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検索対象: UNIX MAGAZINE 2003年3月号
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1. UNIX MAGAZINE 2003年3月号

新・倉敷芸術科学大学のネットワーク構築 小林和真 GR2000-2B による旧 v4 / 旧 v6 テュアルスタック ( 4 ) ネットワーク技術者養成講座 23 今回のシリーズを始めてから、私のもとに GR シリー ズの設定に関する質問が舞い込むようになりました。 簡単な質問も含まれていますが、それだけに Cisco 以外 のルータ製品のユーサーか苦労しているのだと感しると同 時に、すこしはこの記事力彳殳に立っているのかもしれない と嬉しく思っています。 今月は、ネットワーク管理に必要な SNMP などの設定 SNMP の設定 ネットワーク管理のための設定 や、各種の情報の参照ガ去について紹介します。 56 ( タブルクオート ) で文字列を囲めば、空白 します。 に、 -name のあとにルータ名を 60 字以内の文字列で指定 router —name ' gr2000 ー 2b ” " のよう す。たとえば、 指定し、それぞれ対応するルータ管理情報の値を記しま —name —contact -location" などのオプションを システム情報の設定では、 router コマンドの引数に ミュニティ名や trap ホストの設定に分かれます。 などのシステム情報の設定と、 snmp コマンドによるコ ・ Location (SNMP での sysLocation) ・ Contact (SNMP での sysContact) ・ Router Name (SNMP での sysName) ドによるルータ管理情報の一環である、 ROUTE-OS での SNMP の設定は、 router コマン 用できます。 MP (SimpIe Network Management Protocol) カリ TG など ) を用いてルータの状態を把握するために、 SN- ネットワーク管理ツール ()P の OpenView や MR- を含む文字列を設定することもできます。 -name でルー タ名を設定すると、プロンプトにもその名前か表示される ようになります ( 図 1 ) 。 ルータに設定したシステム情報を表示させるには、 show router コマンドを実行します。 知らない人も多いようですが、 router コマンドで設定 したオプションは、 —name" や、——location ・のよう UNIX MAG AZINE 2003.3 利用します ( 図 4-b)0 設定を削除したい場合には、 delete snmp コマンドを れ ( 誚リ除できます ( 図 4-a)0 SNMP コミュニティ単位で " にしてコマンドを実行す た値もオプションの知頁を、 システム情報の場合と同様に、 snmp コマンドで設定し SNMP 設定の削除 snmp コマンドを実行します。 コマンドで設定された情報を表示したい場合には、 show unimaga の 2 つについて設定しています。なお、 snmp 定をおこないます。図 3 では、コミュニティ public" と ROUTE-OS では、コミュニティごとに SNMP の設 の種別、 trap の種別などを言します ( 図 3 ) 。 ドレス (IPv4/IPv6) 、 —read' または、、—read-write ィ名と、アクセスしてくる SNMP マネージャーの IP ア 次に、 snmp コマンドを使って、 SNMP のコミュニテ かすべて削除されます ( 図 2-b)0 されるので、 y お尺すると router コマンドでの成正 router コマンドを実行します。石忍のプロンプトか表示 したシステム情報をすべて一度に削除するには、 delete 削除できます ( 図 2-a)0 また、 router コマンドで設定 " にしてコマンドを実行すれば にオプションの知直を、

2. UNIX MAGAZINE 2003年3月号

旧 v4 / 旧 v6 テュアルスタック ( 4 ) 表 1 よく不堋する情報収集用のコマンド (admin モード ) IPv4 のコマンド IP IPv4 嬲里の清報の表示 IPv6 のコマンド ip6 IPv6 里の情報の表示 ネットワーク車のコマンド IP インターフェイスの状態の表示 interface ルータの状態を確認するためのコマンド information テンヾイスごとの重川料大況の表示 verslon who ソフトウェアのバージョンとハードウェア情報の表小 ログイン中のユーザーに関する情報の表示 ロ久糸情報のコマンド log ログ情報の表示とネ川月化 図 9 ROUTE-OS のパージョン認 gr2000—2b/admin> version S/W: S ー 9181 ー 6B 07 ー 00 ー / B CROUTE-OS6B, interface KEY 01 / 23 21 : 28 : 38 operator KEY 01 / 23 21 : 32 : 15 operator: 10g Logging lnformation Rout er lnf ormat i on gr2000-2b/admin> 10g 図 10 ログの表示 gr2000—2b/admin> Routing software] GR2000 ー 2B , S ー 9181 ー 6B 07 ー 00 ー / B [ROUTE-OS6B] (Bui1d:42) , :verSIOn RMO (Active) interface コマンドは、 UNIX 系の OS での ifconfig に相当します。