ル〉の人たちが、なぜあなたに楽しく付き合ってくれるのか。そ大学てもあるし会社てもあることてしよ。だから可能性はある 再確認はてきたかなと思いますね」 んだけどな。てもそういう人たちは〈せつかく仕事終わって帰っ の理由って今の話にあるんだと思う。 ライヴて披露された新曲を聴いても思ったけど、理樹くん てきて : : : またかあ〉ってなるのかな ? ふふふ。そこは正解 「 : ・・ : え ? ・と - つい - っこと ? ・」 の抱えているものは、もう悲しいまてに変わらない がないから悩みますよね。悩むけど、諦めるってことはない。も そ - つ。それが : 「うん その純粋さてすよ。良くも悪くも子供のままっていうか : とても悲しいてすよ」 し俺がそんなこと言ったら、今ワルシャワを手伝ってくれてる 「ああ : : : その、ものを作るっていうことて言えば、ずっと闘っ 「どうだ、これが俺だ ! 」とは思えない ? いなあって てきたから。なんか売れ線の曲とかじゃなくて。純粋にずっとみんな、あとライヴ・スタッフも、メンバーてさえも離れていく 「思わない。そう思える人、逆にすごく図太いな、 と思うから。〈あー、まだ理樹こんな気持ちてやってんのかあ〉っ 思う。レオス・カラックスっていう僕の大好きな監督も同じこ作ってきたって気持ちはあリますね。て、さっき言った : : : ゴ て思われながら、付き合ってもらってる」 ミみたいな気持ち ? 〈なんの価値もない人間かもしれないけ と言ってて。新作を今さら出す必要もなかったんだけど、『ホー 理樹くん、一年前と比べても少し変わったよね。 ど、それていいじゃない〉っていう気持ちと。子供のままって言 リー・モーターズ』っていう映画を何年かぶリに出して。『めちゃ くちゃ辛いし地獄だけど、てもやつばリ自分自身て居続けるこわれると : : : まあ新作にはね、ほんと〈お母さーん ! 〉って絶叫「あ、うん。レコーディングてやつれたリはしたけど、ても、スッ キリした表情になったねって言われる」 してる曲もあリますからね ( 笑 ) 」 としかてきなかった、何年かけて自分てそのことに気づい 聴きたいな ( 笑 ) 。それを曝け出しちゃう度胸と、ある種向ー去年のインタビューては今の音楽業界をすごくシリアスに た』って言ってましたから、僕なんかまだ早いほうてすよ。一年 語っていたてしよう ? 若者に夢を与えなきゃいけない、自分 こう見ずな幼さっていうかな。そこにみんな、手を貸したくな かけて発見てきたんだから。ははははは」 の背中を見せるんだって、ひとりて背負ってるような覚悟が言 るんだと思う。面倒なのに放っとけない。 そもそも、こんなふうに変われたらな、っていう理想はあ 葉の端々に感じられて。だからこそ去年のコーストも気合の塊 「そうてすか ? : るんてすか。 : 自分てわかんないてすけど」 みたいな、素晴らしいライヴになっていて。 ライヴ中にトディくんが言ったこと、覚えてます ? なん 「一概に何が幸せかって、まったくわかんないけど。僕が言いた だかんだこの人のワガママに振リ回されてきたけど、付いてき「うん。うんうん」 いのは、世の中的に幸せと言われてるものは別に幸せてはない て、ゴメン、正直言ってライヴは今回よリ前回のほうがい よってことて。今の若い子 : : : もちろん面白い人たちもいるけて良かった、って。どう思いました ? い出来だったと私は思う。 ・いいこと一言 - つなあって」 ど、長い目て見たら、今の若い子はもっとずっと絶望的な状況「うん : 「うん : : : しゃーないじゃないてすか ! 」 「振り回してゴメン」はないのかー だと思う。平均化されちゃって」 そこはしゃーなくない ( 笑 ) 。もっとてきるはずー・てもそ 「あははは。まあ最終的に俺のワガママは良かったって言って 出る杭はほんと全力て叩かれる時代よね。 こも含めて今のほうがリラックスしてるんだろうなって、今日 くれてるんだなあと思って。ニコニコしてました」 「そう。だから自分が言いたいことは : : : 抑圧されて、虫けらみ 話してても思いました。 くくく。それも無邪気さって言うのかなあ。 たいな、踏み潰されたような気持ちのままて、君は生きていて いいんだよっていうこと。それだけてす。僕も中学生ぐらいの「ても : : : 逆に僕が気を付けてんのは、あまりに大人になりす「そう。今ても若いバンドの状況は変わらないんだけど。ても別に ねえな、と思って ( 笑 ) 。『背中を 時、音楽なかったら自殺してたと思うし。ほんとに。そこの強烈ぎないってことて。それは俺からしたらアーティストても何て俺の背中を見てる人って : : : い もないから。子供の頃の、最初の地点をずっと覚えているって見てほしい、来いよ ! 』って言ってたけど、振リ向いたら誰もい な体験があるから、今てもやれてるんだろうなと思う。そこは ないなあ、みたいな ( 笑 ) 。気づいてしまったんてすよね。ははは いうか。ほんと何かにずっと押し潰されてる気分て毎日を過ご 隠せないし、むしろさらけ出すしかないんだけど」 はは ! 背負うのはゴッチ ( 後藤正文 / ー <ZYDZO ー L-L してたんて。その時にやつばり音楽が、水とか食べ物と同じく その〈虫けらみたいな気持ち〉って、癒えたリ、治っていく といいんだなって」 ことはないのかな。 らい必要だったから。自分がプロになった時、そういうことを あははは。俺の範疇じゃないぞと。 やり続けようって。あの時に隠れ家になってくれた音楽のよう : : : うん。変わらなし : たとえば子供がてきたリしたら、 「役目ってあるからね。俺の範疇はね、病んてる患者さんたちを な音楽を、作り続けようと思いましたね」 また、変わるのかもわかんないけど」 一手に引き受けることだから。だから次のアルバム、光に近づ その原点を、結局今も追い続けてるよね。まだまだ諦めて ーー今はまだ変わらない。もう付き合っていくしかないと。 こう近づこうとした結果、思いっきリ影の部分もくつきリ出て 「もうしゃーない 闇の部分ない。こんなもんだろうな、なんて少しも思ってない。 付き合わなきやしゃーないー きてると思う。もう『音楽と人』て何回も言ってますけど、生き 「うん。もちろん数は増やしたいてす。て、実際そういう社会に 見なきやしゃーない ! 」 ることと死ぬことは紙一重だし、死が見えない人は生を実感て なってるはずて。子供たちはより窮屈になってて、コミュニケー なんだ、今日のキャラ。 きないと思うし」 ションとかも今、すごいてしょ ? 」 「いや普通てすよ ( 笑 ) 。ても、ほんとそれだけてすよ。大人になっ 闇を見つめなきや光を欲することもないよね。 --l ー Z のいじめとか見てらんないよね。辛すぎる。 てもね、そんな気分は変わらんよと。もうしゃーない ! と。ふは 「そうそう。だからそういう人たち、是非アートスクールの音楽「そうてす。そこが変わらないから、あとはもう、いい年齢の重 ははは。しゃーないよ、それは」 ね方をしたいなあって。それだけてすよね」 さっきの話に戻るけど、普段は忙しい〈ワルシャワ・レーべを聴いてほしいし。今の高校生とかたくさんいるはずだから。 1 3 7
