちし先行すると、次鋒高 x 安房高の戦いは、先鋒戦で森永がメンを 奥村も一本勝ちで続いて東海大四が早くも王ニ本決め安房が先行、その後副将戦まで引き 女子の部 優勝・西大寺高 ( 岡山 ) 手。麗澤瑞浪は挽回したいところだが、中堅・分けか続き、大将戦を安房の大野がドウの一 2 位・安房高 ( 千葉 ) 副将戦か引き分けとなり、東海大四が勝利決本勝ちで締めて安房か決勝に進出した。西大 3 位・健大高崎高 ( 群馬 ) 寺高 x 健大高崎高の試合は、先鋒戦で関沼が 勝へと進出した。 3 位・本庄第一高 ( 埼玉 ) ・カ を一 矢番 , し 。本 戦山 将の 副高 男東 4 男子の部優勝・安房高 ( 千葉 ) まを 女子決勝。 2 ー 2 で迎えた大将戦で西大寺高の岡崎がニ本勝ち 女子の部優勝・西大寺高 ( 岡山 ) ◆◆ KEnBU-DO 人と武道の明日を考える 建武園 営業時間 AMIO : ~ PM7 : ( 日曜・祭日は PM6 : まで ) 毎週月曜定休 〒 170-813 東京都豊島区東池袋 1 -15-1 菱山ビル 2F TEL03-3971-4840 ( 代 ) FAX 03-3971-4461 URL:http://www kenbu-do 8. j 可 e-mail:information@kenbu-do.(Ljp 737 剣道日本 2016.01
準決勝【次鋒】 片山 ( 鹿屋体大 ) ⑧ー岡﨑 ( 法大 ) こまで副将を務めてきた片山と、 3 回戦【大将】 山﨑 ( 鹿屋体大 ) ⑧メー丸山 ( 立命館大 ) この試合のみ次鋒を務めた西尾が得意のメンを決めて一本勝ち。立命館大も粘っ て大将戦では丸山が一本を追いかける。しかし不動の大将山﨑は、メンで先行する とつばせり合いからのひきメンも追加し ( 写真 ) ニ本勝ち。チームの信頼に応えた ◆準々決勝 ◆ 2 回戦 ( 緒戦 ) 次 中 副 大 先 得点 先 次 中 副 大得 . 冨 片 山 西 松 西 松 冨 片 山 鹿屋体大 鹿屋体大 尾 本 永 山 尾 本 永 山 区 区 区メ 園田学園 関 飯 橋 河 大 増 荒 士平 天理大 月リ 女子大 屋 住 木 内 田 田 田 ◆準決勝 ◆ 3 回戦 先 次 大 得点 中 副 先 次 中 副 大得 西 片 江 松 山 冨 西 松 片 山 鹿屋体大 鹿屋体大 尾 山 ロ 本 永 尾 本 山 法大 岡 福 阿 白 鍛 岡 中 丸 立命館大 ( 海 ) 﨑 部 ( 萌 ) 崎 村 山 川 / ロ 剣道日木月 4 2 0 16.01 準々決勝【次鋒】 松本 ( 鹿屋体大 ) ⑧ー飯田 ( 園田女大 ) △ 4 年生の飯田に対し、 1 年生の松本は開始早々からエンジン全開。序盤にみごと に起こりをとらえてメンを奪うと ( 写真 ) そのまま一本勝ち。園田女大の中堅堤は時 間ギリギリのコテで一本勝ちを果たしたが、 1 年生同士の副将戦は鹿屋体大の片山 が開始早々にひきメンを奪った 一三 = 難 4 0 0 2 回戦【先鋒】 西尾 ( 鹿屋体大 ) ⑧メー大住 ( 天理大 ) △長身の西尾がメンに跳び、大住はドウへ。旗が 2 ー 1 で分かれ軍配は西尾に。さら に西尾はメンの 3 連打で仕掛けると、最後のメンに旗三本 ( 写真 ) 。鹿屋体大らし い攻撃的な剣道で、西尾がチームのムードを盛り上げるニ本勝ち発進をしてみせた 区メ 3
