1990 - みる会図書館


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1. UNIX MAGAZINE 1990年11月号

UNiX 1990 年 11 月 1 日発行 ( 毎月 1 回 1 日発行 ) 第 5 巻第 11 号通巻 49 号昭和 53 年 9 月 5 日第三種郵便物認可 MAGAZINE 1 810 円 Nemacs から使うメ—J レシス UNIX Communication N0tes telnet UN ー X 流プログラミング HP SoftBench 環境 日本語 Ope れ Windows バージョン 2 ワークステーション・カイド・・・・・・ MUSBUS

2. UNIX MAGAZINE 1990年11月号

e $ & 0 ce News ZHP YHP(Tel 03 ー 331 ー 6111 ) は、 HP9000 シリーズ用 CASE ツール「 HP Branch VaIidator. 」の販売を開始した。 CASE ツールの拡充 同社製の CASE ツール統合プラットフ ォーム、、 HP SoftBench" の環境下で動作 するソフトウェア・テストツール。プログ ラムの各種テストの際に、各モジュールの テストの進行状況を棒グラフで表示、テス トの終了していないソースコードの部分を ROM 化用クロス開発ツ→レ ライフポート (Tel 03 ー 293 ー 4711 ) は、 IAR ファミリーン ( マイクロ ) シリーズ〃 の新製品として、クロス C コンパイラ「 IC C 」、クロスアセンプラ「 IMA 」、局級言語デ バッガ「 C-SPY 」の販冗を開始した。 スウェーデン IAR Systems 社が開発 した ROM 化のためのクロス開発ツール で、マルチホスト / マルチターゲットの開発 環境を提供する。 ◆ ICC —LIFEBOAT に保っための拡張機能を備えている。 MS- 開発効率とプログラムの互換性を高レベル MotoroIa など各社の CPU をサポート。 マクロ機能をもつアセンプラで、 lntel 、 ◆ IMA 円。 UNIX 、 VMS 用が 690 , 000 円から。 供される。 MS-DOS 、 OS/2 用が 298 , 000 アップ・ルーチンがアセンプラソースで提 C コンパイラ。 ROM 化用の C のスタート ROM 化を目的とした ANSI C 互換の エキヾートシステム構築ソフトウェア 矢印で指示するなどの機能がある。 価格は、シングルューザー・ライセンス で 481 , 000 円、 10 ユーサーが 163 万 6 , 000 円、 25 ューサーが 346 万 4 , 000 円、 50 ューサーが 577 万 3 , 000 円。 販売予定は、初年度 800 ューサー DOS 用が 98 , 000 円。 UNIX 、 VMS 用が 330 , 000 円から。 ◆ C-SPY ICC で書かれたプログラムをサポート する咼級言語デバッガ。シミュレータ ( C ー SPY/S) はターゲット CPU 、メモリ、基本 的な I/O の動作をシミュレートする。ェミ ュレータ (C-SPY/E) は、ハードウェアに 依存した割込みや I / O の動作などを ICE をとおしてデバッグする。 C-SPY/S は、 MS ー DOS 用が 290 , 000 円。 UNIX 、 VMS 用が 530 , 000 円から。 C-SPY/E は、 MS ー DOS 用が 300 , 000 円。 UNIX 、 VMS 用が 700 , 000 円から。 への表示、画面上のスケジュールをマウス で修正するスケジュール編集機能 ( 専用ェ デイタ ) が用意されている。 価格は 450 万円。対饑種は G ー 160 ( メ モリ 16MB 以ーヒ、 SX / G 基本ソフト、 C 言 語開発環境が必要 ) 。 販売目標は、 3 年間で 100 セット。 富士通 (Tel 03 ー 216 ー 3211 ) は、 G シリー ズ WS で動作するスケジューリング・エキ スパートシステム構築ソフトウェア「 AP- SHELL/SCHEDES 」の販売を開始した。 生産 / 人員引画などの策定を、エキスパー トシステムで実現するための C 言語べース のソフトウェア。生産にかかわる機械や製 品、日程などの生産モデル ( 知識 ) とスケジ ーリングの手続きを表すプログラム ( 推 論 ) を明確に分離し、スケジューリング問題 を標準化、エキスパートシステムの開発効 率とシステムの拡張を向上させる。 知識を「もの ( 対象モデル ) 」「時間 ( 時間 概念モデル ) 」「制約 ( 制約モデル ) 」という 3 つの観点で捉え、独立して表現すること により保守管理が容易になる。 推論には標準的な解法を 2 種類用意し、 いすれかの選択でスケジューリングの実行 4 EFUJITSU が可育また、解法編集機能 ( 専用工ディ タ ) も提供し、利用者によるカスタマイズも できる。 システムが作成したスケジュールの画面 SystemV R4 の開発計画 AT&T UNIX System Labora- tories, lnc. (USL) は、 UNIX SystemV R4 のリリース引画を発表した。 UNIX lnternational の UNIX Sys- tem Roadmap に応えるかたちで公表さ れたもので、各機能の発表時期 ( 開発副画 ) は以下のとおり。 ◆セキュリティ拡張版 : 1991 年上半期。 N CSC の B 3 レベルに準拠した SystemV R4 のセキュリティ拡張版 (SVR4 (S) で、 Amdahl と Motor01a に よる B2 レベルのシステム保護機能も含ま れる。 ◆高信頼度ファイルシステム / ディスク : 現在、 VERITAS の協力を受けて開発中。 ◆標準対称型マルチプロセッサ対応 : 1991 年上半期。マルチプロセッサ型のマシ ンに対応する SVR4 で、 lntel 、 M0tor- AUSL UNIX MAGAZINE 1990 は 1

