LAN - みる会図書館


検索対象: UNIX MAGAZINE 1991年11月号
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1. UNIX MAGAZINE 1991年11月号

その場合、 MS-DOS も LAN もよく知らない人がメー カーの人と話をしても、互いの主張や気持ちを伝えあうの はかなり難しいでしよう。やはり、よく知っている人が 取りまとめて伝えることになるはずです。普通は、、 LAN を導入しましよう " と言いだした人にお鉢か回ってくるこ とが多いようですが、このような仕事が入ったからといっ て、それまでの仕事を減らしてもらえることはます考えら れません : ーく でも誰かがやらねばならない作業なので、 MS-DOS や LAN について詳しい人がいないのならは、メーカーなり ディーラーなりに訊くしかありません。それでも分からな けれは、「そういう対応なら、おたくの LAN は使いませ ん」とか、「別のディーラーを捜します」などとはっきり 言うようにしましよう。皆から同し問題点を孑商されれ ば、彼らも問題の重要さを認識するでしよう。 ファイルサーパー故障時の影響 ファイルサーバーを中心にシステムを構成していると、 サーバーが占郊章したときにすべての PC が使えなくなる 可能匪があります。本来は使用できるはすの PC まで、 サーバーの景彡響で使えなくなってしまうのです。これで バーの修理に時間がかかったときには目も当てられ ません。 UNIX を使っているときに NFS サーバーが停 止すると、 NFS server 工 not responding sti11 trying というエラーメッセージが表示されることがありますが、 これと同じような事態に陥るわけです。 MS-DOS の場合 も、サーバーのなかのデータやプログラムが使えません。 ユーサー教育とシステム管理の性 PC-LAN を使い始めると、さまざまな間題カ咄てきま ・不要なファイルの削除 す。 106 消せません。 13 実際には、ファイルのアクセス制限により、他人のファイルは簡単に でディスクをもっていたときよりも使えるディスクの 入っているために勝手には消せません 13 。また、各自 PC-LAN でディスクを共有すると、他人のデータも れても自分で必要のないファイルを消せばすみました。 PC をそれぞれ単独で使っているときは、ディスクが溢 容量か増えるので、 になります。 つまり、各ューサーが無駄なデータをディスクに置か 不要なデータを消すのを怠るよう UNIX MAGAZINE 1991.11 り知れないものがあります。これは、実際に使ってみて初 しかし、つなぐことによって得られるメリットには計 さんあることが分かっていただけたでしようか。 UNIX や PC を接続する場合、検討すべき項目がたく PC-LAN とは何かという説明をしてきました。 うことから、そのメリットと接続した際の問題を中心に 今回は、 UNIX と PC をつなぐと何ができるのかとい 今回のまとめ ときのキズはより深いものになります。 いと、運用を開始してから間題が生しることになり、その います。このような問題を正確に把屋して対処しておかな PC-LAN はメリットも多いのですが、間題点も抱えて も有効に利用できるはすです。 は、 UNIX でのシステム管理体制を活用すれば PC-LAN ための必彡頁目なのです。 UNIX を導入済みのところで このように、 PC-LAN といえども管理と教育が運用の も、管理者の重要な仕事の 1 つです。 怠ると、管理者がにしくなるだけです。ューサー教育 PC-LAN 環竟を与えるだけて利用ガ去に関する教育を ・教育 管理者を置く必要もあると思います。 規模にもよりますが、場合によっては専任化や複数の を担当する管理者が必要になります。ネットワークの けなければなりません。そのために、このような作業 たら終りというものではなく、成長し続け、整備し続 PC-LAN は、 UNIX のネットワークと同様に設置し ・里者 続するときのルール作りなどの竹喋が発生します。 対するアクセス権限の設定、新しい PC を LAN に接 PC 単体では必要なかったユーサー登録、ディスクに ・新しい作業の発生 理をする体制が必要になってくるのです。 ないように徹底したり、誰かがきちんとディスクの管

