〔八六〇〕 ゃうーやうめ とて、薬も食くはす」訳「だれのために ( 命を惜しむの ) か。 っとめること。摂生。療養すること。一一四「つねに歩 * ゃう・なり ( 助動ナリ型 ) 〔名詞「やう」に断定の助動 ありき、つねに働くはーなるべし」いつも出歩き、いつも詞「なり」の付いたもの〕①他の事物に似ている意を表 何事も甲斐もない」と言って、薬も飲まない。 す。 ( まるで ) ・ : ようだ。一養一若紫「髪は扇をひろけたるや * ・ゃう ' ウ【様】 ( 接尾 ) ① ( 名詞に付いて ) それらしく思われからだを動かすのは健康を保つことになるはずである。 、つに⑩、ゆらゆ - ? 」して」 ( その女の子若紫の ) 髪はま るもの。・ : のよう。・ : のふう。・ : の流儀。氏〕常夏「近ゃうーす【様子】 ( 名 ) ①ありさま。状態。②みなり。 き河の石伏ーのもの、御前にて調てうじ、まゐらす」訳姿かたち。体裁。〔浮・好色一代男〕「ーを見るに、公家るで扇を広げたようで、 ( 動くたびに ) ゆらゆらと揺れて。 くげのおとし子かと思はれて、賤いやしきかたちにあらず」訳他の事物と同じである意を表す。 : ・とおりだ。 : ・ままだ。 近くの川の石伏↑川魚の名 ) のようなものを、 ( 光源氏たち の ) 御前で料理し、差し上げる。② ( 動詞や助動詞の連姿かたちを見てみると、公家の落胤かと思われて、品の天鏡一道長下「思ふやうなる⑩木持て参りたりとて」 ①しさい。わけ。事情。〔浮・好色訳望みどおりである ( 梅の ) 木を持って参ったということで。 用形に付いて ) ・ : のしかた。・ : のぐあい。一徒然一 = 三六「このない顔立ちではない。 御社の獅子ししの立てられー、定めてならひあることに五人女〕「ーあってのにはか坊主当」訳しさいがあって急 3 例示の意を表す。 ( たとえば ) ・ : ようだ。一竹取一蓬莱の玉 侍らん」訳この御社の獅子像のお立てになり方には、きに出家した僧。④けはい。きざし。〔浮・好色一代男〕「もの枝「鬼のやうなる⑩もの出いで来て殺さむとしき」訳 っといわれのあることでしよう。 しまたおなかにーができたらば」訳もしまたおなかに ( 妊娠鬼のようなものが出て来て殺そうとした。④不確かな断 定、または婉曲最くな断定の意を表す。 : ・みたいだ。・ : よ ョウ【様】 ( 名 ) ①様式。形式。手本。一源氏帚木の ) きざしが生じたならば。 や - つ「定まれるーあるものを、難なくし出」づること」 * ゃう・だい【様体・様態】目 ( 名 ) ①姿。形。なりふうだ。源氏一若菜上「中納言などは、年若く、かろがろしき 訳 ( 装飾品ともする道具類で ) 一定の型のある品物を、り。容姿。麝蛉一下「いとらうたけにて、かしらっきをかしげやうなれ@ど」訳中納言↑タ霧 ) などは、年も若く、 欠点がないようにつくりあげること ( は ) 。 にて、ーいとあてはかなり」訳たいへんかわいらしいようす重みがないようであるけれとも。 3 ( 「やうに」の形で ) 願望の ②形。姿。ようす。状態。一方囚 = 「こほちわたせりし家どで、頭髪のようすも美しいようすで、容姿がとても上品であ意をこめて「・ : ように」の意を表す。一一一 0 七「すべて男 をは、女に笑はれぬゃうに⑩おほしたつべしとぞ」訳 もは、いかになりにけるにか、こと【」とくもとのーにしも作らる。②ありさま。状況。事情。形勢。一一師尹「事の ーは、三条院のおはしましけるかきりこそあれ」訳事の真一般に男を、女に笑われないように養育するのがいいとい す」訳一面に取りこわした家々は、どうなってしまったの 相は ( こうなのです ) 、三条院が生きておられた間はまあよかうことだ。係助詞「ぞ」のあとに結びの語「いふ」なと であろうか、すべてもとどおりの姿に作れるはすはない。 ったが。「こそあれ」は係り結び。意味を補って訳が省略されている。 「やうにしも」の「しも」は、強意の副助詞。 3 わけ。事情。理由。攣一三 0 「いかにかくはあつまる、す。 3 病気のありさま。病状。〔浄・女殺油地獄〕「おか第活用語の連体形、格助詞「の」、まれに「が」に付 何かあらんーのあるにこそ」訳どうしてこう ( 人々が ) 集まちがー御覧なされくだされ」訳おかち ( Ⅱ娘の名 ) の容態をく。 るのか、何か格別のわけがあるのであろう。係助詞こ覧になってください。④手段。方法。 未然連用終止連体已然命令 目 ( 名・形動ナリ ) もったいぶること。〔浮・好色五人女〕用 「こそ」のあとに結びの語「あらめ」などが省略されている。 ( ケリ ) ④方法。手段。やり方。一徒然一吾一「すべきーなくて」訳「我が家」、の裏なる草花見るさへ、かくー・なり⑩」訳 ( ドモ ) ( 0 ) ( コト ) ( ム ) ゃうなり 自分の家の裏にある草花を見るのにさえ、このようにも「活やうなら ( ゃうに ) ゃうなりゃうなるやうなれ〇 とるべき手段もなくて。 3 ( 見ること・思うこと・言うこと・あることなどの、その内たいぶって大けさなのである。 「やうなり」は、平安時代に、漢文調の文章で用いら 容を表す ) こと。 : ・ことは。 : ・ことには。幽かぐや姫のやう・でうウ【横笛】 ( 名 ) よこぶえ。一平家一六・小督「腰日 昇天「かぐや姫にいふー、『なんでふ心地すれば、かくものをよりー抜き出いだし、ちっと鳴らいて、門かどをほとほととた睡れた「ごとし」に対するものとして、和文で用いられたもので Ⅷある。同じく比況を表すといっても、「ことし」は助動詞と 思ひたるさまにて、月を見給ふぞ』」訳 ( 翁鰭が ) かぐや姫たけは」訳腰から横笛を抜き取り、ピーツと鳴らして、 いえるのだが、当時においては「やうなり」は「やう」と「なり」 に言うことには、「どんな気持ちがするというので、このようをとんとんとたたくと。 Ⅲの結合が弱く、まだ十分に助動詞であるとはいえなかっ 「横笛」の字音「わうてき」が「王敵」と通じるので、 に物思いに沈んだようすで、月をこ覧になるのか」。 Ⅲた。「やうなり」が完全な助動詞といえるようになるのは中 ゃう・き【様器・楊器】 ( 名 ) 語義未詳。儀式に用い避けて読み替えたものという。 る食器の総称とも、食器を載せる台ともいう。「〕一公一ゃう・な・し【益無し】 ( 形ク ) 〔「やくなし」のウ音便〕世にはいってからで、「ようだ」という形を生じて現代語に 「雪のいみじう降りたりけるを、ーに盛らせ給ひて」訳雪無益である。役に立たない。むだである。つまらない。〔雨Ⅷ直接つながっている。 がとてもたくさん降ったのを、様器にお盛りになられて。 月〕菊花の約「永く居をりてーミ⑩を思ひて」訳長くいやう , めい【揚名】 ( 名 ) 平安時代以降、名目だけで 職務も俸禄もない官職。国司の「介すけ ( Ⅱ次官 ) 」以下 ゃう・じゃう芻ウ【養生】 ( 名 ) 健康を保ち、その増進にても無益であることを思って。
助詞〕①畿内いい以外の国。〔景行紀〕「その情の願ひ格助詞「と」に同じ。 詞「かく」 + 接続助詞「て」 + 係助詞「も」 のまにまにーに班はべらしめよ」訳その希望に従って、 ( 蝦②の用法のうち、下に打消・反語を伴って逆接のとても・の・こと・にいっそのこと。むしろ。〔謡・安宅〕 夷号たちを ) 畿外におらしめよ。②外国。異国。〔玉勝仮定条件を表す場合、「とて」を接続助詞と見る考え方「とてものおんことにひとさしおん舞ひ候へ」いっそのこ 間〕「漢籍も見ざれば、そのーの振りの悪あしきことも知らもある。 と、ひとつお舞いなさいませ。「おん : ・候へ」は「お・ : れず」訳中国の書物も読まないと、その外国の風俗習 * と・て・も ( 副 ) 〔副詞「と」に接続助詞「て」と係助詞なさいませ」にあたる尊敬と丁寧の融合表現。 慣の ( 良いところ ) 悪いところをも知ることができず。 「も」の付いたもの〕①どうせ。いすれにしても。結局。一〕な衂た副詞「とても」十格助詞「の」十名詞「こと」十 どっーと ( 副 ) ①多人数が一度に声をたてるさま。一平家一〔謡・雲林院〕「ー散るべき花、な惜しみ給ひそ」訳どう格助詞「に」 一 = ・土佐房被斬「門の前に押し寄せて、鬨ときをーぞっくせ散るはすの花 ( である ) 。お惜しみなさるな。文法「な ( 副とと【父】 ( 名 ) ①子供が父親のことを呼ぶ語。とうちゃ りける」訳 ( 敵が ) 門前まで攻めてきて、ときの声をとっと詞 ) ・ : そ ( 終助詞 ) 」の形で禁止の意を表す。