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検索対象: 邦楽の友 2016年2月号
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1. 邦楽の友 2016年2月号

端唄青葉会 Ⅱ月 8 日神楽坂志満金 写真左挨拶する左より青葉雪二三、邦楽の 友守谷、青葉二三花。下・当日の記念スナ ップ。 祝友会第三百回演奏会 柳友会第三百回演奏会 十一月十八日、池之端水月ホテル鴎外荘 ご祝儀の振り袖さんも参加して。本文江戸 小唄ページ参照。

2. 邦楽の友 2016年2月号

肥時開演 ( Ⅱ時半開場 ) 砂崎知子、高畠一郎両師はもちろんくすこと数刻あまり、名残りを惜しみ 特別出演 のこと、箏道音楽院新団体各会員の皆つつ次回再会を約して散会 ( 午後七時 さまの今後の活躍に期待している。 四十分 ) 菊原光治 ( 三絃 ) 稲田康 ( 指揮 ) 次回は一月二十日、水月ホテル鴎外 賛助出演 ■江戸小唄友の会城南友の会 荘に於いて「新年会」を兼ねて開催。 ( 編 石垣清美 ( 十七絃 ) 集部注・本誌発売の五日前になります ) 福永千恵子 ( 箏 ) 吉村七重 ( 箏 ) 第二六七回「城南友の会」が十月 以下、第一声で当日の会者を紹介す 藤原道山 ( 尺八 ) 出演 二十一日、上野池之端・水月ホテル鴎る。「権九郎」冨田竹雄、「酔いざめに」 砂崎知子 外荘に於いて開催された。定刻午後一一茂木敏男、「筆の傘」黒崎亮一、「勢い 箏道音楽院 ( 東京本部、岡山・徳島・時、会員有志による会歌「友千鳥」の肌ー鈴木敏達、「水さし」細川佳代子、 合唱で幕明け。当日の糸方は常磐まさ「吉田屋ー鈴木ナミエ、「牡丹刷毛」吉 広島・大阪各支部 ) 米、蓼津留千代、蓼胡満和、土川きく、田貴子、「獅子頭」岩崎綾子、「上げ汐」 この箏道音楽院の副代表には、高畠齋藤宏子 ( 永井派師範 ) の各師。これ松本輝生、「蝉しぐれ」池畑喜代子、「浜 一郎師が就任することになった。砂崎に安藤貞子、坂本和子、石上申八郎の町河岸、守谷幸則、「芝浜」大久保シ一 代表を支える強い力となるだろう。 各氏が補奏し会員一同、秋酣の一日をズエ、「みれん」小山田正雄、「にごり え」山本達雄、「今日もまた」岩田喜惇、 その高畠師は昨年川月、第 8 回市川全四十一番さわやかに唄い廻した。 市民芸術文化奨励賞を受賞した。 終演後宴会に移り、鴎外荘心づくし「腕まもり」中村恵美、「様は山谷」設 その受賞を記念して本年 4 月にリサの和風弁当に舌鼓を打つ。酒も程よく楽徳子、「時雨茶屋ー猪俣洋子、「一声 イタルを催す。詳細は次号以下に譲る廻ったところで鴎外荘の大女将 ( 中村は月が」大橋みさゑ、「中洲の思い出」 として、大きな節目となる演奏会になみさ子さん ) のご挨拶と若女将見習中秋山輝子、「向島名どころ」白井千恵子、 ると思われる。 の友美さんの紹介があり、満場拍手を「風神雷神 , 室橋渡、「しぐれ茶屋」経 出演は山登松和師、善養寺恵介師、以ってこれを迎えた。次いで当夜の圧塚寿子、「待宵月」齋藤宏子、「十三夜」 箏道音楽院砂崎知子代表ほか、多数の巻、浅草名物「振り袖さん」が登場、荻島ミドリ、「ひとりごと」志村隆子、 賛助出演を予定している。 大江戸舞姫の舞をあでやかに舞うこと「みよしの」社本勝一一、「黒木売り」早 一一番、やんやの喝采を博した。歓を尽川揖子、「辰巳の左褄」馬養美佐、「影絵ー

