SunOS4.1 の概要 匕ッファイルが 4 つ ディレクトリ X 見える。 T F S マウント mount-t tfs ディレクトリ Y ディレトリ Y ディレクトリ X ファイル C ファイル D ファイル A 図 2 TFS のマウント ファイル B ファイル C ファイル D ( 実体 ) ( 実体 ) RFS マシンの 3 つのタイプのそれぞれには、これらのセ キュリティレベルを、、すべて〃、、いくつか〃あるいは、、なし〃 というふうに設定できます。 RFS の使い方 RFS でマウントしたファイルシステムは利用者からは 通常の UN IX のファイルシステムと同しように見え、そ れと同様のファイル操作ができます。 RFS の利点は、利用可能なリソースの情報がどのマシン からでもひと目で分かることです。ファイルサーバーがリ ソースに名前やコメントをつけてアドバタイズしてくれる ので、クライアントはアクセスしたいファイルのあるホス ト名やパスを覚えておく必要がありません。このため、大 きなネットワーク全体でのファイルシステムの管理も容 易になります。たとえばファイルサーバーのマシンが変わ っても、同しリソース名をつけてあれはクライアント側で はなにも変史する必要がありません。また、ファイルサー ーも自分のマシンの都合に合わせて自由にリソースのパ スを変更することができます。 ク・コマンドのセキュリティとは別に設定することができ RFS のセキュリティは、 rlogin や rsh などのネットワー キュリティの間題とあわせて考えるといっそう有効です。 ァイル ) がマウントできることを挙けられます。これは、セ もう 1 つの利点として、スペシャルファイル ( デバイスフ 、ます。したがって、はかのマシンからの rsh の実行を許さ ないマシンでも、テーブドライプをリソースとしてアドバ タイズしておけばテーブドライプが必要なマシンがマウン トできます。リモートコマンドが実行できない環境でも、 そのセキュリティを弱めることなくネットワーク上の別の マシンのテーブドライプを自山に使えるようになるわけで す。また、名前つきパイプを RFS で共有すれは、マシン間 でのプロセス間通信の手段として利用できます。 その反面、管理の点では NFS に比べて手間がかかりま す。 RFS サービスの開始や停止、変更などの管理作業その ものは簡単ですが、ほかのマシンと歩調を合わせて作業し なければならないことがあります。また、 RFS ドメイン全 体を維持するにはドメインの管理者が必要になります。 RFS ドメイン管理者は、トラブルやドメインの拡張などの たびに、アドバタイズの解除や再開、ホストの追加や削除、 サーバーの変更およびそれらにともなう RFS サービスの 管理などの作業をおこなわなければなりません。 TFS(Translucent File Service) SunOS 4.1 では、新しいタイプのファイルシステムとし て TFS がサポートされました。 TFS は、ローカルなディ レクトリを別のローカルなディレクトリ ( マウントホイン ト ) にマウントする機能です。これは、次のようにします。 # mount —t tfs ローカルなディレクトリローカルなマウントボイント TFS は、、、半透明 (translucent)" にマウントされる点が 通常のマウントと異なります。通常は、マウントをすると マウントボイントにもともとあったファイルは見えなくな 58 りますが、 TFS の場合は見えます ( 図 2 参照 ) 。 さらに重要な点は、マウントボイントとなったディレク トリへの書込みは、すべて TFS マウントしたファイルシ UNIX MAGAZINE 1990.9
SunOS4.1 の概要 また、 adb によるデバッグのための adb マクロ ( / usr / lib/adb/* ) が 30 以上追加されました。 ユーザー管理の変更 passwd コマンドの新しいオプション ()a 、 -n 、一 x ) によ / choctaw logi : shiro Password: You.r password has expired. Choose new 0 Changing password for shiro 0 Ⅱ choctaw. New pas sword : Retype new password: Last 10g 土Ⅱ : Mon Ju1 16 15 : 03 : 12 from shylock ゝって、ユーサーのパスワードのエージングができるように なりました。これは、ユーサーごとにパスワードの有効日 数を指定しておくと、その期間が過ぎたらユーサーにパス ワードの変更が要求されるというものです。 SunOS Re1ease 4.1 (COCIEAU) # 1 : Fri Apr 13 11 : 30 : JST 1990 choctaw% これにより、ユーザーのパスワード・セキュリティの向 上が期侍できます。 また、ユーザーのアカウントには、 SystemV のアカウン ティング・フォーマットが使われるようになります。この ため、 SunOS 4 . 0.3 を SunOS 4 . 1 にアップグレードした 場合は、それまでのアカウント情報が使えなくなるので注 意が必要です。 新しくサポートされる機器 SunOS 4 . 1 からは、新しくタイプ 4 キーポードと CD- ROM がサポートされます。タイプ 4 キーポードは以前の バージョンでも接続できましたが、 SunOS 4 . 1 からは numeric lock などすべての機能が使えるようになります。 