マシン - みる会図書館


検索対象: UNIX MAGAZINE 1992年2月号
52件見つかりました。

1. UNIX MAGAZINE 1992年2月号

LJN Ⅸ流プログラ 今回の例題 ミング 16 commandl & & command2 これだけでは制御構造として使う利点は明確ではあ りませんが、次の文を考えてみてください。 commandl & & command2 & & command3 if を使って書くこともできますが、それよりもこち らのはうが簡単そうでしよう ? 論理積の場合は if と同様ですが、論理和 ( Ⅱ ) では 後ろの部分が実行される条件が異なります。たとえば、 commandl Ⅱ command2 と書くと、 c 。 mm カイ為を返した ( 異常終了した ) 場 合に command2 が実行されます。 書くと、 if commandl else f i then C07 れれ 1 佖れ d2 これを if を使って となります。シェルだけを利用する場合、条件が成立 しなかったときにかぎって次の文を実行する方法は基 本的にありません。ですから、場合によってはこの方 法カ陏効かもしれません。 上の例では、条件が成立した場合の文としてコロン ( : ) を指定しています。これは、何もしないことを意味 します。では、なぜ指定しなければならないのでしよう か ? if 文では then の後ろには文の並びがきます。この 並びは、 1 つ以の文から構成されます。したがって、 then から else までのあいだにすくなくとも 1 つの文 が存在しなくてはなりません。この例の場合には the Ⅱ ~ else 間には何もいらないので、文を書く代わりにコ ロンを指定しているのです。 ちょっと話がそれてしまいましたが、 & & やⅡを制御 構造のように使う方法はお分かりいただけたでしよう か。しつはシェルのマニュアルを読むと、これらの記 号は論理積や論理和を示すものではなく、直前のコマ ンドの実行結果によって後ろの部分を実行するかどう かを決定するために使うと説明されています。これら を論理式の記号と思っていたのは、考え違いだったの ですね。 UNIX MAGAZINE 1992.2 これまでに挙げた制御購造を利用してプログラムを 作成していくのですが、今回は次のような例題を考え てみます。 コマンドが実行された場合、どのようなアーキテクチャ のマシンで実行しているのかを出力する というコマンドです。 まず、最初の問題です。どうすればマシンの種類を判 別できるのでしようか。ここで、前回の復習も兼ねてア ルゴリズムを考えてみましよう。その場合、ます ( 計算 機になりかわって ) 自分自身がどのように実現している のかを考えます。通常はマシン名を見て、そのマシンの 不頁を判断しますね。 この方法に沿ってプログラムを作ると、次のように なります。 # ! /bin/sh case 'hostname 1 取 namelll name12) ech0 typel name 21 ) ech0 type2 name311 name321 name33) echO type3 esac こでは、 case 文を使ってマシン名ごとにその種類 を返しています。この方法では、すべてのマシンの名前 と種類をコマンドに埋め込まなければなりません。した がって、新しいマシンをインストールすると、このコマ ンドも変更しなけれはならなくなってしまいます。もう すこし汎用性の高いコマンドを作ってみましよう。 より一般的に 単純にマシン名から種類を判別するのではなく、各 マシンに存在するコマンドでマシンの種類が分かれは、 より汎用的なコマンドにすることができます。一部のマ シンにある arch というコマンドは、目的の動作をして くれます。しかし、残念ながらすべてのマシンに存在す るわけではありません。もっといい方法を考える必要が 131

2. UNIX MAGAZINE 1992年2月号

NO 第 CE 写真 5 QBIazer 写真 3 VT ー 383 のキーポード 写真一会場風景 写真 4 高速 3D グラフィックス装置 写真 2 DECstation5000 mode120 こなったが、大きなトラブルも起こらす、接続実験はまず 成功裡に終ったといえよう。初日にはあるマシンが認識で きなくなるという事態が発生したが、原因はツールのバグ 岡山聖彦 / 片山喜章 であることが判明し、翌日には解決した。 今回も例年どおり、出展企業各社のプースを結ぶ大がか SNMP による監視 りなネットワークが構築された o/etc/hosts に登録された ネットワークのマネージメントも最近注目されている ホストの数は約 250 台 ( ルータを含む ) で、前回の約 200 台 テーマのひとつだ。作業にはネットワーク構成の管理や障 と比較すると、そろそろ展示会場の収容能力も限界に近づ 害からの復旧などが含まれるが、もっとも重要なのはネッ いていることを実感させられた。 トワークの監視であろう。現在、 SNMP などを用いたネッ FDDI での異機種接続 トワーク監視のためのアプリケーションは各社が発表して いるが、今回はソニーの、、 snmpxmon2" と呼ばれる 会場内ネットワークの構成は次ページの図 1 のように SNMP アプリケーションを利用した。 FDDI のバックポーンを挟んで左側が大ホール、右側が中 これは、あらかしめ登録されたマシンに対してポーリン ホールである。バックポーン上にはコンセントレータやル グをおこない、マシンの状態をセグメントごとにウインド ータ、ゲートウェイ・マシンを通してさまざまな機種が接 ウに分けて表示するものである。マシンの状態は 4 種類あ 続された。これらの異なる種類のマシンを FDDI に接続し り、カラーの場合、 たとき、円滑に通信できるかどうかが注目された。 大ホールの一角に設置された NOC ( 次ページ写真 6 ) 緑色 SNMP で応答 では、接続状況を監視するためソニーが開発した、、 map 黄色 ICMP だけに応答 と呼ばれるツールを利用した。これは FDDI リング上に接 灰色 SNMP で設定されているのに、 ICMP だけに応答 続された機器を自動的に探索し、画面上に表示させる。さ 赤色応答なし らに、インターフェイスの物理アドレスに関するデータベ で表される ( モノクロの場合は線の種類で判別 ) 。さらに ースをもち、接続機器の種類も判別する。起動すると、探 SNMP で応答するマシンに対しては、インターフェイス 索が進むにつれてリングの形状が完全なものとなり、現在 ごとの入力 / 出力バケット数の変化など、 MIB に登録され どのマシンが接続されているかが一目瞭然である。 ている各種の情報が収集できる。このツールを用いた会場 2 日間にわたり、このツールを使って FDDI の監視をお 会場内 LAN 27 UNIX MAGAZINE 1992.2

