UN Ⅸへの招待 ( ⑩ rakko@papa.home. co ・ JP mac@papa.home. co ・ JP belle@mama. home. co ・」 p Subj ect : Next Sunday みなさん ゝという 4 人のユーザー宛に "Next Sunday" というサプジ ェクトのメールを出しています ( カーポンコピーの宛先は / ありません ) 。 To: ofuu@mama. home . co ・」 p , rakko@papa.home.co ・ JP, mac@papa.home ・ CO ・ jp , belle@mama. home ・ CO ・ JP PS. 原稿を書きに行くんだからね ! 遊びじゃないよ■ を留守にします。みんないい子でお留守番してく 次の日曜日だけど、ママとパパはおうち で、改行して次行に続けて入力しています。このようなと 〃で区切ります。ここでは宛先が 1 行に入りきらないの 数のユーザーを宛先にする場合は、このようにそれぞれを この例のうち、宛先 ( T 。 : ) の部分に注目してください。複 きは、 2 行目以降の行頭にすくなくとも空白を 1 っ入れて ください ( さもないと、正しいアドレスとして認識されませ ん ) 。 フォルダーとメッセージ 前述したとおり、 MH のフォルダー内にはカレント・メ、ゝ調べる方法を紹介しましよう。 ッセージが格納されています。このほか、 MH にはフォル ダー自体にも、、カレント〃という概念があり、複数のフォ ルダーが扱えます。 MH 関連のコマンドを使うとき、とく に指定しなければカレント・フォルダー内のメッセージが 扱われることになっているのです。あるメッセージを扱う とそれがカレント・メッセージになるのと同様に、あるフ ォルダーをコマンドの対象にすると、それ以降はそれがカ レント・フォルダーとして扱われます。 カレント・メッセージとカレント・フォルダー inc を実行した場合、 inc からのメッセージのうちヾ十〃 が付いているものがカレント・メッセージであることが分 かります。しかし、このメッセージがいつまでも画面に残 っているとはかぎりません。そこで、ます show コマンド を実行してみます。ここで表示されるのがカレント・メッ セージです。もう 1 つ、 scan コマンドを使う方法もありま す。 scan は、カレント・フォルダー内の各メッセージにつ いて、 inc コマンド実行時に表示されるものと同しメッセ ージーーっまりメッセージ番号、送信日、送り手、サプジ ェクト、、、くぐの後ろに可能なだけのメッセージ・ボディを では、カレント・メッセージとカレント・フォルダーを / 表示します。 % scan 1 11 / 29 aya@home . co. JP 2 + 11 / 29 kuma@home. co. jp 3 11 / 29 belle@home . co. jp new big be 矼くく超特大スヌちゃん今度、おっきなくま Genki desu. くく > 新しいおうちはどう ? ぼく、ママから Re : katte . くくべルちゃん : > 新しいお洋服買ってよー こで、十が付いているのがカレント・メッセージです。 このほか、 folder や folders というコマンドでもカレ ント・メッセージが調べられます。 folder は、カレント・ 150 フォルダーの情報を表示するコマンドです。したがって、 これを使えばカレント・フォルダーとカレント・メッセー ジの両方の情報が得られるのです。 UNIX MAGAZINE 1992.2
IJN Ⅸへの招待 45 がけて MH を使いましよう。 して、 rmm と refile コマンドを紹介します。 今回は、最低限知っておきたいメッセージの整理方法と メッセージの削除 不要なメッセージは、 rmm コマンドで削除できます。 rmm は、引数を指定しないとカレント・フォルダーのカレ ント・メッセージを削除します。 % folder inbox + has 3 % rmm % scan 1 11 / 29 aya@home . co ・」 p 3 11 / 29 belle@home . co ・ jp 1 ー 3 ) ; cur= 2. messages ( new big be 矼くく超特大スヌちゃん今度、おっきなくま Re : katte . くくべルちゃん : > 新しいお洋服買ってよー この例では、カレント・フォルダー ( inbox ) のカレント・ゝ scan からの出力中い十〃が付いたメッセージがないことか ォルダーのカレント・メッセージはなくなります。