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1. UNIX MAGAZINE 1999年1月号

RFC ダイジェスト 宇夫陽次朗 今月は、 IETF 総会のはざまの時期にあたったためか、 公開された RFC は少なかった。 しかし、 IETF 自体の活動が沈滞しているわけでは ない。複数の研究領域 (Area) において新しい分科会 (Working Group) が立ち上がっており、さらに幅広い 活動を展開していく傾向にある。 こ数年で、 IETF における標準化をとりまく情勢も 大きく変わり、 ITU-T などとの共同研究もごく自然にお こなわれるようになってきている。たとえばインターネッ ト FAX の標準化においては、 IETF による標準化を参 照する ITU ー T 標準かできるといった、以前では信しられ ないようなことも起こっている。今月紹介する RFC2436 では、 ITU-T と ISOC/IETF との共同研究ガイドライ ンが公開されており、変はこのようなことカしくなく なっていくと予想される。 同時に、日本における企均石幵究活動が RFC として公 開される傾向も強くなってきているようにみえる ( すくな くとも、 I-D (Internet-Draft) は数多く提出されるよう になっている ) 。これも裏を返せは、 IETF による標準化 過程が、、日本的な " 意味で認められつつあることを意味し ているのであろう。「情報を受け取るだけで、外に出さな い」と社」されてきた過去とくらペこれはたいへんよい 傾向であろう。 この号が店頭に並ぶころにはすでに終っているが、 12 月 7 日 ~ 11 日に米国フロリ (•)'I'I オーランドで第 43 回 IETF 総会 1 カ鯛催される。とくに IPv6 関連の石幵究分野 では、日本からの研究アクティビテイか高く言叫面され始め ている。 KAME Project2 のような実装グループを中心 1 http://www.ietf.org/meetings/IETF-43.html 2 http://www.kame.net/ UNIX MAGAZINE 1999.1 に、 I-D が多数公開され、言侖にも積極的に参加している ようである。 ngtrans などの分利会の BOF でも発表が予 定されている。 麦とも、この傾向がよい方向に発展していくことを期 待したい。 今回扱うのは、 1998 年 10 月中旬から 11 月中旬に公 開された RFC である。 インターネット /RFC 関連 RFC2434 Guidelines for Writing an IANA Considera- tions Section in RFCs RFC における rlANA Considerations 」の執筆ガイドラ イン BCP. 、 T. Narten 他保 BCP26) RFC の「 IANA Considerations (IANA に関する考 察 ) 」を言己する際のガイドラインである。、、現点での最 良のカ 1 去 (Best Current Practice)" として 1998 年 10 月に公開された。 BCP 26 としても公開されている。 プロトコルの定義には、さまざまな定数や資源を識別す るための識別子か利用されている。プロトコルの拡張に応 して、それらの値も拡張される場合がある 6 ーイ殳に、これ らの識別子は中央の権威楜て管理される必要があるとさ れる。 IETF で驃準化されるプロトコルに関しては、そ のなかて利用される識別イプロトコル番号などの資源は IANA によって集中管理されている。このような資源は 、名前空間 (name space)" と呼ば、、名前 " や、、番号 " もしくはそれ以外の値をとる。名前空間に割り当てられた 今回の RFC 159

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extern * * * 50 , 52 * * * * 56 , 109 char *inet—ntoa() ; 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 十 bcopy (hp—>h—addr , &sin. sin—addr ,hp—>h—length) ; return(inet—ntoa(sin. sin—addr) ) ; #ifdef TRANSPARENT struct sockaddr—in *ifwithaddr (struct sockaddr—in *addr) Char struct struct int int struct ifconf ifreq sockaddr_in *buffer ; ifc; *ifptr, *end; s , af ; written, bufsize; *ifaddr; af = AF_INET ; S socket ()f , SOCK-DGRAM, 0 ) ; bufsize buffer ioctl(s, sizeof(struct ifreq) ; malloc(bufsize) ; ifc . ifc_len = bufsize; ifc . ifc buf = buffer; / * allocate first buffer * / / * lnitial setting * / SIOCGIFCONF, (char * ) &ifc) ; * lterate through here until we don' t get any more data do { written = ifc . ifc_len; bufsize + = sxzeof (struct ifreq) * 2 ; realloc( (void *)buffer, bufsize) ; buffer ifc . ifc le = bufsize; ifc . ifc_buf = buffer; if (ioctl(s, SIOCGIFCONF, (char * ) &ifc) く 0 ) { sys10g(LLEV, "fwtksyserr: cannot get interface config: exit(l); } while (ifc . ifc_len > written) ; end ifptr while (struct ifreq * ) (ifc. ifc—buf + ifc . ifc-len); lfc . ifc—req; (ifptr く end) { (struct sockaddr—in * ) (&ifptr—>ifr—addr) ; i f addr if (ifaddr—>sin—family = AF_INET & & addr—>sin—addr. s—addr) ifaddr—>sin_addr . s_addr return ifaddr ; (struct ifreq * ) ( (caddr—t) ifptr + ifptr return NULL ; ifptr—>ifr—addr . sa—len sizeof (struct ifreq)) ; + #endif 28 sizeof (struct sockaddr) + UNIX MAGAZINE 1999. 工

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表 1 今月紹介した RFC インターネット RFC2434 RFC における「 IANA Considerations 」の執筆ガイドライン RFC2436 ITU-T と ISOC/IETF 間での共同研究 RFC2438 MIB 負嶽に関する IETF 標準化の ( 匯 Jon とともに一 UCLA における賛辞 ( 1998 年 10 月 30 日 ) RFC2441 カレンダー / スケジュール RFC2445 ℃ alendar ( インターネットを利用した予定表作成 / スケジューリンク ) コアオプジェクト信様 ーリング・イベント / 予斉み日判り / T 。 D 。 / 日記工ントリ RFC2446 iTIP のスケジュ RFC2447 iMIP (iCalendar 用メッセージボディ相巫用プロトコル ) セキュリティ RFC2437 PKCS # 1 : RSA 暗号化 f は兼第 2 版 RFC2440 OpenPGP メッセージ形式 RFC2444 OTP (One-Time-Password) SASL オ冓 経路制徒 RFC2439 BGP における糸習幇辰動の抑制 (FIap Damping) その他 RFC2435 JPEG Ⅱ央像用 RTP ペイロード形式 糸齧幇辰動 (Route FI 叩 ) の高速な」曜殳 ・それ以外の糸習各への景グをなくす といったことを、 ・変更はできるだけ少ない数の更新にまとめる 一貫した糸各制御を糸財寺する ・空間のイ寸加や引・算機使用上のオーバーヘッドを最小限に 抑える という BGP ク赫生を保ちながら、糸習幇力を卩制するた めの一 - ー漣の技術と実装ガイドラインについて述べている。 その他 RFC2435 RTP Payload Format for 」 PEG-compressed Video 」 PEG 圧縮象用 RTP ペイロード形式 PS. 、 L. Berc 他 ( RFC2035 置奐 ) JPEG ー宿した映像ストリーム用 (Motion-JPEG) の RTP ペイロード形式を定義している。現在の状態は、、標 準化への提唱 " である。 RFC2035 を置き換える RFC と して 1998 年 10 月に公開された。 RFC2435 で規定されているべイロード形式は、 JPEG 日第の特生を考えて、コーデック・パラメータがフレーム ごとにあまり変化しないような実時間映像ストリーム用に 最適化されている。 RFC2035 からの変史点は以下のとおりである。 164 まとめ 今回扱った RFC を表 1 にまとめる。 次回は 1998 年 11 月中旬から 12 月中旬にかけて公開 された RFC を紹介する。 この期間には、第 43 回 IETF 総会にあわせて数多く の RFC が公開される。原不丸筆琲点で、今回紹介した数 の 2 イ部呈度が公開済みであり、まだまだ増えることも予想 される。師走のにしい時期ではあるが、どうにかこなして いきたいものである。 ( うお・ようしろうびを斗 ! 判麪付大料完大学 ) ・桓 ) 冓成か変史された。 ・タイプ指定フィールドの 2 ピットを利用して、インター レース映像イメージ用の符号イは旨定力並張された。 ・ JPEG 量子化テープルに関する分科会での言侖が反映 された。 再起動マーカーをタイプフィールドから拡張フィールド へ移動した。これにより、バケット落ちに対する耐が 強化された。 UNIX MAGAZINE 1999 ユ