ズレてるのはわかってたけど、ここまでか、と思って。でも〈 「うん。若さ : : : っていうか、若い子がちゃんと反応できるもの。 「そうそう。曲は面白いのができてるんだし、サウンド面で振り 具体的にじゃあそれは何だとは言えないけど、若い子にちゃんだよねえ。こりや話は合わないわけだわ〉って納得した部分も 切ったものは何度もやってるから、そうじゃないところで振り あって ( 笑 ) 。それで改めて、自分の音楽ってなんだろうって思っ 、スタッフと話 と伝わるもの、っていうのは意識してるかな」 切るなら何だろう ? って。そこでまずメンバ た時に、もう〈なんだこれ ? 〉でいいのかなって。なんだかわか し合ったのね。で、歌詞で、もうちょっと伝わりやすいものにトーなぜでしよう。 んないけど楽しいバンド自分が今まで作ってきたもの全部そ : こう : : : 言葉で言うと恥ずかしいけど ( 苦笑 ) 、 ライしようっていうのはあった。だから今回は何度も書き直す「やつば : うなのかもしんない、って思うし。それに気づいたのは大きかっ ロックとかってそうあるべきじゃないかなあと思うんですよ ことがあった」 ね。ただポリはその形が ( 先月号表紙のー E ao 。ーを指たね」 ・ : 試行錯誤の果ての「アルプスルンルン」ー して ) こういうバンドとは違うっていうのはわかってるし。俺ー今まで四年間ポリシックスやってきて、そういうことを考 「そうだよ ! 5 回くらい書き直したよ ! 」 えたのって初めてなんですか が影響受けたものって、いい歌詞、いい曲っていうのももちろ ぷははははー最つ高ー 「や、あったよ。もちろんあったし、言い方とかもずっと考えて 「ほら、よく「歌詞が書けなくて : : : 』とか言うミュージシャンんあるけど、そうじゃない部分、〈なんだこれ ? 〉っていうもの た。ニューウェイヴって言ってしまうなら、つまりニューウェ いるじゃん。俺、今まで〈へえー、なんかゴメンね〉って思ってに出会ったことが大きくて」 イヴとは人と違うことなんだ、そういう精神のことを指すわけ ははは。でも、そこもやって良 たんだけど、初めてわかったー まさに『ね でジャンルのことではない、って後付けしたり。でもそれも結 かった。やつばりね、恋愛ソングとか応援ソングとか、そういう 「うん。〈なんだこれ ? 〉って興味持ったし、自分も音楽始めたし。 テーマが世の中に多すぎるから、そういうのじゃない部分を全自分でも〈なんだこれ ? 〉を言わせたい。それが自分にとってリ局伝わんない。じゃあロックだ、オルタナティヴだ、って言って 力で追求するっていう。けっこう大変だったけど、でも頑張っ アルなロック体験だったから。若い頃にそういうものに出会えみたり。あとバンクもさ、俺が思うバンクと世の中のバンクは て良かったっていうのもあるし。もちろん同じ感覚が今の時代違うわけでさ。だからこの音でニューウェイヴ・バンクって言っ て良かったなあって。四曲あるけど、歌詞があることで一曲一 曲のカラーがさらに出たし、愛着もさらに湧いたし、自分の想にないのもわかってるけど、若い子が〈ポリシックスってなんてしまうのはどうだろう ? って悩んだり」 ーだったらもう〈なんだこれ ? 〉でいいじゃん、と。 像以上にバラエティに富んだものになったし。だから今は〈でかわかんないけど面白い〉〈なんだかわかんないけど楽しい〉っ 「そうだね。もちろん最初からそれを目指して制作してたわけ ていうふうに思ってくれれば、全然オッケー」 きんじゃんー・まだ〉っていうか」 じゃないの。でも、自然に自分の中から溢れてくるものが〈 3-c 新しいトライは毎回やる。でも今回は、何かを取り入れる OW>O やテクノの歴史がどうとかは関係なく ことじゃなくて、ポリシックスの面白さをいかに再発見するか、 「うん。や 0 ばね、〈ポリシックスって何だろう ? 〉って、今回作〉なもので、作ってて楽しかったから。それ ・ : それこそ自分たちのアティ りながら何度か思ったの。で、四曲並べて聴いてみても〈このを上手く言い当てるタイトル : という挑戦だったわけですよね。 「うん、あんまこういうのはロに出さないんだけど、やつばそう曲って : : : 何だろう ? 〉って俺か思う ( 笑 ) 。もちろん音楽的な テュードとかも含めて、それが〈 ' ー t-o 〉たっ たから。自分たちの姿勢を、ちゃんと出したというか」 いうのは大事にしていきたいな。やつば若い子と一緒にやる機偏愛は変わんないし、ルーツで言えばテクノボップとかニュー そうだね。改めて思うと全部その言葉かもしれない。なん ウェイヴなんだろうけど、でもこれ・ : ・ : なんて言えばいいんだ 会が増えて、いろんな発見があったことも多いのね。キュウソ でこの音でこの言葉出てくるんだろう、なんでこのギターソロ とか YLU>-"—<—JE のイベントに呼んでもらうと〈全然ウチら ろうなあ。〈なにこれ ? 〉って自分で思っちゃった ( 笑 ) 」 こんな格好いいのにこんなに無駄なんだろう、とか いつも通りで大丈夫じゃん〉っていう部分と、〈この曲は若い子 にとって難しいんだ々〉っていうのがあったり。たとえば〈ー 「で、〈なにこれ ? 〉って思いながら〈なにこれ ? でいいのかもし「わははははははは」 >•-c 〉とか、意外とウケなくて。〈あれつ ? 〉みれない〉って思った。自分も〈なにこれ ? 〉が原体験になって音ー意味とか理論で考えると全然わかんない。〈なにこれ ? 〉っ 楽始めたし。あとさ、今回のジャケどうしようと思って、まずテていう言葉に尽きるインパクトこそがポリだなあって。 たいな ( 笑 ) 」 ・ーああ、キュウソのファン、あの名曲を知らないか クノボップのアイコンを、ちょっと〈んんっ ? 〉って思うような「無駄なことに手間暇をかけるっていうね。そういう意味でジャ 「あと意外な曲で盛り上がったり。そうなると、こういう部分はもので作りたいなと思ったの。一見テクノなんだけど、よく見ケは寿司にしたの。寿司職人に手間暇かけてリズムマシンを もっと伸ばそう、今これが足りないかもしれない、みたいなのるとイビッなもの。で、テクノボップってキーワードで画像検作ってもらって。そういう部分もすごくリンクしたから、ここ は考えるのね。ここでちゃんと伝わらないと意味がないとも思索してみたのよ。したら出てきたのはほとんどアイドルとアニまでわかりやすくボリシックスを世に伝えられたことはなかっ た、と思う。せつかく面白い曲ができてんのに、伝わんなかった うし。こういう音楽やってて『若い子には別に伝わんなくてい メなのね」 ああ、 a- 「 *- E とか出てきちゃうよね ら意味がない。それこそ自己満じゃん。昔から見てるファンが 、音楽好きが面白がってくれればいい』なんて絶対言いたく ない。ちゃんとそういう子たちに伝わってないと意味がないと「そうそう。あとポカロとかアニメとか。で、スクロールしてく楽しんでくれればいいっていう。それは嫌だったの。よりわか りやすく伝えるために。それが今回大きかったし、できて嬉し と端のほうにちっちゃーくクラフトワークかいるの ( 笑 ) 。びつ 思うから、ポリをやる以上は」 かったな」 くりした。自分が思ってるテクノボップと世の中のイメージか 若さ、っていうのは重要ですか 0 9 9