ー西村英久 ( にしむらひでひさ ) 昭和 63 年 1 1 月、大分県に生まれる。中 津市の三日月剣士会で剣道を始め、熊本の九州学院高 校へ進学、玉竜旗大会 2 連覇、インターハイ団体 3 位など の戦績を残す。筑波大学では 3 年時に全日本学生選手権 優勝を果たし、卒業後に熊本県警入り。若くしてチームの 大将を務め、昨年の本大会は初出場で見事 3 位入賞を果 26 たす。今年 5 月の世界選手権大会個人戦でも、竹ノ内に は敗れるも 3 位入賞という結果を残した。 1 回戦から 3 回戦 までは初出場の相手との対戦。緒戦はやや硬さが見られ たものの延長で山名にコテを決めると、以後は得意技のコ テを武器に勝ち上がった。 〇 1 回戦コー山名良昌 ( 静岡・ 28 歳 ) ヾ 〇 2 回戦 @コー下地英綱 ( 東京・歳 ) 苞 〇 3 回戦コー山田侑希 ( 奈良・ 23 歳 ) 〇準々決勝反ー安藤翔 ( 北海道・ 25 歳 ) . 五 〇準決勝反ー梅ヶ谷翔 ( 福岡・ 20 歳 ) 〇決勝区メー勝見洋介 ( 神奈川・ 29 歳 ) 決勝の二本目は無心のメンだったと西 は一口、つ 「世界大会でもそうだったんですが、今 までは一本取ったら、勝てる、と思って いたんです。それを思わないように、も 、つ一回攻めようという気持ちを持って開 始線に立った瞬間に、あっ、跳び込みメ ンに行ったら虚をつくかなと思って行っ たら、たまたま当たった感じです」 5 月の世界選手権個人戦は、昨年の本 大会に続いて 3 位だった。準決勝では、竹 ノ内に対して先制しながら一一本を奪い返 され逆転負けを喫した。一本取った時点 で優勝が見えたと思ってしまったという 2016.01 剣道日本 20
トップレヘルの攻防では、 とのようなホイントが明暗を分けるのか。 本大会に 9 度出場し、平成 19 年に悲願の優勝も遂げた 寺本将司氏 ( 大阪府警 ) に、今大会の試合解説を願った すてに前半ヘーシから解説記事を載せているが、 この先は、 1 回戦からセレクトした 11 試合について 詳しく攻防のホイントを述へていたたいた。 9 説 司解 将負 本勝 ( てらもとしよラじ ) 昭和 50 年 4 月熊本市生まれ。 40 歳・教士七段。熊本工大 ( 現・文徳 ) 高校から 国際武道大学に進み、卒業後、大阪府警に奉 職。全日本選手権大会には 9 度出場し、 6 度目の 出場のときに優勝を遂げる ( 平成 19 年 ) 。その 2 年後にはブー、、ルで開かれた世界選手権大会に 出場し、日本、表の主将として個人戦、団体戦を ともに制覇。」柔合わせ持った自在な剣風は、国 」道ファンから注目されている = 一本取って。勝ち方。にこたわった内村選手に、 一 = マ北浦選手の強い攻めがハマった 開始早々内村がコテを決める 0 というものを頭の隅に置いていたよ うに察せられました。実際、それが 求められる年代でもあります。一本 先取したあとも、相手と気を合わせ、 お互いにいいところか出るような戦 い方を目指したように想像されるの です。結果的に、そこで北浦選手に メンを許してしまいました。 北選手とは稽古をした経験もあ ります。打っポイントを押さえるの が非常に上手な選手で、先に掛かっ てんびん たときの攻めの強さには天稟の才を 感じます。誰でもそうであるように、 北浦選手も相手に気で圧倒されると 時に受けに回ってしまうこともあり ますが、内村選手に一本を奪われて からは、開き直って先に掛かり持 内村選手が決めた初太刀のコテち味を存分に発揮できたように感じ O の掛ゴみ ン仕み込 は、相手の竹刀に上から乗り、手元ました。内村選手が私の想像通り相 場メら込び、 きかび跳 出抜麦 イ跳が 3 の上がりばなをとらえた一打でした。手と気を合わせていたとすれば、北 歳戦直の浦分 しつかり相手と呼吸を合わせ、合気浦選手にとっても自分の剣道に徹し 織始刀北 開太 になったところで一気に攻めた内村やすかったはずです。 