3. UNIX MAGAZINE 1992年2月号

うち、先頭に + 記号が付いているものがシェルからのデ バッグ出力です。これを見ると、 test コマンド ( [ コマ ンド ) を実行するたびにエラーが出力されています。ど うも、 test コマンドへの引数が間違っているようです。 しつは、 test コマンドの一 x オプションは一部のマシ ンにしか用意されていません。なかには、 test コマン ドを使ってファイル実行の可否を検査する方法のない ものもあります。 test コマンドに引数を 1 つだけ与え ると、引数が空文字列かどうかをテストします。今回の 例では、 -x という文字列が空文字列かどうかをテスト したときに余分な引数が残っており、エラーが発生し たのです。これで、、 t00 many arguments" というメッ セージの謎も解けました。工ラーが出ないようにする には、実行可能なファイルかどうかをテストしている 部分を変更しなければなりません。正確な方法ではあ りませんが、このような場合には一 r でファイルカ売め るか、あるいは -f でファイルかどうかを調べます。 今回の問題はこれで解決しましたが、デバッグに関し てもうすこしお話ししておきましよう。さきはど、デバ ッグのために set -x という行を加えましたが、ちょっ とデバッグするだけなら、わざわざファイルを編集し なくてもコマンド行で、 % sh -x ファイル名 とすれば、ファイルの先頭に set -x と記述したのと同 様の効果が得られます。このような方法で指定できるも のには、一 x のほかにもいくつかありますが、デバッグ するときに利用できるのは一 v と -n くらいでしよう。 -v は、シェルが処理しようと読み込んだ行を出力します。 -n では、コマンドを起動しません。つまり、ほかのコ マンドを起動して何かを実行させることがないのです。 これは、危険なコマンドを実行してしまうようなスクリ プトをデバッグするときには便利かもしれません。 さきほど、一 x を指定すると実行するコマンドや引数 の前に + を付けて出力すると書きましたが、シェル変数 への代入などの場合は先頭に + は付きません。 -v を使 ったときの出力と間違えやすいので注意してください。 -v での出力では変数などは展開されませんが、 -x での 出力では変数の値などが展開されて出力されます。これ らのオプションを組み合わせて実行し、どのような効果 カ斫昇られるのか確かめてみてください。 UNIX MAGAZINE 1992.2 LJN Ⅸ流プロクラミング 16 デバッグにもっとも役立つコマンドは、やはり echo でしよう。これをとりあげずに、デバッグの話はできま せん。ご存じのとおり、 ech 。は引数として指定された ものを画面に表示します。このとき、変数などはシェル が展開してから echo に渡しますので、シェル変数の値 などを調べるには必須のコマンドです。原始的な方法か もしれませんが、ところどころに ech 。コマンドを埋め 込んでおき、変数の値を調べたり、実行がどこまで正常 に進んでいるかを確認してもよいでしよう。 完全なコマンドにするために さて、例題のプログラムに話を戻しましよう。これで よいかというと、まだまた不十分です。マシンの種類を 示すコマンドのないマシンもあるからです。そのような マシンには、どのように対処すればよいのでしようか。 答は簡単には得られませんが、方法がないわけではあり ません。たとえば、 ・環境変数に使えそうな値が設定されていれば、それ を使う ・ /etc/motd に書かれた情報をもとに推測する ・ file /bin/sh などを実行して、その出力を使う ・マシンの種類に依存するファイルやディレクトリ ( 、、 / us て / べンダー名 ' など ) の存在を調べる などの方法が考えられます。どの方法も完全ではあり ませんから、これらをうまく組み合わせてマシンの種 類を判定しなければなりません。いすれにせよ、最終 的には最初に作成したマシンの名前と種類の対応表を 使う方法が必要になることでしよう。 今回は、シェルを使ってプログラムを書く方法につ いて考えてきました。途中で、シェル・スクリプトのデ バッグについても触れました。今回の伊題の完成形は示 しませんでしたが、皆さんの環境に合わせてこのような コマンドを作ってみてください。さまざまなマシンが混 在している環境では、 . cshrc や . profile のなかでパ スを設定しなけれはならないので、マシンの不頁の判別 カ坏可欠です。そのようなとき、きっとこのコマンドが 役に立ってくれるでしよう。 ( いまいすみ・たかし東京工業大学 ) 133

