青葉 - みる会図書館


検索対象: 邦楽の友 2016年5月号
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1. 邦楽の友 2016年5月号

端唄青葉会 2 月幻日、神楽坂志満金 写真上より宗家青葉雪二三、二代家元二三花、 一一三駒。社中師範による合奏舞台。当日の記念ス ナップ。 2016 0 幻第

2. 邦楽の友 2016年5月号

明治以降、退廃であると非難されるこけだから単なる「復興」であるはずも とにもなった。 第引回哥澤演奏会 江戸の文化は明治時代になって変質「復興」といえば東北大震災、ある 6 月Ⅱ日 ( 土 ) 1 時開演 していく。 いは収東していない福島原発の大事故無料証券ホ 1 ル が挙げられるが、安倍総理は「アンダ芝勢以派哥澤隆勢会主催。 鹿鳴館に江戸文化はない。 1 コントロ 1 ルーだと大見得を切った 0 4 9 ー 2 3 2 ー 6911 それでも江戸生まれの人間が底流と のだから、それも違う。 して繋いできたものがある。 【訃報】青葉ニ三妙 だから明治は遠くなりにけりとい、つでは何か 言葉がある。 「全員が自己ベスト」「多様性と調和」 3 月日、胃癌療養中の処、死去。 「明治は遠く」の向こうに陽炎のよ「未来への継承ーこの三つを基本コン歳。端唄青葉流 ( 宗家青葉雪二三、家 うに消えていった江戸がある。 セプトとし、史上最もイノベ 1 テイプ元青葉一一三花 ) の唄方重鎮として活躍 前回の東京五輪は戦後復興のためにで、世界にポジテイプな改革をもたらした。 あった。 す大会なのであります。 その数年後の大阪万博もまたしかり。 小唄詞章投稿者募集 ■零れ草 火星会へ詞章を 新幹線が東京、大阪間に開通し、日 本は未曾有の好景気に突入していく。 ご投稿なさいませんか お送り下さった詞章は、火星会例会で、 そこから新しい日本文化が誕生して第回公演長唄繭の会 会員により互選し、高点順に邦楽の友 来ればよかったのだが、どうもそれは 5 月日 ( 土 ) 2 時開演 うまく行かなかったよ、つだ。 4 千円三越劇場 に掲載致します。 今になって五輪エンプレムのテ 1 マ「二つ巴「吾妻八景ー「三曲糸の調」「志なおご希望の方は作曲され、火星会演 に江戸時代の文化と言われてもなあ。賀山三番叟」今藤長十郎、今藤美知、奏会で演奏されます。火星会事務所宛 この五輪の本来の意義はどこにある杵屋佐臣、杵屋静子、日吉小暎、芳村お送りください のだろう。 伊十衛。 火星会事務局 243 ー 0405 ールネェアズ 2 少なくとも江戸回帰ではない。 0 3 ー 3 4 21 ー 7 0 2 9 日吉小暎海老名市国分南 2 一応一等国の仲間入りをしているわ 03 ー 3411 ー 5500 ー 615 常磐まさ米方

3. 邦楽の友 2016年5月号

を嫌い、そこから解放されて自由に唄タケ ) と高音域で唄うところを、舞台 、自分の考え通りに弾きたい、と考ではいい加減に唄っていた。師匠は、 えるのは至極当然の事と理解出来る。すかさずきちんと、高音できれいに、 雪二三師の唄に惹きつけられたのは唄い直しておられた。そう唄う事で、 数年前の報知端唄鑑賞会からで、声をこの唄が生きてくるから不思議だ。 かけたのは一度だけ。それも舞台横。 唄い終って舞台から降りて来られた時 に二言三言。とても良かったと申し上 東山晋士げた。それが今年は、新年会に招待を 受けた。それも雪一一三師の隣に、席が 用意されていた。 端唄小唄と遊ぶ 嬉しかったのは、舞台で唄うお弟子 「青葉流新年会」 の唄に合わせて、師匠が小声で唄われ ニ月ニ十一日 ( 日 ) 十ニ時半開演た事。右から弟子の唄、左から師匠の 唄が同時に耳に入ってくる。願っても 神楽坂志満金 ない、良い席だった 青葉雪一一三師は、今の端唄界の中で うん、それでいいよ。と師匠が頷い 一二を争う唄い手と私は思っている。ているところ。そこは違う、こうだよ さらっと経歴を伺っただけなので、と、半拍遅れで師匠が唄い直している 記憶違いがあったらご容赦願いたいが所など、師匠の気持が伝わってくる。 二十年ほど前に、それまで籍を置いて いい勉強をさせて頂いた。師匠の芸 いた千本流から独立し、出身地仙台にの確かさが確認出来たのは、唄、声、 因んで名付けた青葉流を創設された。節だけでなく、息の使い方の強弱まで 色々の地芸を勉強されてきた人は、すべてを意識して唄っておられる所。 一つの流儀の中に閉じ込められること「初春」の一節だったか、「松竹 ( マッ 邦楽会の歩み 三月 5 三月 ) 三味線メドレー

