conf - みる会図書館


検索対象: UNIX MAGAZINE 1998年11月号
20件見つかりました。

1. UNIX MAGAZINE 1998年11月号

Daemons & Dragons— 0 指定したユーザーがログインしているときだけメッセー ジが送られる。 メッセージがログとして残るためには、そのメッセー ジが syslog. conf で指定されたファシリティに属し、さ らにレベルも指定されたものと同しか、それよりも高く なけれはならない。たとえ timail.err は、 mail ファシ リティでレベルが err 以 -- ヒの syslog メッセージである。 * ですべてのファシリティを表すことができる また、 ので、、、 *. debug " はすべてのログメッセージという意 味になる。一方、 none というレベルはファシリティを除 外するために用いる。たとえば、、 *. info;mail.none" は、 mail ファシリティのものを除いた info レベル以 .- ヒのす べてのメッセージを意味する。 実践的な設定 システムに標準で付属している syslog. conf は、おそ らく十分なものではないだろう。私の知るかぎり、ほと んどのシステムでは、すべてのメッセージを 1 つのファ イルに保存するか、 mail ファシリティのログだけを別の ファイルに保存する。標準の設定ファイルでは、 syslog の柔輓匪と用途の広さを活かすことはできない。そのよ うな設定を使うのはやめて、 syslog. conf を作りなおし たほうがいいだろう。 データはもともとファシリティごとに分類されている ので、記録もそれに従っておこなうほうがいいだろう。 ます、各ファシリティのデータを、異なるログファイ ルに保存するように設疋ファイルを記述する。ログファ イル専用のディレクトリ ( たとえß/var/log など ) を選 ぶか作成するなどして、ファイルをそこに置くようにす る。さらに、すべてのファシリティをⅲ f 。レベルから記 録するように設疋する。こうすれば、認証 (authentica- tion) に関するログメッセージを調べたいときは、 auth というログファイルを見るだけで簡単にチェックできる ようになる。特定のファシリティの記録か細かすぎると 思ったときは、ⅲ f 。レベルのメッセージか記録されない ようにレベルを上げればいい。この方針に従って作成し た syslog. conf の記述例をリスト 1 に示す。次に、コン ソールに出力したり、すべてのユーザーに警告する必要 があるメッセージを選択する。ューザーが直接利用する 100 リスト 1 syslog ・ conf の記述例 ようなワークステーションでは、コンソールにログメッ /var/log/cron /var/log/lpr /var/log/auth /var / 1 og/ daemon /var/log/user /var/log/mail cron. notice 1pr. notice auth . notice daemon . not i C e user . info mai 1 . debug を定期的に移動し、新しいものと置き換えている。多く んどのシステムでは、 cr 。 n を使って現在のログファイル はあるが際限なく増えていってしまう。そのため、はと ログファイルをそのままにしておくと、すこしすつで ログファイルの置換え を使えるので間題はない。 ようなシステムでも、記録用ホストに別の syslog. conf こなっている。共通の syslog. conf ファイルを使用する ムでは、記録用ホストであるかどうかの判定を m4 でお 集中管理を実現しているものがある。このようなシステ log. conf ファイルを使用することでログメッセージの よっては、ログサーバーとクライアントが共通の sys- を設定しなおす必要がある。システム (Solaris など ) に アントを新しくインストールしたときは、 syslog. conf 場合は、 syslog ・ conf に設定を追加する。 UNIX クライ 特定のメッセージをコンソールに表示する必要がある * ・ debug 記録用ホスト名 けでよい。 実現するには、 syslog. conf に以下の 1 行を追加するだ べて記録用ホストに送るように設定を変更する。これを を必要に応じて設定し、その他のホストはログ情報をす な空き容量がなけれはならない。記録用ホストの syslog 置くパーティション ( 一般的には / usr や /var) に十分 用ホストに定める。記録用ホストには、ログファイルを ができれはとても楽である。ます、 1 台のホストを記録 き、 30 台のホストの状態を 1 台のホストで調べること ログを集中管理する必要がある。障害をチェックすると UNIX マシンのネットワークを管理している場合は、 セージを出力しないほうがいい場合もある。 UNIX MAGAZINE 1998.11

