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検索対象: 水をまもる
24件見つかりました。

1. 水をまもる

水と産業とゴルフ せいぞう 何かを製造したり、利用するときには、かならすといっていいほど、 水が必要になります。工業用水としても、もちろん、大量の水を使いま すが、ゴルフ場のような娯楽施設でも、責重な水を大量に使っています。 しかし、水の利用と浪費をへらす方法は、あるのです。 みず こうぎようようすい ひつよう みず たいりよう つか ごらくしせつ みず じよう きちょう たいりよう つか みず ろうひ ほうほう Ⅲ円ⅢⅢ川ⅢⅢ ⅢⅢⅢⅢ i いⅢⅢ川に みず さんぎようかつどう △水は、産業活動をするためには、欠かすことができ かいすいかりよくはつでんしよ 0 工業用水の節水 ません。この海水は央力発電所で利用されています。 はつでんしよ みず かいてん じようき 発電所でターピンを口転させた蒸気を、冷やして水 みずぜんしようりよう 先進国の多くが、水の全使用量の 20 % かいすいつか にもどすのに、海水が使われているのです。 こうぎようようすい つか 以上を、工業用水として使っています。 せいぞう ねん あいだ たとえば、自動車を製造するときにも、 力では、 ] 980 年から 2008 年の間に みず こうぎようようすい ほん つか 本をつくるときにも、水が使われます。 工業用水の使用量は 20 % もへっていま みず こうりってき ねん しかし、企業が効率的に水を利用するよ す。日本では、 ] 9 7 0 年とくらべて、 こうぎようようすい うになって、工業用水としての使用量 25 % もへっています。 はヘってきています。たとえば、アメリ こうぎようようすい せっすい りよう おお せんしんこく いじよう ねん しようりよう きぎよう りよう しようりよう

2. 水をまもる

岩 みず こうじよう かくち こうべせいこうし、がい ロ「水に流す」 神戸製綱以外にも、各地の工場でおこなわれ げすいどう せいかつようすい つか 家庭などで使った生活用水は、下水道を通 ています。 げすいしよりじよう げすいしよりじよう じて、下水処理場に運ばれます。下水処理場 こけいぶつ ロ「食料と水」 では、まずは、固形物を取りのぞきます。つ びせいぶつ たす ばあい ばい こうぎようようすい せいかつようすい か いで、バクテリアや微生物の助けを借りて有 日本の場合、工業用水の 4.6 倍、生活用水 みずかわ みず きぶつ ばい のうぎようようすい ぶんかい つか 機物を分解し、きれいになった水を川などに の 3.4 倍の水が、農業用水として使われてい みずいちぶ ねんかんみずしようりよう なが のうぎようようすい さいきん 流します。最近は、きれいになった水の一部 ます。農業用水は、日本の ] 年間の水使用量 みず りよう のうぎよう さくもつ が、トイレの水などに利用されるようになり の 3 分の 2 を占めています。農業は、作物を げすいしより ば にほん たいりよう か ました。そのような下水処理には、日本の場 育てたり、家畜を飼ったりするために、大量 みずつか こうすい りつばう ひ 合、 ] 立方メートルあたりで、約 200 円の費 の水を使います。でも、幸いなことに、降水 りようおお かんがいしせっととの 用がかかります。ですから、貧しい発展途上 量の多い日本では、灌漑施設が整っているこ げすいどう みずぷそく もんだい 国では、下水道があまり普及しておらず、下 ともあり、水不足は、あまり問題になってい でんせんびよう のうぎようひつよう みず かわなが せきり 水がそのまま川に流され、赤痢などの伝染病 ません。しかし、農業に必要な水の不足は、 しょこくちゅうごく はってんとじようこく ひろ が広がることがあります。そのような国では、 発展途上国のアフリカ諸国や中国、インドな はら せんしんこく おお 「アシ原による浄化」や「リビング・マシン どだけでなく、先進国のアメリカなどでも大 ばんめ こうかてき じようか もんだい による浄化」が、とても効果的です。 きな問題になっています。中国では、二番目 こうが おお に大きい黄河が、 ] 997 年から ] 998 年にか ロ「水と産業とゴルフ」 けて、河口から 600 キロメートルさかのぼっ あいだみずなが じようりゆう アメリカには、世界のゴルフコースの 60 % た上流まで、 449 日もの間、水の流れがなく たいりようみずつか じようりゆうがわ あっ が集まり、そこの芝生を維持するために、 ] なりました。上流側で大量の水が使われる みずつか おく こうすいりよう 日で、約 ] 50 億リットルの水が使われていま ようになったうえに、降水量がとても少なか みずぷそく ひとびと せいかっゆた す。また、生活の豊かな人々は、広い庭に芝 ったからです。このような水不足をなくすた みず みず しばふ こうりってき 生を植えています。その芝生にやる水が、住 めには、「水の効率的な利用」が、どうしても みず ねんかんしようりよう こうりってき 宅によっては、ケ二ア人の年間使用量の 欠かせません。その「水の効率的な利用」の づか ほうほう てんてきかんがい 1 OOO 倍にもなります。そのようなむだ使い ーっに、「点滴灌漑」という方法があるのです。 みず しようりよう をやめれば、水の使用量を、大きくへらすこ せいかつようすいやく ばあい ロ「気候変動」 とができます。日本の場合、生活用水の約 3 みずじようはつ ばい こうぎようようすい れいきやくよう つか ちきゅうおんだんか 地球が温暖化すると、水の蒸発がさかんに 倍の工業用水が、冷却用などに使われてい こうすいりよう れいきやくすい ちきゅうぜんたい なり、地球全体としては、降水量が増えるだ ます。冷却水は、あまりお金をかけないで、 げんざい ふたたれいきやくすい よそう きれいにすることができ、再び冷却水として ろう、と予想されています。しかし、現在の みす はんかんそうちたい こうすい かんそうちたい 乾燥地帯や半乾燥地帯では、いまよりも降水 利用できます。そのような水のリサイクルは、 つう かてい しよくりよう にほん にほん ぶん し かちく さいわ はってんとじよう まず にほん げ ふきゅう ふそく じようか ちゅうごく ねん ねん さんぎよう みず せかい しばふ しば ひろ じゅう りよう つ りよう か ひと おお うへんどう き にほん かね りよう