3. UNIX MAGAZINE 1990年11月号

UNIX REVIE 誌提携 MAGAZINE CONTENTS 90 / 11 UNiX LittIe Language sendmail. cf(l) Daemons & Dragons MUSH(2) FreeSoftware の世界 ネットワーク・アプリケーション ( 3 ) UNIX Communication Notes 連載 HP SoftBench 環境 1990 年 11 月号 自由気ままに Shell プログラミング ( 初 Nemacs 入門 メールシステム ( 1 ) 新連載 UN Ⅸ流フログラミング 標準入出力 An lntroduction to X Window System twm の使い方 ( 4 ) UN Ⅸへの招待 シェルプログラミング ( 4 ) news & 0 そー ce ■ News ■Ⅳ 0 ce 日本語 OpenWindows 2.0 ワークステーション・ガイド ■ Co ん m れ 標準化動向 ワークステーションのおと MUSBUS 表紙デサイン・甲斐みどり表紙写真・守屋ー於 Calendar UN Ⅸ語講座 NEWS from jus JUNET 便り マジカル・ミステリー・ツアーいたしましょ 目 ・ Martin R. Cagan ・・齊藤明紀・山口英 ・ P. D. Stallmen ・・ Rob Kolstad ・ srekcah @sra. CO ・ ] p ・・荒井美千子 今泉貴史 ・・中村眞 ・・坂本文 ・植村剛成 , 笠井信弘 ・・今泉貴史 , 権藤克彦 ・ Shane P. McCarron ・・坂下秀 ・・竹岡尚三 ・みるく ・・坂本文 ・・桑原啓次郎 次 46 35 62 75 80 102 124 130 145 1 17 26 68 90 95 99 144 34

