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検索対象: UNIX MAGAZINE 2003年10月号
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1. UNIX MAGAZINE 2003年10月号

連載 / IJN Ⅸ便利帖ー 0 リスト 1 jserver 起動スクリプト # ! /bin/sh case " $what " in start) $WNNSTAT —L j a_JP localhost > /dev/null 2 > & 1 255 ] ; then rm —f /tmp/jd-sockV4 Cons01eMessage " Starting 」 server' $JSERVER ゝ ,/etc/rc . common WNNDIR=/usr/IocaI/bin/Wnn4 JSERVER=$WNNDIR/j server WNNSTAT=$WNNDIR/wnnstat what="$l" if [ ー 2 "$what" ] ; then what=start stop) ConsoIeMessage "Shutting down 」 server" set ps ax ー grep j server ー grep ¯v grep kill $ 1 f i $ 0 {startl stop}" ech0 "Usage : exit 1 図 3 Emacs で Wnn を不して日吾変換 リスト 2 StartupParameters. plist 日 1 ( 5052fk を n h ( 0462. ky 破 0 ~ W リ . ル Th1S hufFer fo 「 00te5 you don't 「を tc 50V 町 and Lt.sp ev こ lu これ c;n. If yo リ表 0 れ t tO こ rec 0 ~ れ t 阯üt le 物 C-f, 物日り住 r をれ e fex± in 新はをれ一ざ 3 0 解 ! buffer. ー囹日は良い天気ですね . ー Jserver" ("FreeWnn") ; ( "Network" ) ; Description Provides Req111res OrderPreference Messages s t art stop "Starting 」 server" "Stopping j server" 次に、この起動スクリプトの実行タイミングを指定し、 実行に必要なパラメータを設定するためのファイル Start- upParameters. plist を作成します ( リスト 2 ) 。このファ イルは plist 形式なので、冒頭て紹介した Property List Editor て編集することもできますが、リスト 2 のような % cd /Library/StartupItems % sudo mkdir FreeWnn 形式でもよいようです。 % cd FreeWnn こで、 Requires と OrderPreference という 2 つの パラメータがスクリプトの実行順序を制御し、 Provides このディレクトリに FreeWnn という名則で jserver というパラメータで他のスクリプトの実行を制御すること 起動スクリプトを置きます。その内容はリスト 1 のように ができます。田は省きますが、リスト 2 のように指定す なります 5 。このファイルはシェル・スクリプトで、所有 れば、ネットワーク (/System/Library/StartupItems 者は root とし、実行属性をえておきます。 /Network) が設定されたあとに jserver か起動します。 % sudO chown root : admin FreeWnn 以 E で、 OS プート時に jserver が自重加勺に起動するよ % sudo chmod + x FreeWnn うになりました。これで、 Emacs でも図 3 のように Wnn 5 この jserver 起動スクリプトと、彳あ主の StartupParameters. plist を利用した日本語変換が可能になります。 は、 Web ー E で公開されている情報を参考にして作成しました。この場を ( みやした・けんすけ京都女子大判 お借りして、もとのスクリプトの作者の方にお礼申し上げます。 今回は、 jserver を起動するためのスクリフトを /Li- brary/StartupItems に置くことにしました。まず、ディ レクトリを作ります。ディレクトリ名は FreeWnn とし 142 UNIX MAGAZINE 2003 ユ 0

