十七絃 - みる会図書館


検索対象: 邦楽の友 2016年2月号
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1. 邦楽の友 2016年2月号

で活躍する一方、作曲家の一柳慧、打昭和四十七年 CO< レコード奨励賞 広げたと信じています。 「箏曲の普及活動をしていく上で、楽器の吉原すみれと結成した「トライ昭和五十五年文化庁芸術祭優秀賞 多くの日本人の『邦楽は退屈で眠くなアングル・ミュ 1 ジック・ツア 1 」「沢平成十ニ年外務大臣表彰 る』といった先入観念が障害になりま井一恵・ 360 ℃の眼差し」、ジョン・ ゾーン、高橋悠治プロデュ 1 スによる「十七弦の低く深い響きは、私を魅 した。」 むしろ先入観念の全く無い外国人にリサイタルなど多彩な実験的活動を展了してやみません。」 向けてアッピ 1 ルしたほうが良いので開。 Z の Z 0 Z 0 Z 平成二十七年東燃ゼネラル音楽賞 邦楽部門を受賞しました。 はないかと考えるようになり、「音楽フェス、ウィ 1 ン、パリ市立劇場、メ 1 を愛する人たちに向けたフェスティバ ルス N N フェス ( 独 ) ミュ 1 ジッ 「迫真的に奏される十七絃のそのク響 ルを探し、世界の様々な音楽ジャンルク・アクション ( 仏 ) などより招聘をきツは時に内省的な凝縮された「間 の演奏家が参加するステ 1 ジで演奏す受け、各ジャンルでのコンサ 1 トを通を生み、時に激情がほとばしり溢れ出 るよ、つになりました。」 し、古典に始まる日本伝統楽器としてる、邦楽において稀有の表現力で聴一 世界的なジャズュニットの後、古典の箏と西洋音楽、現代音楽、、衆をひき込む。沢井一恵氏は八歳より と現代曲の組み合わせのステージを持即興音楽などとの接点を探求。その過宮城道雄に師事。夫忠夫氏と共に沢井一 ち、邦楽とは無縁だった沢山の人々に程で出会った、ジョン・ケ 1 ジ、ロシ箏曲院を設立し、多くの俊英を育成す 箏曲の魅力を伝えることができ、箏はア人作曲家ソフィア・グバイドウ 1 リるとともに、自らは昭和五十四年第一 世界に通用する楽器だと確信することナとの共同作業、即興演奏を経て、箏回十七絃リサイタルを開催以来、特に ができました コンチェルト ( Z 交響楽団委嘱 ) 十七絃にエネルギ 1 を注いできた。さ 「箏と十七弦、三弦を担ぎ、世界のへと展開、シャルル・デュトワの指揮まざまなジャンルの音楽家と交流しな 国々で演奏しました。」 でアメリカツア 1 を行う ( Z>* カ 1 ネがら、現代の音楽創造に積極的に関わ アフリカ以外、殆どの国を訪問してギ 1 、ポストンシンフォニーホ 1 ルなり、作曲家達への作品委嘱、実験的作 います。 ど全六公演 ) 。その後、ロシア国立管品への挑戦、オ 1 ケストラとの協演な 弦楽団との共演など世界中の音楽シー ど、意欲的なスタイルを貫き、国内外 宮城道雄に師事。東京藝術大学卒業ンで箏音楽の真価を問い続けている。で多彩な活動を展開、宮城道雄考案の 低音補助的であった十七絃の表現領域 沢井忠夫と共に箏曲院設立。現代邦楽

