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検索対象: UNIX MAGAZINE 2006年2月号
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1. UNIX MAGAZINE 2006年2月号

連載 / UN Ⅸ便利帖ー・ リスト 1 connecttest. php 1 2 3 4 6 7 8 9 10 11 12 13 く ?php 'moodleuser $link = mysql—connect ( 'localhost ' password' ) ; if (!$link) { die( 'Cou1d not connect : mysql-error() ) ; echO 'Connected successfully' ・ $db—selected = mysql—select—db('moodle' , $link) ; if ( ! $db_selected) { die ( 'Cou1d not use database echo 'Se1ected successfully' ・ mysql-close($link) ; ァータベースの準備 mysql-error ( ) ) ; MoodIe では、データベース・サーバー上に 1 個のデー タベースを必要とし、そのデータベースを自由に操れるユ ーザー・アカウントも 1 つ作らなければなりません。この 作業は Moodle のインストールと並行しておこなってもよ いのですが、 こではさきにすませておきましよう。 データベース名とユーザー名は適当に決めればよく、今 回はそれぞれ moodle と moodleuser にしました。実際 の作業は、次のようにおこないます ( 大文字で綴っている ところは小文字でもかまいませんが、 SQL での慣例に従っ て大文字で記しています ) 。 % mysql —u root —p Enter password : mysql> FLUSH PRIVILEGES ; IDENTIFIED BY ' password' ・ ー > ALTER ON moodle . * TO moodleuser@localhost ー > CREATE , DROP , INDEX , mysql> GRANT SELECT , INSERT ,UPDATE , DELETE , mysql> CREATE DATABASE moodle ; Bye mysql> \q UN 工 X MAGAZINE 2006 . 2 これで、 MySQL 上にデータベース moodle とユーザ だちに MySQL サーバーに反映させるためのものです。 次の、、 FLUSH" で始まる SQL 文は、こまでの変更をた 実際にはもっと分かりにくいものにする必要があります ) 。 password " であると亘言しています ( このパスワードも、 アクセスすることはないと限定し、さらにパスワードは 稼動しているため、このユーザーが localhost 以外から httpd サーバーと MySQL サーバーが同一ホスト上で という名前のユーザーに与えています。今回は、 Apache 作 (SELECT や INSERT など ) の権限を moodleuser スを作成しています。次に、そのデータベースに対する操 最初の SQL 文で、 moodle という名前のデータベー ー moodleuser カイ乍成されました。 PHP と MySQL の連携の確認 こで、 PHP と MySQL がうまく連携できるかどうか を確認しておきましよう。 まず、自分自身の WWW ページを置くためのディレ クトリ ($HOME/Sites)5 に connecttest. php というフ ァイル ( リスト 1 ) を作ります。このファイルは、前半で ーに moodleuser というユーザー名で接 MySQL サーノヾ 続できるかどうかを調べ、後半では moodle というデータ べースカ坏リ用できるかをチェックしています。 ファイルを作成したら、 WWW プラウザでアクセスし てみましよう。うまくいけば成功した旨が表示されるはす ですが、今回はエラーになってしまいました。工ラーメッ セージは、、、 Co ⅲ d not connect: Client does 110t sup- port authentication protocol requested by server; consider upgrading MySQL client" というものでした。 これは、 Mac OS X Server 10.4 標準の PHP にリンクさ れている MySQL クライアントのライプラリが MySQL サーバーよりも旧いのカ源因です。 MySQL の WWW サイトで調べたところ、下記のペ ージに PHP や MySQL を再インストールせずに問題を 解決する方法カっていました。 ・ http://dev.mysql.com/doc/refman/4.l/ja/ old-client. html この文書によれば、利用したいユーザーのパスワードを 、、旧い形式 " で保存すればよいようです。具体的には以下 の手順で作業をおこないます ( 誌面の都合上、で折り返 5 --ヨ殳には $HOME/public-html でしよう。 しています。以下同様 ) 。 125