2. UNIX MAGAZINE 2003年10月号

連載 / UN Ⅸ便利帖ー 0 —enable—c 、 Vnn —enable—unsafe—path IPv6 を有効にする。 —enable—ipv6 ・標準では無効なもの kWnn ( 韓国語 ) を作成してインストールする。 —enable—kYVnn cWnn ( 中国調を作成してインストールする。 uum を作成してインストールする。 —enable—client ルを作成することを許可する。 Wnn のサーバーカ鰾準のディレクトリ以外にファイ UNIX MAGAZINE 2003.10 ングルューサー・モードのときに参照される " と書かれています。 4 /etc/master ・ passwd の冒豆に分に注釈として、、このファイルはシ % sudo niload passwd . く /tmp/passwd User : /dev/null : /dev/null ' > > /tmp/passwd % echo ' wnn : * : 69 : 69 : : 0 : 0 : Wnn % nidump passwd . > /tmp/passwd のようになります。 あります。こ作をコマンドラインで実行すると、以下 NetInfo のデータベースにそのユーサーを追加する必要が ていません 4 。そのため、新規にユーサーを作成するには、 /etc/passwd ファイルはありますが、ふだんは利用され UNIX ライクな OS と同様に、 /etc/master. passwd や というイ督目みを利用してユーサーを管理しています。他の Mac OS X では、 lookupd というデーモンが NetInfo 前にこのユーサーを作らなくてはなりません。 wnn というューザーが必要になります。インストールの 次にインストールですが、 Wnn では jserver を動かす % make コマンドを実行します。 ので、これを眺めたあと、これまたいつものように make すると、例によっていろいろなメッセージが出力される % . /configure ——disab1e—cWnn ——disab1e—kWnn ました。 不要です。 configure スクリプトは次のようにして実行し 今回は日本語しか利用しないので、 cWnn や kWnn は ます、 nidump コマンドを用いて NetInfo 上の pass- wd データベースをファイルにダンプします。このファイ ルは /etc/master. passwd と同しフォーマットです。 このファイルに echo コマンドを使って wnn という ューザーのためのエントリを追加します。 UID と GID は手近にあった FreeBSD のものを参考にしました。ま た、このユーサーがログインすることはないので、ログイ ンシェルとホーム・ディレクトリは / dev / nu Ⅱにしてお きます。 最後にⅲ load コマンドを用いて、このファイルを新し い passwd データベースとして NetInfo に登録すれは作 業終了です。あらためてインストールを続けます。 % sudo make install この結果、 /usr/local/lib/wnn に各種設定ファイル や辞書がインストールされ、 /usr/locaI/bin/Wnn4 に jserver や各コマンドがインストールされます。 jserver の起動 インストールが無事に終了したら jserver を起動してみ ます。 % sudo /usr/IocaI/bin/Wnn4/j server Starting 」 server jserver (FreeWnn 1 . 1 . 0 P120 ) Nihongo Mu1ti C1ie Reading /usr/10ca1/1ib/wnn/ja—JP/dic/pubdic/kih 0取 . diC Fid = 1 ( 中略 ) Reading /usr/local/lib/wnn/j a-JP/dic/pubdic/fu1 1 . fzk Fid = 12 Finished Reading Fi1es これで日本語変換がおこなえるはすですが、 jserver を いちいち手動て起動するのは面倒なので、 OS のプート時 に jserver も起重丿けるような f 廱トけを作ることにします。 Mac OS X では、 OS プート時に起動される各種デー モン用の起動スクリプトが /System/Library/Startup- ltems と /Library/StartupItems に収められています。 システム標準のものは前者に、それ以外は後者に入れてお くことになっているようです。 OS はこれらのディレクト リに置かれたサプディレクトリを探索して、実行属性の付 いたスクリプトを順に実行します。実行の順序は、同しサ プディレクトリに置かれた StartupParameters. plist と いうファイルによって制御されます。 141

3. UNIX MAGAZINE 2003年10月号

一瞬を突くパフォーマンスのために、神経と筋肉を奮い立たせる。 server 旧 M@server pSeries 615 は、旧 M もしくは下記 P ME バートナーをはじめ旧 M ビジネス・バートナー各社から、お求めいたたけます。 他の会社名、製品名、サービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標。 e( ロゴ )server 、 pseries 、 POWER4 + は、旧 M Co 「「 ation の商標。 UNIX は、 TheOpen G 「 oup の米国およびその他の国における登録商標。 Linux などソフトウェア料金等を含む構成価格ではありません。旧 M 、 e-business ロゴ、 e ( ロゴ ) business on demand 、 e-business on demand 、 ・ Linux 対応の Express configu 「帥 on パッケージ価格 ( 税別 ) 。本体・メモリーおよびディスク等の最小構成価格です。 ibm.com アクセスセンター 0120 ー 300 ー 426 ( 受付時間 : 9 : 3 。 ~ 17 : 3 。土、日、祝日、 6 / 17 弊社創立記念日、 12 / 3 。 ~ 1 / 3 を除く ) 詳しい情報をお求めの方は、 ibm.com/jp/mg/eserver/pseries あなたには見えますか ? オンデマンド・ビジネス。支えているのは一@server サポートできる、旧 M @server pSeries 615 です。 システム管理のコストを低減します。中堅・成長企業の基幹業務を将来まで柔軟に によって、万が一のシステムダウンによるビジネスの損失を防ぎ、 さらに、障害をオンデマンドに防御するオートノミック ( 自律型 ) ・コンピューティング技術 最新の高速プロセッサー POWER4 + を搭載して、驚くべきパフォーマンスを発揮。 人間の体は、時に想像以上のパフォーマンスを発揮します。新製品 P615 も同じです。 旧 M @server pSeriesTM615 コストパフォーマンスも驚異的な UN Ⅸサーバー パワーと柔軟性を両立させる。オンデマンドに 一線を画す UN Ⅸパフォーマンスで、 株式会社ライトウェル / 菱友計算株式会社 ( 五十音順、敬称略 ) ※ PRIME は、 pseries Representativelntegrators for Mid-market Expansion の略称です。 株式会社アイ・ティ・フロンティア / 株式会社アルゴグラフィックス / キヤノン販売株式会社 / 東京日産コンピュータシステム株式会社 / ニイウス株式会社 / 日本情報通信株式会社 /

