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検索対象: UNIX MAGAZINE 1992年12月号
89件見つかりました。

1. UNIX MAGAZINE 1992年12月号

写真 9 キーポード マウスには、光学式と機オもにがあります。光学式マウス は、専用のシート上に印刷された縞模様を光センサーで験 出します。機オもにマウスのはうは、机との尉察で回転する 内蔵されたポールの動きを機オ勺に検出します。 ティスプレイ ピットマップ・ディスプレイはワークステーションに 特徴的な出力装置で、、、モニター " と呼はれることもあり ます。 CRT が一番ポピュラーですが、液品やプラズマ・ ディスプレイをもつワークステーションもあります。 ディスプレイに送る画像信号を作るために、ワークス テーションにはフレームバッファ 6 が内蔵されています。 ディスプレイはまた、モノクロ、グレースケール、カ ラーという分類もできます。モノクロは、各点が白か黒か ( 光っているかいないか ) のどちらかで、グレースケール は色は表示できませんが黒から灰色を経て白まで何段階か の明るさて表します。 キーポード カラー・ディスプレイは、文字通り色か表示できるもの コンピュータへの入力装置として、もっともポピュラー です。家庭 . 用のカラーテレピとは異なり、計算機用のディ なのがキーポードでしよう。一見して分かるように、先祖 スプレイは赤 (Red) 、緑 (Green) 、青 (BIue) の光の 3 はタイプライタです ( 写真 9 ) 。アルファベットの部分の 原色の強さをそれぞれ別に受け取るようになっています。 キー配置はどれも同しですが、記号やコントロールキーの この 3 原色を略して、それぞれ R 、 G 、 B と呼びます。 配置は機種ごとに微妙に異なります。 ディスプレイの大きさは、対角線の長さを inch 単位で 人間が手で直接触れ、長時間操作するものなので、個 表します。 人の好みが色濃く表れる装置でもあります。そこで匠で は、さまざまなキーポードを用意して選べるようにしてい フレーム / ヾッファ るメーカーも出てきました。残念ながらキー配置の不鶤頁が ディスプレイに表示する画像データを作るためのもの 選べるだけで、キータッチを選べるまでにはまだなってい で、大量のメモリから構成されています。その機能仕様は、 ません。 解像度、色表示機能、グラフィック加速装置の 3 つに大別 マウス できます。解像度は、画面従と横に点がいくつ並ぶかを 表します。 ポインティング・デバイスの代表格です ( 写真 10 ) 。 色表示機能はます、モノクロ、グレースケール、カラー ケープルを引きすった姿が、ちょうどネズミとその尻尾に の 3 不鶤頁に分類できます。カラー・フレームバッフアは、 見えますポインティング・デバイスとは、、、位置 " を さらに pseudo color と true C010r の 2 不頁に分けられ 計算機に入力する装置のことです。マウスは 2 次元 ( 縦と ます。 椥ポインティング・デバイスということになります。 pseudo color とは、画面の各点に対して、、色番号 " を マウスには、 ( 普通は ) 3 つのマウスポタンと呼ばれる押 指定し、それと実際の色の対応関係 ( カラーパレット ) を しボタンスイッチカ咐いています。スイッチを利用して、 別途定める手法をいいます。これにより、メモリの量をあ 位置の指定だけでなく、計算機機能の呼出しや起動なども おこなえます。具体的には、 ( ご存じのとおり ) 領域の指 6 PC の世界では、 GVRAM (Graphic Video RAM) と呼はれる 定やメニューの尺などがマウス操作だけで可能です。 ようてす。これは、おそらく歴史の違いによるものでしよう。 第。新等新ト第 , , ・ , を・価場一第 写真 10 マウス , ÜJU ◆駅田 , 92 UNIX MAGAZINE 1992.12

