典「あをちく」、「あをと」、「あをとかげ」というのは、『言海』の見出しの順番なのです。ですから、 語これが『言海』だということは、この並び方ですぐに分かるんですね。 この『辞書を読む』というのは、芥川龍之介か何か自分の知り合いとか友人とかにこんな人かい 学 代る、というふうに書いていますけれども、私が読み取るところでは、これは龍之介自身だと思います。 近 ですから、芥川龍之介は、『言海』というのを非常に楽しみながら、引いたというよりは、読んで 講いたのではないかと思うんです。読んでいないと、「猫」というところで、おもしろい説明かある なんて指摘できないはすなんですよね。「猫」なんて引かないでしよ、普通の人は。結局、頭から『言 海』を読んでいった人でないと、見つけられないようなところを見つけて皮肉ったりしているとい うことは、この『辞書を読む』の中に出てくる人物は、実は作者自身であると私は思います。 この文章は、辞書を作っている人間にとっては、非常にありがたい芥川龍之介の意見なんです 実は、辞書を読むという人か少ないのではないか、辞書は必要があって引くのであって、必要がな ければ見ないものだと思っている人が多過ぎるのではないか、と思うんですね。辞書というのは必 要がなくてもときどき読み物として読むということかあっていいのではないか、それに耐えられる ような辞書が本当こ ) ( しい辞書ではないか、と思っています。ですから、そういう点では、皆さん方 にもときどき読んでいただきたいと思うわけです 数年前のアンケ 1 ト調査ですと、本を読むときたびたび辞書を使うという人は、五、六 トしかいません。書く時に使うという人が、四十パーセントくらいになるんですね。ところが、そ 236
これは「言海」の猫の説明である 「ねこ、 ( 中略 ) 人家ニ畜フ小サキ獣。人ノ知ル所ナリ。温柔ニシテ馴レ易ク、又能ク鼠ヲ捕 フレバ畜フ。然レドモ窃盗ノ性アリ。形虎ニ似テ二尺ニ足ラズ。 ( 下略 ) 」 成程猫は膳の上の剌身を盗んだりするのに違ひはない。が、これをしも「窃盗ノ性アリ」と 云ふならば、犬は風俗壊乱の性あり、燕は家宅侵人の性あり、蛇は脅迫の性あり、蝶は浮浪の 性あり、鮫は殺人の性ありと云っても差支へない道理であらう。按するに「言海」の著者大槻 文彦先生は少くとも鳥獣魚目 ( に対する誹毀の性を具へた老学者である こ、つい、ったい へん皮肉めいた文を書いているんです。参考のためにその下に、『言海』の説明を 挙げましたが、最初は語源的な説明が括弧にして書いてありまして、そのあと龍之介か引用してい る文か出てきまして、さらにそのあとに、「睡リヲ好ミ、寒ヲ畏ル、毛色、自、黒、黄、駁等種種 典ナリ。其睛、朝ハ円ク、次第ニ縮ミテ、正午ハ針ノ如ク、午後復タ次第ニヒロガリテ、晩ハ再ビ玉 語ノ如シ、陰処ニテハ常ニ円シ」という説明があるんですね。『言海』が当時たいへん売れた辞書で、 レ」 人々に愛好されたというのは、説明がなかなか風格がありまして、いろいろ欠点を指摘すれば指摘 できるところはありますけれども、読み物としてたいへんおもしろいということもあったわけです 立月 荊芥川龍之介は、この「猫」の説明を見て、実は非常におもしろかったんじゃないかと思うんですね 2 この『猫』の文では、「大槻文彦先生は誹毀の性を具へた老学者である」といって、非難めいたロ
ひるがれい ひるいし 昼飯 / / / 〇 / / 〇 / / / 〇〇〇〇〇 / 〇〇 / 〇〇〇 / ひるはん 午飯 〇 〇〇 昼餉 / / ーケ〇 昼食 〇〇〇ーケ〇ーケ〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 表ひるめし し し表 出 出字 見 防見漢 の の の 中 事 典食 の 語 国 5 ひるけ 一三ロ 和英語林集成初版 和英語林集成再版 和英語林集成三版 和漢雅俗いろは辞典 日本辞書言海 日本大辞書 日本大辞林 帝国大辞典 日本大辞典 日本新辞林 ことはの泉 辞林 大辞典 辞海 大日本国語辞典 ABC ひき日本辞典 日本大辞典言泉 広辞林 新辞典 大言海 大辞典 辞苑 明解国語辞典 201