4. UNIX MAGAZINE 2003年10月号

•WebSphere Application Server なった場合には、特定のサーバーにリクエストを割り振 る機能などをもっている。 パフォーマンス アプリケーション・サーバーでは、パフォーマンスを 向上させるためのさまざまな仕組みカ甘是供されている。 たとえは、データベースへのコネクションを再利用する コネクション・プーリングや、動勺に生成されるコンテ ンツをキャッシングする仕組み (WebSphere Appli- cati 。 nServer では、、ダイナミック・キャッシュ " と呼 ふ ) がこれに該当する。後者は、初回のリクエスト時に ServIet や JSP で重加勺に生成されるコンテンツをメモ リ上にキャッシュし、 2 回目以降のリクエストにはキャ ッシュから応答を返すことでパフォーマンスを向上させ るイ督はみである。 さらに、 WebSphere AppIication Server では、あ るパラメータに対するメソッド窈区り値をキャッシュす る、、コマンドバターン・キャッシュ " や Web サービス の出力キャッシュも可能である。商品閲覧ページやス ポーツ中継など、同一条件て大量のアクセスか予測され る場合には、これらの機能を活用すれはパフォーマンス を数一日向上させることもできる。 WebSphere Appli- cation server には、キャッシュをモニタリングするア プリケーションがあらかじめ用意されており、プラウザ からキャッシュのサイズやヒット率などを見ることもで きる。また、 Edge Component のキャッシング・プ ロキシー機能を利用すれば、キャッシュ専用サーバーを 配置し、そのサーバーからキャッシュをもとに応答を返 すことも可能になる ( 図 4 ) 。 これらの機能を用いてコンポーネントのキャッシュを 活用すオ L ば、アプリケーションによってはかなり刎生能 向 - ーヒか期待できる。 システム web アプリケーション開発では、性能に関するトラ プルが多い。これを角夬するには、何がポトルネックに なっているのか、どのようなチューニングが必要かとい った点を分析しなければならない。 アプリケーション・サーバーには、このような場合に 役立つツールが含まれている。たとえば、 WebSphere Application Server には TiV01i ノヾフォーマンス・ビ 34 ューアと呼ばれるモニタリング・ツールか驃準で付属す る。このツールでは、アプリケーション・サ→ヾー内部 の各種パフォーマンス情報を取得し、データをグラフ化 したり口グファイルに保存したりすることかできる。 さらに、パフォーマンス・アドバイザーという機能 もある。これは、ログを分析してパフォーマンスを最適 化するためにチューニングすべき点を孑してくれるも のである。実際には、得られたパフォーマンス・データ をもとにルールエンジンが処理をおこない、あらかしめ WebSphere Application Server のノヾフォーマンスに 詳しい専門家によって定められたルールと照合して最適 なチューニング去をアドバイスするイ督はみになってい る。ーヨ殳に、アプリケーション・サーバーで設定するパラ メータは数多く、さらに複雑に関連しあっているため、 最なチューニングをおこなうには多くの経験と知識が 欠カせない。したがって、これらのアドバイスか彳昇られ るだけでも、サイトの管理者にとっては大きな助力とな るはすである。将来的には、アドバイスだけでなく、自 動的に設定までおこなう方向を目指しており、 IBM の 提唱する、、オートノミック・コンピューティング " に 1 歩 j プいたといえるだろう。 統合フラットホーム Java アプリケーション・サーバーの世界は、もはや Java をエンジンとするアプリケーション・サーバーだ けではなく、さまざまな関連製品を統合した総合的なソ リューションをいかに提供できるかに変わってきてい る。たとえは、アプリケーション・サーバーと連動した 開発ツール、はかのシステムとデータをやりとりするた めのメッセージング・ミドルウェア、携帯電話などの多 様な機器に対応するためのソフトウェア、ビジネスプロ セスのフロー缶衂をおこなうためのピジネス・インテグ レーション製品など、その不頁は幅広い。これらの周辺 ミドルウェアについても、各べンダーは力を入れている。 IBM では、オープンソースの統合開発環境である Eclipse2 をベースにした開発ツール WebSphere Stu- dio を提供している。 web システムを構築する際には、ページデザイナー コードの管理者などさまざまな彳難リの やプログラマー 2 http://www.eclipse ・ org/ UNIX MAGAZINE 2003.10