② ( 下に打消ん。。母かか。②自分の夫または他人の夫をさしていう あげた。②多人数が一度に押し寄せるさま。また、水などの語を伴って ) とうてい。一盟一三・行隆之沙汰「ーのがれ語。亭主。〔浮・好色一代女〕「ーは泣く子を抱いて隣 の一時に流れるさま。 3 大いに。多量に。 ざらんものゆゑに」訳とうてい逃れられないようなことだか〔の家〕へ四文八文の双六うちに行き」 父を意味することばとして、中古ではふつう「ちち」が と・つ・みや【外っ宮】 ( 名 ) 〔「つ」は「の」の意の上代の格ら。 助詞〕①離宮。一一六・九皂・詞書「吉野のーにいでま当本来「とてもかくても」の形で使われていたが、「かくあり、「てて」は子供や女性の会話に用いられた。近世に しし時に」 ( 元正天皇が ) 吉野の離宮に行幸汀うなさても」が省略された。その「ああでもこうでも」の意が、「どうなると「てて」は「ちち」の俗語となり、「とと」が幼児語とし ったときに。②伊勢神宮の外宮 3 う。〔記〕上「次に登由にでも」「どうなったところで」と意味が広くなり、種々の意て用いられた。 宇気神誌、こはーのわたらひにます神ぞ」訳次に ( 天味・用法を生じた。 どーど【度度】 ( 副 ) たびたび。毎度。一平家一九・木曾最期 からお降りなされたのは ) 豊受けの神で、これは外宮のあるとて・も① ・ : といっても。 : ・というにつけても。第一上「ーの高名う肩を並ぶる者なし」 ( 巴御前の ) たび わたらい (= 地名 ) に鎮座費なさる神である。 「かたちー人にも似す、心魂もあるにもあらで」容貌たびの ( 戦での ) 手柄は他に比べられる者はない。 ( 格助 ) 〔格助詞「と」に接続助詞「て」の付い鶚といっても人並みでなく、思慮才覚もろくにありもしなとーとく【都督】 ( 名 ) 大宰の帥そちの唐名。一方図一一一 * と・て たもの〕①引用の内容を示す。 : ・といって。 ・ : であっても二蜻蛉「忍びたることー、御「潯陽の江えを思ひやりて、源げんーのおこなひをならふ」 と思って。一漿一かぐや姫の生ひ立ち「『子となり給ふべき心より起こりてありしことならす」訳 ( 匂宮黯朝との丙緒 ( 白楽天の ) 潯陽江 ( での故事 ) を連想して、大宰の権 人なめり』とて、手にうち入れて家へ持ちて来きぬ」事であっても、 ( 浮舟こ自身の ) お心から起こってこうなった帥の源経信の奏法をまね、琵琶びわを演奏する。 ことではない。 「 ( あなたは私の ) 子供になられるはずの方であるようだ」とい 3 ・ : だって。〔浄・心中天の網島〕「わたしとどこほりコ【滞り】 ( 名 ) さしつかえ。さしさわり。障 って、手の中に入れて家へ持って来た。第「なめり」は、 ー命はひとっ」訳私だって命はひとつ。 害。一明石「はるばると、物のーなき海面なるに」 「なるめり」の撥音便「なんめり」の「ん」の表記されない形。〕格助詞「とて」 + 係助詞「も」 訳 ( ここは ) はるかかなたまで、なに一つさえきるものがない海 理由・原因を表す。 : ・というので。・ : からといって。と・て・も・かく・て・も「とてもかうても」とも。①ああで辺であるのに。 〔〔」三九「春ことに咲くとて、桜をよろしう思ふ人やはああっても、こうであっても。いずれにせよ。一一雑下「世のとどこほ・るコ【滞る】 ( 自ラ四 ) 勗・〉つかえて進 る」毎春咲くからといって、桜を平凡な花だと思う人中はー同じこと宮もわら屋もはてしなければ」調世の中まない。停滞する。また、ぐずぐずする。方基一一 0 ・四三九〈 などいるだろうか ( いや、いるはずがない ) 。「やは」は、反は、とうあろうとこうあろう A 帑どういうふうに暮らそうと ) 同「群鳥の出いで立ちかてにー・り⑩かへりみしつつ」訳 語の係助詞。 じことだ。 ( りつばな ) 宮殿良みすほらしい ) わら屋も、住み果出で立ちかねて、 ( 足も ) ととまりがちで後ろを振り返り振り 3 目的を表す。・ : として。・ : と思って二一哭「馬むま てる (= いつまでも生きて住んでいる ) ことがないのだから。 返りして。 ( 「群鳥の」は「出で立つ」にかかる枕詞 ) のはなむけせむとて、人を待ちけるに」送別の宴をしどのようにしてでも。どうであっても。一大和二哭「おのれはトトノウ【調ふ・整ふ】 ( 自ハ四 ) 心ふ ようと思って、 ( 旅立とうとする ) 人を待っていたのに。 ー経、なむ。女のかく若きほどにかくてあるなむ、いといとほ * ととの・ふ①不足なくそろう。完備する。一源 ④ ( 体言の下に付いて ) 物事の名を表す。 : ・という名で。 しき」私は、どのようにしてでもきっと過こしていけよ紅葉賀「人がらも、あるべき限りー・ひ⑩て」訳 ( 頭の中 ・ : として。 : ・といって。〔太平記〕四「昔、異朝に呉越につう。 ( しかし女が、このように若い時に、こんな ( 見苦しい ) 状将は ) 人柄も、備えなければならない全部がそろっていて。 ②まとまる。調和している。氏一澪標「たけ・姿ー・ひ とて並べる一一つの国あり」昔、異国に、呉・越という態でいるのは、たいそう気の毒である。 名で、領土を接する一一つの国があった。 〕副詞「と」十接続助詞「て」十係助詞「も」 + 副⑩、うつくしげにて」 ( 童随身んは ) 背丈も容姿も とっとーととの 〔六〇一〕 ② ②
〔六四八〕 なんてーに なん・でん【南殿】 ( 名 ) ①南向きの御殿。②「なでん」薄情者がどうして死ぬものか。①なんだ。何のことはない。 な・ん・や平安時代の中ころから「なむや」の「む」が「ん」と とも。「紫宸殿ん」の異称。〔源氏花宴「一一月の廿〔浮世床〕「ー、こんな頭の一つや一一つ」④ ( ・ : だとか ) なん発音されるようになったために「なんや」と表記されるように 日讐あまり、ーの桜の宴せさせ給ふ」訳陰暦二月の一一だとか。〔浄・心中刃は水の朔日〕「引き日のーと、てつきなったもの。↓なむや 十日すぎに、紫宸殿の桜を賞する宴↑花の宴 ) を催しなさり七両はいりませう」休みの損金だとかなんたとかと、 れる。 きっと七両は必要でしよう。 なん・と【南都】 ( 名 ) ① ( 京都を北都または北京鶸とい なんーはん【南蛮】 ( 名 ) ①南方の異民族。南方の賊。 「に」は「仁」の草体 うのに対して ) 奈良。② ( 比叡山豊い延暦寺新を北嶺②室町時代以降、東南アジア諸国の称。また、東南ア 「ニ」は三」の全画 というのに対して ) 奈良の興福寺。平五・奈良炎上ジアを経て、わが国に来た西洋人。ポルトガル人・スペイン 「それゆえーをも三井寺をも攻めらるべし」訳だから興人など。①東南アジア方面から渡来したもの。また、珍 福寺も三井寺も攻めなさるにちがいない。 奇・異風なものに添える語。「南蛮鉄」など。 に【丹】 ( 名 ) ①赤土。②赤い色。赤色の顔料。毯 * なん・と【何と】「なにと」の転〕 0 ( 副 ) ①疑問を表す。南部 ( ) 一地名今の岩手県の一部と青森県にまたが富士川「黄なる紙に、ーして、濃くうるはしく書かれたり」 とのように。どう。〔狂・千鳥〕「たしかに持って来たはすじる地域。旧南部藩の所領。また、特に南部藩の城下町訳黄色の紙に ( 文字か ) 赤で、濃くきちんと書かれている。 やが、ーしたか知らぬ」訳確かに持って来たはすだが、どであった盛岡をいうこともある。 にナリ活用形容動詞の連用形の活用語尾。一源氏空蝉 うしたか知らない。 反語を表す。どうして・ : か ( いや、 : ・南畝 ( ) 一人名一↓大田南畝 「紅觚の腰引き結ゅへるきはまで、胸あらはに、はうぞくな ない ) 。〔狂・附子〕「ー食ふことがなるものか」どうして なん・ほう【何ばう】 ( 副 ) 〔「なにほど」の転〕「なんば」とるもてなしなり」訳紅の ( 袴響の ) 腰のひもを引き結んでい 食うことができるものか ( いや、できはしない ) 。 も。①とんなに。どれほど。〔謡・鞍馬天狗〕「稽古 3 いの際る所まで、胸があらわで、無作法なかっこうである。 ( 感 ) 呼びかけ、同意を求めることば。どうだ。なんとま きはをばーおん見せ候ふぞ」訳稽古の腕前をどれほとおに助動詞「なり」の連用形。①単独で中止の表現に用い あ。〔浄・冥途の飛脚〕「ー会うても大事あるまいかい」 示しになりますか。②感動していうことば。なんという。なる。徒然一四五「公世の一一位の兄に、良覚僧正 りゃうがく日」 訳どうだろう会ってもかまわぬであろうか。 んとまあ。実に。