データ - みる会図書館


検索対象: UNIX MAGAZINE 1990年8月号
58件見つかりました。

1. UNIX MAGAZINE 1990年8月号

0 0 0 砂 = 0 0 F 、ひ、 0 2 6 OH M 0 イ 5 6 ァータ加ヾンクした / 大量 1000GB のテータを一括集中管理するネットワークサーノ← 0 増え続けるテータにティスクはノヾンク寸前。 データの増加は検索に時間がかかり、またコ ストやスペースの問題でディスクドライプの 増設もままなりません。 F 旧 EX9000 は、このようなコンピュータシス テムの問題を解決するネットワークティスク 集中管理システムてす。テータの共有化を図 ることでシステムの自由度が高まり、省スペ ースも実現します。 ・最大 1000GB のデータ容量をオンライン管理 ・マルチ CPIJ により高スルーブットを実現 ・従来の磁気ディスクサーノ←に比べ 1 / 5 ~ Ⅵ 0 ( ノヾイト当り ) と非常に経済的 ・完全自動オンラインヾックアップ機能を搭載 ・ NFS / TCP ヨ P をフルサポートしているの で既存システムへの結合も簡単 ■仕様 メモリー容量 8MB—24MB 磁気ティスクドライプ 760M 日 ~ 5.3G 日 5.25 インチ光ティスク 644MB / 枚 光ティスクドライプ 12 インチ光ティスク 6.55GB / 枚 光ティスクジュークホックス 30.9G 日 ~ 1000GB 本 体 355WX610DX660H 外形寸法は ) 500WX600DX 1300H ( 5.25 インチ用 ) ジュークボックス 825W 刈 300DX2 肥 5H ( 12 インチ用 ) ※ NFS は、 Sun M に「 osystems 社の登録商標です。 fjPfX E h ・ 1 血 i Storage Ⅳ 紅工しクトロニクス式目ネ 1 東京都港区虎の門ト 16-16 〒 105 コンピュータ部営業 2 課 亠クトロニクス 3 ( 5 叨 4623 れ紅

2. UNIX MAGAZINE 1990年8月号

連載 UN Ⅸ Communication Notes 合、 1 / 2 ピットぶん同期がすれると 1 の連続と間違ってし まうことです。このため、各フレームに先立って 64 ビット のプリアンプルを送ります。プリアンプルは、 10101010 ー 10101010 ー 10101010 ー 10101010 10101010 ー 10101010 ー 10101010 ー 10101011 です。 0 と 1 が交互に現れる場合には、符合化した結果は HL ー LH ー HL ・・・・・・となります。ビットの切れ目は電圧遷移 がピットの中央でだけ起こることから判断でき、復調回路 が同期します。その後の 11 ( LHLH ) でプリアンプルの終 りを示します。 信号が加わり始めてから復調回路が働き出すまでに時間 がかかるので、先頭の数ビットは失われます。 プリアンプルの役目は、同期をとるだけではありません。 リピータやトランシーバ ( 後述 ) で中継されるたびにフレ (A) ームの先頭ビットは失われてゆきます。宛先ホストの回路 がフレームを受け取ったときに、同期するのに足りるだけ ェイス・ポードのなかでも、トランシーパ・ケープルのコ ネクタに直接つながっている部分です。図 5 ( A ) に、 Ether- のプリアンプルが残っていなけれはなりません。 Ethernet net のトランシーバのコネクタと結線を示します。 でプリアンプルが 64 ヒ、ツトとなっているのは、トランシ ーバなどで失われるフレームの先頭のビット数の最悪値の トランシーパ・ケープルは、十 / ー 0.7V で平衡差動駆動し ます。送信データが 2 本ある点に注目してください。 2 本 規格と密接にかかわっています。 のケープルに互いに逆方向の電圧をつねに加え、その和が 送信手順 0 になるようにします。データがないときには 0V を出力 10Mbps ということは、 1 ビットぶんの時間は 100nS で します。受け取る側では、 2 本の線の電位差で十一を判別 す。、、 0 〃を送信するには、 50ns 間、、 H 〃を出力し、続いて します。並んで敷設された電線には、外部からノイズが乗 50ns 間、、 L クを出力します。、、 1 〃を送信するには、 50ns ったとしても双方に同しように乗ります。電位差に注目し 間、、 L クを出力し、続いて 50ns 間、、 H 〃を出力します。 ていれば、 2 本の線に同しように乗ったノイズ ( コモンモー ド・ノイズ ) は除去できます。 さて、 Ethernet ではべースパンドでデータを送ります 受信データのレベル変化を監視します。各ビットぶんの が、フレームのデジタル信号をそのまま送るのではなくマ 時間幅の中央で信号が L → H と変化すれは、、 1 〃、 H → L と ンチェスタ符号化を施してから送ります。マンチェスタ符 号への符号化と復号をおこなうのがエンコード / デコード 変化すれば、、 0 〃です。ただし、ピットとビットのあいだ でもレベル変化は起こるので信号と同期をとる必要があり 部の仕事です。 ます。復調したデータのうち、最初に 11 が現れるまではプ マンチェスタ符合化とプリアンプル リアンプルですから捨てます。 マンチェスタ符合化は、 1 を LH 、 0 を HL に対応づけ キャリアセンスの手段 ます ( 図 6 参照 ) 。たとえは、 0100 を符合化すると、 HLLH- HLHL となります。マンチェスタ符合化では、各ピットの トランシーバから供給されるのは受信データと衝突状態 通知だけです。衝突状態は、レベルではなく 10MHz の方 中央でかならす電圧の遷移が起こります。立ち上がりが 1 、 形波で知らされます。そこで、受信データか衝突検知のど 立ち下がりが 0 です。ここで間題なのは、 0 が連続した場 図 5 Ethenet のトランシーバのコネクタとケープルの結線 6 7 5 2 3 8 4 1 13 14 15 IEEE 802.3 衝突検出 + 送信データ十 受信ン一ルド 受信データ十 電源 ( ー ) 制御出力 + 制御出力シールド 衝突検出ー 送信データ 送信シールド 受信データ 電源 ( + ) 電源ン一ルド 制御出力ー (C) 12 11 9 10 Et hernet 衝突検出ン一ルド 衝突検出十 2 衝突検出十 送信データ十 3 送信データ + 受信ン一ルド 4 受信テータ十 5 受信データ十 6 電源 ( - ) 7 8 9 衝突検出ー 10 送信データ 12 受信データ 13 電源 ( + ) 14 15 衝突検出 - 送信データ 送信シ・一ルド 受信データ 電源 ( + ) 電源ン一ルド (B) 手 受 55 UNIX MAGAZINE 1990.8