前例の ところで、カレント・メッセージを削除すると、そのフ いないので 2 番が削除されたことが確認できます。 マンドでは、 2 番のメッセージに関する情報が表示されて メッセージ ( 2 ) を削除しています。次に実行した scan コ らもそれがお分かりいただけると思います。 refile メッセージ番号 と使います。たとえば、 + フォルダー名 + フォルダー名 別のフォルダーへの移動 別のフォルダーにメッセージを移動する場合は、 refile 容に応して適切なフォルダーに移動して保存しましよう。 ジが溜まってしまいます。 inbox のメッセージは、その内 す。そのままにしておくと、 inbox にはどんどんメッセー くに指定しないかぎり ) フォルダーⅲ b 。 x に取り込まれま メールポックスのメッセージは、 inc の実行によって ( と れぞれ次のものが対象になります。 コマンドを使います。 refile は、 refile 3 —src + inbox + belle 略できません。その他の引数は省略可能で、その場合はそ refile コマンドでは、最後の引数、、十フォルダー名〃は省 ~ うフォルダーに移動されます。 とすると、フォルダー inbox のメッセージ 3 が belle とい メッセージ番号 カレント・メッセージ -src 十フォルダー名カレント・フォルダー では、カレント・フォルダー inbox のメッセージ 3 を belle という名前のフォルダーに移動してみましよう。 % scan 1 11 / 29 aya@home . CO ・ JP 3 11 / 29 belle@home . co ・ jp % refile 3 + belle nev big bea てくく超特大スヌちゃん今度、おっきなくま Re : katt e . くくべルちゃん : > 新しいお洋服買ってよー Create folder "/home/0kusan/snoopy/Mai1/be11e"? y scan 1 11 / 29 aya@home . co ・ jp % scan + be11e 1 11 / 29 belle@home. co ・ jp % refile 1 + belle % scan + belle 1 11 / 29 belle@home . co ・ jp 2 11 / 29 aya@home . co ・ JP 152 nev big bear くく超特大スヌちゃん今度、おっきなくま Re : katte . くくべルちゃん : > 新しいお洋服買ってよー Re : katte . くくべルちゃん : > 新しいお洋服買ってよー new big be 矼くく超特大スヌちゃん今度、おっきなくま UNIX MAGAZINE 1992.2
IJN Ⅸへの招待⑩ From kuma@home. co. JP Thu Fri 29 00 : 59 : 18 1991 From belle@home ・ co. jp Thu Fri 29 01 : 04 : 20 1991 % inc Create folder "/home/okusan/snoopy/Mai1/inbox"? y lncorporating new mail intO inbOX. 1 + 11 / 29 aya@home.co ・ JP 2 11 / 29 kuma@home ・ co ・ jp 3 11 / 29 belle@home. co. jp 初めて inc を実行すると、 new big be 矼くく超特大スヌちゃん今度、おっきなくま Genki desu. くく > 新しいおうちはどう ? ぼく、ママから Re: katte . くくべルちゃん : > 新しいお洋服買ってよー Create folder " ホームディレクトリのパス名 /Mai1/inbox"? と訊かれます。これは、メッセージを取り込むフォルダー として、ホームディレクトリの下に MaiI/inbox を作成し ますか ? 〃というメッセージです。これに対して、〃と返 答すると、 Mail ディレクトリが存在しなければ /Mail が 作られ、続いてサプディレクトリ &/MaiI/inbox が作成さ れます。 UCB MaiI では、ユーザーがとくに指定しないかぎり / mbox が省略時のフォルダーとして使用されます。 MH でも、ユーサーがとくに指定しないと省略時のフォルダー /Mail/inbox が使われます。つまり、ユーザーが初めて inc を実行したとき、省略時のフォルダーがなければそれ を作成してよいかを訊ね、了解が得られれは作成するので す ( したがって、ユーサーがあらかしめ自分でフォルダーの ディレクトリを用意しておく必要はありません ) 。