〔謡・隅田川〕「ーあはれなる物語にて候 そうじゃう卩ー と耳こえしは」調公世の二位の兄で、良覚僧正 * なんと・して【何として】 ( 副 ) ①疑問を表す。いかにしふぞ」調なんとまああわれな話で一」ざいますことか。 3 譲と申しあけた方は。②下に接続助詞「て」「して」を伴っ て。とうして。何ゆえに。〔浮・好色一代男〕「かたさまは歩して仮定する意を表す。どんなに。たとえどんなに・ : ( てて、中止の表現に用いる。一竹幽かぐや姫の昇天「月の都 ーここに一」ざります」訳あなた様はどうしてここにいらっしも ) 。〔浄・国性爺合戦〕「ー飽あかれた中なりとも」訳たの人にて、父母あり」訳月の都の人であって、父母があ やるのですか。②反語を表す。どうして : ・か ( いや、・ : なとえどんなにあきられた ( 夫婦の ) 仲であっても。 る。今一恋五「月ゃあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとっ い ) 。〔狂・武悪〕「討たうとは思うたれど、ー身が討たうぞ」なん・めり「なめり」に同じ。 はもとの身にして」↓つきゃあらぬ・ : 一和歌一。 3 下に 訳討とうとは思ったが、どうして私が ( お前を ) 討てようか〔な図断定の助動詞「なり」の連体形「なる」 + 推量の補助動詞「あり」「おはす」「侍り」「候ふ」などを伴って用 ( いや、討てはしない ) 。 助動詞「めり」Ⅱ「なるめり」の撥音便。中古では、ふつう いる。否囹秋上「わがために来る秋にしもあらなくに虫の なんと・ほくれい【南都北嶺】 ( 名 ) ①大和の奈良「なめり」と表記される。 音ね聞けばまづぞ悲しき」私 ( を悲しませる ) だけのため と近江の比叡ド山。②奈良の興福寺と比叡山の延 * なん・めん【南面】 ( 名 ) ①南向き。南側。第六五〈に来る秋でもないのに、虫の音を聞くと、だれよりも先に悲 暦く寺。 「南殿の寝殿の巽の角すみのーは女院うの御方なり」しく思われる。↓なり ( 助動ナリ型 ) なん・なり「ななり」に同じ。 南殿の寝殿の東南の隅の南側は女院のおすまいであに助動詞「ぬ」の連用形。下に助動詞「き」「けり」「けむ」 曰衂た断定の助動詞「なり」の連体形「なる」 + 伝聞・ る。② ( 中国で君主が臣下に対するとき、南に面してすわ「たり」を伴った形で用いられる。店囹秋上「名にめでて 推定の助動詞「なり」Ⅱ「なるなり」の撥音便。中古では、 ったところから ) 天子となって国を治めること。また、その折れるばかりぞ女郎花な我われ落ちにきと人に語るな」 ふつう「ななり」と表記される。 位。一平家一一・額打論「是これは彼かの周旦鷲の成王にかは訳 ( 女郎という ) 名に心引かれて折っただけなのだ。女 なんーの【何の】〔「なにの」の転〕①とういう。どんな。 り、ーにして一日万機当の政りを治め給ひしに准郎花よ、私が堕落してしまったなとと人に語るなよ。孚語一 「れ」一三七「さることには、ー答いらへをかせむ」ああいう へて」これはあの周旦 ( 日成王の叔父 ) が成王に代わっ 三「このたび、にはかにて、納めの手も忘れ候ひにたり」 名文句には、どんな答えができようか。②どうして : ・か。 て、天子の位についてあらゆる政務をお治めになったことに訳今回は急であって、舞い納めの手も忘れてしまいまし た。 〔浄・心中天の網島〕「あの不心中者ー死なう」訳あのならって。 ②
る。浴びせかける。〔後鳥羽院御ロ伝〕「五尺のあやめ草 ん」どうして役に立たない楽しみを述べて、惜しむべきうかと仰せがあったところ。②反語を表す。どうしたらいい 時を過こせようか ( いや、過こせはしない ) 。 だろうか ( いや、どうしようもない ) 。どうにもならない。しかたに水をー・け⑩たるやうに歌は詠むべし」五尺のあや 3 ためらい、あやぶむ気持ちを表す。どうかと思う。いかががない。陳一恋吾思ふとも離かれなむ人をーあかず散りめ草に水をそそきかけているように ( のびのびと ) 歌は詠むべ わしい。よくないだろう。一 = 三一「たやすくうち出いでんもぬる花とこそ見め」医いくら恋しく思っても、 ( 花が枯れきだ。 る・〉〔「い」は強意の ーとためらひけるを」心やすく口に出して言うのもどんるように私から ) 離れていくような人をとうしようか ( いや、どい・かく・る【い隠る】 ( 自ラ四 ) ( ら なものかとためらっていたところ。「うち出でん」のうしようもない ) 。見あきないうちに散ってしまった花と思う接頭語〕隠れる。一・一七「味酒三輪みわの山あをに ことにしよう。 ( 「離れ」は「枯れ」との掛詞 ) 「ん」は、仮定・婉曲くの助動詞。 よし奈良の山の山の際まにー・る⑩まで」三輪の山 ・相手に問う語。どうか。どのようか。どう : ・か。鬮副詞「如何」十サ変動詞「為す」の未然形よ。奈良山の山の端はに隠れてしまうまで。 ( 「味酒」は 「三輪」に、「あをによし」は「奈良」にかかる枕詞 ) 燕の子安貝「『御心地はー思おぼさるる』と問へば」「せ」十推量の助動詞「む」の連体形「む」 「こ気分はとんな具合にお感じになられるか」と尋ねると。 いかが・は【如何は】①反語を表す。述語が略されてい いかけ・ち引【沃懸地】 ( 名 ) 「いっかけち」とも。蒔絵 「いかが」は「いかにか」の転のため、係助詞「か」を受る場合には補って考える。どうしてまあ・ : か ( いや、・ : なの技法の一つ。うるし塗りの上に一面に金粉や銀粉を い ) 。どのようにまあ : ・か ( いや、 : ・ない ) 。一一七九「心かけ流しかけ、さらに研ぎだしたもの。盟一九・忠度最期「黒 けて、結びの活用語は連体形となる。 たる人、はたー」訳思いをかけている人は、またとうしてき馬の太うたくましきに、ーの鞍くら置いて乗り給へり」 いかカーしーけむ引【如何しけむ】どうしたのだろうか。 漿一竜の頸の玉「ー、疾はやき風吹きて、世界暗がりて、訪問しないことがあるだろうか ( いや、訪問する ) 。 ( 「いかが函 ( 忠度は ) 黒い馬でがっしりとしてたくましいのに、沃 懸地の鞍を置いて乗っていらっしやる。 舟を吹きもてありく」どうしたのだろうか、疾風が吹いは」の下に「さしのぞかざらむ」などが省略されている ) 。 て、あたり一面が暗くなり、舟を吹いてあちこちぐるぐるめ強意を表す。どうしてまあ。どのようにかまあ。一「この * いか・さま【如何様】目 ( 形動ナリ ) どう。どのよう。どん ぐらせる。 家にて生まれし女子の、もろともにかへらねはー悲しき」 なふうだ。一・「ー・に⑩思ほしめせか」函どのよ 副詞「如何」十サ変動詞「為す」の連用形函この家で生まれた女の子が、いっしょに ( 土佐から ) 帰っうにお考えになってか。 てこないので、どんなにかまあ悲しいことだ。 ( 副 ) 「いかさまにも」の略〕①どうみても。きっと。 「し」 + 推量の助動詞「けむ」の連体形「けむ」 製一一・祇王「ーこれは、祇という文字を名について、かく いかが・す・べから・むつ【如何すべからむ】どうしたら〔な副詞「如何」十係助詞「は」 よいだろうか。一大竸一花山院「ありあけの月のいみじくあかいかが・は・せ・むつ【如何はせむ】①反語を表す。どはめでたきやらん」訳きっとこれ ( Ⅱ白拍子れの祇王が かりければ『顕証以うにこそありけれ。ー』とおほせられけるうしようか ( いや、どうしようもない ) 。しかたがない。一漿一竜栄えていること ) は、祇という文字を名前に付けているせい を」明け方の月がたいへん明るかったので、「はっきりとの頸の玉「さらばー。難かたきことなりとも、仰せごとに従ひで、あんなにもすばらしいのだろう。②ぜひとも。なんとかし 見えるなあ。とうしたらよいだろうか」とおっしやられたが。 て求めにまからむ」訳それならばしかたがない。 困難なこて。〔謡・羽衣〕「ー取りて帰り、古き人にも見せ、家の宝 となさばやと存じ候ふ」函 ( 羽衣を ) せひとも持って帰り、 副詞「如何」十サ変動詞「為す」の終止形とであっても、御命令に従って篭の首の玉を ) さがしにまい ②いったいどうしようか。どうしたらよいだろうか。古老にも見せ、家宝としたいと思います。 「す」 + 推量の助動詞「べし」の未然形「べから」十推量ろう。 の助動詞「む」の連体形「む」 一礫一五三「酒宴ことさめて、ーとまどひけり」酒宴の興目 ( 感 ) まったくその通り。なるほど。いかにも。〔東海道 中膝栗毛〕「「はあ、ねつから酒が足らぬゃうだ。