4. UNIX MAGAZINE 1992年2月号

マジカル・ミステリー・ツアーいたしましょ ユーサーインターフェイスのはすれで思うことの巻 竹岡尚三 究極の食べ物見本とは によるレンダリングを、高速で処理するためのハードウェ アを、、てんこ盛り " にした楽しい機械です。 IRIS シリーズを初めて見たのはもう 3 年以上も前のこ 最近、湘南方面のある大学の食堂でラーメンの見本を とですが、そのデモは当時では他を大きく引き離した品質 見たところ、ちっとも本物らしくありませんでした ( ち と速さを誇っていました。ちゃんと遊べる本格的なフライ なみに僕はこういう食べ物の見本を観察するのが大好き ト・シミュレータか標準で付いてくる UNIX マシンは、 ほかには聞いたことがありません : ー ) 「なんやこあかんな。全然本物らしくないやん」と 僕は IRIS を見たとき、ワークステーションは最低限 言いながら、もっとそばへ寄って見ると・・ 、なんとそ こうあってはしいと思いました。ワークステーションなど れは本物のラーメンか陳列されていたのでした。 といって偉ぶっているからには、 PC よりも派手で高速に バーチャル・リアリティーなどというものが取沙汰さ 画面を描画できなけれは、数十 Mips の CPU パワーが れているのに、フィジカル・リアリティー ( ? ) がこの調 泣こうというものです : ー ) 子では、いすれバーチャル・リアリティーに全部か取っ さて、その IRIS の最下位機種となる lndigo ですが、 て代わられてしまうかもしれません : ー ) でも、バーチャ なんと RISC PC という看板を掲げているのです ( おか ル・リアリティーではお腹カ膨れないだろうな・・・ げでいままで買ったことのなかった雑誌までを買って、 lndigo の記事を読んでしまいました : ー ) ) 。要するに ln- 変な UN Ⅸマシンが欲しい digo は、 DEC 、 MIPS 、 Microsoft などがこれから決 める ( ! ! ! ) ACE アーキテクチャになる、ということだそ 最近、 UNIX マシンは動きがありませんね。 IBM うです ( なあんだ ) 。 PowerStation 以来、 MIPS R4000 や HP-PA はたし しかし、この派手な描画機能に加えて 15Mips の CPU かに速いし、十数 Mips から数十 Mips へと世代が交代 パワーと強力な音声処理と再生機能をもつ lndigo が、 しつつあるのは感しられますが、数 Mips から十数 Mips PC 並みの価格でたくさん出回るということは、なんと へ移ったときはどの驚きはありません。 も楽しいと思いませんか ? マイコン小僧の僕には、やつばり PC がおもしろく思 えます。たとえば、 UNIX マシンとしては色物 ( : ー ) ) に 近い、 IRIS-Indigo があります。 IRIS を作っている Sil- icon Graphics 社は、グラフィックス・ワークステーショ ンの製造を生業としている会社ですから、 lndigo のもと えつ、全然楽しくない ? しゃあ、 I Ⅱ dig 。は楽しくなく になった IRIS 4D シリーズのグラフィックス機能にはみ てもいいです。所詮、 UNIX マシンは UNIX マシンに るべきものがあります。 IRIS はグロー・シェイディング しかなれないのです力ら あなたの知らない世界 70 UNIX MAGAZINE 1992.2

