ながたミかのこたうじゅゃうじ ) うてな 花筐鹿子道成寺 ( はながたミかの こだうじゃうじ ) いろもかもおなしむかしに咲らめ⑥「京かのこ壱」「京かのこ二 と袖ふれし匂ひぞと女こ、ろのやる⑦はんもと / 沢村利兵衛 / さかい町 せないものをよその恋路も ( 一・オ ) ⑧ 「国之蔵」「このぬしうたぞう」 ( 表 紙 ) こふかいな合かたとけて嬉しきあ わ雪のなかれせわしきいろの仲町 ⑨白拍子さくら木 / 坂東三津五郎、 喜幸坊 / 坂東八十助、市丸坊 / 市 川荒五郎 はながたみかのこどうじようじ ⑩長唄冨士田新蔵、冨士田勇蔵、 〈花筐鹿子道成寺〉 い , も年とる ~ ・ 酉村三次、冨士田彦兵衛、冨士田一 む午」 ~ 舮ま、りと 半次、三弦杵屋六左衛門、杵屋 初演 彦次郎、杵屋和助、杵屋喜三郎、 ' ル・ ( ・。一文化元年 ( 一八 0 四 ) 三月十八日より 杵屋東次郎、杵屋新九郎、小っヾ ′み・んいマを , 中村座 み田中佐十郎、小っゞみ西川幸次 、・歩ャ , 4 ・豸《長者丸釣鐘鋳桜 ( ちょうじゃまるか 郎、大っゞみ太田市左衛門、大 ねいざくら ) 》第ニ番目追善狂 = = ロ っヾみ六郷新三郎、たいこ高 専右衛門、たいこ田中三平、ふ ①日吉小三八氏所蔵 へ住田新七、ふへ平田門十郎 半紙本一冊 全二丁半 ( 表紙半丁・本文二丁 ) 〈備考〉 欠丁。「狂言作者桜田次助ー「ふり 九行 , , 一十 ~ 手、④長者丸釣鐘鋳桜 ( ちゃうじゃまる付西川扇蔵、 ( 表紙 ) 。 かねいさくら ) / 第一一番目追善狂 言 / 中村座 / 花筐鹿子道成寺 ( は〈考察〉
長唄正本研究 ( ) 凡例 表紙に破れあり。 〈うてな〉 三国小女郎と玉屋新兵衛を扱った芝 初演 居としては、初代並木五瓶が安永四 文化元年 ( 一八〇四 ) ニ月中村座 《》大命題 〈〉曲名 《罷出邑助花 ( まかりでむらすけにき年 ( 一七七五 ) 七月大坂角の芝居で上 「ー引用部分 こ文献名 演した『三国湊名所帷子』がある。そ さらぎ ) 》第一番目四幕目 書誌的説明 ( 該当項目のない場合は省略 ) の後寛政十年 ( 一七九八 ) 江戸の桐座 丁数 ①体裁 で、物語の舞台を江戸に移して『富岡 3 本文行数①早稲田大学演劇博物館 ⑥丁附 向内題 ④外題 恋山開』が、上演された。『富岡恋山 ( イ 11 ・ 1212 ・ 33 ) 卩 1 し ー」コし 8 - ヒ一三ロ ⑨役者名 . は、・甲一三ロ 開』の筋は、下総結城の家中の鵜飼兵 半紙本一冊 い画師名 囮奥書 ⑩演奏者 全一丁半 ( 表紙半丁・本文一丁 ) 兵衛の娘小菊が放蕩者である兄の九十一 郎により深川へ売られ、三国屋の小女 六行 郎と名乗り、かっての家来筋にあたる一 ④罷出邑助花 ( まかりでむらすけに 長唄正本研究会 きさらぎ / 第壱番目四幕目 / 中玉屋新兵衛と深い仲になり、兄に邪魔 会員加納マ されながらも新兵衛に尽くすというも 村座 / 、ってな 蒲生郷昭 ので、「小女郎・新兵衛ーの代表的な うてな 杵屋寒玉 ⑦さかい丁 / 沢村屋利兵衛 / はんも作品として知られる。 稀音家義丸 A 」 本作品では新兵衛を三代目坂東三津 竹内道敬 ⑨三国小女郎 / 岩井粂三郎、玉屋新五郎、小女郎を初代岩井粂三郎 ( のち 五代目岩井半四郎 ) が演じた。ただし 兵衛 / 坂東三津五郎 酉月美カ ⑩長唄冨士田新蔵、三弦きねこの「うてな」の表紙には役者の姿絵 羽山裕 や六左衛門、きねや彦次郎、きはなく、どのような場面かわからない。 星野厚子 なお平仮名が読めなかった人が、さ ねや和助 吉野雪子 らに振仮名を書いている。 〈備考〉 〈考察〉