庁場初の 視出んたこ試 警初挑 、内 一本一本になると、最後は北浦選 選手らしい一本だったと思います 京回り仕 しかしそのあとの攻め口が、若干、手のコテが決まりました。本来であ @ 今 3 が演 いつもの内村選手と違った印象も見れば、内村選手は完全に相手を攻め 職り内か劇 奉借ら石転 こをか盤逆受けられました。本来の、足を縦横崩してから技を展開するタイプです メ剔胸ろがの 」か無尽に動かし、相手に打ち間を絞がこのシーンは北浦選手の手元が 不一 . と溂・さ 出崎トた勝ま 初長内しのて らせないという彼の攻め口が、今ひ上がり切らない状態でコテに仕掛け旧 らの直寸し 介 歳か強え加取 とつうかがえなかったのです。想像てしまったようです。逆に内村選手 2 学最構ま連 大役ゞ、コを 育現こラですか、べテランの選手権者として、の攻めに耐え、手元を崩さなかった本 日 県体し浦るみ また、世界大会を制した日本の大将北浦選手は、大振りになった内村選道 崎屋リ 長鹿でにび として、ただがむしやらに勝ちに執手のコテをしのぎ、コンパクトにコ はちっ本 浦勝い一 長 3 北本てがン着するのではなく、勝ち方、戦い方テを打って一本にしました。 特報全日本選手権 中盤、北浦がメンを返した 北浦が先を掛け、内村の攻めを凌いで鋭くコテを決めた
3 ー可単戈朝日大 4 ー 1 順天堂大 3 ー可単戈中京大 3 ー 0 関東学院大 3 ー可戦清和大 2-1 福岡教育大 【次鋒】勝部⑧メーエ藤 【副将】倉成 * 下地 【大将】平野⑧ツ信田 △勝部が間合を詰め、かつぎメンで一本先取 ( 写真 ) 。 △中京大は次鋒の川村と中堅の戸井田が連勝。倉成 △清和大は先鋒鬼塚、中堅鈴木がともにニ本勝ち。 さらに勝部はニ本目開始後まもなく勢いのある跳び込 は冷静に試合を進めて下地と引き分けると、その時点 福岡教育大は副将の渡辺が一本勝ちしたものの、そ みメンも追加。勝部ののびやかな技が象徴するように で中京大の勝利が確定 の時点で清和大の勝利が確定した。すでに勝敗は決 朝日大が終始元気な戦いぶりを見せた したが、大将同士はのびのびと試合を展開した ( 写真 は平野のメン ) 2 ー可単戈大正大 o 代ー 0 新潟大 2 ー可単戈早大 3-o 東北学院大 2 ー可戦福岡教育大 2 ー 1 近畿大 【代表】小嶺メー武田 【中堅】川﨑◎メー藤沢 【中堅】福屋⑧メー大西 △武田は新潟商業高出身の 3 年生、小嶺は島原高出 △東北学院大の粘り強さも目立ったが、早大はポイン △ 5 月の西日本学生大会を制している福岡教育大は、 身の 4 年生。両者の対戦は、一日の長で小嶺の跳び トゲッターの川﨑がコテとメン ( 写真 ) のニ本勝ちを 中堅戦で福屋が渾身のメンを先取すると ( 写真 ) 後半 込みメンに軍配か上がる ( 写真は攻防 ) 収めると、それに続いて副将川上、大将畝尾も勝利 にもメンも奪いニ本勝ち。福岡教育大は大将信田も をあげた メンの一本勝ちを収めて接戦を制した 2 担ー戦関東学院大 2 本一 2 島根大 第 34 回全日本女子学生剣道優勝大会 【副将】猪瀬⑧メー吉野 本 北海道教育大学岩見沢校 0 愛知学院大学 国学院大学 4 2 関西学院大学 ( 0 ) ー 2 ( 3 ) と追い 日本大学 込まれた状況から、 0 猪瀬がメンのニ本勝 3 北九州市立大学 ちを収める ( 写真は 2 福井工業大学 一本目 ) 。