工ージェント内のテープルにイ尉寺する。マネージャーは、 一定時間後にこのテープルを収集することにより時刻に 正確な情報を得ることカそきる。 SNMP では 1 バケット で複題固のオプジェクトを収集できるので、テープルを一 括して収集すれば管理トラフィックの軽減につながる。 SNMP 工ージェントが動作していないノー ドの里 ネットワーク管理システムを導入する前の既存のネッ トワークを考えると、 SNMP 工ージェントをサポートし ていないノードが大多数である。こういったノードの管 理ガ去について、以下のような検討をおこなった。 ます、ノードが送受信しているバケットに着目した。 のような情報は、ネットワーク・トラフィックを茁妾モニ タリングすれ ( 対屋できる。そこで、このネットワーク・ トラフィック情報を SNMP で収集可能にするため、管理 オプジェクトとして拡張 MIB に定義することにした 1 この拡張 MIB をサポートした SNMP 工ージェントを セグメントに 1 台設置すれば、そのセグメントに接続さ れるノードの SNMP 工ージェントの動作にかかわらす 送受信バケットを収集できるようになる。図 8 は、一それ らの管理オプジェクトをマネージャーが収集し表示した ものである。この拡張 MIB の管理オプジェクトは、次 節で述べる MIKB 、 NKB でも利用されている。 SNMP のドキュメントにも言己があるが、 SNMP 工 ージェントをサポートしないノードを管理する手段とし て、代理工ージェントを利用するガ去がある。この代理 工ージェントは、マネージャーから SNMP をサポート していないノードの情報収集などの操イ材旨示を受けた場 合、そのノードに代わって操作を実行し、結果をマネー ジャーに返す。 知識べースによる管理の自動化 情輌凾信の脚或化にともない、コンピュータ・ネット ワークは大規模化の一途をたどっており、利用範囲も急 速に拡がってきた。このため、ネットワークの知識に通 1 このようにネットワーク・トラフィックをモニタリングする管理オプジェ クトを定義したものとして匠 RMON ( RFC1271 ) カヾ主目を集めて いるが、こク沖刻長 MIB はそれに先駆けるものである。 UNIX MAGAZINE 1994 ユ 2 じていないーイ殳の人が、コンピュータ・ネットワークの 運用管理に携わるケースも増えてきている。 ところが、 SNMP によるネットワーク管理では、各 工ージェントから収集した管理情報 (MIB) を分析して、 最終的に障害原因をみきわめる必要がある。このために は、ネットワークの知識に通じていなければならず、誰 もがネットワークを管理できるわけではない。 コンピュータ・ネットワークの普及と、適切かつ効率 的な運用管理のためには、この問題を角夬しなければなら そこで、人間か半」断に用いる知識をデータベースとし て構築し、これを利用して運用管理の一部を自動化する ようにした。すなわち、 SNMP によって各工ージェン トから収集した管理 1 帯に (MIB) をもとに、管理オプジェ クト (MO) 対応の知識オプジェクト ()O : KnowIedge Object) を知識べースとして構築し、これにより従来人 間がおこなっていた総合判断の一にを自ヒした。 この自ヒ ( 知的判断 ) により、ネットワークの自動監 視力きるようになる。自濫視の原理を図 9 に示す。 ネットワークから一定の時間間隔で各種 MO を収集 し、これらについて知識べースを利用して総合的に判断 し、アクションを決定するイはみとなっている。 この知識べースには、 MIKB (Management lnfor- mation Knowledge Base) と NKB (Network Knowl- edge Base) がある。 MIKB はネットワークに共通な知識を記述したもの で、管理システムカ甘是供する。この知識には、次の 3 種 類がある。 ・どのような報をモニタリングするかを決める知識 ・モニタリングした情報を見て、正常か異常かを判断す る知識 ・異常の場合、その原因を言斤する知識 一方、 NKB は、ユーサー固有のローカルな知識を言己 したもので、ユーサーが自分の竟に合わせて設定する。 この自濫視の例を図 10 に示す。 この自動監視を AIMS で実証した例を図 11 に示す。 こ刎列では、 「 beat で異常が発見された」 ことを表示している。 こで、 beat は 2ken-ETHER の 143
クチャ ( 構成やサービス ) に関する MIB がなく、その 情報を提供するイ督はみもない。 ・利用者か接するアプリケーションについての管理情報 がない ( 個々の機器管理により接続を実現しても、た とえばメールプログラムか動いていなけれは、メール のやりとりかできない ) 。 これらの問題を解決するための方法を順に説明してい から利用者を支援するものがない。 があり、さまざまな問題が生している。現在、その点 平均的なネットワーク利用者の運用上の知識とギャップ ・ Mosaic のような強力なツールか次々と現れているが、 するのか理解できるかたちで示してはいない。 表示させることはできるが、それが具イ勺に何を意味 者がいない場合もある。また、個々の MO 値を屯に も MO 値を監視できるわけではないし、初めから管理 ・多くのシステムは管理者向けであるが、管理者がいっ 難しい。 ・エージェント機能が実装されていないノードの扱いが トワークに負荷をかけてしまう。 するが、それを考慮しないと管理システム自体がネッ ・管理のためのトラフィックは MO とノードの数に上 tf 列 構成情報とは 構成情報を用いた管理 るべきである。ネットワーク地図を作成するには、次の 理ができない。その情報は、詳細な地図の形で提供され なると、その全体の構成情報を把握しなければ適切な管 ネットワークの接続が進み、互いに景些しあうように ような情幸肋ゞ必要である。 