もう一一合 いかカ・すーべき【如何すべき】 ( 問いかける気持ちで ) どもさめて、どうしたらよいだうつかと途方にくれた。 うしたらよいだろうか。どうしようか。燕の子安貝副詞「如何」 + 係助詞「は」十サ変動詞「為やらかさう』「ーなあ』」訳「ああ、全然酒が足りないよう だ。もつ一一合飲もう」「いかにもなあ」 す」の未然形「せ」 + 推量の助動詞「む」の連体形「む」 「聞き給ひて、ーとおほし煩ふに」 ( 返事を ) お聞きに なって、どうしたらよいだろうかと思い悩みなさるので。 がき【斎垣・忌垣】 ( 名 ) ( 「い」は神聖なの意の接頭いか・し【厳し】 ( 形ク ) ①いかめしい。おこそかである。り 副詞「如何」 + サ変動詞「為す」の終止形語〕「いかき」とも。神社の周囲にめぐらした垣。團秋つばだ。一第一 0 = 「かくー・う音便 ) 武たけき身に生ま 下「ちはやぶる神のーにはふ葛くずも秋にはあへすうつろひにれて」訳このようにいかめしく勇ましい身に生まれて。 「す」十推量の助動詞「べし」の連体形「べき」 いかカ・せ・むつ【如何せむ】①疑問を表す。どうしよけり」神社の垣にからんでいる葛良草木の色をかえ恐ろしい。はげしい。気が強く荒々しい。一葵「うつつ うか。一「雨降りて後、いまだ庭のかわかざりけれる ) 秋にはたえられす色がかわってしまったことだ。 ( 「ちはやにも似す、たけくー・き⑩ひたぶる心いできて、うちかなぐ る」正気のときと違って、気が強く荒々しい一途ち ば、ーと沙汰さたありけるに」函 ( 蹴鞠の会のあった折ぶる」は「神」にかかる枕詞 ) &. & けよ〉そそぎかけな心 ( Ⅱ恨み心 ) が出てきて、 ( 葵 2 おの上を ) 乱暴に引っぱる。 に ) 雨が降ったあとで、まだ庭がかわかなかったので、どうしょ い・か・く【沃懸く】 ( 他カ下一 I){ け 、カカー力し 0 文法 ② 〔六九〕
、【然】 ( 副 ) ( 前述されたことして ) そのように。そとなった。「ささなみの志賀」「志賀の都」として、懐旧ののウ音便〕「しかして」「しかうじて」とも。そうして。さて。 それから。〔狂・蛸〕「ーおき上がれば」 のとおリに。二・一一一一「いにしへもーにあれこそう念を歌で詠むのに多く用いられた。 っせみも嬬つまをあらそふらしき」函神代もそのようだからしが ( 終助 ) 〔終助詞「しか」が濁音化したもの〕自己の漢文訓読体の文に多く用いられる。 くる・くれ・けよ 〉①こちらから 願望を表す。 : ・したいものだなあ。團東歌「甲斐かひがしか・く【仕掛く】 ( 他カ下一 l) 宀け・ こそ、現世でも妻攵とりあって ) 争うことがあるものらしい 團雑下「我が庵いほは都のたつみーぞ住む世をうち山嶺ねをさやにも見しがけけれなく横ほり臥ふせる小夜さやの動作を仕向ける。働きかける。〔〔凸一四三「ロをひき垂れ く、よま・亠和歌一 中山」訳甲斐 ( 山梨県 ) の山をはっきりと見たいなあ。て、『知らぬことよとて、さるがうー・くるに」口をゆ と人はいふなり」↓わ力し , ー・ 中古以降は「然さ」が用いられるようになり、「しか」 ( それなのに ) 心なく手前に横たわって臥している小夜の中がめて、 ( やさしいなぞなぞを ) 「わからないことだ」と言って、お 山だよ。 ( 古今集で唯一の単独での「しが」の用例。「けけどけたしぐさをしかけると。② ( 装置などを ) 設ける。くふう は漢文訓読体に用いられた。 をする。〔浮・好色一代男〕「中のへだてを取りはなち、釘 しか助動詞「き」の已然形。方葉一一三・三 = 「帰りけるれ」は甲斐の方言で「心」の意 ) 人来きたれりと言ひしかばほとほと死にき君かと思ひて」第動詞の連用形、完了の助動詞「つ」の連用形くぎかすがひにてとじ合はせ、中に火鉢をー・け⑩」訳 ( 乗 り物一一梃を並べて ) 中の隔てを取りはなち、釘やかすが ( 罪を許され ) 帰った人が来ていると人が言ったので、 ( あ「て」、「ぬ」の連用形「に」などに付く。 いでとじあわせて、中に火鉢を置き。①たくらむ。しはじめ まりのうれしさに ) あやうく死ぬところだった。あなたかと思完了の助動詞「つ」「ぬ」の連用形に付いて「てし って。一古囹秋上「昨日こそ早苗取りしかいつのまが」「にしが」の形で用いられることが多い。なお、古くは仮る。やりだす。〔浮・日本永代蔵〕「見るを見まねに自分 に稲葉そよきて秋風の吹く」ついこの間、 ( 苗代の ) 早名の清濁を示す習慣がなかったので、実際の用例上、「し商ひをー・け⑩」見よう見まねで自分で独立した商 売をはじめ。④だます。ごまかす。〔浮・西鶴織留〕「どの 苗をとって田植えをしたばかりだった。 ( それなのに ) いつのまか」か「しが」か決めにくいものも多い。↓しか ( 終助 ) しか・あら・じ【然あらじ】そうではあるまい。帚木方の子は男なれば、あふたり叶かなふたり』とー・け⑩て来る にか稲の葉がそよいで、もう秋風が吹いている。 毯活用語の連用形に付く。ただし、カ変動詞の場「「それ、ー・』と、そらに、いかがは推おしはかり、思ひくは知らす」「こちらの子は男であるから、合ったりかなっ たり」とこまかしてくるのも知らず。 合、連用形に付くことはまれで、未然形に付いて「こしか」たさむ」国「その話はそうではあるまい」と、実際に見ない で、どうしてまあ当て推量して、悪く考えようか ( いや、考えし・がく【試楽】 ( 名 ) 公事くじ (= 朝廷の儀式 ) または賀茂 となり、サ変動詞には連用形には付かす、未然形に付い かも・石清水肄ずの両社で行う舞楽の予行練習。一 はしない ) 。 て「せしか」となる。↓き ( 助動 ) 毯 * しか ( 終助 ) 〔過去の助動詞「き」の連体形「し」に願望〔な〕副詞「然しか」十ラ変補助動詞「あり」の未然形紅葉賀「ーを御前にてせさせ給ふ」 ( 桐壷帝は ) 舞楽 「あら」 + 打消推量の助動詞「じ」 の予行練習を清涼殿 2 よの御前の庭でなされる。 を表す助詞「か」の付いたものか〕自己の願望を表す。・ したいものだなあ。〔一一一・ = 三奕「まそ鏡見しかと思ふしか・あれ・ど【然あれど】そうだけれど。そうではあるけれしか・じ【如かじ・若かじ・及かじ】 ( ・ : に ) 及ぶまい。 ( ・ : 妹いもも逢あはぬかも玉の緒をの絶えたる恋のしげきこのこども。固囹仮名序「ー、これかれ得たるところ、得ぬ所、まさるものはあるまい。隝 = 一七「欲を成やじて楽しびと ろ」函 ( 姿を ) 見たいものだと思う恋人に逢わないものかなたがひになむある」そうではあるが、この人あの人には理せんよりは、しかじ⑩、財なからんには」欲を満た して楽しみとするよりは、及ぶまい、金銭のないのには ( Ⅱ金 あ。一度とだえた恋心がしきりによみがえってくるこのころ解しているところ、していないところが、それぞれにある。 だ。 ( 「まそ鏡」は「見る」に、「玉の緒の」は「絶ゅ」にかかる〔鬩副詞「然しか」 + ラ変補助動詞「あり」の已然形銭のないほうがましである ) 。 「あれ」十接続助詞「ど」 囹四段動詞「如しく」の未然形「しか」十打消推 枕詞。万葉集で唯一の単独での「しか」の用例 ) 寝動詞の連用形、完了の助動詞「つ」の連用形しーかい【四海】 ( 名 ) 四方の海。転じて、天下。世の量の助動詞「じ」 中。〔浄・国性爺合戦〕「君今ーを保ち民を治め給ふ」漢文訓読から生じた語で、「しかじ、 : ・には」のよう 「て」、「ぬ」の連用形「に」などに付く。 に倒置の形で用いられることが多い 当完了の助動詞「つ」「ぬ」の連用形に付いて「てし天子が今天下 ( の平穏 ) を保ち人民をお治めになる。 か」「にしか」の形で用いられることが多く、中古以降「しし・かう引【四更】 ( 名 ) 時刻の名。一夜を五つに分けた * しか・しか【然然】〔副詞「然しか」を重ねた語〕 ( 副 ) が」と濁音化した。しかし、中古以降は歌語として用いら四番目。今の午前二時【」ろ、およびその前後約二時間〔近世には「しかじか」とも〕長い文句を省略していうとき れただけで例もあまり多くない。↓てしか・てしが・にしが・ ( 午前一時ごろから午前三時ごろ ) 。丑うしの刻。丁夜の語。かようかよう。こうこう。うんぬん。一若紫「『ー てい 0 なむ』と聞こゆれば、くちをしう思おぼして」 ( 紫の上のよ や しが ( 終助 ) うすを ) 「こうこう ( です ) 」と ( 惟光鬚が ) 申し上げると、 ( 光源 志賀 ( しが ) 一地名一歌今の滋賀県大津市。天智天支考瓮う ) ′一人名↓各務支考い 皇の大津の宮が置かれたが、壬申の乱ののちには廃都しかう・してしウ【而して・然して】 ( 接 ) 〔「然しかくして」氏は ) 残念にお思いになって。 しかーしかし 〔四一こ