4. UNIX MAGAZINE 1990年11月号

図 3 mk 制て作った表の例 Test Date UNIX Version Memory Processor MUSBUS Versionl e s & 0 ce ル 0 ce 20.6 引 0.20 0.60 0.63 0.67 0.68 20.6 引 20.73 Sun3 / 260 れ 0 れ e 5.2 12 May 1990 ー SUN—OS 4.0. 引 図 4 mkcomp で作った表の例 Memory processor MUSBUS Versionl Test Date UNIX Version ー This System ー none m3 / 260 Raw Speed 5.2 12 May 1990 ー SUN—OS 4.0. 引 Abs01ute ReIative T01 VAX 11 / 785 ー 5.0. Beta ー 22 Jun 198 刀 BSD 4.3 8 Mbytes ー FPA Raw Speed F10at Arithmet i c Long Arithmetic lnteger Arithmetic Short Arithmetic Register Arithmetic Loop Overhead Test Description E1apsedl Time CPU ー Time ー ー十 0.76 0.76 0.6 引 0.6 幻 0.16 Re1ative Test Description Loop Overhead Regi ster Arithmetic Short Arithmetic lnteger Arithmetic Long Arithmet ic F10at Arithmetic EIapsedl Time 20.73 0 .68 0 .67 0.63 0.60 0 .20 CPU ー Time ー 0.701 0.701 0.6 引 0.6 幻 0.16 E1apsedl Time 0 .13 2 . 10 1.72 2 .59 1 .87 1 .75 CPU ー Timel 0.1 幻 1.6 幻 1.5 引 2.3 引 1 .4 引 2.26 し、ちょっと見にくいですよしつは、 MUSBUS に はこのファイルから表を作って見やすくする便利なシェ ルスクリプト mktbl 、 mkcomp が用意されています。 れらは、ディレクトリ Tools にあります。 結果を見るには ? mktbl と mkcomp を実際に使ってみましよう。 $ mv Resu1ts/10g Resu1ts/10g. machine $ cp Resu1ts/10g. machine T001S $ cd T001S $ mktbl machine はしめに、 mktbl が CPU 、 FPU などのハードウェ ア・オプション、実メモリ数などについて質問してきま す。これに答えると、〃切 e というファイルができて いるはすです。これは tbl を用いた roff のファイルとな っていますので、画面上で見るには、 $ tbl machine ー nroff ー colcrt ー more —s とします。すると、最初にテストしたマシンに関する情 報を表示して、実際のテスト結果のサマリーを出力しま す ( 図 3 参照 ) 。 2 つの UNIX システムの結果を比較する表が欲しい ときは、 mkcomp を使います。ただし、これで比較でき 30 るシステムは 2 つだけです。 〃 2 〃 C カ / 〃にノ〃 2 〃 C カ / 〃に 2 $ mkcomp 続きます。もっとも重要な処理結果の分析が残っていま これで終了といいたいところですが、残念ながらまだ ことが分かります。 time で 1.75 倍、 cputime で 2.20 倍の速度で処理した ン (Sun) は基準となるマシン (VAX) に比べて elapsed 試みに、、 LoopOverhead" の結果を見ると、このマシ さきほどと同様にして出力を見ます ( 図 4 参照 ) 。 も tbl を用いた nroff のファイルとして作成されるので、 倍の速度で実行したかを示す値が追加されます。こちら 対的な値ーー - 各テストで襯ん切霞が川石 2 の何 え、川 4 に対する襯“怩 2 の使用した時間の相 しては、 4 勧切の elapsed time と cpu time に加 襯“ん切ー”切 e2 が作られているはすです。内容と 2 つのマシン名をハイフンでつないだファイル、 す。 テスト結果の分析 UNIX MAGAZINE 1990.11 然で分かります。しかし、さまざまな要素がテスト結果 ると、どのマシンが速くてどのマシンが遅いかが一目瞭 スクリプト mktbl と mkc 。 mp を使って表を作成す