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SC 翡 インターネット 30 年記念出版 ! RFC をジャンル別に引ける、世界初の「事典」登場 ! ポイント図解式 インターネット RFC 事典 笠野英松監修 マルチメディア通信研究会編 B5 判 / 1088 ページ インターネットの源である ARPANET が運用を開始した 1969 年に日 FC (Request For Comments) の第 1 号が書かれ、それから 30 年間に 2400 余 ( 1 998 年 9 月末現在、 2428 件 ) の RFC が登録されています。 RFC の内 容は、ネットワークの技術仕様を中心に、多岐にわたり、最近では、ホーム ページ・アクセスやダイヤルアップ型インターネット接続、マルチキャステ イングなどに関するものが多く登録されています。 RFC は、インターネット にかかわる情報を知るうえで、他にない重要な意義を持っています。 本書は、インターネット技術の公式標準文書である RFC のほとんどを網羅 し、分野別にわかりやすく実践的に解説しています。入門者から専門家まで、 インターネットにかかわるすべての方にご活用いだける一冊です。 C 0 N T E N T S 本書へのメッセージ : Jon Post 氏 / 石田晴久氏 / 村井純氏 / 高橋徹氏 第 1 章インターネットの発展と標準文書「 RFC 」の基礎知識 第 2 章インターネットを支えるネットワークの基礎知識 第 3 章分野別にみる RFC のプロフィール 第 4 章仮想端末 / ファイル処理 / リモート処理 第 5 章電子メール / ネットワーク管理 / システム管理 / データ管理 / セキュリティ / 符号化 一推薦のメッセー 旧 OC (lnternet Society) 前理事 日本インターネット協会名誉会長 石田晴久氏 イ汐ット RFC ホイント図解式 R e q u e s t F 0 r C 0 m m e n t s ■ - ・■ 笠野英松◆監修 マルチメティア通信研究会◆ アスキー出版局 第 6 章マルチメディア RFC : リアルタイム / マルチキャスト / コンテンツ 第 7 章 トランスポート層 第 8 章インターネット層 第 9 章ネットワーク・インタフェース層 第 10 章固有ネットワーク / 他標準関連 RFC 第 11 章その他の RFC 付録 旧 OC (lnternet Society) 理事 南カリフォルニア大学情報科学研究所 コンピュータ・ネットワーク学部長 Jon PosteI 氏 「 RFC の目的は、ネットワーク・プロトコルに関する情報の広範な 普及・共有にあります。したがって、英語で書かれた RFC の概要を 日本語で解説する本書の出版は、 RFC の中に収められた知識が普及 するという面からみて、たいへん有用なステップです」 ( JonPos 回氏はこのメッセージを寄せられた後、 1998 年 10 月 16 日にお亡くなりになりました。 故人のインターネット発展への貢献をたたえるとともに護んで哀悼の意を表します。 株式会社アスキーオープンネットワーク編集部編集長三橋昭和 ) 「開発した技術を RFC を通してグローパル・スタ ンダードにしなければ、国際的なビジネスを展開 するうえで、先手がとれないのがインターネット 時代です。我が国からもどんどん C を出すとい う機運を盛り立てることに本書が貢献することを 願ってやみません」 ′ご購入は 企業内研修・引用によるカスタムメイド・ OEM 供給に関してのお問い合わせ先 : 法人営業担当 ( 03 ) 5351-8640 ・表示価格は消費税を含みません。・本製品は書店および書籍を扱っているパソコンショップでお買い求めください。・品切れの際は書店にてこ注文いた だくか、通信販売をこ利用ください。・通信販売のお問い合わせ先・株式会社アスキーイーシー電話 ( 03 ) 5351-8202 http:″www.arcs.ne.jp/direct/ 〒 151 -8024 東京都渋谷区代々木 4-33-10 出版営業部電話 ( 03 ) 5351-8194 http://www.ascii.co.jp/ 株式会社アスキー Web で OK!! http://wm.arcs.ne.jp/direct/ 0

5. UNIX MAGAZINE 1999年1月号

5 章 : 符号化プリミテイプ定義 ( 征号化ー復号化署名 照合 ) 6 ~ 8 章 : RFC2437 における行号化および署名欟冓 ( 署 名ガ去は PKCS # 1 第 1.5 版と同一である ) 6 章 : 概要 7 章 : PKCS # 1 第 1.5 版での方法に従った、 OAEP にもとづく符号化樹冓 8 章 : 署名樹冓の定義および伺録 9 章 : 符号化機構 ( 7 ~ 8 章 ) および署名樹冓用の符号化 ガ去の定義 10 章 : RFC2437 で使用されるハッシュ機能およびマス ク生成機能の定義 11 章 : 鍵 ( 32 および符号化冓 ( 7 ~ 8 章 ) について の ASN. 1 シンタックス 12 章 : 特許に関する表記 13 章 : PKCS # 1 の改言当求の各 14 章 : 参考文献 RFC2440 OpenPGP Message Format OpenPGP メッセージ形式 PS. 