2. UNIX MAGAZINE 1998年11月号

連載 / BSD をハックする一⑩ 図 1 conf. c の変更 * * * conf . c. org Thu Sep 19 05 : 58 : 37 1996 diff —cl conf . c . org conf . c conf . C Sun Ju1 26 20 : 47 : 15 1998 * * * 119 , 120 * * * * 119 , 127 + / * open, close, read*/ 十 #define cdev_rand—init (c , Ⅱ ) { \ 十 十 十 十 十 dev—init(c,n,open) , dev—init (c,n,close) , dev—init(c ,n,read) (dev-type-write((*)) ) enodev, (dev—type—ioctl( ( * ) ) ) enodev, (dev—type-stop( ( * ) ) ) enodev, 0 , seltrue, \ (dev-type-mmap ( ( * ) ) ) enodev } cdev—decl (cn) ; * * * 181 , 182 * * * * 188 , 191 + cdev—decl (rand) ; 十 struct cdevsw cdevsw ロ * * * 231 , 232 * * * * 240 , 242 #endif 十 cdev—rand—init(l ,rand) , / * 44 : rand device * / デバイスドライバの開発 えß/dev/rand を読み出すと、要求したバイト数だけの この装置窈是供する機能は乱数データの発生です。たと というものです。 ・内猷態をもたない個有のワーキングメモリは不要 ) ・可能な操作は読出しのみ ・ユニット数は 1 個に固定 キャラクタ・テンヾイス 理装置 ) のドライバ ・ pseudo device ( ソフトウェアだけて構成されている論 簡単な開発の例を挙げて説明します。具イ勺には、 イルを作るタイフ。のデバイスドライバについて、もっとも 今回は、 /dev ディレクトリにテンヾイス・スペシャルファ デバイス名の決定 乱数カ碍られるというものです。 UNIX MAGAZINE 1998 ユ 1 reg. h 、 randvar. h などのヘッダファイルは不要です。 ル名も rand. c にします。簡単なデバイスなので、 rand- 乱数 (random) を略して、、、 rand" とします。ファイ rand. c は、 4 つの関数を提供します。 randattach() 、 、 randread() です。 randopen() 、 rand デバイスは機種に依存しない ( つもり ) なので、ソ ースファイルは /sys/dev に置きます。 コンフィギュレーション・データベース への登録 config プログラムが参照するソースファイル一覧表 は、複数に分かれています。 1 つは機種間で共通の装置 に関するもので、 /sys/conf/files です。もう 1 つは機 種ごとに異なる部分を記述したもので、 /sys/arch/ 〇〇 〇 /conf/files. 00 〇 ( 〇つはアーキテクチャ名 ) です。 files は include 命令を使って複数に分割できます。たと えば files. i386 は、内部で以下の 8 つの files ファイルを 読み込んでいます。 133 . / .. /compat/freebsd/files . freebsd . / .. /compat/linux/files. linux .. /.. / .. /compat/ibcs2/fi1es . ibcs2 . /.. /compat/svr4/fi1es. svr4 .. / .. / .. /dev/eisa/files . eisa .. / .. / .. /dev/isa/files . isa .. / .. /.. /dev/pci/files . pci . /.. /scsi/files,scsi

