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検索対象: UNIX MAGAZINE 1996年5月号
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1. UNIX MAGAZINE 1996年5月号

連載 /NET WORTH—O teractive UNIX て利用できる TCP/IP ネットワーク・ オプションには、 PPP か含まれている。その他の UNIX 用 PPP は、 Brixton や Morningstar から入手でき る。 PC (DOS 、 Windows 、 OS/2) や Macintosh 用 TCP/IP べンダーの製品には、たいてい PPP が組み込 まれている。 ところか残念なことに、この PPP は TCP/IP にしか 対応していない。 Apple は、 1995 年中に AppleTalk 用 の PPP を ARA プロトコルとともに提供すると約束し た。 Windows NT 3.5 では PPP が追加されて、リモー トアクセス・サービスを利用できるようになった。 1994 年に Novell が開催した BrainShare Confer- ence では、多くのリモートアクセス・べンダーが、同社に よる NetWare 用 PPP クライアントの標準の発表を期侍 した。 NetWare 用の PPP クライアントかオ票準化される と、端末べンダーやリモート通信サーバーベンダーは、独 自に IPX/SPX の PPP クライアントを作らすにすむか らだ。残念ながら、このとき発表はなかったが、 1995 年 各種の PPP 製品 中に告知されるだろう。 UNIX MAGAZINE 1996.5 TCP/IP と IPX/SPX の両方に対応した PC 用の PPP モートアクセス・ハードウェアに組み込んでいる。また、 BEUI に対応した PPP を、 LanRover シリーズのリ を提供している。 Shiva は、 TCP/IP 、 IPX/SPX 、 Net- ダーの大部分は、自社製品の TCP/IP に対応した PPP ターミナルサーバー・べンダーやリモートアクセス・べン 2. x に組み込まれた PPP か川していた。 時に生じる問題鮹夬て役立った。このマシンでは、 Solaris ラブルを鮹夬している。とりわけ、 Sun のマシンへの接続 aIView によりいくっかの PPP の実装を角斤したり、ト して、容易に問題点をみつけることかできる。私は、 Seri- を使うと、流れている SLIP および PPP?S ケットを角売 う SerialView というツールも販売している。このツール 日された、非同期プロトコルの解析やデバッグをおこな PPP を販売している。同社は、 SLIP および PPP 用に Technologies は、 IP と IPX の両方に対応した PC 用の サポートしているべンダーはほんのわずかである。 Klos 現在のところ、 IP 以外のプロトコルに対して PPP を クライアント・ソフトウェアも提供している。 FunkSoft- ware は、 WanderLink のなかで IPX 対応の PPP を採 用している。 WanderLink とは、 NetWare PC ファイ ルサーバーで 2 つのシリアルポートを使ってリモートア クセスを提供する NLM (NetWare Loadable Module) である。 Stampede Technologies の販売する Remote Office Gold NetWare クライアントの PPP は、 IPX に対応している。 リモートアクセスについて一勺な問題点をいくつか簡 単に述べてきたが、詳細に検討すべきことはまだまだ多 い。そこで、次回はデスクトッフ。や UNIX からリモー トアクセスを可能にする、いくつかのクライアントやサー バーに焦点を当てよう。 [ 赭文献 ] [ 1 ] J. Romkey, ル 0 れ s れ da for transmisston 可 IP datagrams ot 肥 serial lines: SLIP, RFC1055 , June, 1988 [ 2 ] D. Perkins, Point-to-Point Protocol: ス ro os 工 0 ~ 社 I 叩 rotocol tr 佖れ sm な S20 れ 0 / d 佖佖 9 佖 ms over P れ t - to - Po めれ燔 , RFC1134 , November, 1989 州の建物のエネルギー管理をおこなうオレゴン州エネルギー省勤務。 tProgrammer's JournalJ のノ疆集者てあり、 rExtending DOSJ ・ M. Steven Baker ◎ 1995 , UNIX REVIEW (). S. A. ) UNIX REVIEW 1995 年 5 月号より rR. emote—access Protocols 」 (Addison-Wesley 刊、 1990 年 ) の著者の 1 人でもある。 81