5. UNIX MAGAZINE 2003年10月号

文房具としての UNIX 図 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 日本語入力のための言聢 (~/. Xdefaults) ! Kterm KTerm*openIM : true KTerm*VT100*trans1ations : #override Shift く Key>space : KTerm*a110wSendEvents : true begin—conversion (—JAPANESE—CONVERSION) KTerm*inputMeth0d : !Kinput2 !Kinput2*Canna. Cannahost : !Kinput2*Canna. Cannafi1e : localhost kinput2 /opt/lib/canna/default . canna Kinput2*CcWnn. wnnEnvrc6 : /usr/1ib/wnn7/j a-JP/wnnenvrc ccdef . kinput2 ・ egg Kinput2*CcWnn. ccdef : localhost Kinput2*CcWnn. Jserver : —*—fixed—medium—r—normal——16—*—*—*—c—*—*—* Kinput2*KanaFont : —*—fixed—medium—r—normaI——16—*—*—*—c—*—*—* Kinput2*Kanj iFont : —*—fixed—medium—r—normaI——16—*—*—*—c—*—*—* Kinput2*Font : という 1 行を書き加えておく必要があります。 パッケージを利用してサーバー・アプリケーションをイ ンストールした場合、 pkg がインストールされたディレ クトリ /etc/rc. d ( 一般的には /usr/pkg/etc/rc. d) " 以 下に起動ファイルが作成されます。ですから、これらの ファイルを /etc/rc. d 以下にコヒーし、上記と同様の設 定をすれは、いいでしよう。 たとえは、、則記の ja-freewnn-server であれは、 / usr /pkg/etc/rc. d/ja-freewnn というファイルが作られま す。これを /etc/rc. d/ja-freewnn としてコヒーし、 /etc s shd=YES # /etc/rc . d/ja—freewnn start そして、 root ユーサーで、 j a—f r e ewnn=YES /rc. d/rc. conf に次の 1 行を追加します。 日本語表示の確認 します。 述しておけば、 OS の起重加芋に FreeWnn サーバーが起動 あるいは、 /etc/rc. conf に とすれは ja-freewnn サーバーか冫起動します。 X を起動し、 kterm を動かしてみます。 GNOME の 足跡ボタンから、フログラム→システム→、、日本語端末 (kterm)" と選択していくと kterm カ起動します。 日本語が含まれているファイルをもってきて、 $ jless filename と入力します。日本語が正しく表示されたでしようか。 入力が可能かどうかもチェックしておきましよう。最初 に、 kinput2 か起動されているかを確認します。これは、 たとえは、 $ ps ax ー grep kinput2 とすれは分かります。実行結果か次のようになれは、 kin- put2 は動いています ( 誌面の都合ー E 、で折り返してい ます。以ート 1 司様 ) 。 $ ps ax ー grep kinput2 108 EO S 0 : 06 . 60 kinput2 ー n Ⅱ - ja—freewnn =YES" と記 とりあえすインストールは終ったので、 kterm 上で日 本語表示ができるかどうかを確認しましよう。ます、環境 変数 LANG の値が ja-JP. eucJP になっているかを調べ ます。また、環境変数 XMODIFIERS に、、@im=kin- put2" という値を設定する必要があります。 136 ¯Jserver localhost 左側の数字や記号は、システムや状態によって変わる ので、 kinput2 —wnn ー」 server localhost を含む行が表示されれば kinput2 は正しく起動されてい ると考えてよいでしよう。 日本語入力のための設定 kterm 上で日本語を入力するには、 ~/. Xdefaults に図 1 の 1 ~ 5 行目を追加します。 そして、 kinput2 に関する設定も追加します ( 10 ~ 15 行目 ) 。これは Wnn を利用するときの設疋です。 Canna UNIX MAGAZINE 2003 ユ 0

