smapd - みる会図書館


検索対象: UNIX MAGAZINE 1999年3月号
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1. UNIX MAGAZINE 1999年3月号

図 1 smap と smapd の動作 ファイアウォール ホスト ロ 保存 読出し スプール ディレクトリ ロ ・ sendmail smap ・ メール送信 メ 表 2 smapd かチェックするヘッダフィールド は SMTP で、 RFC1869 [ 1 ] で規定されている ESMTP bcc: CC : (Enhanced SMTP) は受け付けられません (smap には from : t 0 : 実装されていません ) 。一般ューザーにとっては SMTP reply—to : でも ESMTP でも大差はないでしようが、 smap の管理 return—receipt—to: path : return— resent—bcc : t 0 : 者は、すくなくとも、、 smap は ESMTP を受け付けない " resent—from: re S ent ー C C : ことを憶えておくべきでしよう。 resent—to : smap は、メールを受信すると次のようなログを syslog のアドレスが、以降の行には受信者のアドレスのリスト に言求します。 か書かれているはすです ( いわゆる、、 envelope from" と Jan 9 13 : 28 : 04 sugar smap [ 14496 ] : connect 、 envelope t 。 " です ) 。 smapd は、これらのメールアドレ host=exp. raccoon. doubutsu. CO ・ jp / 192.168.255 . 2 Jan 9 13 : 28 : 54 sugar smap [ 14496 ] : スが正しいフォーマットて書かれているかを調べます。さ host=exp. raccoon. doubutsu. CO . jp / 192 .168 .255 . 2 らに、受信者アドレスのリストのあとには、電子メールと bytes=230 from= く rascal@doubutsu ・ CO ・ jp> to= く sterling@doubutsu. CO ・ jp> して送信するデータそのものか書かれています。そのなか Jan 9 13 : 28 : 54 sugar smap [ 14496 ] : exiting のメールヘッダの部分から表 2 に記したフィールドに書か host=exp. raccoon. doubutsu. CO. jp / 192 .168.255 . 2 bytes=230 れているメールアドレスを読み込み、そのメールアドレス が正しいフォーマットで書かれているかを調べます。 このログから、、何月何田唖罸可分に、誰から誰へ、何バ すべてのチェックにノヾスしたら、 smapd は sendmail イトのメールを中継したか " が分かります。 を起動し、 sendmail の標準入力から電子メールのデータ smapd の動作 を送り込みます。ここで、さきほど読み込んだ envelope smapd は、次の処理をおこなうデーモンとしてファイ from と envelope to はコマンド行引数として sendmail アウォール・ホスト上て動作します。 に与えられ、電子メールの送信者と受信者のリストとして smapd は一定時憫ごとに smap 用のスフ。ール・ディレ 扱われます。 クトリを探索し、そのなかに smap が保存したファイル このようにして電子メールのデータを sendmail に引き があるかどうかを調べます。 sm 叩が保存するファイルの 渡すと、 sm 叩 d はスプール・ディレクトリからそのファ 名前は、かならず、、 sma" という文字列で始まります。そ イルを消去します。そして、次に示すようなログを言求し こで、 smapd はこの条件にあてはまるファイルを探し、 ます。 その他の名前のファイルは無視します。ディレクトリの Jan 9 17 : 31 : 32 sugar smapdC15300] : スキャンは、デフォルトでは 30 秒ごとにおこなわれま delivered file = Sma015299 pid = 15301 code=O す ( この時間は、 netperm-table で変更することもでき 、 code=" に続く数値は、 sendmail 終了時のステータス ます ) 。 コードです。 みつかったファイルの 1 行目には電子メールの送信者 35 UNIX MAGAZINE 1999.3