2. 邦楽の友 2016年2月号

長谷川道将 ( 尺八 ) ます。」 沢井一恵師の益々のご活躍に注目し楫枕 ( 菊岡検校 ) ・瀬音 ( 宮城道雄 ) ・ 期待したいと思いました。 甦る五つの歌 ( 沢井忠夫 ) ・朱へ・ : ( 沢 お話を伺った直後、平成一一十七年度井比河流 ) ・道化師 ( 沢井忠夫 ) ( 第七十回 ) 文化庁芸術祭レコ 1 ド部入場料一一千五百円 門大賞が、日本コロムビア株式会社「生お問合せ先山田 ( 電話〇九八ー八六 二一二〇 ) 誕七十七沢井忠夫箏曲三弦の世界二ー 芳躅ーに授与されました。 ( 受賞理由 ) 平成九年に五十九歳で沢井箏曲院樽本里美研究室箏曲演奏会【平成年度 ( 第間回 ) 文化庁芸術祭賞】 > 0 この世を去った沢井忠夫の喜寿に当た 【音楽部門】 大賞 る年を記念して、未発表のライプ録音電気文化会館サ・コンサートホール 竹本駒之助 を含め、「沢井忠夫作曲編」「古典曲編ー三月十三日 ( 日 ) 午後一時 「現代名曲編ーの三部作とした。圧倒沢井一恵・加藤条山・加藤奏山・稲垣 KAAT 竹本駒之助公演第五弾 「鎌倉三代記」八ッ目切「三浦別の一 的なテクニックと創造力で、一一十世紀好恵・戸田弘子・大平知世・鈴木純子・ 後半における箏曲の新境地を切り拓い樽本里美・沢井箏曲院樽本里美研究室段」の演奏 た彼の演奏は、今なお鮮烈な輝きを放独奏十七弦と箏群のための「焔」〈沢 ち続け、現代箏曲最盛期の記録として井忠夫・藤原道山尺八手付〉・いとた優秀賞 石川利光 貴重である。 け〈沢井忠夫〉・光る海〈沢井忠夫〉・ 天翔るきらめき〈沢井比河流〉・箏第片回石川利光尺八リサイタルの 成果 と十七弦のためのデュオ〈清水脩〉・ 〈演奏会情報〉 箏のためのアラベスク〈吉岡孝悦〉 他 新人賞 山田広恵箏・三絃リサイタル 本條秀慈郎 入場料千五百円 国立劇場おきなわ小ホー お問い合先樽本 ( 電話〇五一一ー六一一 「花筐、高田和子氏へのオマ 1 ジュ ニ月ニ十八日 ( 日 ) 午後ニ時 における演奏 山田広恵・黒須里美 ( 箏・十七絃 ) ・四ー七三一三 ) ニュース

3. 邦楽の友 2016年2月号

小野正志作曲「通りゃんせ幻想曲」年 ( 1959 ) ( 1 ことー小野正志、 平成 3 年 ( 1991 ) ( 1 ことー小野 2 こと亠咼橋てるみ、十七絃ー多田こ 正志、 2 ことー坂本真由美、十七絃ーとえ ) 。 Z Ⅱの委嘱で創られた作品 多田ことえ ) 。埼玉県高等学校邦楽邦で同局の邦楽鑑賞会で初演された。 2 舞連盟の委嘱により第回埼玉県高等楽章から成り快テンボで飛ばし変化に 学校邦楽祭の記念曲として創られた作富む—楽章とゆったりしたメロディが ( 135 ) 品、作曲者が箏曲部の指導をしている美しいⅡ楽章とのコントラストが鮮や 師走に聴く 星野高校のある川越市の三芳神社所縁か。総体に重厚感があり初めての〈箏 の童謡「通りゃんせ」をテ 1 マとして三重奏曲〉に賭ける作曲者の意気込み 宮城曲に熱き想い いる。原曲を随所に鏤め華麗なアレンが覗える。全員暗譜で絶妙のアンサン ジを施しているが原曲の素朴さを失わプルを醸し父の作品をリスペクトする 小野の心根がヒシと伝わる。 笹井邦平ずに美しいメロディに仕上がってい る。箏群と十七絃の掛け合いのバラン土井晩翠作詞・宮城道雄作曲「春の四 スの加減がほどよく高校生に親しみ易夜」大正 2 年 ( 1913 ) ( ことー 野正志、尺八ー川村泰山 ) 。掉尾は憧 い曲想となっている。 清涼感溢るる渾身の演奏 幾山検校作曲「萩の露」 ( ことー高れの宮城曲、昨年体調不良で出演が叶 小野正志第八回リサイタル ( 月 4 橋和子、三絃ー小野正志 ) 。手事物形わなかった川村を迎えて小野が宮城の 式で創られた作品でむろん聴かせ処は遺品〈五十鈴川〉を弾き込む渾身の演 日・紀尾井小ホール ) 生田流地歌箏曲・創明音楽会会長の長尺の手事、本チラシの箏と三絃が同奏が心地良い。格調高き晩翠の詩を宮 小野正志が 8 回目のリサイタルを開じ手を追いかける件が絶妙の掛け合い城の華麗なメロディで歌い上げ、花の 催、曲目について「どれも派手とは対でたつぶり聴かせる。儚く消ゆる萩の香にむせ返る心浮き立っ春の夜の風情 極にある曲ですが、こういう地味な曲露に己の恋を重ねる歌詞を小野は丁寧に溢れる。川村の竹の柔らかさが絶妙 を静かに歌いこんでいくことが自身へに歌い込み曲のテ 1 マを全面に押し出のスパイスとなる。 挨拶文にある自らに課した課題に真 の課題と考えています」とプログラムす。 小野衛作曲「箏三重奏曲一番」昭和摯に取り組む姿が清涼感溢れる。 の挨拶文にある。 日台間書帖 みゆうしつくしやばんりすにんぐのうと