SunCD は、オーディオ CD / 読取り専用メモリ (CD- ROM) ドライプで、 SCSI バスに接続します。ソニ Philips の、、 red ー b00 にまたは、、 yellow ー book 〃に準拠し ていれはどれでも使用可能で、 644MB のデータまたは 74 分のオーディオデータ ( あるいはその組合せ ) が記録でき ます。 CD-ROM ドライバは、ソニーの CDU ー 8012 CD- ROM ドライプまたはそれと同し SCSI コマンドセットを 使用する CD-ROM ドライプをサポートしています。サポ ートしている機種は、 Sun3 / 80 、 Sun4 / 40 、 60 、 65 、 330 、 390 、 470 、 490 です。 CD ー ROM は、 ISO 9660 標準フォーマット (High Sierra ファイルシステム ) であれば、マウントして通常の ファイルシステムと同しように使うこともできます。 choctaw# mount —rt hsfs /dev/sr0 /cdrom 66 性能について 性能の改善は、 SunOS 4.1 の主要な目的の 1 つでした。 メインメモリが 4MB のシステムでの性能が改善されたほ か、 NFS 、ネットワーク・インターフェイスのドライバも 改善されています。 応答性のパフォーマンスの測定は難しいのですが、使っ てみた感しでは多少速くなっているようです ( SunOS 3.5 よりは遅いが、 SunOS 4.0 よりは速い ) 。 また、カーネルのコンフィギュレーション・オプション が大幅に増え ( コンフィキ、ユレーション・ファイルの options の行 ) 、不要な機能をカーネルから除いて効率のよ いカーネルを構成する際のきめ細かな調整ができるように なりました。新しいオプションには、次のようなものがあ ります。 NFS CLIENT TMPFS VFSSTATS VDDRV WINSVJ NFSSERVER HSFS LWP 〇 LDSC SI SWAPWARN TFS RFS ASYNCHI 〇 KMEMZER 〇 インストレーション UNIX MAGAZINE 1990.9 トリッジ・テープ ( 2 巻 ) が用意されています。さらに、モ すべてのモデルについて、 QIC ー 24 フォーマットのカー 用意されているメディアの種類
連載 / 0 ADVISOR ⑩ うというものだ。実行中のプロセスがメモリにないページ を実際に使う必要が生しると、ハードウェアがページフォ ールトーーーすなわちそのページをメモリにもっていくよう に OS に要求する。そのページが使用可能になると、プロ セスの実行か羅続される。 1 つのプロセスのすべてのペー ジがメモリに同時に存在する必要はないので、プロセスに 対して実際の物理メモリよりも大きなアドレス空間を割り 当てることができる。そもそも、、仮想〃メモリという呼び 方は、実際にはそこにはないメモリが使えるというところ からきている。 もちろん、マシンがプロセスを 1 べージすっ運び込んで いるときにたまたまメモリを使い尽くしてしまうこともあ るだろうし、プロセス全体をいちどにスワップアウトした くはないと思うかもしれない。とくに大規模なプロセスが 含まれているときは、おそらくそのほとんどのページは、、汚 されてクいないーーっまり、最後にディスクに書き込まれ てから変更されていないはすだ。 MMU(Memory Man- agement Unit ) は各ページに対応する、、ダーティビット〃 をもっている。このビットは、対応するべージに書き込ま れるとセットされる。クリーンなページは、使ったメモリ が再利用されるまでディスクに書き込む必要はないという わけだ。 こうなると、そのページがディスクから読み込まれたと きにセットされる、、使用中ピッドなんていうものも使い たくなるにちがいない。これは、プロセスのワーキングセ ット、つまりある時点で使われているべージの集合を決定 するのにも利用できる。プロセスのワーキングセットがあ らかしめ分かっていれは、大量のページフォルトを避けら れるのだ。 しかし、 VMS(DEC 製の VAX 用 OS ) の開発者たちは こんなものを必要だとは感しなかったらしく、このビット ードウェアに組み込まれていない。代わりに、ダーテ イビットは VAX 上のソフトウェアでシミュレートされ た。プロセスのワーキングセットが分かっていれば、カー ネルがあるプロセスを追い出さなけれはならなくなったと きに正しい決定を下すことができる。とくに、実行可能状 態になっているプロセスのワーキングセットからべージを 削除するのを回避できるのだ。 繰り返すが、この解説では細かくはあっても重要な事項 のいくつかをあえて無視しているが、アルゴリズムは正し UNIX MAGAZINE 1990.9 いはすだ。 だからどうしたって ? それしゃあ、そんなことがこのコラムでなんの役に立つ のかだって ? 賢明な読者の方々ならもうお分かりだろう。 仮想メモリ・サプシステムがどのように働くかを知ってい れは、効率のよいプログラムを書くための知識が得られる のだ。もちろん、小さいプログラムではどんなへマをしよ うがあまり問題にならないが、大規模にメモリを使用する プログラムを書くときには、こうした細かい点に注意を払 えはきわめて性能のよいプログラムを作れる。いつものよ うに、この原理を反例を使って解説してみることにしよう。 この例は、私の空想上の作りごとである。 我々が、、データベース〃と呼ぶ類の多数のアプリケーシ ョンは、なんらかのかたちでキャッシュを実現している。 