5. UNIX MAGAZINE 1992年2月号

図ー Dhrystone 、 Whetstone 、 Sun4/75 40MHz SPARC Sun4/40 25MHz SPARC Sun4/20 20MHz SPARC Trigem PortabIe 20MHz SPARC Tatung Compstation 20 20MHz SPARC CompuAdd SS- 1 20MHz SPARC Orange Series 2000 25MHz SPARC Opus 、復 odel 5120 25MHz SPARC Solbourne S4000 33.3MHz SPARC Linpack 性能 Dh rystones 40 , 000 / 35 , 587 24 , 193 / 22 , 831 19 , 867 / 18 , 599 19 , 867 / 18 , 599 19 , 480 / 18 , 564 20 , 000 / 18 , 610 29 , 411 / 26 , 738 24 , 590 / 23 , 328 30 , 300 / 20 , 576 Whetstones 19 , 920 / 14 , 641 10 , 204 / 6 , 369 7 , 042 / 4 , 545 7 , 893 / 5 , 208 7 , 893 / 5 , 236 7 , 968 / 5 , 244 10 , 142 / 7 , 153 9 , 930 / 6 , 566 13 , 927 / 11 , 074 2 20 第 CE 3 MFIops 5.691 / 3.207 2.506 / 1.479 1.757 / 1.090 2.251 / 1.347 2.283 / 1.373 2.256 / 1.361 3.174 / 2.004 2.771 / 1.722 2.455 / 1.613 1. VI. 1 / V2.0 (Dhrystones/s) 2. 単精度 / 倍精度 (KWhets/s) 3. 単精度 / 倍精度 ( M 日。 ) LOOK を載せて何か問題が生したとき、どこがその解決 に責任をもつのだろうか。これはエンドユーサーにとっ て切実な問題だが、多くのメーカーはそのことにあまり 触れていない。 操作性と使いやすさ 今回テストしたすべての SPARC 互換システムでは、 SunOS の変種 ( または一般に入手できる SPARC OS) が使われている。すべてのシステムはバイナリ互換であ り、次に挙ける例外を除き、われわれはシステム間で自 由にバイナリを交換できた。基本となる OS は、どの機 種上でもユーザーにとっては同しにみえた。 しかし、 Tatung は GUI に Motif を採用している。 Trigem はディスク・スペースに制限があるため GUI を提供していないが、マウスは付いている。 Orange は SunView と標準的な X11 のパッケージをシステムに 同梱している。 われわれは、 OS のすべての機能とコマンドをすみす みまでチェックしたわけではない。システム管理や追加 パッケージのインストーラなどのシステムコマンドの一 部や GUI システムは、一部の互換機には付属していな こでもバイナリ互換性によって問題はいくぶん軽 減されるが、互換機メーカーが自社の OS と SunOS の 相違点のリストを提供してくれれば役に立つだろう。 マシン間では、いくっか互換性の問題が生した。静的 フラグを指定してコンパイルした Fortran べンチマー クは正しく動作したが、標準のダイナミックリンク・モ UNIX MAGAZINE 1992.2 ジュールに必要な Fortran のライプラリは一部のシス テムでは供給されていなかった。 あるシステムでは、倍精度の Linpack が実行できな かった。明らかに、共用 C ライプラリのバージョンが一 致していないからである。この問題は、別のシステムか ら旧バージョンの C ライプラリのバイナリをもってくる ことで解決した。 Trigem マシンでは、 xllperf が実行できなかった。 ディスク・サイズが小さい ( 121MB ) ため、ネットワーク 経由でほかのシステムの OPEN LOOK ディレクトリ にリンクを張らなければならなかった ( このような設定 は、ほかのシステムでも頻繁におこなった ) 。 Trigem 上 では大多数のテストは支障なく実行できたが、この設定 で xllperf を実行すると、 X プロトコル・エラーが発生 した。 結論としては、 SPARC 互換機は高い互換性をもっと いえる。しかし、これらのマシンは標準的な PC よりも はるかに複雑なので、市阪ソフトウェアの動作を保証す るのはかなり難しい。今回の経験から、あるプログラム がある SPARC マシンでは動作しても、互換を謳ってい るほかの SPARC マシンでは動作しない場合もあるこ とが分かった。 性能 6 つの SPARC 互換システムと、比較のために使用し た 3 つの Sun のマシンとのあいだには、予想以上に性能 の差があった。とはいえ、 SPARC クローンの性能は、 15