紀尾井小ホ 1 ル 「春秋ー直吉・勘五郎。「今様望月」喜小六史希也。「伊達模様」立方・新ば 2 時・招待 ・し喜美弥。芝虎裕・芝虎。「雨の降る夜」〔賛助出演〕芳村伊四絽、吉住小与ひ 三以満・喜寿海。「二人椀久」喜三良 寒玉。 立方・新ばし秀千代。芝虎大・芝虎。「松で他 ( 唄 ) 、吉住小しな、杵屋巳織 ◎ 000 ー 00408 ー 5718 葉衣」立方・新ばし加津代、新ばし他 ( 三味線 ) 、藤舎円秀、他 ( 囃子 ) 、 鳳聲晴之 ( 笛 ) 、花柳榮輔 ( 舞踊 ) 「安 9 日山田流箏曲協会国立小劇場民芝虎峰・芝虎、新ばし由良子。 ◎ 03 ーっ 08005 ー 14 ワ】 1 宅の松」「時雨西行」、舞踊「廓一一題」 日第 6 回「伝統芸能の魅力」『邦料日上方の風雅国立文楽小ホ 1 ル 証券ホ 1 ル 絽日蓼派蝶々会 楽を楽しむ』 2 時半・ 2 千 5 百円 国立小劇場日地唄三絃生田流箏曲の会 解説「邦楽を知ろう」「邦楽について」 2 時・無料 証券ホ 1 ル貶日邦楽華麗なる技第十一回新内節 5 哀切と誠実の美学 「声の出し方、技法について」ー河東節・主催・白韻会、会主・鈴木白韻。客演・ 清元節の特色ー体験・声を出してみよ尺八 / 北山士童、井藤麗山、川瀬庸輔、 6 時半・ 4 千円紀尾井小ホ 1 ル う。鑑賞・河東節「助六 ( すけろく ) 」内山友輔。「鳥辺山」会主。「三津山」新内剛士 ( 浄瑠璃 ) 、新内仲三郎、新 清元節「お祭り ( おまつり ) 」出演他社中からの曲とりの方。「弄齋」「融、内喜代寿郎 ( 三味線 ) 、竹内道敬 ( 聞一 十寸見東治・山彦青波 ( 河東節 ) 清元「タ邊の雲」広島からお竹の先生の希き手 ) 華麗なる技の様々。「藤蔓恋の柵」 清栄太夫・清元志寿造 ( 清元節 ) 藤舎望で。「残月ー初代没後四十年のため「朝比奈地獄廻」 ◎ 000 ーっ 0 ワ ~ 00 / ー 00 61 呂英 ( 囃子 ) ほか。お話玉川奈々福露払いに韻号者全員で。 ◎ 0 っ 0 ーっ 09 9 一ー 810 ワ ◎ 0 一 / 0 ー 0 / ー、 00 貶日第回端唄花季会 四日女流義太夫演奏会 Ⅱ時・無料 国立小劇場 6 時半・ 3 千円紀尾井小ホ 1 ル 新日第回哥澤隆勢会 1 時・無料 証券ホ 1 ル端唄全番。出演者・花季会会員、ゲ竹本越若 ( 浄瑠璃 ) 竹本越里 ( 浄瑠璃 ) 家元は四代哥澤芝虎。「にじみ書き」スト出演・池田弘一、柳亭市馬。名鶴澤駒治 ( 三味線 ) 他「義経千本桜」 芝駒恵・芝喜音代。「時鳥今一声」芝による合奏「浅草まいりーほか。 椎の木の段、他。 ◎ 0 っ 0 ー 00 5 41 ー【 0 4 イ 1 久満・芝虎。番演奏後舞踊「我がも◎ 03 ー 3982 ー 7967 の」立方・立花寶山。小六史希子・芝虎、貶日栄富次の会 ( 浪曲師 )