2. UNIX MAGAZINE 1999年3月号

動かしてみよう それでは、さっそく smap の重川乍テストを・・ ・といい たいところですが、現段階では sendmail の設定か終っ ていないので、ファイアウォールの内部から外部の計算機 へメールを送れないかもしれません。そこで、とりあえす ファイアウォール内部の計算機からファイアウォール・ホ スト上の r 。。 t アカウントへメールを送ってみましよう。 ます、現在使っているシステム上で sendmail か動いて いるかどうかを調べます。もし起動されているようなら停 止します。そして、 netperm-table ファイルに次のルー ルを追加します。 # smap と smapd に対するルール smap , smapd : directory /var/spool/smap smap , smapd : userid uucp sendmail /usr/sbin/sendmail smapd : smapd : badadmin て 00t ファイルの修正か終ったら、次のコマンドを実行しま 現在構築中のファイアウォール・ホストにインストール されている smap には、電子メールの、、予期しないメール 中継 " 攻撃、いわゆる third-party-relay への対策か施さ れていません。したがって、何も手を加えすに smap を 使用すると、 SPAM や電子メール爆撃の中継に悪用され るおそれがあります。ファイアウォールの外部から電子 メールを受け取るように設定する場合は、次回に紹介する third-party-relay 対策を施した smap をかならす使うよ うにしてください。 third-party-relay 対策という点からいえば、 ( つね に最新版に保てるのなら ) 最新の sendmail を利用する はうがいいでしよう。あるいは、 sendmail の代わりに qmaill を導入するのも選択肢の 1 つです。 sendmail と qmail による third-party-relay 対策は、いずれこの連 載で紹介します。 ただし、ファイアウォールで中継するメールを加工した い場合には、 smap を導入して、これを匿するはうか簡 単です。ここでいう、、メールの加工 " とは、たとえばファ イアウォール内部のネットワーク構成を隠すために、外部 # mkdir /var/spool/smap # chown uucp. uucp /var/spool/smap に送信するメールのヘッダから Received 行を削るといっ # chmod 700 /var/spool/smap たことです。 # /usr/local/etc/smap —daemon & # /usr/local/etc/smapd & セキュリティ・プランに電子メールの通信を中継すると 準備ができたところで、実験用計算機からファイアウ いう言当がない場合は、 smap は導入しません。うつかり ォール・ホストへ telnet を用いてメールを送信してみま 実行してセキュリティの穴を作らないようにディスクか しよう ( 図 2 ー b ) 。 ら smap を消去しておくはうカ寉実です。 やや変則的なメール送信ですが、ファイアウォール・ホ netperm-table の設定 ストの root 宛に図 2 ー c のようなメールが届いているはす smap と smapd に対するルーノレを netperm-table に です。このメールのヘッダには、、、ⅵ a smap ( V2.1 ) " と 当します。ルールの言当力法については、次の項で説明 書かれた Received 行があります。これは smap か書き します。 加えたものなので、このメールは smap を経由して醋さ smap の起動ガ言聢 れたことが分かります。 smap には、 SMTP コネクションか不立するたびに起 smap 導入の手順 けるガ去と、ネットワーク・デーモンとしてつねに起動 smap 導入の判断 しておく去があります。前者については、さらに 2 通り のガ去があります。これは、 inetd と netacl からそれぞ セキュリティ・プランを参照し、電子メールの通信を中 れ起動します。 継するかどうかを石忍します。 特別な理由がなければ、ネットワーク・デーモンとして 電子メールの中継をおこなうと決めているのであれば、 起動しておきます。この場合は、ファイル rc. local の末 その手段を実装します。ここでは smap による方法を紹 尾に次の行を追加します。 介します。ただし、これを利用する際には 1 つだけ注意す べき点があります。 1 http://www.qmail.org/ す。 1 三ロ 36 UNIX MAGAZINE 1999.3