4. 邦楽の友 2016年2月号

第九回小唄鶴亀会 顕彰碑を維持するための 平成ニ十八年ニ月ニ十五日采 ) 三越劇場 平成一一十七年度は十月十九日に春日とよ稲師・里園志寿栄師・ 柴小百合師・松風若英師の四氏を追刻しました。 小唄顕彰会 会長・北村凡 世話人・安藤貞子、井上藤夫、磯良彦、小島慎一、中田一男、 橋本喬、山田脩司、横倉陽七、吉川龍男 事務局・守谷幸則 156 ー 0053 世田谷区桜 3 ー % 【事務局】 ( 株 ) 邦楽の友社内 ーワ

5. 邦楽の友 2016年2月号

寿。「かつほれ」禮成。ここで家元の楽器のための組曲」箏独奏曲「海のま 禮は藤本秀禎・秀統両先生の三味線でほろば」「ジャパネスク響」「空と海と」 二曲「浜町河岸」「磯節かつばーを歌「華やぎ」「春東」「時雨の曲」 う。続いて「春雨」禮楼。「心でとめて」◎ 03 ー 3904 ー 5490 日水葵登喜葉 禮兵。「書き送る」を禮章。明治の唄 % 三越劇場 1 日清元宗家会 三越劇場 「とめても帰る」禮枝。「淀の川瀬」禮 隆。「玉川ー「初音聞かせて」一一曲を禮日新内節第 9 回若手伝承者研修 2 日第 144 回松永会 龍。トリは「天竜下れば」と家元根岸育成発表会 1 時・ 4 千円 紀尾井小ホール 禮作詞作曲「山と川のある町ーを副家 2 時・ 2 千円 紀尾井小ホール松永忠五郎 ( 三味線 ) 松永定世 ( 三味 元禮知が歌う。終演十七時予定。賛助鶴賀若狭掾、岡本宮之助、鶴賀伊勢線 ) 松永圭江 ( 唄 ) 他・松永同門一同。 出演は藤本秀禎・藤本秀統。 吉、新内剛士、富士松菊子、新内志賀〔賛助〕杵屋直吉 ( 唄 ) 他。「越後獅子ー ( 浄瑠璃 ) 、新内仲三郎、富士松菊三郎、「廓丹前」他。 日五代目杵屋勘五郎追善百年祭新内勝一朗、鶴賀喜代寿郎、鶴賀伊勢◎ 0 3 ー 3 5 83 ー 2 0 4 9 記念祝賀長唄演奏会 一郎、新内勝志壽 ( 三味線 ) 他。新内 2 日古典小唄鑑賞会 三越劇場一 1 時半・ 5 千円紀尾井小ホール節古典曲 杵屋響泉 ( 三味線 ) 杵屋喜三郎 ( 唄 ) ◎ 03 ー 3260 ー 1804 3 日栄芝会 三越劇場 三越劇場 杵屋寒玉 ( 三味線 ) 福原洋子 ( 笛 ) 杵日清元志寿郎 屋六響 ( 唄 ) 「新曲浦島」「春秋」「多日オペラ x 文楽様式「ビゼー / 歌日第回はなやぐらの会 摩川」「楠公」 劇《カルメン》」 1 時・ 5 千円 紀尾井小ホール ◎ 090 ー 4 【 D49 ー 8 ワ 42 4 時・ 2 千五百円 竹本駒之助 ( 人間国宝 ) 鶴澤寛也、お すみだトリフォニ 1 ホ 1 ル話し・橋本治 ( 作家 ) 「加賀見山旧錦絵」 日宮下伸箏・三十絃作品演奏会竹本駒之助・鶴澤三寿々・渡邊史他長局の段。 2 時・ 5 千円 紀尾井小ホ 1 ル◎ 03 ー 5608 ー 1212 ◎ 000 ー 00 LO 41 ー一 0 4 / 1 宮下伸 ( 箏・三十絃 ) 高橋明邦 ( 打楽器 ) 箏曲宮下社幹部。「二面の三十絃と打日酣春会 三越劇場日夕マホーム PRESENTS 「竹の力」 4 月の演奏会情報