第 79 回春和会箏曲演奏会 古典と初代山川園松作品 藤永検校三絃移曲 八千代獅子 箏独奏による小品 蜂 蜜 ナーガの踊り 箏合奏曲ニ短調 山川園松 春和会 主催 賛助出演 ( 順不同・敬称略 ) 三絃 重要無形文化財保持者 山勢 尺八 ( 都山流 ) 川 森 山 田 渡 村 田 川 辺 辺 松島検校作曲 初代山川園松替手手付 椿づく 箏合奏曲 響 竹生 邦楽器による 六重奏 三世山勢松韻作曲 冬の組 千代田検校作曲 松 泰 柊 響 頌 紅 和 彰 韻 山 山 山 山 山 実 時 し 島 曲 曲 ( 琴古流 ) 青木 チェロ 山村 平成 28 年 5 月 30 日 ( 月 ) 午後 2 時開演 ( 午後 1 時 30 分開場 ) 国立劇場・小劇場 〒 102 ー 8656 東京都千代田区隼町 4 ー 1 電話 03 ( 3265 ) 7411 FAX 03 ( 3717 ) 5804 山川園松方 TEL 03 ( 3717 ) 5805 東京都目黒区柿の木坂 1 ー 32 ー 14 〒 152 ー 0022 連絡先春和会本部 入場券 = 3 , 000 円 ( 全席自由 )
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女は弱 ( よわ ) くて 強いもの 小唄「お滝さま」 小野金治郎詞本木寿以曲 梅雨に似合う花といえば紫陽花 ( あ本調子 八消えてゆく じさい ) です。 あじさいの名は藍色の花が沢山咲く帆 ( ほ ) かげに ところとい、つことです。 鐘 ( かね ) も あじさいの品種の「オタクサーは鳴滝 ( なるたき ) や 江戸の頃日本の医学の基礎 ( きそ ) あじさい屋敷の を築いたシ 1 ポルトが愛した長崎丸ランタンの 山 ( まるやま ) の女性滝 ( たき ) さ色は七色 んの名前をとって命名 ( めいめい ) 思いは一つ したことから有名になりました。オ「やんまとべとべ ランダアムステルダムの郊外 ( こう飛ぶなら がい ) のライデンという都市には記西へ西はゲルマン 念植物園があり私が訪れた時は丁度なっかしゃ アアなっかしや」 あじさいの花が美しく咲いていまし ばんち顔見りや 最近は花が豪華 ( ごうか ) な西洋あ今更 ( いまさら ) に じさいが我国でも多くなっていますが彼の人恋しと また泣ける 清楚 ( せいそ ) な、ひっそり咲くあじ さいもいいものです。 日照雨 ( ひでりあめ ) 北鎌倉の明月院 ( めいげついん ) の 気品に満ちたあじさいは心うばわれる 小唄「あじさいや」 美しさです。 伊藤深水詞清元寿兵衛曲 三下り 八あじさいの 田の字くずしの ぬれ浴衣 ( ゆかた ) 庭面 ( にわも ) あかるき 庭たすみ 本調子 八涼風かおる 雨華庵 ( うげんあん ) の 縁 ( えん ) 誰やら 人の影 ロ三味線の ひとふしに 廓 ( くるわ ) なまりの なまめかし まだしばらく続く雨模様どうぞ皆様 御大事になさって下さい。ご機嫌 ( き げん ) よろしゅ、つ。 微 ( ひそ ) かに揺 ( ゅ ) れる 梅雨の月」春日とよ稲 「つくばいに
