% ls -F adm/ bin/ catman/ dict/ etc/ /usr guest/ hosts/ include/ lib/ 10Ca1 / UN Ⅸへの招待⑩ tmp / ucb/ lost + found/ mail/ man/ 01d / preserve/ pub/ SP001 / sys/ /usr には / ディレクトリよりもたく ご覧のように さんのディレクトリがあります。ただし、この例は私が 使っているシステムのものなので、皆さんのところとは ちょっと違っているかもしれません。 1991 年 6 月号で紹介したように、 1 つのファイルシ ステムの先頭には、 fsck が使用する lost 十 found ディ レクトリがかならす存在します。 /usr ディレクトリを 見ると、 lost 十 found ディレクトリか存在しているはす です。これからも分かるように、 /usr の下に存在して いるディレクトリは、 1 つのファイルシステムのなかに 格納されています ( / usr の下のディレクトリに、さら に別のファイルシステムがマウントされているケースも あります ) 。そして、そのファイルシステムが / usr ディ レクトリにマウントされているのです。以降では、この ファイルシステムを "/usr ファイルシステム”と呼ぶ ことにしましよう。 / の直下に存在するディレクトリ中のファイルと同じ ように、 /usr ファイルシステムには UNIX を利用す るうえで必要不可欠なファイルが置かれています。た とえß/usr/bin や /usr/ucb には、 /bin と同じように UNIX のコマンドが置かれています。 かっての UNIX では、 /usr ファイルシステムにユー サーのホームディレクトリを置いていました。そのころ は、 / と / usr の 2 つのファイルシステムしかなかった からです。このため、 /usr ディレクトリの下に、たと えß/usr/guest などのディレクトリを用意し、その下 にユーサーのホームディレクトリを作成していました。 つまり、 /usr/bin や /usr/lib などシステムに必要不可 欠なディレクトリやファイルと一緒に、ユーサーの所 有するファイルも / usr ファイルシステムに置かれてい たわけです。当時は、 UNIX 自体がもっファイルの量 もさほど大きなものではなく、ディスクもとても高価で した。その後、 UNIX のバージョンアップや提供され るアプリケーションの増加にともなって UNIX におけ るファイル量はプ趨瞿的に増大し、一方でディスクはすい ぶん安くなりました。そのため描匠では、 / と /usr しか もっていない UNIX にはめったにお目にかからなくな りました。また、 /usr ファイルシステム中にユーサー のホームディレクトリを置くことも少なくなりました。 現在では、ユーサーのホームディレクトリ用のファイル システムがたいていは用意されています。 それでは、 /usr の下のディレクトリをいくっか見て まわることにしましよう。 UNIX のアカウント機能 usr/adm UNIX には、システム利用の記録をとる機能 ( アカ ウント機能 ) か提供されています。そして、それに関係 % ls -F /usr/adm するファイルが /usr/adm に置かれています。 acct aculog daily* lastlog lpd—errs lw ー 10g messages monthly* msgbuf pacct savacct usracct weekly* wtmp UNIX MAGAZINE 1991.9 153
リアルタイムと UNIX ■ ロトコル・ロックで対応している。通常ハードウェア・ロック は、 test-and-set (TAS) か compare-and-swap (CAS) 命令でおこなわれる。こうした機構では、 TAS 命令が実行さ れた場合にバスはロックされ、ほかのすべてのバス・トランサ クションはロックが解除されるまで保留される。これによって、 ロックの正確な重川乍が保証される。 問題は明らかである。つまりマルチプロセッサでも、とくに リアルタイムのアプリケーションに使われているシステムの 場合には、低位のハードウェア・ロックを使って実現された異 なるソフトウェア・ロックが数多く存在するのである。単一バス のプロトコル・ロックでは、すべての高位ロックは単一バス・ ロックを共有しなけれはならない。 最新のマルチプロセッサでは、ロックをバスからメモリシ ステム自体へと移行させることで、この問題に対処するように なっている。つまり複数の TAS 命令が異なったメモリアドレ ス上で実行されている場合、それらはロックされたバスを保 持することがないので、システムが扱うべき競合が大幅に軽 減されることになる。 UNIX が抱える問題 72 テムを設計することが可能となった。たとえそれが内部的に以 伝統的に UNIX と呼んでいたものと外観上は似ているシス 標準が文書化され、テスト手段も整った今日では、我々が 多くのツールができた。 Suites など、システムの、、 UNIX らしぎをテストするための tem V Verification Suite や Perennial Validation つの合意があるということである。さらに、 AT&T の Sys- なるのは、 POSIX と ANSI C の公表された標準という、 2 現在も継続しているものもある。しかし当時と現在とで大きく異 や言語構成の意味に関する議論がたたかわされ、なかには こでは特定のシステムコール されて間もないころだった。 