2. UNIX MAGAZINE 2006年2月号

連載 / U N Ⅸ便利帖ー・ WEBSERVER=-NO— UNIX MAGAZ 工 NE 2006 . 2 ます。上記の WWW ページには、これを解決するために めのソケットファイルカ痾者で一致していないことにあり この問題の原因は、 PHP と MySQL を連携させるた = 301457 ー ja ・ http://docs.inf0.apple.com/article.html?artnum の WWW ページに書かれています。 く連携がとれません。この問題の原因と解決方法は、以下 ただし、 OS 標準の PHP の設定では MySQL とうま カ芍車携するように設定されていることが分かります。 カ俵示されます ( 図 2 ) 。これを見ると、 PHP と MySQL ルの設定状態を表形式できれいに整形した WWW ページ このとき、 PHP カ症しく動いていれば、 PHP モジュー ttp : / / サーバー名 / ~ ユーザー名 / i Ⅱ fo ・ p ラウザで下記の URL にアクセスします。 とだけ書いたⅲ fo. php というファイルを作り、 WWW プ く ?php phpinfo() ? > は $HOME/Sites 以下に作成します。ここに、 Mac OS X Server 10.4 では、自分の WWW ページ にします。 でしよう。もっと確実にチェックしたいときは、次のよう て、、、 PHP / 4.3.11 " などの文字列があるかを調べればよい httpd のエラーログ (/var/log/httpd/error 」 (g) を見 PHP が正しく動いているかを確認するには、 Apache PHP の確認 設定になるので、今回の設定と矛盾してしまいます。 は Web パフォーマンス・キャッシュサーバーも起動する 始 " のアイコンをクリックしても起動しますが、その場合に 図 1 のサーバ管理ツールで、画面右上の、、サービスを開 % sudo . /Apache start % cd /System/Library/StartupItems/Apache 行し、 Apache httpd を起動します。 Apache/Apache です。このスクリプトを次のように実 起動スクリプトは /System/Library/StartupItems/ 的に起動されます。 ば、 OS を再起動したときなどにも Apache httpd が自動 という行の、、 NO" を、、 YES " に変更します。こうしておけ 図 2 PHP が MySQL とできる A00 ー・ P を心いまー A00 ー・ L k ・ 0 物猷 A 円 v を 1 php 翩 323.49 PHP もしくは MySQL の設定を変更する 2 種類の方法 が紹介されています。これらのうち、 PHP の設定を変え るほうが安全性カ皜いようなので、こちらの方法を採るこ とにします。 デフォルトでは、 PHP の設疋ファイルは /etc/php. ini ・ default です。まず、これを /etc/php. ini という名前でコ ピーします。 % cd /etc % sud0 cp php. ini . default php. ini 次に、 /etc/php. ini の下記の行を変更します ( デフォル トでは右辺が空文字列になっているので、下線部を追加し ます ) 。 /var/mysql/mysql . sock mysql. default—socket ッションを そして、 /var/mysql ディレクトリのパー 変更し、 PHP がこのソケットファイルにアクセスできる ようにします。 % sudo chmod 775 /var/mysql 最後に Apache httpd を再起動すれば、 /etc/php. ini の内容が反映されます。 再起動するには、さきほどの /System/ ・・・・ /Apache スクリプトに引数 restart を付けて実行するか、サーバ 管理ツールで、、サービスを停止 " をクリックして Apache httpd をいったん停止させ、その後に、、サービスを開始 " をクリックします。 MySQL サーバーの起動 MySQL サーバーを起動する前に、以下のコマンドを実 行して MySQL カリ用する管理用データベースなどの環 境を作成します。 % sud0 ーⅡ mysql mysql—install—db ここで指定している、、 mysql" は MySQL サーバーを動 かすューザーで、標準で用意されているアカウントです。 123

