図 8 ワークグループとドメイン ワークグループ ロ SAM データベース ドメイン SAM データベー ロ SAM データベース SAM ータベース SAM ータベ ロ SAM データベース ドメイン・コントローラドメイン・コントローラ 0 ロロロ ー・ディレクトリ ディレクトリ データベース 画面 9 簡易共有言綻 フォルダオプション。、 フォ丿隊の表示 全般表宗ファイルの種類オフラインファイル などすべてのフォルダに適用できます。 ーのルダに使用している表示方法表示や並べて表示 盟簡易ファイ , の共右を使用する ( 推 ) ロ別のプロセスでフォルダウインドウを 図登録されている拡張子は表示しない ロ縮小版をキャッシュしない 回各フォルダの表示設定を保存する 図暗号化や圧縮された NTFS ファイルをカラーで表示する ロログオン時に以前のフォルダウインドウを表示する ロマイコンビューこコントロールバネ . ルを表示する 曰フォルダのヒントにファイルサイズ情報を表示する 詳細設定 102 タベースにアカウントを作成しなければならず、パスワー このように、ワークグループの場合には各ユーザー・デー ン B へのログインを試みる。 ると、ユーザー A とパスワード PWD-A の組合せでマシ スする場合、ユーザー A のノヾスワードが PWD-A だとす 上記の例でマシン A 上のユーザー A がマシン B にアクセ ユーザー名とパスワードを自動的に再入力する機能がある。 匚こ匹二〕匚嗹壅正コ匚亙コ 厭定値に戻す 0 曰保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない ( 推奨 ) を デ—タベース Active D irecto Ⅳ ドの統一も必要なので、複数システム間での資源の共有に はひどく手間がかかる。簡易共有は Everyone ユーザーを 用いた単純な共有を実現するが、高いセキュリティ・レベ ルを維持するには Active Directory を用いたドメインを 使うほうがよい。 ( ながはら・ひろはる NS プランニング、 おいかわ・たくや マイクロソフトプロダクトディベロップメント ) UNIX MAGAZINE 2004.6
特集インターネットと世界のすきま 図 3 システム構成 ーアプリケー ション . 言・ センサーインフラ層 R 日 D リーダー 位置情報 サービス をノート PC RFID ューザア・ 網羅的に扱うためには会場全体を一括して管理できるよう なフレームワークが必要である。 先月紹介したご飯チェックシステムは、 食堂の前でだけ使えればよい という特殊な条件のアプリケーションなのでスタンドアロ ーン型のソフトウェアだったが、会議支援システムの場合 にはその耐是は成立しない。 また、位置情報を扱うアプリケーションは 1 っとはかぎ らず、会場を網羅するセンサーに対して複数のアプリケー ションを稼動させることカ誤定される。 そこで本システムは、 1. RFID の情報を収集し集約する、、センサーインフラ層 " 2. サービス提供に必要な情報を管理する、、ミドルウェア 層 " 3. 実際にサービスを提供する、、アプリケーション層 " の 3 層からなるレイヤ構造アーキテクチャを採用すること にした。全イ材冓成を図 3 に示す。 ミドルウェア層 ン ョ ケデ 入退室イベント 室 議 センサーインフラ層 センサーインフラ層は、会場内のさまざまな情報を取得 するためのいわば、、物理層 " に相当する。会議室を中心に、 会場内の各所に RFID リーダーや関連ハードウェアを配 置して構成する。 RFID リーダーと、リーダーからのイベントを処理して ミドルウェア層に渡すための UNIX マシンのセットを 1 コンポーネントとし、それらを複数配置している。このセ ンサー・コンポーネントと、各参加者カち歩く RFID タ グを組み合わせてセンサーインフラ層が構成される。 ミドルウェア層 ミドルウェア層は、センサーインフラ層とアプリケーシ ョン層を結びつける役割を果たす。複数のアプリケーショ ンに共通に利用される機能を集約し、センサーインフラ部 分から収集されるデータへのアクセス方法を提供する。 ミドルウェア層では、センサーインフラ層のセンサー コンポーネントから情報を受け取り、末付けやフィルタ 40 UNIX MAGAZINE 2004.6