〔七〇〕 いかすーいかな 上代には、シク活用であったと考えられる。その場なんとかして。どうにかして。 = 三〈「はづかしく心づきで、作物ができるものでございますか。 ( 副 ) ( 下に打消の表現を伴って ) どうしても。どうにも。 合多くは終止形 (= 語幹 ) に名詞の付いた形で用いられなきことは、ー御覧ぜられじと思ふ」きまりが悪くいや なことは、なんとかしてお目にかけまいと思う。①反語を表〔浄・心中天の網島〕「ーにつこりと笑顔も見せす、一言 た。「いかし穂」「いかしほこ」など。 す。どうして・ : か ( いや、 : ・ない ) 。闊三 = 「あとまで見る人のあいさつもなく」どうしてもにつこりと笑顔も見せ いかずち〔雷〕いかづち いかだ・し【筏師】 ( 名 ) いかだを操って、川を下るのを業ありとは、ー知らん」あとまで見ている人がいるとは、どす、一言のあいさつもなくて。 いかなーいかな【如何な如何な】 ( 副 ) 〔「いかな」を重ね とする人。いかだ乗り。冬「ーよ待てこととはんみなうして知っているだろうか ( いや、知らない ) 。 て強めた語〕 ( 下に打消の語を伴って ) どうしてどうして。 かみはいかばかり吹く山の嵐ぞ」いかだ乗りよ。待て、副詞「如何で」十係助詞「か」 決して。〔狂・花子〕「この体ていを見ましては、ーお見舞い 係助詞「か」を受けて結びは連体形になる。 尋ねてみたい。上流はどんなに ( はけしく ) 山の嵐が吹いてい るのか。 いかで・かは【如何でかは】①疑問を表す。どうして。申さすにはおられませぬ」医このありさまを見ましては、ど いかづち【雷】 ( 名 ) かみなり。雷神。「鳴る神」とも。一五三「ー鳥のなくらむ人知れす思ふ心はまだ夜深きうしてどっしてお見舞いを申さないではいられません。 かな・こと【如何な事】① ( 多く、「これはいかなこと」 夏。 CX::_) 一五三「ーは名のみにもあらす、いみじうおそろし」に」どうして ( 夜明けを告ける ) 鶏が鳴くのだろうか。 人に知られすに ( あなたを ) 思う心の中ではまだ夜が深いのの形で ) どうしたことか。〔狂・瓜盗人〕「これはー。人の取 函かみなりは名前だけではなく、 ( 実際に ) 非常にこわい 【如何で】 ( 副 ) ①願望を表す。なんとかしに。②願望を表す。なんとかして。どうにかして。明ったあとがある」訳これはどうしたことか。人が ( 瓜うりを ) カ・てて。どうにかして。一「男も女も、ーとく石「いと興ありけることかな。ー聞く〈き」とても興味取「たあとがある。② ( 下に打消の語を伴 0 て ) どうしても。 のあることだなあ。 ( 伝統ある琴の奏法を ) なんとかして聞きどんなことがあっても。〔浄・国性爺合戦〕「ーならぬ。なら 京へもがなと思ふ心あれ 副詞の呼応 たいものだ。 3 反語を表す。どうして・ : か ( いや、 : ・ない ) 。ぬとねめ付くる」どうしてもならぬ。ならぬとにらみつけ ば」男も女も、どうに 圜末摘花「かやうの御やつれ姿を、ー御覧じつけむ」る。 かして早く京へ帰りたい いかで見ばや。 ものだと思う気持ちがあ ↑なんとかして見たい ) こんな ( 光源氏の ) お忍びの姿狩衣姿 ) を、どうして ( 桐いかなら・むつ【如何ならむ】① ( 推測して ) どうであろ 壷帝が ) お見つけになるだろうか ( いや、お見つけにならないだう。どんなだろう。同一 = 究「少納言よ、香炉峰の雪い るので。第「もがな」 ろう ) 。 かならむ@」少納言よ、香炉峰の雪はどうであろ は、願望の終助詞。 う。② ( あやぶむ気持ちを表して ) どうなることであろう。 ②疑問を表す。どうやって。どのようにして。どういうわけ囹副詞「如何で」十係助詞「かは」 タ顔「これもいかならむ@と心そらにてとらへ給 係助詞「かは」を受けて結びは連体形になる。 で。 (*) 毛五「・ : とのたまひしこそ、ー聞きつけ給ふらむと いかで・も【如何でも】願望を表す。なんとしてでも。へり」この人 ( 日右近 ) もどうなることだろうと ( 光源氏 あさましかりしか」 : ・とおっしやったのには、どうやって 、御方々に数まへ知ろしめされむは ) うわの空でつかまえなさっている。 3 ( 連体修飾語とし ( あんな小さい声を ) お聞きつけになるのだろうと驚きあきれ常夏「ただ、ー たことだった。 ことをなむ、寝ても覚めても」ただ、なんとしてでも ( 弘て ) どんな。どのような。 = 五「いかならん⑩世にも、 ①反語を表す。どうして ( ・ : か、いや、 : ・でない ) 。か徽殿の女御をはじめ ) 、皆さま方に人並みに扱われお知かばかりあせ果はてんとはおほしてんや」 ( 藤原道長は ) どんな時代においても、 ( 法成寺が ) これほど衰え果てるだろ ぐや姫の昇天「ー月を見ではあらむ」訳どうして月を見りいただくことを、寝ても覚めても ( 願っていた ) 。 うとはお思いになったであろうか ( いや、お思いにならなかった ないでいられよっ ( いや、いられない ) 。 副詞「如何で」 + 係助詞「も」 述部に助動詞「む」「じ」、助詞「ばや」「てしがな」いかで・ : ばや【如何で・ : ばや】なんとかして・ : たいものだろう ) 。 「にしがな」など、願望に関係する語がくるときは①、述部だ。圜かどで「世の中に物語といふ物のあんなるを、い圀形容動詞「如何なり」の未然形「いかなら」十推 に助動詞「む」「けむ」「らむ」「べし」「まし」、助詞「ぞ」「か」かで見はやと思ひつつ」訳世の中に物語というものがあ量の助動詞「む」 いか・なる【如何なる】〔形容動詞「如何なり」の連体 等、疑問・反語に関係する語がくるときは②または③のるそうだが、 ( それを ) なんとかして見たいものだと思い続け。 形〕どのような。どういう。セ五「つれづれわぶる人は、 ↓如何いかで 意となる。 ー心ならん」することもない手もち無沙汰たを嘆く いかで・か【如何でか】①疑問を表す。どうして。一副詞「如何で」 + ・ : + 願望の終助詞「ばや」 九「「かかる道はーいまする』といふを見れば、見し人なりけ * いか・な【如何な】〔「いかなる」の約〕 ( 連体 ) どのよう人は、どういう気持ちなのだうつ。↓如何勘 り」国「こんな街道にはどうしていらっしやるのか」というな。どんな。〔狂・竹の子〕「ー畠はたでも、種をまかいで、物いかなれ・は【如何なれば】どういうわけで。どうして。 人を見ると、以前に会った人であった。②願望を表す。ができるものでござるぞ」どんな畑でも、種をまかない靄三・足摺「ー赦免の時、一一人は召しかへされて、 文法 文法
は春をー・て⑩たる」函 ( 春に ) 咲く花の種類は多く、どる。盟五・月見「鳥の臥所なしと荒れはてて、虫の声々 ( がよい ) 。② ( 声が ) 朗らかなさま。若菜上「百千鳥 ・み⑩つつ」医 ( 旧都の家屋敷や庭は ) 野鳥の寝ぐらちの声もい AJ—・なり@」たくさんの小鳥の声もたい れも散りやすくはかないが、 ( そのような花々を咲かせる春 を ) いったいだれが、恨みぬいたりしようか ( いや、だれも恨みぬのようにすっかり荒れて、そこここで虫の声が悲しげに鳴きそう朗らかである。 3 はっきりしている。隠しへだてのない たてて。 さま。一一三四「ー・に⑩言ひ聞かせたらんは、おとなしく いたりはしない ) 。 ・〉〔近世以降四段に移行〕日に同聞こえなまし」はっきりと説明してやるならば、 ( それは ) うらみわび・ : 一 )( 百人一首 ) 【恨みわびほさぬ目 ( 他マ四 ) 奩 袖そでだにあるものを恋こひにくちなむ名なこじ。一一象潟「松島は笑ふが【」とく、象潟はー・む⑩きっと穏やかに聞こえるであうつ。 そ惜をしけれ】〈後拾遺・一四・恋四人一五・相模秘が〉医 ( あがことし」函松島は ( 人が ) 笑っているようで、象潟は恨んうらら・に【麗らに】 ( 副 ) ( 快適な感じで ) 明るく。うらら かに。一胡蝶「春の日のーさして行く舟は棹さをのしづ の人のつれなさを ) 恨み悲しんで、涙にぬれてかわくひまもなでいるようだ。 い袖さえ惜しいのに、そのうえ恋の浮き名が立ってきっと語源は「心うら見る」と考えられ、上代は上一段活くも花ぞ散りける」春の日の光がうららかにさしている 朽ちてしまうであろう私の名が惜しい。