5 年前といえは、 POSIX と ANSI C の委員会はまだ設立 ある。 の両面から検討した結果、そうした結論が導きだされるので なお」というただし書きを加えなければならない。技術と政策 工スである」というものだった今日では、さらに「それでも たどりつく。 5 年前の回答は「適正な修正か施されれば、イ ステムのニーズに UNIX は合致しているか ? 」という疑問に これまでの議論の流れから、必然的に「リアルタイム・シ 前のシステムとまったく異なるかたちで構築されていたとして もである。 こうした技術はかってないことである。たとえば、 CMU の Mach をベースとする Open Software Foundation のカ ーネルは、このアプローチに忠実に従ったものである。かな り以前、この作成にあたった Masscomp の一員として、我々 は UNIX のリアルタイム・バージョンを開発した。当時もっと も腐心したことの 1 つは、 "UNIX らしさ〃をどのように打ちだ すかということであった 詮索好きな読者なら「、、らしさ〃にどうしてこだわるんだい ? 十分に機能する RSX のような専用のリアルタイム・システム があるのだからそれでいいしゃないか」と言われるだろう。 それにはこう答えることができる。我々のリアルタイム・シス テムは前述の 7 つの重要な機能を備えていなければならな いが、その外観が非リアルタイムの同等システムと似ていれ ば新しいシステムの使用法や管理を学ぶ必要はないし、とり わけ、そのためにコードを移植する必要もない ( 私がもう 1 っ UNIX MAGAZINE 1991.9 UNIX REVIEW 1990 年 9 月号より 「 Real-Time UNIX: Fact or Fantasy ? 」 したのだそうである。 曰く、 (CMU やバークレイを含め ) 「普通の大学で普通の学位」を取得 金数日意ドルの企業をはしめ、多数のコンピュータ企業とかかわってきた。 ーク、 OS 設計を専門とすを自称き時代の UNIX ハッカー」。資本 ント。マルチプロセッサのアーキテクチャ、ワークステーション、ネットワ マサチューセッツ州チェルムスフォード在住のコンピュータ・コンサルタ •ClementT. Co よう。 この米前大統領の言葉は、それを的確に表現しているといえ ます増している。「物事は過去のいつよりも、現在にふさわしい」 日では、その追加はより容易になったが、その重要性はます りであり、リアルタイムの機能をそこに加えられると述べた。今 5 年前私は、 UNIX は標準のシステムのニーズにびった うか ? ) 。 か ? そして、それカ働くことを知らないとでもおっしやるのだろ タイプするだけですむ方法を選ぶとは考えられないだろう の Emacs 的なものを書きたいとお思いだろうか ? make と
SC 翡 UNIX MAGAZINE セミナー 開催のお知らせ 「ネットワーク環境での UNIX システム管理」 セミナー・プログラム UNIX ワークステーションの急速な普及にともない、ネッ トワークでの利用が当然視されるようになってきました。 NFS(Network FiIe System) や NIS(Network lnformation Service) など、複数の計算機が協調して 1 つのサービスを提供するネットワーク・アプリケーション も増加しつつあり、分散竟の構築もよくおこなわれてい しかし、ネットワークにおける UNIX ワークステー ション用・里には、 UNIX 自体に関するま暾だけでな く、ネットワークのハードウェア、プロトコル、アプリケー ションなどについて竑も要です。さらに、分里 の運用・褌里は、サーバーから LAN 本てー的にお こなわなくてはなりません。このため、「ネットワークに接続 した UNIX ワークステーションの里は手に負えない」と いう声も聞かれるようになってきました。 そこで、 UNIX MAGAZINE の者を謝市に迎え、「ネッ トワークでの UNIX システム里」セミナーを翩崔しま す。皆様加をお待ちしています。 当日受付 : 100 , 000 円 参加費 : 事前申込み : 80 , 000 円 ( 10 月 1 日必着 ) テキスト : 会場で初日に配布します 中村修 ( 東京大学馗計算機センター ) 師 : 山口英 ( 大阪大学情報里センター ) 所 : 鯨サンシャインシティ会 3 日間とも 10 時 ~ ・ 17 時 30 分 時 : 1991 年 10 月 15 日 ( 火 ) ~ 17 日 ( 木 ) 開催要項 日 場 講 だきます。また、当日受付は会場に余裕がある場合に限らせ 事前申込みは 10 月 1 日 ( 必着 ) 到着ぶんまでとさせていた 請求書が必要な方はご言ください。 は、その旨を明記してください。 領収書が必要な方、宛先を申込者名と別の名義にされたい方 名 ) を明記のうえ、右記宛てにご送金ください。 加申込み」と記入した用紙にイ斤、電話番号、菫加先 C 物交 でお間い合わせください。現金書留の場合は、「セミナー参 銀行振込の場合は、弊社直阪部 UN Ⅸ MAGAZINE 係ま ・お申込みは、銀行振込または現金書留でお願いします。 UNIX MAGAZINE 1991.9 ていただきます。 ・参加費には消費不勀哈まれています ( 昼食代は含まれていま 10 月 15 日 せん ) 。 