6. UNIX MAGAZINE 2003年10月号

NO 第 CE 図 2 水平クラスタリングによる拡張性 (ECperf べンチマーク ) 32 627 ・ Demonstrated linear horizontal scalability with ECperf 29 , 675 旧 M X330 クラスタ ( 9 ノード ) Red Hat Linux 7.2 26 , 153 WebSphere Application Server v4. x 22 , 361 Published in June 2002 Same characteristics fO 「 12 node cluster 18 , 568 14 , 915 1 1 , 223 7 , 446 3 , 732 lJW/sdoq8 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ノード数 図 3 水平・垂直クラスタリングを組み合わせたシステム Web サーバー ( 旧 M HTTP Serve 「 ) ファイアウォール サーバーの前面には、処理を振り分けるための負荷分散 3 のような構成のシステムになる。負荷う靖攵装置で Web 装置を配置する。水平クラスタリングによる拡張生につ サーバーに処理を振り分け、さらにバックエンドのアプ いては、図 2 の ECperf べンチマークの測定結果もご リケーション・サーバーでも処理を分散させることで、 拡張性、可用性、面井章害生に優れた大規模なシステムが 覧いただきたい。 構築できる。 WebSphere Application Server の Net- このガ去のメリットは、あまり強力でないマシンでも work Deployment 版以ー . ヒのエディションには、負荷 複数台にイ 1 三業を分散できること、そして、 1 台のマシン 分散機能を提供する、、 Edge Component" と呼はれる に障害が発生しても、ほかのマシンで作業を続けられる ソフトウェアカイ寸属する。 Edge Component は、バッ 点にある。一方、垂直クラスタリングでは、 1 台のサー クエンドに配置された Web サーバーのコネクション数、 バーのなかに複数のアプリケーション・サーバーのプロ メモリ使用率、 CPU 使用率などを引算しながらもっと セス (JVM) を作成する。この方法の利点は、 CPU 使 も負荷の少ないサーバーに処理を割り振る。また、障害 用率の低い強力なマシンがある場合に資源の有舌用が を検知した場合はそのサーバーへの害りを停止し、回 できること、アプリケーションを異なる JVM に分けて 復した時点で自重加勺に盟賑りを再開する。そのほかにも、 耐障害性を高められることである。 一定のコネクション数を超えたり、メンテナンス日駭リに これらの 2 つのクラスタリングを組み合わせると、図 Web サーバー ( 旧 M HTTP Server) アプリケーション・サーバー (WebSphere AppIication Server) 負荷分散装置 (Edge Component) アプリケーション・サーバー (WebSphere Application Server) 33 UNIX MAGAZINE 2003.10

7. UNIX MAGAZINE 2003年10月号

OWebSphere AppIication Server 図 1 、 VebSphere Application Server のシステム構成例 ① Web サーバー Web サー/ 旧 M HTTP Server など プラグ ②アプリケーション・サーバー WebSphe 「 e Application Serve 「 アプリケーション・サーバー HTTP HTTPS 燾 ③データベース Databas HTM L 画像 クライアント Web コンテナ サ 0 管理情報 を保管 EJB コンテナ XML 構成 Web アプリケーショ ンで受けたリクエス トをアプリケーショ ン・サーバーへ転送 れているため、低コストで構築できる。 アプリケーション・サーバーの仕組み れる日赫にが到来するであろう。 ていたような基幹系業務システムも J2EE で明冓築さ コスト化の波に乗り、従来はホストシステムて漣用され 用されている。今後は、 IT システムのオープン化や低 から企地旬けの堅牢なアプリケーション構築に数多く採 J2EE は、キ長虫安定生、安全生、可用性などの面 通常、 Java アプリケーション・サー システムは 3 つの層から成り立つ。 ーを使用する 図 1 は、 IBM の WebSphere Application Server によるシステム構成例である。 1 番目の層にあたる Web ーは、プラウザやクライアントからのリクエス トを受け付ける。 Web サーバーにはプラグインが組み 込まれており、受け取ったリクエストがバックエンド にあるアプリケーション・サーバーで処理すべきもの (ServIet や JSP など ) であれば、そちらに転送する。 リクエストが HTML や画像などの Web サーバーで 処理できるものであれは、その場で応答を返す。 2 番目 のアプリケーション・サーバーでは、 Servlet や JSP 、 EJB といったサーバーサイド Java のプログラムが実 行される。これらのプログラムは必要に応してバックエ ンド、すなわち 3 番目にあるデータベースやレガシーシ ステムとやりとりをおこなう。アプリケーション・サー バーの構成情報は XML で言当されたファイルとして保 管さオ t 、必要に応じてプログラムから参照される。 32 アプリケーション・サーバーの特徴 UNIX MAGAZINE 2003.10 1 http://www-6.ibm.com/jp/software/websphere/ft/ 的にサーバーを増やして負荷分散を図るガ去である。各 スタリングという 2 つの考え方がある。前者は、物理 クラスタリングには、水平クラスタリングと垂直クラ である。 ピュータに対して本で 1 つのサービスを提供する技術 ケーションを並列に稼動させ、ユーザーやその他のコン クラスタリングとは、複数のコンピュータまたはアプリ めるために、、クラスタリング " という技術を用いている。 WebSphere AppIication Server では、長性を高 トを拡張できなけれはならない。 クノロジーが必要になる。それには、素早く容易にサイ したがって、突然の大規模なアクセスにも耐えられるテ くらいのアクセスを受けるのかははとんど分からない。 測は可能だが、外部に公開するサイトでは、 1 日にどの ントラネットの部門システムなどであオ t はある程度の予 数の予想ができないケースが多いことである。企業内イ Web アプリケーションの問題点の 1 つは、アクセス 拡張性と可用性 Server1 をとりあげる。 ーの代表例として、 IBM の WebSphere Application みよう。以下では、べンダー製アプリケーション・サー ようなところにあるのだろうか。いくっかの特徴をみて アプリケーション・サーバーを使用する利点は、どの

