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検索対象: UNIX MAGAZINE 1997年8月号
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1. UNIX MAGAZINE 1997年8月号

Windows NT lntranet SoIutions Tokyo 千葉美浜区中瀬幕張メッセ ソフトバンク・エキスボ・ジャパン ( TeI 03-5642-8433 ) Conference on Domain-Specific Lan- guages CaIifornia, Santa Barbara USENIX Conference Office (Fax + 1-714-588-9706 / E-maiI: conference@! usenix.org/ ~ 24 The Systems Administration, Network- ing and Security lnstitute Louisiana, New ()rleans The EscaI lnstitute (Tel 十 1-719-599-4303 / E-mail: intranet@clark.net) The 1 st lnternational Enterprise Dis- tributed Object Computing Workshop Australia, Gold Coast, Marriott Resort EDOC (Tel + 61-7-3365-4310 / E-mail: edoc-info@dstc.edu/au) LISA 27 California, San Diego USENIX Conference ()ffice (Fax + 1-714-58 & 9706 / E-maiI: conferenc e@! usenix.org/ 24 26 26 3 れ 0 embe lntranet lmplementation Conference Washington, D ℃ . The EscaI lnstitute (Tel + 1-719-599-4303 / E-mail: intranet@clark.net) december 8 Workshop on lnternet TechnoIogies & Systems CaIifornia, Monterey, Marriot Hotel USENIX Conference ()ffice (Fax + 1-714-588-9706 / E-mail: conference@usenix.org/ 20 8 40th IETF Meeting Washington, D ℃ . IETF Se cretariat (Tel 十 1-703-620-8990 / Fax 十 1-703 -758-5913/E-mail: ie tf-info@ietf.0rの A A297 - Asian Computing Science Conference NepaI, Kathmandu Confernece Committee (http://www.ueda.info.was eda. ac.jp/asian97) インターネットコンファレンス 27 神奈川横浜市みなとみらい横浜パシフィコ国際会 議場 j us (Fax 03-3356-1094/E-mail: conf97@j us. or.jp) 1998 Januar 26 29 E-mail: conference@usenix.org/ USENIX Conference ()ffice (Fax + 1-714-58 & 9706 / Texas, San Antonio 7th USENIX Security Symposium a 「 0 USENIX Conference ()ffice (Fax + 1-714-58 & 9706 / Utah, SaIt Lake City SIum New Network TechnoIogies Sympo- E-maiI: conference@usenix.org/ June UNIX MAGAZINE 1997.8 E-maiI: conference@usenix.org/ USENIX Conference ()ffice (Fax + 1-714-58 & 9706 / Louisiana, New ()rleans USENIX AnnuaI TechnicaI Conference

2. UNIX MAGAZINE 1997年8月号

alendar july 28 ・ 8 / 1997 大規模ネットワーク管理シンホジウム 大阪豊中市新千里東町千里ライフサイエンスセン ター千里クラプ会議室 日本 UNIX ユーザ会 (Fax 03-3356-1094 / E-maiI: office@jus.or.jp) The 18th AnnuaI Meeting of the TEX Users Group San Francisco, Lone Mountain Conference Center TEX Users Group (Fax + 1-209-561-4584 / E-mail: tug97-l@mail.tug.org/ september august 3 5 情報科学若手の会「計算機と教育」 東京八王子市下柚木大学セミナーハウス 早稲田大学理工学部二村研究室 ()e レ Fax 03-5286- 3339 / E - ma ⅱ : wakate97—sanka@nak.math.keio.ac.jp) USENIX Windows NT Workshop Washington, Seattle, Sheraton Seattle USENIX Conference Office (Fax + 1-714-588-9706 / E-mail.