2. UNIX MAGAZINE 1996年5月号

NET WORTH 丘 om UNIX REVIEW M. Steven Baker リモートアクセス・プロトコル リモートアクセスといえは、以前はコンピュータ・プロ グラマーやテクニカル・ライターの扱うう予だった。しか し、この言葉は近年さらに大きな意味をもつようになって きている。現在、多くの組系勧ゞ週に 2 ~ 3 回の在宅菫加旁を 認めている。今日の世界莫での市場競争を生き抜くため に、企業はもっと経営効率を上げなければならない。支社 や事業部、社外業務に従事する人たちを広域ネットワーク に接続し、↑帯長の共有化を図ることが多い。加えて、イン ターネットへのじ、の高まりとともに、新規インターネッ ト・プロバイダが爆発的に増加している。その大半が、氏 限のサービスとして、わずかな月額料金でのダイヤルアッ フ鮟続を提供している。 前回は、 PC や Macintosh の側からみた UNIX への 接続について概観した。今回は、ひろく利用されているフ ロトコルに焦点を当て、リモートアクセスに関する考察を 始めよう。 リモート接続端末の変遷 リモートアクセスは、はとんどの場合下記の独立した要 素により実現される。 1. 少数の情幸財是供用サーバー 2. 多数の共有データへのアクセス用クライアント 3.1 と 2 を接続するハードウェアおよびソフトウェア的 なインフラストラクチャ かっては、単純な端末 ( または端末を装った (C) をよ くクライアントにしていた。それをモデムと電話回線に接 続したのである。モデムの回辛度はスイッチやソフトウ ェアで設疋し、 300baud か 1 , 2()()baud 、 2,400baud 程 UNIX MAGAZINE 1996.5 度だった。 端末ューザーは手動でモデムにコマンドを送り、リモー トサイトにログインしたものだ。ログインとパスワードの 入力作業に成功すれは、 UNIX ホストや VAX VMS ミ ニコンピュータ、 IBM メインフレーム・システムにアク セスできた。 こうしたホストコンピュータは、たいていリモートで ログインするユーサーを扱うためのフロントエンド・プロ セッサ、すなわちターミナル・サーバー機能を備えていた。 上記のような過去の叫屯な端末は、多くの BBS に残って おり、十分に機能している。また、ダイヤルアップによる インターネット接続をおこなうプロバイダで、面なオプ ションとして提供されている。 アナログ電話回線を流れる実際の情報はわすかなもの で、バンド幅や恒併応度をほとんど必要としなかった。通 常、端末ユーサーによるキー入力に対し、ホストから簡単 なテキストでのカされる。実際の処理やイ 1 喋は、す べてサーバー上でおこなわれた。バンド幅を必要とするの は、 UUCP 、 xmodem 、 ymodem 、 zmodem 、 kermit などのプロトコルや、専用の通信ソフトウェアによるファ イル転送の場合だけであった。 10 年前のこのような状況を、現在と対比してみよう。 ()C や Macintosh 、リモートの UNIX マシンといった ) クライアント・マシンが、もはや単純な端末でないことは 確かだ。それにもかかわらす、今日の通信ソフトウェアの 多くが、いまだにクライアントを屯な端末として扱って いる。 リモートで接続したマシン間てテ・一タがやりとりされる 場合もあるだろう。電子メールや USENET ニュース、 データファイル、 WWW(World Wide Web) による数 77

3. UNIX MAGAZINE 1996年5月号

図 1 syslog システム DZ—X 流プログラミング syslogd daemon daemon . ′ syslogd daemon ング・メッセージを出力するときは、前回紹介したよう にシステムのコンソーノレやログファイルに出力する必要 があります。 メッセージを通知する手段としては、これ以外にも管 理者にメールを送ったり、ログインしているユーサーの 端末に表示するなど、いくつかの方法が考えられます。 しかし、これらの方法をすべてのデーモン・プログラ ムで個別に実現するとなると、たくさんのプログラムで 同しようなコードを記述しなければならす、非効率的で す。さらに、通知方法をほんのすこし変えたいときも、 同じ方法を利用しているすべてのプログラムを変更しな ければなりません。これらの問題に対処するために、統 一的なインターフェイスを提供するのが sysl 。 g システ ムです。 これを利用すれは、システムのコンソールやフティ ル、特定のユーサーの端末、ログインしているすべての ューザーの端末などにメッセージを出力することができ ます。また、 LAN 内のメッセージを 1 つのホストに集 め、デーモンから出力されるメッセージを集中管理する ことも可能です。 syslog システムの構成 syslog システムは、デーモン・プログラムの一部とし て組み込まれるクライアント部分と、クライアントから 送られるメッセージを処理するサーバーの syslogd か ら構成されています ( 図 1 ) 。 syslog は、おもにデーモン・プログラムからのメッ クライアントがメッセージをサーバーに送るときに セージを処理するためのシステムです。ー殳に、デーモ は、メッセージを発行するシステムの種類と、そのメッ ン・プログラムは出力するための端末をもたないので、 セージがどの程度重要なのかを示す値が付けられます。 普通のプログラムのように標準工ラー出力に出力するこ これを受け取った syslogd は、メッセージに付けられ とはできません。なんらかのエラーメッセージやワー UNIX MAGAZINE 1996.5 67 今泉貴史 前回は、デーモン・プログラムを作成する際によく使 う手法を紹介しました。新たにプログラムを実行すると きに継承される情報や、プログラム作成時のさまざまな 注意事項について説明しましたが、そのなかでエラー出 力の方法として syslog システムに触れました。 今回は、この syslog システムについて解説します。 syslog システム 146