ですか ら、このディレクトリがすでに存在していれば、たとえば / ゝ 2 回目以降の inc コマンド実行時には表示されません。 inc を実行すると、メールポックス内に溜まっていた各 メッセージはフォルダーの下にそれぞれ 1 つのファイルと して保存されます。このとき inc は、各メッセージごとに ・メッセージ番号 ・メッセージが送信された日付 ・メッセージの送信者 ・サプジェクト を 1 行に表示します。さらに、以上の情報を表示した行の 残りに余裕があれは、くくという印の後ろに可能なかぎりメ ッセージ・ボデイも表示します。前例では、次のメッセー ジが表示されていました。 1 + 11 / 29 aya@home. co ・」 p new big bear くく超特大スヌちゃん今度、おっきなくま 2 11 / 29 kuma@home. co ・ jp Genki de su. くく > 新しいおうちはどう ? ばく、ママから 3 11 / 29 belle@home. co ・ jp Re: katte . くくべルちゃん : > 新しいお洋服買ってよー こで、行頭の 1 、 2 、 3 がメッセージ番号です。これ らの番号は、あとでそのメッセージを指定するための番号 として使用します。 % ls ー 1 /usr/spool/mail/aya 、さて、 inc コマンドでフォルダーにメッセージを取り込 むと、メールポックスの内容は空になります。確認してみ ましよう。 1 aya 0 Nov 28 18 : 54 /usr/spool/mail/aya 一方、フォルダーの下には、個々のメッセージがメッセ ージ番号をファイル名として格納されます。その様子も覗 いてみます。 最初に挙げた例では 3 つのメッセージが取り込まれまし たから、 1 、 2 、 3 というファイルができているはすです。 UNIX MAGAZINE 1992.2 % ls -/Mai1/inbox 1 2 3 143
IJN Ⅸへの招待⑩ メッセージを読む inc コマンドを実行したら、今度はメッセージを読む操 作です。 MH では、次のコマンドが提供されています。 カレント・メッセージを表示 カレント・メッセージの次のメッセージを表示 カレント・メッセージの前のメッセージを表示 prev next show これらのコマンドには、操作対象となるメッセージを引 ゝます。なお、 prev は previous( 前の ) を略したコマンド名 です。 UCB Mail と同様、 MH にもカレント・メッセージがあ ります。複数のメッセージを inc コマンドで取り込んだ場 合、最初に取り込んだメッセージがカレント・メッセージ となります。 inc コマンドの実行時には、カレント・メッセ ージのメッセージ番号の横に、、十〃記号が表示されます。 数で指定できますが、省略した場合は上記のように動作し / たとえば、 1 + 11 / 29 aya@home. co ・ JP 2 11 / 29 kuma@home. co ・ jp 3 11 / 29 belle@home. co ・ jp nev big bear くく超特大スヌちゃん今度、おっきなくま Genki desu. くく > 新しいおうちはどう ? ばく、ママから Re : katte . くくべルちゃん : > 新しいお洋服買ってよー では、 1 番がカレント・メッセージです。 ゝ示してみましよう。 では、 show コマンドを使ってカレント・メッセージを表 / % show (Message inbox: 1 ) Return—Path : aya@home. co. JP Received: by okusan. home. co. jp ( 5.65 + 1.6W / 2.8Wb—0kusan/1.1 ) id AA00353 ; Fri, 29 Nov 91 00 : 51 : 20 + 0900 Message—Id : く 9111290407. AA0035390kuSa Ⅱ . home ・ CO ・ jp> To : snoopy@home. co. JP Subj ect : new big bear Date: Fri, 29 Nov 91 00 : 51 : 19 + 0900 From : Aya lmaizumi (Sakamot0) く aya> 超特大スヌちゃん 今度、おっきなくまちゃん ( スヌちゃんほどある ) がおうちに来ました。 かわいがってあげて。 