• conference@usenix.org/ 39th IETF Meeting Germany, Munich, The Sheraton Munich IETF Secretariat (Tel + 1-703-620-8990 / Fax 十 1-703 -758-5913/E-mail: ie tf-info@ietf.org/ Large ScaIe System Administration Of NT Washin gton, SeattIe, Sh eraton SeattIe USENIX Conference Office (Fax + 1-714-588-9706 / E-mail: conference@usenix.org/ ~ 22 情報科学サマースクール 石川能美郡辰ロ町北陸先端科学技術大学院大学 北陸先端科学技術大学院大学研究協力部学生課学生 係 (Tel 0761-51-1176 / E - ma ⅱ : gakusei@jaist.ac.jp http.//www.jaist.ac.jpss97/) PerI Conference CaIifornia, San Jose, The Fairmont Hotel O'ReiIIy & Associates (TeI + 1-707-829-0515/http:// 嶬〔W,嶬「 .ora.com/perlconference) に CA ト 97 ( 第 1 5 回人工知能国際会議 ) 愛知名古屋市熱田区名古屋国際会議場 プロコムインターナショナル (Tel 03-3234-2361 / E-maiI: procom2@beehive.twics.com) TeIecom lnteractive 27 Switzerland, Geneve Telecommunications lndustry Association (Tel 十 1 -703-907-7700/httP ・ //www.tiaonline.org/) 第 2 回モーバイル・コンビューティング研究会 東京港区芝浦情報処理学会会議室 情報処理学会研究会 ( TeI 03-5484-3535 / E-maiI: sig@ipsj.or.jp) 4th lnternational Conference, Hyper- texts and Hypermedia: Products, T00 , Methods France, Paris, Universit d e Paris VIII lmad Saleh or Alain Lelu (E-mail: conf97@labart.u niv-paris8. fr or lelu@cnam.fr) 25 25 26 octobe 「 COM Japan 1997 東京江東区有明東京ビッグサイト COM Japan 事務局 (Tel 03-3433-4547 ) エレクトロニクスショー 27 千葉美浜区中瀬幕張メッセ 日本エレクトロニクスショー協会 ( Tel 03-5402-7601 ) 23 ~ 29 19 UNIX MAGAZINE 1997.8

3. UNIX MAGAZINE 1997年8月号

が、もうすこし準備が必要です。実際に利用を始める前に、 次の 2 点を石忍しておきましよう。 1. 本当に popper は動いているか。 2. ューザー認証には何を使うか。 ますは、 p 叩 per が本当に動いているかを石忍します。 弩きほどすこし紹介したように、 POP は 110 番ポートで 通信します。したがって、 popper もつねに 110 番ポート を監視しており、誰かがこのポートにつないできたら、自 重加勺に起動して働き始めます。本来は、 POP 対応のメー ラーなどの POP クライアントがつなぎます。ここではテ ストなので、手動でつないでみましよう。 手動でポートを指定して接続するには、 telnet コマン ドを利用します。 umpc 上でローカルホスト上の popper に接続したときの様子は、次のとおりです。 umpc$ telnet localhost 110 Trying 127.0.0.1. Connected to localhost Escape character iS + OK QPOP (version 2.3 ) at umpc 670692379umPC02 > quit umpc$ ■ POP クライアントにしてメールか取り込めるかどうカ寉 訒してみましよう。 ロ心、 inc コマンドの詳しい使い方はオンライン・マニュアル inc(l) に譲るとして、基本的な使い方は次のとおりです。 inc [-host hostname] [ ー [ Ⅱ。 ] apop] [ ー [no] rpop] -host オプション ()h のみでも可 ) で POP サーバー の動作しているホスト名を指定します。あとのオプション は、認証ガ去を明示的に指定するものです 19 通常のパスワードによる認証 ますは、通常のパスワードによる認証からです。 