法要の前に山田検校の墓前に手を合死後百年忌にあたり、江ノ島神社奥津 わせたいとお参りをさせていただきま宮に顕彰碑が建立されました。 した。 像はしばらく台座だけの時期もあり 山田検校の墓は東京都指定旧跡となましたが、平成十六年 ( 2004 年 ) っており、その東京都教育庁の解説にに復元され、こちらも記念式典が盛大 よると、墓石は筆頭弟子の山登検校らに執り行われたことは記憶に新しいで により、没後約三十年を経た嘉永一一年す。 ( 1849 年 ) に建立されたとのこと山田流箏曲演奏家にとって、流祖山 山木七重 でした。 田検校は特別な方ですので、その一一百 平成一一十八年五月十日、源照寺本堂墓石正面には儒学者太田錦城によ回忌慶讃法要に参詣できたことは大変 において、山田流箏曲協会により『山り、山田検校の実績と「嗚呼世人目嬉しく思います。健康で長生きして次 田検校一一百回忌慶讃法要』が行われま明而心盲師乎師乎目盲而心明」なの二五〇回忌にも参詣して、演奏活動一 した。 が続けていられたら幸せですので、墓 どの撰文が記され刻まれていました。 法要には山田流箏曲協会会員や、多また、参拝記念品の一つとして、源前にて今後の益々の芸道精進をお約東一 くの来賓の先生方が参詣されて、山田照寺があります葛飾区の「かっしか郷して、これからも見守っていただける 流箏曲協会理事の先生方による「江の土かるた」をいただきましたが、そのようにお祈りしました。 島曲」献曲もあり、盛大に執り行われ中の「そ」の読札には「箏曲を江戸で ました。 はやらせ山田検校」とあり、解説に山 江戸時代の箏曲山田流の開祖として田流箏曲は雅であるとともに、艶やか 世に知られる山田検校は、宝七年で派手さもあって江戸の人々の人気を ( 1757 年 ) 江戸で生まれ、幼くし得たとありました。 山田検校ニ百回忌慶讃法要 て失明するものの、山田松黒より箏を また、代表作「江の島曲」は、実際 山田濃箏曲協会 学び、のちに山田流を興しました。 に滞在して構想を練ったといわれてお 文化一四年 ( 1817 年 ) 四月死去り、この地と縁が深い山田検校の功績 されました。 をたたえ、大正六年 ( 1917 年 ) に 「山田検校ニ百回忌 慶讃法要」
山本ゆきの、望月太喜若、島村聖香。 日近畿大学邦楽部 日第貶回長唄東友会 国立文楽小ホ 1 ル◎ 03 ー 3430 ー 1066 1 時・整理券 紀尾井小ホ 1 ル 東音吉井禮子 ( 一一一味線 ) 東音杉浦和子、 東音椎名佳子 ( 唄 ) 「神田祭」「連獅子」日春日会研究会 「安宅松 , 「那須野」「角兵衛」 国立小劇場 4 月日「かこいや」において、火 ◎ 04-0 ー 89 ワー 0127 日杵勝会 星会作詞例会が行われた。出席者は会 日堀派水無月会証券ホ 1 ル 日芸大卒業生による箏曲新潮会第員の、栄由利、美浜れい、不二小みち、 国立文楽小ホ 1 ル四 日松永会 吉住義之助、常磐まさ米、井筒乃芙幸、 回定期記念演奏会 国立小劇場の 6 氏。ほかに紙上参加 ( 投稿者 ) の 日第一回今藤政太郎作品演奏会 6 時半・ 4 千円 6 時・ 8 千円 紀尾井小ホ 1 ル「奥組羽衣曲ー「松竹梅「平調合奏曲ー華兆史乃、一一一浦由喜、白扇小伊寿、北 今藤美知、杵屋勝四郎、今藤政子、今富本節「桜七本、「布袋」「長恨歌曲 - 村純一、春日とよ五朗丸、英一兆、福一 藤政貴、今藤長一郎 ( 以上唄 ) 今藤美記念演奏「新潮ーグラビアベ 1 ジ広告田佳子の 7 氏を含めて兼題「顔」と 「雑」の集稿を互選の結果、次の詞章一 治郎、今藤長龍郎、松永忠一郎、今藤参照。 