show コマンドでメッセージを読んだあとも、カレン ト・メッセージは変わりませんにの例の場合は、引き続き 1 番のメッセージがカレント・メッセージです ) 。 % ne xt (Message inbox : 2 ) Return-Path: kuma@home. eo. jp Received: by okusan. dcl. co. jp ( 5.65 + 1 .6W/2.8Wb—0kusan/1.1 ) id AA00376 ; Fri, 29 Nov 91 00 : 59 : 53 + 0900 Message—Id: く 9111290410. AA0037690kuSa れ . dcl. co . jp> To : snoopy@dcl.co. JP Subject : Genki desu. Date: Fri, 29 Nov 91 00 : 59 : 18 + 0900 144 次のメッセージを読みたいときは、 next コマンドを使い UNIX MAGAZINE 1992.2 ます。
もとのメッセージの取込み 返事を出すとき、もとのメッセージを取り込んで適切な 部分に返信文を書いたほうが、返事を受け取った側でもメ ッセージの内容を把握しやすいでしよう。 UCB MaiI で は、 reply コマンドでチルドエスケープ ~ m を使えば、行頭 にタブ 1 っ ( あるいは mail のオプション indentprefix の 値 ) を挿入したかたちでもとのメッセージが取り込めます。 もちろん、 MH の repl コマンドでも、もとのメッセージが 取り込めます。これには、いくつかの方法があります。 repl コマンドを引数なしで使うと、カレント・メッセー % repl ・ : て実行前 TO : Big Bear く kuma> cc : snoopy@home . co ・ JP, snoopy Subject: Re: Genki desu. IJ N Ⅸへの招待⑩ ジに返事を出すことになります。このとき、カレント・メ ッセージを含むフォルダー内のファイルは、カレント・デ ィレクトリに、、@〃というファイル名でリンクされる仕組 みになっています。これを利用して、もとのメッセージが 取り込めるのです。それには、 repl を -editor オプション 付きで起動し、エデイタのなかでファイル (@) を読み込み repl —editor vi ます。たとえば、 ル翫込みコマンドをツ r @クのように実行します。 と実行した場合、カーソルを適切な行に置き、ⅵのファイ ln-reply—to: Your message of "Fri , 29 Nov 91 00 : 59 : 18 + 0900. ” く 9111290410. AA00376 @okusan. home. co. jp> ・ : て実行後 TO : Big Bear く kuma> cc : snoopy@home ・ co ・ JP , snoopy Subject : Re: Genki desu. ln-reply—to : Your message of "Fri , 29 Nov 91 00 : 59 : 18 + 0900. " く 9111290410. AA00376 @okusaⅡ . ome. co . jp> Return-Path : kuma@home. co ・ jp Received: by okusan. dcl. co. jp ( 5.65 + 1 .6W/2.8Wb-okusan/1.1 ) id AA00376 ; Fri, 29 Nov 91 00 : 59 : 53 + 0900 Message—Id: く 9111290410. AA00376 ⑩ okusa Ⅱ . dcl. co . jp> To: snoopy@dcl . co. 」 p Subj ect : Genki desu. Date: Fri, 29 Nov 91 00 : 59 : 18 + 0900 From : Big Bear く kuma> > 新しいおうちはどう ? ぼく、ママからよろしくって > 頼まれたんだ。困ったことがあったらばくに言ってね。 スヌさま、どうもありがとう。皆やさしくしてくれる から、このおうちに来てよかったって思っています。 ただ、私を邪魔そーに見るパパの目が怖いです。 スヌさんも同じ思いをしていませんか ? おっきなくまより ( 名前は " まだない " ) UNIX MAGAZINE 1992.2 147