6. 邦楽の友 2016年2月号

2 月号目次 【小唄オシャレ考】・ 【四季随想】・ 【邦楽会の歩み】 【日本音楽聞書帖】・ 【沢井一恵師】・ 【邦楽好日抄】・・ 【表紙絵】吉田まりの ・・・守谷幸則 ( 20 ) 三輪たけし ( 24 ) ・・・東山晋士 ( 3 の ・・・杵屋栄禧 ( 34 ) ・・・笹井邦平 ( 29 ) ・・・竹越治夫 ( 36 ) 【新年の抱負】・ 【長唄正本研究】・ 【 NHK 放送案内】・ ・・・山木七重 ( 37 ) 【演奏会情報】 ( 44 ) 【江戸小唄】・ 【ニュース】・ ・・・ ( 21 ・ 50 ) ・・・ ( 22 ・ 28 ・ 42 ) 【グラビア】杵徳会・小野正志・本條會・本城秀太郎の会・春日とよ芝 幸・高橋翠秋・大田村の時代・蓼津留千代・蓼輝光・端唄青葉会・柳友会 第三百回・千代の会 演奏会広告 ( 五十音順 ) ・しんばち会・・・ ( 23 ) / 箏曲組歌演奏会・・・ ( 3 ) / 鶴亀会・・・ ( 4 ) / 邦楽を楽しむ集い・・・ ( 6 ) ☆読者優先演奏会情報フォーマット・・・ ( 58 ) 一般広告 ( 五十音順 ) ・安藤政輝・・・⑤ / 小野正志・・・ ( 大裏 ) / 加藤邦楽器・・・ ( 55 ) / 亀屋・・・ ( 54 ) / 菊村しづ・・・ ( 表 2 ) / 顕彰会・・・ ( 表 3 ) / 作者邑・・・ ( 56 ) / 三味線かとう ・・・ ( 56 ) / 竹うち・・・ ( 55 ) / たのしい三味線・・・ ( 57 ) / 鶴屋・・・ ( 54 ) / 南雲堂・・・ ( 52 ) / 東山楽譜・・・ ( 56 ) / 舞踊プロモーション・・・ ( 57 ) / 別亭神田新八・・・ ( 53 ) / 三越劇 場・・・ ( 11 ) / 光春野村・・・ ( 55 ) / 宮本卯之助・・・ ( 56 ) / めるまが・・・ ( 54 ) / 矢野・・・ ( 54 ) / 龍角散・・・ ( 55 ) / ワード・・・ ( 57 ) —M a ⅱ員 0 : mag@hougaku.℃ 0. jp——http://www.hougaku.co.jp/ga.html— ー 19 ー

7. 邦楽の友 2016年2月号

小唄鵺亀会 小唄顕彰会 平成ニ十八年ニ月ニ十五日 ( 木 ) 平成ニ十八年十月 ( 第三月曜日 ) 湯島天神 小唄顕彰会役員 会長・北村汎 世話人・安藤貞子、井上藤夫、磯良彦、 小島慎一、中田一男、橋本喬、 山田脩司、横倉陽七、吉川龍男 【事務局】 守谷幸則 ( 株 ) 邦楽の友社内 156 ー 0053 世田谷区桜 3 ー 26 ー 2 0 3 ー 54 51 ー 3 0 6 8 FAX 0 3 ー 54 51 ー 3 0 6 9 ※追刻式は毎年 10 月 ( 第三月曜 ) 湯島天満宮にて行っ