海』 ( 大正 3 年 ) 、『広辞林』 ( 大正年 ) 、『言泉』 ( 大正川 5 昭和 4 年 ) などは皆濁音「 5 ばう」の 見出しで、濁音か優勢になったように見受けられる。こういう情勢は昭和になればさらに強まるも のと思ったが、調べていくとそうでないことがわかってきた。 昭和初期の『小辞林』 ( 昭和 3 年 ) 、『新辞典』 ( 昭和 4 年 ) には見出しに見られないが、『大言海』 ( 昭和 7 年 ) 、『大辞典』 ( 昭和Ⅱ年 ) 、『辞苑』 ( 昭和川年 ) 、『言苑』 ( 昭和リ年 ) 、『明解国語辞典』 ( 昭 和年 ) など、すべて「 5 ばう」の見出しで、戦後になっても『言林』 ( 昭和年 ) 、『辞海』 ( 昭和 年 ) 、『ローマ字で引く国語新辞典』 ( 昭和四年 ) 、『広辞苑』 ( 昭和年 ) 、『角川国語辞典』 ( 昭和 引年 ) なども、皆「 5 ばう」で立てているのを見て、改めてびつくりさせられた。 どうやら昭和初期から昭和二十年以前の時期に濁音「 5 ばう」の見出しが見られるのは、『広辞 の林新訂版』 ( 昭和 9 年 ) くらいであるようだ。こういう情況になったのは、親辞書と言われたりす 柱る『大日本国語辞典』『大言海』が二書とも「 5 ばう」で立てたのに影響されて、『辞苑』以下の諸 る 辞書がこれにならったということであろうか て てところで、『明解国語辞典』の改訂版 ( 昭和年 ) が「 5 ばう」の見出しにしてから次第に濁音 と見出しが見られるようになる。『例解国語辞典』 ( 昭和引年 ) 、『三省堂国語辞典』 ( 昭和年 ) 、『角 堋川国語辞典』の改訂版 ( 昭和年 ) 、『岩波国語辞典』 ( 昭和年 ) と続き、『広辞苑』も第一一版 ( 昭 ら ペ和年 ) で濁音見出しとなった。辞書での「のつべらばう」から「のつべらばう」への道のりはこ S んなに長かったのである。それにしても著作中でのこの語の実態はどうであったのか、それを明ら巧
第五章朝・昼・晩、 三食の呼称と表記を調べる 晩の食事の言い方 見出し 漢字表記 御食 和英語林集成初版 / / / / / 〇 / / / △〇 和英語林集成再版 / / / / / 〇 / / / △〇 和英語林集成三版 / / / / / △〇 和漢雅俗いろは辞典〇〇〇〇 / 〇 / / / / 〇 日本辞書言海 日本大辞書 / 〇 日本大辞林 帝国大辞典 / 〇 日本大辞典 日本新辞林 ことはの泉 辞林 〇〇〇 / / 〇〇 / / 〇 大辞典 〇〇〇〇 / 〇 / 〇 辞海 / 〇〇 / / 〇〇 / / 〇 大日本国語辞典 / 〇 A B C ひき日本辞典〇〇〇 / / 〇 / 〇 / 〇 / 〇 / 〇 ん ん 飯 言泉〇〇〇 / / 〇〇 / / 0 は ん め し 〇 は は 〇〇〇 / / 〇〇 / / 〇〇〇り / 〇〇 / / 〇〇〇 / / 〇〇 / / ゆ ・つ め し 晩晩晩晩晩タタタタタタ 〇 / △△ 〇〇〇 / / 〇〇 / / 〇〇 は ん し よ 飯食餐 は ん さ ん △〇 / ゆ ・つ し よ 御飯飯食食餉飯 △ / / △ / ゆ - つ は ん , 〇 ゆ - つ き △ / 〇 ゆ - つ しす ゆ っ は ん 晩タ夜 / / 〇 く よ し や 飯 〇 〇 〇 ケ ケ ケ ケ ケ 〇 日本大辞典 広辞林 新辞典 大言海 大辞典 辞苑 明解国語辞典 タ 食 ヶ ケ 0 ケ ケゲ 0 0 ケ 〇 ケ ケ ヶ 202
の形で見出しを左に引用する。 ( 語頭以外のローマ字は小文字にし、仮名と漢字は縦書きにした ) わ 変 の Teri 、 teri 、 bözu テリテリボウズ掃晴娘 葉 章では、国語辞典はどうかと調べてみると、これまた驚いたことに、明治期の主要な十二点のうち、 序 「てるてる坊主」しか載せていないのは『日本大辞典』 ( 明治四年 ) ただ一書である。他はすべて「て りてり坊主」を立ててそこに説明がある。「てるてる坊主」は参照見出しになっているもの六点、 全く見出しのないものも五点あり、圧倒的に「てりてり坊主」優勢である。このうち「てるてる坊 主」をはじめて見出しにしたのは『言海』 ( 明治年 ) 、次いで『日本大辞書』 ( 明治跖年 ) だが、 ともに参照見出しで、説明は「てりてり坊主」にある 大正期以降でも『辞海』 ( 大正 3 年 ) 、『広辞林』 ( 大正年 ) 、『言泉』 ( 昭和 4 年 ) 、『小辞林』 ( 昭和 3 年 ) 、『辞苑』 ( 昭和川年 ) などは「てりてり坊主」が主見出しで、「てるてる坊主」が主見出しとな っているのは『大日本国語辞典』 ( 大正 458 年 ) 、『大言海』 ( 昭和 7 年 ) 、『大辞典』 ( 昭和Ⅱ年 ) 、『明 解国語辞典』 ( 昭和年 ) である。このほか「てるてる坊主」の見出しだけというのは『ローマ字び き国語辞典』 ( 大正 4 年 ) 、『びき日本辞典』 ( 大正 6 年 ) 、『新辞典』 ( 昭和 4 年 ) 、『言苑』 ( 昭 和年 ) などがある。こういう情況を経て、大方の辞書が「てるてる坊主」の見出しだけとなるの は昭和三十年以降のようである。このように辞書の見出しを一覧した結果からすれば、明治大正期