3. 水をまもる

食料と水 たんすい せかいじゅう さくもつ かちく ぶん 世界中の淡水の大部分は、作物や家畜の水やりに、使われています。 しかし、世界の人口が増えるにつれて、食料を必要とする人が増える 一方で、食料を生産するために必要な水は、手に入れにくくなっていま す。そこで、古くから伝わる知恵と新しい技術を使って、利用できる水 をむたなく使うことが、ますます大切になってきました。 0 伝統的な方法 すうせんねん みず あいだ かんたん ほうほう 農業は、数千年の間、利用できる水の しみこむようにするという簡単な方法で みず りよう も、むだなく水が利用できるのです。 ほとんどすべてを利用してきました。た こうちぜんたい どろ かべ とえば、耕地全体に泥や石で小さな壁を のうか っちかべ マ西アフリカのマリの農家が、土の壁でか あまみず っち つくり、雨水を受けとめて、うまく土に みず はたけ こった畑に、水をやっています。これで、 すいぶんたも どじようりゆうしつ 水分が保てるようになり、土壌の流失 ふせ ほうほう しゅうかく を防げます。こうした方法で、収穫が、 ・ 50 % 以上も増えました。 ひつよう しよくりよう しよくりよう いっーう せいさん ひつよう 小る ぎじゅっ あたら たいせつ ほうほう でんとうてき のうぎよう りよう いし : ないイ第 = ' こ一 いじよう