「だに」は副用か。中古には上二段、近世には四段に活用し、現代中を棹をさして行く舟は、水にさす棹のしすくも、桜の花 のように散ったことだなあ。 ( 「さし」は日が「さし」と棹を「さ 助詞。軽いもの (= 袖 ) を提示して、重いもの名 ) を想起さに至っている。 うらめ・し【恨めし・怨めし】 ( 形シク ) 〔動詞「うらむ」にし」との掛詞 ) せる。「ものを」は逆接の接続助詞。 当「袖だにあるものを」は一説に、「袖さえ朽ちないでい対応する形容詞〕恨みに思われる。残念である。一万葉一うら・わ【浦回・浦廻】 ( 名 ) 「うらみ ( 浦回 ) 」に同じ。 = 0 ・四四九六「ー・しく⑩君はもあるか屋戸やどの梅の散り過うら・わか・し【うら若し】 ( 形ク ) ①年が若い。若々し るのに」と解する。 い。おさない。下「八月近き心地するに、みる人 うらみ・わ・ふ【恨み侘ぶ】 ( 他・ハ上一 l) 窈びよ ) 恨みぐるまで見しめすありける」函あなたは恨めしく思われる 悩んで、悲しむ。一一恋四「ー・び⑩待たじ今はの身なれ方だなあ。屋敷の梅がすっかり散ってしまうまで、 ( 私に ) 見はなほいとー・く⑩て」 ( 結婚予定の ) 陰暦八月が近 いという気持ちがするが、世話をしている娘はやはりたいそ ども」 ( つれない人を ) 恨み悩んで、悲しみ、今はもう ( そせないでいたとは。 の人の来ることを ) 待つのはよそうと思うわが身ではあるけうらめし・け【恨めしげ】 ( 形動ナリ ) 〔「げ」は接尾語〕うおさなくて。② ( 草や木の先が ) 若くみすみすしい。方葉一 四・天〈「うらわか ( 語幹 ) み花咲きがたき梅を植ゑて人の 恨めしそうなようすである。いかにも残念そうにみえる。 れども。 言こと繁しげみ思ひそわがする」枝先が若いので花が咲 むる・むれ・みよ 〉一一梅の立枝「世の中ー・に⑩て、外ほかにわたるとて」 【恨む・怨む】 0 ( 他マ上一 l) ( みみむ きそうもない梅を植えて、 ( もう ) 人の噂が高いのでつらい ①恨みに思う。不満に思う。憎く思う。夫婦仲が ( うまくゆかす ) 恨めしそうなようすであって、 思いを私はしているよ。 ( 梅に引きとった娘をたとえる ) 万葉一一一・実 = 九「あはすともわれはー・み①じこの枕われと ( 別れて ) よそへ移るということで。 思ひて枕まきてさ寝ませ」会わなくても私は恨みに思うら・やま・し【羨まし】 ( 形シク ) 〔動詞「うらやむ」に対うり・かけ【売り掛け】 ( 名 ) あとで代金を受け取ることに 応する形容詞〕ねたましい。うらやましい。〔〔〕一一三「御して商品を売ること。また、その代金。〔浮・日本永代 うまい。この枕を私だと思って枕にしておやすみなさい。 ②恨みごとを言う。不平を言う。固今一春下「花散らす前にさぶらひけむ人さへこそー・しけれ@」天皇の蔵〕「所々の問屋をめぐり、年々のーを取る」あちこち の問屋をまわって、その年々の売りかけ金を受け取る。 風のやどりはたれか知る我に教へよ行きてー・み①む」御前にお仕えしていたという人までがねたましい ま・み . ・む・〉「心うら病やむ」のうりはめば : ・一和歌 )( 長歌 ) 【瓜食めば子こども思 美しく咲いている桜の花を散らす風の宿所は ( どこか ) 、だうらーや・む【羨む】 ( 他マ四 ) 〈む・めめ おもほゅ栗くり食はめばまして偲しぬはゆいづく れか知っているだろうか。 ( 知っていたら ) 私に教えてくれ、意〕①すぐれたものをみて自分もそうになりたいと思う。う らやましいと思う。一礫一会「人の賢を見て、ー・む⑩は尋より来きたりしものそ眼交にもとなかか 行って恨みごとを言おう。 て安眠譬し寝なさぬ】〈万葉・五・合 = ・山上憶良〉 3 恨みを晴らす。しかえしする。一徒一一五「その人にあひ常なり」訳人が賢いのを見て、うらやましく思うのはり 奉りて、ー・み⑩申さばやと思ひて」函 ( 師を殺した ) その普通の人情である。②ねたむ。そねむ。〔推古紀〕「ー・み函瓜を食べると子供のことが思われる。栗を食べると、い 人にお目にかかって、恨みを晴らし申しあけたいと思って。⑩妬ねたむことあることなかれ」 ( 他人の善を ) そねんだっそう ( 子供が ) しのばれる。 ( 子供というものは ) どこから来 たものなのか。目の前にしきりにちらついて、安眠させてく ④悲しむ。嘆く。一芸「人に戯れ、物に争ひ、一度り、ねたんだりするな。 はー・み⑩、一度は喜ぶ」函人にふざけかかったり、物うらら・か【麗らか】 ( 形動ナリ ) 〔「か」は接尾語〕①暖れないことよ。団法「寝さぬ」の「ぬ」は、打消の助動詞 「す」の連体形で、「ものそ」の係助詞「そ」の結び。 について争ったり、ある時は嘆いたり、ある時は喜んだりすかで日光の明るくのどかなさま。圈。〔れ〕一 0 「正月一 る。 日、三月三日は、いとー・なる⑩」陰暦一月一日と團「子らを思ふ歌」とあり、さらに漢文の序文には、あ ⑨ ( 自動詞的な用法で )( 虫や風などが ) 悲しげに音をたて三月三日の節句は、たいへん明るくのどかに晴れているのの釈迦でさえ、わが子を愛する煩悩があったのだか うらみーうりは 〔一四七〕 うら・む
ば、おほし騒ぎ給ふ子なり」訳 ( 若子君は ) 両親の最愛の ような顔つき。 = 〈「そら寝をしたるを・ : いぎたなしとまちがいである。 する・すれ・せよ 〉子で、ほんのひとときでも姿をお見せにならないと、 ( 両親が ) ー・に⑩ひきゅるがしたる、いとにくし」訳眠ったふりをし * おもひ・くっ・すにイ【思ひ屈す】 ( 自サ変 ) 宀せしす ているのを・ : 寝坊だと思っているような顔つきで ( 召使女あれこれ考えて気がめいる。ふさぎこむ。若菜下「い大騒ぎして心配なさる子である。 たく面おもやせて、物ー・し⑩たまへる、いとどあてにをかし」おもひ・さだ・むイ【思ひ定む】 ( 他マ下一一 ) が ) ゆり動かしたのは、ほんとうに気に入らない。 むいめよ〉よく考えて ( 心にこれと ) 決める。一一貴公子 おもひ・かま・ふ飃【思ひ構ふ】 ( 他ハ下一一 ) ひどく面やつれして、なんとなくふさぎこんでいらっしやる ( め たちの求婚「この人々の年月を経て、かうのみいましつつの 瓠、よ〉構想を練る。考え企てる。圜総角「いづのは、ますます上品で美しい 方の恨みをも負はじなど、下にー・ふろ心をも知り給はおもひ・くづほ・るれル【思ひ頽ほる】 ( 自ラ下一 l) たまふことを、ー・め⑩て、一人一人にあひ奉り給ひね」 るれし気力を失い落ちこむ。朝顔「山がつにこれらの人々が長い年月の間、ひたすらこんなふうにお で」訳どちらの恨みをも負うまいなどと、心の中であれこ〈れ れと考えを練っている ( 薫の ) 心を良匂宮は ) お知りなりて、いなっ—・れ⑩侍りし年頃」 ( 私光源氏が須いでになっては求婚なさることを、よく考えて心にこれと決 にならないで。 磨に退去し山里に住む卑しい者になって、ひどく力を落めて、どなたか一人と結婚してさしあげ ( ) い。 おもひ・しづま・る疑′【思ひ鎮まる】 ( 自ラ四 ) おもひ・き・やイ【思ひきや】思ったであろうか ( いや、思とし落ちこんでいました数年間。 いもかけなかったことだ ) 。薪固羇旅「年たけてまた越ゅべおもひぐま・な・し「グ【思ひ隈無し】 ( 形ク ) ①思慮勗〉気持ちが落ち着く。一源氏桐壷「しはしは夢かと し A. 丁命なりけりさ夜やの中山」↓としたけて・ : が浅い。一宿木「などて、昔の人の心おきてを、もて違のみたどられしを、やうやうー・る⑩にしも、さむべき方なく」 たがへてー・かり⑩けむ」訳どうして、亡き大君黯いの意 ( 桐壷の更衣の死後 ) しはらくの間は、ただもう夢ではな 曰四段動詞「思ふ」の連用形「おもひ」 + 過去の いかと思い迷わないではいられなかったが、次第に心が落ち 向に背いて ( 中の君を匂宮譲るほど ) 思慮が浅かっ 助動詞「き」の終止形「き」十反語の係助詞「や」 ゆる・ゆれ・えよ 〉たのだろうか。②思いやりがない。一一竹河「桜ゅゑ風に着くにつけても、 ( 夢ではない現実なので ) 覚めようにもその おもひ・き・ゅイ【思ひ消ゅ】 ( 自ャ下一 I)C•え 心も消え入るほどに思い沈む。一末摘花「いとかすか心のさわぐかなー・き⑩花と見る見る」風が吹くと方法がなく。 おもひ・しづ・む思ひ沈む】 ( 自マ四 ) 奩〉物 なるありさまにー・え⑩て、心ぐるしげに物し給ふめるを」 ( 散るのではないかと ) 桜のために気がもめることだ。