マッピング - みる会図書館


検索対象: UNIX MAGAZINE 2004年5月号
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1. UNIX MAGAZINE 2004年5月号

連載 /Services for UNIX 表 5 Windows と UNIX に泉されたユーザー窈列 Windows UNIX aral itoh igarashi itoh ueno egawa egawa 図 6 NFS サーバーからのユーザー名マッピング・サーバーの Windows 1 . NFS リクエストの受信 5. NFS 応答の送信 図 7 NFS クライアントからのユーザー名マッピング・サーバーの Windows aral 4. NFS 応答の受信 3. NFS リクエストの送信 N FS クライアント 1 2 名グ一 ザピ / N FS 2 3 ングにより自動的に対応づけられます。 、、詳細マッピング " は、 Windows と UNIX のアカウント の名前が同一かどうかにかかわらず、管理者により明示的 に対応づけをおこなう機能です。表 5 の例の場合、 arai 、 itoh 、 egawa の 3 つは同じアカウント名であっても、明示 的に対応づけが必要です。逆に、アカウント名は異なりま すが、 Windows の ueno というアカウントを UNIX の igarashi に対応づけることも可能です。 arai" さんは Windows と UNIX の両方に同じ名前の ユーザー・アカウントをもっていますが、ユーザー名のマッ 簡易マッピングと詳細マッピングは同時に設定するこ ピングをおこなわない場合、この 2 つは同一のものとはみ とができます。ほほすべてのユーザーが Windows と なされません。そのため、 Windows から UNIX にアク UNIX で同一名のアカウントをもつ場合は、簡易マッピン セスしたり、逆に UNIX から Windows ヘアクセスした グで対応づけをおこない、異なるユーザー名をもつユーザ りする際に、匿名アクセスとして処理されてしまいます。 ーだけを詳細マッピングで設疋するとよいでしよう。同じ ユーザーに対する対応づけが簡易マッピングと詳細マッピ ユーザー名マッピング・サーバーは、 NFS コンポーネ ングの両方にある場合は、詳細マッピングが優先されます。 ントおよび Remote SheII サービスで使われます。 NFS サーバーでは、 NFS 共有へのアクセスが発生した際に、ユ ユーザー名マッピング・サーバーは、ローカルマシンで ーザー名マッピング・サーバーに該当する SID を問い合 動作させることもできます。しかし、 Windows ドメイン わせ、それをもとに NTFS へのアクセスをおこないます と NIS ドメインのアカウント間でマッピングをおこなう場 ( 図 6 ) 。なお実際には、後述のように NFS サーバーの場 合は、ネットワークに共有するユーザー名マッピング・サー 合は NFS 認証サーバーが関係します。 NFS クライアン バーを用意し、 SFU の NFS コンポーネントや Remote トでは、 Windows から UNIX の NFS 共有ヘアクセス SheII サービスを使うマシンはそのサーバーを指定すると する際に、ユーザー名マッピング・サーバーを使用します よいでしよう。 ( 図 7 ) 。 ユーザー名マッピング・サーバーは、 UNIX ユーザーと SFU のユーザー名マッピング・サーバーは、、、簡易マ グループの情報を、 NIS もしくは passwd および group ッピング " と、、詳細マッピング " という 2 つのマッピング ファイルから取得します。 NIS の場合は NIS ドメインを 方法を提供します。、、簡易マッピング " は、 Windows の 指定しますが、 passwd および group ファイルの場合は ドメインと UNIX のドメイン ( もしくは passwd および これらのファイルをあらかじめ UNIX からコピーする必 group ファイル ) を指定すると、同一のユーザー名をもつ 要があります。ただし、シャドウ・パスワードはサポート アカウントを自動的に対応づける機能です。表 5 の例の場 していません。このように、ユーザー名マッピング・サー ロ、 arai 、 itoh 、 egawa の 3 つのアカウントは簡易マッピ バーは passwd/group ファイルを使用したマッピングも 一ンヾ 4 NTFS 124 UN 工 X MAGAZINE 2004.5

