に仁王立ち飛翼徳 での張邵との戦いなどがそのよい この三国志最大の名場面ーー長 ◆性格判断 坂橋にひとり立っ張飛の勇姿は、 例である。 張飛と並んで豪勇と称される呂 いつまでもキミの心に焼きついて ◆張飛ひとくちクイズ しることだろ - フ。 布と比べると、彼の性格は非常に そのとき張飛は物悽い形相で曹明解である。まず第一に張飛は決①張飛の出身地はどこか。 操をにらみ、大喝一声・名のりをして人を裏切らない。鴻家の家臣②張飛がまだ若く、鴻家の家臣で 4 だった彼は主家が没落したあとも あげるが、成都に残る張飛像はそ あったころに呼ばれていた異名 をひとつあげよ。 忠義をつらぬき通し、またひとた んな迫力ある表情ではなく、かな び劉備・関羽を兄としてからは、③張飛が活躍した戦いの主なもの りひょうきん、である。 豪気の代名詞のような彼が、失死ぬまで二人を慕っていたのは間 敗を劉備や関羽にとがめられてし違いない。 また呂布が豪勇一点ばりだった よげかえっている姿を想像するの は楽しい。また、そこが張飛の張のに対して、荊州以後の張飛の活 飛たるゆえんでもあり「乱暴者だ躍の中には、孔明などの影響をう 鹵プレイが見られる。蜀 が憎めない けてか頭用 A 」い , フ・ 4 メ , ー ) ン . につ ながるのである。 攻略の厳顔との一戦、あるいは漢中 英雄十傑
ト . ◆ . ◆ . ◆ - ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ - ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ - ◆ . ◆ . ◆ - ◆ . ◆ . ◆ - ◆ . ◆ - ◆ . ◆ - ◆ . ◆ . ◆ - ◆ - ◆ - ◆ - ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ - ◆ - ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ . ◆ - ◆ . ◆ - ◆ . ィ そんけん さあ、事情を聞いてあわてた孫⑥来陽に行くにあたって孫乾がひ 乾、何とか張飛を待たせているすとつだけ、張飛に注意したことが きに、劉備のもとへ走ります。張あるが、それは何か。 飛じや道中、どんなことをしでか すかわからない 廂統と一緒に飲まないこと とい、フし配にこ れまた納得した劉備、副官として間大声を出さないこと ほ・つト一み′ (-) 廂統に危害を加えないこと 孫乾を連れていくようにと張飛ー 命じました。 「張将軍、本日はもう遅いので明 朝早々に出発いたしましよう」 べに行かせればゝ しいじゃないか」 いわれて張飛、夜が明けるのも と最近、ひまさえあれば書物にもどかしく一睡もせずに暗闇のな 第没頭して、勉強家になった張飛が かを旅立ちました。 劉備をなだめます。納得した劉備、ユーモアクイス さっそく張飛を上司大人に任命し、線④ー何故張飛は喜んだのか。 らいようけん ちょうてい 来陽県へ視察に行かせることにし⑤長亭に行くには城門を通らなけ ました。これをきいた張飛、飛びればならない。荊州で真夜中に開 あがらんばかりに喜び、丁度やっ 門させることができるのは張飛し かいなかったとい一フ・・・・・・・・・ーそれは可 って来た孫乾に、さっそく自慢し た次第。 故か。 4 人人人人人太人・ け そん ほ・つ一・つ らいよう 138