0 リスト 4 shortname ・ cgi # ! /usr/bin/env ruby 'cg1 ) ' shortname cgi = CGI . new('htm13') cgi ['shortname'] . tO—s shortname cgi ['longna-me'] . to—s longname sn = ShortName . new( ' /home/masui/ . shortname ' ) ' ' then if longname sn[shortname] . tO—s longname else sn [shortname] longname end cgi ・ out { cgi . れ tml { cgi . head { longname = ~ /*http/ ? " く META HTTP-EQU 工 V=\"Refresh\ " CONTENT=\"O ;URL=#{10ngname}\">" cgi . b0dy { longname cgi . form( 'NAME' = > ' short : cgi ・ input ( 'TYPE' cgi . br + 'long: cgi ・ input ( 'TYPE' cgi . br + cgi ・ input ( ' TYPE , longname リスト 5 さまざまなデータの特定方法 'postform 'text ) , METHOD ' = > 'post ' ' NAME' = > ' shortname ' longname 'ACTION' = > ) shortname . cgi ' ) { ) value ' = > shortname) 十 ) SI ZE ' = > ' 5 ' ' S I ZE ' = > ' 100 ' ) + 'text' , 'NAME' = > ) submit ' , 'VALUE ' = > ) Register fopen('locate', ) # 寺定 ) , 'fopen'); fopen( ) 2004 / 4 , , , データの # 掟 , ) ; fopen('h04'); fopen( ) 20040407012345 ' ) ; fopen( '/home/masui/PIM' , 'datalocate' ) ; ←全対僉索による特定 ←内容と日付から特定 ←短い名前 ←作成日付 ←ディレクトリとファイル名 も、 grep や ls 、 cd 、 locate 、 find などのコマンドがデー タの特定に使われています。今回紹介したような、短い名 前による手法を既存のいろいろな方法と組み合わせれは応 用範囲がひろがりそうです。 多くのプログラムではデータの特定にファイル名カ駛わ れますが、今回のような手法を含め、リスト 5 に示したよ うな多様な方法でデータが指定できるようにすると便利か もしれません。 ファイルのパス名は、入力する際に厳密さを求められる 192 うえに、長くて扱いにくいものです。内容や短い名前をデ ータの特定に活用する方法を、もうすこし探ってみようと 考えています。 はすい・としゆき産麪総合研究所 ) UNIX MAGAZINE 2004.6
連載 /Red Hat Linux のツールたち 図 4 SCSI デバイスび )i 砡忍 [root@valhalla root]# dvdrecord dvdrtools v0. 1 . 3 Portions (c) 2002 Red Hat , lnc . Based 0 取 : —scanbus Cdrecord 1 .11a15 (i386-redhat—1inux—gnu) Copyright Linux sg driver version: 3.1.22 Using libscg verslon ' sc 五 ily ー 0.5 ' scsibusO: scsibusl : 1 , 7 , 0 1 , 6 , 0 1 , 5 , 0 1 , 4 , 0 1 , 3 , 0 1 , 2 , 0 1 , 1 , 0 1 , 0 , 0 0 , 7 , 0 0 , 6 , 0 0 , 5 , 0 0 , 4 , 0 0 , 3 , 0 0 , 2 , 0 0 , 1 , 0 0 , 0 , 0 0 ) 1 ) 2 ) 3 ) 4 ) 5 ) 6 ) 7 ) 100 ) 101 ) 102 ) 103 ) 104 ) 105 ) 106 ) 107 ) ' NECVMWar ' ' P 工 ONEER ' ' VMware IDE CDRIO ' ' DVD-RW DVR-105 ' (C) 1995 ー 2001 Jorg Schi11ing ' 1 . 00 ' Removab1e CD-ROM ' 1 . 33 ' Removab1e CD-ROM [root@valhalla root] # ロ 図 5 DVD-R ドライブ C)E 忍 Using libscg version ' schi1y—0.5) Linux sg driver version: 3 . 1 . 22 scsibus: 1 target: 0 lun: 0 scsidev: ) 1 0 0 ' dvdrtools v0. 1 . 