3. 邦楽の友 2016年2月号

《 2 月》 6 日常磐まさ米目黒雅斂園 7 日扇よし和神楽坂志満金 7 日蓼津留千代浅草福八 日柳友会水月ホテル鴎外荘 日とよ津満の会 日鶴亀会三越劇場 日しんばち会京橋新八 《 3 月》 日邦楽を楽しむ集い内幸町ホ 越路湯の里湯田上の 日三櫻会浅草福八 昔懐かし湯の煙 日酣春会三越劇場 背中に瀬音のささやき聞けば 《 4 月》 一人旅寝も苦にならぬ 2 日古典小唄鑑賞会三越劇場 いっか貴方と見た眉月は 3 日栄芝会三越劇場 青き光も泣いてる様な 日城南友の会水月ホテル鴎外葉隠れ越しの憂い顔 なしてなして泣くかや 時雨れて袖に 四日季の会紀尾井小ホール 江戸小唄 湯宿わか竹神楽に漏らす 忍び泣く音のいじらしゃ 「縁」城寺操 「かこいや」において、火星会作詞 例会が行われた。出席者は会員の、華八今宵また女だてらに千鳥足 兆史乃、春日とよ五朗丸、常磐まさ米、甘い声音に言うま、気ま、 美浜れい、不二小みち、菊村しづ、三わたしゃ黒猫浜町育ち 浦由喜、の 7 氏。ほかに紙上参加 ( 投飼主は大正ロマン風 稿者 ) の白扇小伊寿、北村純一、栄由秋は秋刀魚と温り恋し 利、城寺操の 4 氏を含めて兼題と「雑」浮世の縁夢心地 の集稿を互選の結果、次の詞章が高点 を獲得した。高点順に掲載する。 「めぐり逢い」常磐まさ米 「湯宿わか竹」春日とよ五朗丸 日春日とよ高壽三越劇場 第 664 回火星会例会 いちょう並木の時雨道 傘にかくれてゆきすぎる どうした縁の一一人ずれ 冷たい雨にぬれながら めぐり逢い又結ばれた縁の糸 秋の夜長に月見酒 差しつ差されつほろ酔いの 「今夜は酔わせて下さいね」 「どうした縁」三浦由喜