これらのアルゴリズムは、往々にして仮想メモリ・サプシ ステムで使われるアルゴリズムに似たものになる。プログ ラムの実行能を改善するために、頻繁に使うディスクプ ロックをメモリ上にコピーしてもっていたりするのだ。と くに遅いメディア、たとえば別のマシンへのネットワーク 接続とかキャパは高いが実行性能は比較的悪い新技術のデ イスク ( SCSI のことがいいたいのかな ? ) などを使用する 場合、これはたいへん重要になる。アプリケーションが、 、、参照の局所性〃ーーすなわちごく短時間の間隔で物理的に 近接しているデータ要素を参照するという特性をもつな ら、キャッシュはとくに重要になってくる。最初は参照の 局所性などおかしいと感しるかもしれないが、実際には頻 繁にお目にかかる。本を読んでいるときなど、別のページ に移る前にまわりの文章を読む ( 隣接する文章を読む ) し ゃないか。これは、、、ランダムアクセス〃をする百科辞典の ような本にもあてはまる。つまり、最初の検索はランダム アクセスだが、べージを繰る前にそのページの文章をいく つか読むからだ。同しことがディスクファイルやデータベ ースなどにもいえる。 同様に、 UNIX 型ファイルシステムにアクセスする場 合、ルートディレクトリ (/) や /bins/usr/bin などすべて のユーサーが使用するいくっかのディレクトリは頻繁にア クセスされる。だから、これらのディレクトリに対応する ページをメモリ上に保持しておくのがうまいやり方になる。 キャッシュを実現しようとすると、たいていは仮想メモ リが扱わなければならなかったのと同し旧い問題を抱える 101
X ウインドウ・システムのインストール 特集 表 4 imake の言又疋ファイルの言△み順序 ファイル mit/config/lmake. tmpl mit/config/machine. cf mit/config/site . def mit/config/Project . tmpl mit/config/lmake. rules . /lmakefile 内 たけで必要なローカルな定義などが記述されている。 ラムをコンパイルするためのルールや、そのディレクトリ 各ディレクトリにあり、そのディレクトリに含まれるフ。ログ イルを直接変更してはならない。 ターゲット生成のためのマクロが定義されている。このファ いる。通常、このファイルを直接変更する必要はない オフ。ションやディレクトリなどのデフォルトが定義されて 定など、ほとんどの設定はこのファイルでおこなう。 サイトごとの設定ファイル。オフ。ションやディレクトリ指 る。 ンクルードされる。設定によっては変更が必要な場合もあ フ。ラットフォームごとの設定ファイル。 lmake. tmpl からイ の設定ファイルをインクルードする。 imake が最初に読み込む。フ。ラットフォームを決定し、ほか バーおよびライプラリを生成する場合、クライアン トのコンパイル時と異なる特別なシンポルあるいは別のコ ンパイラが必要なことがある。これを実現するため、 mit/ config に、 Server. tmpl と Library. tmpl という定義ファ イルがある。これらは mit/server あるいは mit/lib の下の ディレクトリの lmakefile で明示的にインクルードされ、 サーバーあるいはライプラリを正確に生成するためのパラ メータを定義している。 リリースの構築でもっとも重要な部分は、これらの設定 ファイルのセットアップである。 Project. tmpl や lmake. rules にはさまざまなパラメータやマクロが定義してある が、これらを直接変更するのではなく lmake. tmpl 、 川靃ん切 e. cf 、 site. def でこれらの設定を上書きするよう なかたちをとることがポイントである。変更したくなるよ うなパラメータは、ほとんどすべて川“ん・怩 . cf および site. def で定義できるようになっている。 mit/config/ README にこれら設定ファイルのパラメータの一覧と解 説が含まれており、 mit/doc/config/usenixws には Jim Fulton か書いた "Configuration Management in the X Window System" というリリースの構築の過程を解 説したドキュメントが含まれている。これらをよく読み、 どのパラメータを変更すると何が影響を受けるかをよく理 解することがリリース構上のコツである。 コンバイル mit/config の各設定ファイルの準備ができたら、コンパ イルを実行する。 GCC を使うときは、 GCC がインストー UNIX MAGAZINE 1990.9 ルされているディレクトリにパスがとおっていることを確 る時点で CPP に、、 -DmacII" のようなオプションを付加 ることができない。 X11R4 では、 imake が CPP を起動す ンポルが定義されない CPP では自動的に機種を判断させ ードすることができる。しかし、このような機種を表すシ 起動された場合でも正しく、、 sun. cf' を選択し、インクル サ・シンポルを追加している。そのため、ただ単に CPP が パイラでは、 CPP がかならす、、 sun" というプリプロセッ に条件判断に使用される。たとえば、 SunOS 4 . 0.3 のコン のシンポルは、 lmake. tmpl が川靃 . cf を読み出す際 STRAPCFLAGS を定義する必要がある場合もある。 マシンあるいはコンパイラによっては、シンポル BOOT make World の過程で消去されてしまうからである。 