6. UNIX MAGAZINE 1992年2月号

あります。 arch はど強力ではないものの、今回の目的 達成に役立ちそうなものとしては、マシンの不頁と同名 の次のようなコマンドがあります。 vax 、 sun2 、 sun3 、、 sun4. これらのコマンドは何も出力しませんが、自分自身 の種類と同し場合には真を、異なる場合には偽を返す ように設計されています 1 。これを使ってみましよう。 プログラムでは、いくつか存在するコマンドのうち、 実行結果が真となったものの名前を出力すれはいいの です。つまり、今回はコマンドの名前の数だけループ を回ることになります。そのような場合は、 f 。 r コマン ドが便利です。 for のリストの部分にコマンド名を並べ ておき、ルーフ。本体でその真偽値を検査して、真ならば その名前を出力すればいいのです。このコマンドを利用 して書いたプログラムは、次のようになります。 # ! /bin/sh fo て arch in vax sun2 sun3 luna sun4 do if $arch ; then e cho $ ar ch exit 0 done exit 1 こでは、ますそれぞれのコマンドを実行し、その 結果が真ならばそのコマンド名自体 ( つまりマシンの種 類 ) を出力します。コマンド名を出力したら、そのまま コマンドの実行を終了します。真となるコマンドが存在 しなけれは、 for ループを終了します。この場合は、マ シンの種類が分からなかったことを示すために、 exit の引数として 1 ( つまり偽 ) を返しています。 実行してみれば分かりますが、このコマンドには大 きな欠点があります。たとえば lu Ⅱ a というコマンドが 存在しなかった場合、 cmd-name : 1una : not found などと叱られてしまうのです。体裁が悪いので、この余 分なメッセージが表示されないようにしてみましよう。 さいわい、これらのコマンドはすべて / bin ディレクト リに存在します。パス名が分かっているのですから、そ 1 しつは、これらのコマンドは /bin/true または /bin/false にシン ポリック・リンクされています。 132 のファイルが実行できる場合にかぎって実行するように すれはいいのです。それには、 test コマンド ( [ コマン ド ) を一 x オプション付きで実行します。 # ! /bin/sh for arch in vax sun2 sun3 luna sun4 do if [ -x /bin/$arch ] & & /bin/$arch echo $arch exit 0 exit 1 then これで、余分なメッセージが出力されないようにな りました。まずは、めでたしめでたしです。 テ′ヾック さて、無事にコマンドも作れたので、各種のマシン で実行してテストしてみましよう。すると、さきはど のコマンドではうまくいかないマシンが存在すること が分かります。それらのマシンでは、 test : t00 many arguments というメッセージがたくさん出力されます。どのような マシンでも動くことを目的に作っているので、これでは 困ります。このプログラムをデバッグしてみましよう。 通常、シェル・スクリプトのデバッグにはシェルの set コマンドを使います。さきはどのプログラムの先頭 を、次のように変えてみてください。 % c at machine # ! /bin/sh ←この行を変更 set —X fo て arch in vax sun2 sun3 luna sun4 % machine + [ -x /bin/sun4 ] t00 many arguments + [ -x /bin/luna ] t00 many arguments + [ -x /bin/sun3 ] t 00 many argument S + [ -x /bin/sun2 ] t00 many arguments + [ -x /bin/vax ] test : test : test: test : UNIX MAGAZINE 1992.2 実行するコマンドとその引数が出力されます。それらの シェル・スクリプトに set -x と書くと、シェルが + exit 1 test : t00 many arguments

7. UNIX MAGAZINE 1992年2月号

Opus 5120 「 Opus PersonaI Mainframe ModeI 5120 」は、 CPU クロック 25MHz の SPARC システムであり、 64KB のキャッシュをもつ。 16inch のカラーモニター、 200MB HDD 、 8MB RAM を備えたシステムの定価は 9 , 995 ドルである。 25MHz から 40MHz へのプロセッサのア ップグレード価格は、 6 , 175 ドルである。ディスクレス、 モノクロームなど、さまざまなシステム構成がとれる。 ほかのマシンと同様、 8MB RAM に 200MBHDD 1 台 ではこのようなシステムには不十分である。しかし、高 性能プロセッサにアップグレードできる点は評価できる。 Orange Series 2000 Orange の筐体は、既存の Sun SPARC WS よりも、 PC によく似ている。 25MHz の CPU と 64KB のキャ ッシュがあり、標準で 16MB 、最大 96MB の RAM が内 蔵できる。 SCSI 、 Ethernet 、シリアルポート (x 2 ) 、デ イスプレイはすべて標準である。マシンには 5.25inch の周辺機器用の内部拡張スロットがいくっかあり、その うちの 3 つに外部からの媒体交換が可能なリムーバブ ル・メディアのドライプが実装できる。 16MB RAM 、 207MB HDDx 2 、 3 .5inchFDDx 1 、 20inch のカラー モニターという構成での価格は 13 , 900 ドルである。 Orange のマシンは、同様の構成のシステムのなかで はとくに割安だが、さらに特徴的な機能を標準で備えて いる。 Orange システムには、 4MB の専用 RAM をも っ 25MHz の 80386 と、 MS-DOS 4 が組み込まれてい る。この MS-DOS システムは FDD に直接アクセスで きるので、キーポードから通常の DOS システムと同様 に使える。 DOS サポート・パッケージは SunView( 標準 装備 ) に対応しているが、残念なことに X11 上では ( す くなくともテストに使ったシステムでは ) 稼動しなかっ 0 この 25MHz の 80386 の性能には、すこしおかしなと ころがあった。 CPU と FPU の性能は、ほかの 25MHz のネイテイプ 80386 DOS システムよりもやや低い。デ イスクのシーケンシャル読取り性能は、ほとんどの 80386 システムを大幅に下回る。しかし、ランダム読取 り性能は多くの 80386 DOS システムよりもはるかに 咼い。この結果、システムは 3,800Khornerstones で稼 UNIX MAGAZINE 1992.2 NO CE 動する。この性能は大部分の 25MHz の 80386 DOS シ ステムと同等であり、あらゆるワークステーションに対 応している lnsignia Solution の SoftPC 工ミュレー ション・パッケージとくらべても 2 倍である。 UNIX ワ ークステーションと高性能 DOS 互換機として薦められ るだろう。 CompuAdd SS-I CompuAdd 「 SS ー 1 」の筐体は Sun SPARCstation とよく似ている。 64KB のキャッシュをもつ 20MHz の SPARC プロセッサを使用し、基本ュニットには 8MB の RAM が搭載されている。 16inch のカラーモニター 210MB の HDD 、 8MB RAM という構成での定価は 8 , 195 ドルである。 3.5inch FDD を 3 台まで、または 3.5inch HDD と 5.25inch FDD を各 1 台マシンに内 蔵できる。 RAM は、最大で 64MB まで拡張可能であ る。 3 つの SBus スロット、 Ethernet と SCSI のポー ト、そして 2 つのシリアルポートを備えている。 パーソナル・コンピュータの通信販売でお馴染みの CompuAdd が、この SS ー 1 SPARC ワークステーショ ンをどのように販売するのか興味深い。同社のカタログ で 80386 と 80486 のマシンの次に掲載されていること から考えると、通常のパーソナル・コンピュータと同し ような市場を対象としているのであろう。もちろん、 CompuAdd 方式の利点の 1 つはコストである。同社は、 RAM に Sun の定価よりもかなり安い価格 ( 4MB あた り 750 ドル ) を設定している。 Tatung compstation 20 「 Tatungcompstation20 」は 20MHz の SPARC シ ステムで、 64KB のキャッシュと最大 64MB の RAM をもつ。 8MB の RAM と 200MB の HDD 、そして 19inch のカラーモニターから構成されるシステムの基 本価格は 9 , 995 ドルである。テストに使用したシステム には、さらに 8MB の RAM を追加した。 Tatung と Sun の最大の相違は、 Tatung が標準の GUI に Motif を採用している点である。テストしたマシンのなかで Motif を標準にしていたのは、このマシンだけである。 ワークステーション市場は動きが激しく、仕様と価格 は急速に変化する。今回テストした 6 つのシステムは、 互いによく似ており、バイナリ互換だが、、凋辺部分〃で 13