5. UNIX MAGAZINE 1990年11月号

実行してみると、 % csh /tmp/samp1e2 4 となります。どうやら、さきほどの推測は当たっている ようてす。では、もうすこし過激に次のスクリフ。トを実 行してみましよう。 ワークステーションのおと・一 " 2 ー 2 " 5 4 echo e nd 7 echo " 7 " 6 end 7 % csh /tmp/samplel これを実行してみると、 break の後にそれそれの while から抜け出すときのあ どんなコマンドに置き換えてもいいはすです。すると、 となって、それらしし、です牙ここで、 echo の部分は べてみましよう。 ということは g 。 t 。でも同じ状況なのでしようか。調 goto 、 exit と始末を書いたりできるのです。うーん、便利。 1 echo 2 echo 3 XXXX : 4 echo " 1 ー 1 " ; goto XXXX; echo " 1 ー 2 " % csh /tmp/samp1e2 1 となり、 ex 土 t の後のコマンドも実行されるようで。 % csh /tmp/samp1e3 これよ、 goto XXXX; echo " 2 ー 3 " exit; echo " 2 ー 2 " ・ \ 2 echo " 2 ー 1 " ・ 1 XXXX: さらに、次のスクリプトを実行してみます。 3 ACAC となって、無限ループになるのてすれ では・・・ これ以上は読者の皆さんのお楽しみとし 1 e c れ 0 " 1 " 2 echo " 2 ー 1 " これよ、 72 exit ; echo ておきましよう。調べてみると、 C シェルはいろいろ と変なことができそうです。 続々・ハードティスク 9 ~ 10 月号でハードディスクについて説明してきま した。今月・もまたその続きてす 2 。 外形寸法 このハードディスクの寸法は、 2 詳しくは、 1990 年 9 ~ 10 月号の「ワークステーションのおと」を 見てください。 UNIX MAGAZINE 1990.11