3. UNIX MAGAZINE 1998年11月号

連載 / 遠隔オフィスとの接続ー 0 表 1 インストールされるおもなファイル ファイル名 socks5—server. socks5_serV1ce. exe CredentialManager. exe monitor. exe rmng. exe rt raceroute. exe srvuninst. bat ntsocks5. hlp CredentialManager. hlp socks5-conf. txt libso cks5-conf. txt 説明 Socks サーノヾー・プログラム Socks サーバーを起動するプログラム。コントロールバネルの、サービス " から起動される 権限の言置をおこなうプログラム Socks サーバーの動作をモニターするためのエージェント・プログラム。コントローノレヾネルの、サー ビス " から起動される Socks5 対施の ping コマンド Socks5 ヌ羽芯の traceroute コマンド Socks5 サーバーのアンインストール・プログラム Socks5 サーバーのヘルプファイル ( ヘルフ形式のドキュメント ) Socks5 クライアント用の言定ファイルの説明 Socks5 サーノヾー用の設疋ファイルの言見明 CredentiaIManager のヘノレプファイノレ ところが、ダウンロード用のページには次のような制限 頁か記載されています。 国内で自由に利用できる Kerberos 5 の情報をおもち Kerberos 5 はみつけられませんでした。 ないものもありますが、私の調べたかぎりでは制限のない beros 4 であれは、米国以外で開発された輸出規制などの なので、日本では自由に利用することができません。 Ker- しつは、米国で開発された Kerberos は輸出規制の対象 に表示できませんでした。 です。しかし、私か調べた時点では、接続状況が悪く満足 http://www.ov.com/ か。 OpenVision のホームページは、 それでは OpenVision の Kerberos はどうでしよう ナダ国籍をもつ人以外は利用できないのです。 つまり、米在住の米国国籍をもつ人かカナタ准住のカ in Canada. the United States, or to the Canadian citizens located MIT distributes Kerberos only to US citizens located ⅲ リスト 1 rout e rout e permit socks5. conf 列 172.16. 1 . 172. 16 . 1 . 1 202. 1 . 0 . 1 172. 16 . 1 . の方は、編集部気付でお知らせください。 インストールされるファイル 表 1 は、インストール先ディレクトリにインスト されるおもなファイルです。 設定ファイルのイ乍成 ーノレ Socks サーバーの基本的な設定去は UNIX 版と同様 で、 socks5. conf ファイルに以下の設定を言当します。 UNIX MAGAZINE 1998.11 ・ Socks のを指定する変数の値 ・いっさいの接続を拒否するホストの指定 山じ 糸響各制御 ( ルーティンク ) プロキシーの指定 ・アクセス制御 socks5. conf の言当力 1 去は、付属の socks5-conf. txt フ ァイルに説明があります。このドキュメントは、スタート メニューから、 フログラム→ NEC Socks5 → Socks5 Configuration File D escription を選べは表示されます。 8 月号でも詳しく説明したのて参 考にしてください。 たとえば、リスト 1 は図 5 のような構成のネットワー クで、 LAN からインターネットヘアクセスするための設 定です。 、 route" で始まる行には、以下の形式で経路情報を記述 します。 route ん 0 0 置 interface permit" で始まる行には、以下の形式でアクセス制御 ( アクセス許可 ) 情報をします。 45

4. UNIX MAGAZINE 1998年11月号

連載 / BSD をハックする一⑩ 図 2 rand. c # inc lude #include #include #include #include #include #include #include #include void く sys/param. h> く sys/systm. h> く sys/time . h> く sys/proc . h> く sys/user. h> く sys/file . h> く sys/kernel . h> く sys/uio . h> く sys/conf . h> int randclose(dev, flag, dev_t dev ; int flag, mode ; struct proc *p ; return 0 ; int mode randattach(n) int n; / * nothing t0 d0 * / int randopen(dev, flag, devtype, p) dev_t dev ; int flag, devtype ; struct proc *p; if (minor(dev) ! = 0 ) return (ENXIO) ; if (flag & FWRITE) / * return (EACCES) ; return 0 ; cc, uio)) 0 Ⅱ 1y device randread(dev, ui0, flag) dev_t dev; Struct uiO * u10 ; int flag; int error, r, CC,• return 0 ; else if(error=uiomove( (caddr—t) &r, cc=uio—>uio_resid; cc=4 ; if(uio—>ui0-resid>4) r=random ( ) ; while(uio—>uio—resid > 0 ) { 今回の例に用いる rand デバイスには欟重依存はないの 1 もしかしたら、このカテゴリーは勝手に追加してよいものなのかもしれま struct tty データへのポインタです。 rand は tty 型で ( コンソール、シリアルポート、孑鬮以 tty など ) が用いる enodev にしておきます。第 7 要素は tty 型デバイス ルーチンしかもたないので、はかのエントリポイントは でいます。 rand テンヾイスは attach 、 open 、 close 、 read 図を見ると、 cdev-rand-init が多くの enodev を含ん 変更に関する diff です。 場合は /sys/arch/i386/i386/conf. c)o 図 1 は conf. c の テパイススイッチの定義は conf. c にあります ( i386 の デバイススイッチへの登録 が、消去法で残った tape にしておきます 1 。 ん。 rand デバイスはもちろん磁気テープではありません は、 disk 、 tape 、 ifnet 、 tty 、 audio 、 scsi しかありませ files ファイルで用意されているデバイスのカテゴリー rand file dev/rand. c pseudo-device rand: tape で、 /sys/conf/files に以下の 2 行を求します。 134 せん。卩ヾておきます。 はないので 0 にしておきます。 rand テンヾイスか読出し待 ち状態になることはありません。そこで、 select システム コールに関しては seltrue にしておきます。 プログラムの作成 図 2 が rand テンヾイスドライバのソースです。 attach ノレーチン attach ルーチンは何もすることがありません。本来な らば乱数の初期化をおこなうべきなのですが、 NetBSD カーネルに組み込まれた乱数ルーチンは簡易型で、乱数の seed ( 種 ) の設定かできません。また、とくに割り当てる べきワーキングメモリ・エリアもありません。 open ルーチン 叩 en ルーチンは何もしなくてもいいのですが、いちお う最低限のチェックだけはしています。まず、 rand はシ ステムに 1 ュニットしか存布しない装置なので、マイナー テンヾイス番号が 0 以外ならエラーにしています。また 、ロ丿し 出しのみの装置なので、書込み可能なモード ( 書込み専用 あるいは読み書き両方 ) でオープンしようとしている場合 にもエラーとします。 UNIX MAGAZINE 1998.11