8. UNIX MAGAZINE 1992年2月号

otice SPARC 互換マシン 6 機種 テスト・リホート David WiIson 今回は、計 6 社が販売している SPARC バイナリ互換 ポードは、標準の Sun キーポードにあるキーをすべて含 のシステムを評価する。 SPARC 互換システムは、 Sun んでいる ( ただし、大きさによる制約のため、レイアウト Microsystems がそのチップ・デザインと OS 技術を同 はいくらか違う ) 。また、筐体の全体的な印象もかなりよ 業他社へ供給し始めると同時に登場し、現在では多数の い。より大容量の HDD は、近く供給されるだろう。た 企業が出荷している。また、さらに多くの企業が製品の だし、ディスプレイの解像度はもっと高くしてほしい。 出荷を予定している。 1 , 152X900d0t のモニターを見慣れた者にとっては、 今回は、よく似たマシンを 6 台も評価するため、これ 640X 480d0t の解像度は受け入れがたい。価格は、 8MB までとはすこし趣向を変えて、おもに相違点に着目する。 の RAM と 121MB のディスクを備えた基本システム で 9 , 950 ドルである。 Trigem SLT-IOO Solbourne S4000 Trigem は、 CPU クロック 20MHz の SPARC シス テム「 SLT ー 100 」を製造している。これは、バッテリー Solbourne のシステムは、今回テストしたマシンのな 駆動のポータブル・システムである。 Solbourne を除く かでは特異な存在である。ほかのマシンで使われている 他社のマシンと同様に、 64KB のキャッシュを備えてい 通常の 32bitCPU ではなく、独自の 64bit のチップ ( キ る。 RAM は標準で 8MB を実装し、 4MB の SIMM モ ャッシュ内蔵 ) が使われている。 SoIbourne S4000 の ジュールを使ってシステム内で 48MB まで拡張できる。 キャッシュは、命令キャッシュが 6KB 、データ・キャッ インターフェイスは、 SBusx2 、 Ethernet 、シリアルポ シュが 2KB と、他機種にくらべて小さい。また、クロッ ート x2 、 SCSI 、そしてオーディオ・ポートである。標 クは 33.3MHz で、ほかのどのマシンよりも高速である。 準で 1 台の 3.5inchFDD を内蔵している。標準装備の CPU へのデータバスは 64bit だが、今回とりあげたほ ディスプレイは解像度 640X480d0t の LCD である。オ かのシステムと同様の互換性を保っている。 プションの 1 , 152X900d0t LCD は、同社から 1 , 525 SBus 拡張スロットは 3 つ、 RAM は最大 104MB ま ドルで入手できる。どちらもモノクロである。重さは 7. で実装できる。 3.5inch HDD が 2 台まで内蔵可能で、 2kg で、キャリング・ケースも付属している。バッテリ FDD はオプションである。 Ethernet 、 SCSI 、および 2 ーの寿命は連続使用で 2 時間である。 つのシリアルポートが標準で装備されている。システム 構成はバラエティに富み、今回のテストに使用した製品 Trigem は、 SLT-IOO の製造と販売を自社でおこな っている。また、 RDI Computer( カリフォルニア州サ は、 16inch のカラーモニターと SGA グラフィックス・ ンディエゴ ) が販売している「 BriteIite Laptop 」も製造 アクセラレータ・カードを装備していた。価格は、 200MB している。 RDI は、同社と全面的な協力関係にある。 HDD と RAM 8MB を実装したシステムが 12 , 995 ド SLT ー 100 の唯一の問題は、 HDD の容量が 121MB ルで、ほとんどの他システムの基本価格より高い。だが、 しかないことである。 GUI(OPENLOOK など ) はイン S4000 のグラフィックス・アクセラレータの性能は驚異 ストールしていないのだが、運用状態でのディスクの空 的で、グラフィックス中心のアプリケーションをおもに き領域は 25MB しかなかった。われわれが使用するべン 使うならば、価格の高さは納得できるだろう。テストに チマークのコードはこれよりも大きく、テスト実行時に あたっては、追加のメモリもインストールしており、後 はさらにデータを保存する領域も必要になる。 述するコスト・パフォーマンス値ではこのぶんの価格も SLT ー 100 は、とてもよくできたシステムである。キー 考慮している。 12 UNIX MAGAZINE 1992.2