inc コ マンドはデフォルトで RPOP による認証を求めてきます が、明示的に RPOP でも APOP でもないことをオプ ションて指定して実行してみます。 umpc$ inc —h localhost —noapop —norpop : ←パスワードを入力 Password (localhost :monkey) Create folder "/home/monkey/MaiI/inbox"? y lncorporatlng new mail intO inbOX. starting ・ く 7952.8 1 + 06 / 23 To:monkey s a t e st . > > umpc$ ■ test mai1 くく This i ホスト名に続いてポート番号を指定して、 telnet コマン ドを実行しています。すると、 p 叩 per が自重加勺に起動し、 、、十 OK QPOP … " という返事を返してくれています。 れで popper が正常に起動していることが分かりました。 終了するときは、、 quit " と入力します。こんなことがで きるのも、 POP のプロトコル ( 通信の羽厠がテキスト で渡されているからです。 popper が正常に起動していることを石忍したら、次は 認証方式の尺です。今回の popper は、 RPOP オプショ ン付きでコンパイルしたので、どの認証ガ去でも利用でき ます。の 3 つのうちのどれを使うかを決めます。認証 ガ去は、 POP クライアント側の機能で決定されます。た とえば、クライアントによっては、 RPOP や APOP が 利用できない場合もあります。どんな認証去カリ用でき るか、事前に石忍しておきましよう。 FreeBSD の配布パッケージにある MH をインスト ールしているのなら、 /usr/local/bin/inc があるはずで す。このコマンドは POP に対応しているので、これを 36 この例から分かるように inc するとパスワードか要求 されます。ここには UNIX にログインするときのパスワ ードを入力します。これがそのまま POP サーバーに送ら 認証に利用されます。言正に成功すると、メールスプ ールにあるメールをローカルマシンに取り寄せてきます。 inc を使ってメールを取ってくると、ユーサーのホーム・ ディレクトリの下の MaiI/inbox というディレクトリに メールごとに保存されます 20 。 inc を初めて実行したので ディレクトリがなく、「ないけど作る ? 」と訊ねられまし y と答えると自重加勺にディレクトリを作成します。 ディレクトリが用意できるといよいよメールを取り込む のです力ゞ、そのオ兼・子力ゞ lncorporating new mail into inbox... " です。直訳すると「新しいメールを inbox に 取り込んでるよ」ですね。メールの耳石ムみカ鮗ると、いま 取ってきたメールの一覧を表示します。 1 通だけきている 19 -help オプションで、 inc コマンドのヘルプととも ( ンヾージョン番号 なども海六されます。 20 /usr/bin/mail では mbox というファイルにすべて入っていまし UNIX MAGAZINE 1997.8

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おうちでらんラン LAN 第 4 回 図 4 /var/log/maillog の好 Jun 22 16 : 40 : 40 1 加 pc02 sendmail [ 3992 ] : QAA03992 : from=monkey , size=46 , c1ass=O , pri = 30046 , nrcpts=l , msg 土 d = く 199706220740. QAA039929umPC02 > , relay=monkey@localhost Jun 22 16 : 40 : 41 umpc02 sendmail [ 3994 ] : QAA03992 : to=monkey, ctladdr=monkey ( 1000 / 200 ) , de1ay=OO : 00 : 01 , xde1ay=OO : 00 : 01 , mailer=local , stat=Sent ( 誌面の都合上、で折り返しています。以下同様 ) こでは、、 test mail")o 続いて本文を入力しますにこで は、、 This is a test. ")。本文の入力を終らせるには、 ( ドット ) のみを入力します 9 。すると自重加勺にこのメール が sendmail に渡さオさらにローカルューサーの mon- key 君に送られます。 送られた様子は /var/log/maillog に記録されていま す。この様子を図 4 に示しておきます。イ唖に誰から誰 宛のメールを処理したかカ吩かります。 次に、届いたメールを読んでみましよう。ますは本当に メールがきているかどうかの石忍です。メールの有無を確 認するには、 /usr/bin/from コマンドを使います 10 umpc$ from From monkey Sun Jun 22 16 : 40 : 40 1997 umpc$ ■ from コマンドを実行すると、メールの送り主と届いた 日日劼ミ表示されます。何も表示されなかったり、 from: can't read /var/mail/monkey. " と表示された場合は、 メールが届いていません。 