〈人生とはミュ 1 ジカルである〉って 劇的で波乱万丈ってことでなく、哀しい夜にこそ 唄って踊る必要がある。それが言いたかった 、い 「俺もわかんない。そこまて考えてもないからイライラしてた。似て非なるものだなと思う」 〈なんか気に入らない〉っていう。てもパンクの一番いいとこ ああ、怒髪天とは似て非なリます。確かに。 ろってそこだと思うんだよね。理由じゃなくて、なんとなく気「ミュージシャン思考というか、音楽を奏てたくてバンド組ん に入らない。それだけて十分なんだよ。頭に来る時に理由なんてんだよね、最初つから。それが悪いとは言わん。ても俺らは〈叫 て考えてられないよね」 、ヾートも决 び散らかしたい ! 〉とか〈大暴れしたい ! 〉が先て なるほど。今はどうてすか。今の増子さんを一番怒らせる まらないのに、楽器も持ってないうちからバンド組んじゃうん ものは何なのか。 だよ。メンバー揃う前から『おお、バンドやろうぜ ! 減茶苦茶 「そうだねえ : : : やつばリ、世の中の情勢かな。これからどうなやってやろうぜ ! 』っつて。そういうもんだったの。パッション るのか。それは個人だけじゃなく、国全体てあったリ、家族てというか、言いたいこと、叫び散らかしたいことありきてバン あったり、あと友達ん家の子供も含めてこれからの世代てあっ ドやってきた世代だから。今はもう、価値観が全然違うと思う たリ。ほんとニュース見るたびにいちいち思う。それを無意識んだよね。すごいオールドスクールだって言われても : : : んな てスルーしていくわけにはいかないからね」 こと言われても仕方ないんだよ」 ー疲れますよね。ニュース見るだけて減入ってくる。 まあ、実際そうてすから ( 笑 ) 。ては喜怒哀楽の〈楽〉はどう 「ほんとだよ。嫌んなる。政治の話だけじゃなく、今の風潮、生活てしよう。加代の頃は何が一番楽しかったてすか。 の常識も変わったよね。悪い意味て欧米化しちゃってる。結局、 「まあバンドやることだよね。それは今も変わってない。バン 儲かるヤツは儲かってるけど、搾取されるヤツはますます搾取は、やつば楽しいよね」 されて。そこて国が何をしたいのかもよくわからない。手え付ー今も、一番何が楽しいてすかって訊かれたら : ・ ける順番違うんじゃねえのってこと、多々あるし。だけど俺は「バンド。バンドしかないよ。もちろんゲームとか玩具とかも好 政治家じゃないから、たとえば俺の主義主張をメロディに乗せきだけど、それとバンドはやつばり比べられないね。面白い。キ て唄ったところて絶対面白くないの。人前てロックバンドやリがないね。うん、楽しいなあ」 るってことはさ、エンターティンメントに帰結していかなきや 次は〈哀〉。哀しみてすね。若いころは何て哀しむことが一 成立しないから。ューモアてあったリ、自分たちなリの皮肉を番多かったてすか。 入れて楽曲として表現することが必要て」 「そうだなあ : ・ : ・。若い頃の哀しみなんて、今考えると、さほど ただ、笑わずに言い切る部分もありますよね。「せかいをて なかったのかなあ ? さほどの哀しみじゃない」 当時なりに泣いたリ絶望したこともあると思うんてすが。 きに : こには〈だけどやつばこの世界の殆どとは気が合わ ね工〉という強烈な言葉が 「うーん : : : てもこれは今も変わんないけど、友達が死ぬのは 「合わないねえ。合わない。敢えて言わなくてもいいことも言っ哀しいな。それは加代の頃もあったし、それはほんと哀しかっ ておこうかなって。はははは。てもそうじゃない ? 俺たちが た。今もそうだね。仲間たち、愛する人たちが、自分よリ先に死 やってることを理解してくれる人、自分の本当の味方だなって ぬっていうのが一番哀しい。もう本来、これ以外に哀しいことっ 思える仲間って、実に少ない数よ。て、それ以外のヤッらは、価てないんじゃないかな、生き物として」 値観が合わんから気も合わんのだね。まあ良い人かもしんない ー突き詰めればそこてすか。 けど〈 : : : ても、それ聴いてるようじゃなあ。うーん〉って。やっ 「うん。それ以外はそんなに、大事なことじゃないね。これほんっ ばり俺たちが求めてるものと、多くの人たちが求めてるものが とそう思う。もうバンドてきないんだ。ロッキンイチロウも、よ 違いすぎるから。最近も若いバンドがいつばい出てきてて、すうちゃん ( 吉村秀樹 ) もそうだけど。みんなバンドやリたくて続 けてきたはずなのに : ・ : ・ ごい才能があるし上手いなあって思うんだけど、ても絶対的に もうてきない。そう思うと、俺たちが 0 3 2
と思うんてすよね」 -•10 > ー z 0 z から吉井和哉になり。て : : : 吉井もってましたよね ? ドラマて唄っていた歌には。 当時から異端てしたもんね。ロック・シーンても。 さんが僕の出てる映画を見てくれて、ミュージックビデオの出「あれはちょっと : : : 申し訳ないことをしてしまいました ( 笑 ) 。 「てすよね ? 僕、〈 }—> のシンガー〉もカラオケてよく唄うんて 演のオファーが来て。そこからのお付き合いなんてす」 過ちてす ! 」 すけど、あれも知った時に〈こんな皮肉っぽいことをストレート あそこて唄ったのが「カナリヤ」だったのは何ててすか ? 「ビルマニア」てすね。吉井さんと会って、どうてした ? に唄っちゃうんだ ? なんてカッコいい人たちなんだ ! 〉と思い 「いやあ、もう : : しかも初めて会ったのが—l< だったんてすよ。 「いや、好きだからてすよ ! ( 笑 ) 」 ました。あれはたぶん音楽だけじゃなくて、いろんなことて言え ( 笑 ) そうてしようけど、よく唄う曲なんてすか ? 僕は撮影て、吉井さんはレコーディングて—l< にいる時て、もう ると思うんてすよ。俳優てもアパレルても飲食業ても、いわゆる ちょっとしたらä> の撮影があるのが決まってたから、会いま「ああ、ても、すごく唄うほうかというと、そうてもないてすね。 しようということになって : : : めちゃくちゃ緊張しましたね。 〈球根〉のほうが全然唄いますね。気持ちいいし ( 笑 ) 。うーん、何売れ線というか、客に媚びる、だましてる : : : そういうところを : あの時の心境に合ってたのかガッンと言っちゃうところがカッコいいと思うんてすよね」 吉井和哉がいるわけてすから、目の前に ( 笑 ) 。しかも吉井さん監てチョイスしたんだろう ? わかリます。そうだ、新曲って聴きました ? な。悲しみが欲しかったんじゃないてすか ( 笑 ) 」 督て > 撮るのが〈」 < 〉以来だって ! 僕からすると〈 --< すごくいいシーンてしたよ。それより前に山田さんはイエ 「あ、聴けてないてす。俺、サイトの会員なんてすけど : : : 」 〉からイエロー・モンキーが始まって、それが吉井さんが撮っ えつ、ファンクラブに入ってるんてすか ? ロー・モンキーのトリビュート・アルバムに参加してますよね。 たビデオて、その次がこの〈ビルマニア〉かと思ったら、よけい 「はい。それこそ昨日その試聴がてきるって聞いて、メールアド 緊張してきて。現場てもずーっと緊張してて、動けな ( て。ても「」の朗読て。 レスとパスワードを自分の思いつく限リのパターンを入れたん 「緊張しましたね、あれは。吉井さん ( のオリジナル ) はつらつら 後半はなんとか持ちなおしてワーツと暴れまくりました ( 笑 ) 」 ー実際に会って話した吉井さんはどうてした ? つらと読んてるけど、僕は同じことやっても違うしなあ、どうしてすけど、ログインてきなくて、聴けないっていう ( 笑 ) 」 ( 笑 ) 、えーと、じゃあツアーが組まれてるわけてすが たらいいんだろう ? と思って。それてスタッフの方に相談して、 「すごい物腰の柔らかい人だなと思いましたね。