2. UNIX MAGAZINE 1992年12月号

連載 /UNIX Communication NOtes このように user という facility ではなく、しかも既存 の facility に属さないメッセージの取扱いをしたい場 Level 合に利用します。 う状況を想定して、以下のようなレベルが用意されてい す。そのため、システムやプログラムが直面するであろ は、この度合に応して処理の方法を変えることができま これは、メッセージの緊急度を表します。 syslogd で ・ alert ストされます。 メッセージは、すべてのユーサーに対してプロードキャ もっとも緊急度か高いメッセ ・ emerg ます。 ージです。このレベノレの して生成されます。カーネルでのメッセージの一部も、 ついてのメッセージの多くがこのレベルのメッセージと 生したエラーのうち、処理を続行できるようなエラーに のレベルを用います。たとえは、デーモンでの処理で発 緊急度の高くない警告 (warning) メッセージには、 レベルのメッセージとして生成されています。 テムコールが失敗したときのエラーメッセージは、この にランクされます。たとえは、多くのデーモンではシス 上記のレベルに属さないエラーメッセージはこのレベル バイスのエラーなどの報告メッセージがあります。 のレベルのメッセージとしては、カーネルか検出したデ alert の次に緊急、度の高いレベルのメッセージです。 ・ crit て処理され表示されます。 このレベルのメッセージは、ただちに syslogd によっ emerg の次に緊急度の高いレベルのメッセージです。 ・ notice このレベルに属しています。 UNIX MAGAZINE 1992 ユ 2 が、 accton(8) を用いてアカウンティングの停止・起動 (accounting) はカーネルによっておこなわれています に使われます。たとえば、 UNIX のアカウンティング かもしれない状況を発見したことを伝えるメッセージ このレベルは、エラーではないがなんらかの処置が必喫 かできます。 accton によってアカウンティングを停止 したときには、カーネルは、、 Accounting suspended" というメッセージをレベル notice で発生します。 ・ infO もっとも緊急度の低いレベルのメッセージは、このレベ ルに指定します。 ・ debug プログラムのデバッグのために使用されるレベルです。 デーモン・プログラムの開発中に、しばしは用いるレベ ルです。 メッセージの処理 syslogd は、カーネルや各種のプログラムが生成したメ ッセージを、そのメッセージの facility と level にもとづ いて処理します。メッセージをどのように処理するかはコ ンフィギュレーション・ファイルに記述します。 syslogd ができる処理には次のものがあります。 ・ファイルに書き出す メッセージをファイルに言当求できます。通常のシステ ムでは、 /var/log/syslog や /usr/adm/messages にシステムの運用のログがとられています。これらのロ グは、実際には syslogd によって作られています。 ・キ諚したユーザーの端末に表示する ある種のメッセージが発生した場合に、特定のユーザー (root など ) がログインしていれば、ログインしている 端末に表示できます。 ・ほかのサーパーに対してメッセージを転送する syslogd では、メッセージをほかの syslogd に転送す ることができます。この場合、メッセージの facility と level はリモートの syslogd に対しても通知されます。 ネットワーク環竟で、多数の言算機におけるメッセージ を集中的に管理したい場合に利用できます。 ・ログインしているすべてのユーサーの端末に表示する プログラムが syslogd に対してメッセージを送るには、 syslogd との通信 うな処理がおこなわれます。 emerg のレベルに属するメッセージは、 次のようにします。 ーイ殳にこのよ 39

3. UNIX MAGAZINE 1992年12月号

連載 /UNIX Commurucation Notes— テムの運用にかかわるプロセスが生成するメッセージを扱 います。たとえは、あるユーザーがパスワードをも間 違えてログインできなかったときには、多くの場合、リス ト l(a) のようなメッセージがコンソールに表示されます。 また、誰かが su コマンドによってスーパーユーサーの権 限を手に入れた場合にも、リスト l(b) のようなメッセー ジが表示されるでしよう。これ以外にも、 sendmail(8) や lpd(8) などのデーモンが異常な状態に陥ったときに発す るメッセージも sysl 。 g によって処理されています。 syslog の実際の処理は、デーモンプロセスである sys- logd(8) がおこなっています。 syslogd では次のような機 能が実現されています ( 図 1 ) 。 ・ローカルで動いているユーサープロセス、デーモンプロ セス、さらにカーネルからメッセージを受け付ける。 ・メッセージの不頁によって、コンソールに表示したり、 ファイルに書き出したり、特定のユーザーのターミナル に表示したりする。 ・はかの syslogd からメッセージを受け取ったり、ロー カルに発生したメッセージをはかの syslogd へ送る。 メッセージの不頁によってどのような処理をするかは、 コンフィギュレーション・ファイルによって指定しま す。通常は、コンフィギュレーション・ファイルとして /etc/syslog ・ conf が用いられます。 メッセージの syslogd が取り扱うメッセージは、メッセージが何に よって発生したかという情報 (facility と呼ふ ) と、その 緊急度 (level と呼ぶ ) によっていくつかにう嶽頁されます。 Facility これは、メッセージを生成した具ー勺なプログラムを示 すのではなく、いくつかのカテゴリーに分類しています。 syslogd は、同一 facility に属するメッセージは同しよ うに扱います。また、どの facility を用いるかは syslogd の機能を使う側、すなわちプログラムで明示的に指定しま す。 たとえば、さきはど紹介したログインに失敗したときの メッセージは login ( 1 ) が生成しますが、 login はこのメッ セージを、、 UNIX の利用者認証システムが発生したメッ 38 セージ " という facility に属しているとして syslogd に送 ります。 facility には、次のようなものが用意されています。 ・ user ー殳ューサーか起動したプロセスから送られるメッセー ジです。多くの場合、一殳ューサーが syslog の機能を 使いたい場合は、この facility を用います。 ・ kern カーネルが生成するメッセージです。 ・ mail メールシステムが生成するメッセージです。 ・ daemon デーモンが生成するメッセージです。たとえば、 Anon- ymous FTP のログをとることができる ftpd(8) など では、 syslogd の機能を用いてこの facility に属する メッセージを syslogd に送って処理させています。 オび人外にも routed(8) などか利用します。 ・ auth UNIX の利用者認証にかかわるプログラムから生成さ れるメッセージは、この facility に属します。さき はど説明した 1 。 g ⅲ ( 8 ) から生成されるメッセージや、 su(l) 、 getty(8) などから生成されるメッセージがこ の facility に属します。 ・ lpr UNIX プリンタスプーラに関連するシステムか利用す る facility です。 lpr ( 1 ) 、 lpc ( 8 ) 、 lpd(8) などか利用 ・ localO ~ loca17 cron(l) や at(l) カ鉢リ用する facility です。 ・ cron UUCP か利用する facility です。 ・ ut1CP ステムか利用する facility です。 Bnews システムや Cnews システムなどのニュースシ ・ neM7S します。 各計算機でローカルに設定される facility です。 たと えは、私のところではメールのために POP システム を用いていますが、このサーバー popd は local() の facility のメッセージを出力するようにしています。 UNIX MAGAZINE 1992 ユ 2