3. UNIX MAGAZINE 1999年3月号

smap と smapd 実行時のユーサー ID の言諚 メールの中継をユーサーごとに制限 smap と smapd の実行時には、 root のような強い権 残念ながら、 FWTK に含まれている smap には、ユー 限は不要なので、 root 以外の権限で運用したはうがよい サーやメールアドレスごとにメール中継を制限する機能は でしよう。 備わっていません。 smap と smapd の実行時のユーサー ID を設定するに ただし、メールアドレスごとに制限できるようにするパ は、両方のプログラムに対するパラメータ属生 userid を ッチもあるようです。興味のある人は次の URL を参照し 当します。このとき、 smap 用に新規にユーサーを作成 てください。 してもかまいませんが、 uucp や nobody などの既存の ・ http://www.cih.com/&hagan/smap-hacks/ ューサーの権限を使ってもよいでしよう。たとえ tiuucp にする場合には、次のようなルールを netperm-table に パラメータ属性 j 助日します。 smap と smapd に指定できるパラメータ属性の一覧 smap , smapd : userid uucp を表 3 ~ 4 に示します。各パラメータ属生の意味と、オプ パラメータ属性 userid を設定した場合は、スプール・ ションについて説明します。 ディレクトリのイモードも設定します。ここで設定した groupid ューザー権限は、スプール・ディレクトリを読み書きでき 引数 gro 叩記に、 smap や smapd の実彳 - 昶の実グルー る必要があります。 プ ID (real group (D) と実効グループ ID (effective s map への売の制限 group (D) を指定します。 さきはども書いたように、 smap 自身にはアクセス缶衂 通常はとくに設定する必要はないと思いますが、なんら の機能は実装されていません。 smap への SMTP 接続を かの事清でこれらのサーバーを wheel グループの権限で 引算機単位て制限するには、 netacl のアクセス制征能を 運用したくない場合は、 fwtk などの新しいグループを作 利用します。 成するとよいでしよう。 smap への SMTP 接続か制限できると、前回紹介した パラメータ属性 groupid を設定した場合は、かならす 、、ファイアウォール外部からメールを受信したくない " と スフール・ディレクトリの一モードも石忍してください。 いったルールが実現できます。ファイアウォール内部に userid ついても、メールサーバーからの接続だけを受け付けるよ うに設定しておくと、完璧とはいえなくても、ある程度は パラメータ属羅 groupid と同様です。 ルール違反のメールが外部に出ていくことを防げます。 userid については、則述したように root 以外のユー たとえは、ファイアウォール内部からの接続は受け付 *"—ID を設定することをお勧めします。スプール・ディ け、外部から妾続を拒否する場合は、次のようなルール レクトリの一モードも忘れずに設定してください。 を netperm-table に追加します ( 誌面の都合上、て折 directory り返しています ) 。 smap 用のメールスプール・ディレクトリを指定します。 netacl—smtp: permit—hosts 192.168.255. * - このパラメータ属生はかならす設定してください。ディレ —exec /usr/local/etc/smap クトリのモードも忘れすに正しく設定します ( すくなくと そのうえで、ファイル rc. local の末尾に次の行を追加 も、 world-writable にすべきではありません ) 。 しておくとよいでしよう。 smap は、外部から SMTP 接続を受け取ると、 /usr/local/etc/netacl —daemon smtp smtp & て指定するディレクトリに chroot(2) します。このディ レクトリは、 smap が受信した電子メールを保存する一時 netacl のパラメータ属性の詳細は、この連載の 5 回目 ファイルを収めるために使われます。 ( 1998 年 3 月号 ) を参照してください。 1 三ロ 39 UNIX MAGAZINE 1999.3