、メへの昭待 45 これは、あまりスマートな方法ではありません。 :r で は、たんにファイルの内容力売み込まれるだけですから、 UCBMaiI の ~ m のようにもとのメッセージの行頭に自 動的にタフ・カ甘入されるわけではありません。おまけに、 メッセージ・ヘッダもすべて含まれてしまいます。 今度は、別の方法を試してみましよう。これはい事前に 準備をしておぐものです ( 詳細は機会を改めて説明しま す ) 。とりあえす、ここでは使い方だけを書いておきます。 まず、 ~ / Ma Ⅱの下に適当な名前でファイルを作り、その なかに Subj ect : Re : Genki desu. cc : snoopy@home. CO ・ JP, snoopy 新 0 : Big Bear く kuma> % repl —editor vi —filter repltest bOdy : nocomponent , compwidth=8 , offset=8 のように記述しておきます。たとえば、 repltest というフ ァイル名にしたとしましよう。 % cat "/Mai1/rep1test body :nocomponent , compwidth=8 , 0ffset=8 準備ができたら、 repl コマンドを次のように実行しま す。 repl のオプション -filter に続けて、作成したファイル の名前 (repltest) を指定します。 ln—reply-to: Your message 0f "Fri , 29 NOV 91 00 : 59 : 18 + 0900. " く 9111290410. AA00376@okusan. home ・ co. jp> > 新しいおうちはどう ? ばく、ママからよろしくって > 頼まれたんだ。困ったことがあったらぼくに言ってね。 スヌさま、どうもありがとう。皆やさしくしてくれる から、このおうちに来てよかったって思っています。 ただ、私を邪魔そーに見るパパの目が怖いです。 スヌさんも同じ思いをしていませんか ? おっきなくまより ( 名前は " まだない " ) どうですか ? メッセージを入力する部分には、最初から もとのメッセージが取り込まれています。しかも、メッセ ージ・ヘッダを除くメッセージ・ボデイだけで、行頭には タブが含まれています。 こで、タブ以外の文字を行頭に挿入したければ一 filter の後ろに指定するファイルの内容を、次のように書き換え % cat -/Mai1/rep1test-2 b0dy : component="> % repl —editor vi -filter rep1test-2 : Big Bear く kuma> cc : snoopy@home. CO ・ JP , snoopy Subj ect : Re : Genki desu. ます。 bOdy : component="> " 二重引用符のなかには、タブの代わりに使用する文字を 書いておきます。 ln-reply—to: Your message 0f " F て土 , 29 NOV 91 00 : 59 : 18 + 0900. く 9111290410. AA0037690kuS . home. co. jp> > > 新しいおうちはどう ? ぼく、ママからよろしくって 148 こでは、、、〉〃と空白 1 つです。 UNIX MAGAZINE 1992.2
U 、 IX-Ethernet-PC リスト 1 rc. 1 。 cal に追加する pcnfsd if [ —f /usr/local/etc/pcnfsd ] ; then /usr/local/etc/pcnfsd /var/tmp ; ech0 -n ー pcnfsd" > /dev/console リスト 2 て c. 10Ca1 の rpc. mountd 部分 if [ —f /etc/security/passwd. adjunct ] ; then # Warning ! Turning 0 Ⅱ port checking may deny access tO # olde て versions ( p て e ー 3.0 ) 0f NFS clients. rpc ・ mountd echo "nfs—portmon/W1 ”ー adb -w /vmunix /dev/kmem >/dev/null 2 > & 1 else rpc ・ mountd ¯n f i リスト 3 /etc/inetd. conf で - Ⅱオプションをイ寸けた mountd の dgram rpc/udp wait て 00t /usr/etc/rpc. mountd ¯n rpc. mountd mountd/l には UNIX にログインして、さきはど pcnfsd のソース をコピーしたディレクトリ (/home/kuma/pcnfsd) に移 動し、 make コマンドでコンパイルするだけです。 