maillog などを見てきちんとメ ールが送られているかどうかを石忍してください。よくあ るのは、メールアドレスの間違いや D のつもりで C を 入力した場合などです。 メールの到着を確認したら、そのメールを読んでみま す。メールを読むためには、 mail コマンドを引数なしで 実行します。次がそのときの様子です。 umpc$ mail Mai1 version 8.1 6 / 6 / 93. Type ? for 五 elp. "/var/mail/monkey " : 1 message 1 new >N 1 monkey Sun Jun 22 16 : 40 12 / 354 "test mail" & ←リターンを入力 Message 1 : From monkey Sun Jun 22 16 : 40 : 40 1997 Date : Sun, 22 Jun 1997 16 : 40 : 40 + 0900 (JST) 9 こ " の ftåつりに *Ctrl-D"CD) も使えます。 10 from の料川についてはオンライン・マニュアル from(l) を参照して ください。 UNIX MAGAZINE 1997.8 From : UNIX Magazine user く monkey> TO : monkey SubJect : test mail This is a test Saved 1 message 1 Ⅱ mbox umpc$ ■ さきはどと同椒下線部分がユーサーからの入力です。 mail コマンドを夫行すると、ますコマンドのバージョン に続いて何通のメールが届いているかが表示されていま > " に続いて誰からのメールでいつ届いたか す。次に、 と、そのサイズ、 Subject か表示されています。続く、、 & " は mail コマンドの出力しているプロンプトで、 ーサーがコマンドを入力することにより、メールを操作で きます。たとえは ? を入力するとヘルプか表示されます ( 図 5 ) 。 たんにメールを読むだけなら、プロンプトでリターンを 入力します。すると、 From 、 Date フィールドの表示に 続いて本文か表小されます。メールを読み終えて q を入 力すると、「メッセージを mbox に入れたからね」という 表示とともに、 mail コマンドか饕了します。この mbox は、 mail コマンドでメールを読んだューサーのホーム・ ディレクトリにできているはずです。 umpc$ ls ー 1 -monkey/mbox 1 monkey unimag 365 Jun 22 16 : 40 mbox umpc$ ■ このなかには、それまで mail コマンドで読み込んだメ ールがすべて書き込まれています。いわゆる、、状差し " で す 皆さんのところでもうまくメールのやりとりカそきまし たか。ほかのローカルューザーに送る場合は、 monkey の 代わりに apple のように相手のメールアドレス ( ここでは 29

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図 3 メール酉システムー メールの読出し /var/mail / ″、ゞに r 〃川ビ メール配送依頼 /usr/libexec/mail . 10Ca1 /var/log/maillog ローカルな宛先 ログの書出し /usr/sbin/sendmail 別のメールサーバーへ 一時待機 /etc/sendmail . cf /var/spool/mqueue/ SMTP これらのプログラムがどのように ; 叫秀してメールの酉当医 を見しているのかを簡単に説明しておきましよう。図 3 が、その褪各を表したものです。それぞれの働きについて 説明していきます。 メーラーとは、各ューサーがメールを読み書きするため のプログラムです。ューサーがメールを送るときには、そ のメールを sendmail に渡してくれます。読むときには、 /var/mail/username ファイルからメールを取り出して くれます。 /var/mail ディレクトリとは、そのホストに到着した メールを、ユーザーか読むまでのあいだ一 -- 印判勺に保存して おくところで、スプール・ディレクトリあるいはメールス プールとも呼はれます。 monkey 宛にメールが届いたの であれば、 ここに monkey という名則のファイルを作成 し、届いたメールをそのファイルに次々と詰め込んでいき ます。メールを読むときのメーラーの働きは、このファイ 26 ルを読み込んでメールとしてユーザーに見せることです。 基本的なメーラーは /usr/bin/mail です。このコマン ドだけで、メールを読み書きできます。オンライン・マニュ アルを見てもらえは分かりますが、たいへん多くの機能が あります。しかし、ほかに高機能なメーラーか登場してお り、現在でははとんど利用されていません。 /usr/bin/mail よりイ叫リなものとしては、 /usr/local/ bin/inc 、 show などのいくつかのコマンドを使ってメ ーノレの読み書きをする MH と呼ばれるプログラム群があ ります o/usr/bin/mail と違って、各機能 ( 送信、受信、 メールの保存など ) ごとに別のプログラムが用意されてお り、ユーサーは必喫に応してコマンドを使い分けなければ なりません。 これらはいすれもコマンド行からメールを操作するので すが、 MuIe を利用したものもあります。 Mule のなか でメールを読み書きできるものには、 MH を基本とした mh-e 、 Mew などがあります。個人の好みで選べばよ いでしよう。 UNIX MAGAZINE 1997.8