4. UNIX MAGAZINE 1992年12月号

ワークステーションの基礎知識 ( 1 ) 写真 11 あるワークステーションの背面 グラフィックスが必要 " というものまで多岐にわたります。 したがって、ワークステーション本体への作りつけでは なく、オプションポードとして提供されることが多いよう です。 ところで、たんに、フレームバッファ " と呼ばれること は少ないようです。 Sun などでは、フレームバッフアを 搭載した拡張ポードのことを、、ディスプレイカード " と呼 びます。一方、ソニー (NEWS) ではビットマップ・ポー ドとか、グラフィック・ポードなどと呼んでいます。 上段の左から 2 番めが Ethernet コネクタ、 2 つが RS232C コ シリアルポート ネクタ。中段張スロットに FDDI ポードか着されている。下段の右 が SCSI コネクタ ( ターミネータか陬り付けられている ) 。 直列通信 ( データを 1 ビットすっ送るような通信形態 ) まり増やさずに、広範囲の色を表現することができます。 用の装備のことですが、ワークステーションなどでシリア その代わり、表示可能な色の不頁に対して、同時に表示で ルポートという場合は、調歩式非同期端末を接続するため きる色の不頁が制限されます。たとえば、いわゆる 8 ビッ の RS232C 規格 7 あるいは RS423 規格に準拠したポー トフレームバッフアは、 1 点あたり 8 ビットのメモリを トを指します。 、 16 , 777 , 216 色中 256 色表示可能 " という もっており、 多くの場合、最高速度は 9 , 600 ~ 38 , 400bps 程度で汎 ようになります。コンピュータ・グラフィックスや画像 用イ時ポートと位置づけられています。端末以外に、モデ 処理などで、色カ畭々に刻ヒするものを表示する場合は、 ムやスキャナ、プリンタ、マウス、キーポードなど、多種 pseudo color だと同時に表示できる色数が足りなくなる 多様な装置カ材妾続できます。 ことがあります。 機種によっては、 LocaITaIk や 64Kbps の ISDN や これに対し、 true color では、同時に表示できる色の種 デジタル専用線など、中速ネットワーク機能をもつシリア 類に制限はありません。たとえば、、 24 ピットカラー " と呼 ルポートもあります。 ばれるものでは、表示される点ごとに 24 ビットの色情報 ネットワーク・インターフェイス をもっています。 3 原色にそれぞれ 8 ビット ( 256 階調 ) 現在のワークステーションでは、はは、 100% が Ether- すっ割り当てると、どの点にも 16 , 777 , 216 不頁の色 ( 里 net のインターフェイスを標準装備しています。ネットワ 灰色、白も含む ) のなかから好きな色が表示できます。 ーク機能のないワークステーションなど考えられません。 こで、画面の 1 点 ( ピクセル ) あたりに何ビットのメ Ethernet の 10 倍の速度をもつ FDDI も、はとんどのべ モリを割り当てているかを、フレームバッフアの、、深さ " ンダーカ甘是供するはどー殳的になりましたが、まだまた高 といいます。 価で、オプションとなっています。 さて、 CAD やコンピュータ・グラフィックス用途で 今後、 Ethernet の次に普及するのは ISDN だと思わ は、複雑な画像操作を高速におこなう必要があります。そ れます。これまでも面なオプションポードで提供する例 こで、フレームバッフアにグラフィックス加速装置を組み は多かったのですが、描丘では標準装備するワークステー 合わせたものカ甘是供されています。現在、メーカー各社で ションも増えてきています。 は 3 ~ 4 不頁のカラー・フレームバッフアを提供していま す。もっとも廉価なのは加速装置がないもので、 2 次元グ それ以外では、 IBM の TokenRing や、ノヾソコン LAN ラフィックス、 3 次兀グラフィックスと、機能か高度にな のための NetWare 、 Tops 、 AppleTalk などのインター フェイスを備えたワークステーションもあります。 るにつれて高価になります。 フレームバッフアに対する要求は、、、モノクロでいい 7 本家の規格のはうは EIA232C 、 EIA232D 、 ・・と改定力んでい から安く " というものから、、、高くてもいいから 3 次元 るのになぜカ引・算機はいつまでたっても、 RS232C 準拠 " のままです。 93 UNIX MAGAZINE 1992.12