33 TEL ( 03 ) 3486-7114 FAX ( 03 ) 3406 ー 7163 「 UNIX MAGAZINE セミナー」係 株式会社アスキー直販部 〒 107-24 東京都港区南青山 6 ー 11 ー 1 現金書留・請求書依頼の送付先 環境の構築について疑間をおもちの管理者 ・実際にネットワーク管理を始めたが、適切なネットワーク 型のアプリケーションの導入を検討されている管理者 ・ LAN 工竟を構築し、 NFS 、 NIS 、 BIND などの分散処理 始めた管理者 きたが、ネットワークの導入によって管理カ貘隹しいと感し ・スタンドアローンの UNIX ワークステーションを管理して 加を求めます。 角見します。さらに深い理解を得るために、次のような方の参 ドアローンの UNIX 管理についての知識があることを前提に 説を進めます。時間が限られているので、すくなくともスタン 管理”に焦点を絞り、技術の相互の関係を明らかにしながら解 本セミナーでは、“ネットワーク環竟のワークステーション 使いやすいネットワーク環境の構築手法を紹介 師が分散処理竟を構築した経験をもとに、利用者にとって 入力法、管理・運用のノウハウについての角さらに、講 Mail 、 News などのネットワーク・アプリケーションの導 ユーサー・アプリケーションの管理・運用 ノウハウを交えた解説 どの構造、機能と管理手法について、円滑に運用するための 分散処理環境を構築する際に必な NFS 、 NIS 、 BIND な システム・アプリケーションの運用・管理 10 月 16 日 UNIX ワークステーションの孑島Æ方 1 去などの解説 ネットワークの構造と経路制蹤手法、サプネットの概念 ernet の利用力法と管理、 lnternet protocol にもとづく LAN でもっとも一麺勺なネットワーク・デバイス Eth- ネットワークの運用・管理、ワークステーションの接続
リアルタイムと UNIX ■ 以上の機能のいくつかはすでに、、標準的な UNIX" に備 わっており、欠けているものについても、さまざまなべン ダーが多様な解決法を提供してきた。私が最初にこの問題 を検討してから 5 年を経た今日、 UNIX は総して完成度を 高めてはきたが、標準的な UNIX がリアルタイム・システ ムとしてその応用性を満足なものにするためには、さらに 多くの改善が必要であろう。 スレッド ノト・パッケージは mutex lock と呼はれるバイナリのセマ ピンロックを使うことが多い ) を提供する。 Mach の場合、スレ ケージはなんらかのタイプの同期機構 ( 最低限ではあるがス から、 Mach の CThread パッケージのようなスレッド・ノヾッ 求か満たせる。さらにプロセスのコンテキストを共有すること 定義によって前述のデータのプールと通信チャネルという要 からだ。、、重量〃級プロセスのコンテキストを共有するので、 い。前述の 7 つの要件の大半が効果的な方法で満足できる リアルタイム・システムの観点からすると、スレッドは興味深 ある。 ドを異なったプロセッサ上で同時に動作させることも可能で トリック・メモリの多重プロセッサ・システムでは、多重スレッ Concurrent MC6000 や Encore MuItimax などのシンメ のコンテキストの切替えは素早く簡単に実行できる。事実、 である。各スレッドは単純で、あるスレッドから別のスレッドへ によって、、スケジューリング〃されるもっともプリミテイプな要素 態〃情報 ( 実装によって異なる ) を示す。スレッドは、システム 各スレッドは、一連のプロセッサ・レジスタやなんらかのヾ状 の、、制御のスレッド〃があってもかまわない。 含まれている。ただしそれぞれの内部には 1 つかそれ以上 ど、プロセスとして管理しなけれはならない、、重いク資源が ン・ファイルの保守、実効 user/group ID のトラッキングな ロセスのコンテキストには、メモリ資源の使用制限やオープ が、それぞれの考え方はよく似ている。すなわち、通常のプ Lightweight プロセスなどさまざまな名称で呼はれている ある。このスレッドの概念は、サプタスク、 buddies( 兄弟 ) 、 室から多くのプログラマーによる、、実践段階〃へと移行しつつ ングルプロセスによる制御の多重スレッドという概念は、研究 OS/2 や CMU の Mach システムの登場にともなって、シ 70 フォを送る。 スレッド ・パッケージはさらに、外部イベントとの同期機 構を可能にしうる。 mutex lock を使った場合、 Mach の condition-signal によってイベントを知らせることができる。 こから UNIX のシグナル機構、あるいは Concurrent の RTU や DEC の VMS などにみられる AST(ASyn- chronous Trap) メカニズムの論理的拡張が実現可能なこ UNIX MAGAZINE 1991.9 ロ る。 ロックの集まりでは、 I/O 操作にかかる時間は予測可能であ 味する。通常データが読み書きされるとき、連続するデータブ 装置の領域上にファイルやェクステントを割り当てることを意 これは、ファイルもしくは工クステント生成時にシステムが記憶 ァイルに連続的に割り当てる ( 予約する ) 空間の単位である。 テムになっている。ファイル・エクステントとは、システムがフ 非 UNIX の実装は、、、工クステント・べースクのファイルシス dent の Stellix 、そして Microsoft の OS/2 V2.0 などの 多くの高性能 UNIX や Concurrent の RTU, Star- SVR4 にはその点が欠けている。 O は基本的に予測性を要求するものであり、 4.3BSD や 単に触れるだけにとどめよう。簡単にいえば、リアルタイム I/ 議をうんざりするほど聞いていると思われるので、ここでは簡 ほとんどの読者は、 UNIX のファイルシステムに関する論 リアルタイム・ファイルシステム ある。 