3. UNIX MAGAZINE 2006年2月号

連載 / U N Ⅸ便利帖ー これで、 /var/mysql 以下に MySQL サーバーのため の環境カ胙られます。 次に、 MySQL サーバーを起動します。それにはまず、 /etc/hostconfig に次の 1 行を追加します。 MYSQL=—YES— これは、さきほどの Apache httpd のときと同様、 OS の再起動後も MySQL サーバーを自動的に実行するため の宣言です。起動スクリプトも Apache httpd と同じく、 % cd /System/Library/StartupItems/MySQL % sudo . /MySQL start として起動します。 MySQL サーバーか起動したら、正しく動いているかの 確認も兼ねて、 MySQL の管理者ユーザー (root) にパスワ ードを付けてみましよう。この作業をおこなわないと、誰 でもパスワードなしでデータベース全体にアクセスできて しまいます。 % mysqladmin —u root password 'newpass ' これで、 root のパスワードが、、 newpass" になりました ( いうまでもありませんが、実際にはもっと推測しにくい文 字列にすべきです ) 。 データベースの一覧を見るには、たとえば次のようにし ます。、、 Enter password:" の後ろには、上で決めたパス ワード ( 今回の例では newpass) を入力します。 % mysqlshow —u root —p Enter password : ー Databases ー ー test ー mysql カ材家動するようになりました。 これで、 Apache httpd と PHP 、 MySQL サーバー タベースです。 データベース、 test は標準で用意されているテスト用デー ここに表示されている mysql は MySQL 全体の管理用 次に、 Apache httpd 十 PHP 、 MySQL のそれぞれに Moodle のための設疋 ついて Moodle のための設疋をおこないます。 124 この作業 は、 Moodle のインストール手川頁が書かれた以下の文書に 従って進めます。 ・ http://moodle.org/doc/?file=install.html MoodIe をインストールするシステムで、 PHP と My- SQL を使うアプリケーションがすでに動いている場合は、 これ以降の作業だけをおこなえばよいことになります。 Apache httpd 十 PHP 上記の文書の Apache httpd の設疋に関する部分には、 インデックス・ファイル index. php を肩F」にし、 Apache2 を利用している場合には AcceptPathInfo を on に設疋す るようにと書かれていますが、今回はこれらの点は気にし なくて大丈夫です。 Mac OS X Server 10.4 では、 PHP モジュールを有効にすると index. php も自動的に有効に なりますし、標準の Apache httpd はバージョン 1.3 系 列だからです。 これらの設定が必要な場合は、 httpd.conf を編集する か、 Moodle をインストールするディレクトリに . htaccess というファイルを作成する必要があります。詳しくは上記 のインストール文書を参照してください。 残るは PHP に関する設定です。それには、 /etc/php ・ ini を編集します。 MoodIe を利用するために必要な設定項目は、以下のと おりです。 magic-quotes—gpc = 1 magIC—quotes_runtime memory—limit 16M 1 file—uploads session. auto_start = 0 session. bug_compat—warn = 0 これらのほとんどは、標準的な設定です。 Mac OS X server 10.4 の場合、デフォルトの ) 大態から変更したのは 3 行目の memory 」 imit と最下行の 2 カ所だけでした。 PHP 全体に景彡響する設定を MoodIe のために変更した くなかったり、 php. ini を編集する権限がない場合などは、 MoodIe をインストールするディレクトリに . htaccess フ 0 や PHP に関する文書を参照してください ) 。 と記述してもいいでしよう ( 詳しくは、インストール文書 php—value memory-limit 16M php—flag magic—quotes—gpc 1 ァイルを作り、 UNIX MAGAZINE 2006 . 2