4. UNIX MAGAZINE 1996年5月号

DAEM 〇 NS & DRAG 〇 NS の N 旧十とセキュリティ EDinah McNutt from UNIX REVIEW NIS は、多くのシステムに散在する情報を単一のシ を提示しなければならない。それはちょうど、車の免 ステム上のファイルにまとめられる点で、強力な管理ッ 許証やパスポートを提示して、自分か誰なのかを明らか ールである。しかし、セキュリティ上の間題点がいくつ にするようなものである。 NIS 十では、 client user と かあるため、セキュリティ意識が高いサイトの多くは、 client workstation という 2 種類の利用者が定義され NIS の利用を避けてきた。 NIS のもっとも大きな問題 ている。 client workstation とは、 NIS 十クライアント 点のひとつに、 NIS ドメイン内なら誰でも、符号化され 上のスーパーユーサー (root) を指す。詳細については たパスワード・ファイルやパスワードマップを表小でき 彳幻する。 ることか挙げられる。また、どの NIS クライアントが 言正処理では、 LOCAL と DES(Data Encryption 山い どの NIS サーバーにアクセスするかを制御できないの Standard) という 2 種類の証明書が使われる。 も間題だ。だが、 NIS 十ではこれらのセキュリティに関 LOCAL 証明書は、 NIS 十における利用者のたんなる 連する間題が解決されている。 ューサー ID である。リモートドメイン内の NIS 十テー 前回は、名前空間やインストール方法など、 NIS 十の プルに対して LOCAL によるアクセスが許され、かっ 基本的な事項を述べた。今回は、 NIS 十のセキュリティ リモートドメインの Cred テープルに利用者の LOCAL 機能について触れ、 NIS 十テープルの情報をいかに守る 証明書がある場合、利用者はこの証明書を使ってリモー かについて紹介する。 トの NIS 十ドメインにある情報にアクセスできる。セ キュリティ上の理由から、スーパーユーザーは LOCAL 証明書をもっことができない。 DES 証明書は、 secure RPC 名と確認 (verifica- NIS 十では、 NIS 十テープルに対して誰がどのよう tion) フィールドから構成される。 secure RPC 名は、 にアクセスできるかを決めるのに、認証 (authentica- 利用者がクライアントの場合は、、 u ⅲ x.101@f。。 . c 。 m tion) と許可 (authorization) を組み合わせて用いる。 というフォーマットを、ワークステーションの場合 証とは、 NIS 十サーバーがあるユーサーを確認する際 は、、 u ⅲx.bob@f00.com " というフォーマットをもつ。 ルい におこなう処理である。 NIS 十のすべてのユーザー 1 は 確認フィールドは、利用者によって示された証明書を検 利用者 (principal) と呼ばれる。利用者か認証されると、 証するために使う。クライアントに対する証明書の作り NIS 十サーバーは、利用者がどのようなアクセス権をも 方をみていくことにしよう。 つかとか、利用者からの要求が認められるかどうかを決 LOCAL 証明書の作り方 定する。ネットワークにおける認証の詳細については、 参考文献 [ 1 ] および [ 2 ] を参照してほしい。 利用者は、自分を証明するために証明書 (credential) LOCAL 証明書は、 nisaddcred コマンドを使って作 成する。 1 人間とシステムの両方を指す。 じ、 36 UNIX MAGAZINE 1996.5