関東学院 大は大将浅沼も鮮や 1 福岡教育大学 かなメンのニ本勝ち 0 駒沢大学 を収め、見事な逆転 3 近畿大学 劇を演じた 1 東北文教大学 0 松山大学 清和大学 3 大阪教育大学 仙 台大 子・ 0 関 西大 国士舘大 4 0 常 葉 大 学 別 府 大 3 1 龍 谷 大 ・子・ 3 筑 波 大 学 3 島 根 大 1 九州共立大学 札幌大学 0 5 関東学院大学 0 大阪体育大学 東洋大学 1 中京大学 新 潟 大 花 園 大 大 正 大 知 大 学 愛 尚美学園大学 園田学園女子大学 苫小牧駒沢大学 立命館大学 立教大学 知大学 東北福祉大学 天理大学 青山学院大学 鹿屋体育大学 法政大学 愛知学泉大学 金沢星稜大学 同志社大学 早稲田大学 環太平洋大学 東北学院大学 朝日大学 北翔大学 武庫川女子大学 慶応義塾大学 福岡大学 順天堂大学 香川大学 1 1 0 3 代 3 2 0 1 3 0 2 0 3 3 1 1 3 2 2 1 0 1 1 1 優勝鹿屋体育大学 CO 1 1 回戦東洋大 l-o 大体大 【大将】田島⑧メー北山 0 イ、 0 0 2 2 0 0 4 0 2 1 0 2 3 4 引き分けで迎え た大将戦で、東洋 大の田島が気を吐い た。磐田西高出身の 2 年生。 3 年生の北 山に臆することなく 序盤に連打からメン を奪うと、出ばなメ ンも追加した ( 写真 は攻防 ) 0 3 0 4 0 2 本 0 1 2 0 4 0 2 0 3 2 1 3 3 月 8 2 016.01 剣道日本
纃れ 1 回戦竹ノ内佑也 ( 福岡 ) コー辻英幸 ( 大阪 ) 1 回戦遅野井裕樹 ( 茨城 ) の一一小木輔 ( 富山 ) 1 回戦正代正博 ( 東京 ) ⑧メー三雲悠佑 ( 滋賀 ) 1 回戦内村良一 ( 東京 ) の一野田篤史 ( 愛知 ) △前年覇者の緒戦に場内から拍手が沸く。いき △端正な構えを見せる遅野井が開始からほどな △諸手ヅキは一本にならなかったものの、すかさ △日本代表の大将が初陣で魅せた。序盤、鋭 なり逆ドウを狙うなど、辻にも研究の跡が見られ ず次の太刀で打った正代のメンが鮮やかに決ま し、攻め込みから豪快な跳び込みメンを決めた内 くメンで一本先制 ( 写真 ) 。まっすぐ大きく振りか たが、竹ノ内は冷静に対処。最後は竹ノ内の跳 村 ( 写真 ) 。その後もさすがの試合ぶりで、危なげ ぶった技だった。その後は小木も猛攻を見せた る。さらに正代は、三雲のコテを蹴散らすメンで び込みゴテで決着 ( 写真 ) 【 6 分 29 秒】 ニ本目も奪った ( 写真 ) 【 4 分 35 秒】 なく一本勝ちを収める【 5 分】 が遅野井にスキはなかった【 5 分】 1 回戦安部朋宏 ( 香川 ) メー鈴木啓大 ( 山形 ) 1 回戦米屋勇ー ( 埼玉剏メーメ上宇都鉄舟 ( 鹿児島 ) 1 回戦海老原秀則 ( 茨城 )@コーメ萩原寿矢 ( 大阪 ) 1 回戦北浦裕介 ( 長崎 ) の一古畑健吾 ( 青森 ) △海老原が跳び込みゴテで先制した ( 写真 ) △捨て切ったメン技が光る北浦が見事な一本 △序盤は鈴木が積極的な攻めを見せるが、時 △米屋が開始 1 分程で相手の打突をさばいての を決めて先制 ( 写真 ) 。古畑も挽回を試みたいと 間の経過につれて安部も反撃開始。ともに手 メンを決めたが、上宇都は終盤に相ゴテからのメ が、萩原が執念を見せて終了間際にメンを奪い 返す。それでも海老原は気落ちせず、延長で鋭 数を出して攻め合う展開は、安部の出ばなメン ンで同点に。接戦は、延長の末、米屋の跳び込 ころだったが、北浦はその後も攻めの姿勢を崩 で決着 ( 写真は攻防 ) 【 16 分 49 秒】 みメン ( 写真 ) で決着した【 7 分 22 秒】 いコテを再び決めた【 5 分 40 秒】 さずに戦った【 5 分】 報 手 1 回戦笹川哲平 ( 佐賀 ) 区ー西山弘一 ( 高知 ) 1 回戦菅野隆介 ( 岩手 ) コー渡部一輝 ( 愛媛 ) 1 回戦篠井皓太 ( 石川 ) メー笠原孝輔 ( 三重 ) 1 回戦佐藤弘隆 ( 千葉 ) コー小村健 ( 島根 ) △ひきメンを放った西山が笹川から体当たりを △立ち上がりから思い切っオメンで攻める菅野 △昨年 3 回戦まで勝ち進んだ笠原に対し、初出 △ともに筑波大の出身。