優しいし、落ち 「ええ、そうなんてすよねえ。それがもう : : : 代々木てすよね ? 気持ちを入れて、一言一一言、大事に言うようにしました」 着いてるし。やつばリ昔のイエロー・モンキーのイメージが強く , し 最初の 2 ディズ。 5 月てしたつけ。その次、関東のほうて言うと、 あリますからね。ブッ飛んてるなこの人 ! みたいな感じじゃな 、気持ちが入ってたと思います。山田さんがとくに思い さいたまスーパ ーアリーナが 7 月てすよね : : : どっちも仕事て いてすか ? ( 笑 ) 。それて会うと、すごく静かだから、意外だ ! と入れがあるイエロー・モンキーの曲って何てすか ? 「まずはやつばりきっかけになった〈」 < 〉てすよね。ほとん行けないんてすよ」 思いましたね。あと何よリ、デカっ ! と ( 笑 ) 。それからイエロー ああー そうなんてすね。 モンキーをもっと知ろうと思いましたね。〈あー・吉井さんが俺どの人がそうだろうけど、あれ初めて聴いた時に〈何だこの歌詞 「いや、てもそこが行けないんて、もし行けそうなら、ほかの土地 のこと知ってる ! 〉と思ったら、自分は意外と知らない部分が多は ? 〉って思いましたし。それと同じぐらい〈〉のä> に行っちゃおうと思ってます。それがどこだろうと、海外だろう いことに気付いて、〈もっと知りたい ! 〉ってなって、バーツと O 見た時も〈ャベえな、この人たち ! 〉って思いました。あの映像は と。やつばイエモンの集結は見たいじゃないてすか ? それは O 買ったリして。それこそダウンロードすればいいのに、アマゾ かなりトガってましたし。あとは〈ー—J -•ー < Z k- 0 ンとかてイエロー・モンキーのアルバムを全部買いました」 —JO 〉のシングルを出して、やつばもう 1 回頑張ってみる ! みた何としてても、どこ行ってても見ようと思ってます」 それは強い愛を感じる発言てすね ( 笑 ) 。じゃあ今、このバ アルバムを全部 ? かなリの量じゃないてすか ? いに〈プライマル。〉出した感じも好きてすね ( 笑 ) 」 ンドにはどんなものを期待していますか ? 「まあすごい量なんてすけど、もう欲しくなっちゃって ( 笑 ) 」 ( 笑 ) もう活動休止に近い時期てすね。 「うーん : : : ä> が作られるなら、それが楽しみてすね。俺はイ そこてイエモンにあらためて浸って、何を感じました ? 「最後のシングルてすもんね。あそこは面白いじゃないてすか」 : もちろん年月が経っている じゃあご自身がイエロー・モンキーにとくに惹かれた理由っ 工モンの映像を何度も見てるし : ・ 「やつばリ〈ロックだな ! 〉と思いましたね。まっすぐ伝えてる から、年齢も重ねて大人になリ、よリ洗練されていくじゃない し、伝えなきゃいけないことをしつかリ伝えてる、という感じすて何だったと思います ? てすか。とはいえバンドになると、絶対にパワーは出てくるじゃ るじゃないてすか。歌詞とか聴いてても。いわゆる〈こういう歌「 : : : 気だるいエロさ、だと思います ( 笑 ) 」 ないてすか ? バンドてのその爆発が楽しみなんてす。それは 気だるいエロさ ? ああ、なるほど。 詞を唄うと売れるてしよう ? 〉とか〈みんな好きてしょ ? 〉とい もちろんライヴてもそうだけど、ä> が見たいてすね。今のイエ うことよリ、ロックしてるなあと思いますね。それは今聴いても「うん、絶妙な配合ててきた気だるさとエロさのバランスがすご ロー・モンキーの > がどうなるのか、というのを」 思います。僕いま、カラオケ行ったら、ほとんどイエモンしか唄 くいいなあと思うんてすね。いま映像を見てても、すごいカッコ はい。あとはやつばり、ライヴが見れるといいてすね。 わないんてすよ ( 笑 ) 」 いいなあと思いますもん」 「うん : : : ( 先月号の本誌の記事を眺めながら ) : : : そうだ、デ なるほど ( 笑 ) 。カラオケと言えば、山田さん、ドラマの『山 , いはい。それは、ちょっと大人になってあらためて聴いた ヴィッド・ボウイが亡くなったのも、きっとこのツアーにすごく 田孝之の東京都北区赤羽』の中て : ・ からこそ発見てきたことなんじゃないてすか ? 「ああ、それはそうだと思いますね。うん。だって、めっちや出し い意味て働きかけるんじゃないかと、僕は勝手に思っています。 「 ( 笑 ) 。その話、します ? 」 とにかく、すごく楽しみてすね」 絶対にしようと思って来たんてす ( 笑 ) 。かなリ切実さがこ てるじゃないてすか ? 自分から。それもまっすぐて、いいなあ 1 3 1
俺は、バンドとライヴハウスが大好きなだけでさ 極端なこと言うと「俺ってオルタナ好きだったつけ ? 」って言いたいくらい ( 笑 ) 「最初、エイトビートの〈ピロウズってこんな感じなのかな ? 〉っ識のほうが強いと思う。ディープなフレーズてグイグイきてな ピロウズはそういうバンドなのて、しようがないんだけど」 歌詞も、じゃあ次どこに行く ? ・つてよリは、もうちょっと落 てべースラインを持ってきてくれたの。だから具体的に『僕が鹿 いし、お願いした曲も、どスタンダードなロックだし」 ち着いてるというか 島さんに弾いてほしいのは、高橋徹也くんや堂島孝平くんて弾 そうてすね。宮川くんはどうてしたか ? いてるような、エイトビートの曲に % のノリて入ってくるよう 「宮川は、アルバムはこの〈 -o 「 0 ・ー ( ー 「俺の活動は、明確に目指すべき場所があって、多少の障害があっ てもそれを乗リ越えて辿り着くぞ、みたいな感じだけど、それは なのてす』『鹿島さんっぽくプンプン弾いてください』ってお願〉だけだけど、シングルのカップリングて〈べラドンナ〉って曲が も、つない・ いしたら、最高なのが出来てきて。黒っぽい感じのべースになリあって。そっちはすごいオルタナて髭っぽいべースを弾いてもらっ ・つていうか、もうなりたい自分になってしまった ましたね。」ーくんはさっき話したようなことがあったけど 〉は、真鍋くんがこの曲を宮川に弾んだろうね。もちろん 365 日同じ気分てはないのて多少の変 化はあるけど、あんまりそういう、どこかを目指すぞ ! みたいに 〈 <ZO æO—J-J 〉は欲しいものがすぐ出来た」 いてもらうことを主張してたの。いいべース弾いてくれたよ」 ー有江くんはどうてすか ? あとサウンド面て言うと、相変わらず幅が広く・・ : : なる日はないんだ。ずっと部屋にいるのは飽きたから散歩に行 「上手いね。シンイチロウも凄く褒めてた。ても、まだ本性を出し「まあ、ピロウズはそういうバンドだからね。そこがちょっとコ こうかな、ぐらい。てもそうしたら、何か思わぬ出会いがあった リ、実際自分の足て歩いて風を感じてみたら、意外と何かに心を てないと思ってる。有江くんを紹介してくれたのは髭の宮川な ンプレックスてもある」 コンプレックスてすか ( 笑 ) 。 動かされたリとか」 んだけど、『本来は癖の強いべースを弾く人なんてすけど、大人 ↓外に楽しかったとか。 だし、人柄も素晴らしいのて、ピロウズにびったりハマると思う 「うん。だってバースディ観たらカッコいいじゃない ? 」 ロックンロール ! って言い切っちゃえますよね。 「うん。また扉を閉めて部屋に戻っても、自分の中に何か新しい んてす』って紹介してもらったのね。て、今もうライヴてサポー ものが芽生えてたリする。しなくてもいいけど、するならその気 トしてもらってるから、過去のピロウズをコビーしてやらざる 「俺もう、そういうのてきないんだよ。いろんなのに影響受けて、 を得ないこともあるのて、ゲストっていうよリサポートって意あれやリたいこれやリたいってなっちゃう。専門家になれない 持ちを押さえつける必要はないし。だったら曲ても書こうかな 7