2. UNIX MAGAZINE 1991年11月号

インストール ・ Ethernet ポードのインストール方法 ・ PC-NFS のインストール方法 ・ PC-LAN の運用管理 都合により変更することもあります。そのときは悪し からす。 PC-LAN の基礎知識 PC-LAN に正式な定義が存在するのかは分かりません が、、、サーバーも含めて PC だけて構成された LAN" と いう人が多いようです。しかし、こではもうすこし広義 、、 LAN につないで各種のサーピスを受ける側がいす れも PC であるネットワーク " ( 彳の PC-NFS を含 む ) を、 PC-LAN であると定義しておきます。 言い換えると、ネットワーク上のサーバーがもつハー ドディスクやプリンタなどの資源を、クライアントやス テーションと呼ばれる PC から利用する仕組みのことを 指す、と考えてください。これによって、複数の PC で サーバーのファイルやプリンタが共有できるようになり ます。 このはかに、 PC-LAN にはネットワーク上で動作す るアプリケーションを開発する API(AppIication Pro- gramming lnterface) や RPC(Remote Procedure CaII) の機能を提供するものもあります。この API や PRC などの機能は、一殳ューサーにほとんど関係ありま せん。データベース・サーバーやメールサーバーのような ネットワーク・アプリケーションを開発する、朱なユー サ、一やソフトハウスのエンジニアのみが必要とする機能 です。しかし、これらの機能の充実がネットワーク・ア プリケーションの充実にもつながるので、一殳ューサーも ロ PC-LAN のサーバー制蹤卩用ソフトウェアを、 ネットワーク OS まったく無関係とはいえませんね。 これにもい 、、ネット UNIX MAGAZINE 1991.11 ばネットワーク OS である。 ・ファイルサーバー機能とプリンタサーバー機能があれ くつかの捉え方があります。 ワーク OS " と呼ぶことがあります。しかし、 U 、 lX-Ethernet-PC ・ MS-DOS や OS/2 の上で重川乍するものはたんなるサ ー制彳卸ソフトウェアであり、、、 OS " ではない。 ・サーバー上で動作する API があってこそ OS と呼ぶ にふさわしい。 いすれも、それなりの説得力があります。また、 MS- DOS V3.1 でネットワークがサポートされたので、 、、 MS-DOS V3.1 はネットワーク OS だ " という意見も ありました。 このように、ネットワーク OS という言葉は、よく使 われるわりには定義か確定していないようです。そこで、 以降では PC-LAN のサーバーを制御する機能をもつソ フトウェアをネットワーク OS と呼びます。 さて、サーバー制御ソフトウェアは世界中の多くのメー カーが発売していますが、現在その中心的な存在は米国の NoveII 社と Microsoft 社です。 NoveII は NetWare 、 Microsoft は LAN Manager という製品を販売してい ます。まず、それぞれの特徴をみてみましよう。 NetWare NetWare は NovelI 社が開発したネットワーク OS で、サーバー機能に特化した OS です。従来の PC-LAN サーバーが MS - DOS 上に構築されていたのに対して、サ ーバーとしての性能を充実させるために独自のファイル システムを開発し、さらに各種の最商化を施しています。 おもな特徴は次のとおりです。 ・各種の技法により、ファイルアクセスか高速 ・常駐するネットワーク・ドライバのサイズが小さい ・システム管理機能が使いやすい ・信頼性か高い ・セキュリティ機能が優秀 ・多くの PC て利用可能 一方、次のような点もいくっか挙げられます。 ・ 1 台で使っていると速いが、クライアントカ蒴えると 遅さが気になる ・性能を上げるためにネットワーク資源を過度に使う サーバー・アプリケーションが暴走するとサーバーが ダウンする 91

3. UNIX MAGAZINE 1991年11月号

一方のワークステーションについては、 ニコンのう ち次の要件を満たしているものを EWS(Engineering WorkStation) に分類しています。 ・対話型のシングルューサー、マルチタスクの環境下で ・ 800 x 800 ドット以ーヒのピットマップ・ディスプレイ ・ LAN インターフェイスを標準装備 ニコンの定義も紹介しておきましよう。 ついでに 広範な分野に適応できる基本的設計思想をもち、シス テム・コンポーネントとして提供できる ・ OEM 提供が可能で、 I/O インターフェイスが公開で きる ・デジタル型でプログラム蓄積方式 ・入出力機器とファイル装置を備えている ・すくなくとも 1 つは高級言語が使用できる 曖昧な定義で、ますます区別がっかなくなってきまし た : ーくノ、イレゾリューション・モードの P C であ川ま、 OS に UNIX や OS/2 を使用して LAN インターフェ イスを内蔵させると、立派なワークステーションといえそ うです。 対象としている読者 本誌には UNIX に関するさまざまな記事力載されて おり、読者の幅も広いので、勝手ながらこの記事の対象と なる読者を想定したいと思います。 ・自分の席には PC しかないが、自席から社内にある UNIX マシンを使いたいと思っている人 ・ PC-LAN を使いたいが UN Ⅸも気になっている人 ・ PC のファイルサーバーとして UNIX マシンを使えな いかと考えている人 ・ PC-LAN を使っているが UNIX にも興味をもってい る人 この記事で説明するようなことをユーザーから訊ねら れるが、答える時間のない管理者 ・ MS-DOS の CONFIG. SYS のセットアッフ彳呈度は できる人 2 2 PC の基礎知識まで説明すると、それだけで連載になってしまいます 90 ・内容にかかわらす、広告も含めて本誌をすみからすみ まて読む人 一方、次のような読者にはあまり役に立たないと思い ます。しかし、このような記事を必要とする人が出てく るかもしれません。あなたの頭の片隅に、掲載されていた ことだけでも残しておいてください。 ・ UNIX マシンだけを使っていて PC には縁のない人 ・ PC しカ畤っておらす、 UNIX を買う予定のない人 すでに PC に Ethernet インターフェイスをインス トールして UNIX マシンと接続し、その苦労を十分に 分かっている人 本誌と ASCII を倉肝リ号から読んでいる PC と UNIX の達人 本誌を買っても「ワークステーションのおと」以外は 言冗まない人 ロ , こで取り扱う内容 次に、これから予定している内容を簡単にリストアッ プしておきます。できるかぎり、具体的に分かりやすく まとめていくつもりです。 基礎知識 ・ PC-LAN の基礎知 ] 識 ・ PC-LAN てイ可ができるのか ・ PC-LAN の間題点 ハードウェア ・各種の接続ガ去 ・ RS232C とターミナルサーバー ・ Ethernet の基礎知識 ・ TCP/IP の基礎知識 ・ Ethernet ポードの選び方 各社の Et hernet ポードの特徴 ・メーカーのサポート体制 ソフトウェア ・ telnet のオ幾育皀 ・ FTP のオ幾能 ・ PC-LAN の便利な機能 ・ PC-NFS の間題点 UNIX MAGAZINE 1991.11