、、一 a " オプションを付けて、ルータがもつ インターフェイスの状況を一覧表示したい場合などに利用 します ( 末尾の図 18 ) 。ライン名を引数に茁旨定すれば、 そのラインだけの情報を表示させることもできます。 information UNIX MAGAZINE 2003.3 ったコマンドか実行できないということがあります。その 旧いバージョンのまま利用していると、人から教えてもら OS としてはソフトウェアの更新頻度が上交的高いので、 最新の IPv6 機能に対応するためもあって、ルータ用の は、 version コマンドて市忍することかできます ( 図 9 ) 。 GR ルータで測イ乍している ROUTE-OS のバージョン verslon します ( 末尾の図 19 ~ 20 ) 。 合には、 information コマンドの引数にライン名を指定 インターフェイスに関する情報をより講田に知りたい場 ため、 ROUTE-OS は他のルータ以上にバージョンに注 意するはうがよいでしよう。 log log コマンドは、 GR ルータがルータ内部に保存してい るログメッセージを表示します ( 図 10 ) 。 syslog による情報収集 このとき、もちろんログの書出しを受ける UNIX 側でも この設疋には、 logger コマンドを使います ( 図 12 ) 。 ンを利用してログか参照できます ( 図 11 ) 。 UNIX システムを管理用に用意すれば、その UNIX マシ 用されている口外己録用の機能です。 syslog に対応した ご存しのように、 syslog は UNIX OS では標準的に利 で言当求する方式になっています。 グやエラーログは、 syslog を利用してネットワーク経由 めに必要な記慮装置がありません。そこで、各種の情報ロ GR ルータ本体には、長期にわたってログを保存するた 59

3. UNIX MAGAZINE 2003年3月号

SoIaris 特集 - ティンう 図 22 crash コマンドの実彳デ列 ( 2 ) カーネル変数の表示 v_buf : ca11: v_proc : v—nglobpris : v_maxsyspri : clist: v-maxup ・ v_hbuf . v hmask : v -pbuf : v—sptmap : v—maxpmem : v—autoup : v bufhwm : V v 100 0 986 110 99 0 981 128 127 0 0 0 30 1268 I / 0 バッフアの数 ( 単位は個 ) システムで同時に起動可能なタイマーの数 ( 単位は個 ) システムが同時に実行可能なプロセス数の上限 ( 単位は個 ) グローバル・プライオリティ ( ダイナミックに変更される ) システムクラスのグローバル・プライオリティの上限 カーネル内の clist 構造体の数 ( 単位は個 ) 1 つのユーサー ID で同時起動可能なプロセス数の上限 バッフア・キャッシュ用ハッシュテープルのエントリ数 ( 単位は個 ) バッフアのハッシュマスク。 v-hbuf のもとになる値 物理 I / O バッファ数 システムプロセス用のページテープル・マップのサイズ ページ単位で使用する物理メモリサイズ バッフア・キャッシュ用パッフアの有効時間 ( 未使用になってからの時間。単位は秒 ) バッフア・キャッシュで使用するメモリサイズの上限値 ( 単位は KB ) (var の各メンバーの意床については /usr/include/sys/var. h を参照 ) に必なモジュールも自重加勺にロードされる。 core ファイルが /dev/mem に設定される。角斤 すれかの去で adb モードに移行できる。 adb コマンドによる角財斤に置れているのなら、以下のい # mdb —k unix . 0 vmcore . 0 ファイルを明カ勺に指定する。 ー k オプションに続いてオプジェクト・ファイルと core savecore で取得された core ファイルを角万するには、 4. core ファイノレの角財斤 (a)mdb の起重加芋に一。オフションで adb モードを指 表 2 おもな crash 関数と dcmd の対応 crash 関数 rndb dcmd CPt1 help kmastat mount proc ::cpuinfo : : help : : kmast at ::fsinfo 表 3 OpenBoot PROM モードで禾」用できるコマンド コマンド機能 ・ registers カーネル内部で管理されているレジスタの値を 定する。 # mdb —k ー 0 adb (b) mdb の起重圻麦に、、 に移行する。 # mdb —k unix . 0 : set ー 0 adb 5. crash からの移行 .10 cals ・ psr ctrace 表示する ウォッチドッグ・リセットが発生した点のレ ジスタ・ウインドウの値を表示する プロセッサのステータス・レジスタの内容を表 スタックを表示する unix . 0 set ー 0 vmcore vmcore . 0 adb" として adb モード . 0 Solaris 9 には crash コマンドはないが、同等の情幸、 rndb で取得できる。 crash で使える関数と mdb での dcmd との対応は、マニュアル「 Solaris モジューラデ バッガ」を参照していただきたい。 表 2 に、おもな crash 関数と dcmd の対応を示す。 ps コマンドについて Solaris 2. x の ps コマンドは、 /usr/bin/ps と /usr/ ucb/ps のどちらも実装方法が SunOS 4. x のものとは UNIX MAGAZINE 2003.3 まったく異なるため、クラッシュダンプ・ファイルを指定 して過去のプロセスの状態を表示させることはできない。 OpenBoot のコマンドについて しろたに・ひろしセンチュリー・システムズ ) ( くさかり・あきひろ伊藤忠テクノサイエンス、 3 のコマンドか利用できる。 点のシステムに関する情報を得るほかない。これには、表 るには OpenBoot PROM のレベルで異常が発生した時 ラッシュダンプは生成されない。したがって、原因を調べ ト (watchdog reset)" という状態もある。この場合は、ク システムのクラッシュには、、、ウォッチドッグ・リセッ 41

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旧 v4 / 旧 v6 デュアルスタック ( 4 ) 図 13 カウンタのリセット gr2000—2b/admin> information —c nif2—fe0 gr2000—2b/admin> information nif2_feO 2003 / 01 / 23 16 : 14 : 35 NIF2 : active 4 ー po て t IOBASE—T/IOOBASE—TX retry: 0 Average : 1/800Mbps Peak : 3Mbps at 17 : 34 : 09 LineO : active up IOOBASE-TX full(auto) 00 : 00 : 87 :a8: c5 : eO Protoc01 :up IP address : 202.244.164.254 Broadcast IP address : 202.244.164.255 Time—since—1ast—status—change:48.06:02:56 Average out : OMbps Average in: lMbps Peak out : 1Mbps at 17 : 05 : 39 Peak in: 1Mbps at 17 : 05 : 37 2pps Output rate : 1120bPS 5120bPS 9pps lnput rate : F10w control: off VRRP:off Signa1 status : VLAN:off (statistics off) TPID: MTU : 1500Bytes retry : 0 lnterface name :nif2—fe0 description: 0123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123 く ln octets/packets counter> く 0 Ⅱ t. octets/packets counter> 140 Octets Octets 2 Unicast packets Unicast packets 0 Mu1ticast packets Mu1ticast packets 0 Broadcast packets Broadcast packets く Out line error counter> 0 CarrIer sense lost Late collision 0 Defer indication Sing1e collision 0 Excessive deferral MuItip1e collisions 0 Underrun ExceSS1ve collisions く 1 土Ⅱ e error counter> 0 Symb01 errors CRC e てて 0 て s 0 Short f rame s A1ignment 0 Long frames Fragments 0 SQE test errors Jabber 0 Overrun event レ , ヾノレでは、 evt ip6 key mpl err mr6 mrp rsp rtm カ甘旨定できます。それぞれの意味の言田については、 ュアルを参照してください。 640 3 2 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ができます ( 図 13 ) 。