4. UNIX MAGAZINE 2006年2月号

連載 / UN Ⅸ便利帖ー % mysql —u root ¯p mysql Enter password : mysql> UPDATE user SET Password OLD_PASSWORD ( ) password' ) ' 10Ca1 五 ost ' ー > WHERE Host 'moodleuser' AND User mysql> FLUSH PRIVILEGES ; mysql> \q Bye サーバーに接続し、データベースカリ用できるという満足 test. php にアクセスしてみます。すると、今度は MYSQL この作業が終ったら、 WWW プラウザで再度 connect- サーバーへ反映させるためのものです。 の FLUSH は、さきほどと同じく、変更をすぐに MySQL 形式 (OLD-PASSWORD()) に更新しています。その次 る moodleuser という名前のユーザーのパスワードを旧い UPDATE で始まる SQL 文で、 localhost から接続す ファイルの入手と展開 こないます。 した。ファイルを入手して展開し、その後に各種設定をお ようやく、 Moodle 本体のインストールにたどり着きま Moodle のインストール すべき結果になりました。 最初に、 MoodIe を構成するファイルを以下のダウンロ 最新開発版 (1.6dev) ・ 1 つ前の安定版 ( 1.4.5 十 ) 最新リリース版 ( 1.5.3 ) 最新安定版 ( 1.5.3 + ) 号です ) 。 のバージョンがあります ( 括弧内は執筆時のバ このサイトで配布されている Moodle には、次の 4 つ ・ http://download.moodle.org/ ード・ページから入手します。 ージョン : 番 126 ファイルは、 tar 十 gzip でまとめたものと *. zip 形式のも 定版を利用することにしました。 開されているようです。今回は、これらのなかから最新安 これらのうち、リリース版以外は毎晩、ビルドされて公 図 3 インストールに禾する言語の尺 朝田に 5 に 物 00d 」 e 3 ね lla on 090a は u L ・れ gu 0 新” 0 い - 破 ) のがあります。どちらでもかまいませんが、私は慣れてい る tar 十 gzip のほうを選びました ( ファイル名は moodle- latest-15. tgz です ) 。 入手したファイルをしかるべきところで展開します。 の、、しかるべきところ " が、そのまま N'I 。。 dle のインスト ール先になります。今回は個人で開設する e ーラーニングサ イトなので、自分の WWW ページを置く $HOME/Sites ディレクトリの下で作業をおこないました。 % tar xzfC m00d1e—1atest—15. tgz &/Sites すると、 $HOME/Sites/moodle というディレクトリ カ胙成され、その下に MoodIe 一式が展開されます。 ファイル展開後の作業 MoodIe のインストールの仕上げは、 install. php とい うスクリプトでおこないます。 まず、 WWW プラウザで、 http://サーバー名 /~ ユーザー名 /moodle/install ・ php にアクセスします。すると、図 3 のようなページか表示さ Ne ・ UNIX MAGAZINE 2006.2 ウエプアドレスはこの e ーラーニングサイトの URL で、 リ " 、、データディレクトリ " を指定します。 次のページで、、、ウエプアドレス " 、、 MoodIe ディレクト おきましよう。 いへん便利そうですが、今回はとりあえずこのままにして 評価のグラフ化などもできるようになります。これらはた があればューザーの顔写真を掲載したり、各種ログや成績 です。 MoodIe では GD は必顎ではありませんが、これ GD は、 PHP で画像を扱うために利用するライプラリ は GD カリ用できないようです。 これを見ると、 Mac OS X Server 10.4 標準の PHP で 定がチェックされ、図 4 のような結果が表示されました。 右下にある [Next] ボタンをクリックすると PHP の設 は、、、 Japanese (ja-utf8)" を選びました。 れるので、インストール時に使う言語を選択します。今回