5. UNIX MAGAZINE 1992年12月号

連載 / 続ウインドウ・システムについて一⑥ カラーモデルのまとめ 図 1 カラーマップ . カラ . ーマップ スクリー ルート・ウインドウ デフォルト・カラーマップ デフォルト・ビジュアル . ビジ三アル : ビジュア丿レ ビジュアル ヒシュアル UNIX MAGAZINE 1992 ユ 2 ルックアップ・テープルは 1 つで、したがって、サホー 的なディスプレイ・ハードウェアでは、同時に稼動可能な ジュアルごとではなく、スクリーンごとに存在する。典型 なお、ハードウェア的なルックアップ・テープルは、ピ フォルト・ピジュアルとすることが多い。 スプレイ・ハードウェアを直接的に表すピジュアルを、デ ト・カラーマップ " がこれに相当する。通常、実際のディ る。図 1 では、、、デフォルト・ピジュアル " と、、デフォル サーバーの初期イは点に存在しなければならないことにな 連づけられるべきピジュアルとカラーマップも、やはり の初期イ点から存在するため、ルート・ウインドウか憫 インドウも例外ではない。ルート・ウインドウはサー か憫連づけられていなければならない。これはルート・ウ クセノ直 ) を解釈するための、ビジュアルとカラーマップ では、すべてのウインドウは、その表示内容のビット ( ヒ ト・ウインドウがあらかじめ 1 つだけ存在している。 X11 かっマップの解除や破壊ができないウインドウーールー 一方、スクリーンには、実際の画面の大きさと等しく、 れるカラーマッフ。の数は重加勺に変化する。 生成 / 破壊がおこなわれるもので、各ビジュアルに叫吉さ している。カラーマッフは、クライアントの要望に従って ; 叫吉されているカラーマップの数を変えて、この状況を表 存在していてもよい。図 1 では、それぞれのビジュアルに 1 つのピジュアルに対して、同時に複数のカラーマップが カラーマップ カラーマップ カラーマップ カラーマップ トする各ビジュアルに関連つ、けられるすべてのカラーマッ プのうち、つねにたった 1 つだけがインストールされるこ とになる。 カラーモデレ構成要素の実装 X11 のプロトコル上の仕様だけを議論していても、実 際にうまくプログラムを書けるようになるわけではない。 やはり、現実の実装を相手に確認することが肝要である。 こでは、スクリーン、ビジュアル、カラーマップ、お よびルート・ウインドウの附冓成要素が実際にどのように なっているか、実例を参照しながらさらに工早を深めるこ とにしよう。 xdpyinfo と xwininfo ふだん自分の使っている X サーバーで、これらの構成 要素の関係や属性について知ることができれは解の大き な助けになる。これには、 xdpyinfo と xwininfo の 2 つのコマンドが活用できる。 xdpyinfo はディスプレイ およびスクリーンの情報を、また xwininfo は指定された ウインドウの情報を表示するコマンドである。 こでは、 筆者の環竟 (SPARCstation 2 GX 十 MIT X11R5 サ ンプルサーバー ) を例にして説明する。 55