UNIX MAGAZINE 1994 ユ 2 ・運用のポリシーなど ・ネットワーク管理者や技術担当者の言田 ・ネットワーク要素の名前やアドレス ル、 OS 、サーピスなど ) ・ノードやそれらの接続の属性 ( 速度、料金、プロトコ 続を示す ) するための接続情報 ・ネットワーク要素をグラフ化 ( 項点はノード、辺は接 図 2 X. 500 ディレクトリ・システム X. 58 DSA DUA DUA DSA DSA DSA DUA 構成情報の応用 あり、分散データベースが必要になる。 X. 500 [ 1 ] ディ このような持性をもつ情報の集中的な管理は不可能で 追加・更新・削除カ瀕繁におこなわれている。 ・ネットワーク構成は準静的であり、ノードやリンクの 域にまたがっている。 ・ 1 つのネットワークは、いくつかの政治的・行政的領 か集まって本としては巨大なものになっている。 ・個々のネットワークは世界各地に分散しており、それ する必要がある。 らない。これを導入してイ尉寺するには、以下の点を考慮 ているので、その地図も世界本を対象にしなければな ネットワークは世界中で相互に関係しながら運用され 情報提供システム どで問い合わせる。 術担当者への連絡先情報からメールやポケットベルな ・一搬的な管理体制の確立 : たとえば、管理責任者や技 こに新しく置けはよいかを決定する。 バーがあり、どのような状態であるかを示したり、ど ・サーピス管理 : ネットワーク内のどこにいかなるサー クを迂回する経路を新たに決める。 論理構成から代替経路をみつけ、問題のノードやリン 経路管理 : たとえば、障害か起きたときに物理構成と する。 ド名、 IP アドレス、ドメイン名などを対応つ、けて表示 ・構成管理 : ネットワークの物理的・論理第冓成やノー この構成情報によって、以下のようなことが可能にな る。 139
[ 4 ] Jun Murai, Hiroyuki Kusumot0, Masaki Hirabaru, WIDE Project Overview:Status Report of 1992 , Proceedings 可 / ル刃 T ' 92 Co れ工れ ce lnternet Soci- ety, June 1992 [ 5 ] M. R. Macedonia, D. P. Brutzman, MBONE Pro- vides Audio and Video Across the lnternet, IEEE COMPUTER, IEEE, April 1994 [ 6 ] 山本和彦「共有木を柱としたマルチキャストの新しし寸咎はに ついて」 1993 年度修士論文、 1994 年 2 月 [ 7 ] 田中裕之「インターネットでの音声会話実験」 1992 年度卒 侖文、 1993 年 2 月 [ 8 ] Distance Vector イ社 c t 月 0 社 t 9 ProtocoI, RFC 1075 , November 1988 [ 9 ] S. Armstrong, A. Freier, and K. MarzuIlo, ll れ襯を - c 佖石、 0 れ夘 0 ProtocoI, RFC 1301 , February 1992 [ 10 ] S. Casner and S. Deering, First IETF lnternet Au- diocast, Computer Comm 社 ca 0 れ月 e e ACM JuIy 1992 [ 11 ] Steve E. Deering, Host Extensions ル IP Multicas- 厖れ 9 , RFC 1054 , May 1988 [ 12 ] C. Elliott and C. Lynn, ST-II Practice, lnternet DRAFT, June 1993 [ 13 ] Deborah Estrin Scott Shenker Lixia Zhang, Stephen Deering and DanieI ZappaIa, RSVP: A New Resource ReSerVation Protocol, IEEE Net- 社 , 0 , September 1993 [ 14 ] B ala Raj agopalan , ReliabiIity And Scaling lssue in MuIticast Communication, SIGCOMM 92 Com- を社 te Comm 〃を c 観れ月 e e , 1992 [ 15 ] C. Topolcic, Ecperimental ロ肥 t Stream proto- C04 レ s を 0 〃 2 (ST-II), RFC 1190 , October 1990 [ 16 ] Brian Whetten and Simon Kaplan, ス〃朝ん Perfor- mance Tot ル Ordered イ ca Protocol, To be appear , February 1994 [ 17 ] 村井純、水野勝成、三谷和史、加藤朗、山口英、石 田慶樹、「衛星ネットワークを統合したインターネット —WISH—」『第 49 回 ( 平成 6 年後期 ) 全国大会予稿 、情報処理学会、 1994 年 9 月 [ 18 ] 竹井泉山英孝、本耕楠本賻之、登坂章弘、望月祐 洋、「 WISH 衛星ネットワークの匪能評価」『第 49 回 ( 平 成 6 年彳麸月 ) 全国大会予稿集』、情報処理学会、 1994 年 9 月 [ 19 ] 西田佳史、峯尾淳一、寺岡文男、中村修、オ排「 WISH におけるインターネットトラフィックの角財斤」『第 49 回 ( 平 成 6 年彳月 ) 全国大会予稿集』、情報処理学会、 1994 年 9 138 月 NETMAN WG ネットウーク管理 ) しを Glenn MansfieId 、大内雅智 ・ネットワークの管理・運用に不可欠なインフラストラ カ鯛発されているが、以下のような間題がある。 