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ー 0 連載 /Services for UNIX 図 2 セキュリティの言諚画面 Microsoft Windows Services for IJNIX セットアップウィサードミ難第第 セキュリティの設定 低いレベルの既定のセキュリティの設定を変更する必要があります。 く戻る⑧「民 ( 宿キャンセル 「既定の釛作を大文字と小文字を区別す殳定に変更します 0 す。 ち齲噐 : 普讃 に、穴文字と小文字を前するファイル名のサポートが必要です。セットアップは 「ⅸプログラムの setuid 動作を有こします ( 印 しています。 ます。これは t 引 m で説明されているセキュリティに 有者を ID とすることが井ミれて。。ⅳ旧モードトに依存しています。セットアッ ⅸプログラム砒、くつかは、実行しているプログラムがプログラムファイル自身の所 Microsoft Windows Seryices for UNIX セットアウブウィサード第物脅疊、日回 図 3 ユーザー名マッピンク画面ーユーザー名マッピング・サーバーの構成 ュサ名マッどング 0 リモトユーサー名マッビングサヨト⑧ ユーサー名マッビングサー′トを構成してください。 氣 ? U 一サーおよひグ一り供の法に応ピグを使用ー ! な ル : : サマ尹こハこ 0 する予サーバ加乢、場 0 パスワードファイルおよひ男トプファイル ( 2 ネットワー刎告報サービス国旧 ) ります。 ます。 、、ユーザー名マッピング " の画面 ( 図 3 ) では、ユーザー 名マッピング・サーバーの設疋をおこないます。リモート に導入されている、もしくは導入予定のユーザー名マッピ 、、リモートユーザー名 ング・サーバーを使用する場合は、 マッピング・サーバー " をチェックし、サーバー名か IP アドレスを指定します。 SFU を導入したローカルマシン でユーザー名マッピング・サーバーを動かす場合は、、、ロ ーカルユーザー名マッピング・サーバー " をチェックしま 120 キャンセル す。この場合は、ユーザー名のマッピングに NIS を用い るか、 passwd および group ファイルを用いるかを選択 する必要があります。 NIS を用いる場合は、図 4 のように 、 Windows ドメイン名 " 、、 NIS ドメイン名 " 、、 NIS サー バー名 " を指定します。 passwd と group ファイルを使用 する場合は、そのファイルを読み込んでマッピングを生成 ーでのマッピングは簡易マッ します。いずれの場ムも ピングになります。ユーザー名マッピング・サーバーの設 定は、 SFU 導入後もおこなえます。まだユーザー名マッピ UNIX MAGAZ 工 NE 2004.5

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連載 /Services for UNIX - ー① 図 4 ユーザー名マッピンク画面ー NIS を使用する構成 ユザ名マッビング NE を使用してローカルのユーサー名マッビングを構成し ます。 Wjndows ドメイン名 0 Ⅷ NDO 、 Microsoft Windows Services for UNIX セットアップウィサード ロ X NE ドメイン名 ( の msdom NE サト名 ()E サーハーがこのコンビュータと同しサプネットの一部である場合は省略 dec ⅱ x 了 00t. loc る キャンセル ング・サーバーの構成方法を決めていない場合は、図 3 の ように msiexec を起動します。 画面で、、リモートユーザー名マッピング・サーバー " を選 msiexec /i c :*work*sfukit%sfusetup. msi - 択し、サーバー名には何も指定しないのもよいでしよう。 SETUPDIR=c : *sfu /qb SFU の導入は以上で完了です。 SFU の管理 コマンドライン・セットアップによる導入 前項では典型的なウインドウ・インターフェイスでのセ 導入が完了したら、 SFU の管理方法をみてみましよう。 ットアッフ。方法を説明しましたが、社内や学内に SFU を同 SFU の管理ツールは、ウインドウべースのものとコマンド じ設疋で大量に導入することを計画している場合は、コマ ライン・ツールカ甘是供されています。ウインドウべースの ンドラインを使ったセットアップをおこなうとよいでしょ 管理ツールはすべての管理機能力リ用でき、直感的な操作 う。これは次のように実行します ( 誌面の都合上、で折 環境を提供しています。一方、コマンドライン・ツールは り返しています。以下同様 ) 。 複数のステップにまたがる定型処理などに便利です。 では、それぞれについて説明します。 msiexec /i [ ノヾス判 sfusetup ・ msi 疇 - ADDLOCAL=" コンポーネント [ , コンポーネント ] " 疇 - サーヒスの言 SETUPDIR= ディレクトリ {/ql/qb} 、、ノヾス " には sfusetup. msi ーのノヾス、、、コンポーネント ' OS によって異なりますが、 SFU のセットアッフ。直後 は導入したサービスのいくつかが無効になっていることが には SFU のコンポーネント名、、、ディレクトリ " には SFU をセットアップするディレクトリを指定します。コ あるので、まずそれらを有効にし、起動する必要がありま ンポーネント名を指定しなかった場合は、標準セットアッ す。有効にするときは、、管理ツール " フォルダの、、サービ プがおこなわれます。 /q を指定すると無人セットアップ ス " を使ってもよいのですが、コマンドラインから次のよ がおこなえます。それ以外の場合は / qb を指定します。コ うに実行することもできます。たとえば、 NFS サーバー ンポーネント名の一覧やパラメータの詳しい説明は、 SFU サービスを有効にする場合は、まずこのサービス (Server のパッケージに含まれる install. htm をこ覧ください。 for NFS) のサービス名を取得する必要があります。 たとえば、 c:*work*sfukit にある sfusetup. msi から、 C:*>sc getkeyname "Server for NFS" c:*sfu に対して標準インストールをおこなう場合は、次の [SC] GetServiceKeyName SUCCESS 121 UNIX MAGAZINE 2004.5

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ー 0 連載 /Services for UNIX 図 8 現在の言諚内容の表示 更新間隔 UNIX ユーザーとグループのソース : NIS localhost の設定 C : *>mapadmin サポートしていますが、以後の説明では NIS の使用を肘是 : 1 日 0 時間 0 分 UNIX MAGAZINE 2004.5 応づける必要があります。以下は、 Windows ドメイン 一方、詳細マッピングは個別にユーザーやグループを対 ると表示されます ( 図 9 ) 。 リストは、 list サプコマンドに -simple オプションを付け 簡易マッピングで対応づけられたユーザーとグループの 設定が正常に更新されました。 C : *>mapadmin adddomainmap —d windows —y nisdom しています。 いう名前の NIS ドメインを簡易マッピングのソースに指定 windows という名前の Windows ドメインと nisdom と サプコマンド adddomainmap を使います。この例では、 けでかまいません。これには以下のように、 mapadmin の となる Windows ドメインと NIS ドメインを指定するだ 簡易マッピングを使用する場合は、マッピングのソース 設定が正常に更新されました。 C:*>mapadmin config —r 0000 : 12 : 00 以下は、 12 時間おきに更新するように設疋しています。 します。この更新間隔を設定するのが -r オプションです。 る Windows と UNIX のユーザー / グループ情報を更新 ューザー名マッピング・サーバーは、定期的にソースとな 設定が正常に更新されました。 C : *>mapadmin config —i NO 以下は、簡易マッピングを無効にしています。 ピングは、一 i オプションにより肩効 / 無効を譿定できます。 ッピング・サーバーの基本設定を変更できます。簡易マッ mapadmin のサプコマンド config では、ユーザー名マ じ結果になり、現在の設定内容か表示されます。 実行すると、 config サプコマンドを付けて実行したのと同 mapadmin コマンドをパラメータなしで図 8 のように コマンドでおこないます。 ユーザー名マッピング・サーバーの管理は mapadmin ルプなどを参照してください。 とします。 passwd/group ファイルを使用する場合はヘ windows のユーザー kusumoto と、 NIS ドメイン nis- dom のユーザー kusumoto を対応づける例です。 C : *>mapadmin add —wu windows*kusumoto - —uu kusumoto@nisdom マップは正常に追加されました。 ユーザー名マッピングに変更を取り入れるのに少々時間がか かることがあります。 設定が正常に更新されました。 詳細マッピングでのマッピング結果のリストは、 list サ プコマンドの -advanced オプションで取得できます ( 図 10 ) 。 言田ユーザー・マッピングの表示では、 Windows ユー ザーのユーザー名の前に、、 * " カ寸いていますが、これはプ ライマリ・マッピングであることを示しています。ューザ ー名マッピング・サーバーは 1 つの UNIX ユーザーに複 数の Windows ユーザーを対応づけることができますが、 プライマリ・マッピングは複数のマッピングがおこなわれ ていた場合に優先される対応づけのことです。 ューザー名マッピング・サーバーの設疋とマップの内容 は、サプコマンドの backup でバックアップしたり、 re- store で復元したりすることができます ( 図 11 ) 。障害の 発生に備え、マップの内容は定期的に保存しておくとよい でしよう。 以上のように、 mapadmin コマンドを使うと、大量 のユーザーの対応づけをバッチ処理することができます。 なお、 Windows ドメインへのユーザー登録を同時にお こなう場合は dsadd コマンドが使えます。