5. UNIX MAGAZINE 1998年11月号

連載 / UN Ⅸの玉手箱 この NIS クライアントに限り、 / b ⅲ / csh がログインシェ ルとして使われます。 設定されています。 ーサー情報とグルーフ請報に対応する部分は以下のように OS をインストールした状態では、 /etc/irs. conf のユ やグループファイルを修正する必要はありません。 したがって、 BSD/OS の場合はパスワード・ファイル /etc/nsswitch. conf ファイルて指定します ) 。 でまとめて言置できるようになっています (SoIaris では、 の不頁や優先頂位などを、 /etc/irs. conf というファイル する情報原 ( ローカルな設定ファイルや NIS 、 DNS など ) BSD/OS では、ユーサーやグループ、ホストなどに関 NIS のユーサー情報の設定 (BSD/OS) YPChpaSS(1) や yppasswd(l) などを参照してください。 限がいくつかあるので、詳しくはオンライン・マニュアル や passwd コマンドとはは 1 司じですが、これらとは違う制 スワードを変更することができます 21 。使い方は chpass 自分のログインシェルと GECOS 情報、後者は自分のノ、 ることが可能です。ー引殳ューサーか実行した場合、前者は ( マスターサーバー ) に登録されたユーサー情報を変更す chpass および passwd コマンドと同しで、 NIS サー 属していません ) 。これらのプログラムの実体はそれぞれ ています (BSD/OS にはこれらに相当するコマンドは付 bin/)ypchpass と (/usr/bin)yppasswd か用意され されている情報を操作するためのコマンドとして、 (/usr/ なお、 FreeBSD では NIS の passwd マップに登録 passwd(5) や group(5) にも詳しく書かれています。 ファイルの設定については、オンライン・マニュアル NIS 環境におけるパスワード・ファイルやグルーフ フ。の情幸ゞマージされます。 ルな /etc/group ファイルの情報に NIS の group マッ 末尾に、、十 " だけの行を追加します。これにより、ローカ イルを修正します。具イ勺には、 /etc/group ファイルの トで利用するには、 NIS クライアントの /etc/group ファ 一方、 NIS の group マッフ。の情報を NIS クライアン #passwd group #group nIS 10Ca1 continue ,merge nxs passwd 10Ca1 continue 21 ただし、これらのコマンドを利用するには、 NIS サーバー上で rpc ・ yppasswdd というデーモン・プログラムが走斷力されていなければな りません。 180 NIS を参照する設定も用意されていますが、デフォルト ではコメントアウトされています。 NIS の passwd マッ フ。や group マップを利用する場合は、それぞれの行頭の 、、 # " を削除するだけです。 ただし、 FreeBSD の場合と異なり、パスワード・ファ イルに、、十 " や、、一 " て始まるエントリを作成しても無見さ れてしまい、 passwd マップに登録されオ寺定のユーサー に対するログインの許可 / 不許可を制御することはできな いようです。つまり、 /etc/irs. conf で passwd nis" と いうエントリを有効にすると、 NIS サー ノヾーの passwd マップに登録されたすべてのユーサーがログインできるこ とになります。 ☆ 前回から 2 回にわたり、 UNIX におけるユーサーとグ ループについて、関連する設定ファイルを交えながら紹介 しました。 パスワード・ファイルを更新するためのコマンドとして は、 vipw や adduser などをとりあげました。後発のコマ ンドはそれなりに親切で多機能なのですが、昔から UNIX を使っている人にとっては vipw のはうがてっとり早く感 しられるでしよう。 vipw ではエデイタを使ってパスワー ド・ファイルを編集するので、ほかのマシンと同しユー ザーを追加する場合は、リモートログインしてエントリの 行をカット & ペーストできるというメリットもあります。 NIS クライアントのセットアッブ去も解説しました。 NIS サーバーの設定や、 NIS で提供されるユーサー / グ ループ以汐 ) 情報の利用ガ去については、機会をあらため て紹介するつもりです。 次回は、ネットワークにマシンを接続するときに必要な ホスト情報に関する話題をとりあげる予定です。 UNIX MAGAZINE 1998.11