5. UNIX MAGAZINE 1996年5月号

図 5 CU-SeeMe 連載 / インターネットの利用と仕組みー① 図回ロ Connecfed fO angora.iij. 記 . jp. 同函 図 6 Push To Talk 区 push To Tak 区 He [ Ⅷ k を き換えます。 3 ゆ 3 14.0 kbps 但 0 cap ReceiYing: 23 1 cap T ーれ on Max K 3 ム 00 ヨ Max frames ム 00 0 1 可囹国国圍 INFO 3 ゆを リフレクタ 外イ BO 〃 ロ ロ ロ 17.0 T 0 202.232.121-12 PC Ve io ” : 圧 84b7 STATS ー Rcv'd Se p k 3 19 KBytes 2209 B 興い加 0 式 pkts 0 0.0 ー 0.0 名 日な要 0 vat ロ Reflector ロ CU-SeeMe 当初 Macintosh 用としてリリースされた CU-SeeMe クライアントやリフレクタなどは、下記の FTP サイト 高速なネットワークが必要です。 しよう。しかし、多人数が双方向で関に使用するには、 なっています。 64Kbps 妾続であれば、一応は使えるで 大 32Kbps と、過大なトラフィックが発生しないように 6 ) 。 CU-SeeMe の画面は小さく、モノクロで、音声も最 多数のクライアント間でピデオ会議ができる点です ( 図 リフレクタを使用することにより しての用途のほかに CU-SeeMe の大きな特徴は、 2 者間での TV 電話と ツールとしてひろく利用されています。 ネル大学で開発された CU-SeeMe は、手軽なビデオ会議 も、 Wind 。 ws で使えるようになっています ( 図 5 ) 。コー で酒己布されています。 24 などにミラーされています。 ・ ftp://ftp.glocom ・ ac ・ jp/ 国内でも、 ・ ftp://cu-seeme.cornell.edu/pub/ C / 〃な クライアントの最新バージョンは、 Macintosh 用が 0.83b3 、 Windows 用が 0.84b7 です。 Windows 用は、 利用できるピデオキャプチャ・システムに制限がありま す。朋大での必要牛は、 Windows 95 用のドライバが あって、 Video for Windows が使えることです。さら に、そのピデオキャプチャ・システムが CU-SeeMe の gray scale codec の対応可能な範囲であるかどうかも重 要です。今回使用した miroVIDEO DCI plus は、 16 または 24 ビットのカラーでキャフ。チャするため使えませ ん。すくなくとも、 4 または 8 ピットでキャプチャでき る必要があるようです。 CU-SeeMe で表示される画像のクオリティであれば、 QuickCam で - ト分でしよう。 リフレクタは UNIX 上で動作し、 AIX 、 HP-UX 、 IRIX (SGI) 、 Linux 、 NeXT 、 OSF/I 、 SCO 、 SoIaris 、 SunOS 、 Ultrix 、 BSD/OS 用か現在バイナリて配布さ れています。 README によると、このうち HP-UX 、 AIX 、 IRIX 、 SunOS 4. x 、 NeXT が安定しており、そ UNIX MAGAZINE 1996.5