〈なんだこれ ? 〉っていうものに出会ったことで 音楽に興味持ったし、自分でも始めたし だから自分でも〈なんだこれ ? 〉を言わせたい のは、まあありがたいなって思うし : : : 」 ーうん。 「や、暗い話をしたいわけじゃないんだけど ( 苦笑 ) 。でも今もポ リシックスがずっと続けてられるのは、そりや自分がリーダー やってるけど、ほんとメンバーもそうだし、事務所もそうだし、 それを面白がってくれるレコード会社の存在があったりするか らで。もともとポリシックスは、自分が居れば続くと思ってた んだよね。初期はとくに。だから去るもの追わずって感じだっ たし。でもこんだけ続けてくると、そうは思わない。自分が居て、 みんなが居てくれるから続けてられる。もちろん自分ひとりに なってもポリを続けることはできるんだけど : : : それは考えた くない」 ーええ。ファンもそれは見たくないと思います。 「そういうのを、すごい考えたのね、最近。そもそもポリは自分 の中で面白いと思うものを音にし続けてるんだけど、俺だけや りたい放題やって面白がるのは、今はちょっと違うなって。そ れは愛 --IWVC.D OO ! 」でやりきったからかもし んない。あの時はみんな〈もうお好きにどうぞ〉みたいな感じ だったし ( 笑 ) 、俺もメンバーのこともそんな考えない。フミも 〈ここは私が言わないほうがいい / 、、 、ヤノの濃いものを出した ほうがいい〉って思ってくれただろうし。でもそれをやり切れ たから、今は、メンバーの顔を思い浮かべながら曲作るように なったのかな」 メンバーを意識すると、自分の曲は一番どこがわかりやす く変わってくると思いますか ハンド感、ですよね。あと、やつばりフミのいいとこ 「まあ : ろ、ヤノのいいところ、みたいなものをアレンジする時に浮か べなから作ってるかな。〈ヤノならもっとここはこうしてくれ るだろう〉みたいな。俺も相当気になることじゃないと、もうプ レイに関して何も言わないしね。そこで改めて〈こうだよな、こ れがバンドだよな〉みたいな。当たり前だけど」 あと、今回は歌詞がとくに秀逸だよね。意味はないんだけ ど、ただの言葉遊びで終わってない。ちゃんとストーリーがあっ たり、とびきりナンセンスであるっていう。
3 人で会う違和感はあったよ。よそよそしい。でも居心地悪くはなかった その 1 点に関してだけ言うと、僕らはいい意味で歳を取ったんだよ るじゃない ? 」 「そう : : : まあ、音楽に飽きないことて有名な山中さわおも、飽のべースにも驚いたんだよな。そういう面白さは理解してたっ いろいろあったな、って。 もリだったんだけど、まさか」ー 0 くんのべースが極端な化 きてはないけど、自分を喜ばせたリ楽しませる方法を、具体的に 「そう。俺らは意外といい歳の取リ方をしたな、と思った : : : そう 学変化を起こしてくるとは、思ってもいなかったね」 考える時期にさすがにきたんだな、と思った」 だね。『じゃ、呑みに行くか ! 』って誘っても『メールていいじゃん』 よリ音楽的には貪欲になってる気がしますけど。 鹿島さんや宮川くんなら、もともとのスタイルが少し違う からわかるけどね。 とか『山中に任せるよ』って言わなかったからね。特にシンイチロ 「だね。あと面白かったのは、今回の 5 人って、若手がひとリもい 「まあさ、俺たちキャリアが長いのて ( 笑 ) 。ひとつひとつの挑戦ウが ( 笑 ) 。だからやつばり、関係性がちょっと変わったのかな」 ないじゃない ? 」 べロンべロンて登場するのも、たぶん照れてしようね。 が、取り返しのつかないことじゃないってわかってるんだよね。 そうてすね ( 笑 ) 。 「打ち合わせするって言ってんのに最初からだよ ? ( 笑 ) 。店に やってみたことを楽しむ自信があるんだよ。これが、解散決まっ 「いちばん若い宮川だって、そこそこ長くやってるけど、上田さ た最後のアルバムてす、だったら話は違うだろうけどさ。思った入ったらいきなリ一升瓶のポトル入れやがって」 んや鹿島さんを前にしたら、まだまだ若手なわけ ( 笑 ) 。」ー あはははー よリスパイスが辛くて汗かいたなとか、面白かった、どうってこ くんもそう。ゲストミュージシャンの経験がそんなにないから、 「しかも芋焼酎なんだよ。俺、芋は呑まないんだよ ( 笑 ) 。俺の家の となかった、そんな気分なんだと思うよ ( 笑 ) 。今の気分は、楽し 自分が参加するならどういうべースを弾くべきだろうってプラ 近所の居酒屋なのに一升瓶の芋焼酎 : : : 誰が呑むんだよ ! 案 いほうが勝つ、って感じだから。絶対に」 ンを考えて、情熱を持って曲に向き合ってくれたんだ。その一方 の定、半分以上残ってるしさ ( 笑 ) 」 て、上田さんや鹿島さんは、手ぶらてフラッとスタジオに来て『どー楽しいほうが勝つ、って似合わないセリフてすなあ ( 笑 ) 。 仲の良いアラフィフてすね ( 笑 ) 。そして決まった 5 人のべー 「はははは。だって今回は活動休止が明けて、ふたりが雰囲気変 うしてほしいの ? 』みたいな感じてさ」 わったことを実感しながら、その後に作った楽曲だからさ。心情シストてすが、手応えはいかがてしたか ? そこは百戦錬磨てすからね。 「当たリ前なんだけど、みんな上手いね。音の粒が揃ってるし、余 「年前の上田さんは、音楽に対してエゴの塊みたいな人だった的にもたぶん変わった面があると思うよ。久しぶリに集まろう 計なものが入ってない。だから何も言うことなかった。上田さん ぜって会った瞬間には、パチって変われなかったんじゃないかな。 から、ものすごい変わったと思ったね ( 笑 ) 」 とかはスタジオに現れて『どんなのがいいの ? 最大限、リクエ てもそういうべーシストによる ( 曲の ) 解釈に、引っ張られそういえば 3 人て呑みに行って、打ち合わせしたリしたんだよ」 ース時に意思確ストに応えるよ』ってスタンスて話してたのが印象的かな。あと 聞きました。「ストレンジカメレオン」リリ た部分が現れてますよね。 〈エリオットの悲劇〉は、絶対上田さんが良かった。まだ弾き語 「それはめちやめちゃあったよ。特に〈カッコーの巣の下て〉の認した 3 人呑み以来、約加年ぶりに呑みに行ったとか。 リの状態の時に、これはロックンロールじゃなくて、ピロウズが 「うちの近所にふたリが来たの ( 笑 ) 。べース、どの曲に誰がいい 」ー 0 くんのべースは、俺がもともと頭にぼんやリ鳴ってた やってた第 1 期の感じ。スミスとかストーン・ローゼズあたリの の ? っていう具体的な話をプレデターズの活動前にしなきゃい ものとまったく違ったんだよね。全然違うのが来たのて、最初は けなかったから。始まっちゃったらしばらく会わないから。『しょプリティッシュ・サウンドにしたかったのて。歌詞も、初期の頃 戸惑った。ても、俺の頭に鳴ってたものに寄せるのは、サポート によく書いてた、映画的なストーリーをイメージして」 ミュージシャンがやることて、ゲストミュージシャンは違うん うがねえ、呑みに行くか ! 