4. 水をまもる

水に流す みず いんりよう おく つか 飲料などに使うきれいな水を送る水 道を、上水道といいます。その一方、 家庭や工場などから出る、使用すみの 下水を流すのが下水道です。下水は、 上水道にもとす前に、長い時間とお金 をかけて、安心して利用できるように 浄水処理をします。 ひだり おせんぶっと つん △上のビーカーは左から右へ、汚染物が取 じゅんじよ りのそかれてゆく順序に、並んでいます。 口下水処理 あまみず くわ ロ高価な下水処理 トイ 工場や汚れた雨水などに加えて、 だいどころ げすいしよりじよう みず レや風呂、台所など家庭から出る、使用 下水処理場で水をきれいにするには費 みず げすい げすい はってんとじようこく ずみの水のことを下水といいます。下水 用がかかるため、多くの発展途上国では、 げすいどう げすいしよりじよう とお おも しよりじよう けんせつ は、下水道を通って、下水処理場に送ら 思うように処理場を建設したり、運営し こけし、ぶつ はってんとじようこく れます。ここで、まずは、固形物を取り たりすることができません。発展途上国 のぞき、さらに、有益なバクテリアや微 の中には、下水の 90 % を、まったく処 せいぶっちから ゆうがい か ゆうきぶつ すいげん じようすいどう なが 生物の力を借りて、有害な有機物を取り 理しないまま、上水道の水源に流してい げすいしより ちいき のぞきまします。しかし、下水処理のた る地域もあります。そうした地域では、 かがくやくひん かんきよう いんりようすい びようき りゆうこう めに使用する化学薬品によっては、環境 飲料水が原因で、しばしば病気が流行 ばあい おせん を汚染してしまう場合もあります。 し、死者が出ることもあります。 じようすいどう いっぽう こうじよう かてい しよう げすいどう なが じようすいどう なが じかん かね あんしん じようすいしより みぎ げすいしより なら げすいしより こうか こうじよう 小ろ かてい おお うんえい ゆうえき なか しよう げんいん さいしんげすいしより くこの最新の下水処理 しせつ せんたいやね 施設は、全体が屋根 でおおわれていて、 ふうけい まわりの風景と合う せつけい ように設計されてい ます。 一飛舅整

5. 水をまもる

E ・ F ・シューマッ はかせ ハ博士が、 ] 966 年 ちゅうかんぎ せつりつ に設立した「中間技 じゅっかいはつ 術開発グループ」 (ITDG) では、発 ひとびと かいぜん てんとじようこく せいかっ 展途上国の貧しい人々の生活を改善 みず りよう するには、水の利用がポイントになる、 と考えています。 みず けいかく りよう ちゅうしん 水の利用を中心とした計画の一つと して、げ DG は、ケニアのムプイル村 きようきゅう えんじよ の IOOO 人に電力を供給する援助を ねん まず かんが ひと でんりよく すいりよくはつでんしぎよう このムプイル村のマイクロ水力発電事業では、 じぞくかのうしようきほ ぎじゅっ かね お金がかからす、持続可能な小規模の技術を かわみず むらなかなが りよう でん 利用することで、村の中を流れる川の水から電 せつびけんせつ りよくて じぶん 力を手に人れています。自分たちで設催の建設 むらひとびと さんか と維持に参加することで、村の人々は、利益を 手に入れることができました。 しようきほ すいりよくはつ しました。小規模なマイクロ水力発 なが ちか かわ 電システムによって、近くを流れる川 なが げん の流れを、エネルギー源として利用し たのです。ダムはつくる必要がありま ひとびと せんでした。村の人々は、川に小さな みず みず せき 堰をつくって水をため、バイプで水を みちび はつでんき まわ 導いて、発電機を回したのです。 むら りえき りよう ひつよう むら かわ

6. 水をまもる

行動をおこす じようか はら ロアシ原による浄化 みず 汚れた水をきれいにする、安あがりで環境に やさしい方法が、アシ原の利用です。アシは、 みずじようか みず みずべ 浅い水辺に育ち、水をろ過し、水を浄化してく みず れます。アシは、根から汚れた水にふくまれて えいようぶんきゅうしゅう いる栄養分を吸収して、成長するのです。 みずじようか ねんだい く 1960 年代から、汚れた水を浄化するために りよう アシ原が利用されるようになりました。 かんきよう りよう そだ せいちょう スコット ランドの 「フィンド ざいだん ホーン財団」は、環境にや さしい村をつくろうという けいかく けいかく 計画 ( 工コ・ビレッジ計画 ) ねん いちぷ の一部として、 ] 9 9 5 年、 はじ ヨーロッパで初めて、生物 を利用した「リビング・マ シン (Living Machine) 」 げすいしより しせつ という、下水処理施設を ひと これが「リビング・マシン」の一つで、スコットラン はらおなげんり しせつ せっち かんせい ドに設置されたものです。アシ原と同し原理にもとづ 完成させました。この施設は、ずらり めんせき ぎじゅっ はら はや いた技術で、アシ原より処理が早く、小さい面積です やく つか と並んだタンクを使って、約 300 世 おんしっせっち おお むので、大きめの温室に設置できます。 げすい 帯から出る下水を処理しています。 びせいぶつ りよう タンク内では、バクテリアや微生物、 20 か所で利用されています。 かつどう せいぞうはんばい しようひん 植物、カタッムリ、魚などが活動して、 シャンプーなどの商品の製造販売を みずじようか 水を浄化しています。この自然な処理 おこなっている「ザ・ボディショップ かがくやくひん ほうほう つか かいしや 方法なら、化学薬品を使わずに、ヨーロ (THE BODY SHOP) 」という会社で みず すいどうきじゅん じむしょ ッパの水道基準を満たす、きれいな水 も、 2 基を利用して、事務所や工場か げすい になります。「リビング・マシン」は、約 ら出る下水を浄化しています。 かんきよう せいぶつ りよう なら さかな しよくぶつ しぜん うじよう りよう やく