6. UNIX MAGAZINE 1992年12月号

ワークステーションの基礎知識 ( 1 ) す。真空管の一種で、カソードから出る電イ線を蛍光体に 医速度 データを転送する速度のこと。転送量を転却寺間で割っ たものです。 ディスクやテープなど、要求してから転送カ始まるまで の、、待ち時間 " が大きい装置では、アクセスタイムではな く待ち時間と転送時間 ( 転送速度 ) の 2 つの性能孑票に分 ぶつけて画像を表示します。 1/0 ( アイオー ) Input/Output の略で、 入出力という意味です。 割して考えます。 bps 転速度の単位で、 ト数 ) のことです。 リムーバカレ bit per second ( 1 秒あたりのビッ 記億媒体か交換できることです。記慮装置は、磁性体な どデータを記慮する媒体と、ヘッドやモーターや制御回路 などの、データの読み書きをおこなう駆動装置に分けて考 えることができます。記慮装置で、記應媒体の耳せトし / 交 換ができることをリムーノワ。ルといいます。 ドライプ ( 装置 ) リムーバブル・メディアでは、記慮装置から媒体を除い た部分のことをいいます。ハードディスクなど、リムーバ プルでない記慮装置では、内部のメディアを含めてドライ プと呼びます。記慮装置から外箱や電源を除いた、べアド ライプ " という意味で、たんに、、ドライプ " と呼ぶことも ビットマップ・ディスプレイ あります。 UNIX MAGÄZINE 1992.12 と呼ぶほうが一ヨ勺ですディスプレイの主要な部品で 陰極線管。日本では、発明者の名をとってプラウン管 CRT (Cathode Ray Tube) ります。 解像度を必要とするため、ディスプレイはかなり高価にな テーションでは、豕庭用テレビ受像機の CRT の何倍もの ムバッフアをもっているかどうかの違いです。ワークス あるのではなく、表示する画像信号を作るために、フレー イといいます。といっても、 CRT などの表示装置に差が 文字のみか表示できるものを、キャラクタ・ディスプレ できるものをいいます。 表示装置のうち、色の表示などを点 ( 画索 ) 単位で制御 出力装置 " を略して I/O と呼ぶことがあります。 ポート、インターフェイス この 2 つは、いい加減に使われている言葉です。 [ 2 ] ↓員 X 〃 0 社協 re 〃佖れ a600 ん , Digital Equipment Cor- 格協会 [ 1 ] CJIS ハンドブック情報処理用語・コード編 1992 』日本規 [ 文献 ] ( さいとう・あきのり大阪大学 ) テーマを 1 っすっ選んで詳しく説明していく予定です。 今月は概要だけで終ってしまいましたが、次回からは おわりに にインターフェイスということもよくあります。 、インターフェイス・アタフ。タ " などという意味で、たん 、インターフェイス・ポードインターフェイス回路 " しているということは同し意味になります。 とと、〇〇を接続するためのインターフェイス回路を内蔵 ワークステーションが〇〇ポートをもっているというこ ます。 インターフェイスと呼んでいます。 I/F と略すこともあり うです。転して、 2 つのものの接続の仲立ちをするものを 載っていますが、もともとはギャの歯の噛合のことだそ インターフェイスというのは辞書には、、接触面 " などと ト ) と呼びます。 put Output port) を総称して、 I/O port ( アイオーポー るためのロのことです。入力や出力に使用するポート (ln- ポート (port) とは、、港 " か転してデータが出入りす poration, 1982 97