8. 邦楽の友 2016年2月号

1 日長唄協会 三越劇場上ー「扇曲」グラピアベージ広告参照 バートⅢ新内鑑賞会 ◎ 044 ー 856 ーワ、つ 02 1 時 / 4 時半・ 5 千円 2 日日本音楽集団第 217 回定期演 5 日第回箏・三絃・尺八鑑賞会 紀尾井小ホ 1 ル奏会戯る音 2 時・無料 鶴賀若狭掾、新内仲三郎、富士松菊一一一 7 時・ 4 千円よみうり大手町ホ 1 ル 浅草公会堂第 2 集会室和室 郎、富士松鶴千代、鶴賀荏代寿、鶴賀「撃壌歌第一一番・即興」「題未定・リズ「越後獅子」「一一一三鉢返調」「砧」「八 須磨寿々、富士松小照、他。新内節古ム」「 InC ・融合」組曲「バルバ ・ビ重衣」一一宮貴久輔、岩城弘子、田中康 典曲、他 ックバンド」 盟。邦楽ぐる 1 ぶ〈綾〉 ◎ 0 っ 0 ー 00260 ー 1804 ◎ 000 ー 3 っ 078 ー 4741 ◎ ) 03 ー 00866 ー 00084 日第貶回生田流協会 5 日綾音•— c セルリアン > 0 --.l ・ 2 肥時・ 2 千円 国立小劇場 5 日第回箏曲組歌演奏会 5 流派 1 時 / 6 時・ 6 千円 ◎ 0 っ 0 ー 00 ワ 68 ーワ 0 9 一 0 を超えて組歌の魅力を探る 5 第一部 渋谷セルリアン能楽堂一 1 時・ 3 千円 日山田広恵箏・三絃リサイタル 紀尾井小ホ 1 ル「君が代松竹梅」「鏡獅子」「猩々」学 2 時・ 2 千 5 百円 川村京子、吉村美穂井、設楽千聡代、生外国人三千五百円 ( 桟敷席 ) 国立劇場おきなわ小ホ 1 ル佐々木千香能、大久保智子、岡崎美奈◎ 03 ー 3770 ー 7201 山田広恵・黒須里美 ( 箏・十七絃 ) ・江、佐藤亜衣、他。「雪の晨」「花の宴」 長谷川道将 ( 尺八 ) 楫枕 ( 菊岡検校 ) ・「須磨ー「空蝉」。 6 日第四回東京稀音会・五世家元稀 瀬音 ( 宮城道雄 ) ・甦る五つの歌 ( 沢グラビアベ 1 ジ広告参照。 音家六四郎追悼演奏会 井忠夫 ) ・朱へ : ・ ( 沢井比河流 ) ・道化◎ 044 ー 856 ー 2932 2 時・ 3 千 5 百円紀尾井小ホ 1 ル 師 ( 沢井忠夫 ) 5 日第回箏曲組歌演奏会 5 流派稀音家義丸、稀音家光、稀音家清水、 ◎ 098 ー 862 ー 2120 を超えて組歌の魅力を探る 5 第一一部稀音家六紗代、稀音家六田嘉、稀音家 5 時・ 4 千円 紀尾井小ホ 1 ル康三朗 ( 唄 ) 、稀音家一郎、稀音家助 鳥居名美野、亀山香能、山登松和、山三朗、稀音家祐介、稀音家六公郎、稀 下名緒野、芦垣美穗、岡村慎太郎、長音家六四竹、稀音家薫、稀音家七重、 谷川慎、他。「四季曲ー「心尽」「雲の稀音家六裕城 ( 三味線 ) 〔助演〕東音 3 月の演奏会情報