4. 邦楽の友 2016年5月号

前頁の写真は幹部社中の三味線合 二三花二代目は、周囲の人の期待通言うまでもなく、宗家雪二三師の唄 奏 ( 前列左から ) 一一三義、一一三花家元、りに社中を東ね、厳しい宗家の指導には抜群。社中一同が耳をそばだてる 二三駒。 ( 後列右から ) 二三照、二三耐えて、芸の研鑽にいそしんでいる この日は「涼み船」と「うつば猿 征 ( ユキ ) 二三鴇 ( トキ ) の皆さん。 この舞台写真からも、その事が確認を唄われて、拍手が鳴りやまなかった。 この写真に写っていない二三玉さん出来る。芸も年々良くなっている。 ク端唄小唄と遊ぶを青葉は明るい は幻年生まれと宗家が教えてくれた。 この人の舞台を聴いた。声がいい コトバがはっきりしている。だから、 聴いていて気持がいい仲間内でも、 人気のある方だそうだ。 この人達は、宗家の千本時代の門人 で、創流の時に宗家に付いて来られた。 今は、青葉を支える戦力になっている それからもう一つ、大事な事をっ。 二代目を継いだ二三花家元のことだが、 一流を立ち上げて間もなく、将来の事 を色々と考えられたが敢えて若い人 を二代目に選んだ。その訳を、詳しく は話されなかったが、ご自分の芸を、 しつかり継いで貰うには時間が必要。 だから若い人がいい 。それに性格判断 も大事。自分の芸を素直に受け取って くれる人でなければいけないから。 宗家の識見の深さに脱帽。こうして 一一三花師に白羽の矢が立った。 ニ上り新内防つほ圜雪ニ三宗家。 ( 三味線 ) ニ三花ニ代目。

5. 邦楽の友 2016年5月号

〈備考〉 「狂言作者並木五瓶、福森久助」 ( 表 〈琴唄あを葉〉 屋第ル 初演 〈考察〉 表紙の絵には、初代瀬川路三郎扮す 享和三年 ( 一八〇 = l) 十一月中村座 《初雪物見松 ( むつのはなものミのまる玉虫姫が琴を弾いている様子が描か れているが、実際に路三郎自身が舞台 っ ) 》第一番目六立目 上で琴を弾いたかもしれない。後ろに 立っているのは初代沢村源之助扮する ①早稲田大学演劇博物館 主馬の小金吾で、左手には本を持って ( イ・ 11 ・ 1212 ・ 32 ) 半紙本一冊 いる。主馬の小金吾は『義経千本桜』 に出てくる平維盛の家臣で、維盛の御 全一丁半 ( 表紙半丁・本文一丁 ) 台若葉の内侍と一子六代君を救い出す 六行 ④初雪物見松 ( むつのはなものミの人物というが、この芝居での役柄や物ケま分こ 0 イ。一 まっ ) / 第一ばんめ六立め / 市村語の筋はわからない。 いのてのわもく 詞章は、地歌『青葉』をそっくりそ 座 / 琴唄あを葉 ( ば ) のまま取っている。地歌『青葉』は三 ⑤琴唄あを葉 ( ば ) 下りの曲で、本曲も「三下りーとあり、 ⑥「あをば壱了」 ⑦板元 / 福地茂兵衛 / ふき屋町 / 冨詞章だけでなく旋律も地歌から取って 要ネ名公れ いる可能性も考えられるだろう。 士屋小十郎 / 山本重五郎 風月こまの 玉虫姫 / 瀬川路三郎、主馬の小金 のハと 6 よと 琴唄あを葉 吾 / 沢村源之助 れれみ。るとらわみ ⑩長唄冨士田千蔵、岡安喜三郎、 かけャゅと 6 , 三弦錦屋惣治、杵屋勝五郎、錦三下り八こはなさけなのしわざやな 合さのミ人にはつらかりそかなし 屋金蔵