に make. 10q という名前を使用してはいけない。一連の いうファイルにリダイレクトしているが、このファイル名 make の出力を後で検討できるように Make. world と ・一 0 間程度、 Sun4/60 (SPARCstation1) で 3 時間程度であっ のサイトでは、 Sun3/50 で 12 時間程度、 Sun3/80 で 8 時 コンパイルは、通常数時間から十数時間を要する。筆者 % make Wor1d > & make. world & % /usr/src/X する。 簡単である。 mit のディレクトリで、以下のコマンドを入力 設定ファイルが正しくされていれは、コンパイルは セス fixincludes が実行されていることを確認する。 仙い する。また、システムのヘッダファイルを修正するプロ 49
0 す P SUN こ塔載した カラー表示・出力 OK! 定が自動的におこなわれる。 Sun3 ではサー ノヾーのノヾフォ ーマンス向上の面からみて、できれば GCC を用意すべき である。 文書の作成、編集、描画、イメージ入力などに 優れた機能をもち、ポスト・スクリプト・プリンター をサポートしているため、オフィス内文書作成か ら商業的な出版まで幅広く活用できます site. def site. def には、あらかしめいくっかのリリース構築用ハ ラメータが定義されている。通常必要なほとんどの設定は、 これらを書き直すことでおこなえる。 X11R4 の Athena Widget は、基本的に X11R3 のも のと互換性がない。以下に示すパラメータを調整すれは、 互換性を保つ状態でライプラリをコンパイルし、ヘッダフ ァイルをインストールさせることができる。 lns tall 〇 ldHead erFile s YES BuildXawB C6 YES ノくッチ リリーステープのソースコードには Sun のサーバ ちょっとした間違いがあり、場合によってはコンパイルで きないことがある。ほかにも多くのバグが潜んでおり、 れらは、、 Fix 〃と呼ばれるパッチで修正される。原稿を書い ている時点で、 fix-ll まで出ている。できれはパッチをす べて入手し、ソースコードに反映させてから make WorId を実行したほうがよい。 以上で、 SunOS 用の設定は終りである。あとは、 make World を実行すればすべてがコンパイルされる。 ふれいず・さん 定 価 4 8 0 0 0 0 円 ・お問い合わせ 三井造船システム技研株式会社 テータ事業本部営業部 〒 104 東京都中央区築地 5-6 ー 4 谷 03 ( 5 ) 3455 ー意欲的な人材を募集中″ー 営業・システムエンジニア * 右記価格には消費税は含まれていません おわりに こでは、 X ウインドウをコンパイルし、インストール する際に必要となる知識をひととおり解説してきた。ただ やみくもに、、 make WorId" をおこなうだけではなく、 imake の動作、標準の設定ファイルの内容などの概要を理 解していれは、トラブルが生した際の原因追求に役立つは すである。 設定ファイルの内容やパラメータの意味は、 mit/con- fig/README と mit/doc/config/usenixws のドキュメ ントに詳しく解説してある。すくなくとも、いちどはこれ らに目をとおしておくべきである。 6 BC は "Backward CompatibIe" の略。 52 UNIX MAGAZINE 1990.9
X Window ハンドブック』 (lntroduction tO The X Window System) ・ Oliver Jones 著 ・西村亨監修 ・三浦明美・ドキュメントシステム共訳 ・アスキー ・ B5 判、引 3 ページ ・ 4 ′ 500 円 XW ⅲ ) w ハンドプ y ク プ・グラフィックスに関する若干の知識が必要た。 書を理解するためには、 C 言語と UNIX 、ビットマッ ウインドウ・システムのメカニズムを解説している。本 ンターフェイスに関して詳しく述べることによって、 X かれた X ウインドウ・システムの入門書である。 XIib イ 本書は、アプリケーション・プログラマーを対象に書 第 1 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 第 7 章 第 8 章 第 9 章 はしめに He110 , World X ウインドウの設計思想 ウインドウ グラフィック テキスト カラー ピクスマップ、ピットマップ、 マウスとポインタ イメ - ー ン 第 10 章キーポード 第 11 章高度なイベント処理 第 12 章アプリケーション間通信 付録 X11R4 についてのドキュメント UNIX MAGAZINE 1990.9 発している方も一度目をとおされるとよい。とくに、プ 内容は網羅的であり、すでに X のアプリケーションを開 能をトピックごとにまとめて詳しく説明している。その 第 4 章から第 12 章までの各章では、 Xlib の個々の機 ログラムの構造をほば理解できるようになるだろう。 プログラミングの初心者でも X のアプリケーション・プ ついて説明している。第 1 章から第 3 章までを読めば、 イベントといった Xlib で用いられている重要な概念に やグラフィック・コンテキストなどの資源、情報マクロ、 ステーションのあいだのディスプレイ接続、ウインドウ ムの解説である。第 3 章は、アプリケーションとワーク World" という簡単な X のアプリケーション・プログラ まざまな視点から紹介している。