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余談ですが、 25 番は sendmail 専用のポートです 8 。 monkey : まあ、もしものときに役立つ知識ちゅうこと sendmail がメールの送受信をおこなう際には、かならず で。 あつぶる : 眠い目をこすって聞いてたかいはあると・ このポートを使って通信します。 : そう信じてるんやけどな。 monkey また、 /etc/rc. conf にある sendmail-flags は、 send- あつぶる : 信しる者は救われると・・ mail プログラムか起動されるときに渡される引数で、デ monkey : そう、そう。 フォルトでは、一 bd ー q30m " となっています。オンライン・ マニュアル sendmaiI(8) に詳しく説明されていますが、 メールサーパーの設定 「デーモンモードで走らせて、 30 分おきにメールの再送を monkey : 能書きはおいといて、実際にメールをやりと 試みる」という言です。 sendmail の引数は、デフォル りしてみよか。 トでを分ですが、必要であれば適当に設定しなおします。 あつぶる : とりあえす、 2 人きりの文通 話をもとに戻しましよう。 sendmail が立ち上がって monkey : 外部ネットワークと接続できたらええねんけ いれば、メールが送れる状態になっています。というの どな。 も、 FreeBSD の配布キットに含まれているデフォルトの あつぶる : 和 J 丿タ P ) 人とそんなにメールがしたい ? sendmail. cf ファイルでも、豕庭内 LAN 程度のメール monkey : いや、そんな、そんな。もう、あつぶるちゃ サーバーに ( 幻一分使えるからです。もっと大きな組織であ んがいたら、もうそオレごけで・・ ったり、複数のメールサーバーのマスターサーバー的な役 割をしているものなどは、このかぎりではありません。管 FreeBSD の配布キットには、 sendmail 、 mail.local 理者が適切な sendmail.cf ファイルを用意しなくてはな など、メールサーバーの構築に必要なものはほとんど揃っ りません。 ています。自分の気に入ったメーラーを選んだら、さっそ ともかく、今回の場合は、 sendmail. cf を書き換える必 くメールサーバーの運用開始です。 要はとくにありません。とはいえ、ちょっと不安ですね。 ます、以下の点を石忍します。 本当にメールが届くかどうカ師忍してみましよう。 メーラーとして /usr/bin/mail を使ってみます。 mail /etc/sendmail. cf があるか。 コマンドの使い方の言田は、オンライン・マニュアル mail /etc/rc. conf のなかで sendmail-enable が YES に ( 1 ) を参照してもらうことにして、 こでは基本的なメー なっているか。 ルの送受信方法のみを紹介します。 ・ /etc/rc. conf のなかで sendmail-flags が設定されて まず、 monkey 君が自分宛にテストメールを出す場合 いるか。 を考えましよう。 mail コマンドに続いて、 monkey 君の これらの条件か整っていま、起重加に自動第勺に send- メールアドレスを指定します。この場合はローカルューザ mail プログラムか実行されています。 ps コマンド忍 ー宛なので、 @以降のドメイン名を指定する必要はありま してみましよう。 せん。次刎列を見てください。 umpc$ ps ax ー grep sendmail umpc$ mail monkey 26056 ? ? ls 0 : 01.16 sendmail: accepting Subject : test mail onnections on port 25 (sendmail) This IS a test . 0 : 00.03 grep sendmail 3931 p5 R + umpc$ ー EOT umpc$ ー はじめに表示されたのが sendmail プログラムのプロセ スの様子です。 25 番ポート 7 て接続を受け付けていると表 示されています。 7 ポートとは、仮想的なネットワークのロ " と考えてください。 下線部分が自分で入力したところです。 mail コマンド を実行すると、ます Subject の入力カ球められますに 8 /etc/services ファイルて定義されています。 28 UNIX MAGAZINE 1997.8