5. UNIX MAGAZINE 2006年2月号

UN Ⅸ便利帖 57 宮下彝甫 e - フーニングサイトを作る この記事力階さんの目に触れるころには、多くの大学で ン 1.0 が開発され、執筆時の最新版はバージョン 1.5.3 と は後期の講義がほとんど終了し、あとは試験を残すのみと なっていました。 いった状況でしようか。そろそろ、来年度の授業について MoodIe のおもな特徴を挙げておきましよう。 計画を立てなければならない時期だと思います。 ・ PHP をサポートする WWW サーバーおよびデータベ 今回は、 WWW を利用して授業内容の充実を図る、い ース・サーバー (MySQL 、 PostgreSQL など ) と連携 わゆる、、 e ーラーニングサイト " を構築してみます。このよ する うなサイトを作れば、教員カ駸業で使った資料を学生がダ ・日本語を含む 61 以上の言語に対応している。 ウンロードしたり、学生からのレポート提出を WWW 上 ・ LDAP や IMAP などを用いたユーザー認証が可能 ( 標 で受け付けたり、あるいは、授業時間外に BBS やチャット 準ではメールによる認証 ) 。 で学生と教員が ( または学生同士で ) 交流できたりします。 各コース ( 授業科目 ) ごとに、フォーラムの設置や小テ このような e ーラーニングサイトを構築するための仕組み スト、レポート引寸け、評価、チャットなどカ河能。 は、一般に CMS (Course Management System) ま ・テーマを利用し、統一感のある WWW ページカれる。 たは LMS (Learning Management System) と呼ば ・ cron により、リマインダやバックアップの実施が可能。 れています。製品化されている LMS でもっとも有名なの は、おそらく Blackboardl でしよう。オープンソースで 最初に挙げた点は、 Linux 、 Apache 、 MySQL 、 PHP の あれば、 Moodle (Modular Object-Oriented Dynamic 組合せで実現されることが多く、これらの頭文字をとって Learning Environment)2 ではないでしようか。 、、 LAMP" と呼ばれています。これは、Ⅵ「Ⅵハページを ー殺に、このようなサイトは学科単位もしくは大学全体 プラウザから編集する仕組みや Weblog などを組み込んだ CMS (Content Management Systemo XOOPS など で構築されますが、その場合には技術以外にさまざまな要 素がからんできます。そこで、この記事では Moodle を カ陏名 ) では標準的なものです。すでに、学科の www 利用して、、とりあえず自分の担当科目を e - ラーニング化す サーバーなどでこの種のシステムが稼動しているところも る " ことを目指します。 多いのではないでしようか。 Moodle の概要 インストールの準備 上記の特徴からも分かるように、 Moodle を動かすには MoodIe は、 GNU GPL に従ってオープンソース・ソ フトウェアとして配布されています。 2002 年にバージョ 以下のものが必要になります。 ・、ⅥーⅥーサーバー 1 http://www.blackboard.com/ 2 http://moodle.org/ ・ PHP ( バージョン 4 以上 ) 3 カリフォルニア州立フンポルト大学のⅥーⅥーⅥーベージに、両者を比較した ・データベース・サーバー ドキュメント [ 1 ] があります。 0 一 = 121 UNIX MAGAZINE 2006.2