3 [root@valhalla て 00t ] # dvdrecord dev=l , 0 , 0 —checkdrive Device type Version Removab1e CD—ROM 2 Response Format : 2 CapabiIities Vendor_info 'PIONEER ' ldentifikation 'DVD-RW DVR-105 ' Revision ' 1 .33 ' Device seems tO be: Generic mmc2 DVD . Using generic SCSI—3/mmc DVD—R(W) driver (mmc-mdvd) . Driver flags SWABAUD 10 BURNFREE Supported modes : PACKET SAO [root@valhalla root] # ■ ですから CD-R には収まりません。 イメージファイルを作ったら、 loop デバイスを使って マウントし、正しくアクセスできるカ寉認しておきましょ う ( 図 3 ) 。 CD-R の容量 ( 650 ~ 800MB ) を超えていま すが、ファイルシステムは IS09660 なので、通常の CD- UNIX MAGAZINE 2004.6 ROM と同様にマウントできます。 あとは dvdrecord を使って書き込むだけです。まず、 -scanbus オプションを指定し、 SCSI インターフェイス に接続されているデバイスを確認します ( 図 4 ) 。私の環境 では、 VMware のイ反想 CD-ROM ドライプ (IDE 接続 ) 179
連載 /Services for UNIX $ fileinfo psxss . exe 図 9 lnterix サプシステムのファイル蒲報 psxss . exe 8 . 0 . 1969 . 1 $ fileinfo -k a11 psxss . exe psxss . exe CompanyName Microsoft Corporation Fi1eDescription lnterix Subsystem Server Fi1eVersion 8 . 0 . 1969. 1 Interna1Name psxss . exe Lega1Copyright (C) Microsoft Corporation. A11 rights reserved. Origina1Fi1ename psxss . Microsoft Windows Services fo て UNIX ProductName ProductVersion 8 . 0 . 1969. 1 図 10 POSIX. EXE と PSXRUN. EXE 旧 te 「 ix 非コンソー丿レ アプリケーション PSXRUN. EXE 旧 terix サプシステム (PSXSS) ューザーモード カーネルモード 抦 terix コンソー丿レ アプリケーション Windows カーネル です。 PSXSS. EXE はサプシステム本体、 PSXDLL. DLL は lnterix 用のアプリケーションから利用される基本インタ ーフェイスを実装した DLL です。プロセスやスレッド管 理、基本入出力処理は PSXDLL. DLL で実装されており、 lnterix アプリケーションは libpsxdll. a をリンクすること でこのなかの関数を使用できます。また、 PSXDRV.SYS は lnterix サプシステムで使用する入出力ドライバです。 これらの lnterix サプシステムのファイルの情報は、 file ー ⅲ fo ユーティリティで表示できます ( 図 9 ) 。 POSIX. EXE と PSXRUN. EXE POSIX. EXE と PSXRUN. EXE は、 lnterix アプリ ケーションを実行するための W ⅲ 32 コマンド・ユーティ リティです ( 図 10 ) 。 POSIX. EXE は、コンソールの入 出力をおこなう lnterix アプリケーションを実行するとき に使います。コンソール入出力を必要とする lnterix アプ 118 Win32 コンソー丿レ Win32 サプシステム (CSRSS) リケーションを実行する際は、コマンド・プロンプトから アプリケーションを直接起動するか、アプリケーション実 行イメージのパスを引数として POSIX. EXE を実行する 必要があります。 コマンド・プロンプトから lnterix アプリケーションを 起動した場合は、 lnterix サプシステムによって POSIX. EXE が起動されます。 POSIX. EXE はアプリケーショ ンを起動したコマンド・プロンプトのコンソールを継承し、 そのコンソールを通じてアプリケーションの入出力をおこ ないます。 POSIX. EXE を明示的に指定して起動した場合は、同 様に継承できるコンソールがあればそれを通じて入出力を おこないます。コンソールがない ( 工クスプローラなどか ら POSIX. EXE を起動した ) 場合は、新たにコンソール を生成し、 lnterix アプリケーションからの入出力と結びっ けます。 具体例として、 lnterix の標準シェルである Korn シェ UNIX MAGAZINE 2004.6