これまでに、この標準にもとづく各種の管理システム ている。 いる。 ATM などの新しいオプジェクトも MIB 化され 下位レイヤの情報か管理オプジェクトとして規定されて MIB でもっとも代表的なものは MIB ー 2 であり、おもに Force) 規定の SNMP といったものがある。 SNMP の 規定の CMIP 、 IETF(Internet Engineering Task のがネットワーク管理プロトコルである。これには、 ISO このマネージャーとエージェント間の通信を規定した にイベント ( トラッフ ) を通知することもある ( 図 1 ) 。 理対象の状態刻ヒや異常発生を本剱日した場合には、非同期 その要求に対する結果を返す。しかし、エージェントカ壻 GET や SET などの操イ材旨令を発行し、エージェントは ー殳には、マネージャーカ理オプジェクトに対する Base) はエージェントがイ尉寺している。 オその集合である MIB (Management lnformation プジェクト (MO:Management Object) として定義さ ジ通信によっておこなわれる。個々の管理情報は、管理オ リケーションと管理される側のエージェントのメッセー ネットワーク管理は、管理する側のマネージャー・アプ ネットワーク管理の現状と問題点 ステムの概要を述べる。 ワーク情報と知識べースをもとに管理・運用を麪爰するシ ロトタイプ・システム (AIMS と呼を例に、ネット ための研究と実験をおこなっている。今回は、現在のプ NETMAN WG では、ネットワークの管理や運用の 図 1 ネットワーク里念 収集・設定 通知 マネージャー 工ーシェント MIB MO MO MO MO MO UNIX MAGAZINE 1994.12
代理工ージェント これは、管理に proxy の概念を応用したものである。 マネージャーは、管理ノードの状態を代理で応答して くれるノードを探す。もしマネージャーとその代理ノ ードが通信できれば、管理ノードと直接通信できなく ても管理が可能になる。 このとき、どこに代理ノードを置くかカ墹題となる。ネ ットワーク構成が単純であれは、人間がすぐに決定で きる。しかし、複雑な構成の場合、代理ノードを置く ことによるコストなどを考慮する必要があり、そのア ☆ ルゴリズムも検討している。 10 : 30 ~ 17 : 30 ( 最終日は 17 : 00 まで ) 展示会 11 月 30 日 ( 水 ) ~ 12 月 2 日 ( 金 ) ン、セミナーを崔します。ぜひ、ご参加ください。 品が一堂に会する展示会のほか、商品プレゼンテーショ コ楡兵で UNIX Fair'94 を開催します。 UNIX 関連製 2 日 ( 金 ) の 3 日間、横浜・みなとみらい 21 のパシフィ 日本 UNIX ューザ会では、 11 月 30 日 ( 水 ) ~ 12 月 (')))>UNIX Fair ' 94 開催のお知らせ NEWS from 坂本文 高度通信システム研究所 ) (Glenn Mansfield 、おおうち・まさとも WIDE プロジェクトの各メンバーに感謝します。 の場を借りて、日頃から活発な言侖をしていただいている 以上、 NETMAN グルーフ。の活動の各を述べた。 [ 赭文献 ] [ 1 ] CCITT, The Directory ー 0 ゼ e を e 可 Concepts, Models 佖れ d Services, X. 500 , November 1988 [ 2 ] T. Johannsen, G. MansfieId, M. Kosters, and S. Sa- taluri, 月 e rese れれ 9 IP / れ工 0 れ観れれ the X. 500 Directory, RFC1608 , March 1994 [ 3 ] G. Mansfield, T. Johannsen, and M. Knopper, C んル e , 0 s をれ the X. 500 Dir ・ ectory, RFC 1609 , March 1994 [ 4 ] K. Lougheed and Y. Rekhter, ス Border G e 囮 0 リ ProtocoI 3 (BGP-3) RFC1267 , October 1991 [ 5 ] F. Baker and R. Coltun, OSPF レ”を 0 れ 2 イれ e - ment / れル rrna 厖 0 れ Base, RFC1253 , August 1991 [ 6 ] C. L. Hedrick, 月 0 をれ 9 ル / 0 れ佖厖 0 れ PT 、尻 0C04 RFC1058 , June 1988 [ 7 ] G. MansfieId and S. Kille, X. 500 Directory Moni- t0 れ 9 MIB, RFC1567 , January 1994 商品プレゼンテーション 11 月 30 日 ( 水 ) ~ 12 月 2 日 ( 金 ) 11 : 00 ~ 16 : 40 ( 1 講座 60 分または 120 分 ) セミナー受謝斗 ( プログラムは別表参照 ) ェクゼクテイプ・セミナー ( E ー 1 ~ 3 ) : 5 , 000 円 ( 1 日券 : 12 , 000 円 ) その他のセミナー (A-1—C-4) : 各 15 , 000 円 出展社・ jus 会員 : 各 10 , 000 円 学生 : 5 , 000 円 すでにお知らせしたとおり、 UN Ⅸ Fair ' 94 の開催期日が 11 月 30 日 ( 水 ) ~ 12 月 2 日 ( 金 ) に変更になりました。お間違いのないよう、ご注意ください。 146 展示会と商品プレゼンテーションは入場無科、セミナ ーは有料てす。 詳細は、 UNIX Fair ' 94 運営事務局 (TEL 03 ー 5294 ー 2468 / FAX 03 ー 5294-2416 ) までお問い合わせくださ UNIX MAGAZINE 1994.12 ( さかもと・あや )