6. UNIX MAGAZINE 1996年5月号

連載 /NET WORTH—@ メガバイトものトラフィックがリモート接続て流れるとす れば、必要なバンド幅や回糸泉速度も増える。 リモートアクセスの難問 現在、リモートのマシン間でデータをやりとりする手段 として、屯な端末でのセッションの代わりにネットワー ク・プロトコルカイ吏われている。しかし、ダイヤルアップ 回糸 ) ようなシリアルリンクでは、個々の情報バケットに 明確な境界がなく、一漣のビット列か流れるだけである。 ネットワーク・モデルにプけるために、ソフトウェアか ードウェアによって、この一連のビット列からバケッ トを定義し、ビット列をバケットに当てはめなればならな い。したがって、ほとんどのリモート接続でネットワーク・ ソフトウェアを利用できるように、シリアル回線プロトコ ルを定義する必要がある。残念ながら、いくっかのネット ワーク・プロトコルは、言にあたりイリンクでの利用 を考慮しておらす、タイムアウト時があったり、その他 の挙動 ( 頻繁に糸各情報のプロードキャストをおこなうな ど ) を示したりしてパフォーマンスの低下を招いている。 リモートアクセスの問題鮹夬を困難にしているもう 1 つ の重要な要素が、複数プロトコルへの対応である。大部分 の組織では、 UNIX マシンと PC ファイルサーバーだけ でなく、 PC と Macintosh も混在している。朋大では、 リモートアクセスの事実 - ヒの標準がクライアントとサーバ ーのプラットホームによって大きく異なる。 Macintosh クライアントと AppleTalk File Server であれば、通常 は ARA (AppIeTalk Remote Access) プロトコルの 使用を求めている。 NoveIl の NetWare クライアントと サーバーなら、 IPX/SPX バケットが交換されると想定 している。 UNIX マシンの大半は、サー ・ソフトウェ アを追加しなければ ( 1995 年 11 月号 ~ 1996 年 2 月号 の本コラムを参照 ) TCP/IP しか使えない。 リモートア クセスを提供する場合、ネットワーク・プロトコルごとに 回線を用意するのは不斉だし、利用率もますまちがいな く低い。その間題を避けるには、 1 つのシリアルリンクで 複数のネットワーク・プロトコルのトラフィックを運べる ようにすべきである。 この状況をさらに複雑にしているのが、ダイヤルアウト 機能である。通常、リモートアクセスはサーバーに集めら 78 れた資源をリモート・クライアント間で共有する去だと 考えられているので、サーバーへのダイヤルインが最優先 とされる。しかし、この中央サイトの何人かのユーザー あるいはサーバーク芋定のプロセスが、ほかのサイトや外 部の清報サーピスにダイヤルアウトする必要があるかもし れない。こうなると、 1 つのモデムと電話回線で、入って くるトラフィックと出ていくトラフィックを同時に扱うこ とができれはイ甦リにちがいない。 こまでは、一般の電話回線を介し、 V. 32bis ( 14.4 Kbps) か最新の V. 34 (28.8Kbps) モデムを用いたリモ ートアクセスについて述べた。これは、大部分のネット ワーク転送にくらべてイ時虫である。ほかにも、 ISDN サー ビス ( データ転送用の 56Kbps もしくは 64Kbps 回線 2 本 ) からフレームリレー (56Kbps もしくは 64Kbps 以 ±) にいたるまで、いくっ刎尺肢がある。資金カヾ聞尺な ら、専用線も購入できる。その範囲は、 56Kbps から最新 の Sonet OC-3 (155Mbps) までにおよぶ。 : 基地局のマ イクロ波トランシーバと移重丿撫線端末との接続なども考え られる。 初期の低レベルシリアル回線プロトコルのいくつかは、 同期リンクでの使用を前提に設計されている。たとえは、 SDLC や HDLC などは、専用ハードウェアで使うもの として開発された。 1980 年代初期、 Rick Adams ( のち に Uunet Technology に移った ) は Berkeley UNIX に SLIP (Serial Line lnternet ProtocoI) を加えた。 SLIP は、一漣のバイト列をフレーム化する単純なイはみ である。 SLIP END コード (0xc0) を用いて、バケットの 末尾に印を付ける。このコードは、バケット内でエスケー プされる。 1989 年には、 CSLIP (Compressed SLIPO 作者名にちなみ、 Van Jacobson Ⅱ孫宿とも呼ばれる ) が Berkeley UNIX に j 助日された。 SLIP を標準にしようと いう試みは皆無だったにもかかわらす、 IETF (lnternet Engineering Task Force) により、 Standard47 ( およ び RFC1055 [ 1 ] ) として文書化されている。 長年にわたり、 SLIP および CSLIP はひろく用いられ てきた。プロトコルの実装がきわめて容易なうえに ( せい ぜい 2 ~ 3 ページのコード ) 、既存のリモート接続と操作ーヒ SLIP UNIX MAGAZINE 1996.5

7. UNIX MAGAZINE 1996年5月号

引数などでメッセージを出力する量、つまり、デバッグ レベルなどを指定する場合に有効です。 このマクロが UPTO と名付けられているのは、なん となく奇異に感しるかもしれません。これは、優先度の 高いものに、マクロの値として小さな値か割り当てられ るからです。マクロに対する引数として指定した値、、ま で " を指定するという意味で UPTO という名前が付け られているのです。 syslogd こまで、クライアント側で利用する関数について紹 介してきましたが、メッセージを送るサーバーを指定す る方法には触れませんでした。これは、サーバーの指定 方法が基本的にはライプラリのなかに準備されていない からです。 今回紹介した関数を使うと、クライアントか川乍して いるマシン上で動作するサーバーにメッセージが送られ ます。これは、 UNIX マシンであれば、基本的にはサー バーである syslogd が起動されているためです。なお、 サーバーとの通信には UNIX ドメインのソケットであ ・ UDP の syslog ホート 特殊ファイル /dev/klog ・ UNIX ドメインソケット /dev/log この syslogd は、 る /dev/log が使われます。 UNIX MAGAZINE 1996.5 ようなメッセージを出力します。 そのまま出力しますが、それ以降のものについては次の ージカ髞り返し送られてきた場合、最初のメッセージは やファイルに出力するわけではありません。同しメッセ syslogd は、送られてきたメッセージをそのまま画面 て読み出されます。 らは services ファイルに書かれた syslog ポートを通し I 。 gd にメッセージを転送することもできますが、こち ます。 syslogd は、別のマシン上で動作している sys- ファイルには、カーネルからのメッセージか書き出され を通して得ることができます。 /dev/klog という特殊 れるメッセージは、 UNIX ドメインソケット /dev/log 動作しているプログラムから syslog 関数を使って送ら た方法で画面やファイルに出力します。同じホスト上で を監視していて、送られてきたメッセージを指定され LJN Ⅸ流プログラミング 67 Apr 21 13 : 03 : 43 hostname last message repeated 6 times これは、このメッセージの直前のメッセージが 6 回繰 り返されたことを表しています。 この機能によって、デーモン・プログラムが同しメッ セージを何回も送ってきたような場合に、メッセージを イ尉寺するためのディスクを節約したり、ログファイルを 見やすくすることができます。 syslogd には、次の 3 つのオプションがあります。 —f : 彳のコンフィギュレーション・ファイルのノヾス名 を指定します。省略した場合は /etc/syslog. conf ファイルが使われますが、—f に続けてファイルの パス名を指定すると、それがコンフィギュレーショ ン・ファイルとして用いられます。 —m : syslogd が出力するメッセージの時間間隔を指定 します。 -m に続けて、時間間隔を分単位で指定し ます。省略すると 20 分間隔でメッセージが生成さ れます。 : クライアントからのメッセージを読み込む UNIX ドメインのソケットのパス名を指定します。 / dev / I 。 g 以外のソケットを監視してほしいときに指定し ます。 syslogd プログラムに HUP シグナルを送ると、コン フィギュレーション・ファイルを読み直します。デーモ ン・プログラムを作っている途中で、デバッグ出力が必 要なときに活用してください。 syslog. conf syslog. conf は、 syslogd プログラムを制御するため のコンフィギュレーション・ファイルです。このファイ ルでは、ある重要度のメッセージが送られてきたときに syslogd がどのような処理をおこなうかを指定します。 各行は、タブで区切られた次の 2 つのフィールドから構 成されます。最初のフィールドがメッセージを選ぶため の、、選択フィールド " 、次のフィールドが選択フィール ドでマッチしたメッセージを処理する方法を示す、、アク ション・フィールド " です。空行や、行頭が、、 # " で始 まっている行は無視されます。 選択フィールドには、優先順位を ; ( セミコロン ) で区切って並べます ( あいだに空白文字は入りませ 151