第 2 章は、、、 He110 , ます、第 1 章では X ウインドウ・システムの概要をさ ログラミング上の落し穴にはハサード・マークがつけら れ、注意を促す工夫がなされている。 各章はなかなかうまく分けてあり、目的とする内容を 見つけやすい構成になっている。また、英語と日本語の 両方の索引がついているので、 XIib のある関数に関して 知りたいときも、英語の索引から容易に説明箇所を捜し 出せる。このように、本書は Xlib を使ったプログラミン グの際のハンドブックとしても利用可能である。 付録の「 X11R4 についてのドキュメント」は、 X11R4 の配布テープに含まれるドキュメントを邦訳したものだ。 X は現在も開発中のシステムなので、リリースごとに変 化している。本書の内容は多少旧いバージョンにもとづ いているので、このような X の最新情報を耳求したもの らしい。翻訳書はどうしても刊行が遅れるので、読者に このような形て最新の情報を提供するのは好ましい。 そもそも X は、グラフィックスを利用したアプリケー ションを開発する際に、複数のべンダーカ甘是供する多種 のグラフィックス・ハードウェアを個々にサポートする 手間を省く目的で作られた。しかし、 X がサポートして ードウェアが多様なため、どのようなハードウェ いる / 、 アでもうまく動作するアプリケーション・プログラムを 開発するのは難しい。まだまだ、特定のワークステーシ ョン上でしか動作しないものが多いのが現状である。 X を採用したワークステーションの普及によって、 X で動作するアプリケーション・プログラムを開発する機 会はますます増えている。実際には、、 Motif 〃などの高水 準なツールキットを利用して作成することが多いが、 X の基本的なメカニズムを知っておくことは、品質の高い プログラムを作成するうえでぜひとも必要なことであろ う。とくに、基本的な描画職能やカラーを取り扱う方法 などに関する知識は、ツールキットを利用する場合にも たいへん役立つ。 逆に X のメカニズムを知識として身につけることで、 X がサポートしてくれるさまざまなハードウェア上でア プリケーションを動作させることができるのだから、 れを理解しないという法はない。真にポータブルな X の アプリケーションが続々と出現することを期待したい。 最後に訳語に関してだが、細かいことは気にしないと してもドローラブル〃だけはなんとかしてはしかった。 115 (ASTEC 藤井裕史 )
特集 フリーソフトウェアでグレードアップ することでこの間題を解決している。 imake をコンパイル する時点で機種カ喇明していれば、以降、その imake を使 用して生成された Makefile は正しい川靃ん・ . cf を含 # define BootstrapCFlags -D 襯“ん / という記述がある場合にかぎられる。 imaket±、 make WorId が実行されるときにコンパイルされる。したがっ て、 BOOTSTRAPCFLAGS が必要な際は以下のように んだものとなる。 BOOTSTRAPCFLAGS が必要になるのは、該当する プラットフォームの川〃か . cf のなかに % cd /usr/src/x % make BOOTSTRAPCFLAGS=-DmacII world > & make. world コンパイルは、次の手順でおこなわれる。 入力する。 (l)mit/config の下にいき、 Makefile. ini というプラット フォームに依存しない簡素な MakefiIe を使って imake のオプジェクトなどを消す。 ( 2 ) 引き続き、同しディレクトリで MakefiIe. ini を使って imake をコンパイルする。 BOOTSTRAPCFLAGS が定義されている場合は、その定義が反映される。 ( 3 ) 作成した imake を使ってソースコード・ツリーのすべ ての MakefiIe を作成し直す。この時点で、〃か召 . cf などの設定ファイルの内容がすべて反映された Make - file が生成される。 (4)make clean をすべてのディレクトリに対して再帰的 に実行し、ソースコード・ツリーのすべてのオプジェク トなどを消す。 ( 5 ) リリース構築に必要なヘッダファイルを mit/includes の下に集める。通常、これにはシンポリック・リンクが 使用される。 ( 4 ) と同様、 make includes をすべてのデ ィレクトリに対して再帰的に実行する。 ( 6 ) ソースファイルの依存関係を MakefiIe に追加するた め、 makedepend を実行する。これも、 make depend をすべてのディレクトリに対して再帰的に実行すること によって実現される。 表 5 使用できる make のターゲット ( 7 ) すべてのバイナリを生成するため、 make -k をすべ てのディレクトリに対して再帰的に実行する。各ディレ クトリの Makefile には先頭のターゲットとして all と いうターゲットが言当されており、対象のディレクトリ の下で必要となるものをすべて生成するようになってい る。 make に -k フラグが付加されて起動されているため、ェ ラーが発生した場合はそのターゲットをあきらめて先に進 む。したがって、コンパイルの完了後、ログを調べてエラ ーの有無を確認する必要がある。工ラーが発生していたと きは、エラーの原因を取り除いてふたたび make を実行し なければならない。サポートされているプラットフォーム では基本的にはエラーは起こらないはすであり、万一生し たとしてもほとんどは設定ファイルの記述ミスによるも のである。 