4. 邦楽の友 2016年2月号

佐藤かよ子、「添えぬ身ー坂本和子、「タの振袖さんの踊りで締めくくりまし登茂子「無理なのを」中澤道廣「こば 立や田を。石上申八郎、「木更津から。た。参加者を発声順に紹介致します。れ露 , 安藤貞子「虫の音」小島慎一「勝 太田雅美、「十六夜清心」吉澤賢治、「浪「曽根崎ー吉川龍男「野晒し」室橋名乗り。井上藤夫 の上」阿生山登茂子、「一日逢わねば」渡「待っ夜重ねて」飯塚幸江「卯の花ーグラビアベ 1 ジ写真参照。 小林和夫、「大はりま」中澤道廣、「上山崎澄江「あの日から」吉田鞠子「隅 ( 江戸小唄友の会柳友会・吉川龍男 ) 手よりー安藤貞子、「待宵月ー吉川龍田川」高橋ふさ「浜町河岸」江守善一 男、「長兵衛」小島慎一、「満月や」井郎「佃の渡しー吉田貴子「空ほの暗き」 ■ニュース 上藤夫。 ( 江戸小唄友の会城南友の会・丸山京子「今日も又」市川郁子「待宵月」 冨田竹雄 ) 佐藤かよ子「柳橋から」通崎高子「浜松尾芸能振興財団新理事長に 町河岸」押本新子「築地明石町」富内松尾國之氏 ■江戸小唄友の会柳友会 照子「網島心中」小池悦子「影法師」公益財団法人松尾芸能振興財団では 馬養美佐「博多ながし」伊井道雄「青松尾日出子理事長が辞任し最高顧問に 良くも続いたもので半世紀を越えて柳の糸ー中村誠子「逢いたい病猪俣就任する旨の発表を行った。 三百回、柳友会の例会を十一月十八日洋子「山中しぐれ」渡辺渓子「満月や」 ( 昨年月付 ) 池之端・水月ホテル鴎外荘にて開催岩田喜惇「青いガス燈。持田日勇「茶新理事長には松尾國之氏が就任し 致しました。記念会として特別な企画のとが」小林和夫「山中しぐれー大橋た。 こそ致しませんでしたが、普段お見えみさゑ「一夜流れ。穂積和夫「お夏笠松尾國之氏は「日本の伝統ある芸能 になられない常磐の家元様、蓼胡満千物狂い」山下麗雄「うその固まりー吉の保存・伝承に力の限り努力する」と 加師の賛演、京都からの参加もあり賑沢賢治「山中しぐれ」磴巌「築地明石町ー意欲を述べている。 やかな会と成りました。ほかに糸方は宮本加代子「浜町河岸ー守谷幸則「佃 佐々舟洋・佐々舟正子・蓼胡満和・蓼の渡し」早川揖子「籠つるべ」赤田繁京都三曲協会新会長に 房まさ・新水千豊・土川きく・春竹利夫「野ざらしや」冨田竹雄「雪国ー楢高田鑑山師 香の七名の師匠方。会歌「友千鳥。を木ミョ子「明治一代女ー安本りか「未京都三曲協会では前会長故島田重弘 一同で合唱奏して開幕以下四十三番の練酒、五味好子「八尾の女」斉藤芳江「今師の後任に高田鑑山師が就任した旨の 熱演の後会食、フィナ 1 レは浅草から日一日」佐宗美奈子「新ロ村ー阿生山発表を行った。 ( 昨年肥月付 )

5. 邦楽の友 2016年2月号

三越劇場 6 時半・ 5 千円紀尾井小ホ 1 ル杵屋勝良、杵屋勝昭、杵屋勝一佳、杵四日春日とよ高壽 金子朋沐枝、武田旺山、清野樹盟、芦屋勝乃夫、他 ( 唄 ) 杵屋勝幸恵、杵屋 7 日八代目巳太郎の会 垣皋盟、安島瑶山、松﨑晟山、工藤煉山、勝代、杵屋勝栄美、杵屋勝孝、他 ( 三 2 戸川藍山、長須佳盟、神令、吉岡龍之介、味線 ) 堅田喜三久社中。「四季の寿」「俄 6 時半・ 6 千円紀尾井小ホ 1 ル 葛西聖司 ( お話 ) 杵屋勝四郎 ( 唄 ) 杵 田嶋謙一、遠藤頌豆、菊地河山、友常獅子」「喜三の庭」「靱猿」 屋巳津也 ( 唄 ) 今藤政貴 ( 唄 ) 杵屋勝 毘山、辻本好美、松岡幸紀、佐藤公基◎ 03 ー 3505 ー 1052 松 ( 三味線 ) 藤舎呂英 ( 囃子 ) 八代目 ( 尺八 ) 〔特別出演〕フランツ・ 日城南友の会水月ホテル鴎外荘杵屋巳太郎 ( 三味線 ) 「四季の眺ー「三 ロメイ ( チェロ ) 〔友情出演〕川村葵山、 曲松竹梅」「勝三郎船弁慶」 大河内淳矢 ( 尺八 ) 「鹿の遠音」失わ ◎ 0 9 0 ー 8 、 4 0 ー 9 712 れた「時」「鳥の歌」「竹の群像。「覚」他。日第百六十九回長唄きおん会 紀尾井小ホ 1 ル 2 時・ 4 千円 ◎ 0 っ 0 ー一 048 【 0 ーっ 080 ワ ~ 貴音三郎助、貴音廣、貴音康寿、他 ( 唄 ) 四日女流義太夫演奏会 紀尾井小ホ 1 ル 貴音康、貴音聖葉、貴音康美、他 ( 三 1 時・ 3 千円 日富田清邦地歌箏曲演奏会 竹本駒之助 ( 浄瑠璃 ) 竹本土佐恵 ( 浄一 2 時・ 4 千円 紀尾井小ホ 1 ル味線 ) 曲目未定。 瑠璃 ) 鶴澤津賀寿 ( 三味線 ) 鶴澤寛也 富田清邦 ( 箏・三絃 ) 清和会会員 ( 箏 ) ◎ 03 ー 5725 ー 8583 ( 三味線 ) 他。「曾根崎心中」天神森の 〔賛助出演〕田中康盟 ( 尺八 ) 〔特別出 段、「嫗山姥」廓噺の段 演〕米川文子 ( 箏 ) 箏物「春の江の島。日男性小唄「季の会」 紀尾井小ホ 1 ル◎ 03 ー 3541 ー 5471 ( 富崎春昇作曲 ) 箏組歌「空蝉」 ( 北島 2 時・ 3 千円 三越劇場 検校作曲 ) 繁太夫物「紙屋治兵衛」 ( 作春竹利昭、栄由利、飯島ひろ志、蓼四日日本橋くらま会 者不詳 ) 京風手事物「夜々の星ー ( 光胡文雄、竹村てる花、白扇タ樹夫、和 敬由三郎、伊吹清寿、春日豊吉久、長日第 6 回杵屋勝四郎リサイタル 崎検校作曲 ) 紀尾井小ホ 1 ル 生小三郎、長生代一郎、蓼鈴子正、 3 時・ 7 千円 ◎ 0 っ 0 ー 00 000 っ 0 ー 1 つ 0 0 蓼胡博雄、竹枝千左男、竹村花加寿。杵屋勝四郎、柳家さん喬、他。「あた ま山」落語一席、対談、他。 曲目未定。 日長唄眞幸会 ◎ 000 ー 00 0 ワ 1 ー 9 【 01 イ 2 時・ 4 千円 紀尾井小ホール◎ 090 ー 3227 ー 8365

