しまった じようしまう 丞相 そうえい 曹叡ごときは た やゆら とるに足らぬ輩 かれ らよっあん 彼らが長安にくる とならば生け捕る まででござい ます 1 わしは そうえい 曹叡など 恐れておらぬ おそ わしが恐れるは らうたつひとり 司馬懿仲達一人 わしは魏にあって じんぶつ もの 人物らしい者は かれひとり 彼一人と見ていた その司馬懿が たいにん 大任を受けたと あらば いまもうたつないおう 今孟達の内応を よろ・一 喜びあっていた ところだが くつえ それも覆される かも知れぬ もうたっ 孟達では司馬懿の てき 敵ではない もうたつまん もし孟達に万一の ことがあれば らうげん 中原はたやすく て 手に入るまい それでは だ 急使を出し もうたっ第う 孟達に注意を うながしては いかがで ございます 5
なんと も、ったっ 孟達が むはん 謀叛を′ . 実はのう し・んじよう もうたっ 新城の孟達が むはん 謀叛をたくらんだと 知らせが入った それゆえ もうたっとら 孟達を捕えに 参るのじゃ やつもとしよくしん 奴は元蜀臣 、おう ゆだん 事は急ぐ 油断はできぬと、、 ` ご協力 」思 0 てたが たまわりたい やはりそうか らゆうたつどの 仲達殿 それでは それがしに せんばうめい 先鋒を命じて いただきたい こと おう さきて では先手を つかまつる ・ようり議く
丞相は孟達を きおく ご記憶こざい まするか し第しかんうしようぐん 昔関羽将軍が けいしルうやふ 莉州で敗れたあと 蜀にそむいて もうたっ 魏に降った孟達で こざいまするが・ おう 忘れはせぬ もうたっ その孟達が また何か いたしたか もうたっ 0 3 もうたっ 孟達は 魏に降ってから そうひ 曹丕には 信頼されましたが しんていそうえい 新帝曹叡の代に なってからほとんど かえりみられない そうにござい す 0 今ではなせ 蜀をはなれたか いたく後悔し ららしよく 、、、、、わが父に蜀に 帰参のかなうよう とりなしてほしいと 申して参りました - 近頃はことに 何かにつけ もとしよくー ) ん 元蜀臣だったと いうことで 猜疑の目で見られ たの ひび 楽しまぬ日々が つづいているそうに 「 ) ざいます 2
ミ 0 価 0- わしが 十日以内に ーし・ルじよう すがた 新城に姿を 現わすから 備えをこうせよと 教えてある そな ちらうえ 父上 こうめい なんと孔明は 書いて おりまする だがこの手は お ここで押さえた もうたっ め 孟達の目には とどかぬ これで孟達は てあし 手も足も で 出まい もうたっ 0 それにしても 孔とはをろしい 男じゃ こうどう わしの考えと行動を みとお まるで見通している もうたっ ようだ孟達が さしすどお 指図通りに動いて いたなら魏国は 危なかったぞ かんが 一 4
第第 , をもし - もうたっ 孟達 まだ気づかぬか 旗をみよ ああっ わしは もうたっ 孟達じゃ ひとらが 人違い いたすな はた なに一つ 002 おまえの ふくしんおい 腹心や甥まで はんたい むはん 謀叛には反対で 司馬懿さまの 兵をこっそり城に 入れたのじゃ ロ 00 新 おおっ H まわりは すべて おぬしの 敵じゃ ぬうう
物へレ なんという あさ 読みの浅さ じゃ ななにつ これが もうたっ 孟達の へんじ 返事か どうなされ しかし らあん 長安で魏王と 落ちあって それから兵を 動かすとなれば 早くて一か月は かかると思われ まするが はや 孟達め 司馬懿が攻めて くるに一か月は かかるその問に じ噛うぶんよう 充分用意が ととのえられると したためて 参った ーノうたっ 引動第
ちかごろ 近頃 しんじようたいしルもうたっ 新城の太守孟達が らの主人と じまうようたいしルしんたん 上庸の太守申耽を まねいて謀叛を もちかけまして ございます 、「 - それがしは きんじようたいしル ス金城の太守 いえもの 申儀の家の者に ございます うむ わしが司馬懿 じゃが いカカいたした むはん らんも ばどう その場は同意した りをして かえ 帰りましたが すぐに司馬懿さまに お知らせしろと なにつ もうたっ 孟達が 4
しツな さらに もうたっふくしん 孟達の腹心 李輔ならびに とうけん 甥の鄧賢も むほん さんか 謀叛に参加したくない そ」よう とここに訴状を あずかって こざいます よくそ 知らせてくれた しんけ 申家の兄弟の 忠誠心はよく わかったと 伝えてくれ った 当ようだい 0 0 、 0 .2 的 ららうえ 父上すぐに てんし 天子に表を したため 、、つじよう 奏上いたさねば ばかな そんな事をしていれば 一か月はかかる あいだもうたっ その間に孟達に ようがい お 要害を押さえられては わしに百万の兵が あっても急には 、ち破れぬ ゃぶ リよう こと 0 5
はん 孟達の叛意 そあった
一刻をあらそう しんげきめいれい すぐに進撃命令を 出せ はっ らゆうたつもうたつむはん 仲達は孟達謀叛の 知らせを聞くや まいで進撃した にら ニ日の道を一日で すすはや 進む速さであった みち