8. UNIX MAGAZINE 2003年10月号

NEWS クライアントは lnternet ExpIorer 6.0 。 Server 1.3.26 (Windows では IIS 5.0 も 価格は 420 万円 ( 500 ューザー ) から。 サポート ) 、アプリケーション・サーバー 動作環境は、サーバーの OS が Solaris ノヾートナー企業 (http:〃www.entrust.co. が BEA WebLogic Server 6.1 (SP4)/ 8 、 Windows 2000 Server (SP3) 、 Web jp/partners/index. html) を通して販売。 7.0 (SP2) 、 IBM WebSphere4.0.3 / 5.0.2 。 サーバーが iPlanet 6.0 、 IBM HTTP 可能。 ・ NEC ラックマウント型 外形寸法 (HXWXD) は 4.3X42.7X 2GHz Pentium4 使用の 1 U サーバー 43.3cm 、重量は 8kgo 対応 OS は、 Red Hat Linux 7.3 、 HD (UItraATA/100) は 80GB ( 最大 120 日本電気 (TeI 03 ー 3455 ー 5800 ) は、 ln- GBx2)0 オプションで RAID 0 / 1 構成を MIRACLE LINUX Standard Edition 「 Express tel アーキテクチャのサーバー サホート ()S が Windows の場合のみ ) 。 V2.1 、 Windows 2000 Server/Server 5800 / 110GR ー la 」の販売を開始した。 CPU は Pentium 4 (2AGHz) 、チップ 2003 。 I/F は、 10Base T/100Base TXx2 、 価格は 159 , 000 円。 セットは lntel 845 、主記匱 ( ECC 付き PC RS232Cx2 、 USBx3 、キーポード、マ ウス、ディスプレイ。筐体は高さ IU の 133 SDRAM) は 256MB ( 最大 3GB) 、 ■松下電器 業務用 Linux サーバー ノヾナソニックコミュニケーションズ 4 ) 。自動シャットダウン、静音化 ( ファン (Tel 092 ー 477-1036 ) は、サーバー「 BB— の回転数制御 ) などの機能をもつ。 OS は 「 GIobaI Family 」 ( パナソニックソリ G500DXL 」の販売を開始した。 Turbolinux 8 Servero 標準のサーバー ューションテクノロジー ) 、「 desknet's 」 中規模業務サーバーシステム向けの専 ソフトウェアは、 Apache 1.3.27 、 BIND ( ネオジャパン ) などの動作を検証済み。 用装置。 CPU は VIA Eden ESP5000 9.2.1 、 sendmail 8.12.9 、 imap—2002a 、 外形寸法 (HxWxD) は 7.5X27.4x ( 533MHz ) 、主記憶は 128MB 、 HD は 20 ProFTPD 1.2.7 、 Squid 2.4. STABLE 20.7cm 、重量は 1.7kg 。 GB 、ネットワーク I/F は 10Base T / 100 6 、 Samba 2.2.7a 、 OpenLDAP 2.0.27 、 価格はオープンプライス。 Base TXX5 (WAN 用 xl 、 LAN 用 x netatalk 1.5.3.1 など。グルーフウェア •macnica IEEE802. lx 、 IPsec による VPN 、複数 の VLAN をサポート。スイッチの I/F は、 Po E (Power over Ethernet) 対応の 負荷分散が可能な無線 LAN 対応レイヤ 10Base T/100Base TXX 12 または 24 、 マクニカ (Tel 045 ー 476 ー 1960 ) は、米 2 スイッチ、 \Airespace 4000 Wireless アップリンク用の Gigabit Ethernet0 Airespace の無線 LAN 製品の販売を開 Switch" シリーズのはか、アクセスポイ 価格 ( 予価 ) は、スイッチが 170 万円か 始した。 ント、管理ソフトウェアがある。不正電波 ら、アクセスポイントが 90 , 000 円。 アクセスポイントの自動電波管理 ( 出 の自動検知やローミングが可能。 WPA/ 力や強度など ) 、動的なチャネル割当て、 IPsec/VLAN 対応無線 LAN 製品 •macnica 作し、機器がダウンした場合に論理的に ネットワークから切り離す機構を備える 「 Preprocessor 」、 Web サーノヾーのフロン トエンドにリバース・プロキシーとして配 置し、青勺コンテンツのキャッシュ、 SSL される動的 Web ページを独自の方法で マクニカ (Tel 045 ー 476 ー 1960 ) は、米 アクセラレーション、コンテンツ圧縮など キャッシングし、アプリケーション・ WARP Solutions のアプリケーション・ サーバーなどのトランサクションを減 も可能な「 Edge Server 」、 Edge Server アクセラレータ、、 WARP 2063e 〃シリー とともに動作し、ローカル / リモートのい 少させる機器。 Web サーバーにインス ズの販売を開始した。 すれでもスレープとして機能する「 Edge トールしたモジュールと通信しながら動 CGI 、 ASP 、 JSP 、 PHP などで生成 28 アフリケーション・アクセラレータ UNIX MAGAZINE 2003 ユ 0