7. 水をまもる

未来へ向けた解決法 みず ぎじゅっ きようきゅう やくだ かいぜん せかいじゅう 世界中の水の供給を改善するために役立つアイテアと技術は、伝統 でんとう ひつよう ひつよう ちから きよういく みず あんぜん きよういく せいこっ 水をつくるには、みんなの力が必要なことを、教育によって知る必要 イントとなるのは、教育です。だれもが利用できる、安全できれいな 的なものから、最新のものまで、曲富にあります。しかし、成功のポ があります。 0 海水の淡水化 しおみずたんすいか ぎじゅっ つか 塩水を淡水化する新しい技術を使え かいすい たんすい は、海水を淡水に変えることができま そうち ひじよう す。いまのところ、装置が非常に高価 おんけい なため、多くの国は、その恩恵を受け ぎじゅっ あんか られません。この技術が、もっと安価 ふきゅう になれば、利用も普及するはずです。 たんすいかそうち 世界には、写真のような淡水化装置が、 ちゅうとう 約 1 万 2500 か所あります。中東の国々の さんゆこく ように、豊かな産油国なら、こうした高価 さいしんぎじゅっどうにゆう な最新技術を導人することができます。 みず たんすいか かいすい あたら こうか おお りよう しやしん やくまん くにぐに こうか ー心ぃ 0 水を引っぱってくる みず みず 水を手に入れる一般的な方法は、水がたくさんあ みず るところから、水がないところへ導いてくることで みずぶそく たいしょ す。ギリシャの島では、水不足に対処するため、ギ ほんど たんすい ふね リシャ本土から、たくさんの淡水を、船で運んで べつ ほうほう きているところもあります。別の方法としては、 いつばんてき ほうほう みちび えら りよう ちいき 温かい地域まで、船で引っぱってきます。 ふねひ ちいき あたた を選びます。選んだ氷山にケープルをかけて、 ひょうざん く衛星写真を利用して、適当な大きさと形の氷山 てきとうおお えいせいしやしん かたちひょうざん 水になります。 地域まで引っぱってくれば、氷山がとけて淡 ひょうざん 極地の氷山の利用があります。氷山を温かい あたた ひょうざん きよくち ひょうざん

8. 水をまもる

気候変動 せんもんか あたた ちきゅう おお 多くの専門家が、地球は温かくなりつつある、と考えています。これ 政府のような立場からだけでなく、個人の立場からも、温暖化のスピー ちきゅうおんだんか かん へんか かんが が地球温暖化で、世界の気候を変化させ、干ばつや洪水をおこします。 たちば ちから ドをおさえる力になることができます。 たちば おんだんか 0 温室効果ガス おんだんか ちきゅう 温暖化によって、地球の気候が、変化 おんしつこうか しつつあります。これは、温室効果ガス おんしつこうか へんか げんいん が原因であり、このガスの大部分は、石 小ゐ、ん せき りよう はっせい てんねん 量にとける恐れがあり、地域によっては ちいき おそ がこのまま続けば、氷河などの氷が大 こおり つづ ひょうが を燃やすときに発生します。地球温暖化 ちきゅうおんだんか 炭や石油そして天然ガスなどの化石燃料 かせきねんりよう せきゅ こうずいさいがい しんばい 洪水災害がひどくなることが心配されて べつ あめ います。また、別の地域では、雨や雪が さばくか 降らなくなり、砂漠化するところも出て きます。こうした事態をさけるために げんいん おんだんか ひと 温暖化の原因の一つである自動車の新し どうりよくげん けんきゅう い動力源や、新しい発電の方法が研究 されています。 0 自然エネルギーの活用 みず すいりよくはつでん ちから 水力発電は、水の力を利用して、 おせん 汚染の少ないクリーンな電気を生産し ちいき あたら はつでん あたら しぜん かつよう りよう でんき せいさん はつでん りよく でん りよう かてい だんぼう かいがんぷ 力に変換することができます。海や うみ へんかん ま利用できるほか、地熱発電所で電 ちねつはつでんしょ 蒸気は、家庭の暖房や給湯にそのま きゅうとう じようき から手に入れることができる温水や おんすい 温泉や間欠泉といった天然の温水源 てんねん かんけっせん おんせん おんすいげん おこってきています ( 26 ページ参日召 ) さんしよう ていますが、環境問題や社会問題も しやかいもんだい かんきようもんだい りよう りよう 電力を生産しています。 でんりよくせいさん ところで生しる熱水と水蒸気を利用して、 ねっすいすいじようき しよう ニュージーランドの地熱発電所。地下深い ちかふか ちねつはつでんしよ 利用しているところもあります。 海岸部では、波のエネ丿レギーを発電に