先輩である教員勢の に、渡部もメンで応戦する好合。延長開始直 場の篠井が出ばなに惜しし、技を放つ。試合は延 雄・小村に、 22 歳の警察官・佐藤が果敢に攻め 受けて場外反則を犯す。中断からの再開直後 に両者メンに跳んだが、笹川のメンがわずかに 長にもつれたが、最後に篠井が決めた跳び込み 後に菅野が大きくコテに跳び込み、接戦を制した る。その佐藤が、延長後、打ち合いの中でコテを 早く相手をとらえた ( 写真は攻防 ) 【 5 分】 ( 写真は攻防 ) 【 5 分 4 秒】 メンは豪快だった ( 写真 ) 【 5 分 48 秒】 決めた ( 写真 ) 【 6 分 39 秒】 1 回戦小江隆之介 ( 山口 ) メー石井洋幸 ( 千葉 ) 1 回戦鹿野允成 ( 山梨 ) メー松崎亮介 ( 宮崎 ) 1 回戦高見優 ( 神奈川 ) メ - 小山秀弥 ( 長野 ) 1 回戦笠原周 ( 和歌山 ) の一鈴木健太 ( 千葉 ) △ 2 年ぶりに出場した小江と、千葉県警のべテ △初出場の松﨑が若さを活かして攻め立てる △慎重さの表われか、つばぜり合いの目立つ展 △開始早々にメンに跳ぶなど鈴木の思い切り 開となった。互いに攻め崩せないまま試合は長 ラン・石井が対決。長期戦となり、石井がツキに が、徐々に鹿野もペースをつかんでいく。 20 分 が目立つ。中盤、鈴木のコテに対し笠原はメンに 出ようとしたはなに小江がメンに跳び込み、決着 を超える長期戦は、鹿野の出ばなメンで決着した 丁場となり、最後は高見のメンに旗がニ本翻った ( 写真 ) 。旗は割れたが、笠原のメンが一本にな ( 写真 ) 【 11 分 14 秒】 ( 写真は攻防 ) 【 20 分 28 秒】 ( 写真 ) 【 1 1 分 34 秒】 る。そのまま笠原が一本勝ち【 5 分】 1 回戦本間将光 ( 埼玉 ) コー岡本将太 ( 兵庫 ) 1 回戦権瓶功泰 ( 東京 ) メー曽根武仁 ( 愛知 ) 1 回戦草彅大心 ( 秋田 ) 区コー鴨崎弘治 ( 岡山 ) 1 回戦内田勝之 ( 静岡 ) メー渡邊哲也 ( 宮城 ) △初出場の警察官同士。岡本の上段からの片 △べテラン同士の対決は、権瓶が惜しい出ゴテ △コテ返しメンで一本を奪った草彅が、鴨崎の △内田のメンが何度か惜しいところをとらえる。 手ゴテは鋭く速し、。本間は片手ヅキを何度もくり 猛攻にも的確に対処し、最後は跳び込みゴテを 延長にもつれる試合となったが、内田が大きく下 やひき技などを放ってやや優勢か。ニ度コテを 出し崩しにかかる。最後は上段からのメンに本間 がり、渡邊が追い立てたはなに内田がメンを決 打った権瓶が、その流れを活かし、出ばなメンを 追加 ( 写真 ) 。前回緒戦敗退の草彅が快勝した がコテを合わせた ( 写真は攻防 ) 【 1 1 分 25 秒】 めた ( 写真 ) 【 5 分 53 秒】 決めた ( 写真 ) 【 6 分 25 秒】 【 2 分 41 秒】 55 剣道日本 2016.01