、」 . Callas 他 OpenPGP 用のメッセージ形式を定義している。現在 の状態は、、標準化への提唱 " である。 1998 年 11 月に公開 された。 OpenPGP は、 PGP 5. x を基本要素として利用する セキュリティ・ソフトウェアの総称で、、、号化 " や、、復 号化署名鍵管理 " といった機能を提供する。 RFC 2440 は、 OpenPGP 形式にもとづいたアプリケーショ ンを相坊匯用するために、これらの機能て利用されるメッ セージ交換バケットの形式を定義している。 RFC2444 The One-Time-Password SASL Mechanism OTP (One-Time-Password) SASL 槲冓 PS. 、 C. Newman ( RFC2222 更新 ) SASL (SimpIe Authentication and Security Lay- er: シンプル認証 / セキュリティ層 ) 樹冓で、 OTP (One- Time-Password) 認証を利用するための方法を定義して いる。 OTP SASL オ冓は、 RFC2222 で定義されてい る SKEY SASL 機構を置き換えるものである。現在の 状態は、、標準化へ窈是唱 " である。 RFC2222 を更新する RFC として 1998 年 10 月に公開された。 UNIX MAGAZINE 1999.1 RFC ダイジェストー・ 図 2 OTP SASL 機構を啝した認証窈列 C: a001 AUTHENTICATE "OTP" { 4 } C : く NUL>tim S: + "otp—shal 499 ke1234 ext" C: "hex: c90fc02cc488df5e" S : a001 OK "AUTHENTICATE completed" c : →クライアント、 s : →サー ノヾ せすに、ルータ負荷を下ナることができる。 RFC2439 で クを肖鹹できるため、定常糸習各に対す制対間を増加さ BGP では、ルータを通過する糸響各制御用のトラフィッ damping)" という技術が用いられる。 経路フラッフ。刈策としては、、、糸習幇辰重加卩制 (Route Flap 体の辛翻各交換の乱れを惹き起こすことがある。このような 大させて新たな糸習幇力の原因となり、インターネット全 がある。さらに、糸各の振動自体が他のルータの負荷を増 する過剰な経路更新によって、、フラップ付尉カ ) " すること インターネット内を伝播する糸習各情報は、突勺に発生 11 月に公開された。 いる。現在の状態は、、標準化への提唱 " である。 1998 年 制御において発生する経幇辰動を抑制するガ去を提案して BGP (Border Gateway Protocol) を利用した糸習各 PS. 、 C. Villamizar 他 BGP における経辰動の喘」 RFC2439 BGP Route Flap Damping 経路制御関連 SASL 冓を用いる場合の例を図 2 に示す。 セス・プロトコル ) を利用する際の認証オ冓として、 OTP uration Access Protocol : アプリケーション成疋アク RFC2244 で定義された ACAP (Application Config- コマンドの引数として OTP を付けることで利用できる。 OTP SASL 財冓は SASL の、、 AUTHENTICATE" ど ) で OTP を利用するためのガ去を規定している。 いるフロトコル (SMTP 、 POP3 、 IMAP 、 LDAPv3 な て定義することにより、 SASL による認証手段を提供して ない。 RFC2444 では、 SASL て利用できる認証手段とし ではアプリケーションごとに別々に実装されているにすぎ OTP はひろく利用されている認証手段であるが、伏 ・処理負荷の軽減 はさらに、非安定糸習各に対しても、 163

6. UNIX MAGAZINE 1999年1月号

BCP. 、 M. O'Dell 他 ( 別称 BCP27) 特定の値は、、 assigned number/value" 、割当て行為を 、登録 (registration)" と呼ぶ。 MIB の仕様に関しては IETF の標準イし茴程における このような資源を IANA に管理してもらうためには、 制限を緩和して、現在よりも容易に標準化できるようにす それぞれのプロトコル記述者は IANA に対して資源管 ることを提案している。点での最良の方法 " として 理のガイドラインを示す必要がある。そこで、 RFC には 1998 年 10 月に公開された。 BCP 27 としても公開され 「 IANA Considerations 」という章をⅱ当することにな ている。 IETF の標ー售イし造程について定めている「 The lnter- っている。 RFC2434 では、「 IANA Considerations 」で名則空 net Standards Process ー Revision 3 」 ( RFC2026 ) に 間に値を割り当てるための公式ポリシーを決める際に考慮 よれば、 IETF の標準イし茴程として RFC 化されるには、 すべき点を論し、 IANA に対する要求を言当する際のガイ その信が、 ドラインを定義している。 ・実装可能なはど明確で正確になっている RFC2436 Collaboration between ISOC/IETF and ・相坊匯用ができる実装を作れる ITU-T 不要なオプションや機能の欠落がない ITU-T と ISOC/IETF 間での共同研究 fo. 、 R. Brett 他 ことを証明するための手段として、 1998 年 9 月の TSAG (TeIecommunication Stan- ・ 2 つの独立した実装か存在する dardization Advisory Group) 会合で ITU-T によっ すべての機能に関して相坊匯用ができる て説明された、 ITU-T と ISOC/IETF 間での共同研究 ことか要求されている。そのうえで、里領域 (Area) の 方法について述べている。、、広報 (lnformational)" とし ディレクターおよび IESG による承認を得なければなら て 1998 年 10 月に公開された。 ない。 電話業界においても IP の利用がかなり普及しており、 しかし MIB の定義に関しては、このような要求はあま この業界にかかわる業者は今後の方向性を明、ける日判月 りにも過大であると考えられる。 RFC2438 は、 MIB 関 にきている。また、標準イびⅡ織およびフォーラムにおいて 連領域 (Operation and Management Area) および も、このような状況をいかに扱うかについて考慮しなけれ IESG に対して、もっと実用的な去を適用すべきである ばならない。そこで、 1998 年 9 月 7 日 ~ 11 日にジュ と論じている。 ネープで開催された TSAG 会合で、これらの話題か検討 そこで対案として、 MIB に関しては 1 つ以 E の実装に された。 ついて、、実装報告 " を作成し、そこに言当されている信 ITU-T および ISOC/IETF ではすでにさまざまなレ が明確で、 IESG でも納得できるものだった場合に標準化 ベルで共同研究をおこなっているが、研究ガイドラインは 過程に進めるようにすべきであるとしている。 存在していなかった。 ITU-T の研究会では、 IP に関する さまざまな領域 ( シグナリン久アドレッシン久セキュ RFC2441 Working with 」 on Tribute delivered at リティなど ) に興未を示している。同様な研究は IETF に UCLA, October 30 , 1998 おいてすでにおこなわれており、今後はさらに緊密な共同 」 on とともに一 UCLA における賛辞 ( 1998 年 10 月 30 日 ) 研究体制が必だと考えられている。 RFC2436 は、麦の研究ーリにおけるガイトラインを 旧 fo. 、 D. Cohen 定義している。 RFC2436 の内容は、次回の TSAG 会合 10 月に亡くなった Jon Postel 氏に向けた、 UCLA で の同僚 D. cohen 氏による週卓文である。、、広報 " として ( 1999 年 4 月の予定 ) で叫寸される予定である。 1998 年 11 月に公開された。 RFC2438 Advancement of M 旧 specifications on the postel 氏の業績と、信事に対する姿勢について言及し IETF Standards Track ている。 M 旧仕様に関する IETF 標準化足進 UNIX MAGAZINE 1999.1 160

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図 1 iTIP/iMIP による iCaIendar オプジェクトイ元医列 From : sman@netscape . com To : stevesil@microsoft . com Subj ect : Phone Conference Mime—Version: 1 . 0 Content—Type : text/calendar ; method=REQUEST; Content—Transfer—Encoding : 7bit BEG I N : VCALENDAR PRODID : —//ACME/DesktopCa1endar//EN METHOD : REQUEST VERSION:2.0 BEG I N : VEVENT ORGANIZER:maiIto : sman@netscape . com charset=US—ASCII ATTENDEE ; ROLE=CHAIR; ATTSTAT=ACCEPTED :mailto : sman@netscape . com ATTACH: ftp://ftp.bar.com/pub/docs/foo.doc UID: calsvr. example. comー 873970198738777 DESCRIPTION : P1ease review the attached document . SUMMARY : Phone Conference DTEND : 19970701T230000Z DTSTART : 19970701T210000Z DTSTAMP: 19970611T190000Z ATTENDEE; RSVP=YES :mailto : stevesil@microsoft . com STATUS : CONFIRMED END : VEVENT END : VCALENDAR これにより、複数のスケジューリング・ソフトウェア 間で、 ・予定の発行 ーリンク要求 / 応答 ・スケジュ : 再スケジュール る。