6. UNIX MAGAZINE 2006年2月号

連載 / UN Ⅸ便利帖ー・ 以下では、 Mac OS X Server 10.4 が稼動している Xserve G5 に Moodle をインストールします。このシ ステムでは、 PHP が組み込まれた Apache httpd と MySQL サーバーが標準でインストールされているので、 それぞれを適切に設定して起動するだけでよいことになり ます。 これ以外のシステムでも、 LAMP 環境の構築に関する書 籍や雑誌の記事、 WWW ページなどを参考にすれば、とく に難しくはないと思います。たとえば、 RPM を利用する Linux であれば、 Apache と PHP 、 MySQL に関するパ ッケージをインストールするだけです (PHP と MySQL を連携させる php-mysql パッケージも忘れずにインスト ールしましよう ) 。 以下では、まず Mac OS X Server 10.4 に Moodle をインストールするための準備作業について説明します。 Apache httpd と PHP Mac OS X Server 10.4 に標準でインストールされて いる Apache httpd には、あらかじめ PHP バージョン 4 が組み込まれています。ただし、標準ではその機能が無 効になっているので、最初にこれを有効にします。 Apache httpd に関する設疋は、 /etc/httpd/httpd. conf というファイルでおこないます。このファイルに言古 されている、、 LoadModuIe php4-moduIe" で始まる行と 、 AddModule mod-php4. c" という行をみつけ、エディ タなどで先頭の、、 # " を削除して有効にします。または、図 1 のように、、、サーバ管理 " ツールで php4 モジュールにチ ェック印を付けて肩効にすることもできます。 Mac OS X Server 10.4 で標準の Apache httpd を起 動すると、同時に、、、 veb パフォーマンスキャッシュ " とい うサーバーも動き始めます。このサーバーは、クライアン トの要求に応じてコンテンツをキャッシュし、 WWW サ ーバー性能を高めようとします。 標準設定では、 80 番ポートでこのサーバーを動かし、 Apache httpd には 16080 番ポートが割り当てられます。 Web パフォーマンスキャッシュ・サーバーはクライアン ト側から 80 番ポートに届いた要求にもとづいてキャッシ ュを検索し、ヒットすればその内容をクライアントに返し、 そうでなければ 16080 番ポートに要求を車幻医してキャッシ 122 ュを更新します。 図 1 php4 モジュールをチェック ミ管 を 0 ワークグルーブマネージャサーバを遷広 一般サイト 硺使用可能モジュール 0 0 0 ヂ 0 サ・ ~ バを取りイリフしッシュ新りインドウサーごスを第第 Ⅵ ME タイプウエプログプロキシ ( ファイル ノ ( ス mod - u ⅲ 0 - . ( xec 川謹図 / mod - 0 顧」 d. 50 m 当 0 て -5 載を 0 ⅵ ( bex ′れ興ハ第 Od 当麒ⅵれ 50 こ ロ こ ロ ロ ロ こ 十 unique 」 d-module 50- mod リ厄 驢 ten ⅵ仁 rnrxiu 厄 apple-macbinary-moduk m 面 - m ツ 0 ーⅣ - ap 【 x は興 / mod - m し na Ⅳ - 叩が 230 ap 可 2- SPO gh し modu m 面 -500 山 9h し叩が libe 興ルは / E00- 【ⅸ - Pl 色 50 perl-module php4- mod リ厄 ap が d 朝し m u 厄 可 0 - m 5 引 - modu 厄 dav-module 水ー mod ⅵ 2 90- 物 - modu 0 ( Od ⅲ 0- modu 厄 ログ : グラフ ex 川は図 bp な 0 mOd-php4. ( ii xec ′ h 図川 bphp4 、 50 m - hf 驪 200 ( li x 川図カれ 00- h - ap 色 50 m - d 駅 - 叩可色 ( libex “′れは′ mo 山 dig ”し叩色 50 m 面 - bo 可 0 町 . ( li x “は興 / m 面 - bo 可 0 町 50 m 面 -5 引工 bex 興川 bs 引 .9 宿 10d - d ー ( ⅱ x は川 bdav - を 0 的 .50 x “′ h “川 100- 区 50 010d 」廴 ( m - 印 00 00 . ⅱ xe ( ′ h 興 / mod - 印健 90- 叩 p 鳳 50 「 00d - を n ( Od ⅲ 0. ( bexe ( ′れは興 / mod.. を n ( 9.50 この機能は静的なコンテンツには有効ですが、動的なコ ンテンツにはあまり効果カ硼待できないだけでなく、クラ イアントからの要求に対してワンクッション置いて返答す るため、性能を悪化させる可能性があります。そこで、今 回はこの機能を利用しないことにしました。 そこで、設疋ファイルを変更します。 Apache httpd の 設疋ファイル /etc/httpd/httpd.conf では、 /etc/httpd /sites/*. conf を読み込むようになっていて、該当するフ ァイルには 0000 ー any ー 80 一 conf と virtual-host-global. conf があります。これらのファイルをそれぞれ以下のよう に書き換え、 80 番ポートで Apache httpd カ腰求を直接 受け付けるようにします 4 。 ・ 0000 ー any ー 80 ー . conf 変更前・ : く Virtua1Host * : 16080 > 変更彳麦 : く Virtua1Host * : 80 > ・ virtual-host-global. conf 変更前 : Listen * : 16080 変更彳麦 : Listen * : 80 これらの設疋ファイルには、ところどころに、、 example. com" と言されていたり、 0000 ー any ー 80 一 conf には、、管 理者は admin@example.com である " と書かれていたり します。本格的に運用するときは、全体をよくみてサイト 名などを正しく書き換える必要があります。 次に、 Apache httpd を起動します。それには、 /etc/ hostconfig の、 4 このように変更すると、 Virtual Host 機能の利用イ直がほとんどなくな こではもっとも変更量カ眇ないと思われる方法を紹介します。 りますが、 UNIX MAGAZINE 2006.2