6. UNIX MAGAZINE 1998年11月号

連載 / 倉敷芸術科学大学のネットワーク構築ーの 図 13 DNS サーパーでの kusa. ac ・ jp ドメインのゾーンファイル IN ns . kusa. ac ・ JP ・ postmaster. ns . kusa. ac ・ JP 1998081202 Seria1 3600 Refresh ー 1 hour 1200 Retry ー 20 minute 1209600 ; Expire 2 weeks 43200 ) ; Minimum ー 12 hours NS ns . kusa. ac . JP ・ NS ms01. kusa. ac ・ jp ・ NS fs01. kusa. ac . jp ・ NS ns. aist—nara. ac. JP ・ MX 10 mailgate. kusa ・ ac. JP ・ SOA IN $ORIGIN kusa. ac ・」 p ・ %MX_HO STS _START% set up MX hOSt 0 Ⅱ our site soft IN MX 100 chem IN MX 100 ms01. kusa. ac. JP ・ ms01. kusa ・ ac ・ JP ・ MX 200 IN msOI . kusa. ac ・ JP ・ NTP による時刻の同期 XNTPD_OPTS=" -g —x ー 1 /var/log/xntpd" export XNTPD-OPTS メール酉当却芋にメールヘッダに添付される日該リが正確で ないと、ユーサーにあらぬ誤解をえることがあります。 NTP の起動は、 start を引数にして /sbin/init. d/ntp 可能なかぎり正確な時刻を刻むように、 NTP などを利用 コマンドを実行します。 して日骸リ同期をおこなうことをお勧めします。 NTP サーバーは、 stratum と呼はれる階層構造をも ったシステムで、インターネットに接続するために契約し こまでで、基本的なメールサーバーとして重川乍する環 ている上流プロバイダなどで運用されている上位の stra- 境カいました。あとは、メーリングリストの設定やログ tum サーバーとのあいだて時刻を同期する設疋をおこな 管理用のスクリプトなどの設定力戦っています。 います。 メーリングリストの運用では、 majordomo や distrib- /etc/ntp. conf が NTP の設定を記述するファイルで ute などがよく利用されます。このうち majordomo は、 す。倉敷芸科大の場合には、 WIDE の stratum サー 遠い昔にエラーメールのループ攻撃を受けた苦い思い出が を上位のサーバーとして指定しています。 /etc/ntp. conf 私にあり、倉敷芸科・大では利用していません ( つまり人間 の言当内容は以下のとおりです。 が作業しているわけです ) 。 peer 203.178.136. xx peer 203.178.136. yy aliases peer 202.244.162. zz /etc/rc. config ファイルにも NTP の設定を追加する メールに対して別名 (alias) を設定するためのファイ ルが aliases ファイルです。メーリングリストや、 RFC 必要があります。内容は以下のようになります。 2142 隹奨されている管瓔の特別なユーサー ( 図 14 ) XNTPD_C ONF=YES などをこのファイルに定義することになります。 export XNTPD_CONF メーリングリストの設定 95 UNIX MAGAZINE 1998.11