各コマンドでこのオプションを利用 すれば、該当するカウンタをゼロクリアできます。 また、 ip サプコマンド・レベルでは、以下のように clear コマンドで各種刎青報をクリアできます。 gr2000—2b/ip> clear rip statistics 画面のクリア UNIX 系のルータ OS らしく、コンソールに表示され ている画面をクリアするには clear コマンドを利用しま す。カーソルは画面の左 - ヒに戻り、表示されていた文字が クリアされます ( UNIX のコマンドシェルでの clear と 同し胙です ) 。 カウンタのリセット 情報表示用のコマンドて利用されているカウンタをリセ ットするには、コマンドの引数に、、一 c " オプションを指定 するパターンと、サプコマンド、、 clear" を利用するパター ンがあります。 たとえは、 information コマンドに一 c オプションを付 けて実行すると、表示されるカウンタをリセットすること 61 UNIX MAGAZINE 2003.3

5. UNIX MAGAZINE 2003年3月号

SoIaris 特集 ・ kadb の ( 1 ) 図 18 kadb の実行 - ティンう く # 0 > ok boot kadb —v Resetting SPARCsystem 600MP ( 2 X 390Z55 ) , Keyboard Present ROM Rev. 2 . 8 , 64 MB memory installed, Seria1 # 4205375. Ethernet address 8 : 0 : 20 : 11 :4c : 5d, Host ID: 71402b3f . Reb00ting with command : kadb —v B00t device : /iommu/sbus/dma@f , 81000/esp@f , 80000/sd@3 , 0 : d Size : 166148 + 66864 + 19381 Bytes ・ kadb の起動 ( 2 ) く # 0 > ok boot kadb —d FiIe and args : kadb Boot device : /io—unit@f , e0200000/sbi/dma@0 , 81000/esp@0 , 80000/sd@3 , 0 : e Fi1e and args : kadb —d kadb : kadb : /kernel/unix Size : 688876 + 224260 + 111564 Bytes /kernel/unix loaded ー 0X145000 bytes used バイスドライバのデバッグなどの目的で使われることが多 い。起動力法を除けば、使い方は adb とはとんど同しであ る ( 図 18 ) 。最初の例で指定している一 v は kadb のオプ ションではなく、 boot コマンドのフラグである。これを 指定すると、 syslog による起重加芋メッセージの取得だけ でなく、画面にもテパイスなどの詳糸聞青報か表示される。 2 番目の例の -d は kadb を対話モードで実行するため のオプションで、プートファイルの指定ができるように なる。 kadb から UNIX を起動したあとは、通常どおりシステ ムを使用できる。 kadb のモードに戻るには Stop 十 A を 押す ( X86 システムでは Control 十 ALT 十 D)O その後、 crash を石偏忍する例を示す。 図 19 ~ 20 に、 kadb 環上竟でシステム内部のノヾラメータ [UNIX(R) System V Re1ease 4.0 ] SunOS Re1ease 5 . 3 Version Generic 疇 - : C kadb [ 0 ] : ふたたび UNIX に戻るには、、 : c " コマンドを実行する。 UNIX MAGAZINE 2003.3 ので、最新のパッチを導入するなどの注意が必要である。 る。ただし、 Solaris 2.4 までに含まれるものはバグが多い kadb よりユーザー・インターフェイスの面で改善されてい crash コマンドも利用できる。 crash コマンドは、 adb や カーネルやクラッシュダンプ・ファイルの解析には、 図 21 ~ 22 に、 crash コマンドの使用例を示す mdb コマンド けて dcmd 名を茁妾入力する。 : : の前にアドレスを指定 ( コロン ) を 2 つ入力し、続 るプロンプトの後ろに mdb モードから dcmd を実行するには、表示されてい 1. dcmd と walker の利用力 1 去 データを取得し、汎用的なフォーマットで出力する。 うインターフェイスをもつ。 dcmd は、 walker を通じて MDB API により作成された walker と dcmd とい ダンフ。の角斤も可能な便利なコマンドである。 ムの情報か取得できる。また、 crash と同様のクラッシュ ュール・デバッガである。 adb と同しく、重川乍中のシステ mdb は、 Solaris 8 から提供されるようになったモジ ーイ列として、現在利用できる dcmd を一覧表示する例 CaddT 、 ] : : dcmd [ 佖四 s ] することもできる。 を以下に示す。 # mdb > : : dcmds $ くく replace input with , macro file source macro file 、 help 靃 m とすると、 dcmd の簡単な説明か得られ る。 Solaris 8 までは 1 行の褪旡要表小だったが、 Solaris 37