SC 翡お近くに書店の便のない方に、簡単・便利な「アスキー特販システム」 送料無料・代金は後払いで商品をお届けいたします A Ⅸのすべての管理者へ 旧 M の世界標準 UN Ⅸ ダウンサイジングの波がコンピュータ 業界を席巻している現在、巨人旧 M が 全力で普及を推し進めているのが、旧 M の世界戦略 OS である AIXO 本書は POWER ステーション十 A Ⅸ ( バ ージョン 3.2 ) を対象に、そのシステム 管理全般について解説。システム管理 の初心者から中級のシステム管理者ま でを対象に、システム管理の基礎知識 からネットワーク里までを詳細に角 システム管理者のみならず、すべての A Ⅸユーザーの方々が A Ⅸをさらに深く 理解し、高度な環境を構築することが 司有皀。 ■本書の主な内容 第 5 章周辺機器の設定と管理テパイス管理の 6000 のセットアップ 序章 A Ⅸの概要旧 M の世界標準 UN Ⅸ / A Ⅸ 概要 / デバイス情報の削除 / デバイス情報の確 第 10 章 NFS の設定と管理 NFS の概要 /NFS 窈憂れた機能 / A Ⅸバージョン 3.2 の特長 認 / コンソールの設定 / テーフ置の設定 / ティス 工クスポートのオプション / NFS サーバーの設定 ケットの利用 / プリンタの設定 / 端末装置の言綻 / NFS クライアントの設定 第 1 章システム管理の基礎知識システム管 理者 / システム管理ツール「 S Ⅶ T 」の機能と使 第 1 1 章 U U C P の利用方法 U U C P の概要 / 第 6 章ネットワークの基礎ネットワークの概要 UUCP の接続 /UUCP の管理 用方法 / ネットワークコマンド / ネットワークテーモン 第 12 章メールシステム電子メールの概要 / 第 2 章システムの起動と停止システムの起動 / / ネットワークの物理的な接続 / ソフトウェアの 電子メールの設定 / 電子メールの管理 システム窈亭止 / システムの起動と停止に関する 設定 / インターネット接続 第 7 章ネットワークの接続ネットワーク接続の 第 13 章 OS のインストール各種のインストー セキュリティ / シングルユーザーモードによるシ 概要 / 旧アドレスとホスト名の設定 / ルーティン ル / A Ⅸバージョン 3.2BOS のインストール / ステム管理 インストール作業の開始 / イントールの実行 / グ情報の設定 / NCS の設定 / ティスクレスワー 第 3 章ユーザーの管理ユーザー管理の概要 言語環境の設定 クステーションの設定 / ティスクレスサーバーの / NIS 使用上の注意 / ユーザーの登録 / パス 第 1 4 章システムのカスタマイズシステムの セットアップ / オプショナルソフトウェアの導入 ワート殷定とユーザー管理 / グループ管理 と更新 / X ステーションの設定 カスタマイズの概要 / etc/ rc のカスタマイズ 第 4 章ファイルシステムとストレージの管理 第 8 章Ⅲ S とネームサーバーによるネットワー / c 「 on システムを利用した自里 ファイルシステム管理の概要 / 他の U N Ⅸと 第 1 5 章ユーザー管理のカスタマイズシェル ク管理 NIS の概要 / NIS の設定 / NIS の管王 / A Ⅸのストレージ管理の相違点 / ファイルシステ NIS テーモン窈亭止 / DNS の設定と管理 環境の設定 / A Ⅸ window の設定 / 日本語環境 ムの設定と管理 / ページングスペースの設定と 第 9 章 Net Ⅵ ew / 6000 によるネットワークシステ の設定 管理 / ティスクエリアの設定と管理 / バックアッ ムの管理 NetView/6000 の概要 /NetView/ 付録コマンドリファレンス プとリストア AIX AIX システム管理者ガイド システム管理者 ガイド アスキー出版局テクライト編 アスキーテクライト編 B5 判 632P 定価 8 , OOO 円 ( 税込み ) アスキー出版局 アスキー特販部申し込み方法 電話・ FAX 、でのお申し込みは・ アスキー出版局特販部 東電話 03-5351-8202 京 FAX03-5351-8201 受付時間は午前 10 時 ~ 午後 5 時です。 土曜、日曜、祝日は休みです。 はがきでのお申し込みは・・ 右の見本のように必要事項をご記入になり捺印の上、 ご投函ください。 ( 18 才未満の方は、保護者の署名・捺印が必要となります。 ) ■発送料は当社負担でお届けいた します。 お申し込みの日より、約 10 日前後でお手 元へ商品をお届けいたします。荷造り手 数料・発送料はすべて当社の負担で全国 どこへでもお送りいたします。 団回回回 ■お支払いは商品が届いてから 1. 商品名 / メディア 京 代金のお支払いは、商品といっしょにお 式 す 2. 郵便番号 都 届けする振替通知票により、 8 日以内に 出 が 版社 3. ご住所 ( フリガナ ) 谷 お近くの郵便局からご送金ください。 部ア 4 お名前 ( フリガナ ) @) 特ス 代 ■安心できる責任保証 5 職業 く 木 商品はすべて厳重な検査をバスしたもの 6. 年齢 / 性別 行 ですが、万一配送途上の事故等で傷や破 7. 電話番号自宅 & 会社 さ 8. 広告掲載雑誌名 損が生じた場合、あるいは不良品がお届 月号 ) けされた場合は、責任をもってすぐに良 0 品とお取り替えいたします。商品の性質 上、その他の理由による返品はご容赦く ださい。 株式会社アスキー 〒 151 ー 24 東京都渋谷区代々木 4 ー 33 ー 10 出版営業部電話東京 ( 03 ) 5351-8194