9. 水をまもる

= 水と電力 みず はつでん 水は、発電にも、利用されていま す。大部分の水力発電は、ダムを使 って川の流れをせきとめ、水をター ビンに導いて発電する仕組みです。 こうした水利用は、とても役に立つ ものですが、問題もあるのです。 0 大きさの問題 すいりよくはつでん かんきようおせん 水力発電は、環境汚染をおこさない、 さいせいかのう 再生可能なエネ丿レギー資源です。しかし、 すいりよくはつでんけいかく 水力発電計画の中には、その規模があま じんぞうこ りに大きすき、巨大なダムが人造湖とな すいばっ はんい って、広い範囲の地域を水没させ、多く うば のうち の人々の農地や家を奪ってしまう場合も あります。 すいりよくはつでん ぶん つか みず なが かわ みちび はつでん みずりよう もんだい おお きば なか きよだい おお ちいき ひろ ひとびと ばあい いん ねんだいかんせい △アメリカのフーバーダムは、 1930 年代に完成 はんたい しました。今日では、多くの人々が、こうし おお ひとびと きよだい けんせつ こんにち し、 じもと かわ ひと でんりよく 手に入れるためなら、地元の川 ーっの集落に必要な電力を ひつよう しゅうらく 0 小さいって、すばらしい りよう じゅうぶん すいりよくはつでん や沢の流水を利用した、小規 りゆうすい しようき うった の建設に拡議し、建設中止を訴えている人々。 けんせっちゅうし けんせつこうぎ ひとびと くインドのナルマダ川沿いに計画された、巨大ダム けいかく がわぞ きょだい のうち 発電はできるのです。 はつでん 湖の底に沈めなくても、水力 すいりよく みずうみそこ ムをつくったり、大切な農地を たいせつ 模の水力発電で十分です。ダ

10. 水をまもる

みずじゅんかん みずきようきゅう 水の供給を増やすもっとも簡単な方法の一つは、水循環をう あまみず しゅうかく りよう まく利用して、雨水を「収穫」することです。 「ウォーターエイド」 (Wate 「 Aid) という、発展途上国への いんりようすい きようきゅう じせんだんたい 飲料水の供給をおもな目的とする慈善団体と、その きようりよくだんたい 協力団体である「リーズ」 (REEDS=Resea 「曲 in Envi 「 onment, Education and DeveIopment SocietY) は、インドのハスマバードで、 / レ村 0 人 00 援助、学校 0 屋根・ 0 / 一 降る雨水を貯水するためのタンク けんせつ / ・ ~ を、三つも建設しました。 あめ かてい 家庭でも、雨を受けるタン クを利用するだけで、 あめ しゅうかく かんたん 簡単に雨を収穫でき ます。イギリスでは、を第 き小 寄付を集めて、ウォ かつどう ーターエイドの活動 がっこっ しえん を支援している学校 もあります。 ひと ほうほう かんたん はってんとじようこく もくてき りよう あつめ けんせっちゅう 建設中のタンクに あまみず すなはい 雨水をため、砂と炭 あんしん でろ過すれば、安心 して飲むことができ ます。このような かんたんほうほうせいかっ 簡単な方法で生活が かいぜん 改善されるだけでも、 ひといのちすく 人の命も救うことが できるのです。