4. UNIX MAGAZINE 1999年3月号

アノ maxchildren ォー ) の り sendmail sendmail へのフル / ヾスを故正します。 かならすしも sendmail である必要はありませんが、そ のプログラムが sendmail と同じ形式のオプションを理解 できる必要があります。 デフォルト値は /usr/lib/sendmail です。 FreeBSD や BSD/OS では、 sendmail はこれ以外のディレクト リに置かれるので、このパラメータ属生を次のように設定 する必要があります。 smapd : sendmail /usr/sbin/sendmail baddir 処理中に次の状況になった場合、 smapd はメールの配 送を中止します。 ・ smap 用のメールスプールにあるメールファイルのフ ォーマットが異常である。 ・ smapd か起動した sendmail がエラーを返した ( 終了 時のステータスコードが、、正常終了 " ではなかった ) 。 通常、 smapd は酉当を中止したメールをメールスフ。ー ルから削除します。ところが、このパラメータ属生を指定 すると、酉逶を中止したメールをディレクトリ市 7 ℃ ct 。 に保存し、そのあとでメールをスプールから削除します。 ただし、ここて指定するディレクトリ市 rec ん型は、パ ラメータ属性 directory で指定したディレクトリと同じ ファイルシステム上になけれはなりません。 これも、とくに指定する必要はないでしよう。 badadmin パラメータ属性 badadmin を設定しておくと、上記の ようにメールの酉占を中止した場合に、 smapd は酉占医を 中止したメールデータを、にします。 baddir と badadmin は同時に言殳定できます。 とくに指定する必要はないと思いますが、次のように wakeup smapd : badadmin root root を指定してもよいでしよう。 UNIX MAGAZINE 1999.3 デフォルトは 30 秒ごとです。 を秒数で指定します。 smapd がスプール・ディレクトリをスキャンする間隔 smapd か 1 司時に起動できる子プロセス (sendmail) の 最大数を指定します。 smapd は、スプール・ディレクトリ内に一印ファイル をみつけると自分の分身を作り (fork(2)) 、そのときに生 成された子プロセスが sendmail を実行 (execv(3)) しま す。そして、自分自身は子プロセスの終了を待たすに処理 を続けます。 つまり、 smapd は同時に複数のメールを処理しようと するので、その数に制限を設けておかないと、ファイア ウォール・ホストが sendmail のプロセスで 1 益れてしまう おそれがあります。そこで、 smapd は内部に変数をもち、 現在の子プロセス数を管理します。そして、その数か制限 値に達したときは、既存の子プロセスカ鮗了するまて新た な子プロセスの生成を待ちます。 デフォルトは 6 です。 コマンドの書式 smap の書式を次に示します。 smap [ —daemon ] -daemon オプションを指定して起動すると、 smap は 25 番ポートを受け付けるデーモンプロセスとして重川乍し ます。ポート番号は、コマンド行では変更できません。変 更したいときは、ソースファイルを編集し、再コンパイル とインストールが必要です。 smapd の書式を次に示します。 smapd [ —d ] smapd にオプションを指定せすに起動すると、デーモ ンモードになります。一方、 -d オプションを指定して起 動するとデバッグモードて川乍し、テンヾッグ用メッセージ を標準ェラー出力 (stderr) に出力します。 ☆ 41 れ s を 0 れ s , RFC1869 , Nov. 1995 A. Stefferud and Dave Crocker, SMTP Service 月ェ - [ 1 ] John KIensin, Ned Freed, MarshalI T. Rose, Einar [ 赭文献 ] ( しらさき・ひろお ) と、 sendmail.cf を作成する作業をおこないます。 次回は、 third-party-relay 対策のパッチを当てる作業