昨年は竹下にとって開花の年になった。全力で取り組んで、自分のペ 1 スを崩さ打っていこうかなと思った」と一一「〔う。すが、完全に空いている想定外のところ 全国警察選手権で 2 位に入賞し、本大会ずに時間がかかってもいいので勝負に行分を超える試合となった準々決勝の正代を打たれました。どうやって入っていこ うかと思っていたところで、集中力か勝 戦でも、そのメンが決まった。 でも 2 回目の出場でベスト 8 という結果こうと思っていました」 そこから その言葉どおり、緒戦から準々決勝ま「たまたま自分の間合と思ったので、思手に切れていたところも・ : を残している 「昨年結構成果があがって、今年は今日で、すべて延長にもつれながら、得意のい切って跳ばうと。当たらなければ返さは取り返さなければと思って、完全に相 手のペ 1 スに乗ってしまって、最終的に まで全然成果が出ていなくて : : : 警察選大きく伸びるメンを決めて勝利を重ねた。れて完全に胴を打たれたと思います」 準決勝も同じように自分のペ 1 スを崩同じところを打たれてしまいました」 手権ももう少し上にいきたいなと思った決まり技がすべてコテだった昨年も、印 目指すのはもっと上なのだろう。去年 ところで負けているので。 ( 今日は ) 1 回象に残ったのはそのメンだった。とくにさずにと思っていたというが、勝見に二 より一歩前進しても「やつばり悔しさは 戦でも多く勝っていこうという気持ちで意識したわけではなく、「自分のペ 1 スに本のメンを奪われる はいました。一戦一戦出し惜しみをせすもっていけたときにメン技を思い切って「一本目は避けているつもりだったので変わらない」と胸の内を吐露した。 回目 っ、 ( たけのうちゅうや ) 昨年の本大会で最年少優勝を果たし一 躍注目を集める。平成 5 年 6 月、宮崎県生まれ。福大大濠高 校時代はインターハイ団体優勝、玉竜旗連覇を果たす。この 1 年間は世界選手権大会個人戦に出場し 2 位、全日本学 生選手権では高校の後輩梅ヶ谷に敗れ 3 位。 1 0 月の団体 戦 ( 全日本学生優勝大会 ) では準決勝の代表戦で梅ヶ谷を 下し、決勝も勝って学生最後の試合を優勝で飾った 辻英幸 ( 大阪・ 26 歳 ) 〇 1 回戦コ 権瓶功泰 ( 東京・ 38 歳 ) 〇 2 回戦メー 勝見洋介 ( 神奈川・ 29 歳 ) ・ 3 回戦 のけあがる本じらをてけ警き勝 5 でり上っ当がれ打行で戒今り見注 分はまなもに はし日しに目 間なしのり強三のれう技てはたコを がたとがい出表テ集 のくたかでい 中、しな三先合勝の思出たし情をめ と三輩宿見でっせのきで奪た で自 なな先、てなでつ振わ昨 で分別い きのにうやのど輩悔結いすたりれ年 た思へのつでででい果のがと返敗の のいんをば、手良は面で、思っ退覇 、警いた者 で切な実り今合かなに っ試感相日わっい行ど戒ま。試は 悔た合す手はせたでつんしす合、 い剣をるのもしとすたどて 後 3 は道し部方うていねとんいコ は回 ながた分が負いう 攻るテす戦 いあわもカけて感やろめだは つで 大日ので一もで 思てとら 竹いいしと試し史評本こき切周す ノまくては合た上価ーとた出負りね 内すとは結がこ最すにとてけを いつ構あの年るなしとこて囲本 の っていな悔ん当 新うね言る 1 少こ た戦にわた年のとて受ういしだに い挑れびは全がもけ今い多 な が戦てにど日な、止大予く 旅 、ん本か自め会想との がで者い きとた全な選っ分てだ以い記 たしの日 1 手たをいが上う者 1 てで本年権の見る 、によが か ら年勝す優だ者だ失よ結いう水 始だちが勝っとろつう果いなを つを、者たしうただを入言向 ま た求自だのて。りつ当り葉け る とめ分かか過過た然がはて ベスト給 竹ノ内佑也 福岡・歳・筑波大学 4 年・四段 全日本選手権 25 剣道日本 2 016.01