6. 邦楽の友 2016年2月号

◎ 0 00 ー 00 2 005 ー 00 2 00 ワ】 日第四回現代邦楽作曲家連盟作品 演奏会 日長唄協会春季定期演奏会 6 時半・ 3 千円紀尾井小ホ 1 ルⅡ時・ 5 千円 国立大劇場日江戸三味線音楽の変遷第四回邦 楽百花繚乱そのニ 小島直文、佐々木冬彦、東野珠実、高◎ 03 ー 3542 ー 6564 2 時・ 4 千円 紀尾井小ホ 1 ル 畠一郎、砂崎知子、杵屋佐吉、野村祐子、日女流義太夫演奏会 2 月公演 国立演芸場荻江露喬、荻江露舟、荻江寿秀、荻江 他。桜樹炎焔 ( 小島直文 ) 箜篌と笙一一一 6 時半・ 3 千円 寿楓 ( 唄 ) 荻江露延、荻江露半、荻江 管のための「星筐 III 」 ( 東野珠実 ) 三◎ 03 ー 3541 ー 5471 寿邦、荻江寿愼 ( 三味線 ) 常磐津兼豊、 絃四重奏曲第六番ー七つの映像ー ( 常 三越劇場常磐津嘉代、常磐津文字満咲 ( 浄瑠璃 ) 磐津文字兵衛 ) 富士讃歌 ( 砂崎知子 ) % 日鶴亀会 翁松風 ( 杵屋佐吉 ) 古都絢爛 ( 野村祐子 ) % 日国立文楽劇場文楽既成者研修発常磐津文字東久、常磐津孝野 ( 三味線 ) 常磐津紫緒 ( 上調子 ) 杵屋東成、杵屋 ◎ 0 っ 0 ー 00469 ー 5879 表会若手素浄瑠璃の会 日柳友会水月ホテル鴎外荘 6 時・千円 国立文楽小ホ 1 ル利光、杵屋巳之助、杵屋勝四寿 ( 唄 ) 、一 絵本太功記 ( えほんたいこうき ) タ顔棚杵屋勝国、杵屋勝松、杵屋勝正雄、杵 の段、豊竹亘大夫 / 野澤錦吾。一谷嫩屋勝国毅 ( 三味線 ) 堅田喜三久社中 ( 囃一 日とよ津満の会 3 時・ 4 千円 紀尾井小ホ 1 ル軍記 ( いちのたにふたばぐんき ) 熊谷子 ) 竹内道敬 ( 解説 ) お話、荻江節「水 春日とよ津満 ( 唄 ) 春日とよ五幸、春陣屋の段 5 豊竹芳穂大夫 / 鶴澤清公。仙丹前」、常磐津「蜘蛛糸梓弦」、長唄 「吉原雀」 日とよ津ゅ ( 糸 ) 宮薗千佳寿弥、宮薗◎ 0570 ー 07 ー 9900 ◎ 000 ーっ 0 っ 007 ー 00 、 61 千佳寿叡 ( 浄瑠璃 ) 宮薗千佳寿奈、宮 日第 2 回しんばち会 薗千佳寿香 ( 三味線 ) 荻江つや ( 唄 ) 日邦楽囃子真しほ会 紀尾井小ホ 1 ル 1 時・ 1 万円 ( 食事・床代込 ) 別亭神 荻江こう ( 三味線 ) 小唄「初代とよ津 6 時・ 4 千円 満によせて」宮薗節「形見の花 ( かき藤舎呂船 ( 小鼓 ) 藤舎名生 ( 笛 ) 藤舎田新八 ( 銀座線京橋駅地下直通・東京 華鳳 ( 小鼓 ) 中川善雄 ( 笛 ) 藤舎呂雪スクエアガ 1 デン ) つばた ) ー荻江節「喜撰ー ◎ 0 っ 0 ー 00811 ー「 / っ 0 一【 0 ( 太鼓 ) 藤舎呂秀 ( 大皷 ) 他。長唄「桜出演者募集中。 狩ー「鞍馬山」「土蜘 ( 上 ) ・ ( 下 ) 」「五本文ページ広告参照。 ◎ 03 ー 5451 ー 0000b8 幻日端唄青葉会神楽坂志満金大力、「紀州道成寺ー