4. UNIX MAGAZINE 1991年11月号

図 1 P C のメモリの状況 FFFFFH SYSTEM 予約工リア ビデオ RAM ユーザーエリア かな漢字変換ドライバ MS-DOS 00000H ます。 FFFFFH SYSTEM 予約工リア ビデオ R A M ユーザーエリア ネットワーク・シェノ L A N ポードドライバ かな漢字変換ドライバ MS-DOS 8000H ・職広 LAN Manager 2.1 という新しいノヾージョンが 発表されました。このノヾージョンから OS / 21.3 がバンド ルされたということです。機能も強化されており、 IBM のネットワーク監視システム NetView や IP の世界の ネットワーク管理フ。ロトコル SNMP(Simple Network Management Protocol) がサポートされました。また、 OS/2 のクライアント側は LAN Manager と NetWare の両方のサーバーに同時に接続できます。 クライアント PC NetWare や LAN Manager などのサーバーに対し て、サーバーカ甘是供する資源 ( ディスクやプリンタ ) を利 用する PC をクライアントあるいはステーションと呼び ます。クライアントには、ネットワーク・シェルまたは リダイレクタというドライバを組み込みます。このドライ バは、クライアントにつながっていないディスクやプリン タに対するアプリケーションからの要求を、ネットワーク を経由してサーバーに取り次ぎ、サーバーの資源をアプリ ケーションに提供します。これによって、クライアント PC からサーバーの資源か利用できるわけです。 クライアント側では、このネットワーク・シェルと UNIX MAGAZINE 1991.11 U 、 IX-Ethernet-PC Ethernet などのネットワーク・インターフェイスを制 御するドライバがメモリ上に常駐します。このため、ユー サーか利用できるメモリ領域か減少してしまいます ( 図 1 参照 ) 。つまり、ただでさえ MS-DOS やかな漢字変換ド ライバか載ってかなり少なくなったユーサー領域に、さ らに LAN ポードのドライバやネットワーク・シルが 載るわけです。 最近のアプリケーション・プログラムは多機能化など によりプログラムサイズが大きくなっており、たとえは ワープロの一太郎 Ver. 4.3 はユーサーメモリを 440KB 程度必要とします。このため、 100KB 程度のネットワー ク・ドライバを組み込むとユーザーメモリ領域が不足し、 プログラムが実行できません。このあたりは、痛し痒しで すね。 PC-NFS クライアントとなる PC からみて、同様な機能を提供 するものに PC-NFS があります。 PC-NFS は、サーバ ーとして PC ではなく UNIX マシンを利用して UNIX マシンの資源を PC に提供します。 PC-NFS は Sun Microsystems が開発したもので、 UNIX 上のファイル共有システム NFS(Network File System) を PC 上から利用できるようにしたものです。 PC-NFS は、 PC や Ethernet ポードのべンダーが Sun からライセンスを取得して不舞直します。 NetWare や LAN Manager が PC の世界で PC- LAN を実現しているのに対して、 PC-NFS は PC と UNIX との協調によって PC-LAN を実現しています。 また PC-NFS では、クライアントの PC 間だけでなく、 PC と UNIX のあいだでもファイルを共有できます。 PC-NFS の利点は、 UNIX システムがあれば、 Net- Ware のように専用サーバーを用意しなくてもすむことで す。さらに、 NIS(Network lnformation Service) によ るユーサー管理にも対応し、 PC-LAN を使いたい UNIX ューザーにとってはありがたいシステムです。 ただし、 PC-NFS はプログラムがかなり大きく、ユー ザーメモリか減少するうえ、価格も高く、信頼生に多少欠 けるなどの問題があります。このため、各社とも代用プロ グラムの開発に熱じ、で、 iSiD ではこれらを、、 PC-NFS も どき " と呼んでいます。基本的な機能は PC-NFS とはと 93