7. UNIX MAGAZINE 1998年11月号

連載 / 倉敷芸術科学大学のネットワーク構築ーの ( 1 ) /etc/inetd. conf への追加 図 11 POP サーパーにするための記述 pop3 stream tcp ( 2 ) /etc/services への追加 nowait root /usr/local/bin/popper # Post Office POPPer P OP pop3 109/.tcp 110/tcp 図 12 popper のインストール # installbsd —c -g bin ー 0 bin -m 1755 popper /usr/local/bin # ls ー 1 /usr/local/bin/popper 1 bin bin —rwxr—xr—t # gzip popper ・ 8 172032 Aug 26 19 : 17 /usr/local/bin/popper # installbsd —c -m 444 popper. 8 /usr/10ca1/man/man8 て再起動し、設定ファイルの内容を再言も囚みする必要があ ように起動中の inetd デーモンに HUP シグナルを送っ /etc/inetd. conf ファイルを修正した場合には、以下の ( 図 11 ー 2 ) 。 ルのポート番号指定を追加しておいたはうがよいでしよう また、 /etc/services ファイルにも、 POP3 プロトコ で宿しておきます。 め、 POPPer のマニュアルもインストールする前に gzip は、 gzip での圧がデフォルトになっています。このた DIGITAL UNIX V4. OD のオンライン・マニュアル 12 ) 。 に合わせて、手動でインストールする必要があります ( 図 /etc/inetd. conf ファイルに成疋する popper の起重ルヾス をインストールするためのルールが記述されていません。 ClPOPPer のキットに付属する makefile には、 POPPer る POP デーモンの名前は popper になっています。 # ps ax ー grep inetd ります。 486 ? ? 25912 ttypl セキュリティ対策 # kill —HUP 486 0 : 00 ・ 04 /usr/sbin/inetd 0 : 00 ・ 00 grep inetd 一度運用を始めてしまうと、メールサーバーは設定の変 94 更がしにくくなります。多くのユーサーに対してサーピス を提供しているため、一印勺な運用休止であってもユーザ ーに大きな景を与えるからです。 また、メールサーピスははとんどの組織で基本アプリケ ーションとして運用されているため、悪質なクラッカーの 標的になりやすいサービスです。とくに、 sendmail プロ グラムや p 叩 per プログラムは、これまでにも何度もセ キュリティ・ホールがみつかっており、そのつど、ネッ トワーク管理者は対応を迫られます。 ネットワーク管理者は、それぞれの糸騰に応じたセキ ュリティ対策をメールサーバーに施すべきです。 TCP wrapper や Tripwire などのツールがよく活用されてい ます。せひ、がんはって設定してください ( 今月号では解 説は省略します。お許しください ) 。 メールサーバーでは、不必要なデーモンの起動を可能な かぎり担刷したり、一殳ューサーのログインを許さないよ うに設定するなどの対策をおこなうべきでしよう。 UNIX MAGAZINE 1998 ユ 1 あります ( 図 13 ) 。 バーにメールが集まるように、その設定を変更する必喫が コードを利用しているような場合には、新しいメールサー ーに集めるために、 DNS の MX (MaiI eXchange) レ サブドメインや特定のホスト宛のメールをメールサーバ MX レコードの変更 その他の設定

8. UNIX MAGAZINE 1998年11月号

連載 / IJN Ⅸの玉手箱 - ⑨ いすれかの NIS サーバーか故障しても残りの NIS サー バーで運用を続けることができます。ある NIS ドメイン に複数の NIS サーバーがある場合、 NIS クライアントは プロードキャストに最初に応答した NIS サーノヾーを利用 します。 以 E のことを踏まえたうえで、 NIS クライアントのセッ トアップ去を紹介します。セットアップのガ去は OS によってかなり違います。ここでは、 FreeBSD と BSD /OS の場合に分けて紹介します。今回は NIS サー はすでにあるものと仮定し、 NIS サーバーのホスト名を yps" 、 NIS ドメイン名を、、 nullnet" として話を進めま す。 NIS クライアントの設定 (FreeBSD) FreeBSD で NIS クライアントをセットアップする場 合、以下の 2 点を設定します ( する BSD/OS の場合 も同様です ) 。 ・ NIS ドメイン名 ・ ypbind の起重力 手動でこれらの設定をおこなうこともできますが、そう するとマシンを起動するたびに設定を繰り返さなけれはな りません。したがって、通常は起重加の設定ファイルに NIS に関する設定を言当主しておき、自重加勺にこれらの言殳定 がおこなわれるようにします。 FreeBSD の場合、 NIS に関する設疋は /etc/rc. conf ファイルでおこないます。里載の第 2 回 ( 1998 年 7 月 号 ) ですこし触れたように、 /etc/rc. conf はマシンのホス ト名や IP アドレス、システムやさまざまなデーモンに対 するパラメータを設疋するためのファイルで、マシンの起 重加叔こ利用されます。基本的には各パラメータを、 変数名 = 値 の形式で 1 行すっ記述します。 /etc/rc. conf において、 NIS クライアントのセットアップに必要となるパラメー タは以下の 5 つです。 ・ nisdomamname 値として、 NIS ドメイン名を文字列で指定します。デ フォルトでは、 NIS ドメイン名を設定しないことを意 UNIX MAGAZINE 1998.11 味する、、 NO " カ甘旨定されています。 ・ nis—client—enable NIS クライアントを利用するかどうかを指定します。デ フォルトの値は、、 NO " で、 NIS クライアントは使われ ません。 ・ nis-client-flags NIS クライアントを利用する場合、必要であれば yp- bind に学える引数をします。デフォルトの値は空 になっています。 ・ nis-ypset-enable -ypset" あるいは、 -ypsetme" というオプ ypbind に ションを付けて起重丿けると、利用する NIS サーバーを ypset コマンドによって強制的に変更できます。この パラメータは、 ypbind を起動した直後に ypset も実行 するかどうかを指定します。しかし、 ypset の利用はセ キュリティ・ホールとなる可能があります。 FreeBSD の ypbind には、利用する NIS サーバーを明示的に指 定するオプションがありますから、とくに理由がなけれ は ypbind に -ypset オプションを付けたり、 ypset コ マンドを利用するのは避けたはうがいいでしよう。デ フォルトの値は、、 NO " で、 ypset コマンドは実行され ません。 ・ nis -ypset 一日 ags ypset を利用する場合の引数を指定します。デフォルト の値は空です。 通常の利用であれは、 NIS サーバーをプロードキャス トて探す設疋にしておけは十分でしよう。この場合、 nis- domainname と nis-client-enable を以下のように設疋 し、ほかのパラメータはそのままにしておきます。 nisdomainname="nullnet ー nis_c1ient_enab1e="YES" これで、マシンを再起動すれは NIS ドメイン名が自動 的にセットさオ L 、 ypbind を起動して NIS か利用できる ようになります。マシンを再起動したくないときは、以下 の竹喋をおこなえは手動で NIS をクライアントとして利 用できるようになります。 ・ domainname コマンドク ) 丿を彳 NIS ドメイン名は (/bin/)domainname コマンドを 使って設定します。引数として文字列を指定するとその 文字列が NIS ドメイン名としてセットさ引数をな 175