とすべきか、あるいはどれがより、、軽量〃であるかという点で として意見の一致がみられないのは、どのメカニズムを標準 特徴を提供するスレッド・パッケージか提案されている。依然 けるべく提出したドラフトの Appendix B では、前述の多くの POSIX 1003.4 ( リアルタイム拡張 ) 作業部会が投票にか ん、スレッドが、、重ぐなるという意見がある。 は、スレッド・パッケージの、、メカニズムクが複雑になるぶ どのようなシグナル機構も気に入らないかもしれない。たとえ レッドの信奉者なら、完璧でなけれは単純なプロック以外の しかしすべてが UNIX に味方しているわけではない。ス る。 UNIX 同期 I/O に非同期 I/O 機構と同し効果が期待でき ナル機構を備えたスレッド・パッケージを使えば、通常の ばすことなくプロック ( wait ) できることから、なんらかのシグ とが分かる。 1 つのスレッドはその兄弟スレッドに悪影響を及
なる例として、医療システムが挙げられる。この場合、シ ステムは数百のセンサーから構成される。それぞれのセン サーは、通常は変化のない小さい信号を定期的に発信し、 若十のわすかな信号ロスは無視できる。しかし、これらの 信号の 1 つに、、イベンドが発生すればすべてのセンサー のデータが重要になるので、再生できるように完全に記録 しておかねはならない。 ポイントは単純である。つまりこれらのシステムは、制 御されるシステムと制御するシステムからなる、、リアルタ イム〃アプリケーションという点では似ているが、それぞ れへの要求事項は千差万別なのだ。応用分野ごとに解決す べき間題の規模が違うため、リアルタイム・システムの市 場においても異なった解決法が開発されてきた。 UNIX へ のニーズは広範な分野にわたるため、リアルタイム・シス テムの応用範囲は解決すべき問題の規模に応して異なるこ とが多い。 かって私は、リアルタイム・システムの要件、そしてリ アルタイム市場での有用性を高めるために UNIX はいか に提供されるべきかを論したことがある (UNIX REVIEW1985 年 11 月号参照 ) 。しかし、この 5 年間で大 きな変化が起きている。すなわち、 UNIX は依然として強 力ではあるが、ハードウェアのパワーや能力がそれに見合 うほど向上してきたのである。 問題の規模とハードウェアのコスト 5 年前、価格が 5 , 000 ~ 10 , 000 ドルのパーソナル・コン ピュータは電子玩具だった。これらは 0.5Mips の 8088 を 使い、転送速度 0.075MB / s の ST ー 506 ディスクを 1 台 備えていた。科学あるいは商用分野のアプリケーションで 重要で難しいものを扱うには、 2.5Mips の 68020 を複数 もち、 VME 多重バスに転送速度 3. OMB / s の SMD ディ スクを備えた最新のスーパーマイクロが必要で、その価格 帯は 50 , 000 ~ 100 , 000 ドルであった。 だが、すっかり状況は変わったのだ。今日では 5—6Mips の 486 を購入し、アクセス時間 3.0MB / s の複数のディス クを SCSI を介して 4 ~ 6MB / s で利用できる。さらに驚 くべきことは経済性の変イヒである。 PC ふうの技術を使っ たシステムは、 5 , 000 ~ 10 , 000 ドルの範囲で入手可能とな った。 ロ UNIX MAGAZINE 1991.9 リアルタイムと UNIX ■ これは単純な事実にすぎないが、 UNIX とそのリアルタ イム・システム分野に占める位置を考えるうえで重要であ る。 5 年前の PC システムの性能は、小規模な組込み制御 アプリケーションが動かせる程度のものにすぎなかった。 そうしたシステムは、たとえば I / O スルーブットがさして 重要視されないアプリケーションで利用された。大規模ア プリケーションに必要とされるプラットフォームは、 OS 全体を支援するだけの余裕のあるものであり、 UNIX がも つ多くの機能はリアルタイム・システムの核として魅力的 であった。 現在、 PC のプラットフォームは十分な資源を保有し、真 の OS にも対応可能となり、 UNIX も使用されるようにな っている ( 何をもって、、十分〃とするかは難しい。しかし、 はとんどの UNIX システムはすくなくとも主記憶 2MB 、 補助記憶 100MB 、 IMips のプロセッサで稼動する。今日 の 80386 べースの PC であれば、これらの要求は容易に満 たせるであろう ) 。また、資源が入手可能になったのと並行 して、 Ready Systems の VRTX など一部の組込み型リ アルタイム制御システムは、より高度なものになりつつあ る。 アーキテクチャ 69 ・外部イベントに対する、、即時〃かっ予測的な応答 ・外部イベントとの同期 カ 速で信頼性が高く、予測可能なように ) 保持しておく能 ・大量のデータを、長期にわたってバッキングストアに ( 迅 ・単一アプリケーション中の複数プロセス間での同期 データを効率よく受け渡し、検査できるようになる ・データの、、プール〃と共有。複数のプロセスが、大量の スが少量の情報を共有できるようになる する通信、、チャネル〃。これによって、複数の関連プロセ ・複数のプロセス間で、小量のデータを送受できるように や消去、スケジューリングへの対応 ンを部分的にモニター、制御する独立したタスクの生成 ・いくつかのプロセズ、あるいはすべてのアプリケーショ つの基本仕様を満たしていなけれはならない。 リアルタイム・システムのアーキテクチャは、以下の 7