5. UNIX MAGAZINE 1991年11月号

編集することがありえるでしようか。これは排他制御以前 の間題で、 2 人がそれぞれ勝手に 1 つのファイルを変更 していたのでは、その内容を正しく保つのは至難の業で はないかということです。 たとえば仕様書のようなデータを複数の関係者が変更 する場合は、排他制御が可能であったとしても変更カ髞 り返されると、それぞれの変更に対する責任の所在カ坏 明確になり、信嶽書としての整合生が保てなくなってし まいます。そのためには、いつ、誰が、どこを、何のた めに修正したか、などを記録するようなルールを作ってお dBASE III のようなデータベース・プログラムで、 1 つ かないと、トラブルが発生したときに原因を究明できませ のデータファイルを複数のユーザーから同時にアクセス ん。このようなしつかりとしたデータの管理体制が作れな することがあります。 1 つのファイルを同時に 2 人のユー ければ、せつかくの排他制御機能も無意味になってしまい ザーカイ多正しようとした場合、さきに修正を終えた人がフ ます。 ァイルを書き込んでから、あとで修正した人が同しファイ 複数の人がファイルを読み出すことはできても、書き ルを上書きしてしまうと、前者による変史は無視されてし 込めるのはそのファイルの管理責任者である 1 人だけ、 まいます ( 図 7 、図 8 参照 ) 。 とすればファイルの一元陸が保てます。このような方策 このようなことか起こらないように、誰かが使用中の をとれば、排他制御に対応していないアプリケーション ファイルにははかの人か書換えモードでアクセスできな でも LAN ーヒで使用できます。 いようにするのか腓他制彳卸です。アプリケーションの排他 つまり使い方によっては、 LAN においても排他制御は 制彳卸 , 、の対応についての情報は、 LAN ポードのメーカー 必須ではないということも覚えておいてください。そし やアプリケーション・ソフトウェアのメーカーなどに間 て、排他制御といえども万能ではないのです。 い合わせるしかないのですが、明確な回答は期侍できま せん ( これからは徐々にそのようなことはなくなるでしょ プリンタへの出力の問題 うが ) 。 続いて、フリンタの共有です。これもさきはどのファ こでも、実際には排他制御に対応していないアプリ イルのアクセスと同様に、 PC のアプリケーションのな ー , , 多 0 、 00 実情 0 す。一太郎 0 場合 0 = 、 0 、 : かには MS-DOS のシステムコールを使う正規の手順を PAC と呼ばれる LAN 対応の製品だけか排他制御カ呵育 踏ますに直接ハードウェアを操作する汚いプログラムが で、一般に使われている一太郎 Ver. 4.3 は対応していま あります。これもファイルの場合と同様、テストして初 せん。余談になりますが、一丿①に LAN-PAC の ATOK7 めて使えるかどうかが分かるというのが実情です 10 はメモリ常駐サイズが小さく (XMS 対応 ) なっており、 さらに、プリンタの共有では特有の間題があります。印 たしかに LAN 環境での使用を十分に研究されているよ 字するたびに、 A4/B4/B5 などの用紙サイズ、印字位置、 うです 9 。 縦 / 横の設定などを変更しなければならないこともあるの このような書き方をすると排他制御に対応していない で、こちらも管理やルール作りが必要です。また、異機種 アプリケーションは、 LAN 工竟では使いものにならない の PC や、 UNIX マシンと PC でプリンタを共有する場 という印象を与えるかもしれませんが、現実はすこし違い 合は、プリンタの制御コードか饑種によって違うという間 ます。 題があり、簡単には使えません。 実際に使う場合、 1 つのファイルを同時に 2 人以上で 最近は、この問題に対応するため、サーバーカワ。リン 9 この LAN-PAC は見在 Net/One に対応しており、 NetWare 、 10 BIOS(Basic lnput Output System) コールを横耳 ( りしている ネットワーク・シェルを使えは、うまくいく場合もあります。 LAN Manager 、そして PC-NFS ー ) 対応も予定されています。 図 8 イ也制ヾおこなわれている場合 ( 4 ) ( 3 ) ( 2 ) (1) ー : 110 ー 読出し 読出し 読み書き可能モード 104 UNIX MAGAZINE 1991.11