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おうちでらんラン LAN 第 4 回 してくれます。これらの機能は、すべて sendmail. cf ファ イルに言当されています。極言すれば、 sendmail プログ mh-e は、デフォルトで FreeBSD 2.2.2 のリリースに含 ラムは sendmail.cf ファイルを忠実に実行するインター まれています。 Mew は ports というかたちで用意さなん プリタの一種ともいえます。 らかのガ去 (FTP など ) でソースファイルを入手すれば、簡 単にインストールできます。 sendmail. cf ファイルは一 -- ・種のプログラム形式で書かれ ており、すべてを理解するにはちょっとした ( たぶん大変 usr/sbin/sendmail な ) 努力が必喫です。この説明だけで 1 冊の本になるはど メーノレ酉占医システムの中枢となるプログラムです。 こでは触れません。ーヨ殳的には、家庭内 LAN なので、 メールを送信する際には、メーラーから受け取ったメ であればシステムにデフォルトで付属している sendmail. ールに Date 、 Received などのフィールドを通切に追加 cf て十分です 5 。 し、その送信先を調べローカルなメールなのか、ネット usr/libexec/mail. local ワークを通じて別のメールサーバーに送るべきものなのか を判断します。ローカルなメールは、 /usr/libexec/mail ローカルューザーへのメールを処理するプログラムで . local プログラムに渡すだけです。 す。 mail.local は、 sendmail などのプログラムからロー 一方、ネットワークを通して別のメールサー ーに送 カルューザー宛のメールを受け取ると、 /var/mail ディレ る場合はすこし複雑です。ます、 To フィールドから宛先 クトリにユーサー名のファイルを作り、そこにメールを書 を角斤します。その結果、どのメールサーバーにそのメー き込みます。すでにそのファイルカ療在する場合は、そこ ルを送れはいいかが分かります 4 。すると sendmail は、 に」助日します。それだけをおこなうプログラムです。 SMTP (Simple Mail Transfer ProtocoI) と呼はれる var/log/maillog プロトコルを使って、相手先のメールサーバー上の send- メール関連のプログラムのログファイルです。たとえ mail とメールのやりとりをおこないます。 SMTP のプロ ば sendmail を通じて送受信したメーノレに関しては、そ トコルはテキストべースでの通信で実現されており、 の求がすべてこのファイルに残っています。メールの送 簡単です。これは、 RFC821 で規定されています。興未 信を石忍したいときは、このファイルを見ると分かるよう があれ ( 衂てみるといいでしよう。 になっています。 メールを受信する場合もあまり変わりません。メーラー メール酉占のイ士事人たちを紹介しました。 maillog ファ からメールを受け取る代わりに、他のメールサーバーの イルの見方など、詳しく触れられなかった部分も多々あ sendmail から SMTP でメールを受け取るだけで、あと りますが、機会があればぜひあらためて紹介したいと思 の処理はまったく同様です。 います。それまで待てないという方は、『 sendmail 角張 ただし、ネットワーク・トラブルなどで送信先と通信 (Bryan Costales 著、利井純監訳・鈴本克彦訳、イン できない状態のときだけ処理が違います。この場合、その ターナショナル・トムソン・ハフ・リッシング・ジャノヾン、 メールを一日判勺に /var/spool/mqueue ディレクトリに 1994 年 ) か参考になるでしょっ 6 イ尉寺しておきます。あとは一定間隔でそのメールの再送を これらを意識する機会はあまりないと思いますが、知っ 試みます。もし、ある期間中 ( 3 日間とか 1 週間など ) 送 ておくだけでもメール関連のトラブルカこったときの手 信できない場合には、、、送られへんかった、ごめんね " 工 助けになります。 ラーメールとして送信元のユーザーへ」逶します。 monkey : 退屈な話やったな。 /etc/sendmail. cf あつぶる : とりあえす、登場人物の石忍ってとこね。 sendmail の成疋ファイルです。 sendmail は、アドレ スの角財斤やフィールドの追加をして、適切にメールを中継 5 本気で設定しなけ川まならないん旬けに、 CF などの sendmail.cf 生 成フ。ログラムがネットワーク十て記布されています。 6 原書 ( rsendmaiIJ 、 O'Reilly & Associates) は、第 2 版が今 4 DNS とその MX レコードの情報を利用するのが -- ・有てす。田は割 年刊行されました 愛します。 、 1 三ロ 27 UNIX MAGAZINE 1997.8

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図 2 メー丿士組み 送信側 メールサーバー To: ラッコ トドさん メール・クライアント おうちでらんランし AN 第 4 回 受信側 メー丿レサー / ヾー ラッコさん 相手の メールポックス あっぷる : ブップッ言わないの。ちゃっちゃと説明して よ、期待してるんだから。 monkey: おおつ、期待されとったんか。よっしゃ。気 合い入れよか ! あつぶる . 変わらず・・・・・・ ) メールサーパーの働き おおまかな 3 酉己のイ士組みが分かったところで、次にメ ールサーバーがどのように動作しているのかをみていきま しよう。 メールサーバーの働きは、送信と受信に分けられます。 送イ訓には次のように働きます。 1. ューサーからのメールを受け取る。 実際には、ユーサーがメールの読み書きに利用している プログラム ( メーラー。