が高点を獲得した。高点順に掲載す 政十郎、今藤政音、今藤政智 ( 以上三◎ 03 ー 5577 ー 6736 味線 ) 田中佐幸 ( 囃子 ) 藤舎推峰 ( 笛 ) 四日港北三曲会第 5 回チャリティコる。 川瀬露秋 ( 胡弓 ) 桐竹勘十郎、吉田一輔、ンサート 「お飾りを」吉住義之助 吉田簑紫郎 ( 以上人形 ) 他。今藤政太 2 時・千円大倉山駅港北公会堂 第一部八曲、第二部九曲、第三部八曲。 郎作曲「六斎念仏意想曲」、今藤政太郎、 松永忠一郎、今藤政貴作曲 / 田中佐幸古曲から洋楽器とコラボする現代曲ま八お飾りを 無駄にくぐっちゃいない顔 作調「剱烏帽子照葉盞 ( けんえばしでを演奏する。 苦労苦にせぬ同級生の てりはのさかづき ) 」、井上ひさし作 / ◎ 045 ー 541 ー 5122 浮世くるくる沈んで浮いて 海津勝一郎脚色 / 今藤政太郎作曲 / 駒 腹から笑える猪ロの数 井邦夫演出「語り物雨」 日お座敷唄ゆきの会 5 其の七 7 時・ 3 千 5 百円せんがわ劇場 ◎ 000 ーっ 0 4 69 ー - 「 / 9 第 666 回火星会例会
氏の揺れる想いを六首の組歌にした作星を見て泣き明かす身の辛さを綴った 品。富田の組歌は何度か聴いている作品。齢九十と察する米川の矍鑠とし 満開の遅咲きの芸の花 がクリアな歌とシンプルな手事が絶妙た歌と手事に圧倒される。その胸を借 第四回富田清邦地歌箏曲演奏会 ( 4 に絡み合い高い完成度を保っている。りて歌と手事に培った技量を存分に発 本作品も源氏と空蝉の心の襞をシンプ揮する富田のクリアな芸が心地良い 月祐日・紀尾井小ホール ) 生田流地歌箏曲・富筋の富田清邦のルな曲想の中に見事に浮き彫りにして聴かせ処の手事はゆったりした出だし 毎年恒例のリサイタルは昨年までⅡ月いる。これぞ組歌のお手本ーといったから加速して細かい音で絶妙に絡み合 う手の込んだフレ 1 ズを絶妙のアンサ に開催されていたが今年は春の開催と感がある。 なる。 作曲者不詳・繁太夫物「紙屋治兵衛」ンプルで聴かせる。 笹川臨風作詞・富崎春昇作曲「春 ( 三弦ー富田清邦 ) 。近松の義太夫節『心古希を過ぎべテランの域に入り円熟 の江の島」 ( 尺八ー田中康盟、箏替手中天の網島』の「河庄」をそのまま採味を増した富田の芸は古来より芸の世 ー富田清邦・岡島礼邦・中田見邦・吉 った作品。治兵衛との心中を決意した界で云う〈一人前〉になった感がある。一 挨拶文では「私の心境は未だ〈青春 岡翠邦、箏本手ー河合章邦・佐藤珠箏小春の揺れ動く心の襞を歌い込んでい 邦・福山珠香邦・大石久恵・宮川節子 ) 。る。端歌物のように節が込んでおらず真っ盛り〉でございます」と述べ、桜一 会主が昨秋古希を迎えそれを門人との似たような節を淡々と綴る繁太夫物のの散った 4 月にまさに遅咲きの芸の花 合奏で自祝するーとプログラムの挨拶難しさは富田本人が熟知の筈、それをが満開となった感がある。 文にある。昭和川年 ( 1935 ) 江の芸としてじっくり聴かせる力量は他の 島神社の大祭に奉納された作品、江の追随を許さない。禁断の恋と浮世の柵花咲く春に一一つの異なる花が開花し に苦悩する小春の切なさが滲み出る。た。