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SO ね′ is 草刈彰広、城谷洋司 ラーメッセージ、クラッシュからの回復 前回までに 時の回復ガ去、 て説明した。 トラブルの予防と応急処置、トラブル発生 トラブルの角斤と原因のみきわめ方につい 今回は、おもなエラーメッセージの未とその対処、シ ステム・クラッシュカ起きたときの原因の角斤と回復の方 法について述べる。 以下では、 SoIaris システムで上交的よく遭遇すると 思われるエラーメッセージの例と、その対処について述 ーお - もなエラーメッセージーー / に core ファイルがないか 以下の点をチェックする。 対処 ファイルシステムに書き込めない。 症状 : 、、 / file system is full" と表示さ / ( ルート ) ディスクに起因する症状と、その対処の例を挙げる。 ディスクに関するもの 22 root で作業しているときにデバイス名を間違ってファ ァイルができていないか ・ /dev ディレクトリにテンヾイスファイル以外の通常のフ ないようにしておくとよい。 のとき、 c 。 readm コマンドを使って / に c 。 re ができ は、 core ファイルを作業用のディレクトリに移す。 がないのなら、このファイルは削除する。調べる場合 了の原因を謌・ヾるために core ファイルを角斤すること レクトリに core ファイルかできることがある。異常終 デーモンやその他のプロセスが異常終了すると、 / ディ イルを書き込んだりすると、 /dev またはそのサプディ レクトリに巨大な tar ファイルができることがある。 れは、以下のコマンドでチェックできる。 # ls -aR1 ー grep /. wastebasket ディレクトリに core ファイルなどの 大きなファイルが残っていないか root で OpenWindows を起動して不要なファイルを ゴミ箱に入れると、このディレクトリに移される。 CDE を利用しているのであれは、設定によって独自の ゴミ箱アプリケーションか rm コマンドで直接ファイ ルを削除する操作尺できる。 /var/tmp ディレクトリに不要なファイルが残ってい ないか 多くのアプリケーション・プログラムは、 /var/tmp を一時領域として使用する。それらのプロセスが異常 終了したりすると、そこにファイルが残ったままにな り、容量をとってしまう場合がある。 Solaris 2. x で は、コンソール・ウインドウを開いていなければ、 /var/ tmp/wsconAAAa0005z:0.0 のような名前のファイル にコンソール・メッセージを書き込むため、長期間シス テムを下力させていたり、あるいはシステム・メッセー ジの量が多いと、すぐに MB 単位のファイルになるの で注意か必要である。 ・ /var/spool/lp ディレクトリに不要なファイルができ ていないか プリントスプール領域にデータファイルが残っている ときは、 lpshut コマンドでいったんプリントサービス を停止してから削除する。サプディレクトリの /var/ spool/lp/tmp の下に一刊芋ファイルが残っている場合 UNIX MAGAZINE 2003.3

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新・倉敷芸術科学大学のネットワーク構築・・・ 23 図 5 telnet によるログイン > telnet 3ffe : 516 : 5000 : : 100 Trying 3ffe : 516 : 5000 : : 100. Password : login: operator Escape character is ' Off ' Connected to 3ffe : 516 : 5000 : : 100. 図 6 telnet によるログインリ限 gr2000-2b/config> * * * We1come tO the Router * * * A11 Rights Reserved,Copyright(C) 1999,2002,Hitachi,Ltd. location "Kurashiki Univ . kazu—k Lab . " ・ contact "kazu—k@soft . kusa. ac ・ JP gr2000—2b/config> show router gr2000—2b/config> router —remote—access 3ffe : 516 : 5000 : : / 48 gr2000-2b/config> router -remote—access 202.244.160.0 / 19 gr2000—2b/config> router —telnet enable router name ” gr2000 ー 2 が telnet enable ; remote—access 202 . 