9. UNIX MAGAZINE 1992年2月号

用意するもの UNIX MAGAZINE 1992.2 ス、ディレクトリとパス名 ( 複数可能 ) ・マウントを許されているマシンのホスト名、 IP アドレ ・ユーサーのログイン名 マシンのホスト名、 IP アドレス ・ユーサー確認をおこなう pcnfsd をインストールした ・ NIS サーバーのホスト名、 IP アドレス ・ NIS を利用する場合の NIS ドメイン名 ・ NIS が利用できるか ・インストールする PC のホスト名、 IP アドレス 必要な情報は、 提として説明します。 録されており、 home ディレクトリをもっていることを前 こでは、 PC ューサーが UNIX 側にユーザーとして登 管理者から入手すれは、 PC ューサーでもおこなえます。 PC 側の竹喋は、 UNIX 側のシステム情報をシステム テム管理者がおこなわなけれはなりません。 UNIX 側の設疋は root での作業が必要なので、シス 必要な情報 しましよう。 す。登録されていないようなら、システム管理者に依頼 UNIX マシンの hosts ファイルに登録してあるはすで すでに TCP/IP をインストールしてある PC ならは、 もイ合しています。 た、ネットワンシステムズの PC-RFA は、 3.5inch で 3.5inch のフロッピーディスクでもイ蜉合を始めました。ま されていないと書きましたが、ジャパンマクニクスでは、 PC-NFS は、 3.5inch のフロッピーディスクでは供給 則回、ネットワンシステムズとジャノヾンマクニクスの の変換をしておいてください。 ドライバのときと同様、必要に応してディスクメディア ーディスクに入ったソフトウェアか必要です。 TCP/IP このとき、インストールする PC に対応したフロッピ の TCP/IP 上で重川乍する PC-NFS が必要になります。 半でインストールした PC がよいでしよう。それに イバがインストールされた PC を用意します。今回の前 Ethernet カードがセットアップされ、 TCP/IP ドラ U 、 IX-Ethernet-PC ・利用可能なプリンタサーバーのマシンのホスト名、 IP アドレス、プリンタ名 ( 複数可能 ) PC-NFS にはインストール・プログラムが付いていま すから、以上の情報があれはインストールできます。 PC-NFS の場合 サーパー側のインストール まず、サーバーへのインストールです。この作業は UNIX のシステム管理者がおこなう必要があります。 サーバーでは、ユーサー確認とプリンタサーバー機能 のために pcnfsd を動かします。 Sun の PC-NFS( もちろん IBM-PC 用です ) やネッ トワンシステムズ、ジャノヾンマクニクスの PC-NFS を 使うのなら、同しように pcnfsd をインストールします。 また、これらの 3 種類を使用するときは、 1 つをインス トールすればはかの 2 社の PC-NFS からでも利用でき ます。 説明がかなり長くなりますので、ます概要を述べその あとで詳しく説明します。 1. pcnfsd のインストール 最初に UNIX 側で pcnfsd デーモンを動かす必要があ ります。 PC-NFS のサーバー用フロッピーディスクの pcnfsd ディレクトリの下に makefile を含む 3 つの ファイルがあるので、これをコピーしてきてコンパイ ルします。 コンパイルか終ったら、適当なディレクトリにコピー し、 UNIX の起動川にデーモンプロセスで立ち上がる よう /etc/local にスクリプトを追加しておきます。 このとき、リモートプリンタのスフール・ディレクト リに使うためのディレクトリを引数として指定します。 2. PC 用ファイルの export スプール・ディレクトリは、 PC-NFS を使用するす べての PC からアクセスできなければなりませんから、 PC に対して export します。はかにも、 PC ュー サーに開放できるディレクトリ、たとえは home ディ ロ レクトリなども export します。 101