6. 邦楽の友 2016年5月号

5 月号目次 【日本音楽聞書帖】・ 【小唄八題】・ 【今藤長十郎師】・ 【体調管理】 【邦楽好日抄】・ 【表紙絵】吉田まりの ・・・山木七重 ( 23 ) ・・・笹井邦平 ( 32 ) ・・・守谷幸則 ( 20 ) 三輪たけし ( 24 ) ・・・杵屋栄禧 ( 31 ) 【小唄オシャレ考】・ 【長唄正本研究】 ・・・竹越治夫 ( 38 ) 【 NHK 放送案内】 【演奏会情報】 ( 41 ) ( 48 ) 【江戸小唄】・ ーユース】 【邦楽会の歩み】 東山晋士 ( 34 ) 【グラビア】小唄鶴亀会・杵屋勝四郎・端唄根岸会・端唄青葉会・不二小 みち新名取・内田流春を舞う会 ・・・ ( 30 ・ 33 ・ 47 ) 演奏会広告 ( 五十音順 ) ・今藤政太郎・・・⑧ / しんばち会・・・ ( 6 ) / 東音宮田哲男・・・ ( 3 ) / 人間国宝の会・・・④ / 若宮三千代・・・⑤ ☆読者優先演奏会情報フォーマット・・・ ( 58 ) ー 19 ー M a ⅱ t 0 : m a g@houg a ku. co. jmAT1ttp:I/w w w_. hou gaku. co,jp/g a. h t m ー ワード・・・ ( 57 ) 村・・・ ( 55 ) / 宮本卯之助・・・ ( 56 ) / めるまが・・・ ( 54 ) / 矢野・・・ ( 54 ) / 龍角散・・・ ( 55 ) / / 舞踊プロモーション・・・ ( 57 ) / 別亭神田新八・・・⑦ / 三越劇場・・・ ( 16 ) / 光春野 ・・・ ( 56 ) / 竹うち・・・ ( 55 ) / たのしい三味線・・・ ( 57 ) / 鶴屋・・・ ( 54 ) / 東山楽譜・・・ ( 56 ) 亀屋・・・ ( 54 ) / 菊村しづ・・・ ( 表 2 ) / 顕彰会・・・ ( 表 3 ) / 作者邑・・・ ( 56 ) / 三味線かとう 一般広告 ( 五十音順 ) ・安藤政輝・・・⑨ / 小野正志・・・ ( 大裏 ) / 加藤邦楽器・・・ ( 55 ) /

7. 邦楽の友 2016年5月号

プログラムの巻頭に、「端唄を継承 していくには、若い世代にバトンを渡 「第九回小唄鶴亀会」 さなければ、と強く思、つよ、つになり、 ニ月ニ十五日 ( 木 ) 十時半開演 学生の頃より育ててまいりました水葵 日本橋三越劇場 玄葉に、水葵流一一代目を任せる事と、 いたしました。」と書かれているので 湯島天神の境内にある小唄顕彰碑を 維持する為に、八年前発足した鶴亀会とても感銘を受けた。 だが、年々小唄界に籍を置く人達の理このところ、自分が歳を重ねない内 に、若い人に家元を譲ろう、と考えて 解を深め、参加する方が増えてきた事 は大変喜ばしい。正月だから、三越のいる師匠によく出会う。今月号で紹介 舞台で唄ってみよう、と割り切っていした青葉雪一一三師然り。三月号で紹介 るよ、つにも思、んる。 した蓼輝光師は、未だ若い師匠だが、幻年に花季会から離れ、翌年三越劇場一 家族や知人を招いて自分の唄を聴い今からもう「若い人達に小唄を広めるで創流披露の会を催した。以後 2 年毎 て貰う。お弁当に記念の品を添えて。努力をします」と宣言している。清々に定例会を開いているが、前回の会で一 そんな光景を見ると微笑ましくなる。しい気持がこちらにも伝わってくる。私が強く感じたのは、一門の結東の固 さと、社中の確かな芸の進歩だった。 参加料は、小唄顕彰碑を維持する為の 。この事さて登喜葉家元は、故根岸登喜子師それを裏書きするかの様に、家元は舞 協力費。と思うと気分もいい 業の世話人になり代わって、ご協力にの芸に惚れ込んで入門して端唄の道に台挨拶で、新流派の目標が殆ば達せら 入った。根岸家元の他界後、根岸かられた事、更なる精進を約東する、と控 感謝する。 離れて花季会という同人組織の新流派えめながらカ強い言葉で話された。水 を作った仲間と同調して、その一員と葵流が、創流の旗揚げをしてからまだ 一門定例会と水葵流ニ代目披露 なったが、たまたま出会った杵屋裕光 4 年しか経っていない。でもこの社中 端唄「登喜葉の会」 に何かが起こる、と私は思った。 師から、新感覚の端歌を唄ってみない 三月ニ十六日 ( 土 ) 正午開演 かという提案を受けたとき、自分が探その予想が的中して、今回一一代目玄 日本橋三越劇場 していたものと重なるように感じて、葉師の披露となった。おめでとう。 登喜葉初代家元の舞台姿。