unix> cd /home/kuma/pcnfsd uni x> make unix> とすれば pcnfsd ができます。 pcnfsd のインストール コンパイルか終ったら、 root になり、 pcnfsd をどこ かのディレクトリにコピーします。 原則としてこれはどのディレクトリでもかまいま せんが、独自のコマンドを置くところを決めている ことも多いと思います。たとえば、 /usr/local/bin 、 /usr/local/etc 、 /local などのディレクトリに置き ます。とくに決めていなけれは、一殳コマンドではないの で /usr/etc などに置いてもよいでしよう。 そして、マシンが立ち上がるときに pcnfsd か起動さ れるように /etc/rc. local にリスト 1 の 3 行を追加 します。なお、 NIS を使用する場合は、このコマンドは rc. local の ypbind を起動する部分よりあとに追加す る必要があります。 このとき、引数として、 PC-NFS を使用するすべての PC からアクセスできるディレクトリを指定します。この ディレクトリは、イ見想プリンタのスプール・ディレクト UNIX MAGAZINE 1992.2 リに使用されます。 SPARCstation では、 /var/tmp が いいでしよう。 /var/tmp は最低 100KB 以 k10 の空きェリアがある ことを石忍してください。 PC 用のファイルの export export とは、 NFS で自分のマシンのディレクトリを はかのマシンからアクセスできるようにすることです。設 定しないとアクセスか禁止された状態になる、一種のセ キュリティ機能です。 export ではこのはかに、ディレクトリを開放するマシ ン、読出しのみの許可、 root 権限でのアクセス許可など か設定できます。 UNIX のマニュアルに詳しく書かれて いますからそちらを参照してください。 こでは、仮想プリンタのスプール・ディレクトリ /var/tmp がアクセスできるように export します。同時 に、 PC 側から使用する UNIX 側のディレクトリも ex- port しておくとよいでしよう。たとえば UNIX の home ディレクトリを export しておくと、 PC から各ューザー の UNIX 側の home ディレクトリを、 DOS 上のあるド ライプ ( たとえは I ドライプ ) として使えます。 /etc/exports ファイルに 10 といってもプリンタのスプーラになるので、あまり小さいとすぐに溢れ てしまいます。 103
3. rpc. mountd の - Ⅱオプション rpc ・ mountd が -n オプション付きで起動されることを 石忍します。 SunOS 4.1.1 や NEWS-OS 4.0 で使わ れている NFS 4.0 では、 -n オプションが付いていな いと PC-NFS V2.0 からアクセスできません。 4. 膨要なデーモンプロセスの設定 PC-NFS を動かすためには、このはかにサーバー上に nfsd 、 rpc. statd 、 rpc. lockd が必要です。これら か動く設定になっているカ蔀薩忍します。 5. リプート こまで設定したらサーバーをリプートします。起動 するときのメッセージを見るか、 ps コマンドを実行し て必要なデーモンか動くことを確認します。 ューザーから問合せがあったら、これらのインストー ルに関する情報を教えてあげてください。 また、そのユーサーの PC が UNIX 側の hosts フ ァイルに書かれていないようなら、登録してあげまし 6. 情報の提供 インストールの詳細 サーバーのインストールは、 UNIX を開発用に使って いるところ以外ではあまりおこなわない作業なので、ち ょっと難しいかもしれません。すこし詳しく説明しましょ pcnfsd のインストール ます、 UNIX 側で pcnfsd デーモンを動かします。 さきほど説明したように、この pcnfsd はソースプログ ラムで提供されます。 PC-NFS のサーバー用フロッピー ディスクの pcnfsd ディレクトリの下に 102 ・ makefile ・ pcnfsd. 五 ・ pcnfsd. c にコピーしてきてコンパイルします。 という 3 つのファイルがありますから、これを UNIX 側 PC-NFS に付属しているフロッピーディスクに、サー バー用のフロッピーディスクがあります。