9. UNIX MAGAZINE 1998年11月号

連載 1. ⅱ售備 コュニケ ーション用サーパーのインストールと運用ー 0 ・ sendmail か利用するネームサーバーの石忍 UNIX MAGAZINE 1998.11 川じ、 /named なら、 ンドが使えます。たとえは、利用しているのが /usr/sbin SCCS (Source Code Control System) の what コマ 現在動作している named のバージョンの確認には、 系が 8.1.2 です。 のム斤バージョンは、 BIND4. x 系が 4.9.7 で、 BIND8. x BIND4. x 系と BIND8. x 系のものがあります。鄲芋点で ジョンアップしましよう。現在使われている BIND には あります ) 。これに該当する場合は、 BIND のはうもバー ( 詳細は http://www.jpcert.or.jp/whatsnew.html に い BIND にはセキュリティ上の欠陥カ甘商されています はⅲ . named の名前になっているものもあります ) 。旧 れか標忝付されている OS もあります ()S によって まれる named プログラムがひろく利用されており、 ware Consortium) の BIND というソフトウェアに含 サーバーのソフトウェアとしては、 ISC (lnternet Soft- 前述のとおり sendmail は DNS を利用します。ネーム ネームサーバーに関する注意点 前準備 からたどれる場所にあります。 す。これは http://www.jpcert.or.jp/whatsnew.html ジで公開されているインストール・ガイドも参考になりま す。作業の概要に関しては、 JPCERT/CC の Web ペー ー E 記のうち、今月は 3(b) までの部分について解説しま 4. デーモンの起動、メールの送信テストなど (d) ( 必要なら ) DNS への MX の登録 (c) aliases ファイルの確訒 (b) CF を利用した sendmail.cf の作成 (a) 各種ファイルの許可モード窈忍 3. 各種の設定作業 (b)su で root になってインストール (a) Build スクリプトの実行 2. コンパイルとインストール ・コンパイル時に必要なツールのインストール ・ ( 必要なら ) BerkeIey DB のインストール % what /usr/sbin/named のようにタイプすれは、 named プログラムの各種ソース ファイルのノヾージョンと、 BIND 自イ本のノヾージョンとが 表示されます 9 。 sendmail が DNS を利用する際には、ネームサーバー として /etc/resolv. conf ファイルに記述されたホストが 利用されます。自分のサイトに新たにネームサーバーをイ ンストールした場合には、 /etc/resolv. conf ファイルの 設定変更を忘れないようにしましよう。 /etc/resolv. conf ファイルは、 DNS を利用する各アプリケーションカ咽別 に読み込みます。通常は起動後に 1 回読むだけなので、デ ーモンの場合は再起動しなければならないことが多く、注 意が必要です。 BerkeIey DB のインストール sendmail は、電子メールアドレスのェイリアス (alias- (s) などの処理にデータベース・ライプラリを利用します。 データベース・ライプラリにはさまざまなタイプのものが ありますが、 sendmail はそれらのうち ndbm や Berke- ley DB に対応しています。いずれかがインストールされ ていれば、 sendmail をコンパイルすることができます。 ndbm は多くの OS に添付されているので、通常はこち らを用いればよいでしよう。ただし、メールを頻繁にや りとりするようなホスト上では、ェイリアスなどでデータ べース・ライプラリを酷使しがちです。このようなホスト で効率的にメールを処理したい場合は、 BerkeIey DB を 使います。 Berkeley DB にはいくつかのバージョンがあります。 従来からよく使われてきたのは db -1.85 や db ー 1.86 です。 sendmail-8.8. x ではこれよりも新しい Berkeley DB に は対応していませんでした。そのため、このバージョン をインストールしているサイトも多いのではないかと思い ます。しかし、このバージョンにはバグカ甘商されてお り、 sendmail を運用するうえでのセキュリティ・ホール となる可能生があります。 sendmail とともにより新しい ものに入れ替えましよう。 sendmaiI-8.9. x は、バージョ 9 SCCS はプログラムの開発作 ) バージョン管理を麪爰 - す・るツールで す。 SCCS を用いて開発されたプログラムなら、 what コマンドにより バイナリ中からバージョン情報を抽出できます。 SCCS がインストール されていなくても、 what コマンドだけは使える OS もあります。 25