言田は彳から受け取る。 2. 宛先を見て、そのメールを酉医すべきメールサ→ヾーを 決定する。 3. 配送先のメールサーバーと通信し、そのメールを送信す UNIX MAGAZINE 1997.8 3 はんとにおおまかです - が・・・・・・ええ加成 ? いえ、おおまかてす : ー ) 2. 宛先を見て、受け取るユーザーを決定する。 1. 他のメールサーバーからメールを受信する。 一方、受信の際には次のようになります。 る。 3. ューサーにそのメールを渡す。 実際には、ユーザーがメールの読み書きに利用している プログラムに渡す。 以上が、直接送信式の場合の手順です。送信したユーザ ーと受信するユーサーカ祠じメールサーバー上に存在する 場合にはすこし違う手順になるのですが、あまり細かくな ると混乱するので、こでは省略します。ほかにも、 Date や Received フィールドを追加するなどの仕事もしてい ます。 これらの働き ( メールの送受信 ) を実現するために、い くっかのプログラムやディレクトリが用意されています。 FreeBSD 2.2.2 を例にして紹介します。 ・ /usr/sbin/sendmail ・ /etc/sendmail. cf /var/ log/ maillog ・ /usr/libexec/mail.local ・ /var/mail ・ /var/spool/mqueue 以のようなプログラムやディレクトリなどが連携し て、メール配送を寒見しています。このはかに、メーラー と呼ばれるメールの読み書きなどをおこなうプログラムも あります。ここでのパス名はシステムによって異なるの で、それぞれシステムに応して読んでください。 25

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Daemons & Dragons— 88 ら入手可能である。 や ftp://ftp.kyoto.wide.ad.jp/pub/mail/sendmail/などか 1 訳注 : 国内では、 ftp://ftp ・ iij ・ ad ・ jp/pub/network/sendmail/ を確認すべきである。 sendmail を自分のサイトに合わ て、セキュリティ・パッチが更新されているかどうか ley.edu/ucb/sendmail/l から最新バージョンを入手し sendmail を利用しているなら、 ftp://ftp.cs.berke- sendmail できるだろう。 更しなければならない設定ファイルの数を減らすことが ましい。そうすれは、 IP アドレスが変わったときに変 ステムすべてに対して、上記の設定をおこなうことか望 可能であるならば、現時点で DNS を使っていないシ 場合は、 DNS のデータベースを変更するだけでよい。 所に置くことができる。サービスを別のホストに移した ことなく、これらのサーピスをネットワークの任意の場 である。そうすれば、それ以降は変更を他者に知らせる サーに対してこのような名前を使うことを知らせるべき れらの作業は新たな ISP へ移行する前におこない、ユー メイン名、 dns. ドメイン名などのような名前を使う。こ いい機会である。つまり、 www. ドメイン名や mail. ド てネットワーク・サービスを表す一ヨ殳的な名前に改める ホスト名に独自の名前を使っているなら、それをやめ その他の名前サービス かる準備をしておくべきだ。 更の確認を受け取ったら、ネットワークの設定にとりか ては 1 週間程度かかるかもしれない。 InterNIC から変 する。変更が反映されるまでには、 1 日から場合によっ ンダリ・サーバーの情報が正しく更新されることを確認 自分のシステムを DNS サーバーとして設定し、セカ れぞれのホストの目的によって変えればいい。 もっと短くしたいこともあるだろう。このあたりは、そ 部に公開する必要性の高いシステムを利用する場合は、 いが妥当なところであろう。 Web サーバーのような外 たいという 2 つの要求を満たすためには、 4 時間くら しかも変更時にはそれをできるだけ早く伝えるようにし 理由から自分のデータをどこかにキャッシュしておき、 せて設定し、トラブルか起こったり疑問が生した場合は 『 sendmailJ [ 2 ] を参考にするとよい。 メールハプ (mail-hub) を導入していなければ、これ を使うような構成に移行することを検討してもいいだろ う。メーノレ、プはメールのメッセージを集中的に保管す るため、安定したサービスを提供できるようになる。ュ ーザーのワークステーションがダウンした場合でも、別 のシステムを使ってメールを読むことができる。大半の ホストはメールサーバーにメールを送るため、管理も簡 単になる。 sendmail の設定ファイルについても、これ らのホストは単純なものでよい。 ISP の切替え作業 ISP を切り替える作業は、サイトの営業間外に予定 しておく。ただし、このときサーピスが正しく利用でき るかどうかのチェックを手伝ってくれる人を確保してお くべきである。たとえば、 Macintosh や PC ではデス クトップから手動で設定をおこなう必要があるかもしれ ネットワークのトボロジーにもよるが、新たなネット ワークへの切替えを段階的におこなえる場合がある。私 の場合、前述の複数のネットワーク・インターフェイ スをもつシステムを使った。