3. UNIX MAGAZINE 1990年8月号

連載 /UNIX Communication Notes—の グラム通信をおこなっているからです。すなわち、コネク ションを確立するためのバケット交換においてもバケット の重複が発生したり、バケットが失われたりする状況が発 生する可能性があります。それらに対処するために、 3way ハンドシェイク方式を採用しているのです。 このような方式には、 2 つの大きな利点があります。 1 つはコネクションを確立した 2 つのホストが、データを送 っても大丈夫な状況になったかどうかを明確に知ることが できるという点です。もう 1 つは、コネクションを確立す る時点でなんらかの情報に対して同意がとれるという点で す。実際に、 TCP ではバケットのシーケンス番号を何番か ら付けるかということもコネクションを確立する段階でお 、ゝこなわれます。 一方、コネクションを閉しる場合はごく簡単な手順でお こなわれます。ます、コネクションを閉したくなった側の ホストは FIN ビットをセットしたバケットを送ります。 これを受けた側では、このバケットに対する ACK を返し てコネクションを閉します。 このように、 TCP はコネクションの確立 / 解放をできる かぎり安全におこなえるような機構をもっているのです。 SYM を送ってコネクションを成立させつつある状況や、 コネクションが成立しているといった状態は netstat コ マンドの出力で観察できます。 Active lnternet connections Proto Recv—Q Send-Q LocaI Address t cp tcp tcp tcp 0 0 0 0 0 cre amy. 2835 0 creamy. 1023 0 creamy. 2619 0 creamy. 6000 Foreign Address kyouk03. telnet kasumi .1022 nabiki .22273 akane .1566 (state) SYN_SENT TIME_WAIT CLOSE_WAIT ESTABLISHED ただ、 Ethernet などの咼速なネットワークを使用して いる場合には、 SYN を送ったがまだ相手から SYN が返 ってこないという状態はあっという間に終わってしまうの で、 SYN-SENT という状態を観察するのは難しいかも しれません。 前回、、 TCP は全二重のバイトストリームを 1 っ提供す る〃と書きましたが、しつは TCP は通常のデータストリー ムとは別に緊急データも送ることができます。 TCP での 緊急データ機能の実現は単純で、通常のデータストリーム のなかに緊急データを挟み込み、その先頭と末尾を指定し ます。受け取った側ではそれを見て、通常のデータと緊急 データを分離します。 4BSD のソケットには OOB (Out Of Bound Data) という機能があります。 TCP の緊急データは、 OOB 機能 などを実現するために使われています。 OOB データの送 受信の身近な使用例は、 rlogin 時のウインドウサイズの変 更通知です。 kterm のなかからはかのホストにリモートロ グインしてエデイタを動かすことを考えてください。ウィ ンドウのサイズを変史すると、リモートログインした先の 緊急データ UNIX MAGAZINE 1990.8 工デイタにもなぜかそれが伝わって新しいサイズに対応し ます。これは、 rlogin がウインドウのサイズ変更を知り、 OOB を使ってリモートシステムの rlogind に伝えている からです。 通信の基礎ということで、これまで 5 回にわたって物理 層からトランスポート層まで通信とプロトコルに関してひ ととおりの説明をしてきました。来月からは、通常の Com- munication Notes に戻ります。次回は、これまであまり 触れなかったアプリケーション・レベルのプロトコルを取 り上ける予定です。 ( さいとう・あきのり、やまぐち・すぐる大阪大学 ) [ 参考文献 ] [ 1 ] 上谷晃弘『ローカルエリアネットワークーーイーサネット概 、丸善、 1989 [ 2 ] J. Postel,"A Standard for the Transmission of IP Datagram over IEEE 802 Networks", FC ノ 042 , USC/Information Sciences lnstitute , February 1988 [ 3 ] Reynolds, J. K. , and J . Postel , "Assigned Num- bers" FC ノ 070 , USC/Information Sciences lnsti- tute, May 1987 61