244.160.0 / 19 ; remote—access 3ffe : 516 : 5000 : : / 48 ; gr2000—2b/config> 図 7 ユーサー数の制限でログインできない状態 > telnet 202.244. 164.254 Trying 202.244.164.254. Connected to 202 .244. 164.254. Escape character is ' Off ' login: operator Password : Sorry, t00 many users logged Connection closed by foreign 1 Ⅱ . host . 図 8 同時ログインユーサー数の変更 gr2000—2b/config> router —login—user 5 gr2000—2b/config> show router router { contact "kazu—k@soft. kusa. ac ・」 p location "Kurashiki Univ . kazu-k Lab . " ・ name ー gr2000 ー 2b " ・ telnet enable ; remote—access 202.244.160.0 / 19 ; remote-access 3ffe : 516 : 5000 : : / 48 ; login-user 5 ; gr2000—2b/config> 定されています。 router コマンドの、—login-user" オプ ションを使うと、この同時ログインのユーサー数を 1 ~ 5 の範用で変更できます ( 図 8 ) 。 各種情報の表示 58 を表 1 に示します。 用意されています。そのなかで、よく使うと思われるもの めに、 admin モードに情報表示用のコマンドがたくさん ROUTE-OS では、ルータのさまざまな情報を見るた ip と ip6 ip と ip6 は、 admin モードのサプクラス階層に移動け るためのコマンドです。 ip および ip6 サプクラスでは、情 報表示のための show コマンドなどか利用できます。 れにより、プロトコルごとに糸響各テープルやインターフェ イスの状態を表示させることができます ( 末尾の図 16 ~ 17 ) 。 UNIX MAGAZINE 2003.3

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図 3 対象のファイルのみ (fileattr. rb) class def def def def def end FiIeAttr initialize tit1e text t ime valid? ファイルのタイトル # ファイルのテキストを配列で返す # ファイル生成日時 # 検索対象とすべきかどうかを判定 インターフェイスの街角 図 4 竟の言と WAM 生成 % /usr/local/geta/sbin/mkw ir @freqfilelist % find freqfiles —type f —print > freqfilelist Jma: p : /user/masui/IR/bin/j apanese ・ sh dataroot : /user/masui/IR/data/ short—name : 1 て handle : a11. ir % cat etc/ci . conf % cd $GETAROOT % GETAROOT=/user/masui/IR ; export GETAROOT 図 5 結果 % search 13236 31647 14810 24108 18030 31707 23226 16363 18291 31723 0 .030859 0 .030555 0 .030507 0 .030505 0 .029959 0 .029737 0 .029689 0 .029488 0 .029488 0 .029223 /Users/masui/Mai1/backup/1491 /Users/masui/Mai1/inbox . 01d / 8720 /Users/masui/Mai1/backup/2919 /Users/masui/MaiI/inbox . 01d / 13257 /Users/masui/Mai1/inbox/24590 /Users/masui/Mai1/inbox .01d / 8870 /Users/masui/Mai1/inbox .01d / 11901 /Users/masui/MaiI/inbox/20850 /Users/masui/MaiI/inbox/25099 /Users/masui/MaiI/inbox .01d / 8894 テキストファイルに対し、 freqfiles ディレクトリ以下 に /user/masui/IR/freqfiles/Mail/inbox/1000. freq という頻度ファイルが生成されます。すでに頻度ファイ ルがある場合はそれを使うため、形態素解析プログラム MeCab を用いて頻度ファイルを生成するのは、ファイ ルカ噺しく生成されたり更新されたりしたときだけです。 12 月号のプログラムでは、 find コマンドを用いて検 索対象ファイルのリストを得ていました。