10. UNIX MAGAZINE 1998年11月号

連載 / 遠隔オフィスとの接続ー① ファイアウォールをもつネットワーク 図 5 ローカル側 . リスト 2 ipconfig の実彳デ列 C:Y>ipconfig Windows NT IP Configuration Ethernet adapter E1001 : ホスト 1 ホスト 2 LAN 172.16.1. x 172.16.1.1 Socks サーバー 202.1.0.1 : 172 . 16 . 1 . 1 : 255 .255 .255 . 0 IP Address . Subnet Mask Defau1t Gateway Ethernet adapter NdisWan2 : IP Address . Subnet Mask Defau1t Gateway 202.1. x. x インターネット 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 permit 佖社 t ん cmd s 尾 - ん OS dest-host ℃叩 0 dest- 〃 0 [ れ se ル s ロ したがって、リスト 1 は、 ・ LAN ( 172.16.1. のネットワーク ) 上のすべてのサービ スに対するアクセスは、 172.16.1.1 のインターフェイ スを経由する のように、インターネットヘアクセスするときのインター ・ LAN 以外のネットワーク上のすべてのサーピスに対す フェイスを IP アドレスて指定することはできません。 るアクセスは、 202.1.0.1 のインターフェイスを経由す んなときは、インターフェイスを IP アドレスではなく、 る 、、インターフェイス名 " て指定してください。 ・ 172.16.1. のネットワークから任意のネットワークに接 UNIX では ifconfig コマンドを使うと、 ie0 や 1e0 続できる などのインターフェイス名を表示できます。同しように、 ・ユーサー認証はおこなわない Windows NT でも ipconfig (C:*winnt*system32* ipconfig. exe) コマンドでインターフェイス名を調べるこ という 4 つ、ごく単純な設定であることか分かります。 とができます。 完成した設疋ファイルは、インストール先ディレクトリ リスト 2 は、、、コマンドフロンフト " 上で ipconfig コ の下に マンドを実行した例です。 socks5. conf 1 番目の Ethernet アタフ。夕、、 E1001 " は LAN 側のイ ンターフェイス名で、 2 番目の、、 NdisWan2" がインター という名前て保存します。 ネット側のインターフェイス名です。この例では、設疋フ ダイヤルアップ接続への対応 ァイル s 。 cks5. c 。 nf の言当はリスト 3 のようになります。 小堋莫なオフィスでは、 ISP ( インターネットサービス・ Socks サーパーの標準的な起動方法 プロバイ夘との接続を、専用線ではなくダイヤルアップ 接続にしているかもしれません。 インストールか成功し、 Socks サーバーの設正ファイル (socks5. conf) の作成を終えたら、次は Socks サーバー ダイヤルアッフ。接続の場合、 IP アドレスは接続するた を起動しましよう。 びに ISP からダイナミックに割り振られるのが一ヨ殳的で す。そのため、リスト 1 の 2 行目、 ます標勺な起動方法を紹介します。 成疋ファイルの作成か完了し、あとは Socks サー インターフェイス名を用いた socks5. confØf 列 リスト 3 172. 16 . 1 . 172. 16 . 1 . 1 route NdisWan2 route permit 172. 16 . 1 . 202 . 1 . 0 . 1 route 46 UNIX MAGAZINE 1998.11