図 3 ネットワーク構成図 (BGP MIB より得られた AS レクトリ・システムは、このようなネットワーク情報を イ尉寺するための一嚇甫の 1 つである。このシステムを利用 すれは、各管理者が自分の権限の範囲でネットワークの 情報を登録することによって、世界中の管理システムで 情報を共有できる ( 図 2 ) 。そのために、ますディレクト リ側のネットワーク情報を保持する本咎はを作成した。さ らに、そもそも世界的な標準とならなけれは未をなさな いのて才是案をおこない ( RFC1608 、 RFC1609 ) 、 IETF OSI-DS (Directory Service) グルーフ。で言侖しながら 実験を進めている [ 2 , 3 ] 。 情報の取得 こで問題となるのは、どのようにしてデータを収集 アプリケーションの管理 するかである。ネットワーク管理を専任とする人が少な い状況にあって、データベースの更新作業を管理者に求 ネットワーク上で、さまざまなアプリケーション ( メー めることは難しい。このような状態のデータをもとに正 ル、ニュース、 DNS 、ディレクトリ・サーヒ、スなど ) が 確な構成地図を作成し、更新していくのは困難である。 動くようになってきた。これらは広範囲に分散しており、 そこで、構成情報収集の方法を検討した。現状では、 景彡響の大きさからも各アプリケーションに応じた管理が DNS (Domain Name System) からホスト名と IP ア 必要である。それには、以下のことを監視しなければな ドレス、 Mail Exchanger を、さらに ping や tracer- らない。 oute で接続関係や芯答時間を調べることができる。しか し、これらの情報だけでは不十分である。また、世界中 ・切断、障害、滞留など広い範用に景グする現象 ( たとえ のノード 1 つ 1 つに ping などをかけるのは現実的では は、メールのスプールカヾ益れるとか、ある糸哉のメール システムがダウンして下イ立に流れないなど ) そこで、本来は経路制御をおこなうルータが MIB と 勺な生能や利用率 して経路情報をイ尉寺している点に着目し、それを SNMP これらの管理のために、メールや DNS 、その他の一イ受 によって機本勺に集め、属性 ( 速度など ) や接続関係など 的な NSA (Network Service Application) について を角斤することにした。インターネットのルーティング・ MIB 化が進んでいる。我々は、ディレクトリを構成情 プロトコルには、 AS (Autonomous System) 間として 報の提供システムと位置づける立場から新たに MIB [ 7 ] BGP [ 4 ] など、 AS 内として OSPF [ 5 ] や RIP [ 6 ] な を定義し、 IETF MADMAN(Mail And Directory どがあり、それぞれについて MIB が用意されている。現 MANagement) グルーフ。て活動をおこなっている。 時点でもっともよく実装されているのは MIB -2 である。 図 3 ~ 5 に、それぞれの MIB から得られるネットワーク 情報のモニタリング 構成を示す。なお、 MIB-2 からは本の言岩田な接続関係 カ碍られるので、 1 つの図として見やすくするために階層 的に表現する処理を施している。その結 WIDE 本 では数十の図になるが、ここではそのうちの 1 つを掲げ 、、インターネット本で汎用的に使用で た。このように、 き、しかも自重加勺に構わ也図を表示する " という譲題を解 決した。 構成 ) 為 11 CSI 110 乃 1 価リ C S に一 11867 工ージェントの監視にあたり、多くのネットワーク管 理システムでは、 SNMP による定期的なポーリングによ って管理オプジェクトを収集している。この SNMP の ポーリングの問題点として、 ・管理トラフィックによるほかの通信への景グ 140 UNIX MAGAZINE 1994 ユ 2
連載 . / も N Ⅸ Communication N0tes¯O 表 3 WWFSDIR 以下に作られるサプディレクトリ bin C ache etc lib 10g sta1e ongo V01 実行可能なファイル群 (csd 自身のはか、 Perl などの管理用プログラムもこのディレクトリ ロタされる ) キャッシュ情報 Perl スクリプトのための設定ファイル Perl スクリプトカイ吏用するライプラリ csd が生成するログファイル csd の作業用ディレクトリ csd が ( 乍業をおこなうディレクトリ ポリューム・ファイル群 といったアカウントにする。このとき、ユ—*ff—wwfs の ホームディレクトリを csd. conf でオ旨定した WWFSD 旧 にすると以降の作業が進めやすい。 意 1 アカウント wwfs の UID は、絶対にはかのユーサーと同 しものにしてはならない。これまでの WWFS の運用経験か らいえば、 csd の実装はたいへん安定しており、異常な挙動は まったくといってよいほどみられない。しかし、とくにファイ アウォール上で csd を運用する場合は、セキュリティの保全に wwfs@hostname 他サイトからの間合せなどに対応して、 WWFS では、運用を通して発生する各種のレポートや とは異なる UID にしておいたほうか安全である。 十分な注意を払う必要がある。