一方、今回の makefreqfiles では、指定されたディレクトリ以下のファ イルを Ruby のライプラリを使用して総当たり方式て探 すようにしています。ディレクトリにはさまざまな不頁の ファイルが存在する可能生がありますが、バイナリファイ ルはそのままでは形態素角財斤の対象にはなりませんし、 時ファイルや辞書ファイルなどについては全文検索をおこ なう未はありません。そこで、検索対象とすべきファイ ルに対してのみ、 valid? メソッドが真を返すようにしてい ます ( 図 3 ) 。 makefreqfiles を実行すると、検索対象としたいすべて のファイルに対する頻度ファイルが freqfiles ディレクト リの下に生成されます。ここで、頻度ファイルのリストを 指定して GETA の WAM 生成コマンド mkw を起重丿け ることにより、定義ファイル ci. conf で指定した位置に UNIX MAGAZINE 2003.3 WAM データか生成されます。 ci. conf の内容と WAM 生成処理の様子を図 4 に示し ます。 作成された WAM を用いて 12 月号で説明したような 検索を実行すると、図 5 の結果カ碍られます。 図 5 の search コマンドでは、検索されたファイルの ID 、重み、ファイル名の一覧カ咄力されます。しかし、 のままでは検索結果のファイルの内容すら簡単には石忍で きません。 検索結果を手軽にプラウズするには、図 5 のような検 索結果を HTML 形式に変換したものを利用するとよいで しよう。 図 6 の search2html コマンドを使うと、単純な形式 の HTML ファイルに簡単に変換できます。生成された HTML ファイルの閲覧には、もちろん普通の Web プラ ウザを使ってもかまいません。ただし、コマンドラインか ら検索を実行した場合などは、テキストべースのプラウザ である w3m を使うとイ甦リです。 たとえば、図 5 の出力を search2html で加工して作成 閲覧性の改善 179

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1350 : 00009e000000 図 12 syslog の言聢 gr2000-2b/config> gr2000-2b/config> gr2000-2b/config> gr2000-2b/config> gr2000—2b/config> gr2000—2b/config> logger 新・倉敷芸術科学大学のネットワーク構築・・・ 23 図 11 syslog てされるログ列 (/var/log/locaIO より抜粋 ) Jan 23 20 : 49 : 35 202.244.164.254 [ 274 ] : RSP 01 / 23 20 : 49 : 35 operator : illegal option hoge Jan 23 20 : 50 : 21 202.244.164.254 [ 274 ] : RSP 01 / 23 20 : 50 : 21 operator:Configuration file is closed. Jan 23 20 : 51 : 04 202.244.164.254 [ 274 ] : RSP 01 / 23 20 : 51 : 04 operator:Configuration file is closed. Jan 23 20 : 51 : 04 202.244.164.254 last message repeated 1 times Jan 23 20 : 51 : 17 202.244.164.254 [ 274 ] : EVT 01 / 23 20 : 51 : 16 E4 LINELAN NIF:O LINE:0 41000101 1350 : 000020000000 Error detected 0 Ⅱ the line . Jan 23 20 : 51 : 25 202.244.164.254 [ 274 ] : EVT 01 / 23 20 : 51 : 23 E4 LINELAN NIF:O LINE:0 41000001 hosts 202.244. 164. 101 dvcomm ;mail. crit Line status is up ・ logger syslog logger syslog logger syslog logger syslog s Ⅱ 0 logger dvcomm dvcomm dvcomm dvcomm alert warmng err crit err 10Ca11 . err ← sysl 。 g 設定の確認 syslog dvcomm inf0 rsp ; syslog dvcomm alert evt ; syslog dvcomm notice rsp, syslog dvcomm 10Ca11 gr2000-2b/config> . err err; ・ /etc/syslog ・ conf の設定例 *. err ; kern. debug; auth. notice *. notice ;kern. debug; lpr. info ;mail security. * mail . info lpr. info cron . * 10Ca10. * . crit ; neWS . err /dev/console /var/log/messages /var/log/security /var/10g/10ca10 /var/log/cron /var/log/lpd-errs /var/log/maillog ←追加 syslog か亜しくイ乍している必要があります。 