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連載 / UN Ⅸ便利帖ー 日本語入力 ←ここで CtrI 十 J を入力 SJ is—mac) "folder \ " 名称未設定フォルダ \ " 0f folder \"Desktop\" 0f folder \"miyasita\" 0f folder \"Users\" Of startup disk 0f application \"Finder\" 140 す。 3 もちろん、 canna や SKK といった他のかな漢字変去も利用できま Wⅲーa020. diff. gz です。 aonoto/FreeWnn/ から入手します。ファイル名は dar- る際に必要なパッチを http://homepagel.nifty.com 次に、このノヾージョンの FreeWnn を Mac OS X でイ乍 a1pha/FreeWnn—1.1.1 ー a020. tar. bz2 % curl ー 0 ftp : //ftp.freewnn ・ org/pub/FreeWnn/=> の去斤版は FreeWm ト 1.1.1 ー a020. tar. bz2 でした。 /FreeWnn/alpha/ から入手できます。原稿執筆時点で が、山辭斤版の FreeWnn は ftp://ftp.freewnn.org/pub す。このページに書かれている情報はすこし旧いのです 則で、ⅥーⅥーⅥーベージは http://www.freewnn.org/で 無料で配布されている Wnn は FreeWnn という名 Free 、 Vnn のインストール もありますが、今回は無償のものを利用します。 wnn にはオムロンソフトウェアか版売している製品版 便利です。以下ではこれに羽餓してみます。 jserver も localhost (Mac OS X) 上で動作していれは ワークが利用できない環境でも Wnn を使いたい場合は、 に接続して日本語入力をおこなえます 3 。しかし、ネット (wnn のかな漢字変換サーバー ) か動いていれは、それ できるので、ネットワークに接続されたホストで jserver かりそうです。さいわい、 Emacs は標準で Wnn か利用 たって wnn を利用してきた者にはれるまでに時間がか 便利でしようが、私のように人生の 1 / 3 以上の年月にわ これは、上記の FEP を使い続けてきた人にとっては ます。 ー難勺な FEP として利用されているものがそのまま使え りや ATOK 、 EG BRIDGE など、 Mac OS X 上で 易に日本語を扱えます。このとき、日本語入力にはことえ 前回作成した Carbon 版 Emacs は、ト述のように容 % curl ー 0 http: //homepagel . nifty. com/ao 0t0 / FreeWnn/darwin—a020. diff . gz ます、アーカイプ・ファイル Free Ⅵⅲル 1.1.1 ー a020. tar . bz2 を展開します。ここで、、 bz2 ということは bziP2 が ・ " などと考 必喫ゃな。ますこっちからインストールか えるとちょっとイ鮎力です。そんなことをしなくても、 Mac OS X に標準で付属する stufflt Expander を使えは簡 単に展開できます。 使い方は、 Finder 上でファイル操作をおこなう人なら、 いま入手したファイルをタブルクリックするだけです。私 のようにファイル操作の大部分をコマンドラインでおこな う人なら、次のように。 pen コマンドを使えばよいでし % open FreeWnn—1.1.1 ー a020. tar. bz2 どちらの操作でも、 stufflt Expander か起動して、ア ーカイプが置かれているディレクトリにその内容を展開 します。このアーカイプの内容は、 FreeWm ト 1.10 ー P1020 こでさきは というディレクトリ内に展開されますから、 ど入手したパッチを当てておきます。 % cd FreeWnn—I . 10 ー P1020 . /darwin-a020. diff . gz ー patch % zcat patching file aclocal . m4 patching file config ・ guess patching file config ・ sub patching file configure patching file configure ・ in patching file ltmain ・ sh ますは INSTALL を読みましよう。ありがたいことに このファイルは日本語で書かれています。これによると、 インストール作業の ~ 充れは configure → make → make install と単純なようです。 configure スクリプトに与えられる FreeWnn 独自の 引数のうち、おもなものを以下に挙げます。 ・標準で有効なもの —enable—libraries FreeWnn のライプラリを作成してインストールす る。 —enable—server FreeWnn のサーバーを作成してインストールする。 —enable—Wnn wnn ( 日本調を作成してインストールする。 UNIX MAGAZINE 2003.10