0 影 s & 新 0 ee 0 ce 図ー Plan 9 dev/console WIDE AREA NETWORK 新印可 CPUservers file servers login 先の WS のコンソールを意味することになり、誰 もがアクセスできるデバイス名ではない。 ところが Plan9 では、どの端末からどの CPU サー ーを利用している場合でも、 / dev / console はつねに自 FAST NETWORK ノ、 30 する。 た。誌面の都合で詳しい紹介はできないが、概略を紹介 基調講演に続いて、さらに 4 つの講演がおこなわれ 開放分散環境の技術あれこれ クの 1 つであることは間違いない。 れなかったのは残念だが、これから目の離せないトピッ 研究段階ということで、具ー勺なシステムの例が示さ 量とトータルなアクセス速度向上の両立を図っている。 光ディスク (WORM など ) の 3 つの階層に分けて、大容 ス速度に応して、メインメモリ、磁気ディスク、大容量 ファイルサーバーについても、記憶デバイスをアクセ なるだろう。 な分散環境を実現するための、 1 つのキーとなる技術と space 〃と呼んでいる。ネットワークを意識させずに高度 ベル研ではこの仕組みを、、 Per-process Name- ムなどの GUI が構築できる。 ァイルに仮想化され、比較的容易にウインドウ・システ マップ・ディスプレイも /dev/bitblt などのデバイス・フ されているかのように使えるわけだ。このほか、ビット 識せす、あたかも目の前の端末が CPU サーバーに直結 (remote device driver)o このため、ネットワークを意 分の目の前にある端末の画面を示すようになる ◆インテリジェント・ストリーム I/O プロセッサの利用 による機能向上と開発コストの削減 (Gregory S ・ Clark , USLP) SVR4 のストリーム機能を、 CPU から独立したイン テリジェントな I / O プロセッサで動作させ、 I / O 処理を おこなうときに CPU にかかる負荷を減らそうとする研 究。ストリームの実装が完了すれは、 TCP/IP などの各 種プロトコル・ソフトウェアを I / O プロセッサに容易に 移植できるので、開発コストの削減も可能ということで ある。 ◆ C 十十におけるオプジェクト指向プログラム設計の恩 恵 (Dr. J. Wayne Hunt, USL) オプジェクト指向によるプログラム設計の利点を、従 来の構造化手法と比較しながら評価したもの。電話局で 実際に使われている CXR というシステムの開発を例に 挙げ、開発コストや労力の違いを数値で比較した。 ◆世界規模の分散型アプリケーションにおける UNIX システムの利用 (Dale S. DeJager, AT&T) AT & T が世界の 6 つの主要地域で提供している 、、 AT&T Global Messaging Service" の紹介。この サーヒ、スは、メール、ファックス、テレックスなどを異 なる UNIX システムや PC から利用できるもので、 WAN の発展形とでもいうべきものである。 ◆ UNIX Desktop : 開放型分散コンピューティングへ のエントリー・ポイント (DonaId E. McGovern, USL) PC をターゲットとしたエントリー・レベルの UNIX である、、 Desktop UNIX SVR4" の紹介。今後マイク ロ・プロセッサの性能が向上するにつれ、 PC レベルにお いても UNIX の役割は重要になる。そこで、シングルュ ーサーに的を絞った、、 Deskt 叩 UNIX" は導入も容易 で、分散コンピューティングのエントリー・ポイントと しての役割を担う、という内容だった。最後には、壇上 で実際に計算機を使ったデモンストレーションも披露 された。 2 日間にわたるセミナーだったが、各講演のあとには 参加者からの質問も少なからす飛び出し、 UNIX に対す る関心の高まりを感しさせた。 UNIX MAGAZINE 1991.9
31 ~ 11 / 2 ・ UNIX Expo lnternational ・ Jacob K. Javits Convention Center, New York ◇ Don Brey: c/o National Expositions Co. , 15 West 39th St. , New York, NY 10018 , USA(TeI 212 ー 391 ー 9111 ) 11 November ー E ' 91 ( 07 相互接続実験 ) ・東京科学技術館 ◇情報処理相互運用技術協会 (TeI 03 ー 335 & 2721 ) 11 ~ 13 ■ 4th AnnuaI Symposium on User lnterface Software & Technology ・ HiIton Head, South Carolina ◇ ACM: 11 West 42nd St. , New York, NY10036 , USA 定員 : 100 名 ■ NlCOGRAPH'91 12 ~ 15 ◇ NTT 伝送システム研究所大田直久 (TeI 0468 ー 59 ー 2072 ) Phoenix, Arizona ー GLOBECOM'91 12 December ◇日本 UNIX ューサ会 (Fax 03 ー 3356 ー 1094 ) ・大阪吹田市千里万博公園オオサカサンパレス ・第 18 回 jusUN Ⅸシンポジウム 14 ~ 15 ◇日本コンピュータ・グラフィックス協会 ( Te103 ー 3233 ー 3475 ) ・東京豊島区東池袋サンシャインシティ ・ UNIX Fair'91 ・東京新宿区西新宿新宿 NS ピル地下ホール・京王プラサ ホテノレ ◇ UNIX Fair'91 事務局 (TeI 03 ー 5276 ー 3751 ) 8 ~ 12 ・旧 DN ' 91 ◇ Russ DeWitt: c/o Contel Service Corp. , 245 Perime- ・ San Jose, California ■ 9th Annual Conference of Sun User Group 9 ~ 11 ◇ソフトウェア情報センター (Tel 03 ー 3437 ー 3071 ) ・東京港区元赤坂明治記念館 ・国際シンポジウム・ソフトウェアの法的保護 9 ~ 10 404 ー 551-4911 ) ter Center Parkway, Atlanta, GA30346 USA(Tel line, MA02146 USA (Tel 617 ー 232-0514 / Fax 617 ー 232 ー ◇ Sun User Group: Suite 315 , 1330 Beacon St. Brook- 1347 ) 16 ~ 18 ■ 2nd Conference on Deductive & OODB Munich, Germany ◇図書館情報大学増永良文 (TeI 029 & 52-0511 ) 1 」 anuary 20 ~ 24 ・ USENIX Winter 1992 Technical Conference ・ HiIton Square, San Francisco ◇ USENIX: 22672 Lambert St. , suite 613 , CA92630 USA (Tel 714-58 & 8849 ) EI Toro Jus 東海 IJN Ⅸ研究会発足 jus( 日本 UNIX ューザ会 ) は、東海地方でも定期的に研 究会を開催することに決定した。第 1 回は、下記の要領で 開催される。 参加費 : 1 , 000 円 ( 学生証提示の場合は 500 円 ) 名古屋市西区康生通 2 ー 20-1 (Tel 052 ー 532 ー 1811 ) 会場 : メイテック名古屋テクノセンター 4F ホール 日時 : 9 月 10 日 ( 火 ) 14 : 00 ~ 17 : 00 32 プログラム UNIX MAGAZINE 1991.9 問合せ先 : 日本 UNIX ューサ会 (Fax 03 ー 3356-1094 ) の移植 ( 富田理、竹田尚彦豊橋技科大 ) [ セッション 2 ] カード操作ツールの C 十十による UNIX へ ( 今泉貴史東エ大 ) [ セッション 1 ] UNIX プログラミン久これが常識 究会発足について ( 竹田尚彦豊橋技科大 ) [ オープニング ] jus について ( 坂本文 YDC) 、 jus 東海研
e $ & 0 ee 0 ce 展示会 併設の展示会場では、ハードウェア・べンダーやソフ トウェア・べンダー、出版社など 23 社が UNIX 関連製 品を展示した。 テクニカル・セッションで発表された論文「 Walking lnformation マルチメディア・メールシステム」に関連し て、リコーは「メッセージ・ゲートウェイ」を参考出展 した。 Ethernet による計算機ネットワークとファクシ ミリ網を接続するアタ、プタで、 PS/DVI/Sunraster な どのファイルをプリンタへの出力と同様にしてファクシ ミリ送信できる。 PSTN/G3x 2 回線 ( 最大 14 , 400bps 、 400X400dPi 、 B5 ~ A3 ) 、 ISDN/G4X 1 回線 ( 最大 64Kbps 、 400dpiX 400dpi 、 B5 ~ A3 ) か接続できる。 UNIX System Software Technology Seminar 7 月 16 ~ 17 日、東京流通センター内の R'n Hall で 、、第 6 回 UNIX System Software TechnoIogy Semi- nar" が開催された。今回は、、℃ pen Distributed Computing" というテーマで、次世代オペレーティン グ・システムの試みである、、 Plan9 〃、分散環境での UNIX の利用、機能向上、開発環境などについて、 5 つ の講演がおこなわれた。このなかから、 Dr. Ritchie の 基調講演を中心にレポートする。 News from Bell Laboratories Research セミナーの最初は、 C 言語の生みの親のひとり、 Dr. Dennis M. Ritchie による基調講演。彼は現在、 AT& T ベル研究所でコンピューティング・テクニクス・リサ ーチ部門のトップの座にいる。 講演では、ベル研のコンピュータ・サイエンス・リサ ーチセンターでおこなわれている研究から、 ・文字認識システムーー多種多様なフォント の 3 つについて述べられた。 ・次世代 OS 、、 PIan 9 〃 ル研を接続する実験 や 45Mbps の T3 ラインで、大学などの教育機関とべ ・ XUNET プロジェクト できる イアウトカ鯤在する原稿を、 99.7 % 以上の精度で認識 1.5Mbps の TI ライン UNIX MAGAZINE 1991.9 このうち、 Plan9 についてすこし詳しく紹介しよう。 PIan9 は UNIX の次にきたるべき OS を研究するプロ ジェクトで、 ・メインフレームと WS のあいだにある溝を埋める ・無限に拡張可能な分散環境の構築 ・均一で統合された ( 分散 ) システムを、現在ある通信手 段で実現する などをおもな目標にしている。 