連載 /Services for UNIX ーー② パスワード変更 Windows 図 5 Windows から UNIX へのパスワード同期 SAM Active Directory UNIX SSOD 3a 3b NIS passwd パスワード同期 サービス PSWDSYNC. DLL 図 6 UNIX から Windows への / ヾスワード同期 Windows 2 SAM 3a Active Directory 3b パスワード同期 サービス PSWDSYNC. DLL 2 方でおこないます。 UNIX 側には SSOD と pam-sso ・ so の 2 つのバイナリファイルをコピーし、設疋ファイルであ る sso. conf を作成します。 SSOD と pam-sso. so は、プ ラットホームごとにバイナリファイルが異なります。 SFU のパッケージの *unix*bins に各プラットホーム用のバ イナリファイルが用意されているので、ファイル名を変更 してから UNIX 側にコピーします。 sso. conf については、 *unix*bins に sso. cfg というテンプレートが用意されて います。これはテキストファイルですが、改行コードは最 初から UNIX 形式になっています。それを壊さないよう に注意し、ファイル名を sso. conf に変更して UNIX 側 にコピーします。バイナリファイルの格納場所やファイル 名は、 UNIX のプラットホームにより異なります。詳しく は、、 Windows Services for UNIX" プログラム・グルー プにある、、 Services for UNIX のヘルプ " を開き、、、パス ワード同期 " →、、操作方法 " →、、 UNIX コンポーネントを 使用する " を順番にクリックして表示される項目を参照し UNIX MAGAZINE 2004.6 UNIX パスワード変更 115 Windows 側の言定は、、、 Services for UNIX の管理 " 順番にクリックして表示される項目を参照してください。 理する " →、、 NIS ドメインとパスワードを同期させる " を き、ンヾスワード同期 " →、、概念 " →ンヾスワード同期を管 ります。詳しくは、、、 Services for UNIX のヘルプ " を開 たり、 nsswitch. conf ファイルを編集したりする必要があ ss 。 . c 。 nf をコピーし、さらに yppasswd のリンクを変更し どです。 NIS を使用する場合は、 NIS クライアント側にも - 号化キーの設定、対象ユーザーの選択、 NIS 使用の有無な で設定するおもな内容は、パスワード同期通信のための暗 UNIX 側の設定は、 sso. conf に言します。 sso. conf ルする必要はありません。 マスターサーノヾーにしている場合は、 SSOD をインストー ストにインストールします。 SFU の NIS サーバーを NIS に、 pam-sso. so は NIS クライアントとなる各 UNIX ホ を使用している場合は、 SSOD は NIS マスターサーバー てください。なお、 NIS マスターサーバーとして UNIX pam_sso. SO 1 PAM
特集インターネットと世界のすきま 図 8 参カ咾オサービス 今部屋にいる人を 第第をキにしたユーザ第をの物 替したい良をクリっクして ( なさいを 難をその塩物こいう人のソストを名しま石 い”・を・リヨ 第出不可 イ己第り入れ履引ネ朝 0 ←一 E メンパ 第住橋 蜃ー可ーネ - メンパ を [ 朝じを土不町 000078 h ノ載 0 電 mp 、Ⅷ 09 ー可′ 00E - resunphp?WHERE ・ 理をおこなうのが PersonaI Server である。実際のサー サービスである。 2002 年 3 月の合宿から導入されたもの ビスはアプリケーション層に配置され、図では共有ファイ で、 WIDE 合宿の会議支援システムとしてはもっとも物株 ル・ストレージと共有チャットチャンネルカ鰤として示さ である。 れている。 図 8 は、、、会議室からその部屋にいる参加者のリストを WIDE 合宿で利用されている合宿支援アプリケーショ 表示する " 参加者検索サービスの提供画面である。どちら ンとしては、 のサービスも web アプリケーションして提供され、参加 者は自分の PC のプラウザからサービスを利用できる。 ・参加者検索サービス 実装としては、 HTTP サーバー上の PHP スクリプト 共有チャットサービス が、前述のミドルウェア層の Personal Server からの情報 共有ファイルスペース をもとに Web ページを表示するというものである。 ・イントロダクション・サービス 他のシステムと組み合わせて別の情報も提示できるよう がある。 にするなど、合宿ごとにいくつかのバリエーションがある。 こでは、これらのアプリケーションがどのようなサー 共有チャットチャンネル ビスを提供するかを紹介する。それぞれの詳細については 次回以降で触れていく予定である。 共有チャットチャンネルは、次の、、共有ファイルスペー ス " とあわせて、場を共有するためのサービスである。場 参加者検索サービス を共有するサービスとは、同じ会議室にいる参加者の議論 参加者検索サービスは、 や意思疎通を支援するための仕組みである。 共有チャットチャンネルでは、同じ会議室にいる参加者 ・参加者のメールアドレスや氏名からその人がどの会議室 が共有して使えるチャットのチャンネルを提供し、実際に にいるかを表示する その場にいる会議参カ睹間の、、場の共有 " を支援する。 聳義室からその部屋にいる参カ睹のリストを表示する 48 UNIX MAGAZINE 2004.6