たとえば図 12 の例は、 DN が、、 cn=UNIX Magazine,cn=Users, dc=windows,dc=root,dc=local" で、 SAM アカウント および UPN が unixmag のユーザーを作成します。 Windows ドメインへのユーザーの登録は、 net user コマンドでもおこなえますし、 ADSI (Active Directory Services lnterfaces) を使ってほかの処理を組み合わせ たスクリプトを作成することもできます。また、 ldifde や csvde というコマンドを使用し、ディレクトリに登録する 情報を LDIF (LDAP lnterchange Format) や CSV 形 式のファイルから読み込むこともできます。これらのコマ ンドを mapadmin と組み合わせれば、 Windows のユー ザー管理と、ユーザー名マッピング・サーバーへのマップ の登録を同時におこなうことができます。 125

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連載 /FreeBSD のブートプロセスをみる マッピングされます ( 図 3 ) 。 説明したⅲ it386 ( ) の以下のコードで仮想アドレス空間に そして、 こで割り当てた物理ページフレームは、前回 納しています。 の領域を確保し、その頁アドレスを変数 avail-end に格 の値よりも下位の物理アドレスは、カーネルのデータ領域 ( ページディレクトリやページテープルも含む ) であること を表しています。 2128 : 2129 : for (off off く round—page (MSGBUF—SIZE) ; off + = PAGE_SIZE) pmap-kenter (msgbufp + 0ff , avail—end + Off) ; ただし、ポインタ変数 msgbufp カ甘旨すイ反想アドレスは、 次に説明する pmap-bootstrap() で設定されます。 pmap-bootstrap() pmap-bootstrap() は getmemsize() から呼び出さ れ、以下の処理をおこないます。 UN 工 X MAGAZINE 2004.5 第 1 引数の firstaddr は btext から渡ってきた値で、 で定義されています。 pmap-bootstrap() は、ファイル i386/i386/pmap. c 力の向上が見込めます。 るため、ヒット率カ止がると、全体的なシステムの処理能 あります。カーネルのテキスト領域は頻繁にアクセスされ ( PDE や PTE のキャッシュ ) のヒット率が上がることに 4MB サイズのページフレームを使うメリットは、 TLB ッピングされます。 ューザープロセスが /dev/mem にアクセスしたときにマ ジフレームにマッピングされ、 380 行目の ptvmmap は、 ば、 386 行目の msgbufp は、ⅲ it386 ( ) によって物理ペー が起動してもマッピングされないものもあります。たとえ とでプート処理中におこなわれますが、反対に、カーネル 仮想アドレスと物理ページフレームのマッピングは、あ ージフォルトが発生します。 て、この段階でこれらの仮想アドレスにアクセスするとペ ングする物理ページフレームは割り当てられません。よっ アドレスが設定されるだけで、その仮想アドレスにマッピ このサプルーチンでは、いくつかのポインタ変数に仮想 更する。 ・カーネル領域のマッピングを 4MB ページテープルに変 ・イ反想アドレス空間にメモリ領域をいくっカ保する。 0218 : 0219 : 0396 : 0395 : 0394 : 0393 : 0392 : 0387 : 0386 : 0380 : 0374 : 0367 : 0366 : 0365 : 0359 : 0358 : 0357 : 0356 : 0355 : 0323 : 0322 : 0307 : 0306 : 0305 : 0304 : 0224 : 0223 : 0221 : 0220 : pt—entry—t *CMAPI static pt-entry—t *CMAP2 , *CMAP3 , *ptmmap ; 0 , ptvmmap = 0 ; caddr_t CADDRI static caddr—t CADDR2 , CADDR3 ; static pt—entry—t *msgbufmap ; struct msgbuf *msgbufp = 0 ; pmap—bootstrap (firstaddr , loadaddr) vm—paddr—t firstaddr ; vm—paddr—t loadaddr ; virtual_avail = (vm—offset—t) KERNBASE + firstaddr ; virtual_avail pmap—kmem—choose (virtual-avail) ; #define SYSMAP(), p, v, n) \ v = (c)va; va + = ( ( Ⅱ ) *PAGE-SIZE) ; p = pte; pte + = (n); va = virtual_avail ; pte = vtopte(va) ; SYSMAP (caddr—t , CMAPI , CADDRI , SYSMAP (caddr—t , CMAP2 , CADDR2 , SYSMAP (caddr—t , CMAP3 , CADDR3 , 1 ) 1 ) 1 ) SYSMAP (caddr—t , pt—crashdumpmap , crashdumpmap , 16 ) ; SYSMAP (caddr—t , ptmmap , ptvmmap , 1 ) SYSMAP (struct msgbuf * , msgbufmap , msgbufp , atop (round—page (MSGBUF—SIZE) ) ) SYSMAP (pt—entry—t * , PMAPI , PADDRI , 1 ) ; virtual_avail = va; *CMAP2 = 0 ; * CMAP 1 323 行目の pmap-kmem-choose() は、引数で与えられ たアドレスを 4MB 境界に繰り上げてアライメントします。 仮想アドレス C0000000H から C0400000H の範囲は、 あとでおこなわれる処理で 4MB ページフレームを利用す るべージングに変更されるため、この範囲内の仮想アドレ スは 4KB 単位のページングができなくなります。 365 ~ 392 行目で確保するメモリ領域は 4KB 単位のページング を利用するため、 FreeBSD カーネルのサイズが 4MB 以 171

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連載 /Services for UNIX ーー① 表 1 SFU で招共されるコンポーネント サブ・コンポーネント コンポーネント ユーティリティ Base ユーティリティ OS 2000S 2000P ◎ XP 2003 lnterix サプシステムとそこで実行でき ◎ ◎ る 350 以上のユーティリティ。 Cron サービスを含む lnterix サプシステム上の Perl ◎ ◎ UNIX Perl 基本ユーティリティを補足する GNU ◎ ◎ lnterix GNU コン lnterix GNU ユーティリ ポーネント ユーティリティ ティ lnterix SDK を補足する GNU 開発 〇 〇 lnterix GNU SDK ツール NFS コンポーネント Windows を NFS クライアントとし NFS クライアント ◎ ◎ て機能させる Windows を NFS サーバーとして機 NFS サーバー 〇 ◎ 能させる NFS ゲートウェイ Windows を NFS ゲートウェイとし 〇 て機能させる x ◎わ NIS ドメインを Active Directory と 統合させる Windows と UNIX のパスワードを ◎ ◎ ◎ 同期させる Windows を Telnet サーバーとして ◎ Telnet サーバー X c X c 機能させる リモート・コンピュータからコマンドを ◎ ◎ ◎ Windows Remote S hell サービス 実行する 〇 ◎ d ユーザー名マッピング Windows と UNIX のユーザーのマ 〇 ッピングをおこなう NFS 註正をおこなう NFS 言正サーバー 〇 〇 〇 pcnfsd の提供 〇 〇 〇 PCNFS サーバー lnterix 上で動作するアプリケーション 〇 〇 〇 lnterix SDK の開発のための SDK Windows ( Ⅵⅱ n32 ) 上の PerI 〇 〇 〇 ActiveState ActivePerl 5.6 。 XP : Windows XP Professional 、 2003 : Windows Server 2003 、 2000P : Windows 2000 Professional 、 2000S : Windows 2000 Server ◎ : インストール可能は剽集インストールでインストールされる ) 〇 : インストール可能 ( カスタム・インストール月示的にコンポーネントを i 尺した場合にインストールされる ) x : インストール不可 ドメイン・コントローラにのみインストール可能 Windows XP と Windows Server 2003 は SFU 3.5 と同等の TeInet サーバーを備えているのでマニュアル・インストールカ必要 ドメイン・コントローラ以をトではカスタム・インストール SID が対応づけられ、ユーザーはどちらかにアカウントを 名マッピング・サーバーと NFS サーバー、 NFS ゲート もてば、ユーザー名やパスワードを再入力することなくも ウェイはクラスタ環境でも動作するので、単一のシステム う一方の資源にアクセスできます。 に障害が発生した場合でも、クラスタを構成する別のシス パスワード同期は、 Windows と UNIX 間での一方向 テムカ拠理を引き継ぐことができます。 または双方向のパスワードの同期をおこないます。 新バージョンの SFU 3.5 は、基本的な機能は SFU 3.0 これはあくまでもパスワードの同期であり、アカウント から大きく変更されていませんが、使い勝手が大幅に向上 の同期ではありません。同一名のアカウントがある環境で しています。具体的な改良を表 2 にまとめます。 ードを同期するために使われます。 ノヾスワ また、 SFU はクラスタにも対応しています。ューザー ◎ ◎◎〇◎◎〇 0 ◎◎◎◎〇〇〇〇 ◎◎〇◎〇 x NIS サーノヾー パスワード同期 リモート接続 NFS 言正ツール 117 UNIX MAGAZINE 2004.5