大容量のファイル / データベースや CPU パワーを多 人数で同時に利用するような利用形態を想定しており、 現状の WS(terminaI)—ホストという形態のネットワ ーク環境のもつ拡張の難しさ、通信回線を介してほかの CPU を利用する際の煩わしさ、管理の煩雑さなどを解 消しようとするものだ。 PIan 9 では、 diskless WS と同等の性能をもつ端末 、大容 専用装置、高い計算能力をもっ℃ PU サー 量のファイルサーノヾー、ファイルサー ーと CPU サー ーと端末 ーを結ぶ高速なネットワーク、 CPU サー 装置を結ぶ比較的低速な広域ネットワークなどがシス テムの構成要素になる ( 図 1 ) 。 現行の UNIX との大きな違いは、ユーサーが利用す るはとんどの資源に名前がつけられ、 / dev / console 、 / dev / mouse などのデバイス・ファイルとしてアクセス できる点にある o/dev/console などは、現在の UNIX WS にもあるが、たとえば、ある端末や WS から別の WS に login している場合には、 /dev/console は 29
ース ユーサーへの道 5 ニルートの中身 図 2 ◆ MINIROOT uSr/ S'ITY* sun3x* sh* 窟 Ch ☆ hostname* echo* test ☆ sun386* stand/ sbin/ 10Sに + found/ lib@ etc/ dev/ b00 し . sun4c bin/ vmunix* cl 町 vod ・ Sun4 ・ sparc• mkdir• i386 ☆ ed* chgrp• dev dib—->(/usr/lib) sl)in stand tmp ◆、、一 ROOT / n sed* m68k ・ hos に土 d ・ dd* basename* Sun3 ☆ ls• grep* date* awk* Sun2 ☆ loadkeys* false* SUn4C* stty* ln• expr* ◆ MINIROOT/sbin ◆ MINIR(X)T/etc dkinfo* 1 」窟ー oun に☆ rrestore* protocols rc . boot て eboo に☆ ◆ M ー N 00T / Ⅱ EXCLUDELI ST* XDR'IXX appl—media—file. sun4. sunos . 4 .1.1 arch_infO arch—list categozy. repreinstal 1ed* category . standalone* cmdfile . sdO default_cl ient_info* default—sys—info* di sk—info. sdO disk—info. sdO . original eject• fdformat ☆ po てに p ☆ mtab networks newfs* pas swd mount—hs fs• ifconfig* instal 1 / mkfs• mount* hOS こ S fsck* fstab. にⅡ0 group format . dat utmp termcap@ ttytab MINIroot install tar etc mdec lib fonts disk—list fO て江旧に . sdO .10q label—script ・ media—file. sun4. sun4c . sunos . 4 .1.1 media—file ・に竄0 media—list れに一 1is に soft_info. sun4. sun4c . sunos . 4 . 1 . 1 suninstall .10q sys—info usr rndec -- -- ・ -- -- ー当 kvm/mdec ) keytables zoneillfo lib tmp ◆ M 爪 IROOT 「 / n ◆ M 00T ムん曲 uncompress• whoami ☆ tset* rcp* なったときなどは再フォーマットしなければなりません。 、ゝ参照してください ) 。 このような場合、 Sun では format コマンドを利用しま す。しかし、ルート・パーティションやスワップ領域の置 1 ) インストールの CD-ROM 、またはテープの 1 巻目をセ かれているディスクをフォーマットしようとしても、マシ ットし、 ROM モニターから次のコマンドを入力します。 ンがプートしないのではどうしようもありません (for- >b cdrom ( テープの場合は tape mat コマンドは UNIX 上で動作するプログラムです ) 。 このようなときには、ディスクのファイルシステムやス 2 ) メモリ UNIX が読み込まれて立ち上がります。 こで ワップを必要とせす、メモリ上だけで動く UNIX が必要 以下のように ニルート ( 後述 ) をプートするか、シン となります。これがメモリ UNIX と呼ばれるもので、次の グルューサーのシェルに入るか訊かれますから、 format ような手順で立ち上げます ( この例は、 SPARCstation 2 コマンドを使いたいときは、、 2 〃 (single user shell) を と SunOS4.1.1 の場合です。詳しくは、マニュアル [ 1 ] を / 選択します。 What ould you like t0 d0? 1 ー install SunOS mini—root 2 ー exit tO sxngle user shell Enter a 1 0 て 2 : 2 You may restart this script by typmg く ctrl-D> 定します。 とくに、ルート・ファイルシステム (a パーティション ) や スワップ領域 ( b バーティション ) はミニルートからのイン メモリ UNIX はディスクなしでも動いてくれるけなげ ストールでは変更できないことがありますから、メモリ な UNIX ですが、当然ながら機能もごく限られています。 インストール作業などをおこなうには、もうすこしたくま UNIX の format コマンドを使ってパーティションを設 37 UNIX MAGAZINE 1991.9