攻めの強い竹ノ内選手と凌ぐ力の で挙内 テをノ少ある権瓶選手という図式でしたが、 回覇コ元竹 3 のの手だ 1 場年際がん分権瓶選手に惜しい技が見られるなど、 しさ 出昨間瓶込 試合は終始権瓶選手が支配している 3 テやつを合 ような印象でした。 へウあ刀 ドや竹 時間内終盤の権瓶選手のひきド 手冷 視あきやのつ 警のし瓶な 選ず ウは、若干強引なところがあったた 地る権と 京こすこ突 東え終入打 めか一本には至りませんでした。終 鍛突直効 権立 で瓶にぐ有了間際の権瓶選手のコテも際どいと 庁権長なが た足 視。延は打 ころ。深かったのかも知れませんが メ回警たは旗一 彳い試ルそ竹ノ内選手もヒャリとしただろう一ては 出業」励と 打でした。それでも冷静に対処して 学立誅 か覇 いるあたり、竹ノ内選手もさすかに を度 年士Ⅸの跳振 昨年の選手権者です。連覇が掛かる 4 国激のにに 勢年 学、むもテン 大はてたコメ となれば観衆にも期待感をもって見攻 ~ 則《 皮瓶ルの ・カ・内ま られますが、竹ノ内選手はどんな大 に沸ノま 舞台であろうと自然体で、着飾るこ 竹観げが とがありません。むしろそういう状・べ一 = ク 特報全日本選手権 ごんべい 延長でコテに跳んた権瓶。ここから竹ノ内がメンに振り下ろして試合を決めた 況を楽しんでいるようでもあり、試したくなるものです。そうなると瞬 合のモチベーションの作り方はもの間的に防御反応は遅れます。この場 すごく上手な選手だと思います。 合も、結果的に権瓶選手のコテでは 際どいところを打たれても、決しなく、直後の竹ノ内選手のメンが一 て浮足立たず冷静に自分の剣道を貫本になりました。これは竹ノ内選手 き通した竹ノ内選手は、延長に入っがよく使う技ですか、手元が上がり てから、権瓶選手のコテを手元のつつも竹ノ内選手の体勢自体が崩れ 操作で巻き込んでメンに返し一本にていないため、審判としてもク死に しました。この時、権瓶選手自身に体 % という判断のつけにくさがあっ もコテに手応えがあったのでしよう。たようにも想像されます 手応えがなければすぐに後処理と 8 割方権瓶選手が攻めていたと思 して防御に移行するものですが、手える内容でしたが、浮足立たない冷 応えがいいと、選手の心理としては、静さで、竹ノ内選手が凌ぎ切る結果 そのまま一本に决めようと余韻を残となりました。 終盤の権瓶のひきドウに会場は沸いたが、一本には至らず 37 剣道日本 2 0 16.01
2 強ム 1 ドは今大会も色濃かった。が、 「。一双方が準決勝に進み、いよいよ再戦を目 前にしたところで二つの波乱が起きた。 一つ目の波乱は、鹿屋体大が生んだ。そ もそも力のあるチ 1 ムであり、今年の九 州大会でも優勝を飾っているが、準決勝 で対戦した法大には高橋 ( 萌 ) という絶 対的な大将が存在する。 5 月の世界選手 一一ニ権大会団体戦で活躍し、 6 月の全日本女 子学生選手権大会で優勝を飾った法大の 大黒柱ではあるが、鹿屋体大はわずかに リ 1 ドして迎えた大将戦で、 3 年の山﨑 が高橋の猛攻をガムシャラにしのぎ切っ て、王者の連覇を止めた もう一つの準決勝は大波乱となった。 筑波大に対するは関西学院大。過去入賞 言録のない伏兵だか、この 1 年間は女子 部員たちが日本一を目指し、自主性をも って朝稽古をやり抜いてきたという関 西学院大は不断の努力を実らせ、次鋒、中 堅、副将が 3 連勝。大金星を挙げた。 決勝戦は鹿屋体大の西尾が一一本勝ちで 好スタートを切ると、帝京第五高同期に よる次鋒戦は引き分け。中堅戦では関西 学院大の主将・阪上が上段から本を取り にいったが、 鹿屋体大の片山は 1 年生なが ら冷静に試合を運び、コテの一本勝ちを収 めた。あとのない関西学院大は副将伊波 の挽回に期待を寄せたが、鹿屋体大はこ こも 1 年の松本が主導権を渡さない試合木 ぶりで引き分け。大会を盛り上げた関西道 学院大も、決勝の大一番は経験値の高い鹿 屋体大に封じ込められる形となった。
今回の全日本選手権には、 3 人の学生体育学部に所属する 2 年生。授業は体は基本的なことですが、それでもスポー時間があれば読むそうだ。 剣士か出場を果たした。これは昨年に続く育系のものが半分近くを占め、スポーツツの奥の深さを感じています」 「父からは、活字から離れないことと基 最多の出場者となるさらには、梅ヶ谷翔の実技ではバスケットボ 1 ルやラグビ 1 稽古は 1 日 1 回ないしは 2 回あるのが本的な人間として身につけるべきことを日 ( 福岡・中央大学 2 年 ) とともに、鹿屋体育などを現在は履修している。スポ 1 ツを通例。長期の休みなどになると稽古がな身につけ、人の考えを読み取ることを続剣 大学 2 年の真田裕行選手にも、最年少で学ぶことはとても楽しいようだ。 い日も続くか、そういうときは仲間ととけてほしいと言われています」 の優勝記録更新がかかっていた。中学・高「自分は結構なんでも考えてしまう性格もに自主練に励むこともある。ただし、普『宮崎正裕の剣道』 ( 弊社刊 ) といった剣 校・大学のすへてて団体戦の日本一を経験なので、スポ 1 ツのル 1 ルを聞くと『で段稽古がある日には、それ以外でなにか道関係のものだけでなく、小説やスポー ツ選手のメンタル面に関する書籍など、 しているか、個人戦においては全国大会ではこうしたらどう判断されるのか』とかに取り組むことはあまりないそうだ。 の上位入賞実績はまたない ( 中学 3 年、高次々疑問が出てきます。たとえば、ラグ「稽古一つひとつ、限られた時間のなか読む本は多岐に渡るそうだ。 校 3 年とも全国大会てベスト 8 ) 。体育大ビ 1 はボ 1 ルを前に投げてはいけないので考えて、自分のいいところが伸びるよ 学で武道を専攻する充実した環境てみ個ですが、ならば前に蹴り続けていくのは うに工夫してる 0 もりです。昔からそ大学に入 0 た当初から ' 個人での日 本一を視野に入れていたという 人での日本一を目指し、武道館に立った。オ 1 ケ 1 なのか、とか。勉強していることういうふうに教えられてきたので」 一人暮らしによる体調管理は、中学生「もちろん団体での日本一はつねに目指 のころから親元を離れているせいか、かしていますが、そのなかで個人戦に出ら なりわきまえているようだ。むしろ、「あれるチャンスがあればぜひ出たいと思っ 鹿屋体大ク現役学生が出場 まり体重が増えない。筋肉もっかない」ていました」 そうで、いろいろなものを積極的に食べ学生にとっての日本一のチャンスは学 ライハルからの刺激を受け るよ、つに、いかけ・ているとい、つ 生選手権大会。今年は 6 月日に実施さ 「 ( 本を読む時間は ) だいぶあります」とれた。この大会に出場した真田選手は、 4 いうことで、父親から本を渡されていて、回戦で世界大会の日本代表にも選出され た山田凌平選手 ( 明治大学 1 年 ) を破り、 ベスト 8 進出をかけて梅ヶ谷翔選手と対 決した。 真田選手と梅ヶ谷選手は、ともに高校 時代はチームの大黒柱として君臨。真田 選手が所属した九州学院は、全国高校選 抜大会とインターハイで優勝し、梅ヶ谷 選手は魁星旗大会と玉竜旗大会で自軍を 優勝に導いた。高校時代は 3 回直接対決 があり、真田選手の 2 勝 1 敗。が、昨年度 の全日本学生選手権大会で梅ヶ谷選手は 1 年生ながら頂点に立ち、一気にスタ 1 ダムにのし上がった。 真田裕行 0 ( さなだひろゆき ) 平成 7 年 4 月鳥取県境 港市出身。境港松涛館にて剣道を始 める。九州学院中学・高校と進み、中学 3 年時には全国中学校大会で優勝、 高校 3 年時には全国高校選抜大会とイ ンターハイで優勝を果たす ( いずれも団 体 ) 。高校卒業後、鹿屋体育大学へ進 学。同大学は昨年度の全日本学生優 勝大会で優勝を果たした 鳥取歳・鹿屋体育大学 2 年