RFC - みる会図書館


検索対象: UNIX MAGAZINE 1992年3月号
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1. UNIX MAGAZINE 1992年3月号

連載 UN Ⅸ Communication Notes その他 Experimental Protocols は、開発中または特定の環 境で実験的に使われているプロトコルです。一覧を表 7 に 示します。どれも、すぐに利用できるものではありません が、 VMTP ( RFC1045 ) 、 RDP ( RFC908 、 1151 ) な どには注意を払っておくほうがよいでしよう。 lnformational Protocols と Historic ProtocoIs は、 参考程度に眺めておけはいいプロトコルです。それぞれ、 表 8 と表 9 にまとめておきます。とくに Historic Pro- tocols については、使用 / 標準化されないプロトコルです から、これを一所懸命実装してもなん殳にも立たないと いう点に注意しましよう。 OSPF2 ( RFC1247 ) やがて主流になると思われる経路制御プロトコル OSPF の新バージョンです。今後、 OSPF の導入もさかんにな るでしようから注目すべき RFC です。 IP-FDDI ( RFC1188 ) 山も丘流行の FDDI での IP データグラムの転送方法を規 定した RFC です。 FDDI の導入はさかんにおこなわれ ていますが、相互接続性を石呆するうえで、この RFC を 参照して IP の転送方式を実装することか重要です。 TP-TCP (RFC1006) OSI のトランスポート・サービスの TCP/IP 上での実装 についての RFC です。これも、 TCP/IP 上に OSI の 実験基盤を作る場合には参考にしたほうがよいでしよう。 Proposed Standard ProtocoIs Proposed Standard Protocols は、標準化作業を開 始した段階のプロトコルです。一覧を表 6 に示します。 牛致的なものとしては、次のようなものがあります。 各種の MIB OSPF 、 AppletaIk 、 DS3 、 DSI 、 802.4 、 802.5 などの インターフェイスにおける標準的な MIB 構成について の MIB を規定している RFC があります。これらのイン ターフェイスをもつシステムや、これらを扱う管理システ ムを作る場合には参考にしたはうがよいでしよう。 OSI の RFC OSI-UDP ( RFC1240 ) 、 OSI-NSAP ( RFC1237 ) 、 IS- IS ( RFC1195 ) 、 ISO-TS-ECHO ( RFC1139 ) などが、 OSI 関連の RFC として出されています。これらは、 TCP/IP と OSI の共存環境などを考えるうえで参考に したい RFC です。 IP-SMDS 匠、米国で活発に開発されている新たな広域高速バケッ トサービス SMDS における IP データグラム転送の規格 OSI ネットワーク・マネージメント OIM-MIB-II ( RFC1214 ) 、 CMOT(RFC1189) など は、 OSI でのネットワーク管理の概念を導入したもので す。これも、 OSI との共存環境を考えるうえで重要でしょ う。また、 OSI でのネットワーク管理の概念を知る丁掛 かりになるかもしれません。 おわりに 今回は lnternet 標準フロトコルか決定される過程と、 どのようなプロトコルカ材票準となっているかをみてきまし ー殳に、標準化には 2 つの側面があります。 1 つは、あ る技術を普遍化し、多くの人びとがその技術を使えるよう になるという面です。これは、標準化された技術を用いて 多くの企業か製品を提供できるようになるからです。もう 1 つは、標準化された技術と類似した技術の進歩を抑制し てしまうことです。似たような技術があり、かっ標準化さ れていないとなれは、その利用者か減るのは世の常です。 事実、そうして消えていった技術もたくさんあります。 このような側面をもっ標準化ですが、 lnternet でのプ ロトコル標準化は技術を固定化することはないようです。 これは、 lnternet での標準の決定方法に次のような特色 があるからでしよう。 実績か重要 すなわち、実装されていないプロトコルは標準になるこ とはない。 ・隹でも標準を作れる しかも、オープンなかたちで標準化作業がおこなわれ る。 圍乂の精神 標準になってもそれにすることなく、古いプロトコ 二当ロ 29 UNIX MAGAZINE 1992.3