』って」 エリオットってカメレオンのことじゃないの ? 何、その照れたような言い方 ( 笑 ) 。 だよね。カンフル剤をくれって呼んてるのに、こっちのイメージ 「ん ? 何それ」 「いや ( 笑 ) 。だって今まては約束しなくても会うじゃない ? ラ に寄せちゃったら、カンフル剤じゃないじゃん」 〈エリオット・カメレオン〉ってカメレオンがいるんだけど。 だからそれを受け入れよう、と。 イヴも仕事もあるから。だけどべーシストにデモテープ送らな いとダメなのて ( 笑 ) 。しようがないから呑みにても行って、話す「それは偶然。これは、映画つぼいタイトルにしたくて『・・の悲 「そう。て、持って帰って聴いてると、ものすごく計算されたもの 劇』にしたかったの。て、悲劇て考えた時に、エリオット・スミス しかなかったんだよ」 だな、とわかって。これはほんとに頼んて良かったな、と思った か思い浮かんて。てもいい話だから、カメレオンってことにしと どんな感じてしたか ? よ。今回、こういうゲストミュージシャンじゃなくて、サポート こうかな ( 笑 ) 」 という意識て誰かにお願いしてたら、自分がその意図を理解す「確かにちょっと照れてる感じはあったね。シンイチロウは来た る前に却下して、自分の頭に鳴ってるべースラインをリクエス時からべロンべロンだしさ ( 笑 ) 。違和感はあったよ。妙に仲良 くしようとしてる雰囲気というか、よそよそしい。ても居心地悪「ても上田さん、流石てね。俺が言う前から『たぶん山中は第 1 期 トしてたと思う」 くはなかったな。その一点に関してだけ言うと、いい意味て歳をのような世界観を求めてるんだろうなと思ったから、何となく そういうのがよく飲み込めるようになりましたね。 取った ( 笑 ) 。歳取っていいことなんて何もないけど、その一点に考えたんだ』ってその場て弾いて。それがバッチリだった」 「それが飲み込めないなら、こういう企画はやらないよ。そうい さすがてすね。ては鹿島さんは ? えばソロの時のあっこちゃん ( 註】福岡晃子 / チャットモンチー ) 関しては良かったね。もう、昔イヤだった話だって、笑い話にな 0 1 1
幸せも絶対的に感じてるけど、それよりも〈このままじやダメだ〉って思ってる。だから満足できたなって一生思えないのかも はどんな思いて今回のツアーを廻ってるのかっていうところま てもそれがないと〈負けてたまるか ! 〉なんてどストレー イヴやってないって感覚に、いまだになるんてすよ。ライヴが トに唄えないと思うし、〈守リ続けるから〉と強く宣言することてちゃんと説明して、理解してほしいんてす。そこまて言って 足リてないって思っちゃう」 も自分の武勇伝のために飛んてやろうって思ってるヤツかいる もてきないてしようし。 ル」 - つい、つこし J 、てす・かワ・ んだったら帰ってくたさいと。どうしてもやリたいなら、好き 「フェスて大きなステージ出させていただいても、ワンマン成「そうてすね」 なときに家のべッドにダイヴすればいいと思うし、そっちのほ N }-- 0 -* 0 の日も、「この場所とみんなを守るか 功させても、〈あの景色をもう一回見れるのか ? 〉とか〈もうワ うが痛くないし気持ちいいよ、みたいなことも言いますし」 ら」とて言っていて、その言葉がすごく頼もしくて。お客さ ンマンとかてきないんじゃないか ? 〉って考えちゃって。もち 私からしたら、ツィッターてそれを武勇伝みたいに語るよ ろん自分がステージから見た景色は強烈に残ってるんてすけんとの絆もより強くなってる感じがしますね。 うな人は無視すればいいじゃんって思うんてすが 「それはすごく強くなったと思います。どんなに大きな会場だ ど、それを成功っていうふうには思えないから、カウントてき ろうと、こっちが信じていられれば、お客さんも信じてくれて「てもそれじゃ嫌なんてすよ。だってそれを見て俺ら以上に心 ないル」し - っ力」 るんだなっていうのは理解てきた感じしますね。信じ方は人そ痛めてる人もいると思うのて。もちろん怪我が起こらないよう 成功したっていう感覚よりも、不安のほうが強く結びつい につていうのは当たリ前なんてすけど、だからこそ曲止めてて れぞれだと思いますし、バンドそれぞれだと思いますけど、プ て、足リないと思ってしまう ? も『大丈夫か ? 大丈夫なんだね ? 』って確認をとりたいんて ルエンなリにちゃんと信じていくことか大事といいますか」 「〈成功した〉っていうフォルダにいつまても入れられないから、 すよ。その人がちゃんと覚悟持って、行ける ! って思ってるん プルエンなリに信じていくっていうのは ? ずっと浮遊してるんてすよ。だから成功したなとか、満足てき だとしたら、こっちも安心しててきますし、周リのみんなもそ 「今回のツアーても信じれてるからこそ言えることが多かった たなとかって : : : 僕らのなかて一生ないのかなって。てもね、 『成功したね』って言われて『なにが ? 』って言える自分ていた気がします。信じてるから、もう一歩踏み込んて、たとえばモッれを支えてあげてほしい。それが、ハタから見たら、テンポ悪 いよってことになるのかもしれないてすけど、それは言わせと シュやダイヴについて言及することがてきたリ。前は『キツかっ いっていうのもあって」 けって感じて。ライヴハウスて起こることに関してはライヴハ たら周リに言えよ』くらいのことは言えたんてすけど、今回は 「「 > ・ー > 0 「」て〈まわリまわってさあ今ゼロに ウスてちゃんとケリをつけるっていうふうに今後もしていかな 戻った未来〉と唄ってますが、田邊さん自身、リセットしたい気全会場て『調子に乗るなよ』って言えて。『お前だけの場所じゃ いと、ライヴが怖いものになっちゃいますからね。ほんとはす ねえからな。お前だけの場所だと思ってるんだったら帰ってほ 持ちもあったんてすかね ? 重ねてきたものはあるけど、そこ ごい楽しい場所なのに、怖いからもうニ度と行かないって思わ しい』って。それてもぐわってなっちゃったときは曲止めたリ て満足せずに何度も出発地点に立つような気持ちというか れるのだけは避けたいのて」 したんてすよ」 「まさにそうたと思います。セロにしたかったのかもしれない それはライヴハウスが自分の居場所だし、みんなの居場所 曲止めるってライヴてはあまリいいことじゃないてすよ なんとなく自分のなかてゼロにてきなかったものがあって、自 ね ? そうなるくらいなら最後まて信じて言わないようにしょてあってほしいからこそてすよね。 分の大事な武器とか手数とか、それをゼロにすることはもった 「俺はどこにいるよリライヴハウスにいるのが一番楽しいって うっていうのはないんてすか ? いないなって思ってて。ても〈北〉ツアーって、それを終える 「ないてすないてす。だってわかんなくなリますもん、自分が熱思ってる人間なんて ( 笑 ) 。そこていい景色をみんなて見たい。 旅だったと思うんてすよ。もっと前に進むために、第何章かわか くなったら。俺だって言わなきゃいけないこと言い忘れちゃう俺たちのライヴに来てくれた人は 1 人ても嫌な思いをしてほし らないてすけど、ここまての章を終えるためのツアーというか」 くないんてす」 ときもあるし、逆に言っちゃいけないようなことを言っちゃう これまては上手くいかなかった過去の自分たちに向けて 3 月からの対パンツアーと武道館が楽しみてすね。 