7. 邦楽の友 2016年2月号

自分達にも考えさせます。」 ることを後で知りびつくりしました。」 びつくりするような奏法を考えてく 宮城喜代子師や数江師に浚って頂い る生徒も多く、若い世代に期待していた曲の演奏を、道雄師に聴いて頂くお ます。 稽古でしたが、「良く弾けましたね。」 「音楽的におかしな方向に進んでいと優しくおっしやるだけで、こちらが ないか、聴いて頂く方の心に響いてい幼かったせいか厳しい指導は有りませ るかどうかを評価し、必要と感じた時んでした。 にだけ、指導するようにしています。」「宮城先生は、高校一年の時に亡く それ以外は細かい指摘はせず、見なられましたが、引き続き喜代子先生 や数江先生からの指導を受けることが 三輪たけし守っています。 できました。」 「沢井箏曲院では、先生に頼らない 「京都に生まれ、幼い頃家族の都合東京芸術大学に入学し、卒業後、沢一 演奏家になるよう指導・育成を進めてで東京虎ノ門に移転しました。」 井忠夫師と結婚しました。 います。」 八歳になり、「習いごとをするなら沢井忠夫師は、高校生のころから作一 本誌シリ 1 ズ聴き書き・第四十回ゲ何をする ? 」と母に聞かれ、家にあっ曲を手掛け、東京芸大在学中から邦楽 スト、沢井箏曲院副会長・沢井一恵師た母が娘時代弾いていた箏を差してジャンルにとらわれない様々な音楽活 の語る次世代の育成です。 「これ ! 」と言ったのが始まりです。動を行い、 将来を嘱望されるホ 1 プと 「基礎が終了した生徒に、自分はど「早速、自宅から徒歩一分足らずのしてテレビやラジオで度々取り上げら んな音楽を演奏したいのか、どんな音邦楽社に有ったお稽古場に通い始めまれていました。 を出したいのかを徹底して考えさせました。」 「どこの流派にも属さずに箏曲の演 邦楽社には、宮城道雄師が疎開先の奏活動をするのには、大変難しい時代 そのために、こう弾けばこ、ついう音葉山から出稽古にいらしており、手解でした。」 が出るといった演奏の引出をできるだきを受けることができました。 赤坂のレストラン・シアタ 1 で演奏 け多く、幅広く準備させます。 「自宅から一番近いお稽古場というしたり、夫婦でジョイントリサイタル だけの入門で、宮城先生が教えて下さを開催するなど、演奏機会を確保しま 「引出は、教えるものだけではなく、 聴き書き・邦楽の星 ( ) 沢井一恵師