6. UNIX MAGAZINE 1990年11月号

e $ & 0 ce $ ータ間の通イ言標準化インターフェイスを提 供する DAE (Distributed Automation Edition) と同等の機能をもつもの。 ◆ CADI/6000-CADAM RS / 6000 E の Professional CADAM で作成した図面を含む設計情報とサーピ ス / 400 がサポートする AS / 400 上の EDB(Engineering DataBase) とのあい だのインターフェイス。技術情報が対話式 でやりとりできる。 ◆ CADI/6000-CATIA RS / 6000 E の CATIA によって作成さ れた図面を含む設計情報とサービス / 400 でサポートする AS / 400 E の EDB との あいだで、 CADI/6000-CADAM 同様の 機能を提供する。 ◆ PES/400 サーピス / 400 とともに、 AS / 400 上の EDB を管理する。データベースに蓄積さ れた技術情報の更新、データ管理責任者の 定義、設計変更作業の進捗状況の一元管理 などの機能力甘是供される。 価格 ( 括弧内は出荷予定時期 ) は、サービ ス / 400 が 284 万 6 , 000 円 ( 1991 年 10 月 ) から、 AIX サービス / 6000 が 465 , 000 円 ( 1991 年 10 月 ) から、 CADI/6000 ー CADAM が 148 万 8 , 000 円 ( 1991 年 11 月 ) 、 CADI/6000 ー CATIA が 148 万 8 , 000 円 ( 1991 年第 1 四半期中に発表 ) 、 PES / 400 が 124 万 7 , 000 円 ( 1991 年 11 月 ) から。 Noe レヾージョンアンプ 日本電子計算 (TeI 03 ー 5690 ー 3213 ) は、 NEWS 用の表計算ソフトウェア「 Noél V2.0 」の販売を開始した。 新バージョンでは、これまでの CISC 版 に加えて RISC-NEWS にも対応したほ か、ディスクレス・マシンや X 端末でも利 用できる。 また、 ( 1 ) レーダーチャート、分布図など のグラフ作成機能、 ( 2 ) 各種ファイルフォ UNIX MAGAZINE 1990.11 フレックスタイム対応勤務時間管理システム 二井銀ソフトウェアサーピス ( Tel 03 ー 444 ー 7581 ) は、 NCR の TOWER 上で稼 動する「フレックスタイム対応勤務時間管 理システム」の販売を開始した。 おもな特徴は、 ( 1 ) フレックスタイム制 の導入で生しる繁雑な事務処理を省力化、 ( 2 ) バーコード付きの紙製 ID カードの採 用で導入コストが低く、カードの発行も容 易、 ( 3 ) 一般社員の勤務時間管理だけでな く、 ートタイマーの管理にも利用可能、 など。オプションとして、同社の給与計算 サーピスにデータを受け渡しできる「給与 計算オプション」も販売する。 価格は 100 万円。給与計算オプションは 500 , 000 円。販売目標は初年度 20 セット。 UMSS FNA5 を大幅に機能強化 富士通 (Tel 03 ー 216 ー 3211 ) は、富士通ネ ットワーク・アーキテクチャ ( FNA5 ) と現 在の主要なネットワーク・プロトコルとの 接続性を強化、複数のコンピュータ間にま たがるアプリケーション処理を実現するソ フトウェア群の販売を開始した。 おもな機能強化の内容は以下のとおり。 (I)TCP/IP に関しては、 NFS を MSP 、 MSP-EX でサポート。 FTP、 TELNET を機能強化し、 M シリーズシステムと UNIX システムとの相互接続運用性を高 めた。 K シリーズについては、 FTP に続き TELNET のサポートを予定。 ロ』 P ーマットの直接入出力、 ( 3 ) タイトルロッ ク ( ワークシートの分割 ) 機能、 ( 4 ) ソート 機能、 ( 5 ) 指定した行を隠して表示・印刷す る機能などを追加。 価格は、 98 , 000 円。 ノヾー - ジョン・アッフ は 30 , 000 円。稼動環境は、 CISC 版が NEWS-OS Rel.3.4 以上、 RISC 版が NEWS-OS Re13.91R 以 - 販売目標は今年度 500 本。 ( 2 ) OSI に関しては、リモートファイル・ア クセス、トランザクション処理、分散デー タベースの新機能を実現、さらにサポート OS を UTS 、 MCP386 、 OS/2 などにも拡 (3)IBM SNA については、 IBM のアプ リケーション間通信プロトコル LU6.2 を サポート。また、ゲートウェイを介さすに 漢字コードの変換を実見 ( 4 ) M シリーズ、 K シリーズの TSS 端末 から、端末ごとにモデムや通信ソフトを用 意することなく外部商用パソコン通信への アクセスが可育 ÄFUJITSU H P シリーズ用 X-Final •ASP 工ー・エス・ピー ()e 03 ー 767 ー 1451 ) は、 UNIX WS で使用できる日本語スクリー ン・エデイタ「 X-Final 」の HP9000 シリ ーズ対応版の販売を開始した。 X ウインドウに対応した現行の「 X ー Final バージョン 1.5 」を HP9000 シリー ズに移植したもので、 X11 、 HP-UX7.0 以 上で利用できる。 価格は 98 , 000 円。 2 台以上で使用する 場合は割引制度がある。 3