6. UNIX MAGAZINE 1991年11月号

0 加〃ィーー倉刑 ! サニ刊 一報創 環境にサビを効かせます。 PC 、 UNIX 、そして Mac ユーザのための LAN 技術情報誌です。 ・急速に拡大する LAN 市場にスポットを当てて、 その技術 / 市場動向をタイムリーに解説します。 ・ PC 、 UN Ⅸ、そして Mac ユーザが、今一番必要とする LAN アプリケーション情報を満載 ! ノヾソコン同士、ワークステーション同士から、 PC 十 UNIX + MAC 環境まて、を幅広くサポートします。 ・難しい通信に関するプロトコル規格や通信用語などを ビギナー向けに分かりやすく解説します。 ( ただ今、年間定期購読申込み受付中 ! ) ( 書店ではお求めになれません。 ) ・毎月 25 日発売 ( 月刊 ) 、 A4 変形 / 24 頁前後 ・年間定期購読制 9 , 600 円 ( 消費税、送料込み ) ・掲載内容 ・ NetWa 「 e / い N マネージャ解説・ LAN 技術 / 市場動向・ LAN 構築の実践ノウハウ・各 種通信プロトコル解説・ネットワーク対応アプリケーション・ソフトの紹介・モデム解説・ ネットワーク・セキュリラ・データ通信用デ / ヾイス解説・データ通信用語解説なと : 盛り沢山・・・ . ′ライドテレシス株式会社 ・技術協力 / 監修 〒 141 東京都品川区東五反田 4 ー 5 ー 2 五反田 NT ビル ・定期購読のお申込みは、いますぐお電話または FAX にて。 TE L 03-3443-5640 FAX 03-3443-2443 アライドテレシス株内「センターネット」読者係まで、送付先住所 / 氏名 / お電話 番号をお知らせ下さい。折返し、申込み用紙をお送りします。 ・編集 / 発行 0 ー x. ~ 株式会社工ティックス 〒 277 千葉県柏市明原 4 ー 6 ー 1 。 8 ー 3 0 4 資料請求 N 。 .86

7. UNIX MAGAZINE 1991年11月号

U 、 lX-Ethernet-PC ユーサーメモリ領域の減少 ます問題になるのが、ネットワーク・ドライバの常駐に よりユーザーのメモリ領域が咸少し、サイズの大きなアプ リケーション・プログラムカ躾行できなくなることです。 ューザーメモリの量は、 MS-DOS の設定、ネットワー ク・ポードの不頁、ネットワーク OS の不鶤頁などによって 大きく異なります。 LAN ドライバとネットワーク・シェ ルの合引サイズは小さなものでも 10 ~ 30KB 、大きなも のでは 200KB 以上になります。 NetWare と PC-NFS ではネットワーク・シェルのサイズがかなり違いますし、 同じ NetWare でも TokenRing と Ethernet ではドラ イバのサイズが異なります。ですから、動かしたいアプリ ケーションが必要とするメモリ量を考えて、これらの組合 せから最良のものを選ぶことになるでしよう。 アプリケーションを開発しているうちにサイズが大き くなりすぎて、それまで使っていた PC ー LAN 竟ではメ モリ不足で動作しないことが分かり、ネットワーク OS 、 Ethernet ポードをすべて入れ替えたという話を聞いたこ ともあります。その場合、 PC-LAN の交換でなんとか動 いたのですが、どうしても無理なときは、プログラムサ イズを小さくするためにデータベース言語で開発してい たものを C 言語に書き直したりします。とくに、データ べース系のアプリケーションはメモリを多く必要とする ので注意が必要です。 ファイルアクセス方法の問題 これはファイルの共有にともなって発生する間題です が、アプリケーション・プログラムがネットワークを経 由してファイルを読み書きできない可能性があります。 PC のアプリケーションのなかには、ファイルの入出 力の際に MS-DOS のシステムコールを使う正規の手続 きを踏ます、直接ハードウェアを操作するような汚いプ ログラムもあります。仮想ディスクでは、ネットワーク・ シェル ( またはリダイレクタ ) が正規のシステムコールを 横取りして、ファイルへのアクセスをネットワーク経由 でサーバーに取り次ぎます。このため、このような汚い プログラムではネットワーク経由でファイルをアクセス することができません。この点は、アプリケーションを 購入する前によく調べる必要があります。 しかし、調べようとしてもアプリケーションを開発し 図 7 馳、・おこなわれていない場合 変更 + 書込み UNIX MAGAZINE 1991.11 (1) ー f i 1 e ー 読出し 読み書き可能モード ( 3 ) ー f 11 を一 読出し 読み書き可能モード ー [ 11e [ 11 e 変更 + 書込み ( 4 ) の変更で ( 3 ) の変更が清減する ているソフトハウスですら分からないことが多いのです。 PC-LAN を使っていないので、質問されてもその意味が 理解できないのでしよう。結局、そのソフトウェアを購入 して初めて使えるかどうかが分かるというのが実情です。 かって Z 社のカード型データベースをテストしたとこ ろ、ネットワーク経由ではファイルがアクセスできませ んでした。そこで、 Z 社のサポート窓口に間い合わせたと ころ「ネットワークのことは分からないので、 Ethernet ポードのメーカーに訊いてくれ」と言われました。ところ が、そのポードは同し Z 社のネットワーク関係の事業部 か販売していたのです。そこで今度はその窓口に間い合わ せると、「それはアプリケーションのアクセスカ 1 去の間題 だから、こちらでは分からない」という返事でした。同じ 会社内でも、このようなありさまです。 こで、アプリケーション・プログラムを開発販売し ているソフトハウスの方にお願いがあります。今後は、ぜ ひ開発環境に PC-LAN を導入し、実際に LAN を使っ てください。そして、ソフトウェアの開発にあたっては、 そのノウハウを活かしてネットワークに対応していただ くよう要望します。 実際に使ってみれは、 MS-DOS のシステムコールを使 わなかったり、プログラムサイズが 450KB 以上もある と何か起きるのかを実感してもらえるでしよう。これか ら本格的な PC-LAN 日にを迎えるにあたって、真剣に LAN に対応したソフトハウスだけが生き残れるのではな いでしようか : ー ) お馳制御の問題 次に、排他制御が可能かという問題があります。 データを共有すると、たとえば一太郎のようなワープ ロ、 Lotus 1-2 ー 3 のような表計算プログラム、そして 103