8. 邦楽の友 2016年2月号

で活躍する一方、作曲家の一柳慧、打昭和四十七年 CO< レコード奨励賞 広げたと信じています。 「箏曲の普及活動をしていく上で、楽器の吉原すみれと結成した「トライ昭和五十五年文化庁芸術祭優秀賞 多くの日本人の『邦楽は退屈で眠くなアングル・ミュ 1 ジック・ツア 1 」「沢平成十ニ年外務大臣表彰 る』といった先入観念が障害になりま井一恵・ 360 ℃の眼差し」、ジョン・ ゾーン、高橋悠治プロデュ 1 スによる「十七弦の低く深い響きは、私を魅 した。」 むしろ先入観念の全く無い外国人にリサイタルなど多彩な実験的活動を展了してやみません。」 向けてアッピ 1 ルしたほうが良いので開。 Z の Z 0 Z 0 Z 平成二十七年東燃ゼネラル音楽賞 邦楽部門を受賞しました。 はないかと考えるようになり、「音楽フェス、ウィ 1 ン、パリ市立劇場、メ 1 を愛する人たちに向けたフェスティバ ルス N N フェス ( 独 ) ミュ 1 ジッ 「迫真的に奏される十七絃のそのク響 ルを探し、世界の様々な音楽ジャンルク・アクション ( 仏 ) などより招聘をきツは時に内省的な凝縮された「間 の演奏家が参加するステ 1 ジで演奏す受け、各ジャンルでのコンサ 1 トを通を生み、時に激情がほとばしり溢れ出 るよ、つになりました。」 し、古典に始まる日本伝統楽器としてる、邦楽において稀有の表現力で聴一 世界的なジャズュニットの後、古典の箏と西洋音楽、現代音楽、、衆をひき込む。沢井一恵氏は八歳より と現代曲の組み合わせのステージを持即興音楽などとの接点を探求。その過宮城道雄に師事。夫忠夫氏と共に沢井一 ち、邦楽とは無縁だった沢山の人々に程で出会った、ジョン・ケ 1 ジ、ロシ箏曲院を設立し、多くの俊英を育成す 箏曲の魅力を伝えることができ、箏はア人作曲家ソフィア・グバイドウ 1 リるとともに、自らは昭和五十四年第一 世界に通用する楽器だと確信することナとの共同作業、即興演奏を経て、箏回十七絃リサイタルを開催以来、特に ができました コンチェルト ( Z 交響楽団委嘱 ) 十七絃にエネルギ 1 を注いできた。さ 「箏と十七弦、三弦を担ぎ、世界のへと展開、シャルル・デュトワの指揮まざまなジャンルの音楽家と交流しな 国々で演奏しました。」 でアメリカツア 1 を行う ( Z>* カ 1 ネがら、現代の音楽創造に積極的に関わ アフリカ以外、殆どの国を訪問してギ 1 、ポストンシンフォニーホ 1 ルなり、作曲家達への作品委嘱、実験的作 います。 ど全六公演 ) 。その後、ロシア国立管品への挑戦、オ 1 ケストラとの協演な 弦楽団との共演など世界中の音楽シー ど、意欲的なスタイルを貫き、国内外 宮城道雄に師事。東京藝術大学卒業ンで箏音楽の真価を問い続けている。で多彩な活動を展開、宮城道雄考案の 低音補助的であった十七絃の表現領域 沢井忠夫と共に箏曲院設立。現代邦楽