を三つあげよ。 しておいたのだろう。理由をいく ◆ヒーロー・セミナール ④張飛が大酒呑みであることは有 つか考えてみた。 ) よしゅう 名だ。酒の上での張飛の失敗と◇劉備玄徳が徐州刺使であったと①曹操、呂布にねらわれている徐 成功を一つずつあげてみよう。 き、曹操の陰謀で淮南の袁術を攻 州を守るには、張飛の武勇にた あざなよくとく ⑤張飛の字は翼徳で通っているがめることになったが、残っていた のむしかないと田心った。 書物によっては違う字かついて張飛の失敗で徐州を呂布に奪われ②このとき劉備はすでに徐州をあ いる。何という字か た。このとき劉備はなぜ張飛を残きらめており、もし関羽を残せ ば彼は命がけで戦って死ぬかも しれないと考えた。 要術と戦うにあたってどうして も関羽が必要だった。 ④張飛は激しく呂布を嫌っており、 呂布にニラミを効かすには張飛 かよいと考えた。 ( ⑤実は徐州ではいまだ劉備派と陶 謙派が反目しあっており、近い うちに混乱が起きるのが予期さ れた。そこで、この機会に部下 にきびしい張飛に反劉備派を粛 清させよ一フとした。 張飛第 わいなん えんし 0 っ 2
、イ屬・、第 ・こ 中国古典に挑戦 ④長坂橋に独りたっ張飛。吹き出「我は張益徳である。我ととも しのなかの漢文の大意は、次のう に生死を決しようという敵よ、来 ちどれであろう。 たれ」 「我こそは張益徳である。来た 「我は張益徳 ( 正史では張飛の る可き敵と、ともに生死を決しょ 字は益徳である ) 。誰か我ととも , つではない力」 に決死で敵と戦うものは来たれ」 ③夫済大事 必以人為本 今人帰吾 吾何忍棄去 ④身是張益徳也 可来共決死敵 109
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ るえあがると田心いきや、どこ吹く 張長官閣下 風の風清に小間使い、ただ口をあん ほみ・」・つ ぐりとあけておりましたが、とに 来陽に一行が到着しても、廂統 もかくにも、因果を含めた仲間五 あいかわらずの酒びたり。ところ 人とめくばせをし、掎子〕・ど囎統 が、出迎えの人々に「長官閣下」 を張飛たちの前へ連れてゆきます。 と呼ばれた張飛は、すっかり上機 ほ・つ A ャっ 仕方なく立ちあがった廂統に怒っ 嫌。統の職務怠慢を裁いてもら た張飛 おうと、続々と野次馬たちが集ま 「貴様、自分のやってることがわ ります。そこでもまた「長官閣下、 からんのか ! 着任後百日もたっ 長官閣下」と乱発されるものだか のに公務はそっちのけで酒びたり、 ら張飛いよいよ有項天。 を 0 うもん 間使いは、さあ大変と統の部屋それで俺が糾問に来たのだ ! 」 「統はどこにいる」 ほ・つ・こ・つ とやっても廠統、いささかもた へ走ってゆきます。 と張飛たずねますと、伴の者、 だ人な 「旦那、酔っぱらって寝てる場合じろがず、 「それが、家で酒を」 だんな 「そんなことで来られたか、酒で 「それならよい」と張飛ニコニコじゃありませんよ。張将軍が旦那 とが ほうとう ももてなしたいと思っていました 笑顔で統の家を訪ねますが、さをお咎めに来ましたよ」 「勝手に処分してくれよと伝えろ」が、公務を見たいとおっしやるな あ困った。庭先は野次馬の群れ、 ら、先に百日分の仕事を片付けま と、てんで相手にしない廠統、こ ここて間違えてもしたら、たちま すから、それから一献やりましょ んな具合にまた寝てしまいます。 ち笑いものになります。 ほ・つト」′ 張飛が来たのを知った統の小張飛の名を聞いただけで統、ふう」 は・つ A ャっ