7. UNIX MAGAZINE 1990年11月号

ew $ & 0 ce ル 0 ce 国ヒへの対応と樹直性 日本語 OpenWindows は、国際化に対応し、移植性の 高いオープン指向の安定したウインドウ環境としての 利点がある。 英語版 OpenWindows から日本語 OpenWindows への拡張作業は、たんに日本語対応のためのローカライ ゼーションにとどまるものではない。日本語 XView 、日 本語 DeskSet 、日本語 Devguide を含むすべての製品 は、 Sun Microsystems 本社で開発の初期段階から国際 化を目標にして設計された。つまり、今後 Sun から出荷 される国際イ寸応ソフトウェア製品にすでに対応してい るのである。したがって、日本語 OpenWindows 環境で 開発されたアプリケーションは国際化に対応した製品に なるとともに、将来にわたって互換性が保証されている。 日本語 XView は、 ANSI C 、 POSIX 、 AT&T 、 X Consortium 、 UNIX lnternational などの国際標準仕 様にもとづいて設計されているため、日本語 XView を 使って開発されたアプリケーションは多様なハードウェ ア / ソフトウェアへの高度な移植性が保証されていると いえよう。 日本語 XView のソースコードは、 XIM(X lnput Method コンソーシアムによって検討されている国際 化対応入力方法 ) に対応した実装例として、 Sun から MIT に提供する予定である。したがって MIT から無 償で入手可能になり、それを利用して開発したアプリー ションに対する使用料もいっさい発生しない。日本語 OpenWindows 全製品のソースコードは、 Sun からラ イセンス可能であり、このテクノロジーは誰でも入手で きる。 まとめ sun は 1983 年以来、数々のウインドウ製品を発表し てきた 2 。日本語 OpenWindows は、このあいだに蓄積 されたウインドウ技術をもとにしている。とくに SunView にはユーサーからのフィードバックにもとづ 2 1983 年に SunWindow 、 1985 年に SunView 、 1987 年に NeWS 、そして 1989 年に OpenWindows(XView 、 XII/NeWS) を発表した。 UNIX MAGAZINE 1990.11 いた拡張や改善がはどこされて安定した機能が確立さ れているが、日本語 XView はこの機能を継承し、さら にオプジェクト指向を強化している。 Sun は、低価格で高機能なデスクトップ・ワークステ ーションと、操作がよく便利な日本語 OpenWindows 環境を統合することにより、ユーザー・フレンドリーな UNIX ワークステーションを提供し、次世代のコンピュ ータ環境に必要なトランスペアレントなネットワーク技 術、国際化に対応したハイパフォーマンスなデスクトッ フ環境を提案していく考えである。 ( うえむら・よしのり、かさい・のぶひろ日本サン・マイクロシステ ムズ ) [ 参考文献 ] [ 1 ] ス襯 e れ 4 S 〃ル / 襯れ SYS- ル川 s ー P 川 g 川川 g れ guage C, ANSI X3.159 ー 1989 , Published by American National Standard lnstitute [ 2 ] カ〃〃召 se / の zg g E れ刃川 e 厩 , P 川市ィ ct D 召厖か 〃 , part number 800 ー 5532 ー 01 , 1989 , Sun Microsys- tems lnc . [ 3 ] UNIX s ルレ , M ″〃ト N あん〃れ gu 〃 ge Sup- カル襯 / ツ se3.2 , P du け 0 怩ル , March 1989 , AT&.T UNIX Software Operation Pacific [ 4 ] OPEN ん 00K GUI F ″〃 ct あ〃 S カ ec c 厩 , ル川 4 〃 E のあ〃 D 〃 7 . 0 , Feb 1990 , l-Jnix lnternational , lnternationalization Working Group [ 5 ] OPEN LOOK GUI F ″〃 c 〃 0 れ S カ ec た・ 0 れ , / ゆ〃 e E 工あ , D 可昭 . 0 , Feb 1990 , Unix lnterna- tional , lnternationalization Working Group [ 6 ] IEEE S れ Po ル 0 加耀〃ル g s ル襯ルイ〃化 知 Co 川カげ E 襯 0 れ襯な , POSIX ノ 003. ム IEEE Std 7003 . た 7988 , Published by The lnstitute of Elec- trical and Electronics Engineering, lnc. [ 7 ] 翔川 Messaging 尸川加望 / のカ POSIX. ノわ ( 7003. ノの , April 20 , 1990 , Uniforum Technical Subcommittee on lnternationalization [ 8 ] X ル面 S 川 , / 0 れノノカ雇 M ん 0d Sp 朝れ s , Draft1.1 , May 14 , 1990 , Vania J010b0ff [ 9 ] X ″わ C れ g お知翔 4 〃たル・ X ん 0 Ma れ〃 g 召川 e 厩なれ d ん“た e イ Text Drawing(Draft) , May 14 , 1990 , Glenn Widener [ 10 ] ル翔れた g So. / 尾〃〃 0 〃 s 肥″ん X 怖召肥 , JuIy 29 , 1990 , Sun Microsystems lnc. 25