ソースプログ ラムは、このなかにあります。 PC-NFS をインストールする PC は、 TCP/IP が すでにインストールされている状態、つまり ftp が使え るようになっています。この ftp を使って pcnfsd の ソースプログラムを UNIX へコピーします。たとえば、 /home/kuma/pcnfsd ディレクトリ ( 前もって UNIX 側に作っておきます ) にコピーする場合、 MS-DOS 側で pc Ⅱ fsd のソースプログラムのあるディレクトリに cd で 移動します。 ftp を起動してサーバーとなる UNIX マシンに接続し、 A> ftp myunix Connect tO myunlx 220 unix FTP server ready. Remote user name : kuma 331 Password required for kuma Password : XXXXXXXX 230 User logged in ftp> put pcnfsd. c /home/kuma/pcnfsd ftp> put pcnfsd. 五 /home/kuma/pcnfsd ftp> put makefile /home/kuma/pcnfsd ftp> quit A> というようにコピーします。ここで、表小されているメッ セージは、メーカーごとに多少違うことがあります。 ちょっとおかしな感じがするかもしれませんが、 PC- NFS をさきに PC 側にインストールしておくと、 NFS を利用して pcnfsd のソースを UNIX へ移すこともでき ます。 PC-NFS のマニュアルではこの方法をとっていま す。ただ、サーバーに pcnsfd をインストールしていない 状態では、 PC-NFS のオーナーが nobody (UID = ー 2 ) になるので、コピー先の UNIX ディレクトリのオーナー に注意してください (/tmp ディレクトリなら誰でも書き 込めるのて大丈夫でしよう ) 。 pcnfsd のソースは、インストール後も UNIX 側に保 存したはうがよいので、重川乍を確認したら管理用のディレ クトリに置いておきましよう。 ソースには makefile も付いています。 pcnfsd を作る UNIX MAGAZINE 1992.2
UN Ⅸへの招待⑩ % repl To : Big Bear く kuma> cc : snoopy@home. CO ・ JP , snoopy Subj ect : Re : Genki desu. ln-reply—to: Your message 0f "Fri, 29 Nov 91 00 : 59 : 18 + 0900. ” く 9111290410. AA00376 ⑩ okusa Ⅱ ome. co ・ jp> くまさん パパはね、ぼくたちを邪魔だとは思ってないから安心していいよ。 ママが、パパよりぼくたちをかわいがるからスネてるだけさ。 く CTRL-D 〉 What now? この例のようにく CTRL ー D 〉をタイプすると、もう 1 度、 〃の行が表示され、続いて "Whatnow?" と訊 Subj ect : Re : Genki desu. cc : snoopy@home ・ co. JP, snoopy 国 0 : Big Bear く kuma> % repl -editor vi v や &e を使ってエデイタを起動し、メッセージの編集が / UCBMaiI では、メッセージ入力時にチルドエスケープ 工デイタを使っての返信 ベルに戻ります。 メッセージが送られ、 repl コマンドが終了してシェルのレ send は、メッセージを送るためのコマンドです。以上で What now? send については、機会を改めて紹介します ) 。 が、とりあえ $send と入力してみましよう ( その他の操作 ジです。ューサーはここでいくつかの指示が出せるのです かれます。これは、何をしましようか ? 〃というメッセー ゝできます。 MH にはチルドエスケープに相当する機能はな いので、 repl コマンド実行中にⅵなどを使ってメッセー ジを編集することはできません。しかし、 repl コマンドを -editor オプション付きで実行すれば、エデイタで返事が 作成できます。このオプションでは、使用するエデイタを 次のように指定します。 -editor 工デイタのコマンド名 たとえは・ⅵを使いたいのなら、 repl —editor vi とします。 このオプションを指定すると、エデイタのなかで To : 、 cc: 、 Subject: などのメッセージ・ヘッダを編集することも 可能です。 ln—reply—to: Your message 0f "Fri , 29 Nov 91 00 : 59 : 18 + 0900. " く 9111290410. AA0037690kuS . 五 ome. co ・ jp> ⅵを指定すると、カーソルは To : の T の部分に置かれ ます。ここで、必要なら To : や cc : などのヘッダを編集し、 返事のメッセージを、、 146 〃の次の行から入力します。 ⅵを終了すると、 SWhat now?" と表示されますから、 send と入力します。 UNIX MAGAZINE 1992.2