4. UNIX MAGAZINE 1990年8月号

連載 MACH Operating System 人見 潔 Mach 仮想記憶インターフェイス 3 ) 前回の予告では、 Mach の外部ページャについてより突 っ込んだ解説をすることになっていました。実際、筆者も そのつもりになっていたのですが、このメモリ管理部分に ついて調べていくと、本来かなりややこしいものであるこ とに加えて V2.0 から V2.5 へのあいだでかなりの仕様 追加があり、正直なところ現時点では V2.5 の外部ページ ャ機能についてまだ完全に把握するまでにいたっていませ ん。この外部ページャに関する部分は、 Mach の重要なポ イントの 1 つであり、もうすこし詳しく調べたうえであら ためて解説することにします。ご了承ください。 そこで、 Mach のメモリ管理機能についての話を続けま す。今回は、 Mach の記憶管理の内部構造に焦点をあてる ことにします。 ます Mach の仮想記憶管理の本構造を述べ、続いて仮 想記憶を管理する際に用いられる各種のデータ構造を説明 します。また、 Mach の仮想記憶管理におけるハードウェ ア依存部にあたる pmap モジュールのインターフェイス についても簡単に解説します。そして、最後に Mach が多 用しているコピーオンライト・メカニズムについて述べる ことにします。 Mach 仮想記憶管理の構造 これまでにも何回か触れたように、 Mach の仮想記憶管 理部はハードウェアに依存する部分とそうでない部分を完 全に切り分けることを目標に設計されています。仮想記憶 管理部の本像を図 1 に示します。 す。新たなハードウェアに Mach を移植する場合、記憶管 ち、ハードウェアに依存した部分が pmap モジュールで が各ハードウェアに依存した部分となっています。 図中、上半分がハードウェアから独立した部分、下半分 このつ 68 理部に関していえばこの pmap モジュールを新たに書き おこす必要があります。 pmap モジュールと上位のハード ウェア独立部とのあいだのインターフェイス仕様は、以前 の記事で紹介した Tevanian 氏の Mach の記憶管理に関 する論文のなかで定義されています [ 冂。 仮想記憶を管理するデータ颱 Mach では、記憶管理のために以下のような 4 つの基本 的なデータ構造が用いられています。 常駐ページテープル : マシンに依存しないページ情報の管 理に用いられる。 メモリ・オプジェクト : カーネルまたはユーザータスクに よって操作・管理される仮想的な 2 次記憶装置。 アドレスマップ : 仮想アドレス空間を管理するデータ構造。 マップエントリの双方向リスト。各工ントリは、仮想ア ドレス空間からメモリ・オプジェクトへのマッピングを 表わす。 pmap : マシン依存の記憶管理のためのデータ構造 このうち、最後の pmap は対象のハードウェアによって 定まるデータ構造ですが、ほかの 3 つはハードウェアから まったく独立したものです。これらのデータ構造は、おお まかにいって多様なハードウェアでのメモリ管理に必要と される各種データを一般化したものと捉えることができま す。常駐ページテープルは、実際のハードウェアの物理メ モリに対応します。また、アドレスマップは Mach におけ るタスク、 UNIX におけるプロセスに対応するもので、メ モリ・オプジェクトは従来でいう 2 次記憶領域に対応しま す。こういったデータ構造をハードウェアとはまったく独 UNIX MAGAZINE 1990.8