5. UNIX MAGAZINE 1999年3月号

図 3 システム起寺に sendmail をしないように変更 ( 下線部が変更箇所 ) (a) FreeBSD の場合 (/etc/sysconfig) sendmail—flags="—bd -q30m" sendmai1—f1ags="NQ" (b) BSD/OS の場合 (/etc/rc) echO ーⅡ sendmail ) ・ # echo —n ) sendmail ' ・ ↓ ↓ /usr/local/etc/smap —daemon & /usr/sbin/sendmail /usr/sbin/sendmail ー q30m ー q30m 外向きのメール中継 ( 内部→外部 ) はおこなうが、内向 きのメール中継 ( 外部→内部 ) はおこなわない場合には、 smap へのアクセスを制御する必要があります ( 逆方向の 中継も同様です ) 。しかし、 smap 自身にはアクセス制御の 機能は実装されていないので、このような場合には smap を netacl 経由て起動するように設定します ( 言殳定ガ去は、 モンとして起動します。ファイル rc. local の末尾に次の smapd は、ファイアウォール・ホストの起重加芋にデー smapd の方法の言聢 「 smap への接続の制限」の項で紹介します ) 。 がほかの言 t. 算機宛のメールである場合には、 sendmail のメールキューに内されます。そして、それ smapd が sendmail に送り込んだメールデータは、 メールスプール・キュー窈非出方法の言聢 /usr/local/etc/smapd & 行を追加してください。 sendmail は 38 を syslog に言求するだけの小さなシェル・スクリプトで に一 q オプションを付けて起動し、返ってくるメッセージ います。このプログラムの中身は、 5 分に 1 回 sendmail 築中のファイアウォール・ホストにもインストールされて mqueue は FWTK に含まれているプログラムで、構 に、プログラム mqueue を利用します。 で、キューに溜まっているメールを定期的に排出するため ュ ) " しなければいつまでもキューに残っています。そこ キューに残されたメールは、明カ勺に、、排出 ( フラッシ メールをキューに残したまま醋を中止します。 のド害によってメールの酉当当こ失敗すると、 sendmail は ネットワーク経由での醪医を試みます。しかし、なんらか す。 mqueue はファイアウォール・ホストの起重加こデー モンとして起動させるので、ファイル rc. local の smapd を起重丿ける記述の直後に次の行を追加します。 ()d /var/spool/mqueue ; rm -f [lnx] f*) /usr/local/etc/mqueue & さらに、 FreeBSD の場合は /etc/sysconfig を、 BSD/ OS の場合は /etc/rc を図 3 のように変更し、システム起 重加叔こ sendmail か起動されないようにします。 sendmail. cf の言聢 電子メールの環竟を作る場合に、もっとも手間のかかる イ乍業が sendmail. cf の言殳定です。ファイアウォール・ホ スト上の sendmail. cf はもちろん、ファイアウォール内 部のメールホスト上の sendmail.cf についても設定しな ければなりません。 メール環境の設言 t によっては、ファイアウォールの内 部にあるすべての言 t 算機の sendmail.cf を設定しなけれ ばならないかもしれません。 sendmail. cf の成疋については、次回に説明します。 酬乍確認 最後に、プロキシー・サーバーカ噫図したとおりに重川 するかどうかを石薩忍します。うまく重肋、ない場合は、篇図 どおりに動くようになるまで、かならず根気よく設定を修 正してください。絶対に、「ちょっとおかしいけど、ま、 れでええやろ」などと中途半端な設定で放置してはいけま せん。 ルールの書き方 smap と smapd のノレールの書き方を説明します。 ます目的別に説明し、続いて smap と smapd のルー ルに記できるパラメータ属性の未を説明します。 UNIX MAGAZINE 1999.3