若い頃よりの修練が異色と云われ 島の風景と祭神弁財天の徳を歌ってい た芸をそれなりに時分の花を咲かせた る。箏本手・替手の合奏が良く絡み手江戸期の語り物の素朴さが残る。 事は見事なアンサンプルを構築し、田皆川淇園作詞・光崎検校作曲・箏手女流義太夫三味線方。古稀を迎え半世 中の柔らかな竹が長閑な春の香りを漂付・京風手事物「夜々の星」 ( 箏ー米紀に亘る芸道に遅咲きの満開の花を咲 わす。 川文子、三弦ー富田清邦 ) 。掉尾は恒かせた地歌箏曲演奏家、私はこの二つ 北島検校作曲・箏組歌「空蝉」 ( 箏例の斯界の重鎮・米川との京風手事物の開花を奇しくも目の当たりにした巡 ー富田清邦 ) 。「源氏物語』の空蝉と源で締める。実らぬ恋に身を焼き夜々のり合いに感謝する。
◎ 000 ー 3268 ー 2965 八王子いちょ、つホ 1 ル 5 日錦心流琵琶第十回「淀水会」初 夏の会 4 日伝統芸能の魅力 Ⅱ時半 / 2 時半・ 2 千 5 百円 Ⅱ時・無料 国立文楽小ホ 1 ル 1 日・ 2 日ぎだゅう座 上野広小路亭 国立小劇場合吟「蓬莱山」より掛合「舟弁慶ーま 一部は雅楽、一一部は日本舞踊 で幻番を演奏する。会主は中野淀水。 ◎ 0570 ー 07 ー、、 00 ◎ 0 ィ 2 ー 8 ワ / ー 1698 3 日第回生田奨励会 7 時・千円 紀尾井小ホ 1 ル 4 日いろは会国立文楽小ホ 1 ル 6 日第十回人間国宝の会 神永陽韻、辻葉韻 ( 白韻会 ) 、渡邉喜 6 時・ 5 千円 国立小劇場 典祐、諸星亜美、鈴木つかさ、坪内喜 5 日第回箏曲常盤会 イイノホ 1 ル地歌「寛闊一休」富山清琴ほか。義太 仁祐、今井萌仁 ( 箏曙会 ) 、池上明子、肥時・無料 木村茉莉、岩下惠子、松平俊子、阿部会主・久本成子。「慶祝調 , 「虫の楽、夫・新内「日高川入相花王」竹本駒之助、一 むつみ ( 絃声ひなげし会 ) 、田村雅釉「四季の初花ー「箏・尺八・チェロ三新内仲三郎ほか。ト 1 ク・千代田区長 重奏曲。井藤麗山、難波竹山、山本石川雅己と人間国宝の皆様。長唄「渡一 徽、吉川雅楽巴里 ( 正派邦楽会 ) 、 村葵山。「五段砧ー「若草」「みだれ」「秋真山、夢風会。歌曲、洋楽器との合奏邊綱館之段」杵屋喜三郎、杵屋浄貢ほ が聞き所。 か。「嶋原太夫道中」かしの式、舞い の風物詩」 ◎ 0 っ 0 ー 00 ワ朝 0 っ 0 ー 8 4 8 一 0 ◎ 0 っ 0 ーっ 0 ワ 68 ーワ ~ 96 LO にしえ、舞廓七草。堅田喜三久ほか。 5 日一中節稀曲研究会 監修・竹内道敬 3 日・ 4 日まちなか JAPAN ニッポ 2 時・ 5 千円 紀尾井小ホ 1 ル◎ 03 ー 3261 ー 8002 ン音楽隊がやってきたー 都一中、都了中、都一すみ、都一 川時・無料 桜、都一みき、都一志朗、都一凛、 9 日第回長唄杵屋会 イイノホ 1 ル 新宿駅西口広場イベントコ 1 ナ 1 都船中、都一千。「少将道行」「タ霞 1 時半・ 4 千円 3 日は全回、 4 日は全 8 回公演。正浅間獄上下」「用明天皇道行」 恒例の女流による大合奏「四季山姥ー 派邦楽会会員による箏の音たつぶりの◎ 080 ー 9207 ー 5458 幻丁枚で幕明け。「月の巻」君三郎・ 二日間です。 5 日春日とよ芝洲会 勘寿郎。「喜三の庭ー勘和恵・勘由紀。 6 月の演奏会情報