7. UNIX MAGAZINE 2006年2月号

図 4 PHP 言のチェック Mo いれ 00d 」 e インストレ ーション PHP 設定を確認しています 円バージョンバ ス セッション自動スタートバ ス M 池 80- バ ス ln - 町・トー引ーバ 00b ・ス セーフモードバ ス ファイルアップロードバ ス GD.I ( ージョン第 イメージの処理および作成を行うには GD ライプラ 告 リが必要です。⑦ メモリー制限バ ス 連載 / UN Ⅸ便利帖ー 一 = ロ 5 図 詳細設定 このページではサーバで Mood が最適に動 くための設定値を入力できます。設定値を 心配しないでください。通常初期値で最適 に動作するように設定されています。いつ でもこのページに戻って再度設定を行うこ とができます。 インターフェースーセキュリティオペし一ティングシステムーメンテナンスーメールーユー レ ( ーミッション一その他 変更内容を仮有 インターフェース 09 : すべての画面に選用される言語を選択してください。利用 者は後で設定を変更することができます。 ng 価 nu 言語選択メニューをホームページ、ログイン画面等に表示 したい場合に選択してください。この設定はユーザプロ フィールの表示言語設定に影響しません。 れるので、よく読んだうえで同意します。 http://サーバー名 /~ ユーザー名 /moodle その後、 MySQL 上でテーカレ作成などのデータベース の設定がおこなわれ、その結果が WWW ページとして表 です。 Moodle ディレクトリには、 Moodle をインストー 示されます。とくに問題がなければ、緑色で、、成功 " と表示 ルしたディレクトリを指定します ( デフォルトで表示され されるはずです。続いて、 Moodle のバージョン情報やリ る文字列のままでよいはずです ) 。最後のデータディレク リースノートが表示されるので、これらもよく読んでおき トリは、アップロードされたファイルなどを Mo 。 dle カ躱 ましよう。 管するために使われます。このディレクトリは、 WWW 次に、詳細設定をおこなうべージ ( 図 5 ) が表示されま 経由で直接アクセスできないところにしておくほうが安全 す。このページには設定項目がたくさんありますが、あと です。また、このディレクトリは PHP から読み書きでき で変更できるものばかりなので、あまり神経質にならなく る必要があります。 てもよいでしよっ。面ⅱロ - 芸五を日本語にする以外は、ほばデフ 続いて、データベース関連の設定をおこなうべージカ俵 ォルトのままで問題はありません 6 。 示されます。ここまでの譿定をもとに、 詳細設定が終ると、データベースに関する設定が自動的 ・タイプ : mysql にどんどんおこなわれていきます。、、正常 " や、、成功 " など : lo calhost の文字を確認しつつ、次々に進めていきましよう。 データベース : moodle 、、サイトセッティング " というべージか表示されたら、設疋 コ、一ヨガー : moodleuser 作業も終盤です。ここでは、いま構築している←ラーニン . ノヾスワード : password グサイトの、、表紙 " の定をおこないます。これも、あとで と入力すればよいでしよう。 変更できるので気楽です。今回は、とりあえず、、 MoodIe 以上で、インストールのための基本的な設定が終了し の試験運用を行なうためのサイト " というタイトルにして こまでの設定内容を config ・ php ます。 MoodIe は、 おきました。 というファイルにまとめて保存しようとします。しかし、 最後に、このサイトの管理者に関する情報を設定するべ インストール先の Moodle ディレクトリ ( 今回の例では ージカ俵示されます ( 図 6 ) 。 こでは、ユーザー名とパス $HOME/Sites/moodle) には通常は PHP から書き込 ワードだけは慎重に入力します。デフォルトではユーザー めないので、、、保存に失敗した " というメッセージとともに 名が admin となっていますが、適当なものに変えてもか config. php の内容が表示されます。その場合は、慌てず まいません。これら以外の項目 ( 本名やメールアドレスな にその内容を画面上でコピーし、 MoodIe ディレクトリに 6 Mac OS X Server 10.4 では、 secureforms という項目をデフォル config. php というファイルとして保存すれは大丈夫です。 ト値の、 No " のままにしておかないと次のページから定がさきに進めませ 次にライセンス条件 (GPL) カ俵示されて同意を求めら ん。 127 UNIX MAGAZ 工 NE 2006.2