2. UNIX MAGAZINE 1992年3月号

連載 /UNIX Communication N0tes 表 2 RFC 発行についての対応 Desired Status Standard Protocol Draft Standard Protocol Proposed Standard Protocol Experimental Protocol lnformation Opinion Paper Source IAB Publish Publish Publish Publish Publish Publish IESG Vote Vote Vote Discretion Discretion Notify が発行されます。一方、承認されなかった場合にはア クションとして Refer カ躾行されます。 ・ Notify ます。 ・ Refer もらうために、 IETF Area Director に原稿を委託し ワーキング・グループで査読やチェックをおこなって UNIX MAGAZINE 1992.3 「つねに最新の RFC を参照せよ」という注意か書かれ に更新されることになっています。また、本文中にも、 t0C01 Standards ”です。この RFC は、 3 カ月ごと 作成しました。執筆時点でム斤の "IAB Official Pro- 注意 1 今回は、 RFC1250 をもとにプロトコルの一覧を プロトコルがあるのかみてみましよう。 をみてきました。では、実際にどのような lnternet 標準 こまで、 lnternet 標準プロトコルか鞅定される過程 lnternet 標準プロトコル 者に対して本来の取扱いがおこなわれるよう促します。 みか訣定権をもっています。したがって、 RFC の作成 仕様を規定している RFC の発行については、 IAB の Standard Protocol と Draft Standard ProtocoI の Bogus 決めます。また、 RFC 編集者は発行の判断もします。 編集者は査読が必要かどうか、必要な場合には査読者を RFC 編集者の判断に委ねられます。この場合、 RFC Discretion るか、アクションとして Refer か夫行されます。 摘された場合には、 RFC 編集者がその問題点を鮹夬す して Discretion を実行します。一方、間題点などカ甘旨 孑商などがおこなわれなかった場合には、アクションと IESG と IRSG に通知します。 2 週間以内に間題点の Other Bogus Bogus Refer Notify iscretion iscretion ています。 RFC1250 では、 1991 年 11 月 30 日以降は Discretion Discret ion Notify Refer Bogus Bogus IRSG or RG 27 未満のポートを特定のサービスに対して固定的に割り当て port と呼はれる方法を採っています。すなわち、 256 番 ます。 TCP/IP では、ポートの割当てには well-known スポート・プロトコルのポートの割当て一覧になってい "Assigned Numbers ”と題された RFC で、各トラン RFC1060 くつか解説しておきます。 にして正しく実装する必要があります。特徴的なものをい にプロトコルを実装する場合には、これらの RFC を参考 なりません。したがって、ネットワークに接続される機器 よびゲートウェイでかならす正しく実装されていなければ これらのプロトコルは、 lnternet を形成するホストお コルの一覧を末尾の表 3 に示します。 ます、 Standard Protocol のうち、上イ立層でのプロト アを使っているネットワークにのみ影響を与えます。 ウェアごとに定義されます。したがって、そのハードウェ 定義したものです。これは、特定のネットワーク・ハ タグラムを特定のハードウェアでどのように転送するかを 全体に対して大きな景斧些を与えます。もう 1 つは、 IP デー れているものです。したがって、これらの変更は lnternet は、現在の lnternet に接続されているシステムでオ采用さ 層でのプロトコルです。この不職頁に属する標準プロトコル の不頁に分けられます。 1 つは、 IP とそれより上位の階 Standard ProtocoI の状態にあるプロトコルは、 2 つ Standard Protocol 発行されているかもしれません。注意してください。 日現在 ) 。本誌か書店に並ぶころには、新しい RFC が dards ”は発行されていないようです ( 1992 年 1 月 10 すが、 RFC1250 以降 "IAB Official Protocol Stan- このドキュメントを参照してはいけないと書かれていま