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ー① 連載 /Services for UNIX 図 9 簡易ユーザー・マッピングで対応づけられたユーザーとグループのリスト表示 C : *>mapadmin list —simple 簡易ューザーマッピング : Windows ユーザー WINDOWS*murai WINDOWS*kusumoto WINDOWS*takuya WINDOWS*oikawa WINDOWS*shimada 簡易グルーブマッピング : Windows グループ WINDOWS*inetusr UNIX ユーザー nisdom*kusumoto nisdom*takuya nisdom*oikawa nisdom*shimada UNIX グループ nisdom*inetusr Uid PrGid 1002 1004 1000 1001 1003 Gid 1001 1000 1000 1000 1000 1000 図 10 詳細マッピングでのマッピング結果のリスト表示 C : *>mapadmin list —advanced 詳細ユーザーマッピング : Windows ユーザー * windows*kusumoto 詳細グルーブマッピング : Windows グループ UNIX ユーザー nisdom*kusumoto UNIX グループ Uid PrGid 1004 1000 Gid 図 11 backup/restore サブコマンドによるバックアップと復元 C : *>mapadmin backup c : *usermapping. bck ユーザー名マッピングサービスの構成とマップは正常にバックアップされました。 C : *>mapadmin restore c : *usermapping ・ bck ユーザー名マッピングサービスの構成とマップは正常に復元されました。 図 12 dsadd によるユーザーの作成 —samid unixmag - 入する必要があります。 NFS 認証サーバーはユーザー名 dsadd 成功 : cn=UNIX Magazine , cn=Users , dc=windows , dc=root , dc=local ユーザーバスワードの確認入力 : ューサーパスワードの入力 : —upn unixmag ¯fn UNIX ¯ln Magazine ¯pwd * C : *>dsadd user "cn=UNIX Magazine , cn=Users , dc=windows , dc=root , dc=local " NFS サーバー SFU の NFS サーバーは、 Windows 上のディレクト リ ( フォルダ ) を UNIX 上の NFS クライアントと共有す る際に使用します。 SFU の NFS サーバーは NFSv2/v3 に対応しており、 UDP に加えて TCP も使用できます。 126 NFS サーバーを使用するには、 NFS 認証サーバーを導 NFS 認証サーバーの彳リ マッピング・サーバーと連携し、 UNIX の UID/GID を Windows の SID に変換します。 NFS サーバーは、変換 された SID をもとに NFS サーバー上のディレクトリや ファイルへのアクセス制御をおこないます。 図 13 に示すように、 UNIX から NFS アクセスがある と、 NFS サーバーはアクセス元の UID と GID をユーザー 名マッピング・サーバーに送信します。ユーザー名マッピ ング・サーバーは、 UID と GID を Windows のユーザー 名とグループ名に変換し、 NFS サーバーに返します。 NFS UN 工 X MAGAZ 工 NE 2004.5