7. UNIX MAGAZINE 1992年12月号

NEWS SCO UNIX に対応。 MX は SCO MPX にも対応 価格は 200 万円から。年間販売目標は 50 セット。 •CJK LAN サーバー 4 ) O S は、 M S ー D O S と O S / 2 の 千代田情報機器 (Tel 03 ー 5275 ー 7927 ) は、 NetWare 、 OS/2 の LAN Manager 、 LAN サーバー、、 FX シリーズクと、、 MX シ リーズ〃の販売を開始した。 両シリーズとも NetWare/LAN Manager 対応のマルチューサー LAN サ モデル C P U ーバーで、小中規模の UNIX サーバ CPU オプション してシステム構築も可育日本語処理は キャッシュメモリ I 刈 S / V て対応。おもな特徴は以下のとおり。 F P U 1 ) FX シリーズは、 CPU に 20MHz の 主記憶 80486SX 、 33 / 50MHz の 80486 を使用し H D D F D D た 3 機種。 MX シリーズは、 33 / 50MHz の テーブドライプ 80486 を使用した 2 機種 ノヾス 2 ) 両シリーズとも EISA バスを採用。 MX 0 / s 外形寸法 シリーズは SBus も装備 3 ) 主記慮は、 FX シリーズが最大 64MB 、 ◆おもなイ士様 ( FX シリースつ MX シリーズか最大 256MB FX486s FX486 FX486 / 50 80486SX (20MHz) 80486 (33MHz) 80486 ( 50M Hz) 8KB ( 内部 ) 8KB ( 内部 ) 8KB ( 内部 ) 128KB 標準装備 256KB 標準装備 80487SX 用ソケット Weitek 用ソケット 内蔵型 4 ~ 64MB 8 ~ 64MB 210 / 425MB 、 IGB 3.5inch ( 1.44 / 2.88MB ) 、 5.25 ⅲ ch ( 1.2MB ) 150 / 250MB TSD 、 1.3 / 2GB DAT EISA NetWare (MS-DOS 、 OS/2) 、 OS/2 LAN Manager 、 SCO UNIX 55.5 x 22.2 X 50.5crn (H x W x D) ナログ RGB 信号での表示動作カゞ可能。 価格は 900 , 000 円の予定。出荷時期は、 用途限定のサンプルで 1993 年 1 月以降。 ◆おもなイ士様 ( MX シリーズ ) M X486S A4X486 / 50 80486 (33MHz) 80486 (50MHz) 80486 (33MHz) x 2 80486 (50MHz) X 2 8KB ( 内部 ) 8KB ( 内部 ) 128KB 標準装備 256KB 標準装備 内蔵 33MHz 内蔵 50MHz 8 ~ 256MB 210 / 425 / 660MB 、 IGB 3.5inch ( 1.44MB ) 、 5inch ( 1.2MB ) 250 / 500MB TSD 、 1.3 / 2GB DAT EISA 、 SBus NetWare (MS-DOS 、 OS / 2 ) 、 OS / 2 LAN Manager 、 SVR4 、 SCO UNIX 、 SCO MPX 62.5 X 36.0 X 40.6cm (H x W x D) モデル C P U キャッシュ ・メモリ F P U 主記憶 H D D F D D テーブドライプ ノヾス 外形寸法 ・富士通 21inch カラーフラズマ・ディスフレイ 富士通 (Tel 03 ー 3215 ー 2398 ) は、 21inch ーク輝度は 150Cd / m2 、視野角は 140 。以 カラープラズマ・ディスプレイのサンフ。ル 上。 NTSC のピデオ信号やパソコンのア 出荷を開始する。 ◆おもな仕様 有効表示対角 21inch 、 RGB 縦ストライ 表示画素数 プの表示画素は、 640X 480pixel で RGB 画素ピッチ 有効表示寸法 各色 64 階調で 260 , 000 色を表示。白色ピ 表示色数 表示輝度 コントラスト比 視野角度 640 X 480P ⅸ el 0.66 X 0.66mm 横 42.3 x 縦 31.6cm ( 対角 21inch) 260 , 000 色 (RGB 各色 64 階調 ) 150Cd / m2 ( 白色ピーク ) 20 : 1 140 。以上 CRT 準拠 TTL ( 垂直・水平同期信号、プラ ンキング信号、クロック、 RGB データ ) ACIOOV ( 専用電源併用 ) 100W 40.0 X 48.0 X 32.0cm (H x W x D) 4.8kg 入力電源 消費電力 外形寸法 重量 13 UNIX MAGAZINE 1992 ユ 2