logger syslog コマンドの引数には、 syslog を 言当求 するホストのホスト名を指定します ()P アドレスを直接 指定することはできません ) 。ですから、 logger コマンド を実行する前に、 hosts コマンドで IP アドレスとホス ト名の対応関係をあらかしめ登録しておく必要があります ( 図 12 では、 202.244.164.101 のホストを dvcomm と して繕求しています ) 。 logger syslog コマンドは、 syslog の出力を日求する ホスト名、 syslog レベル、 event レベノレの順番に指定し ます。 syslog レベルク旨定では、 syslog ファシリティが 60 loca10 以外の場合には、ファシリティを指定することも できます。 syslog ファシリティを loca10 にしたい場合 には、ファシリティに何も指定してはいけません。 10Ca10 をファシリティに指定すると、現バージョンではエラーに なります。 syslog レベルでは、 alert debug err not ice emerg infO 、 crit カ甘旨定できます ( ファシリティを指定したい場合には、い call. err のように、、 . " で区切って指定することになりま す ) 。 UNIX MAGAZINE 2003.3

10. UNIX MAGAZINE 2003年3月号

新・倉敷芸術科学大学のネットワーク構築・ 図 14 ルータの再起動 gr2000-2b/admin> b00t : Y ・・ 23 act : 01d dump file(rmdump 11 / 25 20 : 57 ) delete OK? (y/n) Writing 10g information t0 MC and restart (y/n) : y ( 再起動がかかる ) 図 15 config ファイルの削除 config: erase DO you WiSh erase current configuration config: ルータの再起動 file? (y/n) : y ルータの稼動中に設定を変更しても、たいていの場合は 正常に動作し続けます。しかし、おかしな料力を示すよう になった場合や、再起動しなけれは有効にならない設定変 更をおこなった場合など、意図的に管理者か眄起動したい ことがあります。 GR ルータの再起動用のコマンドは boot です。 boot コマンド入力後に処理を本当に実行するかどうかの確認 (y/n) で、そのまま y を入力すると再起動が始まりま すべてを忘れさせるには す ( 図 14 ) 。 62 を押しながら [RESET] ボタンを押す。 RM (Routing Manager) の [LAMP TEST] ボタン 従来モテル (B モデル以 (B モデル以タと B モデルでは異なります。 エマージェンシーモードでの起動方法は、従来モデル ンをしている人には発見か難しい隠しコマンドです。 ルのどこにも書かれていないようで、普通にオペレーショ 2002 年 11 月号でも触れましたが、こ窈篥作はマニュア 状態に戻すことができます。 と呼はれている手順により、すべての設定を工場出 : 伽の そんなときには、、、エマージェンシーモードでの起動 " もしれません。 はなくなってしまい、ログインできなくなることもあるか 変更しているときに、何かの拍子に自分カ噫図した状態で 時のネ川月状態に戻したいことがあります。ルータの設定を 移設したような場合には、設定されている情報を工場出荷 設定したパスワードを忘れたり、別の場戸励、らルータを ・ B モデル [RESET] ボタンを長押しする ( 数秒澗押し続ける ) 。 このガ去で起重丿けると、工場出川芋の何も設定されてい ない状態で起動することかできます。 config ファイルの初期化 config ファイル ( 設定ファイル ) に記載されている内容 をすべて削除するには、 erase コマンドを実行します ( 図 15 ) 。 あんか にプレゼントすることでしよう。 院生君は、きっと、ものすごく素晴らしい誕生祝いを友人 いのかもしれません。そんなわけで、追い詰められた大学 す。人間は、追い詰められないとぐっとくる仕事かできな したソフトウェアほど、感動する出来映えだったりしま 振り返ると、試験前や論文ク帝切り前に現実壁で作成 では、と思うのですが・ に追われているはすなのに、たんに現実週壁しているだけ 指き攵官の私としては、本来であれは修士論文ク切り ゼントしたらよいかということなのだそうです。 は、友人のところに生まれた女の子の誕生祝いに何をプレ 私の研究室に在籍しているある大学院生の現在の悩み UNIX MAGAZINE 2003.3 ( こはやし・かずまさ倉敷芸術利学丿ぐ学 )