なお、設定ファイルを修正して再度コンパイルするとき、 もう一度 make World を実行すると、きちんとコンパイ ルされているバイナリまですべて作り直すことになって効 率が悪い。ヘッダファイルの修正などでなけれは、表 5 に 示す make のターゲットをうまく使って必要最低限の再 コンパイルだけですませることができる。 make Makefi1e make Makefi1es make depend make a11 50 そのディレクトリの Makefi1e たけを生成し直す。 Makefi1e を生 成し直すと、 makedepend の結果が消えてしまうことに注意。 すべてのサフ・ディレクトリの MakefiIe を生成し直す。上記と同様、 makedepend の結果がすべて消えてしまう。 カレントディレクトリ以下、すべてのサプディレクトリで makede- pend を実行する。 ディレクトリを再帰的に下降し、再コンパイルが必要なモジュール をすべて生成し直す。ェラーが発生したときに無視させたければ、 -k オフ。ションを付加する。 UNIX MAGAZINE 1990.9
、ゝ対するほかのプロセスからの read/write はロックが解除 されるまでプロックされます。 SunCGI と SunCore SunOS 4.0 のリリース時にも案内がありましたが、 SunCGI と SunCore は SunOS 4.1 からはサポートされ ません。ただし、 OS テープに含まれる Graphics オプショ ンには CORE および CGI のインクルード・ファイルとラ イプラリが含まれているので、プログラムのコンパイルと 実行はできます。コンパイルに必要なライプラリは /usr/ 要です。注意点の詳細については“ Su 〃 OS 4 コ e ル e バージョンアップする場合は、インストール時に注意が必 なお、次のアンバンドル・ソフトウェアを SunOS 4.1 に リリースは今秋の予定です。 応したものが必要となります。 SunOS4.1 対応の JLE の SunOS の日本語環境である JLE は、 SunOS 4.1 に対 関連するプロダクト ューサーに求めています。 ウェアの SunGKS と SunPHIGS にリプレースするよう Sun は、今後は CORE と CGI をアンバンドル・ソフト window —lpixrect —lm sample% cc ー 0 core—demo core—demo. c —l/usr/old —L/usr/01d ー 1C0 て e ー ls Ⅲ 1t001 ー ls 皿 一方、強制的ファイルロックの場合は、そのファイルに です。 うとするプロセスに対するロックカ寉認できる場合に有効 協調的ファイルロックは、そのファイルをアクセスしよ まります。 てグループの実行ピットがクリアされているとき ) かが決 協調的 (advisory) か強制的 (set-GID ビットが立ってい ックするファイル ( あるいはその一部 ) のモードによって、 File and Record Locking) 機能が追加されています。ロ lockf ( 3 ) には、 SystemV R3 の MFRL (Mandatory ファイル / レコードの強制ロック old に移されているので次のように実行します。 [ 参考文献 ] NSE 1 . 2 Channel 7.0 SPE 1 . 1 FDDI 1 . 0 ( しろたに・ひろし伊藤忠テクノサイエンス ) M 〃 / ”を参照してください。 SunL ink FORTRAN 1 . 2 SunTrac Sun C 十十 2 . 0 SunIPC 1 . 2 TranScript 2.1 SunDraw 1 . 0 TAAC-I Release 2.3 UNIX MAGAZINE 1990.9 SunWrite 1 . 1 には、バージョンアップが必要になります。 はサポートされません。これらを SunOS 4.1 で使う場合 また、次のアンバンドル・ソフトウェアは SunOS 4.1 で 、 S ″〃 OS 4 . ノ e M 〃 ( 800 ー 3802 ーノの” Sun Microsystems , lnc. , 1990. ル s 〃 g The Su 〃 OS ( 800 ー 3803 ーノの " , Sun Microsystems, lnc. , 1990. ・町 s 襯 4 〃イ N 0 d 襯切な厩あれ ( 800 ー 3805 ーノの " , Sun Microsystems, lnc. , 1990. ・立〃 OS e. 元尾れ化 M / ( 800 ー 3827 ーノの " , Sun Microsystems , lnc. , 1990. Tim O'ReilIy and Grace Todino , “ M 〃〃 ag 切 g UUCP 4 れ d Usenet" , O'ReiIIy & Assosiates, lnc. Feb. 1989 ' 立 OS 4 . ノね U. / XS レ 4 . 0 Co 川カ励〃なれイ M な朝〃 Guide" , Sun Microsystems, lnc. , 1990. 'UNIX s 川 4 4 〃 S ″ OS " , Sun Microsystems , lnc. Sun Users Group Conference 1989. ' Su れ OS P な " , Sun Microsystems , lnc. Sun Users Group Conference 1989. [ 9 ] CUNIX SystemV ロードマッフ。ブック』、 UNIX イン ターナショナルアジア太平洋本部、 1990. [ 5 ] V01.2 ム伊藤忠テクノサイエンス , 1990.3 [ 11 ] 「 SunOS4.1 の概要」「 CTCSun インフォメーション アム日経 BP 、 1990.7 [ 10 ] 「 UN Ⅸ新時他「日経コンビュータ別冊ソフトウェ 69