5. UNIX MAGAZINE 1990年8月号

連載 UN Ⅸ Communication Notes 図 6 マンチェスタ符号化とプリアンプル 0 0 0 0 0 マンチェスタ符号化 0000 ・・・と 1111 ・・・は同し波形 0 0 0 100nS プリアンプル ちらかに信号が現れていたら、キャリア検出とします。 トランシー′ヾ 送信手順 Ethernet ケープルへの出力は、オフ、 L ( 低電圧 ) 、 H ( 高 電圧 ) の 3 状態があります。 Ethernet Version 2 では無信 号状態は OV 、 L と H はそれぞれ一 2.05V 、 OV です。 Ether- 送信とは逆に、 Ethernet ケープルレベルの信号を平衡 net Version 1 ではすこし異なっていて、 L と H はそれぞ 差重川言号に変換します。ただし、キャリアが検出されてい れ一 1 .825V 、一 0.225V です。トランシーバの出力部分は、 ないときには ( ノイズでしようから ) オフにします。 平衡差重川言号で受け取った送信データを Ethernet ケープ 衝突検出 ルに送り出します。これは、たんなる電圧レベル変換だけ です。ただし、局側の占章に対する防御のため、最大フレ 複数の局がデータを出力しているということは、時間的 ームサイズ以上の時間連続して送信データが莎えられた に 50 % の比率でオンになる一 2.05V の高さの信号が 1 本 らデータを Ethernet ケープルに送り出すのを中止します。 のケープルに複数出力されていることになります。結果と して、平均電圧は一 1 .05V より大きくなり一 2.05V に近づ キャリアセンスの手段 きます。ですから、衝突検出はキャリア検出と同し手段で、 Ethernet インターフェイス・ポードでは、受信データと 判断基準を一 1.5V あたりに変えるだけでおこなえます。衝 衝突からキャリアセンスを合成していましたが、トランシ 突状態は、 10MHz の方形波で知らせます。 ーバでは真の意味でのキャリアセンスが可能です。 トランシーバではキャリア検出、受信データ、衝突検出 マンチェスタ符合化した後では L と H は等量含まれま の 3 つをもっているのに、キャリア検出は局側には伝えら すから、使用中の Ethernet ケープルの平均電圧は一 1 .05V れません。理由は定かではありませんが、たぶん無駄だか 程度になります。 らでしよう。 Ethernet ケープルの状態には、、、空いている〃 このように、キャリアセンスは波形や位相とはまったく 無関係にたんなる平均電圧の監視だけでおこなえます。 Ethernet フレームにフレームサイズのフィールドがない ことを思い出してください。フレームの終りは信号が跡切 れる ( したがってキャリアがオフになる ) ことで表される ので、バイト数をフレーム内にもっ必要がないのです。 56 UNIX MAGAZINE 1990.8