8. UNIX MAGAZINE 1996年5月号

NEWS 個のイメージデータの追加や SysDraw Full Edition for Windows のバージョン アップが可能。 動作環境は、 CPU が i486 (33MHz) 以 アライドテレシス (Tel 0120 ー 860992 ) は、 NFS クライアント・ソフトウェア 「 CentreNET AT—NFS95 VI. 0 」の販 売を開始した。 米 lntegrated Systems (Tel 03 ー 3492 ー 3171 : インテグレーテッド・システムズ・ ジャパン ) は、 Java 対応開発ツール「 SNi FF 十 2.2 」の販売を開始する。 おもな特徴は以下のとおり。 リアルタイム OS である pSOS 十上の 95 対応 NFS Java 用開発環境 米 Ascend Communications (TeI 03 ー 5325 ー 7397 : アセンド・ジャノヾン ) は、米 Microsoft と提携し、インターネットを 通してユーサーが VPN ( バーチャル私設 VPN 上、主記憶が 16MB 以上、 HD の空き容 量が 100MB 以上、 OS が Windows 3.1 価格は、 SysDraw Full Edition for ・ A 引 32bit 対応で、 Windows 95/NT をサ ポート。 32bit 版 Netscape Navigator 、 電子メール、ニュースリーダー、ターミナ ル・エミュレータ、 FTP クライアント / サ Java を利用したアプリケーションの開発 が可能。 Java 構文解析プログラム、継承 表示プログラムを含む 7 つの表示プログ ラム、ソースコード管理ツール、ドキュメ ント・エデイタに加え、 Java クラスライ プラリ、コンパイラ、デバッガなどの開発 ー integrated systems •ASCEND ネットワーク ) を設定できる「マルチプロ トコル VPN 」を発表した。 PPTP (Point—to—Point TunneIing Protocol) を利用することにより、専用線 •Ad0be C ー D フォントファイル・フォーマット アドピシステムズ ( Tel 03 ー 5423 ー 1860 ) は、 CID—Keyed フォントファイル・フ ォーマットを発表した。 従来の和文フォントが使用している セキュリティ管理システム オムロンアルフアテック (Tel 03 ー 3438 ー 9836 ) は、仏 Bull のセキュリティ 管理システム「 ISM AccessMaster 」の 販売を開始した。 8 OCF フォーマットにくらべ、ファイル 容量が約 20 % 減少する。ファイルは、 CMap ファイルと CIDFont ファイルで 構成され、文字の詰組み情報と、字体の EOMRON おもな持徴は以下のとおり。 1 ) 1 回のログイン操作で、利用可能なす べてのサーバーにログインするシングル・ サインオン Windows が 198 , 000 円、 SysDraw Sup- port が 54 , 000 円。デモ用ソフトウェアを http://www.dtc.co.jp/からダウンロー ドできる。 ーバーなどのアプリケーションを備える。 動作環境は、 Windows 95/NT 3.5.1 以 上を使用した PC および PC98 。主記憶は Windows 95 ( NT ) が 12MB 以上 ( 16MB 以上推奨 ) 、 HD の空き容量は 15MB 以上。 価格は 32 , 800 円。年間販売目標は 100 , 000 本。 用キットで構成。文書プログラムによる ソースレベルの HTML ドキュメントの 生成と保守を、表示プログラムでドキュ メント・エデイタがおこなう。 動作環境は Solaris 2. x 。 価格は 714 , 000 円。 SNiFF 十ューサー には Java 機能を無償で提供。出荷開始 は 5 月中旬。 を使用したネットワークを構築すること なく、インターネットを利用して企業内 ネットワークか構築できる。 Windows NT Server の次期バージョ ンは同技術のサポートを予定しており、 同社の WAN アクセススイッチ MAX に PPTP 技術を付加する予定。 置換え ( 異体字切替え ) 情報を含む。 PageMaker 6. OJ と、 lllustrator 5.5 J は、 CID—Keyed フォントファイルの情 報を利用できる。 Macintosh 版のフォン ト製品を夏に出荷予定。 2 ) サーバーとユーサー間の相互認証 3 ) PC クライアントでのユーザー属性の管 理、データアクセス、システムプートの 制御 4 ) データ暗号化、データ改竄検出、タイ ムスタンプ 動作環境は、 RS / 6000 、 HP 9000 、 UNIX MAGAZINE 1996.5