図 1 に iCaIendar オプジェクトを iTIP/iMIP で ing and Scheduling (G) における言論にもとづいてい RFC2447 は、 IETF の CALSCH 分科・会 (Calendar- れた。 状態は、、標準化への提唱 " である。 1998 年 11 月に公開さ るためのプロトコルである iMIP を定義している。現在の 電子メールをトランスポート手段として iTIP を伝送す PS. 、 F. Dawson 他 iMIP (iCaIendar 用メッセージボティ相互運用プロトコ ProtocoI(iMlP) RFC2447 iCalendar Message-Based lnteroperability える。 といった、 iCalendar にもとづく予定表の操作がおこな 162 伝送する例を示す。 セキュリティ関連 RFC2437 PKCS # 1 : RSA Cryptography Specifica- tions Version 2 0 PKCS # 1 : RSA 暗号化仕様第 2 版 旧 fo. 、 B. KaIiski 他 ( RFC2313 置奐 ) PKCS # 7 にⅱ当されているデジタル署名やデジタル・ 工ンべローフでの利用を想定した、 RSA 公開鍵暗号方 式によるデータの暗号化を説明している。、、広報 " として 1998 年 10 月に公開された。 RFC2313 を置き換えて いる。 RFC2313 では第 1.5 版が定義されていた。 RFC2437 では、現在 ANSI X9FI う斗会および IEEE P1363 分 利会が進めている標準化草案と互擲生をもつよう意図され ている。 構成は以下のとおりである。 1 章 : 導入 2 章 : RFC2437 で用いる表記の定義 3 章 : RSA 公け艀建およひ秘密鍵の不頁の定義 4 ~ 5 章 : 原理もしくは基本となる数判鹹巣作の定義 4 章 : データ変換プリミテイプ定義 UNIX MAGAZINE 1999.1

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RFC2441 の「まとめ」の章を以下に示す。 ・ Jon はインターネットにおける記慮であり、分別であ ーー 0 ・ Jon はインターネット標準を定めるための規約を整え 仕事をした。 ・ 16 年間にわたり、隣り合ったオフィスで一 - に多くの 働く人びとに対して献身的だった。 だった。自分の仕事とインターネット、そしてともに やめつけや冒険心、ユーモアとヌ 0 置いにあふれる人柄 ・ J 。 11 は陽気で愉快な、そして思いやりのある人物で、ち カレンダー / スケジュール関連 で公開している。参照していただきたい。 http://www.nui.org/yuo/rfc2441.html 全訳は、 ・ Jon は親友で、私は彼のことをすっと忘れないだろっ ・ Jon はインターネットの伝 j 市だった。 ・ Jon は権威だったが仙勺ではなかった。 り、スタイルであった。 UNIX MAGAZINE 1999 ユ れは、以前研究されていた vCalendar イ兼から派生した することを目的として、 iCaIendar カ甘是案されている。 法を共通化し、インターネットを介して交換できるように そこで、スケジュール里の情報表現方法およひ交換手 か局い。 の人間でも複数のソフトウェア間で、帯にを共有する必要 ールは複数の人間のあいだで共有されることが多く、同一 や企業内情報システムなど ) か利用されている。スケジュ 現在、さまざまなスケジュール里ソフトウェア (PIM る。 1998 年 11 月に公開された。 の状態は、、標準化への提唱 (Proposed Standard)" であ クト用の MIME メディアタイプを定義している。現在 るための標準として提案されている iCaIendar オプジェ インターネットを介してスケジューリンク 3 青報を交換す PS. 、 F. Dawson 他 ューリンのコアオプジェクト仕様 iCalendar ( インターネットを利用した予定却乍成 / スケジ Object Specification (iCalendar) RFC2445 lnternet Calendaring and Scheduling Core RFC ダイジェストー・ 161 んらかのトランサクションに関する処理を扱う。 スケジュール・オプジェクトの送信、その結果多を信するな ルで、スケジュールに関係する複数の対象への iCalendar iTIP はテキスト形式のメッセージを利用したプロトコ 補完する仕様である iTIP を定義している。 ル管理 " をおこなうためのオプジェクトおよびメソッドを ケジューリング・ソフトウェア間で、、グループ・スケジュー RFC2446 では℃ alendar イ兼に対して、現存するス 、、標準化への提唱 " である。 1998 年 11 月に公開された。 