6. UNIX MAGAZINE 1990年8月号

連載 UNIX Communcation Notes— 図 9 旧 EE802.3 フレームへの旧データグラムの格納 MAC ヘッダ 802.2LLC 宛先 送り元 length 46 ~ 158 オクテット フレーム シーケンス 802.3 フレーム ヘッダ DSAP SSAP Con げ 802.2SNAP サプレイヤ 0 「 g COde Ethertype 802.2LCC サプレイヤ ります。 IP データグラムは IEEE 802.2 の SNAP(Sub- Network Access Protocol) 、 LLC サプレイヤを経由し て IEEE 802.3 に届きます ( 図 9 ) 。 SNAP ヘッダは 5 オ クテットで、 3 オクテットの組織コードと 2 オクテットの Ethertype コードからなります。組織コードは 0 です。 Ethertype コードは、 IP の場合 2 , 048 (ARP だと 2 , 054 ) です。これで、このバケットのなかのデータが、 IP(ARP) データグラムであることを示します。次に、 3 オクテット の SAP (Service Access Point) ヘッダが付加されます。 このヘッダは、送り先と送信元の Link Service Access Point を指定するもので、 SNAP 層間でのやりとりがおこ なわれますから 170 が入ります。 ControI は、 Unnumber- ed lnformation という意味で 3 を入れます。 これらの番号は、 RFC 1010 [ 3 ] 「 Assigned Numbers 」 3 に書かれています。 このように、 IP データグラムは 8 オクテットのヘッダが ついた状態で IEEE 802.3 に渡されます。 IEEE 802.3 層 では、先頭に送り先と送信元のアドレス 12 オクテットと フレームサイズ 2 オクテットを、末尾にフレーム検査シー ケンス 4 オクテットをつけてフレームを作成します。 IP デ ータグラムを IEEE 802 ネットワークに載せる場合、 LLC と SNAP ヘッダで 8 オクテットが消費されますから、最 大バケットサイズがそれだけ小さくなります。 Ethernet では 1 , 500 オクテットまでの IP データグラムを扱うこと ができますが、 IEEE 802.3 では 1 , 492 オクテットまでに 3 Assigned Numbers は、史新が激しい RFC です。 RFC 990 、 960 、 943 、 923 、 900 、 870 、 820 、 790 、 776 、 770 、 762 、 758 、 755 、 750 、 739 、 604 、 503 、 433 、 349 はすべて Assigned Numbers の RFC ですから、史新がいかに激しい かがわかるでしよう。 UNIX MAGAZINE 1990.8 802.2SNAP IEEE 802.3 が受信するとフレーム長が不正になります レームは捨てられます。逆に Ethernet のフレームを して解釈すると未知のプロトコル番号になるため、そのフ ません。 IEEE 802.3 のフレームを Ethernet フレームと す。したがって、混在しても相互に邪魔をすることはあり 書かれる値はこの範囲からはすれたものが規定されていま ィールドの内容は 0 ~ 1 , 500 までで、タイプフィールドに Ethernet ではタイプフィールドとなっています。サイズフ IEEE 802 . 3 でフレームサイズが入るフィールドは 続できますが、相互に通信することはできません。 ネットワークが実装された計算機は同しネットワークに接 す。 IEEE 802.3 の上に IP データグラムを載せるように UNIX の実装では Ethernet のプロトコルを用いていま 双方の規格を同時に満たす機材が売られています。現在の となっています。ただし、物理層の規格はほとんど同しで、 ータリンク層のプロトコルが違うために互換性のないもの IEEE 802.3 は Ethernet を規格化したものですが、デ だけのことです。 役割がネットワーク層からデータリンク層に移ったという 規定が盛り込まれました。これは、パディングをおこなう レームサイズの制限を満たすために、パディングデータの IEEE 802.3 には制限がありません。そのかわり、最小フ Ethernet では最小データサイズの規定がありますが、 なってしまいます。 グラム IP データ オクテット ~ 1492 IP ヘッダ ヘッダ から、やはりこのフレームは捨てられます。 トランシーバの違い 55 ページの図 5 ( C ) が IEEE 802 . 3 のトランシー ノヾク ) コ 59

7. UNIX MAGAZINE 1990年8月号

MACH Operating System 図ー Ma のメモリ管理構き 上位層 ードウェア 独立部 仮想メモリ アドレスマップ 常駐ペーシテープル オプジェクト ・、一一 -- pmap インターフェイス ハードウェア 依存部 (pmap モンユー / レ ) RT / PC ペーンフ - ープル 680X0 - ペー・シ丁ー - フノレ VAX ペー シ・テーーフノレ ↓ ↓ ↓ 各ハードウェアの MMU 間の各領域となんらかの 2 次記憶装置とのあいだのマッピ 立して定義し、カーネル内で管理することによって、仮想 ング関係を管理するのが、このアドレスマップであるとい 記憶管理部をマシン独立の部分とマシン依存部分に分離す ることが可能となります。つまり、仮想記憶を管理するた うことができます。 アドレスマップはアドレスマップ・エントリの双方向リ めに必要な基本データは、すべてマシン独立なコードの側 で保持されることになります。 ンクリストであり、各工ントリは仮想アドレスの連続した 領域をメモリ・オプジェクトの連続した領域にマップしま 以下に、常駐ページテープル、メモリ・オプジェクト、 アドレスマップの概要と、 pmap データを操作するために す。また、このエントリには、それが定義しているメモリ Mach で定義されている pmap モジュールのインターフ 領域の継承属性や保護属性についての情報が格納されてい ェイスについて解説していきます。 ます。そのため、各工ントリでマップされた領域は同し属 性をもっことになります。 アドレスマップ かなり専門的な話になるので詳細は省略しますが、 Mach においてこのようなアドレス管理方式が採用され アドレスマップは、 Mach のタスクのアドレス空間を管 たのは、この方法が比較的シンプルな構造でありながら、 理するために用いられるデータ構造です。タスクのアドレ ス空間内の各アドレスは、このアドレスマップと呼ばれる ・ページフォールトのルックアップ データ構造によって、メモリ・オプジェクト上のバイトオ ・アドレス空間上のコピー操作や保護操作 フセットにマッピングされます。つまり、仮想アドレス空 ・アドレス領域の割当てと解除 69 UNIX MAGAZINE 1990.8