10. UNIX MAGAZINE 2003年10月号

連載 04 日本語環境を 構築する 宮地利幸 文房具としての UNIX UNIX MAGAZINE 2003.10 これらはそれぞオ致があるので、好みで選べは・よいでし のソフトウェアには、 Canna や SKK などがあります。 Wnn は、かな漢字変換ソフトウェアの 1 つです。い ・ misc//ja—freevvnn—server (~/. bashrc や ~/. cshrc など ) に記述しておきます。 実行するのは面倒なので、通常はシェルの設定ファイル ます。しかし、ログインするたびにいちいちコマンド行で とすれは、そのシェノい E で日本語表示ができるようになり $ export JLESSCHARSET="j apanese" という値を設定します。たとえは、 bash の場合は、 字コードを認識します。日本語を表示するには、 japanese ja-less は、環境変数 JLESSCHARSET に応じて文 本語を正しく表示できるようになります。 に対応していません。この ja-less を導入することで、日 NetBSD に標準でインストールされる less は、日本語 ・ misc/ja—less し、それらで日本語を扱えるように設定しましよう。 ます、日本語関連のアプリケーションをインストール くに苦労することなく日本語力硬えるようになりました。 し、 1.6 系からは多国語対応の機能が追加されたため、と るといった方法をとらなけれはなりませんでした。しか XFree86 を作るときに、、 X locale" という機能を利用す NetBSD 1.5 系まででは、日本語を扱おうとすると、 日本語関連のアプリケーション するための設疋について説明します。 はまだおこなっていません。そこで、今回は日本語を利用 し、日本語を利用するためのツールのインストールや設定 のうち、ごく基本的なものはインストールしました。しか 前回までに、 NetBSD で生活するために必要なツール 山も匠は、 UNIX に対応した製品も販売されています。そ の多くは NetBSD をサポートしていませんが、工夫すれ は使えるものもあるようです ( しつは、私もかな漢字変換 ソフトウェア製品である Wnn7 を NetBSD-current 上 て利用しています ) 。 2002 年 2 月号の「こけつまろびっ UNIX 」でも紹介 されていたので、今回は使い方の説明は省略します。基本 的には、 NetBSD の Linux 工ミュレーション機能を利用 す川ま、 Linux 用のバイナリを簡単に動かせるはすです。 この種のソフトウェアは一般にサーバーとして動くの で、サーバーを起動しておく必要があります。 NetBSD において、 OS を起動する際にサーバーを起動するための 設定についてはあとで説明します。 ・ inputmethod/kinput2 kinput2 は、 X のアプリケーションて漢字入力をおこ なうためのサーバー・ソフトウェアです。クライアント・ アフリケーションは、かな文字列を kinput2 に送って漢 字への変換を依頼します。これを受け取った kinput2 は、 かな漢字変換ソフトウェアを利用して漢字かな交しり文に 変換し、それをクライアント・アプリケーションに送り返 します。 当然ですが、かなを漢字に変換する際には kinput2 が 起動していなけ川まなりません。そこで、 X を起動したと きに kinput2 も起動するように下記の 1 行を ~/. xinitrc に言当します。 kinput2 ー w —Jserver localhost & これは、かな漢字変換ソフトウェアとして Wnn を利用 している場合です。 Canna を使っているのなら、 -wnn の部分を -canna と書き換えれはよいはすです。オンラ イン・マニュアルなどを参考にして、適切に言当主してくだ さい。 サーバーの起動 NetBSD では、サーバー・アプリケーションを起動す るためのスクリプトは /etc/rc. d 以下に置かれています。 たとえば、 SSH サーバー (sshd) を起動するには次のよう にします。 # /etc/rc . d/sshd start ただし、前もって /etc/rc. conf ファイルに 135