情報を交換するための力法を定義している。現在の状態は スケジューリング・ソフトウェア間でスケジューリング PS. 、 S. Silverberg 他 / 日記工ントリ i 羽 P のスケジューリング・イベント / 予斉寺間 / T 。 D 。 Time, To-dos and 」 ourn 引 Entries erability Protocol (iTlP) Scheduling Events, Busy- RFC2446 iCalendar Transport-lndependent lnterop- ABNF による構文か規定されている。 各 MIME タイプ定義では、この機能の実装者向けに といった要求がおこなえる。 「この仕事を ToDo リストに登録して」 「このイベントを予定表に書いておいて」 「空いている時間はイ唖寺か ? 」 カ漣用プロトコル ) を利用することで、 ability Protocol : iCalendar 用トランスポート非依存相 iTIP (iCalendar Transport-Independent lnteroper- プジェクト・メソッドと、 RFC2446 で定義されている プジェクト・メソッド群も定義している。 iCalendar オ など ) メッセージをマッピングするための iCalendar オ 合およひ齣束の予定、 ToDo などの追加・更新・取消し これらの MIME タイプにスケジューリング操作 ( 会 ざまな要素とスケジュール情報を交換することかできる。 て、電子メールなどのトランスポート手段を用いて、さま ンツタイプ / メディアタイプを定義している。これによっ オプジェクトを表現したり交換するための MIME コンテ RFC2445 は、 iCaIendar で利用されるスケジュール・ と呼称されている。 ものであるが、 vCaIendar と区別するために iCaIendar

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図 2 SOCKSVPN のページ 9 ) SOCKS ピ e 連載 / 遠隔オフィスとの接続ー① http://www.socks5.nec.com 関連ドキュメント トヨ / イ 取に、 Socks 里のドキュメントを紹介します。 霽たがらまを、白を 第第なにをエリテ′第般 : を第 : ス強を第第を 以下は、 IETF (lnternet Engineering Task Force) の標準 (Proposed Standard) として定められている規 約です。 ・ SOCKS Protocol Version 5 ( RFC1928 ) 、 ( ス SV? 、第、物界を第のれ 0 通ア 0 トコルぐのる Username/Password Authentication for SOCKS 第 KS 、第第ゝを僕って . 、ア N(V 国 p 、物 k ) を するためのソフトウ : ア・ぐす . V5 ( RFC1929 ) 図 3 SOCKS5 Framework のべ ・ GSS-API Authentication Method for SOCKS Version 5 ( RFC1961 ) WeIcome To 以下は、 IETF で検討中の Socks プロトコルや関連技 迦 SOCKS5 F m 0 ⅸ Site 術に関する規約です。これらのドキュメントは、 ト量第滸 31 0 “ a. 「 0 新 ert http://www.ietf.org/internet-drafts/ ーレーおタは一第要い , ) 気 p 第ま第 円ト当 , ル当ⅵ第代当第 ー、第対を第円一写 引おー謝朝物当資第ド にあります。 30C を新に洋ま編 4 をコす第 ・ SOCKS Protocol Version 5 (draft-ietf-aft-socks- ー、第気第要新 p 第第 1 ーオをに SO ご KS 物第紐物写礙日要幻 b レ Pr0ーV5ー03. txt) 300 ト第を日をす 0 等新靆 0 第に ・ EAP Authentication for SOCKS Version 5 (draft 0 に第 0 響第い響を川 新頑“当物 ( 0 を M 舞資 第響蓄新 ( “ ( 鷺マ 0 第をツ S00 め・市、 p 学第物い層を -ietf-aft-socks-eap-OO. txt) lnternet Draft の、、 SOCKS Protocol Version 5 ' で 開発の手間をかけずに手軽に VPN を実現したいのであ は、 RFC1928 の次の SOCKS プロトコルが、 UDP に れば、 SOCKSVPN は現実的なシステムでしよう。 よる通信手順を中心に検討されています。これは 1998 年 SOCKSVPN については、以下の Web ページを参考 12 月 21 日で有効期限が切れますが、いすれ次のバージョ にしてください ( 図 2 ) 。 http://www.ace.com/.nec.co ・ jp/product/3rd/ socks/index. html SOCKS5 Framework は単体の製品ではなく、以下の 3 不頁の製品から構成されています。 ・ SOCKS5 Client ・ SOCKS5 Server Core ・ SOCKS5 Server Extensions これらは、 Socks5 をもとにしたハードウェアやソフト ウェアを構築するための環境を提供する製占品羊です。 