とだけ。 ( といって酒がめごと一息 に飲みほす ) 関羽ああ、それでこそ張飛。全 く飲まないおまえなんて、髯のな 桃園の再会 いわしのようなものだ。がつはっ はつ。 みんな、よく 劉備 集まってくれた。乾張飛 ( 目がすわっている ) てやんでい 兄貴たちはいつも \ 、、関羽どうした、張俺を子供扱いしやが「て。老齢年 飛、何故飲まんのだ。金もらってるからっていばるなっ 6 、、 ( 病気か ? てんだ。ああ気にいらねえ ! 張飛俺はいつも酒 関羽・張飛の不満 で失敗してきたから な : : : 七十七の誕生備また始まった : ・・ : 飲ませる 日以来、きつばりゃんじゃなかった。しかし、年金な めたんだ。 ら、みんな孔明が定期預金にして しまったぞ。 劉備まあまあ今日 ーは持別だ。余が許す。関羽 ( 盃を落として ) えっー 張飛 しいんですか本当ですか ? ああー : それじゃちょっ関平の息子も今年は学校にあがる 架空会談ー こッ薹 あの三人が帰ってきた
孫権わら職人のなりあがり , 曹操 だんだん孔明に似てきおっ 私ガ三国のリーターだ 曹操 何をやってもハンパ者 ! うつうつ、竜が沼の淵にひ 劉備 口に大義をとなえても、心 孫権 曹操私は魏の大王である ! 劉 ) こそむは何のため。時機をまち、天 に一致するものがなければ同志も 備よ、まさか皇叔だなどと言しオ に昇らんがため。時には恥をしの同志ではない。 すなよ : : : 。 ( 横目で ) ぶこともあろう・・ それはわしの名言じゃー 備何をかくそう私こそ。 孫権またぶつぶっと訳のわから いいか諸君よく聞いてくれ、おれ 孫権履売りだったんだろ ! んことを言いおって。 のいうことは正しい。おれのなす そのとおりー 曹操 ことも正しい。 ( そこに張飛乱入 ) ゃいやいてめえら、勝手な 0 ことばかりぬかしやがって。われ 1 こそは劉備玄徳の義弟張飛だ。い さぎよく勝負しろ。 曹操 げつ、張飛 : : : ( あわてて 逃げ出す ) 張待ちゃがれ。今日こそ生き て帰れると思うなよ。 孔明は笑う 劉備こら張飛やめないか。何度 くっ 曹操 張飛
成都の動乱建安一一〇年 「劉皇叔、申しあげます。関・張・劉備「丞相、昼寝してる場合じゃ 趙・馬・黄将軍の陣がことごとくありませんよ、早く策を ! 」 孔明「あなたが民を憂え、国を思 敗れてございます」 う気持ちに感服いたします」 劉備「なに ! 東夷の倭人づれに わが最強軍がことごとく破れたと張飛「何を言ってるんですか、東 申すのかー 関羽「こら張飛どこへ行く ? : これでわが命運も夷軍はすぐそこまで迫ってるんで 尽きたか ! よし、丞相を呼べ」すよ。早く奧の手で東の蛮族ども張飛「知れたことよ、この家に火を つけてやらあ 張飛「山へ休暇に出かけてます」をけちらしてくださいよ」 劉備「そんなにご謙遜なさらない 有無を言わさず劉備は張飛ら十孔明「しかし私はまだ若輩浅学、 名の伴をつれて孔明の草庵へ馬を諸侯の期待に答える力はありませで、いつもの策を、いざ ! 」 飛ばした。 ん」 孔明「むむ : : : ついにこの日が来 お邪魔 いたしす マニア度自尾断 お手普見 ! うん 1 \ ル一 1