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表 3 smap の′くラメータ属性 パラメータ属性 groupid gro 社加 d userid userid smapd か 1 司時に fork(2) する sendmail のムをた数を言殳定 スプール・ディレクトリをチェックする日判の間隔を設定 smap 用のスプール・ディレクトリを設定 プログラムをユーサー ID userid の権限でま行 プログラムをグループ ID gr 。叩記の権限で実行 醪医できなかったメールをするメールアドレスを設定 正常に醪逶できなかったメールを保存しておくディレクトリを設定 sendmail への / ヾス名 説明 メール受信者数の最大値を設定 受信を許可する電子メールの最大バイト数を言置 接続切断までのアイドル間を設定 sm 叩用のスプール・ディレクトリを設定 プログラムをユーサー ID userid の権限で実行 プログラムをグループ ID gro 記刎限で実行 説明 maxchildren children wakeup S econds directory 市 7 、 ec 07 userid usertd groupid gro 社〃を d badadmin user baddir 市几 ct0T ・リ sendmail ro 、佖 m パラメータ属性 表 4 smapd の / ヾラメータ属性 maxreclp 77 ~ 佖れ社 7 〃 maxbytes 64 s timeout seconds directory 市 7 ℃ cto 型 一方、 smapd は受信した電子メールをこのスプール・ maxbyt es 位は秒で、デフォルトは 7 , 200 秒です。 timeout は、この時間を設定するためのものです。 一定時間続くと、 smap は自重加勺に接続を切断します。 SMTP コマンドを受信しない状態 ( アイドル状態 ) が timeout ディレクトリから探し出し、外部に再送信します。 単 れば、とくに指定する必要はないでしよう。 ファイアウォール・ホストに十分なディスク容量があ 552 T00 much data た場合は、メール送信側に次のエラーを返します。 ここで指定する値よりも大きい電子メールか送られてき 行もカウントされます。 ()R 十 LF でも ) 1 バイトとして数えます。もちろん、空 ヘッダと本文を合計したバイト数です。ただし、改行は 指定します。この、、電子メールのバイト数 " とは、メール smap が受信を許可する電子メールの最大バイト数を 40 を指定します。 1 回の SMTP 接続で許可する、、 RCPT TO" の最大数 maxrecnp デフォルトは無制限です。 パラメータ属性の名前や、プログラム中の変数の名前を UNIX MAGAZINE 1999.3 デフォルトは無制限です。 ます。 グリストのメールが正しく酉当逶できなくなる可能性があり る場合は、このパラメータ属生の制限によって、メーリン よう。ファイアウォール内部でメーリングリストを運営す このパラメータ属生も、とくに指定する必要はないでし の間違いではないかと思います。 if (maxrecip > 0 & & + + currecip > maxrecip) { は、 if (maxrecip > 0 & & currecip + + > maxrecip) { 369 行目の、 間違っているような気がします。おそらく、 smap. c の うですか " と引きさがるしかありません。しかし、何かが これらの一 - 漣のイ乍は、イ策だといわオ ttL ば、、はあ、そ 550 t00 many recipients メール送信側に次のエラーを返します。 で、、 RCPT TO" を 3 回実行できます。 4 回実行すると、 と指定した場合には、 1 回の SMTP セッションのなか smap : maxrecip 2 つまり、 た新直よりも 1 つだけ多い、、 RCPT TO" を許可します。 みるかぎりでは、、最大数 " ですが、実際にはここで指定し