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低価格版から IOOM イ - サネット対応版まで M INT ネットワークの機動力 X TerminaI New Series Xstone 200 000 以 SPARC チップ採用超高速カラー XMiNT CSF 最高速モデル 0 XMiNT シリーズにグラフィックアクセラ レータと FastEthernet(100BaseT) を追 加した最高速モデル XMiNT CSF 登場 操作性、機能性、 CRT の表示品質、処理 スピード : ネットワークの高速性など、すべて の面で理想を追求した究極のモデルです 0 ・ CPU:SPARC Lite (60MHz) 、グラフィックアクセラレータ付・ xstone 値 : 200 , 000 以上・ディスプレイサイズ : 170 「 21 インチカラー CRT ・メモリ : 8 , 16 , 32MB ・イーサネットインタフェイス : 100BaseT / 10BaseT ・音声 : 入出力可能・オプション機能 : フロッピィ 3.5 インチドライプ内蔵、 x MiNT 間内線電話、マイク、スピーカ Xstone 200 , 000 、 SPARC チップ採用超高速モノクロ XMiNT MSU キャンペーン価格 ¥ 160,OOOåJ XMiNT CMX/CMXpro マルチメディア対応〃 255 , 000Xstones 、 5.00Xmarks を実現 * オプチマイズド・サーバで実現 ・最大 1 , 600X1 , 200 ドットの高解像度表示可能。 ・今注目の Open GL ( 3D 処理 ) をサポート。 ・オーディオ、イメージ、ビデオ処理に対応。 (NetAudio 、ローカル MPEG など ) ・フルカラー対応 \ 320 , OO り キャンペーン価格 新機能の充実 ! く全機種対応ソフトウェア〉 mindos MiNT Audio S-MGR ・ウインドウシステム : XI 1R5 、 XI 1R6 ・ Net Audio : 音声入出力機能 UN Ⅸで作成したファイルを X MiNT の X Window System 対応 ・ターミナルエミュレータ : 日本語 VTI 00 、 VT382 ・ Net Radio : 一斉音声出力機能 セッションマネージャ FD に DOS ファイル形式に記録します。 ・ xdm:XDMCP が使用可能 Ether Phone : Ethernet 対応 ・メモリ情報管理 ・ X MiNT NOTE(640K, 720K , 1 44M 会議電話機能 ・その機能 : フォントサーバー簡易ログイン機能、 ・ X MiNT CSF/CSU(640K, 720K , 1.2M , 1 .44M ) ・ローカルクライアント管理 mindos では、 format や copy dir といった MS-DOS の ・ T 引 net セッション ローカルクライアント機能 ・セットアップ コマンドを用意しています。 広告に掲載の商品には、ご購入の際、消費税が付加されますのでご承知おき願います。ご購入希望の方には評価機の用意をしておりますので、ご希望の方はご連絡ください。無償でお貸しします。