8. 邦楽の友 2016年5月号

登喜葉家元に自信を与えたもう一つ の活動はライプ形式の演奏会。住まい の地元を大切にする家元は、千葉界隈 で数多く催されたが、都心での活動も 大事。それに気づいた家元は、神楽坂 ライプに力を入れられた。 でも神楽坂ライプに一番力を入れて いたのは、実は玄葉さんだったと家元 に伺った事がある。その気の入れよう には執念のようなものを感じられたそ うだ。ひたむきに努力する強さに心を 動かされ、この人に二代目を託そうと 考えたに違いない。私は、そう思う。 玄葉師は謙虚な方で、未熟な身で大 役を仰せつかった、と戸惑っている。担う一人として活躍して行きます。そ 稽古を積み重ねク前の会より少し良くして玄葉を支えるのが私の仕事です。 なったねクと言われるようにします。このコンビの今後の活躍が楽しみ。写 、舞台挨拶で、本心を正直に言われた。真の通り、二代目披露の舞台演奏は静 舞登喜葉家元の挨拶。今後も端唄界をかに幕を閉じた。 目 代 葉 当第一 3 「ごあいさつ」の舞台。 ニ代目披露の舞台、その終演時。 ー 37 ー

9. 邦楽の友 2016年5月号

◎ 047 ー 466 ー 5904 ゆく詩達 5 紀尾井シリーズ vo 一 . 7 3 日木の花会 2 時・ 4 千 5 百円紀尾井小ホ 1 ル Ⅱ時 国立大劇場本條秀太郎 ( 唄・三味線 ) 、本條秀五 1 日羽賀幹子門下生演奏会第貶回彩花柳寿南海・花柳翫一主宰舞踊会。清郎 ( 三味線 ) 、竹井誠 ( 笛・尺八 ) 、 の会 元、長唄、大和楽、義太夫、一中の地鼓友緑佳 ( 鳴物 ) 「江差追分 ( 北海道 ) 」 2 時・招待 四谷区民ホ 1 ル方で「青海波」より「黒髪、まで番「山中節 ( 石川県 ) 」「田助ハイヤ節 ( 長 「末の契り」「五段砧」「秋の言の葉ー「上を上演する。 崎県 ) 」「よさこい節 ( 高知県 ) 他 無ー「鷹」「三つの遊びー「箏二重奏に◎ 03 ー 3322 ー 2551 ◎ 0 っ 0 ーっ 0000 っ 0 ー一 J180 よる小組曲」「箏三重奏曲ー「夢殿ー市 川二三子 ( 胡弓 ) 彩の会会員、山本綾 5 日参鼓会望月彦十郎・杵屋勝喜 8 日井筒寿美の会 三越劇場 子門下生。 芳追善ニ代目望月彦十郎襲名披露会 8 日第回当道友楽会地歌箏曲定期 ◎ 0 0 ー 53 / 4 ー 1080 川時菊分 国立小劇場演奏会 ◎ 0 っ 0 ー一 0540 ー【 D666 Ⅱ時・ 3 千円 国立文楽劇場 5 日創明音楽会 1 日・ 2 日第回じよぎ 6 時半・ 2 千円お江戸上野広小路亭 五反田文化センタ 1 8 日白百合会一門による勉強会 奇数月の 1 日・ 2 日に亘って開催され 5 日葉風会箏曲演奏会 Ⅱ時・無料 国立文楽小ホ 1 ル ている女流義太夫若手演奏会。 1 時・ 3 千円兵庫県立芸術文化セン◎ 06 ー 6641 ー 4015 ◎ 0 っ 0 ーっ 0 一 0 41 ー -0 4 / 1 タ 1 阪急中ホ 1 ル 中村双葉・中村美智子主催。「合奏曲 9 日第 7 回煌音楽会ー結成周年 3 日日本尺八連盟第回記念関東演ト短調」「春の詩集」「里の暁」「流音」「湖 7 時・ 3 千円 奏大会 都」「幻の柱 [ 「協奏曲第十番」賛助出 すみだトリフォニ 1 小ホ 1 ル 川時半・ 2 千円 演・星田一山、永廣孝山ほか。 篠田大介 / 星月夜、根本卓也 / 失わ なかの ( 小ホ 1 ル ) ◎ 06 ー 6621 ー 9606 れたタヌキ、大野理津 / 尺八三重奏 本曲「八千代ーより「山河」まで絽番 曲『 CHIKU 』 ( 新作初演 ) 、夢螺狩・ : を演奏する。 7 日本條秀太郎の会鄙哥 5 伝え他数曲、全て煌オリジナル作品。田中 5 月の演奏会情報