思いや 思いにしすむ。ふさぎこむ。澪標「月ごろ物をのみ 訳ほんとうにあるかなきかのありさまに、ひっそりと思い沈りのない ( 身勝手な ) 花だとは見い見いしながらも。 ・み⑩て」 ( 明石の君は光源氏と別れてから ) ここ数 んで、気の毒そうなよっすでいらっしやるようなので。 おもひ・くん・ずイ【思ひ屈んす】 ( 自サ変 ) する・すれ・せよ 〉「お衾ぎよ〉「おもひくっす」に同じ。更物語「かくのみか月の間何か A 物思いに沈んでばかりいて。 おもひ・く・すにイ【思ひ屈す】 ( 自サ変 ) ( せ・しす ・に面たるを、心もなぐさめむと、心ぐるしがりて」訳たおもひ・しづ・む疑ニ思ひ鎮む】 ( 他マ下一一 ) もひくっす」に同じ。 おもひ・くだ・くイ【思ひ砕く】目 ( 自力下一一 ) だもうこんなふうにふさぎこんでいるので、 ( 私の ) 心を慰めよいめし気持ちを落ち着かせる。落ち着いて考える。 一明石「かうしも人に見えじとー・むれ@ど」こん くる・くれ・けよ 〉あれこれと思い乱れる。〔宇津保〕俊蔭「ありうと、 ( 母は私のことを ) いじらしくかわいそうに思って。↓ なふうに ( 悲しんでいると ) は人には見られまいと ( 明石の君 さまの 0 ったげなりしを思ひ出いでつつ、 : ・ちちにー・くれ@ 屈くんず た〕ち . ・ ? 〉①しは ) 心をしすめるのだが。 ど」訳安君の ) 人柄の好ましくかわいいようすであったのおもひ・け・つイ【思ひ消っ】 ( 他タ四 ) 宀。てて いて忘れ去る。宿木「よろづをー・ち⑩つつ、お前に を思い出しては、 : ・さまざまにあれこれ思い乱れるが。 おもひ・しな・ゅイ【思ひ萎ゅ】 ( 自ャ下二 ) ゆる・ゆれ・えよ 〉うちしおれる。元気がなくなる。一 = ・一突 ( 他カ四 ) ・〉さまさまに思案をめぐらす。 ) ては物思ひなきさまを作り給ふ」 ( 物思いの ) いっさいを今・えゅ 中「降る雨のあしとも落つる涙かなこまかに物をー・け@ しいて忘れ去り忘れ去りして、 ( 母女三の宮の ) 御前では「朝鳥の通はす君が夏草のー・え⑩てタ星のか行きか ば」訳降る雨の雨脚のように ( とめともなく ) こばれ落ちる ( 薫は ) 何の物思いもないようすをおっくりになる。②無く行き」 ( 生前の皇女翳の家に ) よく通っていらっしゃ 涙であることだ。さまざまに何かにつけて思案をめぐらして視する。気にかけない。若菜上「身をばまたなき者員ものだった ) 夫君が、うちしおれて、あちらへ行ったりこち に思ひてこそ、 : ・かたへの人々をばー・ ~ 2 ⑩、こよなき心おらへ行ったりして。 ( 「朝鳥の」は「通ふ」に、「夏草の」は「し さ . し . ・す・〉心ごりをばしつれ」訳自分 ( Ⅱ明石の女御 ) の身を並ぶ者のなゅ」に、「タ星の」は「か行きかく行き」にかかる枕詞 ) おもひ・くた・すにイ【思ひ腐す】 ( 他サ四 ) 介・せせ の中でくさす。けなす。一一四 = 「なべてほだし多かる人ない人間だと考えて、 : ・ ( 他の女御・更衣など ) 傍輩の * おもひ・し・むにイ【思ひ染む】受 ( 自マ四 ) 奩 . 舛〉身 にしみて思う。また、いちずに思いこむ。一齏真木柱「身 の、よろづにへつらひ望み深きを見て、むげにー・す⑩は僻人たちを無視し、格段に高慢な心を持っていた。 おもひ・こイ【思ひ子】 ( 名 ) かわいく思う子。いとしを憂うきものにー・み⑩給ひて、かやうのすさびごとをもあい 事なり」あれこれと係累の多い人が、何かにつけて 追従うをし欲が深いのを見て、むやみに軽蔑するのは子。〔宇津保〕俊蔭「父母のーにて、かた時も見え給はねなくおばしければ」訳 ( 玉髪らは ) わが身を情けなくいや 〔一九こ おもひーおもひ 目
り」手に力もなくなって、ぐったりして ( 物に ) もたれかか大口をあきてー・叟けれども」 ( 女たちは ) 鬼の姿にな りになれば、いとー・ら①ぬ人もあるものを」このくらい って、大口をあけて襲ったけれども。 ( の年齢 ) になると、ほんとうにこれほど ( 幼稚 ) でない方もいるっている。 【斯かる】 ( 連体 ) 〔ラ変動詞「斯かかり」の連 ②たよる。たよリどころとする。すがる。一タ顔「空蝉 * 、、 のになあ。↓とありかかり カカる 体形から〕このような。こういう。隝五三「ー の世はうきものと知りにしをまた言ことの葉にー・る⑩命 かがり【篝】 ( 名 ) ①かがり火一 ① よ」函このあなた ( 日空蝉 ) との仲はつらく苦しいものと知ことは文ふみにも見えす、伝へたる教へもなし」函このよう をたく鉄製のかご。②「篝火 ってはいたけれど、いままたあなたのことばにすが ( って生き ) るなことは書物↑医書 ) にも見あたらす、 ( ロ伝えに ) 伝えてき 噐」の略。一一・逆櫓「義 ( 私光源氏の ) 命であることよ。 ( 「空蝉の」は「世」にかかている教えもない。 カ 経が舟を本船として、艫舳 ( かかる・ほど・に【斯かる程に】こうしているうちに。 る枕詞 ) 2 ものーをまもれ」訳義経の舟に カ ① ( 目や心に ) とまる。つく。徒五九「去りがたく、心に一かぐや姫の昇天「ー、宵よひうち過きて、子ねの時ばか を親船にして、その艫ともと舳、 ( ・ ・ら①んことの本意をとげすして」捨て去りにくりに、家のあたり昼の明あかさにも過きて光りわたり」こ のかがり火をよく見定めよ。 く、気にかかるようなことの目的を果たさないで。第「かうしているうちに、宵が過ぎて、子の刻夜の十二時前 かかり・しか・ども【斯かりしかども】こうであったが。 後 ) ころに、家の周りが昼の明るさよりも一面に明るく光 靄卆木曾最期「木曾は・ : 北国へとも聞こえけり。からん」の「ん」は、仮定・婉曲くの助動詞。 、今井が行く方、を聞かばやとて、勢田せたの方かたへ落④泊まる。停泊する。窟一 = 六・一 0 「その時に童部齲驚って。 ち行くほどに」木曾 ( 義仲 ) は・ : 北国へ ( 落ちて行く ) ときて見るに、ー・り⑩たる方かたにもなき沖に出」でにけれ連体詞「斯かかる」十名詞「程」十格助詞「に」 かかる・まま・に【斯かる儘に】こんなふうであるのに従っ もうわさされた。こうであったが、今井 ( 四郎兼平 ) の行方ば」そのときに子供たちがびつくりして見ると、停泊し て二蓬生「ー、浅茅は、庭の面おもも見えす、しげ ていた所では ( まったく ) ない沖に出てしまっていたので。 を聞こうということで、勢田のほうへ逃げていくうちに。 囹ラ変動詞「斯。かり」の連用形「かかり」十過去 ( 雨、雪などが ) 降りかかる。春上「山ふかみ春ともき蓬れもは、軒を争ひて生ひのほる」訳こんなふうであるの の助動詞「き」の已然形「しか」十逆接の接続助詞「ど知らぬ松の戸にたえだえー・ス雪の玉水」↓やまふに従「て、ちがやは、庭の面も見えないほど生えのび、茂「 た蓬は、軒と高さを争うまでに生えのびる。↓儘ままに かみ : 亠一 ①かかわる。関係する。〔栄花〕たまのかざり「ー・り⑩仕曰〕連体詞「斯かかる」 + 名詞「儘まま」 + 格助詞 かかり・どころ【掛かり所・懸かり所】 ( 名 ) たよりとする ところ。また、たよりとするもの。少女「世おとろふるうまつりたる人々も」 ( 看病に ) 関係しお仕え申しあげ「に」 かかれ・ど【斯かれど】 ( 接 ) こうではあるけれど。用佐一 末には、人に軽めあなづらるるに、ーなきことになむ侍る」ている人々も。 ①かかわリあう。まきぞえにあう。連座する。〔後拾遺〕雑「船にも思ふことあれど、かひなし。ー、この歌をひとりごと 権勢の衰えてくる最後には、世間の人に軽んじられば かにされることになって、たよるところがないことになるもので三・詞書「静範法師、八幡の宮の事にー・り⑩て、伊にしてやみぬ」訳船 ( に乗った人 ) にも思うことがあるが、 豆の国に流されて」静範法師が、八幡の宮の事件に ( 今となっては ) どうにもならない。こうではあるけれど、この ございます。 歌を独り言のように言ってやめた。 かがり・び【篝火】 ( 名 ) 鉄製のかごにたく火。漁労や警連座して、伊豆の国に流されて。 護、また屋外照明に用いた。おもに松材を用いる。①関心をむける。一一〈 = 「狩りはねんころにもせで、酒をかかれ・ば【斯かれば】 ( 接 ) このようであるから。だから。 