8. UNIX MAGAZINE 1990年11月号

ワークステーションのおと ~ の ・幅 146mm ・奥行き 203mm 高さ 82.5mm です。この寸法に意味があるのでしようか。すこし歴 史をふりかえってみましよう。 1970 年代はじめ、 IBM はデータ交換用の媒体とし て、フロッヒ。ーディスクを開発、発表しました。これが 現在の 8 インチ・フロッヒ。ーディスクです。その数年 後、今度は Sugart 社がディスクの直径を 5 インチに したミニ・フロッビーディスクを開発しました。 8 イン チも 5 インチも多くの会社がライセンスを受けて製造、 販売をおこなったので、 8 インチは IBM 、 5 インチは Sugart 互換の製品が主流となりました。です力、ら、フ ロッビーティスクの、 ネジ穴の数、位置 電源コネクタの形状 などはどの製品でも同じなのてす。 1970 年代の後半になると、現在よく使われているウ インチェスタ型のハードディスクが実用化され、製品か 出回るようになりました。そのとき、フロッビーディス クをそのまま置き換えられるようにと、寸法とネジの位 置を同じにしました。 , 、一ドディスクの大きさが同じと いう背景には、 こうした歴史があったのです。 その後、技術が進歩して、今までの半分の高さのフ ロッビーティスクが開発されました。これをハーフハ イト (half-height) と呼んでいます。現在のほとんど の 5 インチ・フロッヒ。ーティスクは、ハーフハイトカ、 さらに薄いものがほとんどです。 ハードディスクでも、 ハーフハイトのものが作られ るようになりました。ただし、 ハードティスクのほう が作るのが難しいので、大容量のものはフルハイトに なってしまいます。ここで紹介した DK515 もフルハ イトのものです。 5 インチのハードティスクやフロッヒ。ーティスクと 同じ大きさのものには、 光磁気ディスク ・ CD-ROM ドライプ などがあります。ですから、電源とインターフェイス さえ同じならば、これらは自由に交換できます 3 。 重要なことを忘していました。 こで書いた 5 イン チのデノくイスに使われているネジは、すべて inch ネ ジてす ( 普通のネジは、ほとんどが ISO ネジです ) 。 3 もちろん、それなりの知譴よ必要なので、この連載をしつかり読んで くたさいれ 図 1 : フルハイトとハーフハイト 左 :CDC WrenIV SCSI ドディスク 右 :Archive QIC -150 テーフ。ドライプ 正面から見ると、両方とも 5 インチ・フルハイトの大きさです。 こちらは、同じものを背面から見た写真です。 左 :Archive QIC -150 テーフ・ドライプ 右 :CDC WrenIV SCSI ノ ドディスク 後ろから見ると、 Archive は下半分が空いています。つまり本 当はハーフハイトなのですが、フルハイトの場所に収まりやす いように“かさあげ”してあるのです。 見にくいかもしれませんが、両方とも SCSI インターフェイス用 の非シールド型 50 ビン・コネクタがついています。 ・カートリッジ・テーフ。ドライフ・ UNIX MAGAZINE 1990.11 73