その意味でも、はかのユーサー UNIX MAGAZINE 1994.12 # make install—client これは、 クライアントのインストール conf としてインストールされる。 さらに、 csd の重川乍を決める csd. conf は /etc/csd. れる。 た WWFSD 旧以下に表 3 のようなディレクトリ群が作ら をルートの権限で実行する。すると、 csd. conf で指定し # make install—server csd を下力させる計機で、 csd のインストール 実際の管理者に転送されるようにしておくべきである。 たメールを正しく処理できるようにアカウントを設定し、 にメーノレが送られる。したがって、このアドレスに送られ をルートの権限で実行すればよい。 注意 2 現在の WWFS の / ヾッケージでは、 AMD のようにアー ポリューム管理に分けられる。以ード、順に説明する。 WWFS の運用は、 csd の管理、クライアントの管理、 WWFS の運用 以 E で、インストールは終了である。 が /etc にインストールされる。 wwfs. conf とクライアントの起動ワログラム wwclient がそれぞれ LIBDIR と INCDIR に格納される。さらに libww. a とそれを使うためのヘッダファイル libww. 五 に記述されている ETCDIR に、 WWFS のライプラリ これで、 wwmount と wwumount カゞ Makefi1e . com できない。 パイルだけしておいて、あとで一気にインストールすることは ストールを繰り返さなければならない。 AMD のように、コン ストールするときは、アーキテクチャごとにコンパイルとイン い。したがって、クライアントを複数のアーキテクチャにイン ト・ファイルや実行可育彡式のファイルカ非られるわけではな キテクチャごとにディレクトリが作らオし、そこにオプジェク csd は、 csd-nanny という Perl スクリプトて力す おこなわなければならない。 csd の管理では、起動と停止、キャッシュ領域の管理を csd の管理 45 を事前にインストールしておく。 よい。このプログラムでデバッガとして使われている gdb 純で小さな PerI スクリプトなので、目をとおしておくと csd-nanny は WWFSDlR/bin にイ褓内されている。単 として起動する。 # WWFSDlR/bin/csd-nanny る。ルートの権限で、 メールで送る。そして、 csd を再起動しサーピスを継続す した場合はコアファイルを角斤して、その情報を管理者に る。このプログラムは、 csd を起動し、 csd がコアダンプ
図 2 メールとニュースを切り分ける alias inet—mail : inet—news : :include:/etc/mail—list/inet /usr/lib/news/feednews —d osaka—u ーⅡ osaka—u. inet 図 3 もとのヘッダ From manabu@center. osaka-u. ac . jp Tue May 24 15 : 30 : 17 1994 Received: by ccsparc01. center. osaka—u ・ ac ・ jp ( 5 .65/2.7W—center1.1 ) id AA24663 ; Tue, 24 May 94 15 : 30 : 16 + 0900 Date: Tue, 24 May 94 15 : 30 : 16 + 0900 From : Manabu Higashida くmanabu@center. osaka—u. ac ・ JP> Message-Id: く 9405240630.AA24663@ccsparc01. center. osaka-u. ac ・ JP> 図 4 NetNews 用に修正したヘッダ Path: mai1—1ist !news Date: Tue, 24 May 94 15 : 30 : 16 + 0900 From : Manabu Higashida くmanabu@center. osaka—u. ac ・ JP> Message—Id: く 9405240630.AA24663@ccsparc01. center. osaka—u ・ ac ・ jp> —s inet ー /usr/bin/rnews " ノレは osaka-u-inet@center.osaka- u. ac. jp 宛の電子メールとして処理されます。 Approved : news@center. osaka—u. ac ・ JP Newsgroups : osaka¯u. inet Sender: news@center. osaka—u ・ ac ・ JP し、または閉しられた管理者の世界だけではなく、広くネ ットワークがどのように運営されているかを知らせること により、管理者予車にも情報を提供できます。 ところが、電子メールはこまめにチェックするが、 Net- News は気が向かないと読まない管理者 D 、またはまっ たく読まないという管理者も多く、すべての議論の場を NetNews 一多すわけにもいかないのかま情です。 とすると、電子メールと NetNews との相互乗入れか必 要になります。これは NetNews のシステムによってガ去 が異なり、実装も千差万別ですが E 、たとえば大阪大学で は、 C News システム上に次のように実現しています。 NetNews から電子メールへの乗入れ moderated なニュースグルーフ。 , 材高したときに、実 際は moderater への電子メールとして処理されます。そ のための↑帯長を言己するファイル mailpaths を応用して、 osaka-u . a11 %s@center. osaka—u. ac ・ JP のように登録して、さらに、 osaka-u というローカルな ニュースグループのサプグループ osaka-u. inet を mod- erated に設定します。