/var/tmp /home の 2 行を追加して exportfs -a コマンドを実行しま す。そして、 export コマンドで正しく export されたか /home /var/tmp unix> exportfs 確認しておきます。 rpc. mountd これで export できました。 標準で /etc/rc. local のなかて起動するようになって ようになっているか確認します。 SPARCstation では、 ロックに関連した rpc. statd と rpc. lockd か起動される 複数のユーサーがファイルを共有する場合は、ファイル ください。 ト 3 のように -n オフション付きで起動されるようにして アウトさ inetd で起動するようになっていれば、リス rpc. mountd が /etc/rc. 10Ca1 のなかではコメント 付きて起動されます。 行されます。その場合、 rpc. mountd が一Ⅱオプション はアクセスできません。また、ないときは else 以降カ躾 が -n オプションなして起動され、 PC-NFS V2.0 から のなかでチェックされ、これがみつかると rpc. mountd す。このファイルは、リスト 2 のように /etc/rc .10Ca1 rity/passwd ・ adjunct ファイルがないことを石忍しま 次に、 C2 セキュリティ機能が使用する /etc/secu- リプートしたあとのコンソール画面のメッセージで、 リプートします。 ここまでの設定ができたら、 リプートする います。 こでいったんマシンを 104 セージなしに起動されるものもありますから、起重圻麦に ン付きで起動されていることを確認しておきます。メッ rpc. lockd か起動され、 rpc. mountd が一Ⅱオプショ て、 PC-NFS が動くのに必要な nfsd 、 rpc. statd 、 /etc/rc. local のなかから pcnfsd をはしめとし かならず ps コマンドですべてのプロセスを表示させて確 認します。 そして、 PC をインストールするユーサーに必要な情報 を教えてあげてください。もし、その PC が UNIX 側の hosts ファイルに登録されていなければ、登録しておく ・ CONFIG. SYS への pcnfs. sys の追加 ・ PC-NFS 関係ファイルのコピー なイ乍業をします。 続いて PC のインストールをおこないます。次のよう PC 側のインストール 必要があります。 Memory-Pr0386 \ MP386 次のようになっているものとして話を進めます。 これ以降は、 PC 側のインストール・ディレクトリが というわけにはいきません。 レクトリをほかの PC にコピーしてインストールは終り ューザーでも、 1 台の PC にインストールして、そのディ ません。 PC の台数ぶんのソフトウェアを購入した正規 このため、 1 台ずつ個別にインストールしなくてはなり す。この点に注意してください。 て、同じシリアル番号をみつけると重川乍を止めてしまいま 号の PC-NFS カ力いていないかを石忍しています。そし 号をもっており、ネットワークを通じて同しシリアル番 PC-NFS のドライバの pcnfs. sys は内部にシリアル番 ・ AUTOEXEC. BAT に工竟変数の設定を追加 バッチコマンドの作成 ・ PC-NFS を起動するための里のコマンドを記述した TCP-PC PC-NFS *TCPIP *NFS PC 側の Ethernet カードは PC-NIU N98 で、かな 漢字変換 FEP は ATOK7 を使用し、一一太郎か起動でき る竟を提供できるように設定します。 PC-NFS にはインストールのために、 install. exe コ マンドカ咐いてきます。このコマンドは、次のことを実行 します。 UNIX MAGAZINE 1992.2