8. UNIX MAGAZINE 1991年11月号

U 、 IX-Ethernet-PC iSiD の UNIX 、 PC 環境 UNIX と PC をつないだ実例として、私の勤務先であ る株式会社電通国際情報サーヒ、ス (lnformation Services lnternational ー DENTSU, Ltd. : 略称 iSiD) の環境を 紹介します。 会社のバックポーンが分からないと、環境の話を聞いて も何をしているのか理解できないかもしれないので、 iSiD がどのような会社なのかをすこし説明しておきましよう。 iSi D は、広告の電通と世界最大のコングロマリット General Electric (GE) の合弁会社で、 MARK III とい う GE の国際 RCS(Remote Computing Service 、かっ ては、 Time Sharing Service と呼ばれていました ) の販 売、各種 CAE (Computer Aided Engineering) ソフト ウェアの販売、そして金融・流通アプリケーションの開 発などをおこなっています。私は金融アプリケーション 開発部門で LAN 、 UNIX 、 PC などのシステム廻りのコ ンサルティングを担当しており、社内 LAN や UNIX の 運用管理も受け持っています。 iSiD では、約 4 年前に UNIX 、 PC-LAN を相次いで 導入しました。 UNIX マシンは NEWS と Sun3 を導入 し、 Ethernet による LAN を構築しました。 PC-LAN は、ネットワークサーバー・プログラム ( 当時 はネットワーク OS という呼び方はしていませんでした ) に Ungerman-Bass 社の Net/One を使用し、 PC は NEC の PC98 を中心に IBM PC/XT/AT 、 J ー 3100 、 5550 な どを使用し、こちらも物理層には Ethernet を採用しま Net/One は、 MS-DOS PC にサーバーのためのプロ グラム ( 実体は MS-Networks) を載せ、その PC をサー バー専用に利用するものです。誰も使えない PC を 1 台 オフィスの隅 ( べつに隅でなくてもいいのですが、あま り目立っても困ります ) に置いておくという、当時として は導入に勇気の必要なシステムでした。現在は 1 人 1 台 に近い環境も当り前ですが、数十人に 1 台の PC しかな かった時代に、誰も使えない PC を設置するわけですか らそれはそれはたいへんでした 当時の Net/One は速度も遅く、評判はあまりよくな かった ( 最近は速くなったと聞いています ) のですが、ファ イル共有の便利さについてはすべてのユーザーが認めて いました。 そして約 3 年前に、管理の容易さや性能面などを考慮し てサーバーを NoveII 社の NetWare に変更しました。 IBM PC/XT/AT では Ethernet が使えたのですが、 PC98 と 5550 は Ethernet ポードがサポートされていなかったの で、部分的に ARCnet を使わざるをえませんでした。同 時に、 UNIX 系のネットワークでも PC-NFS を利用し、 UNIX MAGAZINE 1991.11 PC と UNIX 間でファイルの共有を始めました。このた め、 NetWare と PC-NFS の 2 系統で PC-LAN を運用 することになってしまいました。 1988 年、本社の築地 ( 東京都中央区 ) から中野 ( 東京都 中野区 ) への移転にともない来たるべきネットワーク時代 に備えて全館に Ethernet を敷設しました。 NetWare 対応の PC98 用の Ethernet ポードは、その 後、しばらくして発売されました。これを機に NetWare も Ethernet に変更し、現在に至っています。ただしこの ポードは NetWare 専用で、 TCP/IP はサポートしてい ませんでした。このため、 Net Ⅵ re に接続した PC から は、 UNIX マシンに接続できないという中途半端な構成に なってしまいました。つまり、 NetWare と UNIX-LAN は、互いに Ethernet につながっているにもかかわらす、 完全に分離することになってしまったのです ( NetWare と TCP / IP の両方をサポートするポードは、最近ようや く出てきました ) 。 Ethernet のはうも、現在では国内の 4 拠点 ( 中野、築 地、大阪、名古屋 ) が相互接続され、 3270 ゲートウェイ 経由での IBM のメインフレームである 9021 、 3090 への 接続をはしめとして、ターミナル・サーバー経由の IBM S / 88 ( フォールトトレラント・コンピュータ ) 、 Ethernet 直結の VAX 、 UNIX マシン 50 台以上、 PC 100 台以上、 そして NetWare サーバー 8 台が接続されたネットワー クに成長しており、 IBM AS / 400 や Macintosh などと もつながっています。さらにロンドン、ニューヨーク、香 港といった海外の拠点との接続も計画しており、今後ま すます重要度を増していくことでしよう。 図 a に iSiD のネットワーク図を示します。 最近、 PC やワークステーションの導入台数が増え続け て、私の席には Sun の SPARCstation 2 、両隣の席には SPARCstation 1 十と PC ー 98XL2 が置かれており、開発 部門では 1 人 1 台の環境に近づきつつあります。そして、 すでに PC から UNIX へのシフトも始まっています。 なお、私たちはディスプレイのついた P C 、 UNIX ワー ニコンなどをすべて、、端末 " と呼んで クステーション、 います。すこし乱暴な話ですが、昔から TSS を売ってい た関係で、 PC でも UNIX マシンでも、端末として使え そうなものはすべて端末と呼ぶ習慣になっているのです。 VT382 ( これは本当の端末ですね ) はもちろんのこと、 RS / 6000-540 や Sun3 / 260 のようなデスクサイドの UNIX マシンも端末なのです。ですから、社内には MS - DOS 端末や UNIX 端末 (UNIX につながる端末ではな く、 OS が UNIX の端末のことです ) がゴロゴロしてい ます 95