5 国語辞典中の三食の見出し一覧表 飯膳 〇 / 〇 / ( 0 0 ) 〇〇 〇〇 〇〇 〇 / 〇 / / / / / ン〇 〇〇 〇〇 言泉 △ / 〇〇 〇ケ 〇〇 あ 朝の食事の言い方さ め 見出し 漢字表記 あ さ が い 朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝 飯食飯食飯餉飯餉食御御食飯餐餉 あ さ は あ さ あ さ い い あ さ し よ く あ さ は ん あ さ せ ん ち よ ・つ し よ く ち よ - つ しま ん ち よ - つ さ ん ち よ - つ し よ 和英語林集成初版 和英語林集成再版 和英語林集成三版 和漢雅俗いろは辞典 日本辞書言海 日本大辞書 日本大辞林 帝国大辞典 日本大辞典 日本新辞林 ことはの泉 辞林 大辞典 辞海 大日本国語辞典 A B C びき日本辞典 辞苑 大辞典 大言海 新辞典 広辞林 日本大辞典 199 明解国語辞典 〇 〇 〇 △ 〇 名 60 ◎ 00 ◎第◎■■第第第 ・ 0600 ・ 6 ■第第ス第ー ケ ・ 0 ◎ 00 ◎第◎第第第 〇 〇 〇 〇 〇 △ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇〇〇 〇 〇 〇〇 / / / / / ン〇 〇〇 / / / 〇 / 〇〇 〇〇 / / / 〇 / 〇〇 〇
の読みが当たり前という現在の目から見れば、『海潮音』のアオソラは誤植ではないかと思いがち である。だが、明治四十五年刊の『大辞典』を引くと、 あをーそら ( 青空Ⅱ蒼空 ) 名青青ト晴レタそら。Ⅱアヲゾラ。 あをーぞら名あをそらノ転。 と出ている。清濁両形を見出しにし、「あをそら」が主見出しで、「あをそら」は「あをそら」から 転じた語としている。どうやら『海潮音』の例は誤植ではなさそうだ。 「青空 ( 蒼空 ) 」は近世に例があるが、明治時代の初めにかけては清音アオソラであったと思われ る。へポンの『和英語林集成』では、明治直前の初版から十九年刊の第三版まですっと清音の見出 しである。二葉亭四迷の『浮雲』 ( 第一篇 ) にも、 あをそら 〇断雲一片の翳だもない蒼空一面にてりわたる清光素色 ( 第三回 ) 国 天 のように清音の例かある ャ一方、濁音アオゾラを見出しにした最初の国語辞典は、『言海』 ( 明治年 ) で、著作物でも二十 二年刊の『当世商人気質』や『風流仏』から濁音例を拾うことができる。
引 92 , 110 , 122 , 159 , 161 , 169 , 173 , 191 婦系図 176 , 194 女の部屋 123 音引日用大辞典 98 , 110 , 118 か 開化の人口 44 開化のはなし 26 開化問答 25 , 44 , 54 , 59 , 61 , 62 , 68 怪人二十面相 121 怪談牡丹燈籠 56 海潮音 72 , 76 海底軍艦 60 , 61 , 63 , 172 , 173 海底旅行 64 , 100 , 169 , 183 街頭の風 256 花間鶯 % , 81 , 189 学研国語大辞典 142 , 227 角川国語辞典 15 , 141 角川国語辞典 ( 改訂版 ) 角川新国語辞典 142 1 5 軽ロあられ酒 58 , 164 , 184 , 185 花柳春話 24 , 81 鵞環幡児回島記 58 鵞毛 141 172 彼女とゴミ箱 門三味線 17 29 43 , 56 , 138 , 154 , 索 黒本本節用集 80 桑の実 221 河内屋引 雁 177 , 178 漢語字林大成 漢語字類 39 漢語続貂 閑散無双 153 感想小品叢書 巌流島 104 枳園本節用集 帰去来 33 33 232 80 紀州方言音韻篇 92 寄想春史 163 , 178 奇想凡想 149 狐の裁判 192 木下尚江 218 伽羅枕 51 , 99 , 176 旧習一新 25 牛肉と馬鈴薯 245 牛店雑談安愚楽鍋用語 索引 89 仰臥漫録 213 狂風記 143 玉之帳 145 吉里吉里人 101 桐畑 185 桐一葉 45 , 50 奇話哀話 180 金貨 121 銀座細見 152 銀二郎の片腕 186 虞美人草 82 , 169 , 187 91 , 179 屑屋の籠 36 , 50 , 78 苦心、の学友 172 銀の匙 185 経済小学家政要旨 169 言苑 15 , 18 , 86 源叔父 191 言海 18 , 24 , 30 , 38 , 49 , 73 , 74 , 81 , 99 , 111 , 119 , 197 , 199 , 201 , 202 , 233 言泉 15 , 18 , 83 , 127 , 198 , 199 , 201 , 202 現代国語例解辞典 142 現代語辞典 151 現代語集成新辞林 155 現代術語辞典 152 現代新語辞典 133 , 139 , 148 現代用語の基礎知識 い 2 見坊豪紀 97 言林 15 , 84 , 86 , 156 語彙 99 , 109 広益熟字典 25 広辞苑 15 , 84 , 86 , 142 , 156 , 206 広辞苑 ( 二版 ) 15 , 86 広辞苑 ( 三版 ~ 四版 ) 86 , 142 広辞林 15 , 18 , 64 , 85 , 198 , 199 , 201 , 202 広辞林新訂版 15 , 84 , 85 , 154 新版広辞林 84 , 85 広辞林 ( 五版 ) 85 広辞林 ( 六版 ) 85 ( 6 )
2 資料と事項 人形 101 164 , 168 , 179 , 18 タ 119 , 198 , 199 , 201 , 202 丁正浮城物語→浮城 にんげん動物園 184 , 187 146 , 日本三文オペラ 153 143 , 222 ロロ 日本国語大辞典 ( 初版 ) テヱリー新文化語辞典 猫 232 , 234 猫又先生 112 206 , 227 150 日本国語大辞典 ( 第二 寝耳鉄砲 28 , 61 当穐八幡祭 145 てるてるばうす 17 版 ) 1 , 2 , 19 , 29 , 46 , 野の哄笑 122 伸子 256 天変地異 56 48 , 62 , 65 , 92 , 105 , 東京朝日新聞 149 野分 68 , 169 137 , 143 , 148 , 154 , 東京弁は生きていた 166 , 195 , 196 , 208 , 211 , 212 , 213 , 221 , 150 東京方言集 105 煤煙 113 223 唐人お吉 214 日本辞書言海→言海 俳諧師 244 当世商人気質 日本新辞書 98 , 99 , 破戒 32 , 43 , 46 , 81 , 171 , 73 , 74 当世書生気質 170 , 185 1 1 1 , 1 19 175 , 191 日本新辞林 39 , 74 , 81 , 歯車 123 187 , 193 童蒙をしへ草 花物語 192 44 , 56 98 , 111 , 119 , 198 , 199 , 童謡 256 春廼家漫筆 117 201 , 202 徳川夢声 214 日本小辞典 半七捕物帳 112 , 169 , 81 日本大辞書 途上 102 18 , 24 , 30 , トテ馬車 209 半生 159 , 184 , 187 , 189 33 , 39 , 49 , 74 , 81 , 99 , とても 232 , 237 彼岸過迄 67 1 1 1 , 1 1 9 , 1 9 7 , 199 , 隣の女 102 微光 174 201 , 202 日本大辞典 必携熟字集 18 , 38 , 74 , な 火の鳥 122 81 , 98 , 99 , 110 , 111 , 内地雑居未来之夢 火の柱 68 , 245 引 , 119 , 198 , 199 , 201 , 百人坊主 223 36 , 103 , 188 202 中村星湖 219 , 230 日本大辞典言泉→ 百鬼園随筆 14 夏木立 57 泉 病牀六尺 210 夏の宿題 175 日本大辞林 38 , 49 , 63 , 風媒花 113 夏痩 188 風流仏 45 , 73 74 , 81 , 99 , 110 , 111 , なまよみの甲斐の文学 福翁自伝 22 , 27 , 29 , 37 , 119 , 198 , 199 , 201 , 講座 226 42 , 5 タ 59 , 68 202 南総里見八犬伝 196 日本橋 12 , 189 物質の弾道 180 日葡辞書 24 , 28 , , にゃんの事だ 145 筆まかせ 216 紐育 36 舞踏会 35 42 , 48 , 66 , 80 , 89 , 159 , 一三ロ は 175 ( 9 )