3. UNIX MAGAZINE 1992年3月号

図 1 標準化における状態源多 す 1 。ただし、短いといっても Proposed Standard か ら Draft Standard への状態遷移には最低 4 カ月、 Draft Standard から Standard への状態遷移には最低 6 カ月 をかけます。これは、 lnternet コミュニティによる欠陥 の発見や問題の孑商、コメントの受付けなどに十分な時間 を割いているからです。また IAB では、状態遷移するか どうかについて次のような評価方針を定めています。 ・ proposed Standard から Draft Standard に状態遷 移するためには、そのプロトコルを独立に実装したもの か最低 2 つ以上なけれはならない。 ・ Draft Standard から Standard に状態遷移するため には、独立して実装された 2 つ以上のシステムについ て相巣作が保たれていることを実証するとともに、 lnternet での実験的な運用がおこなわれていなければ ならない。 か次然言隹かの手によって、、 Standard ProtocoI の状態に これによって、 lnternet 標準となったプロトコルの普 ある " というような "Status of this merno ”を付けられ 及を佖止します。さらに、標準化のイ乍業が進められている て発行されるおそれがあります。また、 RFC は lnternet なかで、プロトコルのステータス (Required 、 Recom- コミュニティに有益な情報を発行するわけですから、まっ mended 、 Elective) が適宜決められていきます。 たく無関係なことについての RFC を発行されても困りま 一方、標準化の段階で Experimental Protocol とさ す。そのため、 RFC の発行は明確なルールにもとづき、 れたプロトコルについては、上交的長期間その状態にとど IAB 、 IESG 、 RFC 編集者か决定します。 まります ( この状態をとり続けるあいだ、開発が進められ ます、大前提として Proposed Standard と Draft ることになります ) 。そして Experimental Protocol は、 Standard 、そして Standard の状態になっているプロ IESG の勧告と IAB の承認を受け川ま、標準化を開始す トコルについては、 IAB と IESG の双方の承認を得てい るために Proposed Standard の状態に再度移行できま る場合にかぎって RFC が発行されることになっていま す。一方、そのまま Historic ProtocoI となってしまう す。これ以外の状態にあるプロトコル、またはそのはかの 場合もあります。 事工頁についての RFC の発行は、 RF C の発行 ・隹が RFC の原稿を作成したか (Source) lnternet 標準プロトコルの仕様 最初に述べたように ・どの状態のプロトコルとして扱うか (Desired Status) の言当だけでなく、さまざまな情報が RFC として発行さ によって別々のアクションか決められています。これを れています。 RFC は、原則として誰でも書くことができます。そし ー - ー・覧表にしたものカ俵 2 です。各アクションは、次のよう て、 RFC で記述されたプロトコルか現在どの状態にある な未をもちます。 のかは、 "Status of this memo ”にかならす言当されて ・ Publish います。したがって、 RFC の発行についてなんのチェック RFC を発行します。 もしなければ、標準化の手続きをとっていないプロトコル ・ Vote 1 もちろん、 Historic protocol の状態も長く続きますが、これは発展 IAB に承認を申請します。 IAB が承認すれば、 RF C 性のない態ですから、無見します。 連載 . / UN Ⅸ Communication N0tes—O experim ental start proposed draft std. standard historic 二 = ロ 26 UNIX MAGAZINE 1992.3