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ファイアウォールの作り方 表 1 sendmail のリリース リリース年月日 - 電子メール ( 2 ) なかで、 sendmail のリリース状況につねに注意を払い続 づいてはいても忘れてしまう場合もあるでしよう。そんな しいバージョンがリリースされたことを見落としたり、気 任ではないはすです。はかの信事をしているあいだに、新 ファイアウォールの管理者といっても、たいていは専 になりがちです。 といった不安にかられ、バージョンアップに対して消極的 ろうか」 されなくなったり、システムの挙動か変化したりしないだ 「バイナリを置き換えたことか原因で、電子メールカ壅占逶 置き換えるだけでいいのだろうか」 「新しいバージョンをコンパイルして、叫屯にバイナリを か求められます。ですから、 しかも、電子メールはシステムのなかでもとくに安定性 ります。 だコンパイルしたばっかりゃんか・ ・・」と言いたくもな の管理に大にしの身からすると、「えつ、また ? このあい ではないと思うかもしれませんが、ネットワークや計算機 ているからです俵 1 ) 。年に 3 ~ 4 回ならばそれはど頻繁 回、 1998 年には 3 回も新しいバージョンがリリースされ れほど簡単ではありません。というのは、 1997 年には 4 す。しかし、 sendmail をつねに山斤の斗大態に保つのはそ 新版へのアップグレードによって対処することができま sendmail におけるセキュリティ上の問題の大半は、最 34 けるのは精ネ軸勺な負担でもあります。 1997 年 1998 年 1 月 21 日 6 月 14 日 8 月 3 日 10 月 24 日 5 月 19 日 7 月 2 日 12 月 30 日 / 、一ら冫ョン番号・ 8.8.5 8.8.6 8.8.7 8.8.8 8.9.0 8.9.1 8.9.2 ファイアウォールは、なるべく手間をかけすに運用する のか理想的です。 FWTK には、電子メール」里のサーバー・プログラム が 2 つ含まれています。 1 つは smap で、ネットワーク から SMTP によって電子メールを受信するプログラムで す。もう 1 つは smapd で、 smap が受信した電子メー ルを sendmail に受け渡します。つまり、この 2 つのフ ログラムが sendmail の wrapper として重川乍するため、 sendmail がネットワークから茁妾アクセスされることが なくなるわけです ( 図 1)0 ただし、 wrapper はあらゆる攻撃を防いでくれるわけ ではありません。たとえば、電子メールのメールヘッダや 本文に挿入された悪意のあるデータを smap か検知でき なかった場合、 sendmail への攻撃が成功する可能生があ ります。 smap の動作 smap は、 25 番ポート (SMTP) を受け付けるネット ワーク・デーモンとしてファイアウォール・ホスト上て動 作します。 smap ははかの計算機から電子メールを受信し、受け 取ったデータを sm 叩用のスプール・ディレクトリに書 き込みます。 smap が電子メールを送受信するプロトコル UNIX MAGAZINE 1999.3

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ア 図 2 できるかな ? (a) ネットワーク構成 192.168.122 192.168. L21 円 2.168.1.20 192 」 68.1.1()0 ロ ロ ロ ロ ファイアウォール sugar salt chili pepper 192.168.255.1 実験ネットワーク 192.168.255.2 実験用計算機 ロ exp (b) メールの送イ exp% telnet sugar 25 Trying 192.168.255.1. Connected tO sugar ・ raccoon. doubutsu. CO ・ JP Escape character iS 220 sugar ・ raccoon. doubutsu. co. jp SMTP/smap Ready. he10 exp 250 (exp) pleased to meet you ・ mail from: く rascal@raccoon. doubutsu. CO. 」 p > 250 く rascal@raccoon. doubutsu. co ・ jp> ・ Sender Ok rcpt to: く root > 250 く root > OK data 354 Enter mail, end with ” . " line by itself on a From : く rascal@raccoon . doubutsu . CO ・ jp> TO : く root > ←ファイアウォール・ホストに接続 ← smap に接続していることが分かる ← SMTP 開始 ←送信者のメールアドレス ←受信者のメールアドレス ←メールの始まり ←空行 ←メールの終り ← SMTP 終了 HO you? 250 Mai1 acceptéd quit 221 C10sing connection Connection closed by foreign host . (c) 受信したメール From rascal@raccoon. doubutsu. co. jp Sat Jan 9 18 : 02 : 02 1999 Received: (from uucp@localhost) by sugar. raccoon. doubutsu. co ・ jp ( 8.8.5 / 8.8.5 ) id SAA15370 for く root > ; Sat, 9 Jan 1999 18 : 02 : 02 + 0900 (JST) Date : Sat, 9 Jan 1999 18 : 02 : 02 + 0900 (JST) From: rascal@raccoon. doubutsu. CO ・」 p Message—Id: く 199901090902.SAA15370@sugar.raccooⅡ.doubutsⅡ. co ・ jp> Received: from exp ・ raccoon. doubutsu. co . jp ( 192.168.255.2 ) by sugar. raccoon. doubutsu. co ・ jp via smap ()2 . 1 ) id Xma015367 ; Sat, 9 Jan 99 18 : 01 : 19 + 0900 TO : く root > HOW are you? 37 UNIX MAGAZINE 1999.3