ま す 世タ の と で ッ ネ ナ タ レ プ イ 4 集 ミドルウェア・コンポーネント ミドルウェア層を実現するコンポーネントは、センサー インフラ層で利用するセンサー・コンポーネントとは異な り物理的、ネットワーク的にどこに配置してもよい。 WIDE 合宿では実験という観から、 PC を持ち込んで そのなかでいくつかのミドルウェアを動作させたが、本来 このようなソフトウェアはどこで動作していてもよく、集 中管理する必要もない。 ミドルウェア層の機能 本システムのミドルウェア層では、センサーインフラ層 で測定される、、人の動き " を中心とした情報の管理とアク セス方法を提供している。 会議支援アプリケーションでは、 、、誰が " どこにいるかという情報 、、誰は " どういう人かという情報 が必要な場合が多いことは前述した。ミドルウェア層では これらの情報をアプリケーション層に提供する。 場所、会議、人にはそれぞれ以下のように ID カイ寸与さ れる。 小会議室がいくつも隣接している場合は別の問題カ起こる。 場所 : センサーの位置から決定される ID Spider タグを持った参加者が隣の部屋にいても検出され ・人 : RFID から発信される ID てしまうことがあるのだ。誤検出とその対策については別 ・会議 : プログラムと時間から決定される ID の機会に触れたい。 これらの ID を使って情報が構成される。言田はミドル ミドルウェア層 ウェアの実装を解説する際に説明する。 ミドルウェア層の構造 ミドルウェア層は、センサーインフラ層からの情報をま とめ、アプリケーション層に渡すときの仲介役となるソフ 本システムのミドルウェアは、大きく分けて次の 2 つの トウェア・コンポーネントである。 部分からなる。 アプリケーションがそれぞれセンサーインフラ層と通信 ・場所ごとに情報を管理する機構 して、個別に情報を取得するモデルも考えられるが、 ・人ごとに情報を管理する機構 ・物理的資源であるセンサーの資源利用調停の必要性 前者を AreaD 、後者を personal Server として構築し ・共通部分はまとめたほうが便利 たので簡単に紹介する。実空間ミドルウェアの詳細につい という点を考慮し、おもにセンサーからの情報を処理する ては次号以降で述べたい。 ために汎用化できる処理をまとめたものがミドルウェア層 AreaD の実体である。 、ム第 1 、 で 5 ミドルウェアの 1 つである AreaD では、 RFID の入退 出イベントを処理し、 4 UNIX MAGAZINE 2004.6
20 す一 CE 写真 23 VTrak 15200 写真 24 IP Express 1 時点で販売しているのは NAS だけで、 PC 用の iSCSI サーバーカード ( クライアント用ではありません ) につ んだ質問をしましたが、さすがにべンチャー企業らしく、 いては、もうすこしさきになるようです。 工ンジニアカ群しく説明してくれました。 TCP アクセラレータ 特殊な市場なので、需要がどのくらいあるのかはよく 分かりません。しかし、従来の操作方法を変えなくても Orbital Data [ 20 ] のプースでは、長距離画像伝送な TCP 通信が自動的に職商化され、性能力駱段に改善され どの際にしばしは凋題になる TCP 匍胸機構を最適イけ るのなら ( 20 ~ 70 倍ほど向上する例もあるそうです ) 、 る専用装置「 IP Express 」が展示されていました ( 写真 ちょっと試してみたくなってしまいます。 24 ) 。 取材 / 制作現場から放送局までの映像素材の伝送に IBM xCP は、さまざまな方式カ駛われています。インターネット IBM は、家庭内の情報機器でコンテンツの権利管理 (TCP/IP) による伝送もその 1 つで言敏トから素材を送 をおこなうスキームとして、、 xCP " [ 21 ] を提案していま るときなどに用いられています。その場合、伝送距離が す。プースでは、この技術を用いた擬似環境で、コンテ 長くなると、帯域に十分な余裕があっても制御機構 ( ウィ ンツを正常かっ安全に配信するデモをおこなっていまし ンドウサイズなど ) の問題から思ったほどの TCP の性 た ( 写真 25 ) 。 能力られません。 