10. UNIX MAGAZINE 1992年2月号

■テスト・リホート■ SPARC 互換マシン 図 2 ディスク転送速度 ( 単位 : KB/s) プロックサイズ ( 単位 : バイト ) S un4/ 75 40MHz SPARC S un4 / 40 25MHz SPARC S n4 / 20 20MHz SPARC Trigem PortabIe 20MHz SPARC Tatung Compstation 20 20MHz SPARC CompuAdd SS- 1 20MHz SPARC Orange Series 2000 25MHz SPARC Opus Model 5120 25MHz SPARC Solbourne S4000 33.3MHz SPARC 610 / 211 500 / 230 613 / 282 372 / 185 186 / 141 582 / 242 272 / 231 485 / 248 780 / 275 512 1 , 024 640 / 218 482 / 248 617 / 307 389 / 206 186 / 145 575 / 265 308 / 2 新 ・ 485 / 261 776 / 301 048 628 / 221 455 / 267 617 / 314 381 / 210 190 / 152 589 / 297 307 / 252 472 / 270 776 / 336 640 / 320 500 / 374 582 / 413 368 / 297 176 / 166 579 / 423 306 / 282 492 / 372 770 / 533 8 , 192 注 : 各カラムの数値は、それぞれシーケンシャル / ランダムの場合 プロセッサのクロックからはば正確に予測できる。 則ページの図 1 は、 6 つの互換システムと 3 つの Sun システムについておこなった各種のべンチマーク・テス トの結果である。 Dhrystone は CPU 性能を測定するも のであり、 VI . 1 による測定結果は、 1 機種の例外を除 き、クロックのほば 1 , 000 倍に一致する。 Orange のシ ステムは、クロックから予測されるよりも高い値を示し ている。一方、 SoIbourne は、クロックからの予測より も低い値となった。ただし、 Solbourne の CPU チップ は独自のものであり、キャッシュは 8KB しかない。にも かかわらす、クロック速度が高いため、 DhrystoneI . 1 の 総合性能では 2 番目に高い値を示した。 Dhrystone 2.0 は 1.1 を改善したテストで、総合 Dhrystone 値は 1.1 にくらべて一般に低くなる。 S01- bourne はこのテストで最大の性能低下を示した ( おも にキャッシュ・サイズの違いによる ) 。このテストでも、 Orange のシステムは予想よりいくらか高い CPU 性能 を示した。 CPU や FPU のテスト全般を通して、はかの 25MHz の SPARC システムより速いという結果が出 ている。 Fortran と C のどちらでも、同しバイナリによ るテストでは、 Orange のほうが値が高いのである。この 理由は、テストに使ったマシンが、たまたま 25MHz よ りも高いクロックで稼動していたか、 Orange のシステ ムのメモリ / キャッシュ / プロセッサのインターフェイ スが、一貫してほかのシステムよりも優れているかのど ちらかだろう。このテストだけでは、どちらが正しいの かは分からない。 図 1 には、浮動小数点性能のべンチマーク Whetstone 16 こではシステム間の差が目立 テストの結果も示した。 つ。 Sun4/75 はほかのすべての CPU と FPU のテスト 同様、ここでも明らかに最高速である。しかし Sun4/75 は、ほかとは異なる FPU チップを使っているようだ。な せなら、ほかの SPARC マシンと比較した場合、その性 能がクロックの差から予測される以上に高いからである。 SoIbourne は 64bit のチップを使い、単精度、倍精度 のいすれでも比較的高い性能を示したが、とくに倍精度 のほうで顕著であった。このテストでも、 Orange はほか の 25MHz のどのシステムよりも高速であった。このテ ストで、 Sun4/20 は FPU のハードウェア上の実装のた め、予想外に低い結果となった。 図 1 の最後に、浮動小数点演算性能を表す Linpack テストの結果を示した。結果は Whetstone と同しパタ ーンを示したが、例外が 1 つだけある。 Solbourne はキ ャッシュが小さいため、性能が 25MHz の SPARC マ シン並みに低下してしまった。結果は悪くはないのだが、 プロセッサのクロックから予測される性能が引き出され ていない。 図 2 には、 8MB のファイルから 2MB のデータをシ ーケンシャルに読み取る性能を KB / s で示した。このテ ストでは、プロックサイズを 512 ~ 8 , 192 バイトまで変 化させた。ディスク・サプシステムの性能が、マシンに よってこれはど違うのには驚かされる。すべてのシステ ムのべンチマーク・テストは、内蔵の 3.5inchHDD で おこなった。ただし、内蔵ドライプのない Sun4 / 20 は外 付けの 5.25inch HDD で、 Trigem のポータブル・シス テムは内蔵の 2.5inch HDD でテストをおこなった。 UNIX MAGAZINE 1992.2