8. UNIX MAGAZINE 1992年12月号

画像処理キット Sun にビテオ画像を入力したロ人、解析したロ人のためのトータルシステムてす / sun ワークステーション対応 MÅ31C TOOL ー M A G E & T E C H N 〇 L 〇 G Y N E T W 〇 R K MAGIC TOOL 概要 "MAGIC TOOL ”は、ビテオカメラ、業務用 VT 日 ( 但し、別途 T 日 C が必要 ) などからの白黒 / カラーのビテオ信号を EWS に取り込むための高機能画像 入出力 VME ホード「 FV - レと、 EWS 上で FV -1 を使用するための制御ライ フラリ「 MT 凵 B 」かセットになった、画像処理キットてす。 制御ライフラリ「 MT 凵 B 」が付属しておりますので、お客様は開発環境を 整える時間を必要とせすに、アプリケーションの開発か行えます。 また、オプションソフトウェアとして画像処理ファンクションライプラリ 「 EYEDEA / Sun 』を用意しております。 SPA 日 C station 2 との接続 は、 SBus-VMEbus 変換システム CStation Link FVS - 5 圓 0 』を使 用することて行えます。 オプション ・ SBus-VMEbus 変換システム CStation Link FVS -5000 ・画像処理ファンクションライプラリ CEYEDEAv Sur-u ・ Open Windows 対応イメージ表示ツール CView T00 し ・廉価版コンポジットテコーダ・トリプルハイトアダブタ 対応機種 ・ Sun 4 シリーズ・ SPARC station 2 ・ AV400 シリーズ ・ SO 他 ou 「 ne シリーズ IMBGE OCE 『 SERES 0 MAGIC TOOL の特徴 ・制御ライプラリ CMT L 旧」の付属・内 / 外部同期の設定が可能 ・画像計測に最適なアスペクト比が 1 : 1 ・日 . G. B 各 8bit の 1670 万色対応 ・ SPARC station 2 と接続か可能・水平 15KHz インターレースコン ポーネント出力 ・ 4bit オーバーレイ画面を搭載 Open Windo Ⅳ s 上にソフトを作る人の必需品 / 堂々 120 ページのマニュアル完備 / それてもあなたは Open WindOWS の 英文マニュアルと格聞しますか ? 神 View 簡単にウインドウへ、イメージテータの 表示、描画ができます。 *248,000 ・定価 画像テータ表示機能 Sun メモリ上の画像テータを、ウインドウに表示ができ ます。 ( 回転・拡大・縮小ができます。 ) 各種ファイルフォーマットでのロード / セープ Sun ラスターファイル、べタイメージファイル等のテー タコンノヾードが簡単にできます。 描画ライプラリ X View てはできない、文字、円弧などの描画ができます。 を朝一第一を田ⅳ : いい 3 「 田印 Y 覆第 : 要 P ー第・ 0 ・ソース提供部 メイクファイル、 GU レヾネル構築部 ( C ソース、 G にファイル ) つ 0 各種フォーマットイメージファイルのロード / セープ部表示、 変制 回転、縮小・拡大等の表示部 View TOOIJ は、 Sun OS 上のコンソール画面へ、イメーシデ ・ライプラリ提供部 ータの表示や描画、処理、デバイス制御をするためのソフトウェア 点、直線、矩形、円弧、文字描画、ビットマップイメージ操作 て、す。 tView ToolJ は、 GUI パネル及び、これらの機能を実現する ※ G にファイルとは 1 Ⅷ「 ws t>vel 叩配 5 “ TM ( 8V3 ) て啝囲する』の定義フ C 言語ソースとライプラリて供いたします。 ァイルてす。☆上位レイアは、ソースて・すのて、ユー自び ~ をすることがてきます ※個有名調は各社の登録商標です。 〒 141 東京都品川区上大崎 3 ー 7 ー 4 第一昭和ピル 6 階 株式会社フライト ※価格に消費税は含まれておりません。 TEL ( 03 ) 3449 ー 409 弋 ) FAX ( 03 ) 3 9 ー 44 〃 Vie•ー新 control いにⅡ い、い : い 強第い癒 4 5 & 8 い い お 暑 ド川リ コ 13 知い コ 35 いいい第 ー無変別 物を剛 OLJ を 0 引ル知・ ー無変制 C ⅶ第一一 0