IP Express は、送受信者間に挟ん インターネットからダウンロードした有償コンテン で両端で TCP 通信を職商化する専用装置で、 ツを、利用者本人力有するメディア ( カーステレオや 送信者・ -- 、一・ - ・→インターネット -- -- ー PDA 、電話、 PC 、 DVD プレイヤーなど ) 上では共 ← -- 授信者 用可能にし、かっ他人がこれを複製できないようにする という形態で利用します。プースではいろいろと突っ込 という方式です。ネットワーク上でコンテンツを配信す 31 に第当第第第第「ゞ第第可簷町デを可 ーを 。第 ? 可を可 ー 1 V ・ ak ー 5200 、 2 第 ( ュ■■■ インターフェイス 00C VTrak 15200 Cont 〒 0 当 0 、き表、に C 引ー ! ー SC 2 5 2 PROMI.SE 0 UNIX MAGAZINE 2004.6
連載 /Services for UNIX ーー② 図 8 Windows のアーキテクチャと lnterix サプシステム 中枢 / 機能サプシステム 環境サプシステム ユーザーモード カーネルモード マネージャーが用意されており、 Win32 サプシステム ハードウェア抽象化層 ( HAL ) Windows カーネル lnterix サプシステム これらを使用することで 表 3 lnterix サプシステムを構成するファイル W ⅲ 32 環境から lnterix アプリケーションを実行できま す。また、 ksh (Korn シェル ) などの lnterix のシェルか らは、 Win32 アプリケーションを実行できます。 図 8 には W ⅲ 32 サプシステムと lnterix サプシステ ムが示されていますが、 SFU を導入する前の Windows 2000 では、 lnterix サプシステムの代わりに POSIX サ プシステムが提供されています。 Windows 2000 では、 SFU の導入により POSIX サプシステムが lnterix サプ システムに置き換えられます。 lnterix の構成 lnterix は、 lnterix サプシステム、関連ユーティリティ、 そして lnterix 上で動作するアプリケーションを開発する ためのソフトウェア開発キット (SDK: Software Devel- opment Kit) の 3 つで構成されています。 前回に SFU の導入方法を解説しましたが、セットアッ プで選択するコンポーネントのうち、、、 Base ユーティリ ティ " lnterix GNU ユーティリティ " lnterix GNU SDK" lnterix SDK" の 4 つが lnterix の関連コンポー ネントになります。、、 Base ユーティリティ " が lnterix サ プシステムと関連ユーティリティ、 lnterix GNU ユー ティリティ " が関連ユーティリティのうち GNU のライセ ンス (GPL) のもとで提供されるもの、、、 lnterix SDK' が SDK 、、、 lnterix GNU SDK" が SDK のうち GPL で 提供されるものになります。 GNU 関連のユーティリティ UNIX MAGAZINE 2004.6 ファイル名 PSXSS. EXE PSXDLL. DLL POSIX. EXE PSXRUN. EXE PSXDRV. SYS lnterix サプシステム・サー . バー lnterix サプシステム・クライアント DLL lnterix サプシステム・コンソールセ ッション・マ不一シャー lnterix サプシステム 不一ジャー lnterix サプシステム・ ほかのコンポー ドライバ ・セッションマ や SDK は GPL への同意が必要なため、 117 lnterix サプシステムを構成するファイルは表 3 の 5 つ リマップ・ファイルなどもサポートしています。 フェイス、 SystemV のプロセス間通信、擬似鋿末、メモ ています。そのほかにも、ソケット、 BSD 4.4 インター lnterix サプシステムは、基本的に POSIX. 1 に準拠し が用意されているので、それらを起動してもよいでしよう。 きます。また、バッチファイルとして csh. bat と ksh. bat 作成される、、 Windows Services for UNIX" から起動で れのシェルも、 SFU 導入後にプログラム・フォルダとして ので、対話型シェルとしてはこちらをお薦めします。いず ます。日本語をサポートしているのは Korn シェルのみな います。シェルは C シェルと Korn シェルカ甘是供されてい lnterix 関連ユーティリティは 350 個以上が用意されて のパッケージの *sources*interix に納められています。 のユーティリテイやライプラリのソースファイルは、 SFU ネントとは別に導入するようになっています。なお、 GNU