8. UNIX MAGAZINE 1990年8月号

Daemons and Dragons ー⑩ 利用しているので、はるか彼方のリモートマシンまでの完 宛に送られる場合はローカルマシン ) にどのプログラムで そのファイルを処理すべきかを伝えるファイルもある。実 全な経を指定しなければならないことも多い。 これまで、 UUCP ネットワークは UNIX の電子掲示板 行可能なプログラムはメールのヘッダ情報を読んで、宛先 データの配布に重要な役割を果たしてきた。ニュースや ( あ に近いサイトへ uucp を使ってメールを転送する。つまり、 まり使われていないが ) NotesfiIe システムは、 OS や各種 uucp を利用すれば、遠隔地にメールを送れるということ の PC の技術的な問題から中国の混乱の裏にある政治的 である。 な策謀に関する話題まで、ネットワーク本におよぶ何百 uucp ではリモート実行もできるが、対象となるのは長 という議論の場を提供している。また、多数の企業では自 距離電話回線を使うような、、めったにコネクションを張ら 社内で分散型の電子掲示板サーピスをおこなっている。 ない〃ネットワークだけである。これは、かなり大きなバ 従来、 UUCP ネットワークでニュースの供給元を捜すの ッチの転送準備が整うまで電子メールなどの転送が遅れる はかなり面倒な作業だった。しかし、現在では UUNET 可能性があることを意味する。さらに、電話回線やハード ウェアの問題によって転送遅延が生しることもある。 Communication Services lnc. ( ノヾージニア州フォール スチャーチ ) が設立され、さはど難しいことではなくなって uucp は、コンピュータ間で自動的かっかなり信頼性の 高い方法でデータ転送をおこなう。しかし、残念なことに いる。 UUNET は UNIX のメールやニュースの転送、オ ンラインでの文書の保存などを目的としている。 UUNET 電子メールなどのデータがいったん自分のマシンを離れて に加入すれは、ニュースを通した議論に参加できるだけで 相手先のマシンに向かうと、そのデータが最終的な宛先に 到着したか否かを知る手段はほとんどない。このように不 なく、はかのネットワークや国外も含めた 1 万台以 - ヒのリ モートマシンへのメールのサーピスも利用できる。 明な部分が多いと、ユーサーによっては苛立ちが募って、 結局は uucp の信頼性が低いと非難するようになることも lnternet ある。 従来のデータ転送の方法と同様、 uucp のプロトコルは uucp では、ファイル転送をはしめ、ニュースを通した議 基本的に半二重である。ある方向に高速でファイル転送が おこなわれているあいだ、データは逆方向 ( 両方向ともに同 論や電子メールのサービスなどが利用できるが、通常それ レヾンド幅であることが多い ) にはほとんど流れない。この は、、ときおり接続されるもの〃であって、任意のリモート 欠点を補うには、別の方法が必要である。 ホストとの高速接続が可能なわけではない。 1970 年代から 1980 年代初頭にかけて ARPAnet から UUCP ネットワークは、サーピスへの課金に便利であ 発展してきた lnternet は、過去数年間で急速に成長した。 る。基本的には、、、電話をかけている時間だけ課金〃すれは lnternet と接続するには、 lnternet 通信プロセッサまたは よいからである。ネットワークの末端でリモートサイトか ら呼び出される側ならば、コストはほとんどかからない。 すでに接続しているサイトとのあいだに恒久的なコネクシ しかし、 ( いくつかのコンピュータと接続された ) 中間のノ ョンを張る必要がある ( 電話回線を SLIP プロトコルを ードにいる場合は、はかのサイトのメールなどを中継しな 用いてつなぐ ) 。 くてはならないのでコストがかかってしまう。だが、ほか lnternet は Point-to-Point 方式で遠隔地のコンピュ にも同様の立場にあるマシンがあるのだから、このような ータ間を接続する広域ネットワークだが、ソフトウェアを 拡張すれは任意のマシン間での情報バケットの経路制御も 不均衡も認めなくてはならない。 世界中には何千という UUCP のサイトがあるが、もし 可能になる。 LAN で実際に使われているすべての機能は、 手元に相手の正確なアドレスがなければ、メールの経路制 lnternet を通しても利用できる ( 低速でかなりの遅延を生 しるが ) 。英国にあるリモート・ファイルシステムを N FS 御は面倒な作業である。 UUCP ネットワークのマッピング でマウントできないことはないが、応答時間はとてつもな 情報は分散していることが多く、リモートサイトに対して く遅くなってしまう。 最短経路を選べるパフ・リックドメインのプログラムも数多 く存在する。ネットワークは、、ソース・ルーティング〃を 今日、 lnternet への接続はかってないほど簡単におこな 86 UNIX MAGAZINE 1990.8