こうしておくと、このニュースグ D わたしてす : ー ) E さきほど紹介した CF には、 news-support としてどの News シス テムでも重丿祚するツール君劼嗣属しています。残念ながらドキュメントが 整備されておらす、スクリプトの内容をよく理解して大塩な変更をしない と運用することはできません。 56 ループにキ高したメー UNIX MAGAZINE 1994 ユ 2 F 装できるでしよう。 こは C News 依存ですが、ちょっとした工夫でほかのシステムへ実 ッダに変換するための次のような perl スクリプトです G feednews は、電子メーノレのヘッダを NetNews 用のヘ るように設定します F ( 図 2 ) 。 のために整形し、 rnews コマンドで NetNews / 殳稿す というスクリプトをフィルタにして、ヘッダを NetNews 定し、 inet-news は次に紹介する feednews ( リスト 1 ) こで、 inet-mail は通常のメーリングリストとして設 inet—mail , inet—news osaka—u—inet : osaka—u—inet inet : News へフィードされるメーリングリストを区別します。 登録されているユーザー宛のメーリングリストと、 Net- たくない内容の言侖も当然あります。メーリングリストに ます、セキュリテイやポリティックスに関して公開し はちょっと工夫が必要です。 電子メールの内容を NetNews へフィードするために 電子メールから NetNews への乗入れ グリストへフィードされるようになります。 と登録しておくと、 NetNews への投稿が inet メーリン inet osaka—u—inet : こうしておいて、先の /etc/aliases ファイルで、
SC 翡 UNI の核心に迫る ! ナット汢ノハンド方クス lex & yacc プログラミング lex&yacc プログラミング J. R Levine/T,. Mason/D. Brown 共著村上列訳定価 3 , 600 円 LJN Ⅸプログラマー必携ツール ! 字句解析ルーチンと呼ばれる lex 、そぼ、構文解析ルーチンと呼ばれる yacc 。 本書の主な内容 これらのツールはコンヾイラやインタブリタ開発者のために設計されたもの ・ lex の使い方・ yacc の使い方・メニュー生成言 だが、それ以外にも有用なものてある。本書て、は、その利用法を初歩から解 ・ SQL 構文解析・厄 x 仕様リファレンス・ yacc 文法リファレンス・ yacc の曖昧性と衝突・エラー 説。 make とならび、プログラミングに必須のツールを詳しく解説。 AT & T 版 報告とエラー回復・ POSIX 対応について・ MG だけて、なく、バークレー版、 GNU bison 、 Flex 、 MS ー DOS 版にも触れる。 L コンヾイラーコードほか NUTSHELL HANDBOOKS こ、パ P 々。ん衂 T lex&yacc 盟見ⅸ′・ M - 滝 4 取第れ共物 村ト月 MH exmh Jerry Peek% 倉骨彰訳砂原秀樹 / 鈴木麗監訳定価 5 , 800 円 MH を使いこなす 一子相伝とまて、言われてきたメールエージェント MH の全貎がいま、 本書の主な内容 , こに明らかになる。 MH 、そして xmh について、まったくの初心者レ ・ MH と xmh の設定・ MH の基本操作・メール ベルから、より高度な処理まて、を詳細に解説する。 MH と共調したさ の検索と整理・ MH と xmh のカスタマイズ・ MH フォーマット・到着メールの自動処理・ MH のため まざまなシェルプログラミングやコマンドなどのカスタマイズの方法 のシェルプログラミング入門・ xmh の基本操作・ を紹介する。 xmh のカスタマイズほか Ⅷ & xmh E - ″ⅵげ u 認 & 片″ tn にな NFS@NIS LJN Ⅸセキュリティ LJLJCP, 入門 Hal Stern 著 Simson Garfinkel/Gene Spafford 共著 Grace Todino/DaIe Dougherty 共著 砂原秀樹監訳倉骨彰訳定価 4 , 800 円 山口英監訳定価 4 , 800 円 Juice 監訳定価 2 , 500 円 NFS UNIX ネットワークては必須ともいえる Network UN Ⅸシステムには多くの盲点が存在する。安全 ネットワーク経由のファイルコピーの方法、リモー lnformation Service(N (S) と Network File なシステムを構築するためにはどうしたらいいのか。 トロクインやリモートコマンドの使い方など、 UUCP System(NFS) について、その概念からはじまり、 不正使用や、侵入を事前に防ぐための方法を システムの基本的な操作を初心者にもわかるよう 実装にいたるまて詳細に解説。 網羅。 に解説。 sed & awk プログラミング ⅵ入門 termcap & terminfo Dale Dougherty 著 Linda Lamb 著 Jhon Strang/Linda Mui/Tim O'ReiIIy 共著 福崎俊博訳定価 3 , 800 円 福崎俊博訳定価 1 , 800 円 鈴木麗監訳定価 2 , 700 円 人気を集めるストリームエタ d と awk につい UN Ⅸの世界てはもっとも標準的なスクリーンエ 端末の設定には不可欠な termcap と terminfo て初歩から応用まてを軽いタッチてあますところ タてある vi の操作法を基礎から解説した入 をあますところなく解説。ェントリの書き方、 term- & termin なく解説。