ときもありますし。ライヴ楽しんてる人間同士、やつばリ一緒 唄ってた部分かあったと思うんてすが、「「 >•ー > 。「」ては 「楽しみてすね。武道館はまだ全然見えないてすけど」 なんてすよ。ても、そういうなかて俺が一番嫌いなのは、〈やっ そういう鬱屈した恨み節みたいなものはあまり感じないてすね。 見えてないてすか ? ちゃいました〉って誇らしげにツィッターとかて言うャッて。 「うん、もう毒味はなくなったと思います。そういうものか削ぎ 〈なにお前の武勇伝にしてんの ? 〉って思う。そういうャツに対「全然 ! ただ、あと 8 カ月、自分たち次第ていくらても変わっ 落とされたからこそ、〈「 > ・ー > 0 「〉はてきたんじゃない ていけると思っているし、これまては前の向き方かへタて、不 しても、それを見てドン引きしてるお客さんに対しても、俺は かな。だからようやく正しい流れになったんてすよね。ひねく 格好に片目つぶリながら走ってた感じだったんてすけど、今は ちゃんと話をしてみんなて答え合わせがしたいんてす」 れてた僕らがみんなのおかげてちょっとずつ正常な人間に戻っ ちゃんと両目を開いて、しつかりとしたクラウチングスタート もちろんダイヴをやることか悪いわけてはなく て、ても心の奥にはまだひねくれてる自分が潜んてるから、こ かてきるんじゃないかって感じがするのて、楽しみにしててほ 「やるからには覚悟てきてんだろうね、っていう。今ここてダイ のままじやダメなんだって思えるっていうか」 ヴするっていうことは、その下に人がいて、その人がどんな思しいてす。まだスターティング・プロックに両足乗せたくらいて こびりついてるものはまだどこかにあると ( 笑 ) 。 いてチケット取って、どんな思いて今日観に来てるのか。俺らすけどね ( 笑 ) 」 「頑固な汚れてすよ ( 笑 ) 」 0 8 1
仲間がいるというのはすごい幸せ。ダメな部分もちゃんと言ってくれるし 信頼してないと言ってくれないと思うから、そういう関係ができてることが幸せ しいわけてもないし」 これ面白い ! と思ったものが、中ニの時と同じものだったリ」 小倉「 ( 笑 ) : : : ストレートに言ったな ! 」 阪井「関係性ね : : : まあ基本はあんま変わんないてすけど。ほん山村「 ( 笑 ) 浦安 ( ギャグマンガ『浦安鉄筋家族』 ) なー・全力てあ ( 笑 ) てはみんな、ここまてのバンド人生をどう思います ? とに遊びて始めて、それが今になってみんな自信つけてきて、友あいう世界観が好きだもんな、シュールさとか。中ニ ! 」 山村「バンド人生なあ : : : 」 達っぽいというよリかは、仕事仲間 : : : じゃないてすけど。よう阪井「わかりやすいのが好きてす。俺、一冊も小説読んだことな ト倉「しんどさもあるけど、ても俺は幸せのほうが強いかな。やっ やくバンドマンらしくなってきた感じはします」 いてすからね ( 笑 ) 。マンガしか読んだことない」 ば好きなことをやれてるというのは強いてすし、今こうやって 山村「うん、わかるわかる、その感じ。それぞれが役割をちゃんと じゃあ山村くんはどんなふうに変わりました ? ーー E 0 0 ーという仲間力いるというのはすごい幸せだな 担いだしたから、悔しさとか難しさを共有しだした感じもある尼川「ちょっとしつかリした、かな。一番早かったんて、背負いだ あ、って。ダメな部分もちゃんと言ってくれるし : : : それはお互 かな。だから〈いい曲出して売れなかったら悔しい〉というのは、 すのが。そのぶん、一番考えてきてるし、一周ぐらい先にいる気 い、相当信頼してないと言ってくれないと思うんてすよね。隆太 そういう面て仕事感かな、と。俺が思う、ただの友達関係じゃな がしますね。俺らよリも。て、今は全部背負いこむ時代は終わっ とか一生とか元気とか、生み出す人間の苦労やしんどさはそれ しというのはそ - つい、つ感じだけど。違、つ ? ・」 て、ある程度任せる時代というか。一旦その責任感てバーツと背ぞれあると思いますけど : : : その中ても僕はそういう信頼関係 阪井「 ( うなづく ) : : : それ、阪井が言ったことにしといて」 負い込んて、頑固さを出した時もあったけど」 がてきてることが幸せだなと思います。社会って、経験ないんて 山村「 ( 笑 ) 何だよ、それ ! 」 わからないてすけど、たとえばサラリーマンとかはそういう関 山村「うん。わかるな」 尼川「納得、てすね。バンドとしてそうなってきた感じがするな。 かく言う元気くんはどうてすかね ? 係値ていれる場所てはないと思うのて」 平社員だったのが役職ついてきた、みたいな ( 笑 ) 」 尼川「俺は 1 カ月ぐらいてすよ。役職歴」 うん、いい話てすね。どうてすか ? ( 笑 ) 役職 ? ええ ? そんな短いの 阪井「今は : : : 幸せだなあ。昔はそういうのはわからなかったけ 尼川「初めにも言いましたけど : : 自分たちだけてやってるわ尼川「マジてす ( 笑 ) 。て、今一番、燃えてるんじゃないてすか ? 」 ど。今、一番楽しいてす」 けじゃない、ても譲れないことが出てきて、そのバンドを背負っ阪井「 ( 笑 ) 急に燃えはじめたな」 尼川「俺も 1 カ月前まては違ったけど。やっとてす。未来はわか てる感がみんな出てきたと思うし。だから尊敬てきる。最近よう山村「たしかに燃えてる感はある。元から大人に抑えつけられる んないけど ( 笑 ) 。今、一番楽しいてす」 やく、個々を」 のが苦手なんてすね。反骨心みたいなのが一番あったから」 その燃えてるのを維持てきて、みんなが燃えられて、それが あ、メンバーを ? 尊敬てきるようになったと。 尼川「だから会社てわリと自由になって、楽しくなってきた釦 バンド全体にもたらされたら、もっといいてすよね。 尼川「ちゃんと尊重、尊敬 : : : っていうのがてきるようになリま代 ? ようやくいろんなことが純粋に楽しい、みたいな。燃えて山村「そうてすね、うん : : : そのへんは〈バンドていたい〉と思え したね。だから大人の関係になってきているのかな、と」 るというより、楽しくてそうなってる感じ」 ば思うほど、プレッシャーを感じていかなきゃいけないのかな 小倉「うん、みんなが言う通リだなと思います。役職がついてき ( 笑 ) いいてすね。誠司くんに関してはどうてすか ? 追い と思ってて。こないだ O --J < >- の }-- < 0 さんと話してた たというのは、すごくわかリやすいと思いますね。いまーー E っこうと思って頑張ってるそうてすが。 ら、『自分の居場所を今ても探してる』と言ってて。『リーダーと 。。ーというバンドは、山村隆太と阪井一生がエンジンになっ 小倉「まだ役職探してるんて ( 笑 ) 」 してもそうだし、マネージャーとしても、あと曲作リも、地位を て、引っ張ってってくれてるんてすよ。元気は元気て違うステー 山村「いやいや : : : ても前はドラム一筋みたいな感じだったん確立しなきゃいけないんだよ』と、あのポジションなのに言って ジに上がってるし、それは素晴らしいことだと思ってて。て、 てすよ。そこは幼なじみ 3 人てやってたぶん、孤立しちゃうとこ て、はあー ! と思って。そういうプレッシャーを感じながら第一 ま僕はその船てなんとか役職を見つけて、追いっこうと頑張っ ろがあっただろうけど、そういうふうにストイックだったから線てやってるのはすごいなって : : : あの位置まて行けるのかな、 てる、みたいな。