10. UNIX MAGAZINE 1996年5月号

報センタトのシステム構 表 1 仕様略 名称 利用者ファイルサーバー ( 豊中 ) 利用者ファイルサー アプリケーション・サー アプリケーション・サーバー ( 吹田 ) 電子メールサーバー ニュース・サー 利用者用言 t 教材作成用言 t 算機 A オ作成用言・機 B 困ったものです。 ノ、 ー ( 豊中 ) ー ( 吹田 ) 1 1 1 1 1 1 500 2 2 ロ N Ⅵ S5900X N 、 VS5900X N Ⅵる 7000B N Ⅵ 7000B N Ⅵる 5000X N Ⅵ 5000X QL-50NXP75 lndy XL QL-50NXP100 CPU R4400 192MHz R4400 192MHz R10000 200MHz R10000 2()0MHz R4400 200 M Hz R4400 200MHz Pentium 75MHz R4600 100MHz Pentium 100MHz メモリ 512MB 256MB 512MB 512MB 256MB 256MB 32MB 32MB 32MB HDD 72GB RAID 34GB RAID 4.3G 4.3G 2G 十 4G 十 4G 2G 十 4G 十 4G 520MB IDE 525MB IGB SCSI システムの概要 UNIX MAGAZINE 1996.5 あります。そこで、全サーバー機を FDDI 接続としまし たせるので、ネットワークの帯域をイ・分に確保する必要が システムではファイルサーバーを置いて学生のホームをも 図 4 が、新システムのネットワーク構成図です。今回の ネットワーク・システム りました。 室を同日罸吏用すれば、 196 人の学生を収容できるようにな 密度を高めました。これにより、豊中地区の第 1 、 2 、 5 教 物はそのままなので、教室の机を入れ替えて、端末の設置 500 台の利用者用言 fr. 算機を導入しています。残念ながら建 そこで、新システムでは台数を前回より 100 台増やし、 す。 ので、 180 プラス再履修の学生ぶんの席数が必要になりま リテラシーの講義 ()l 帯長活用基礎 ) が今年で 2 年目になる らに、入学疋員 180 名のある学部では、コンピュータ・ いた教室か少ないという間題も大きくなってきました。さ しました。新たにセンターを使う講義を申請されても、空 た課題をやりたいのに端末カ啌いていないという苦も増 利用者か増えるはど、センターの混雑か悪化して、出され 旧システムでは、 NeXTSTEP の使いやすさに触れて 単なスペックを列挙しました。 は NEXTSTEP 3.3J for lntel カ種川します。表 1 に簡 QuaterL です。サーノヾーでは NEWS OS 、 QuaterL で 及されています。利用者用言 t 算機 ( クライアントは、 ズ ( N Ⅵ 5900 、 N 、 VS7000 、 N Ⅵ 5000 が 2 台すっ ) で 新システムのサーノヾーは、 6 台のソニー NEWS シリー た。当面は図のとおりですが、 FDDI ネットワークを 2 分割して ( 各サーバーに FDDI インターフェイスを 1 つ すっ追加 ) 、ネットワーク帯域を倍増させる予定です。 バックポーンの FDDI ( しつは UTP-FDDI ですが ) を各利用者用計算機にそのまま接続すると、コストがかか りすぎます。そこで、 FDDI バックポーン・ポートをもっ た Ethernet スイッチを採用しました。サーバーからは、 クライアント機が FDDI 上にあるようにみえます。想 をいえば、スイッチの 1 ポートにつき 1 台すっクライア ント機を接続したいのですが、これもコストの問題で、非 インテリジェント型 10Base-T ハプを用いて、 1 ポート あたり 6 ~ 7 台のクライアント機を接続しています。 利用者用計算機 QuaterL は市販のセットモデルではなく、センター向 けク寺別仕様です。外見的な相違点は、心原およびリセッ トスイッチがないこと、 101 べースの UNIX 用キーポー ドカ咐いていること、筐体か南京錠でロックされているこ とです。内音財冓成では、ビデオカード、ネットワーク・カー ド、 SCSI カードが通常の QuaterL に入っているものか ら NEXTSTEP で動イ御寉認されたものに変わっていま す。また、市販の QuaterL にはない Pentium 75MHz を使用したモデルとなっています。いまどき 75MHz で 今後何年使っていけるのかという意見を聞きますが、不足 している端末台数を増やすために、このスペック部分で贅 沢はできませんでした。もう 1 つの理由として、国立機関 の土制度構造カ噬げられます 7 。 旧システムでは 3 分の 2 がモノクロでしたが、今回は すべて 16 インチのカラー・ディスプレイです。ソニ 7 日米貿易購造 t 義で閑がゴネるたびに、大学など国立楜関カヾ立いている のてすが・ 91