9. UNIX MAGAZINE 1992年12月号

シェル・スクリプト解析ッ by Steve Onisick ■ from 凵 NIX REVIEVV ーノレ スクリプトの制御構造 あるいは、シェル・プログラミングの、、初じ、者 " 日赫にに逆 べてのオプションについて精通しているとはかぎらない。 また、改良喇正の対象になるシェル・スクリプトのす かる竹業である。 かねばならないのはもちろんだが、これは退屈て時間のか ラーメッセージを判読する場合、プログラム構造を読み解 シェル・スクリプトに手を加えたり、前例のような工 ラムの保守は、なんと楽しいことであるか ! ) 。 しない字下げ窈各に埋もれてしまうこともある ( プログ であそうでないものであれ ) や複数の echo 行、一貫 に立つ。逆に、プログラムの構造がコメント ( 有益なもの かもしれない。字下げは、うまく使われていれはかなり役 運がよければ、プログラムの構造が見やすくなっている ル・スクリプトの 596 行目にエラーがあると表示された もっと悪い事態も考えられる。たとえば、 595 行のシェ やく作りあげたのが 96 行のコードだったのだ。 に関する ; ; ( 二重セミコロン ) などを組み合わせてよう until 、 while 、 do 、 done 、 case 、 esac 、そして case 文 またまそうだったというだけである。 if 、 then 、 else 、 fi 、 ル・スクリプトは 96 行目で終っている。だが、それはた もちろん、このエラーメッセージのもとになったシェ err—msg : syntax error at line 97 : ' } ' unexpected って、次のようなエラーメッセージか表小されるものだ。 すぐにでも仕事にきりをつけなければならないときにかぎ ソフトウェアの肋墹近に迫っているとき、あるいは 76 戻りしたような間違ったスクリプト ロジックがだい ぶ以前に古くさくなってしまったようなスクリプトを書い ていることも十分にありうる。だからこそ、スクリプトに 手を加える前にその構造を把握することか重要なのだ。 私は、どうもうまく改良できない Bourne シェルのスク リプトを前に溜息をつくのをやめ、その構造のアウトライ ンを擱むための AWK スクリプトを作ることにした。驚 くほど簡単なものではあるが、十分に役に立つ。 解析用ツール UNIX MAGÄZINE 1992.12 ト 1 である。 力するために、いくつかの改良を施したものか末尾のリス 書かれていた。その後、スクリプトをその構造とともに出 私が最初に作った角財斤ツールは、ははすべて AWK で を使って重複行を取り除いている。 全体を詩ヾなくてはならない。行を検索したあとで、 uniq くい。したがって、パターンマッチをおこなう場合は行 いは関数記号、閉し括弧、一重セミコロンなどはみつけに の : 麪頁部分に書かれているが、 break や continue 、ある む行を表示するというものである。通常、キーワードは行 ドや記号とのパターンマッチと、それらのキーワードを含 基本的な考え方は、スクリプトの制徊構造を表すキーワー このシェル・スクリプト角財斤ツール ( script ・ ana ) の におこなうアクションから構成されている。 パターンを特定する部分と、そのパターンを検知したとき かれている。ご存しのように、 AWK のシンタックスは、 きる強力なパターンマッチ・ユーティリティ AWK で書 このスクリプトの主要部分は、大半の UNIX て利用で

10. UNIX MAGAZINE 1992年12月号

でファイルに対する入出力をおこなおうとしても何も起こ らない。 open の成否はかならすチェックしなければなら open(FH, file) Ⅱ die; 一般的には②のように、 オープンに失敗した理由が文字列で入っている。たとえ ( 2 ) の die に渡されている $ ! という変数には、ファイルの せたい場面が多いからである。 プンできなかったときには、メッセージを出力して終了さ という構文を使うことが多い。必要とするファイルがオー ば、対象のファイルが存在しないときには、 /etc/passwd: NO such file or directory というメッセージを出力して終了する。 この die の使い方にはちょっとしたコツがある。指定す るメッセージの最後に、、 \ n ク ( 改行文字 ) があるかどうか で、表示されるメッセージが異なるのだ。前例のように改 行が含まれているとその文字列だけを表示するが、改行が ない場合は、指定したメッセージに続けて、プログラムが どの行で終了したかが表示される。両方を試してくらべて みるとよいだろう。 ファイルからの読込み ( 3 ) ( 4 ) ( 2 ) while ( $ ー while ( く PASSWD>) { print ; @passwd = く PASSWD> ; print @passwd ; print く PASSWD> ; く PASSWD>) { print $ ー 前回までは、標準入力や引数で指定したファイルからデ ータを読むために、◇という表記を使ってきた。ファイル ハンドルを使ってファイルからデータを読む場合は、 く F 工 LEHANDLE> という表記を使用する。く〉は、一財彡からファイルハンド ルを省略した形だと考えてもよい。 く FILEHANDLE 〉は、スカラー・コンテキストではオープ ンしたファイルから 1 行ぶんのデータを読み込んで、その 文字列を返す。 ( 1 ) は、 /etc/passwd から 1 行ずつ $ ーという 変数に読み込んで、それを出力するプログラムである。 く〉と同様に、 while 文の条件式でく FILEHANDLE 〉を使 用すると、暗黙のうちに $ ーに対する代入がおこなわれる。 したがって、 ( 2 ) のように書いても ( 1 ) とまったく同し意味に なる。 く FILEHANDLE> は、リスト・コンテキストではファイル のなかの各行を要素とするリストを返す。 ( 3 ) のように 136 く PASSWD 〉を配列に代入すると、ファイルの内容をすべ て読み込んで配列に代入する。小さなファイルの場合には、 このような処理をすることもあるが、大きさが分からない ファイルを読み込むときには十分注意しなけれはならない。 ( 4 ) は、 print 文の引数としてく PASSWD 〉を使っている。 こでは当然リスト・コンテキストで評価されるので、や はりファイルの中身すべてが表示されることになる。 print scalar( く PASSWD>) ; のようにスカラー・コンテキストで評価させれば、最初の 1 行だけカ俵示される。 UNIX MAGAZINE 1992.12