装されているメモリサイズの 3 ~ 4 倍といわれています。 シンのメーカーやアーキテクチャによってすいぶん異なり ますので注意してください。 しかし、 8MB のメモリをもつ計算機に 24MB のスワップ さて、「サルでもできるネットワーク管理」あらため「ス をもたせても、すぐに $outofswap" なんてことになっ てしまいます。そこで、最低でも 32MB はとるようにしま ーパーユーサーへの道」も次号でとうとう ( やっと ? ) 最終 しよう。上限はいくらとはいえませんが、 100MB もとれ 回になります。次号では、マシン管理のうえでかならすと ば、まあ大丈夫のはす ( ? ) です。 いってよいほど起こるマシントラブルの対処法についてみ ていきます。こんなトラブルが起こったときはどうするか、 といった具体的なトラブルシューティングです。 意 suninstall を使用しているときは、ルート ( a ) パーティ [ 参考文献 ] ションの変更はできません。また、スワップ ( b ) パーティシ ョンは大きくすることしかできません。これは、 suninstall lnstalling the SunOS' , & OS 4 . 7 . ノ & ル s 〃 , Chapter 2 , p. 29 , Sun Microsystems, 1990 のプログラムがスワップ ( b ) パーティションに格納されて [ 2 ] Douglas Comer 著 / 村井純、楠本博之訳『 bit 別冊 : TCP/ いるからです。 a 、 b パーティションを変更すると、 sunin- IP によるネットワーク構築』共立出版、 1990 stall のある b パーティションが壊されてしまい、なくなっ Notes on lnstalling SunOS 4 . 1 . 1 ' , & OS 4 . ノ . 7 てしまいます ( 当然 ) 。ですから、もし a 、 b パーティション & s 〃 , Chapter 5 , Sun Microsystems , 1990 Maintaining Disks', s 襯 & N 加 0 イ川切な〃 - を変史したいときは、メモリ UNIX(MUNIX) を使って、 朝〃 , Chapter 10 , Sun Microsystems , 1990 あらかしめパーティション情報を変えておかなくてはなり [ 5 ] 「 format によるディスク管理」、『システムとネットワーク ません。注意してください。 の管理』日本サン・マイクロシステムズ ◇ ( おかやま・きよひこ、かたやま・よしあき、ばば・けんいち 大阪大学 ) 今回は OS のインストールとカーネルのリコンフィギ ュレーションについてお話ししました。これらの話は、マ IJNIX のティスク上のファイルシステムの作り方と中身 ディスクにプロックなどを作っていく作業をフォーマット といいます ( 詳しくは、「インストール」の章を参照してくだ さい ) 。去も丘のハードディスクはフォーマットされて出荷され ることが多いので、ユーサーがする必要はありません ( ときど きフォーマットされていないものもあるので、そんなときは フォーマットしなければいけませんよね ) 。 しかし、連送などの衝撃で一部が壊れていることもあるの で、このあとで紹介する、、読み書き検査クはしたはうがよい でしよう。また、シピアな用途ではかならすフォーマットし なおす必要があります。 format コマンドを起動すると、次のようなメニューが表 示されます。 root# fomat Searching for disks... done AVAILABLE DISK SEI. ECTIONS : FO T トⅡ ) desk select a di sk select (define) a disk type type select (define) a partition table partitlon describe the current disk current fomat 田 ld analyze the disk fomat a defective sector repalr translate a disk address ShOW ー write 1abe1 to the disk label surface analysis yze defect defect list management backup search for backup labels quit ← format コマンドのプロンプト fomat> format コマンドは、このメニューからも分かるようにさ まざまな機能があります。なかでも、以下の機能が重要です。 フォーマット ( 住所をつける ) パーティションを切る 読み書き検査 (verify) ディフェクト・リストの登録 54 UNIX MAGAZINE 1991.9