豊富な実例、サンプルプログラム、シェ 門書。起動オプションから複数ファイルの編集ま cap と terminfo の相互変換、各種ュティリティの ルスクリプトを収録。 てを解説。 紹介。リファレンスカイドとしても有用。 IJN Ⅸシステムチューニング IJNIX C プログラミング UUCP システム管理 David A. Curry% Mike Loukides% Tim 0 ' ReiIIy/Grace Todino 共著 アスキー書奮編集部監訳定価 2 , 500 円 砂原秀樹監訳定価 3 , 200 円 Juice 監訳定価 3.200 円 一般的な C 言語解説からは得られないネットワー 本邦初の UUCP 解説書。国内のネットワーク事 UN ー X システムを快適に運用するためのチェッ クポイント、システムのパフォーンス測定とその 久プロセス間通信など、高度なプログラミングに 情や国産マシン固有の設定についても紹介。 ついて解説。 UNIX プログラミングにとって必要 UUCP のセットアップや接続の手続きから、 RS - 評価などを具体的に解説。最良の UN Ⅸシステ 232C の詳細まてを解説。ネットワーク管理者必読。 不可欠な管理をとりあげる。 ムを構築するための 1 冊。 地 0 ド k 物 影駅 砂第物 / 齢本・第 . 旦旦 CP 株式会社キー 〒 151-24 東京都渋谷区代々木 4-33-10 出版営業部電話東京 ( 03 ) 5351-8194 ※表示定価はすべて消費税込みです。ブックカタログをこ希望の際は、小社・出版営業部まで官製はがきにてお申し込みください。
1. mkdir システムコールを実行する。 2. ティレクトリの存在を確認する。 ( a ) ディレクトリがある場合にはエラーとなる。 (b) ディレクトリがない場合には作成する。 重要なのは、ディレクトリの存在を調べるのと実際に ディレクトリを作成する処理を、 mkdir システムコール 1 つで実現できることです。ちなみに、ディレクトリが 通常のファイルやシンポリック・リンクとして作成され ていても、 mkdir コマンドはエラーとなります。 ディレクトリの存在の確認と作成が別のシステムコー ルで実現されるならば、確認したときには目的のディレ クトリがなかったが、作成する際にはあったという状況 も考えられます。しかし、この 2 つの処理が 1 つのシ ステムコールで実現されているので、これらの処理にほ かのプロセスの処理が入り込むことはありません。した がって、 mkdir コマンドを使えは安全にロック機構を 実現できるのです。具イ勺には、ロック機構が必要なす べてのプログラムでロック用のディレクトリを決めてお き、そのディレクトリを作成できた場合にかぎり処理を if mkdir $LOCK 2>/dev/nu11 ; then FILE=/tmp/testdata LOCK=/tmp/10ck. dir # ! /bin/sh 続けられるようにします。たとえば、 vi $FILE rmdir $LOCK echo "file is locked" else f i exit 0 1 > & 2 というスクリプトを使っていれば、誰かがファイル /tmp/testdata を編集している最中にほかのユーサー は編集できません。このようにロック欟冓に使用できる ものとしては、 ln コマンドなどが挙げられます。シェ ル・スクリプトのなかでロック機構が必要になった場合 に利用するとよいでしよう。 rmdir コマンドも、 rmdir システムコーノレという 同し名前のシステムコールを用いて実現されています。 rmdir コマンドは、 rmdir ディレクトリ という形式で使います。 rmdir コマンドで削除できる のは、なかに何もないディレクトリだけです。、、なかに UNIX MAGAZINE 1994.12 LJN Ⅸ流プログラミング 50 何もない " というのは、 ls -a コマンドを実行したとき と、 .. " 以外の出力がないことを意味します。 rmdir システムコーノレは、 rmdir()€ス名 ) という形式で使用し、パス名に指定したディレクトリを 削除します。ただし、ディレクトリを削除するには、ル ートディレクトリからそのディレクトリへのパスに検索 の許可が、親ディレクトリに書込みの許可がそれぞれ出 ていることが必要です。これは rmdir コマンドの場合 と同様です。また、ルートディレクトリとカレントディ レクトリの削除はできません。 sync あまり一般ューザーが使うものではありませんが、メ モリ内凵尉寺されているディスクの情報をディスクに書 き出す sync コマンドか準備されています。普通は、メ モリ上に保存されている情報は定期的にディスクに書き 出されるので、このコマンドを使う必要はありません。 一般ューザーでも実行できるコマンドですが、実際には マシンを停止するときやトラブルか起こったときなどに 管理者が使用します。 この sync コマンドを実現しているのが、 sync シス テムコールです。 sync システムコールには引数はあり ません。このシステムコールを実行すると、情報がディ スクに書き出されます。ディスクの情報をメモリ内の情 報と合わせる必要がある fsck コマンドや df コマンドで は、このシステムコールが必要となります。 reboot reboot コマンドはシステム管理者が使用するコマン ドで、システムを停止して再起動するものです。もちろ ん、一般のユーザーはこのコマンドを実行できません。 このコマンドを実現しているのが、 reboot システムコ ールです。これは、 て eboot ( 実行方法 , プート時の引数 ) という形式で使用します。 167 ・システムの停止のみをおこなう ・システムの再起動をおこなう 実行ガ去としては、