SOCKS5 Framework に関しては、以下の web ペー ジを参照してください ( 図 3 ) 。 インターネ , ト ー物霧物を朝第材 5 を穹当ツを - 新「 ンが draft-ietf-aft-socks-pro-v5-04. txt のような名前で公開されるでしよう。 以下は、 Socks の Web ページ (http://www.socks5. nec.com/) で公開されている開発者向けの資科です付刮瓜 内はこの Web ページからのパスです ) 。 ・ SOCKS5 Framework API (cgi-bin/api. pl?index) ・ Writing PIug-ins for SOCKS5 (about/pdf/plugins. pdf) ・ SOCKS5 Framework product presentation (about/pdf/socks5bf. pdf) 44 UNIX MAGAZINE 1999.1

10. UNIX MAGAZINE 1999年1月号

・ ookshelf 『 So ris 上級システム管理 2nd Edition 『 ATM プロトコル徹底解説』 ・ Janice Winsor 著 ・ John A. Chiong 著 ・林田朋之監訳・阿瀬はる美訳 ・日本サン・マイクロシステムズ監修 ・インプレス ・日経 BP 社 ・ B5 判、 680 ページ ・ B5 判変型、 367 ページ ・ 3 , 800 円 ・ 4 , 800 円 ・ 1998 年 11 月 11 日 ・ 1998 年 10 月 19 日 ATM の技術と関連プロトコルをひろく紹介。 ATM シ Solaris 2.x システムの管理者を対象に、 TSolaris システ ム管理入門」よりも実践的な解説を加えている。 7 部 ( 20 グナリング、 PNNI 、 ATM ネットワーク / トラフィックの 章 ) 構成で、メールサービス、 NIS + 、オートマウント・ 管理、 LANE 、 VLAN 、 MPOA 、フレームリレーとの相互 接続、 IP 、 IPv6 と ATM 、 ATM ネットワークにおける SNA 、 サービス、サービスアクセス機能、アプリケーション・ソ ATM のアプリケーションとしての側面などについて、そ フトウェア、シェル・プログラミング、システム・セキュ れぞれ章を設けて説明している。 リティについて説明している。 『 C 十十によるオブジェクト指向 インターネット RFC 事典』 プログラミング第 2 版』 ・ a Po 川著 ・笠野英松監修 ・マルチメディア通信研究会編 ・コムサス訳 ・アスキー ・アスキー ・ B5 判、 1 , 061 ページ ・ B5 判、 446 ページ ・ 5 , 600 円 ・ 9 , 500 円 ・ 1998 年 11 月 1 日 ・ 1998 年 11 月 1 日 インターネットで用いられる技術の仕様や運用・管理上 プログラミング経験者を対象に、オプジェクト指向プロ の規定などを定めた文書である RFC (Request For Com- グラミング言語としての C + + の特徴を述べている。組込 み型と文、関数とポインタ、カーネル言語で ADT を実装 ments ) をアプリケーション、マルチメディア、通信分野、 する方法、データの隠蔽とメンバー関数、オプジェクトの 固有ネットワークおよび他の標準関連、その他に分類して 生成と破壊、臨時多相性、巡回 : 反復子とコンテナ、継承、 紹介している。重要なものはインターネット・ドラフト段 例外などの章に分かれる。 階の文書もとりあげている。 実用 Pe プログラミング 『 FreeBSD System Administrator's ManuaIJ 日事ン・マイク 0 をスズ プ レ 徹底解説 インタネット RFC C 十十による オフジェクト指向 フログラミング第 2 版 第ト缸を一「 ! 第い 0 で川体 : 日 ・ Sriram Srinivasan 著 ・ F 「 eeBSD 友の会 jpman プロジェクト訳・監修 ・須田隆久訳 ・毎日コミュニケーションズ ・オライリー・ジャパン ・ B5 判、 755 ページ ・ B5 判変型、 475 ページ ・ 3 , 300 円 ・ 4 , 500 円 ・ 1998 年 10 月 28 日 ・ 1998 年 11 月 26 日 PerI の基礎を習得した読者を対象に、 PerI の文法 ( デー FreeBSD 2.2.7-RELEASE のオンライン・マニュアルの Section five ( ファイル・フォーマット ) および Section タ型、リファレンス、メモリ管理、クロージャ、モジュー eight ( システム管理コマンド ) を訳出。アルファベット ル、オプジェクトなど ) 、 PerI インタープリタ ( 組込み、拡 順と目的別の索引、日本語マニュアルのインストールと設 張、内部構造 ) 、テクノロジー ( オプジェクトの永続化、 定法の解説、トラブル・シューティングなどが付属。 ユーザー・インターフェイス、ソケットによるネットワー キングなど ) を解説している。 FreeBSD 実用 , PerLz プロクラミ 、い口い日 158 UNIX MAGAZINE 1999.1