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連載 /Services for UNIX - ー① ウインドウべースの管理ツール さきほども説明したように、 SFU の管理は、、管理ツー ル " フォルダか、 Windows Services for UNIX" フォル ダにある、、 Services for UNIX の管理 " ( 図 5 ) 、あるい は SFU 管理用のコマンドライン・ツールを使っておこな います。 Services for UNIX の管理 " ツールは Windows 標準 の管理ツールである MMC ( マイクロソフト管理コンソー ル ) のスナップインとして提供されているので、ほかのよ く使うスナップインと組み合わせ、専用の管理コンソール にすることもできます。その場合は、 MMC を起動し ( コ マンド・プロンプトやスタートメニューの、、ファイル名を 指定して実行 " で mmc と入力します ) 、 MMC の、、ファ イル " メニューから、、スナップインの追加と削除 " を選択 します。 [ 追加 ] ボタンをクリックすると、利用可能なス ナップインが表示されるので、そのなかから、、 Windows Services for UNIX" を i 尺します。 Services for UNIX の管理 " ツールでは、左ペインに 表示された各コンポーネントをクリックすると、右ペイン にその管理画面が表示されます。右ペインには複数のタブ が表示されることもあるので、その場合は各タブをクリッ クします。ただし、 SFU の各コンポーネントで使用する ユーザー名マッピング・サーバーの指定だけは、操作が 異なるので注意してください。この場合は、左のペインの コンポーネントをクリックするのではなく、一番上にある Microsoft Windows Services for UNIX" をクリック し、さらに、、設疋 " タブをクリックします。以上のように ウインドウべースの管理は直感的におこなえます。 コマンドラインの管理ツール SFU では、コマンドラインでもすべての管理作業をおこ なうことができます。提供されているコマンドラインの管 理ツールは表 4 のとおりです。 これらの管理コマンドは、パラメータとしてコンピュー タ名を指定することもできるので、リモートマシンの管理 も可能です。操作をおこなうユーザーのユーザー名とパス ワードを入力すれば、ふだんは一般ユーザーのアカウント で操作している場合でも、 SFU の管理だけは管理者権限で おこなえます。各コマンドで利用できるパラメータの一覧 UNIX MAGAZINE 2004.5 TeInet サーバー Windows Cron サービス 表 4 コマンドラインの里ツール SFU 全体の設疋 ユーザー名マッピング・サーバー NFS 管理 NIS サーバー sfuadmin. exe mapadmin. exe nfsadmin. exe nisadmin. exe nis2ad. exe msmap. exe tnadmin. exe cron. exe は、ヘルプファイルか、各コマンドに、、 / ? " を付けると表示 されるコマンドの使い方に示されています。 さきほど、、 Services for UNIX の管理 " ツールの解説で とりあげたユーザー名マッピング・サーバーの指定は、コ マンドラインでは次のように実行します。 sfuadmin config mapsvr= サーノヾー名 なお、管理コマンドの出力は通常は日本語ですが、コー ドベージ 2 を 437 に変更すれは英語のメッセージに切り 替えることができます。コマンド・プロンプトで、、 chcp 437 " または、、 us " とタイプするとコードベージが 437 に 切り替わります。もとの日本語のコードベージに戻すに 、、 chcp 932 " もしくは、、 jp" とタイプします。 telnet は、 などでリモートシステムからログインして操作する場合、 システムによっては日本語が出力できなかったり、異な る文字コードを使っている場合があるかもしれません。そ のようなときは、英語メッセージに切り替えればよいでし よっ。 以降の各コンポーネントの説明では、 Services for UNIX の管理 " ツールではなく、コマンドッールを使った 方法を中心にとりあげます。 ユーサー名のマッピング SFU では、 Windows ユーザーと UNIX ユーザーの 対応づけのために、ユーザー名マッピング・サーバーを提 供しています。ューザー名マッピング・サーバーは、 Win- dows ユーザーやグループの内部識別子である SID ( セキ ュリティ識別子 ) と、 UNIX のユーザーやグループを識別 する UID や GID とのマッピングをおこないます。 たとえば、 Windows と UNIX の各プラットホームに 表 5 のようなユーザーが登録されていたとします。 2 Windows のレガシー・アプリケーション用の文字コードの念 123