9. UNIX MAGAZINE 1991年11月号

socket と RPC ネットワーク・アプリケーションで、通信に使われる のが socket や RPC(Remote procedure Call) です。 れらについて、すこし説明しておきましよう [ 10 ] 。 socket は UCB(University 0f California Berkeley) で開発された通信インターフェイスで、プロセス間通信 のいちばん低いレベルをサポートしています。 socket イ ンターフェイスがシステムコールとして用意されている と、ファイルシステムなどの I/O へのアクセスと同様に read 、 write といったシステムコーノレではかのマシンの プロセスとの通信が可能になります ( 図 c 参照 ) 。 socket はインターフェイスを提供するだけですから、 一般ューザーが使うものではありません。どこかのソフト ハウスのプログラマーさんが、この socket を使ってアプ リケーションを書いてくれると、一般ユーザーは socket の存在も知らすにネットワークを利用できるようになる RPC は socket よりレベルの高いインターフェイスで、 名前のとおり、リモートマシン上のひとかたまりの処理 (Procedure) をサプルーチンのように呼び出して使うこ とができます ( 図 d 参照 ) 。呼出し側のプログラムが Client stub というプログラムをサプルーチンのように呼び出す と、これがネットワークを通してリモートマシンの Server stub を経由し、 Procedure に取り次いでくれる仕組みで す。リモートマシンの Procedure は、 Server stub から の呼出しを main ルーチンから呼ばれたと思って処理を おこないます。 このような stub を作るには、ネットワークの知識や データ変換を含む複雑なプログラミングが必要ですが、通 常は RPC コンパイラというプログラム・ジェネレータ が用意されており、これを使うと比較的簡単に RPC を 利用したプログラムが作成できます。 これも socket と同様にインターフェイスを提供するだ けですから、使用するにはプログラムを書かねは・なりま わけです。 図 c socket UNIX クライアント個 サーバー側 ソケットを生成 ソケットに命名 待ち行列を指定 コネクト要求を受付 データを受信 ソケットを腐 d80 accept listen パーソナル・コンビュータ wnte せん。 図 d RPC クライアント側 サーバー側 main connect write clme 電子メール ソケットを生成 ソケットに命名 コネクト要求 データを送信 ソケットを廃棄 UNIX の電子メールを利用するのにいちいち UNIX にログインするのは面倒だという人のために、 SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) を利用して、 PC 上 で UNIX のメールを取り扱えるようにするプログラムも あるようです。 現在のところ iSiD では使っていませんが、 べてみようと思っています。 102 これから調 PC-LAN の問題点 こまでに、 PC ー LAN の利用によるさまざまなメリッ トについて説明しました。 しかし、 PC-LAN を実際に使い始めると、よいことは かりでなく問題もあることカ吩かってきます。 まず問題点をはっきり認識しておかないと、導入してか ら後胼することになってしまいます。そこで、 PC-LAN を使ううえで間題になりそうな点をまとめてみましよう。 UNIX MAGAZINE 1991.11