SunOS4.1 の概要 UUCP の変更点 新しい UUCP 60 とシステムどうしの接続手順を完全に分けて定義できます。 するチャット・スクリプトを追加登録することが可能で、モデムとの接続手順 リプトに記述していました。 Dialers ファイルを使うと、ユーザーがモデムに対 イプのモデムを接続する場合は直接接続の設定にして L. sys のチャット・スク システムに組み込まれているものを使うか、システムがサポートしていないタ 4 SunOS 4.0. X までは、モデムどうしの接続のためのチャット・スクリプトには また、アラーム機能のコマンド・インターフェイスおよ います。 インヘルプのプログラム・インターフェイスが追加されて さらに、タイプ 4 キーポードの HeIp キーを使ったオンラ が、タイプ 3 と同しようにしか使えませんでした。 1 . 8 では た。 SunView 1.75 でも接続できなくはなかったのです タイプ 4 キーポードを完全にサポートするようになりまし SunView は、 1 . 75 から 1 . 8 にバージョンアップされ、 SunView の拡張 すが、エントリによっては変更が必要なこともあります。 そのはかの設定ファイルのフォーマットはほとんど同しで ォーマットは、従来のファイルとはまったく異なります。 また、セキュリティを設定するための Permissions のフ missions にといった具合です。 devices が Devices に、 USERFILE と L. cmds が Per- tems と Dialers4 に L ー dialcodes が Dialcodes に、 L ー す。たとえは・、 / etc / uucp ディレクトリの L. sys が Sys- 設定のためのファイル名は、まったく新しくなっていま 応用的な使い方ができるように改良されています。 Ber UUCP は Version2 UUCP より管理が簡単で、より Version 2 UUCP をもとにしたものです。 Honey Dan- Lesk 、 David Nowitz 、 Greg Chesson などが開発した UUCP は、 1977 年の UNIX Version 7 当時に Mike に BNU と呼んでいます。従来の Sun で使われていた AT&T では、 Networking Utilities" またはたん Nowitz 、 Brian E. Redman によって開発されたもので、 しものです。これは、 1983 年に Honeyman, David A. ているもので、 SystemV R3 で使われている UUCP と同 新しい UUCP は、、 Honey DanBer UUCP" と呼はれ びプログラム・インターフェイス (WIN- ALARM アトリ ビュート ) も追加されています。 choctaw% eval ' set—alarm -b 3 —f 3 -d 1000 ( choctaw% get-alam WINDOW_ALARM= :beeps=3 : f1ashes=3 : dur = 1000 : choctaw% ring—alam そのほか、パネルアイテムに色がつけられるようになっ たこと (PANEL-ITEM-C 〇 L 〇 R アトリビュートが追加 された ) 、 CG8 および CG9 のために 24bit トルーカラー がサポートされたこと (CANVAS-C 〇 L 〇 R24 アトリビ ュートが追加された ) などの点が拡張されています。 国際化について SunOS を国際的に使えるようにするための拡張は、カ ーネルやライプラリ、ユーティリティ・レベルの国際化 (lnternationalize) とおもにアジア諸国で必要となる複 数バイト文字への対応などの地域化 (RegionaIize) 、各国 言語に対応した入出力、ユーティリティをサポートするた めの Localize からなります。 SunOS4.1 では、カーネルやライプラリ、ユーティリテ ィを、、 8-bit clean" にしたほか、国際文字セット / フォン ト ( IS08859 ー 1 ) およびタイプ 4 キーポードをサポートし、 開発者のために POSIX/ANSI X3J11 (setlocale( ) ) の フルサポートができるように拡張されています。これらの 拡張によって、ほとんどの西ヨーロッパの言語には対応で きるようになりました。ただし、アジア地域の言言の対 応に必要な複数バイト文字のサポートは実現されていませ ん。 SunOS 4.1 の日本語への対応は、 JLE 1 . 1 (Japanese Language Environment) によって今秋サポートされる 予定です。 標準化と SunOS 4.1 の位置付け SunOS 4.1 は、 SVID 2 (SystemV lnterface Defini- tion Issue2) 、 POSIX (IEEE 規格 1003 . 1 ー 1988 ) 、 XPG2 (X/Open Portability Guide lssue 2 ) に準拠しています。 UNIX MAGAZINE 1990.9 に準拠しています。 SVID は OS のインターフェイスだけ ーフェイス定義書の第 2 版で、 SystemV R3.2 は SVID 2 SVID 2 は、 AT&T が発行している SystemV インタ このほかに SVID89 や XPG3 の機能も多く含まれます。