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連載 / , ・一凵 リスト 5 プリント例 ・納品書 1990 年 09 月 19 日 発行番号 D1001 株式会社アスキー l-anguage 納品書 名 肛 X Magamne I.R{IX Magazine Society 著者の会 十 十 〒 107 東京都千代田区内幸町 Fax : 03 (XXX) XXXX Te1 : 03 (XXX) XXXX カーネルビル X—XX—X 合計金額 ¥ 85 , 200 ー ロロ 数 1 2 3 UNIX Magazine 編集長の七つ道具 編集長の名刺 ロ 量 20 1 単 56 , 000 860 価 振込先 : 口座名 : 備考 : キューリ銀行青山支店 領収書が必要な場合はこ・連絡ください UNIX Magazine 著者の会普通口座 123123 金 以 上 85 , 200 12 , 000 56 , 000 17 , 200 1990 年 09 月 ・請求 十 〒 107 請求書 ( 控 ) 十 山田花子殿 UNIX Magazine 担当課 書籍部 株式会社アスキー どんぐりビル 東京都港区南青山 X-XX-X 19 日 発行番号 D1001 株式会社アスキー UNIX Magazine Writer's Society UNIX Magaz1ne 著者の会 〒 107 東京都千代田区内幸町 X-XX-X Fax : 03 (XXX) XXXX Te1: 03(XXX)XXXX カーネルビル 合計金額 \ 85 , 200 ー ロロ 名 数 量 1 20 単 価 1 2 3 UNIX Magazine 編集長の七つ道具 編集長の名刺 860 56 , 000 振込先 : 口座名 : 備考 : 控用備考 団体名 部名 課名 担当者名 ビル名 郵便番号 キューリ銀行青山支店 UNIX Magazine 著者の会普通口座 123123 領収書が必要な場合はご連絡ください : 七つ道具は実際には 7 個ではない : 株式会社アスキー : 書籍部 : UNIX Magazine 担当課 : 山田花子 住所 : 東京都港区南青山 X-xx-X どんぐり・ビル : 107 UNIX MAGAZINE 1990.11 金 以 89 上 85 , 200 12 , 000 56 , 000 17 , 200

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図一端末からのログイン ハードウェア % telnet ↓ リストー Passvord:z< スワード↓ Login : sa1t0h ↓ 4.3 BSD UNIX (creamy) Escape character is ” ] ' Connected tO creamy. Trying ・・ telnet> open creamy ↓ 連載 Unix カーネル Uni X カーネル Unix カーネル UNIX Communcation Notes tty shell ホスト 図 2 telnet によるリモートログイン Network ←は TCP 接続 ハードウェア shell リモートホスト telnet ローカルホスト Last login: Sun Sep 16 23 : 02 : 33 from toklab 4.3 BSD UNIX (CREAMY) # 47 : 1 五 u Aug 2 23 : 53 : 30 JST 1990 You have mail. Ccreamy]51% - 巴亠 /usr2/sait0h [creamy] 52 % u time ↓ 10 : 24pm up ays, 2 : 43 , 5 users, % m 1 yamaguti@lnfo.naniwa-u ・ ac ・〕 p ↓ (lnterrupt one more tO kill letter) [creamy] 53 % ↓ telnet> . 旦旦壟旦旦亠 Connected tO creamy. Operat ing in character¯at—a—t ime mode. Escape character is [creamy]53% 勹 telnet> close ↓ Connection closed. telnet> quit ↓ ー 1 げコマンド行・オプション -e コマンド行・オプション load average: 7.40 , 3.90 , 2.35 です。興味深いのは、 Makefile などの設定のデフォルトが 4.4BSD 用になっていることです。 以降では、 4.3BSD の telnet と最新バージョンの tel- net にもとづいて説明していきます。 仮想端末のメカニズム 9 月号で説明したように、ある計算機から別の計算機に ログインするサーピスを仮想端末あるいはリモートログイ ンと呼びます。ューサーの端末か接続している計算機を口 ーカルホスト、 telnet を利用してログインするネットワー 36 クの向う側にある計算機をリモートホストと呼びます。 図 1 を見てください。これは、あるホストの RS232C ポ ートに接続した端末からログインしている状況です。図 2 が telnet を使ってリモートログインしている状況です。 UNIX の場合、ローカルシステムでは telnet が、リモート システムでは telnetd が telnet プロトコルで通信して仮 想端末を実現します。 DARPA ネットワーク・アーキテク チャでは、アプリケーション層に隣接する下位層としてト ランスポート層である TCP を位置付けています。 UNIX では ( おおむね OSI モデルのセッション層に相当する ) ソ ケット・インターフェイスが TCP の上位層としてカーネ ル内に実装され、アプリケーション・プログラムはユーザ ープロセスとしてカーネル外に存在します。このため、 UNIX では telnet プロトコルがアプリケーション・プロ UNIX MAGAZINE 1990.11