10. UNIX MAGAZINE 1991年11月号

間題点よりも、長所のほうが目立つので人気がある ようです。興味のある方は調べてみてください [ 2 ] [ 5 ] 現在販売されている NetWare には、 80386 のネイテ イプモードをサポートした NetWare V3. XX と、 80286 対応の NetWare V2. XX があります。これらは以前 NetWare 386 、 NetWare 286 と呼ばれていました。前 者は CPU が 80486 、 80386 ( SX も含む ) のマシン、後 者は 80486 、 80386 ( SX も含む ) 、 80286 のマシンで動作 します。 NetWare 286 という名称では、 CPU が 80486 や 80386 のマシンでは使えないと誤解されるので名称を 変更したようです。 80386 対応の最新版は 3.11 ですが、日本語に対応して いるものは 1 つ旧いバージョンをもとにしたけ . IJ が、ま た 80286 対応では 2.2 がそれぞれ出荷されています。 この NetWare を有効に利用するためのサーバー専用 ハードウェアを販売しているメーカーもあり、 CPU に 80486 を 9 個、メインメモリ 64MB 、ディスク容量 40GB 、 Ethernet 8 ポートといった大型の、、 PC-LAN" サーバーも出現しています。 NetWare は UNIX マシンにも不舞直されており、 Nov- ell 社から Portable NetWare という名前で提供され ています。これはソースで提供され、 UNIX ワークステ ーションのメーカーが移植してユーサーに供給するもの です。 現在のところ、国内では日本・データゼネラル、プライ ムコンピュータ、 NCR の 3 社が対応しています。それ ぞれのマシンの (UNIX) ファイルシステムを使用するた め、 NetWare お得意のファイルシステムの最適化ができ す、ファイルアクセスは PC べースの NetWare のはう か高速になることもあるようです。 NoveII 社では、以前はサーバーのハードウェアも販売 していました。しかし去も丘はネットワーク OS のみを販 売しており、 NetWare が使用できるハードウェアを認定 するガ去をとっています。 NetWare には国内の PC メーカー各社もかなりカを 入れているようで、日本語対応のサーバーがぞくぞくと 販売され始めています。また、クライアントとしてもは とんどのメーカーの PC か接続可能です。日本語対応の NetWare は国産の PC て利用でき、マニュアルやサーバ 92 ーの管理プログラムのメッセージを日本語で表示したり、 ファイル名に漢字が使える、というのか謳い文句です。 マニュアルやオンライン・ヘルプを含めたメッセージ類 が適切な日本語で正しく翻訳されていれば、たしかに使 いやすいでしよう。しかし、おかしな日本語訳に惑わさ れてしまうこともあります。日本語のファイル名は、異 機種間で NFS を使ってファイルを共有したいときに困 ることがあるので、使わないほうか賢明です。 さらに、バグや生能面、日本語版は最新バージョンよ りも 1 つ旧い、などの問題が気がかりなので、 3. IJ の現 点での採用は ? ? ? と思っています [ 3 ] [ 4 ] 。 PC の知識があれば使い方は上交的簡単で、管理もそ れほど難しくなく、 UNIX はどの経験や知識がなくても すぐに動かせます。もちろん、 NetWare らしく、うま く使える環境を作るには、 UNIX と同様にかなりの知識 と労力が必要です。あるディーラーから聞いたところに よると、 NetWare ユーサーのなかには、ユーザー管理 やファイル管理が面倒なので、全ューザーが Supervi- sor(UNIX でいうところの root) 権限で利用している という恐ろしいところもあるようです ( 私の勤めている iSiD では、さすがにこんなことはありません ) 。 LAN Manager 一方の LAN Manager 2.0 は、新世代のネットワー ク OS として、 NetWare に対抗すべく ( かどうかは知り ませんが )Microsoft 社が開発したもので、 OS/2 上で動 作します [ 2 Ⅱ 7 ] 。 もとをたどれば MS-Networks に行き着くのですが、 OS/2 のマルチタスク機能を活かしてサーバー上でもク ライアント機能が実行できます。こちらも日本語化が進 められており、出荷も始まっています。遅れて出てきた だけのことはあり、大規模なシステムに対応できるドメ インという概念を導入したり ( ネームサーバーのようなも のらしい ) 、 XNS 、 TCP/IP などのマルチプロトコルに も対応しています 3 。 PortabIe NetWare と同様に、 LAN Manager を UNIX マシンに移本直したものとして LAN Manager/X があり、 HP や NEC をはじめ数社がサポートしてい 3 これらの機能は去も星の NetWare でもサポートされています。 UNIX MAGAZINE 1991.11