9. 邦楽の友 2016年2月号

肥時開演 ( Ⅱ時半開場 ) 砂崎知子、高畠一郎両師はもちろんくすこと数刻あまり、名残りを惜しみ 特別出演 のこと、箏道音楽院新団体各会員の皆つつ次回再会を約して散会 ( 午後七時 さまの今後の活躍に期待している。 四十分 ) 菊原光治 ( 三絃 ) 稲田康 ( 指揮 ) 次回は一月二十日、水月ホテル鴎外 賛助出演 ■江戸小唄友の会城南友の会 荘に於いて「新年会」を兼ねて開催。 ( 編 石垣清美 ( 十七絃 ) 集部注・本誌発売の五日前になります ) 福永千恵子 ( 箏 ) 吉村七重 ( 箏 ) 第二六七回「城南友の会」が十月 以下、第一声で当日の会者を紹介す 藤原道山 ( 尺八 ) 出演 二十一日、上野池之端・水月ホテル鴎る。「権九郎」冨田竹雄、「酔いざめに」 砂崎知子 外荘に於いて開催された。定刻午後一一茂木敏男、「筆の傘」黒崎亮一、「勢い 箏道音楽院 ( 東京本部、岡山・徳島・時、会員有志による会歌「友千鳥」の肌ー鈴木敏達、「水さし」細川佳代子、 合唱で幕明け。当日の糸方は常磐まさ「吉田屋ー鈴木ナミエ、「牡丹刷毛」吉 広島・大阪各支部 ) 米、蓼津留千代、蓼胡満和、土川きく、田貴子、「獅子頭」岩崎綾子、「上げ汐」 この箏道音楽院の副代表には、高畠齋藤宏子 ( 永井派師範 ) の各師。これ松本輝生、「蝉しぐれ」池畑喜代子、「浜 一郎師が就任することになった。砂崎に安藤貞子、坂本和子、石上申八郎の町河岸、守谷幸則、「芝浜」大久保シ一 代表を支える強い力となるだろう。 各氏が補奏し会員一同、秋酣の一日をズエ、「みれん」小山田正雄、「にごり え」山本達雄、「今日もまた」岩田喜惇、 その高畠師は昨年川月、第 8 回市川全四十一番さわやかに唄い廻した。 市民芸術文化奨励賞を受賞した。 終演後宴会に移り、鴎外荘心づくし「腕まもり」中村恵美、「様は山谷」設 その受賞を記念して本年 4 月にリサの和風弁当に舌鼓を打つ。酒も程よく楽徳子、「時雨茶屋ー猪俣洋子、「一声 イタルを催す。詳細は次号以下に譲る廻ったところで鴎外荘の大女将 ( 中村は月が」大橋みさゑ、「中洲の思い出」 として、大きな節目となる演奏会になみさ子さん ) のご挨拶と若女将見習中秋山輝子、「向島名どころ」白井千恵子、 ると思われる。 の友美さんの紹介があり、満場拍手を「風神雷神 , 室橋渡、「しぐれ茶屋」経 出演は山登松和師、善養寺恵介師、以ってこれを迎えた。次いで当夜の圧塚寿子、「待宵月」齋藤宏子、「十三夜」 箏道音楽院砂崎知子代表ほか、多数の巻、浅草名物「振り袖さん」が登場、荻島ミドリ、「ひとりごと」志村隆子、 賛助出演を予定している。 大江戸舞姫の舞をあでやかに舞うこと「みよしの」社本勝一一、「黒木売り」早 一一番、やんやの喝采を博した。歓を尽川揖子、「辰巳の左褄」馬養美佐、「影絵ー

10. 邦楽の友 2016年2月号

した。 「更に、沢井忠夫が若き演奏家たちをとるようになった切っ掛けは、ソ 「次第に箏曲を習いたいという希望を率いる『沢井忠夫合奏団』を発足さフィア・グバイドウーリナさん ( ロシ 者が集まり始め、門下生による勉強会せました。」 ア出身ドイツ在住の世界的作曲家 ) と も開催できるようになりました。」 第 1 回の定期演奏会以降、「日本最の出会いでした。 単に後進を育成するのではなく、プ初の箏の職業的合奏団になりうるかも 自宅に来訪された際に演奏した、独 ロの演奏家集団の育成を目指すようにしれない ー ( 小島美子氏 ) など高い評奏十七弦と箏群のための焔 ( 沢井忠夫 なりました。 価を得ることができました。 作曲 ) に感動され、十三弦、十七弦を 「昭和五十四年沢井忠夫と共に沢井「私自身の演奏が大きく変わった問わず、筝という楽器に非常に興味を 箏曲院を設立しました。」 きっかけは、武満徹さんが音楽監督を示しました。 全国各地の門下生から団体に所属ししていたベルリンフィルの演奏会での 「その後、交響楽団から、創 ていないと演奏活動ができないとの訴示唆でした。 立六十周年記念にグバイドウ 1 リナ えが相次ぎ、当初は予定していなかっ 前の出番は林英哲師の鼓童、心身のさんに作曲を委嘱した、箏コンチェル た設立でした。 限界まで太鼓を叩き続ける、大音量のト『樹影にて』の演奏依頼を頂きま 迫力有る演奏で、箏一面の一恵師はした。」 すっかり臆してしまいました。 箏コンチェルトでは、コップで弦を 「武満徹さんは、『小さい音は良いん擦る奏法や、ヴァイオリンの弓で弾く だよ』と、背中を押してくれました。」などの多様な奏法が、楽譜に絵入りで その時の演奏は、小さい音がベルリ指示されていました。 師 恵ン・フィル・ハ 1 モニ 1 ホ 1 ルいつば「コップで奏でる音は一回きりの音 井いに指先から広がってゆくのでした。で二度と同じようには鳴らす、演奏す 沢 それまでどちらかというと力をこめてる私にとって、周囲の状況や音と無意 大きな音をだそうと演奏していた一恵識に反応し、地平のかなたに連れてい 師にとって、目から鱗が剥がれる思いかれたような感じがしました。」 でした。 こういった奏法を進歩だとは思って 「コップや弓で、箏の弦を擦る奏法いませんが、箏という楽器の可能性を