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連載 /FreeBSD のブートプロセスをみる 図 7 イ反想アドレスとキ里アドレスの最糸勺なマッピング 仮想アドレス空間 C0800000 物理アドレス空間 C0400000 C0000000 0 品一面品三 KPTphys[29] 797 769 768 4KB 00402000 00401000 00400000 29 KPTphys[I] 1 0 4MB 1023 ldlePTD 00000000 00000000 0 KPTphys[O] の最終的なマッピングは図 7 のようになります。 0474 : pmap—set—opt (void) 0475 : { 0484 : 0485 : 0486 : 0487 : 0488 : 0489 : 0490 : 0491 : 0492 : 0493 : 0494 : 0519 : 0520 : } レスの C00000000H から C03FFFFFFH までに対応す るべージディレクトリ・エントリを pdir4mb に書き換え ます。これにより、イ反想アドレス C00000000H カ理ア ドレス 00000000H から始まる 4MB ページフレームに マッピングされるようになります。 if (pseflag & & (cpu—feature & CPUID—PSE) ) { 10ad—cr4 (rcr4 ( ) ー CR4—PSE) ; invltlb ( ) ; / * lnsurance * / ☆ if (PCPU_GET (cpuid) if (pdir4mb) { PTD [ 768 ] = pdir4mb ; invltlb ( ) ; 次回は、アーキテクチャ非依存の初期化ルーチンである mistartup() をとりあげます。 ( しらさき・ひろお IIJ) pmap-set-opt() は、まず 4MB ページフレームを使用 できるように CPU の PSE フラグをセットし、仮想アド 173 UNIX MAGAZINE 2004.5

10. UNIX MAGAZINE 2004年5月号

1 1 この連載を始めてから、今回でちょうどまる 1 年にな りました。この 1 年のあいだに、 SL-Zaurus に関する書 籍や雑己事などの情報もずいぶん増えました。参考文献 [ 1 , 2 ] のように、使いこなし方を解説した書籍も出版され るようになりました。たんなる PDA という枠にとどまら ず、小型の Linux マシンとして活用するための情報がかな り蓄積されてきたように感じます。 ところで、年度も変わり、私たちの仕事上の竟もいろい ろと変化しています。オープンソースを活用した、研究所 内で使う業務システムカ躰格稼動を迎えたり ( 石島 ) 、大学 が統合され、そのネットワーク整備に携わったり ( 林 ) と、 ロードアベレージカ翊当高くなってきました。 そんなわけで、このあたりでこの連載にひと区切りをつ けたいと思います。 今回は、前号で紹介した SL ー 6000 における USB キー ボードの利用と、 2 月号で紹介した SL-C シリーズ用の外 このへんでひと区切り SL -6000 の LJSB キーボード 部キーボードの続報をお伝えします。 ているので、入力モードを切り替えてローマ字かな漢字変 キーは本体スライド式キーボードの [ 全 / 半 ] キーに対応し 字をキーの刻印どおりに入力できます。また、 [ 半角 / 全角 ] ペース ( 文字コードで 0X20 ) からチルダ (0x7e) までの文 とを紹介しました。日本語 USB キーボードであれば、ス れば、 SL ー 6000 でいとも簡単に外部キーポードカ駛えるこ 前号で、 Sigmarion III の USB 変換ケープルで接続す 174 石島悌、林治尚 UN 工 X MAGAZ 工 NE 2004.5 2 SL ー C700 / 760 には、このファイルはありませんでした。 きませんでした。 6000 に入れてみましたが、これでは通常操「寺のキーマッピングは変更で 1 loadkeys や dumpkeys をクロスコンパイラでコンパイルして SL- な形式で、あるキーに対する定義が 1 行で書かれています。 このキーポード・マッピング設定ファイルは図 1 のよう うになります。 ルを適当に変更してやると、それらの文字も入力できるよ 部のコントロール文字の入力ができませんが、このファイ さきほど述べたように、日本語 USB キーポードでは一 ングを変更することができます 2 。 ば、あるキーとそのキーを押して入力される文字のマッピ トリにある keycode. tbl です。このファイルを編集すれ この設定ファイルは /home/QtPalmtop/etc ディレク て Qt 上でおこなわれるからです。 ルでおこないます 1 。 SL-Zaurus では、通常の操作はすべ ンソール設疋で使う loadkeys ではなく、 Qt の日定ファイ SL ー 6000 のキーポード・マッピング設定は Linux のコ 外部キーポードのマッピングの変更 記号 (()xlc—()xlf) は入力できません。 ェスケープ (0xIb) については問題ありませんが、 Ctrl 十 ( 0X00 ) と、 ctrl 十アルファベット ( 0X01 ~ 0x1a ) 、そして 能になってしまいます。 Ctrl 十 space で入力するヌル文字 タを使う際に利用するコントロール文字の入力が -- ・一部不可 コマンドライン操作や、 Emacs などのスクリーン・エディ ただし、外部キーボードを使う場合には、ターミナルでの ボード操作がたいへん商になります。 ーを押すと画面キャプチャを撮ることができるなど、キー 換で日本語を入力することも可能です。さらに、 PrtSc キ