9. UNIX MAGAZINE 1990年8月号

e & 0 ce ゴリズムをソフトウェアで実現可能、など。 ード用ツールとライプラリ ) が用意されて 価格は EWS4800 モデル 20 と PXM916D アプリケーション開発向けに、 PIClib /PXM920 の組合せで約 2 , 500 万円 ( 構成 いる。 ()D グラフィックス ) 、 ARTIib ( レンダリ 同社は、 PXM900 シリーズ単体の販売 機器とソフトウェアの組合せによる ) 。今後 ング ) 、 RAYlib( レイトレーシング ) 、 と CG のコンサルテーションにも応しる。 2 年間で、 100 システムの販売を見込んで RTSlib ( リアルタイム・シミュレーショ 現在までに EWS4800 モデル 20 での動 いる。 ン ) 、 IMGlib ( 画像処理 ) の各ライプラリ 作を確認済み。さらに、モデル 220(RISC と、 DEVtooIs ( パイプノード / ピクセルノ モデル ) での動作確認も進めている。 用紙に記入するようにデータを入力できる。 複数の用紙の表示 / 編集が可能で、スケジュ ール表 / 顧客名簿 / 電話帳 / 議事録 / 工程表 •CSK を作成できる。個々の用紙〃に入力した CSK(Tel 03 ー 344 ー 1826 ) は、 X ウインド のデータを取り込んだダイナミック・リン データは一元管理され、 1 カ所を修正する ウ上のビジネス UN IX パッケージとして ク構造の文書を作成可育グラフィック・ と関連部分のデータも自重川正される。 日本語ワードプロセッサ「 X-UniWriter 」、 工デイタは、点 / 線 / 円 / 文字をグラフィッ 価格は 98 , 000 円。動作環境は、 Sun 、 ハイバーワード「 X-HyperWordJ 、シス ク・イメージで作成、回転 / 拡大 / 縮小など NEWS の X11 ー匕 テム丁甎「 X-SysNote 」の販売を開始し の編集ができる。イメージ・エデイタは X の標準ピットマップデータ・フォーマット ーー 0 ◆ X-UniWriter を使用し、ほかのツールとのデータの受け かな漢字変換に同社の 2 文節最長一去 渡しができる。 の連文節変換方式、、 Fine" を使用、 PC 用 価格は 250 , 000 円。動作環境は Sun, ワードプロセッサと同様の書式変更、文字 NEWS などの X11 ー匕対応プリンタは サイズ、文字飾り、作図・作表・罫線機能 Laser Shot 、 HG8400 など。 をサポート。いつでも使えるサプウインド ◆ X-SysNote ウによるヘルフ艘能、 UNIX コマンドの実 システム丁甎の、、用紙〃を画面に表示し、 行結果を文書中に取り込めるフィルタ機能 がある。 価格は 68 , 000 円。動作環境は、 Sun, NEWS の X11 上。プリンタは Laser- Shot 、 HG8400 などに対応。 ◆ X-HyperWord ハイバーテキスト機能付きのマルチメデ ィア対応 DTP ソフトウェア。文章、図、 イメージの専用工デイタを備え、それぞれ OA 用 UN Ⅸアプリケー ション ーいに青物「をけ した、を、 - ソ、を 0 いし一 互三をうを第するをま 0 ・ア 0 、 響鑾物 : ト : 罹 ! 」、よーよなツ「廴 . ド、 1 「 : を社鬘′宿よ当屋 & 、し載当 一回′ - 山三リ物・三い第巨回” - 上ー・ , 匯司 X- H yperW ord X-UniWriter 集画面上でのシェルコマンドの実行、ポッ プアップ・メニューのカスタマイズ機能、 UNIX コマンドとのパイフ。接続、カットバ ESPS ッフアの編集、コマンド実行のサスペンド ・エス・ピ—(Tel 03 ー 767 ー 1451 ) X ウインドウ対応の VI. 1 を移植した などの機能がある。 は、 SPARC シリーズ (SPARCstationI 、 もので、 SunOS 4.0.3 以上の SunView 価格は 98 , 000 円。 2 台以 - E で使用する AS4000 、 Sun4 互換機種 ) に対応した日本 と JLE で利用できる。 場合は割引制度がある。 語スクリーン・エデイタ「 X-Final 」の販 EUC 、シフト JIS 、 JIS に対応した漢字 売を開始した。 コードの自動判別や変換機能、テキスト編 6 ・ 5 日は ) 0 を一一 建亘室 0 を興日一第こ可物を い , 第 9 回員四物“ ー第 , ト 1- ! 01 ′し ! 行もま蟲こ X-SysNoto SPARC 用 X-Final 5 UNIX MAGAZINE 1990.8