集中的なパッチパネルを設 け、変更をおこなうときは物理的に酉当泉を変更して、シ ステムを新しいネットワークに切り替えた。移行の準備 か整うまでは、その他のシステムは旧い ISP 経由でイ ンターネットにアクセスできる。 DNS のデータベース を注架く調整しなければならないため、かならすしも この方法か理想的であるとはいえない。切替えカ院了す るまでは、 2 つの異なるデータベースが必要であること を憶えておいてはしい。 DHCP DHCP (Dynamic Host Configuration ProtocoI) は、ホスト設定を動的におこなうための仕組みである。 クライアントからのリクエストに応えるサーバーがある という点においては、 BOOTP (Bootstrap ProtocoI) と同しように動作する。しかし、 BOOTP では、各ク UNIX MAGAZINE 1997.8

10. UNIX MAGAZINE 1997年8月号

図 5 mail コマンドのヘルプ t e f d S u R r Mai1 く message く message く message く message く message く message く message く message Commands 1ist> 1ist> 1ist> list> list> file list> list> list> type messages goto and type next message edit messages glve head lines 0f messages delete messages append messages t0 file undelete messages reply tO message senders reply tO message senders and a11 recipients make messages go back tO /var/mail mail tO specific users pre く message list> m く user list> cd [directory] quit, quit, pr int she 11 chdi r A く message list> consists Of integers, by spaces . If omitted, Mai1 uses the saving unresolved messages mbOX dO not remove system mailbox out active message headers escape tO directory OI' home if none ranges Of same , or user names separated last message typed ・ A く user liSt> consists Of user names or aliases separated by spaces . A1iases are defined in 、 mailrc in your home directory. メールアドレスとアカウント名は同一 ) を指定すればいい のです。設定ははとんど何も必要ありませんでしたね。 monkey : よし、あっふるちゃんにもメールを送った ろ・・・・・・よし。これで届いたぞ。 あつぶる : どれどれ・・・ いてるよ。 。あっ、ほんとた : ちゃんと届 monkey : ローカルにメールのやりとりをするだけやっ たら、なんにもする必要はないんや。 あつぶる : なのに、もう 10 ページ・・ monkey ・・なんのことや ? あっぷる : 周辺知識の説明が多いというか、いらん日劼ゞ多 いというか monkey : 失礼な。これもあつぶるちゃんのためを思っ てやな・・ あつぶる : やや、ありがたき幸せにございまする。 monkey : うーん、くるしゅうない・ おまけ : メーリングリスト たとえば、キャンフ。カきな人が自分の周りに 10 人い たとします。皆がメールを使える環竟にあれは、毎回のキ ャンフ。の打合せをメールでおこなうのはごく自然ですね。 しかし、メールを出すたびに 10 名のメールアドレスを手 30 で入力するのは面倒なものです。 そこで、 1 つのメールアドレスを指定するだけで、複 数のユーサーにメールを同時に発信できるイ督はみがありま す。このようなイ督はみは一殳にメーリングリストと呼ばれ ます。たとえば、 camp@monkey.ne.jp というメーノレ アドレスにメールを送ると、自分を含めて camp メーリ ングリストに登録されているユーサー全員にメールを送る ことかて、きます。 このようなイ督はみの実現にはさまざまなガ去があります が、もっとも基本的なのは /etc/aliases ファイルへの登 録です。 FreeBSD の aliases ファイルには、初めから次 のようなエントリか用意されています。 # Basic system aliases MAILER-DAEMON : postmaster postmaster: root # GeneraI redirections for pseudo accounts these MUST be present bin : daemon : game S : 1ngr e S : nobody : system : toor : UUCP : root root て 00t root て 00t root UNIX MAGAZINE 1997.8