若紫「月もなきころなれば、遣やり水にーともし」函月ものみ飲みつつ、大和歌とにー・れ@りけり」鷹狩若紫「ー、このすきものどもは、かかる、ありきをのみし 出ていない ( 闇夜の ) ころなので、庭の流れのほとりに篝火をりは熱心にもしないで、酒ばかり飲んでは、和歌 ( をつくるこて、よく、さるまじき人をも見つくるなりけり」このよう であるから、この好きな連中は、このような、 ( 忍びの ) ぶらぶ と ) に熱中していた。 ともし。 る・ ) ひびやあかきれが切れ⑨通りかかる。さしかかる。尿前の関「鳴子の湯ら歩きばかりして、うまく、見つけられそうもないような女を かか・る【皸る】 ( 自ラ四 ) れ る。一四・三四五九「稲つけばー・る⑩吾あが手を今夜ひょり尿前の関にー・り⑩て」函鳴子の温泉から尿前見つけるということなのだな。 の関にさしかかって。 かき・【掻き】 ( 接頭 ) ( 動詞に付いて ) 語勢を強めたり、語 もか殿とのの若子が取りて嘆かむ」訳↓いねつけば : ⑩ ( 霊などが ) のりうつる。つく。〔顕宗紀〕「月の神、人に調をととのえたりする。音便で「かい」「かっ」となることもあ 【懸かる・掛かる】 ( 自ラ四 ) ・ ) ①ぶー・り⑩て謂かたりてのたまはく」訳月の神が、人にのりうる。「ー暗す」「ー曇る」↓掻かい ( 接頭 ) かか・る 「掻き弾く」「掻き梳けづる」など実際に引きこする動 ら下がる。寄リかかる。もたれかかる。つって語っておっしやることには。 かぐや姫の昇天「手に力もなくなりて、萎なえー・り⑩た襲いかかる。攻めて行く。九一「鬼の姿になりて、作の意を表すときは、動詞「掻く」の連用形である。 かかりーかき
こふーこほふ ふ】・〉①求める。ねだ ( を結び ) 、毎日を送っている ( 自分たちの ) 前世の業は、どん部省」の唐名。また、民部省の役人のこと。 こ・ふウ【乞ふ・請ふ】 ( 他ハ四ニは なに罪深いかと。 こほう〔御坊・御房〕↓一」はう る。望む。「れ〕 = 一 = 「かたみの衣きぬなどー・ひ⑩たるぞに くき」訳形見の着物などをほしかったのは感じが悪い。こーぶか・し【木深し】 ( 形ク ) 木が茂って奥深い。氏一こほ・こほ ( 副 ) 鳴りひびく音を表す語。【」ろ【」ゑ【」とこ ②神仏に祈願する。万一五・三穴 = 「天地の神をー 帚木「すくよかならぬ山の気色 3 き、ー・く⑩世離れてたたと、がさがさなど。〔源タ顔「ーと、鳴る神よりもおどろお ひ⑩つつ吾あれ待たむ早はや来ませ君待たば苦しも」訳天みなし」訳けわしくない山のようすを、木々が茂って奥深どろしく踏みとどろかす唐臼社の音も、枕上らとおばゅ」 地の神々に祈願しては私は待っていよう。早くお帰りなく俗世間から遠く離れて幾重にも重ねて ( 描き ) 。 訳ころころと、雷よりも大けさに踏み鳴らす唐臼 ( 日足で さい、あなた。待っているとつらいことよ。 こふ・く【業苦】 ( 名 ) 《仏教語 ) 前世で行った悪業に杵きねの柄を踏む踏み臼 ) の音も、 ( あまり近くに聞こえるの ふる・ふれ・ひょ で ) 枕もと ( でしているか ) と思われる。 〉①思い慕う。なよって、現世で苦しみを受けること。また、その苦しみ。 * こ・ふウ【恋ふ】 ( 他ハ上一 l) 〈ひひふ つかしく思う。然一一一一一七「雨にむかひて月をー・ひ⑩」こふ・くわ % 【業火】 ( 名 ) 《仏教語 ) 地獄で罪人を焼き「ごほごほ」「こほこほ」と発音された可能性もある。 さまざまな物音の形容に用いられている。 雨 ( の空 ) に向かって ( 見えない ) 月を思い慕い。② ( 異性を ) 苦しめる猛火。転じて、悪業のはたらきを火にたとえてい 恋しく思う。恋慕する。の葉一一 = ・ = 九四四「人言を繁みう語。〔太平記〕一五「ー盛んに燃えて、修羅の闘諍う * こほ・し【恋ほし】 ( 形シク ) 「こひし」の古形〕慕わし 。恋しい。方葉一五人三四「梅の花今盛りなり百鳥の と妹いもに逢あはすして心のうちにー・ふる⑩このころ」四方に聞こゅ」訳地獄の火が勢いよく燃えて、阿修羅 人のうわさがうるさいので、あの娘こに会わないで、心の中での戦い争う声が四方に聞こえる。 声のー・しき⑩春来きたるらし」訳梅の花は今がまっ盛 恋しく思っているこの【」ろだ。支「人言を繁み」の「み」こふ・くわ【業果】 ( 名 ) ( 仏教語 ) 前世で行った悪業りだ。いろいろな鳥のさえずりが恋しい春がやってきたらし は原因・理由を表す接尾語。「・ : を・ : み」の形で「・ : が によって受ける報い。〔太平記〕三五「ありさま、ー法然の ・ : ので」の意。 す・〉「こほっ」に同じ。 理厖とは言ひながら、あまりに心憂うくぞおばえける」訳こほ・す【毀す】 ( 他サ四 ) 〈さ * こ・ふ【媚ぶ】 ( 自バ上一 l) 窈びし①人の機嫌をとそのようすは、前世の悪業の報いで自然の道理とはいうも幽燕の子安貝「あななひをー・し⑩、人みな帰りまうで る。へつらう。こびる。徒然一一三四「人に恐れ、人にー・ぶるのの、あまりにつらく感じられた。 来きぬ」足場をこわし、人はみな ( 中納言の邸に ) 帰 ⑩は、人の与ふる恥にあらす」訳人に恐れを抱き、人にごふ・ふう【業風】 ( 名 ) ( 仏教語 ) 地獄で吹くという参した。 す・ ) ①あふれさせ へつらうのは、他人が与える恥ではなく。②なまめく。なま暴風。業の風。一平家一三・颶「かの地獄のーなりとも、これこほ・す【零す・溢す】 ( 他サ四 ) 】せせ めかしい態度をとる。一一一 0 ・熊野参詣「露にー・び⑩には過ぎじとぞ見えし」訳あの地獄の暴風であっても、こる。こぼす。会「雪ー・す⑩がこと降りて、終日に やます」訳雪が ( 器に入れた水を ) こほすように降って、一 たる花の御姿」露になまめいている花のような ( 維盛れ↑つむじ風 ) 以上ではあるまいと思われた。 卿然の ) お姿 ( や ) 。 ②すきまからはみ出させる。「れ」セ六 こふ・らくし【恋ふらく】恋い慕うこと。葉一七・一三九四日中降りやまない。 * こふゴウ【業】 ( 名 ) ( 仏教語 ) ① ( 身・ロ・心による ) 善悪い「潮満てば入りぬる磯いその草なれや見らく少なくーの多「いろいろの衣きぬどもー・し⑩出いでたる人の」訳さまざ っさいの行為。然聞一四人「冥途にはおのおのーによりき」 ( 私は ) 潮が満ちるといつも海の中に入ってしまうまの色の着物の裾すそをはみ出させている ( 日「出いだし衣 ぎぬ」にしている ) 人が。 て罪を受くれば」訳あの世ではそれぞれ善悪の行為に応磯の藻もだからなのだろうか、 ( あなたと ) 逢あうことは少なく、 じて罪を受けるので。②前世での行為の善悪が原因とな恋い慕うことの多いことよ。 【毀っ】 ( 他タ四 ) 芻 ・〉〔中世以降は こほ・つ 「こほっ」〕①こわす。くすす。更毯竹芝寺 って、現世で受ける報い。応報。前世の応報として持っ曰図上二段動詞「恋ふ」のク語法。 て生まれた寿命。一一手習「それに止とどまらすは、ー尽 こべうとしへて・ : 包【御廟年経て忍しのぶは何「勢多せたの橋を一間 2 とばかりー・ち⑩て」訳瀬田の橋 きにけりと思はむ」訳それでも (= 加持祈鱸うをしても ) なにをしのぶ草ぐさ】〈野さらし紀行・芭蕉〉訳年月をを橋桁黜一つ分くらいこわして。 命が助からないならば、前世の応報として持って生まれた経て荒れはてた ( 後醍醐帝の ) 御廟には忍ぶ草が生②削る。落とす。〔浄・義経千本桜〕「道にて頭をそり 寿命が尽きてしまったのだなと思おう。文法「すは」は、打え茂っているが、この忍ぶ草はいったい何を偲しのんでいるの ー・ ~ 〔⑩」訳途中で頭の毛をそり落とし。 消の順接の仮定条件を表す。 だろうか。 ( しのぶ草秋 ) こ・ほふ引【護法】 ( 名 ) 《仏教語 ) ①護法善神のこと。 こふ・いん【業因】 ( 名 ) 《仏教語》未来にそれぞれ善ご・ヘん【御辺】 ( 代 ) 対称の人代名詞。あなた。貴殿。仏法を守護する神。また、その法力。〔霊異記〕「時に法 悪の報いとなって現れる、人のいっさいの行為。前世の悪一平家こ・法印問答「ーの心にも推察し給へ」訳そなた師呼びていはく、「なぞーなきなと言ふ」訳その時法師 を呼んで言うことには、「どうして仏法を守護する神がいな 業の場合にいうことが多い。迫市振「定めなき契ちぎの心でも ( そのようすを ) こ推察ください。 り、日々のー、いかにったなしと」訳 ( 客と ) 定めない契りこーほう【戸部】 ( 名 ) 〔「ほう」は漢音〕「こぶ」とも。「民いのか」と言う。②護法善神に仕える童子。護法童子。 〔三五六〕