解答 しよう ちょうこう かこうえん ときに養子縁組をした義理の父子で 山の夏侯淵軍にあって、張郤は黄忠 0 ・うしよう ある。 と戦っていた。なお劉璋はすでに劉 かこうえん かこうじゅん 第 2 ラウンド夏侯淵ー夏侯惇 備の臣下にあったので、劉封とは敵 、 0 曹操挙兵以来のこの勇将たちは、 正史には「同族の」と記述されてい ②正解は次のとおり。 るが、通常、従弟といわれている。 ーイー⑤ ちなみに曹操自身も、この夏侯氏の n—アー 出身であるらしい はら′ル」・つ ークー 3 孫乾ー孫権、・統ー庸徳同姓なだ・》 ? けの他人。 ーキー⑥⑧ ーカー 4 0 ー 3 仇敵・ライバルあて ちょうこう 田① -o 張部ーイ曹操。場面は官渡のとき、敵対関係とまではいえない。 9 ーウー⑧⑥ 前哨戦における関羽と顔良の戦いで③曹操ーイ賈訒 ーエー① えんじよう ある。 場面は曹操の宛城入城。このときはっきりと勝負がついたのはない ちょうし 0 う ふ人しゅう ② -n 厳顔ーイ璋。場面は成都の劉張繍は、半ば偽りの降服をした。こが、しいていえば趙雲 > 文醜の戦い 璋を救うべく張魯の命をうけ、漢中の後張繍の参謀賈と曹操は、互いで、趙雲の判定勝ち かはうかん から葭萌関に攻め寄せた馬超と、そに智略を戦わせて死闘することにな 0 ー 5 夫婦・恋愛 O むか *- 3 ウ「ーー O ①ーイー②ーアー〇ー れを迎え撃っ張飛である。このときった。 げんがん ④ーエー⑨・・・・・、オー⑥ーキー 4 黄忠ーア張部 すでに厳顔は、張飛に降っており、〇 ちょうろ 劉備軍の一員。玄徳軍と張魯はこの場面は漢中の定軍山攻防戦。定車⑦ーカー げんがん ちょうろ がんりよう せいと 4 44 要ミ ていぐんざん 0 りゅうは」・つ
英雄十傑 0 ちょうこう おうへい えぬ英雄は少なくない。 寨の " 陣前の美酒久張郤 ) など③王平 ( 徐晃の副将 ) じようざんぐん たとえば魏の豪傑番付をつけると から一二つ挙げてほしい ①吊山郡 かこうじ 4 んあくらいてん ちょうこう かんち・う すれば①夏侯厚①並莱典韋③許赭④ 間馬超編 ④成功ー漢中での張邵との戦い レ ) よ - っちょう - : っ ちょうりようがくしんそうじん ) よし 0 う 徐晃 3 張郤⑥張遼⑦楽進 ( ⑧曹」」④張 失敗ー徐州で呂布に国を盜られる①馬援 ( 馬超の先祖 ) 遼⑩話曻〔などがあげられるだろう。 ⑤益徳 ( 「正史」「通俗三国史」など ) ②寵徳 りよ・物・つ りくそん たいしじ 呉では太史慈、甘寧、呂蒙、陸遜 ⑧関羽編 へんしようぐん かんのじ・ていこう などが ~ 々「なところだ。 ⑤魏と呼応して北方から蜀に侵入し ①濮寿亭公および偏将軍 こうち 0 う 蜀もその他に、五虎将の黄忠、後 た簇をおさえた ②日馬の戦い ぎえん おうへい に武の中核となる魏延、馬岱、王平 ◇そのほかのヒーローたち ③長沙 ( 荊州 ) ばんとうが ここにあげた十人の他にも、忘れなどかいる。 ④ ( 蟠桃河のほとりで ) 塾を開いてい また智謀の士といえば寵統・姜維 があげられることだろう。次に魏の 3 玄徳夫人と劉備の子 ( 阿斗はまだ ようし 0 う かくか 司馬懿、楊修、賈、郭嘉、それに 生まれていない ) ちうしよう しよかっきん 呉の張昭、魯粛、諸簽らが有名で 9 趙雲編 ある。 ①劉備・関羽・張飛 三国以外でも、呂布をおとしいれ ちんけ、 れ′・ん A : っ ②汝南の古城にたてこもる張飛 た智者・陳珪、陳登父子、関羽古 戦させた豪傑・寵徳、忠義をまっと りゅうしよう ちょうじん うした劉璋の旧臣、張任などが印象 的である。 じよなん この城の あるじ りびげんとくどの 劉備玄徳殿よ ばえん しろ かんねい きょ - よ