10. UNIX MAGAZINE 1990年8月号

報は友だち C ⑦開 ・凵 SP プログラミングが可能 ューの要求に合せて、 G ・ BAS ドはデー損作 言語 ( DML SQ し、ロ SP の 3 棒のインタフェ ースを備えています心各からエキスパートまぐ -- ~ - ーー物能をぞ第イのを第ぐ誤った変史 ユーナのレベルにわせた使い方いぐきま弋 を、してしまつな場ても、ールバック命淑 : よって いしトいインタフェース を々べ - ・スをトランクシ強ン開を時の献に G ASE は、ロ SP の関数を使Ⅲすることによづて 保ヤ : とがぐきま町 ー愛べ - ・スを損作することが ( きまのなめ、 知識ペースなど .'\i( 人工知能 ) の分や新い、 , 、一ドウをアの障、 OS のシスチムタ ' ウンなど、万 領域のシステムづくりへの開も可能て 事の叫合 ( もデベースの第ンプを取っ ご ) を一第作言語日ハ lt. ) インフ上一文 てお、くこ ! いぐ ) まき : グファールを明いな チタ作語 ( DM いには、 2 通りの理が行 えます。ひとつは一ンタブリタ方式て : 直接末か ら対話式て第一タをルてき、もうひとつはン バイ今方式て : DML 文を C 語にめ込む形ぞ 容新 : アプリケーレ第ンプ 0 グラムが作成ぐきま 3 ) SQ しインタフま一 : 効キ テは : ! ・をイト 1 「 リ 03 リ イ : , ”イり第 G-BASE 好き、嫌いはありま。 文章や表はもちろん、図形や地図も入力できる、 リンク型リレーショナル・データベース管理システム いまや業務の多様化、拡張化に伴い、あらゆるデータにも即座に 万全です ( 4 ) データの定義、再構築が簡単です ( 5 ) トランザクショ 対応できる、よりフレキシプルな DBMS が求められています。 ン単位のロールバック機能により、誤った変更をしても素早く元の ℃ー BASE 」は、 UN Ⅸ上で稼勧する DBMS ですリレーショナルモデ 状態に戻すことができます。 ( 6 ) 入力のミスを防ぐ正当性チェック ルの利点を活かしながら、データ間の構造をビジュアルに定義で 機能があります。 ( 7 ) 万一の場合でもさまざまな障害回復機能でス きるようにしました。さらに SQL 処理系や、フル画面インターフェー ピー一に対応します。 スを装備し、プロフェッショナルから初心者まで幅広い分野での活 リコーでは、「 G ー BASE 」の姉妺品として、 C 言語用旧 AM ファイルライプラリー「 G ヨ SAM 」 用ができ、手持ちのデータも容易にデータベースへ投入できます。 3 次元対話型ソリッドモデリングシステム「 DES ℃ NBASE 」を開発・販売しています ※ UNIX は AT & T 社が開発し、ライセンスしていま ( 1 ) リンクの導入で、複雑な検索もわかりやすく表現できます。 ( 2 ) 数 値、文字列、日時の固定長・可変長データ型およびそれらの配列 が扱えます。 ( 3 ) アクセス権が細かく設定できるので、機密保護が 詳しい資科を差し上げます。ご希望の方は、ド記宛にお電話または住所・会社名・部署名・ 氏名・商品名をハガキにご記入の上ご請求ドさい。 ソフトウェア事業部ソフトウェア事業推進部〒 112 東京都文京区小石川トト 17 とみん日生春日町ビル 03 ( 815 ) 7261 代ーーコ - 株式会社リコー