「 UNIX MAGAZINE セミナー」開催のお知らせ 読者の皆様のおカ添えにより、本誌はまもなく創刊 4 周年 を迎えます。 この間、編集部ではすこしでも皆様のお役に立てればと考 え、微力ではございますが UN Ⅸにおける最新の技術動向 から話題性に富む解説、製品紹介などを誌面に反映させるべ く試彳告誤を重ねてまいりました。また、読者の方々から数 多くのご要望、貴重なご意見をいただきました。あらためて、 厚く御礼申し上げます。 さて、本誌では 4 周年を迎えるにあたり、読者の皆様に対 する感謝の意を込めて「 UNIX MAGAZINE セミナー」を 開催いたします。これは、筆者との交流を深め、日ごろ皆様 が感しておられるであろう疑問を解決する場として設けるも のです。 UNIX の普及につれ、そのユーサー層もハイエンドからロ ーエンドにいたる多様なひろがりをみせています。もちろん、 このような発展の基盤となったのは新しい技術です。セミナ ーでは、現在もっとも関心を集めている UNIX ネットワー ク、ユーサー・インターフェイス、ワークステーションなど の新しい技術に焦点をあて、初心者から鰊者までを対象に 本誌筆者の方々に解説していただきます。 この種のセミナーは本誌としては初の試みですが、これを 契機に今後とも同種の催しを定期的に開催していきたいと考 えております。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。 [ セミナー・プログラム ] [ 開催要項 ] テキスト : 会場でテーマ別に配布します 竹岡尚三齊藤明紀、山口英 師 : 坂下秀、中村眞 所 : 東京新宿区西新宿大東京火災新宿ホー 両日とも 9 時 30 分 ~ 17 時 時 : 1990 年 10 月 17 日 ( 水 ) ~ 18 日 ( 木 ) 講 場 日 ノレ 参加費 : 事前申込み : 50 , 000 円 ( 10 月 3 日必着 ) 当日受付け : 80 , 000 円 ・参加費は消費秘ムみです ( なお、昼食代は含まれていません ) 。 せていただきます。 ます ( 必着 ) 。また、当日受付けは会場に余裕のある場合にかぎら ・事前申込みは 10 月 3 日 ( 水 ) 弊社到着ぶんまでとさせていただき ・請求書が必要な方は下記宛てに封書でご請求ください。 ます。 その旨を明記してください。振替用紙の場合は通信物にお願いし ・領収証が必要な方、宛先をム者名と別の名義にされたい方は、 うえ、下記宛てにご送金ください。 記入した用紙に信舮斤、電話番号、氏名、勤務先名 ) を明記の 留でお願いします。現金書留の場合は、「セミナー参加申込み」と ・申込みは、本誌の巻末に添付されている振替用紙もしくは現金書 「 UNIX MAGAZINE セミナー」係 株式会社アスキー直販部 〒 107-24 東京都港区南青山 6 ー 11 ー 1 ◆現金書留・請求書依頼の送付先 10 月 17 日 9 : 00 ~ 9 : 30 9 : 30 ~ 12 : 30 14 : 00 ~ 17 : 00 10 月 18 日 9 : 30 ~ 12 : 30 14 : 00 ~ 17 : 00 ワークステー 受付け ワークステーションの設置と管理 X ウインドウ・システム・ ・・坂ード秀 ( 「ワークステーションのおと」を執筆、 ASTEC) ・・中村眞 ( 「 An lntroduction to X Window System 」を執筆、シャープ ) 非 UN Ⅸマシンのネットワーク孑 it 法・・・竹岡尚三 ( 「マジカル・ミステリ・ツアーいたしましよ」を執筆 ) LAN 構築の実際・ ・・・齊藤明紀、山日英 ( 「 UNIX Communication Notes 」を執筆、大阪た ■ワークステーションの設置と管理 ションの導入台数のプ趨攫的な UNIX MAGAZINE 1990.9 とした使い方、利用環境の構築に関する実際 利用法ではなく、 X ウインドウの利用をⅲ醍 従来のキャラクタ端未を中心にした UN Ⅸ ■ X ウインドウ・システム どを靈にもとづいて解説します。 運用、占朝 ) 対処、ハードウェアの増設な ステーションの、機種の選定・構成、管理、 トラブルが発生しています。そこで、ワーク 増加にしたがい、導入・運用時にさまざまな 的な手法について説明します。解説にあたっ ては、現在、 - ヨ勺に入手・構築が可能な X 端木を含めた竟を想定し、利用上の留意点、 効果的な活用法を中心とします。 ■非 UNIX マシンのネットワーク法 Ethernet に対応した UNIX ワークステー ションの普及により、ネットワーク経由で接 続される周辺機器が増加しつつあります。ネ ットワークに孑可能な機器の利点、それら の機器の麦の可能性や多様化するユーサー の要求について簡単 . に分析し、実際に X ウィ ンドウ端未を開発した経験をもとに、周辺機 器や非 UN Ⅸマシンをネットワーク経山で UNIX マシンやワークステーションに接続 する去、知開発去などを解説します。 ■ LAN 構築の実際 UNIX ワークステーションを中心とした LAN を構築する際の機勵定をはしめ、ケ ープリング、ソフ、トウェアの整備、運用体制 の確並、などの必要な知識や注意すべきポイ ントに点をおいて実勺な手法を解説しま す。 53