追いつくように何かをしたいてすね : : : それが と。だから自分にとってのバンドが甘えになる瞬間があるとし こそ ( このバンドに ) 入れたと思うんてすよ。それから信頼感が デビューしてから変わった関係性てすね」 てきてきたからか、周リを信じてくれる感じになってて。一歩下たら、それは怖さてあるという思いはありますね、今。釦代になっ となると、負けていられないてすね。ては、みんなの人間的がってくれる感じ ? さっきの発言がその通リだと思うんてすたから感じる怖さもあるし。ここらへんて頑張らなきゃな ! っ けど、べつにそんなことはないのにそういうスタンスていてく な部分についてはどうてす ? 「大人になったな」と思ったリし ていうのが、いい刺激てすね。ここて確立していかなきゃいけな ません ? れるし、それを伝えてくれるのは、こっちとしてはやりやすくな しル」い - っ力」 尼川「一生はないわ ( 笑 ) 。一生はマジて大人になってない ! 」 りますよね。て、前は〈リーダーていなきや〉みたいなのがすご わかリました。カッコいい大人になっていってくださいー 山村「わかる。むしろ子供の部分をなおさら全開て出してる」 くあった気がしてるんて : : : そういうプライドが出てくる時は阪井「任せてくださいー・僕は中ニのまま変わらないてすけど」 阪井「まだ中ニの時のままなんてすよ ( 笑 ) 。自分ても思うもん。 とつつきづらかった ( 笑ご 山村「中ニ担当か ( 笑 ) 」 0 7 4
: なんだろうね ? 猫とか大って具合悪いと気が 撮影お疲れ様てした。着流しだと、さすがに増子さん、もう ろん企業て働いてる人たちに比べれば、そリやバンドてストレ 「加代 : スはさほどないよ。ワガママもわリと言える。だけど、それても立って怒るじゃない。あれと一緒。なんか上手くいかないことに 代になるんだなってわかリますね。 「うん。その ( 読者プレゼント用の ) ボラて撮った写真さあ、光の あるのよ。我慢しなきゃいけないこと、空気をこっちが読まな対してすごい苛つくんだけど、それが外的要因だと思って気が 加減にもよるんだけど、ウチの親父そっくリなんだよね。ちょっ きゃいけないこと。実際にある。ても : : もういいんじゃねえ立ってる。完全に大猫レベルだよね。自分の内から来てるものな と笑っちゃった」 かなって。今回はいよいよの大台乗るんだし、もう好き勝手のに、なぜか外から攻撃されてるような気分になって」 そんなふうに感じる歳になった気分はどうてすか どういう攻撃を受けていると感じていたんてしよう。 に言いたいこと言ってもいいだろうと。今まて、変に良い子に 「いや、ほんと小さいこと。〈みんなが俺を虐げようとしてい 「いや、嬉しいよ。やっと、シャレじゃなくてもこういうのがしつ なリすぎてた、良い人になろうと頑張リすぎてた部分、なきに くリくる年齢になったんだなって。若い頃はサマになんないし、 る〉って。バイトに受からないとか、いざ受かっても学歴がない しもあらずだと思うんだよね」 背伸び感があったけど、今は大丈夫だもんな。ただ : : : もちろ とわかリやすく給料に差がてるとか。月の半分バンドやってた 好き勝手やろうと決めて、最初にバンと出てくる感情は、 ん似合わなくなるものも出てくるけどね。たとえばジャージとやつばり〈怒〉になるんてしようか。 ら、ちゃんと正社員になれないとかさ。そういう社会がとにか く気に入らなかった。たぶん未来に対する漠然とした不安・ かスウェットとかさ、ラフに一枚着て外出ると、ちょっと仕事「そうだね。〈セイノワ〉出した頃からそう。今のご時世さ、〈おい してない感が出るんだよね。スポーツ感とか部屋着感じゃなく、 おい ! 〉ってこと多すぎるてしよ。やつばリ言わないてはいら 〈自分は何なんだろう〉〈これからどうしていくんだろう ? 〉と かが苛立っ要因だったんだろうね。そんなもの、決めようもな 無職感が出てしまう ! 」 れないよね。今回メッセージソングが多いんだよ。もちろんメッ あははははは。 いし急に決まるものてもないんだけど ( 笑 ) 。結局全部、歩いて セージってね、暑苦しい、うざったい、押し付けがましいとか敬 「ほんっとに。恐ろしいよ」 遠されがちなんだけど。てももともとロックバンドなんてそうみないとわからないことだったんだけどね」 さて。『五十乃花』てすが、喜怒哀楽が満載。とくに〈怒〉が そういう不安って、哀しみという言葉にもなリ得ますけど、 いうもんだからー・暑くてうざったくて押し付けがましいもん 炸裂するところから始まるのは久々てすね。 だから。そこにやつばり立ち返らなきゃいかん。そういうのは増子さんの中ては〈怒〉になるんてすか 「うん。ほんと逆ギレに近いんだけど。ても若いっちゅうのはそ 「そうだね。久々に〈怒〉と〈哀〉の部分が強いかな」 今回すごくあったかな」 それ以前は、震災を受けて、なるべく明るく楽しいものを メッセージてあリ、あとは、改めてアウトロー宣言をする - つい - っことじゃない」 ような曲も多いてすよね。 心がけた作品が続いていました。 まずは怒リを燃やして、歌にするっていう ? 「うん。ても今は、にして天命を知るって言うけど、じゃあ俺「うん。そうね。結局世の中的にはマイノリテイかもしれないけ「や、違うね。もっと物理的なものに : らの天命は何か、何のための命なのかって考えたら、まあ怒髪ど、俺と同じような考え方のヤツはある一定数いるっていうの撃対象を見つけて突進していくっていう」 天をやること。怒髪天というものを背負っていくことだろうと。 あははは。詳しくは自伝『歩きつづけるかぎリ』を参照に。 が、もうわかってるから。昔は俺ひとリのフラストレーション もっと気楽に始めたバンドなんだけどね。ても、いろんな人の だったけど、今は、俺だけじゃない、こう思ってるヤッらが絶対「そう。もしかすると自傷行為に近いのかもねえ。やればやられ 人生をもう背負ってしまってる。いよいよもう 4 人だけのもの いるっていう確信があって。数は少なくても、そいつらと一丸るしさ、こっちだって一発も貰わないわけじゃない。あえて強 になって、まず大切なものを守っていく。そうじゃないものに いのに当たっていって、いい加減やられたリして、それても逆 じゃなくなった、っていう覚悟があって」 , し は噛み付いていく。宇宙からご近所にまて噛み付くっていうね。転して勝ったりすると最高の気分なんだよね。無抵抗なものに 「て、怒髪天をやるっていうのはどんなことかって言えば、やっ その線引をちゃんと作ろうと思って」 向かってもしようがない。だから殴られるのも意外と嫌いじゃ ないっていう ばロックバンドだからね。言いたいこと、やリたいことをワガー今回、改めて増子さんの喜怒哀楽を確認したいなと思った : どういうことだったんだろうね ? 」 わかんないてす ( 笑 ) 。破壊願望に近い ? ママにやっていくのが本来ロックバンドの姿てあってさ。もちんてす。加代のとき、一番何に対して怒ってましたか にして天命を知るって言うけど、じゃあ俺らの天命は何かって考えたら 怒髪天をやること、怒髪天というものを背負っていくことだろうと 気楽に始めたバンドなんだけどね。いよいよもう 4 人だけのものじゃなくなってるから 文 " 石井恵梨子 撮影Ⅱ岩澤高雄 こ - つ、攻 0 3 1