4. UNIX MAGAZINE 1992年3月号

XI 旧 5 テクニカル・ドキュメント セット販売実施中 るというものです。たとえば TELNET であれは、 TCP のポート 23 番をかならす TELNET サーバーに割り当 てるようにしています。この RFC によって、標準として 認定されているサービスを知ることができます。 RFC1009 、 1122 、 1123 これらの RFC は、 lnternet に接続されるゲートウェイや ホストで実装すべき機能を解説した RFC です。これらを 読めは、 TCP/IP におけるプロトコル・アーキテクチャの 念と各階層での機能を知ることができます。また、ルー タなどを独自に開発する場合にも、備えなけ川まならない 機能などを理解する手助けとなります。 RFC821 、 822 RFC822 はたいへん有名で、メールのヘッダについての 標售を規定したものです。プログラムでメールを自動生成 するような場合には、この RFC を読んでおく必要があり ます。また、 RFC821 はメール転送のためのプロトコル である SMTP を規定しています。 sendmail と直接通信 してメールを送るプログラムを作成する場合には、参照す べきでしよう。 RFC1155 、 1156 、 1157 、 1213 これらは、 SNMP を用いたネットワーク管理に関連する RFC です。 SNMP によるネットワーク管理では、最低 限この 4 つの RFC に規定されたものを使用しなけれはな りません。 特定のハードウェアでの IP データグラムの転送を規定 した標準プロトコルを、表 4 にまとめておきます。これ らの RFC は、特定のネットワーク・ハードウェアを使 用したネットワークで、接続機器カ斗目互に IP データグラ ムをやりとりするために必要な手順や、ハードウェア固有 のフレームにどのように IP データグラムをカプセル化す るかなどを規定しています。したがって、ネットワーク・ ードウェアに対するインターフェイス・ドライバの開発 者は、これらの標準に従って実装しなけれはなりません。 Draft Standard Protocols Draft Standard Protocols は、まもなく lnternet 標 準になると思われるフロトコルです。表 5 にその一覧をま とめておきます。 特徴的なものに、次のような RFC があります。 X11R5 の日本語版マニュアルですより早い配本、 お得な価格のセット販売を用意致しました。 X11 日 5 テクニカル・ドキュメント・セット 全 5 巻 35 , 000 円 技術資料シリーズ XI 1 日 5 関連セット 全 5 巻 78 , 000 円 ※当シリーズの内容は 1 月号弊社広告をご覧下さい 単品でのご注文も承っております X11R4 テクニカル・ ドキュメントも引続き扱っております XI 旧 5 ソースイナリ・キット X11R5 の最新のソースおよび sun3 、 SPARCstation で即実行可能なバイナリのキットです 160 , 000 円 実用テクニカル・セミナ 総監修 : 村井純 ( 慶應義塾大学教授 ) 他に類を見ない極めて実践的なセミナですェンジニア の劇的なスキル向上にお役立て下さい X の GU に OSF/Motif プログラミング ( 初・中・上 ) X / Motif の根底からの理解と高度な技法を習得。 上級 3 月 18 ・ 19 日 95 , 000 円 ※次回は夏季開催の予定てす。 LJ N Ⅸワークステーション管理 UNIX WS のシステム管理者の知識 / 技法を習得。 2 月 27 ・ 28 日 95 , 000 円 LJNIX と LAN 管理 UNIX WS 小規模 LAN 構築の知識 / 技法を習得。 3 月 11 ・ 12 日 95 , 000 円 1992 年 4 月以降の開催予定 UNIX ューザ環境 4 月 23 日 ( 初 ) 5 月 14 日 ( 中 ) 5 月 28 日 ( 上 ) UNIX C プログラミング 5 月 7 日 ( 初 ) 5 月 21 日 ( 中 ) 6 月 4 日 ( 上 ) X 環境入門 5 月 8 日 ※ X Window System は米マサチューセッツ工科大学の商標てす ※ UNIX は UNIX システム・ラホ・ラトリーズが開発し、ライセンスしているオペレー ティング・システムて、す。 ※ OSF/Motif は、 ()pen Software Foundation の商標てす。 ※表示価格には消費税は含まれておりません。 羊しくはお問い合わせ下さい。 株式会社創夢 〒 151 東京都渋谷区幡ヶ谷 1 ー 29 ー 9 日星ビル TEL : 03 ( 5453 ) 1251 FAX : 03 ( 5453 ) 1252 担当者 : 安河内 ( ャスコウチ ) 、今泉 ( イマイズミ ) 資料請求 N 。 OOA 28 UNIX MAGAZINE 1992.3

5. UNIX MAGAZINE 1992年3月号

連載 UNIX Communication N0tes¯O search Projects Agency: 米国国防高等研う t 画局 ) は、 コンピュータ・ネットワーク ARPANET を開発してき ました。米国における ARPANET の開発は、バケット スイッチ・ネットワークにおける数多くの研究成果を生 み、現在のこの種のネットワークの基礎となる技術を作り だしてきました。 1970 年 f 変半には、各種のネットワー クを相に接続する、いわゆるインターネット技術の重要 性に着目し、新たなネットワーク・プロトコルの開発に着 手しました。開発されたネットワーク・アーキテクチャは、 TCP (Transmission ControI Protocol) と IP (lnter- net Protocol) をベースとして、サーヒ、スを提供するプロ トコル群 ( これを TCP/IP ProtocoI Suite と呼びます ) から構成されていました。このことから、 lnternet で使 われているプロトコルを総称して TCP/IP と呼ぶように なったのです。 発足当初は、この開発プロジェクトに従事する研究者の 数も少なく、細々と実装や試験をおこなっていたようで す。しかし、その後は TCP/IP にかかわる研究者も順 調に増加してきました。それにつれて、 lnternet Proto- col の開発における技術的方向を検討するグループを作る 必要が生し 1979 年に ICCB (lnternet Configuration Control Board) が発足しました。さらに 1983 年 1 月 に、 ARPANET はそれまで使用していた NCP (Net- work Control Program) から、全面的に TCP/IP に 切り替える竹喋に着手しました。これを契機に ICCB を 見直し、新たな系目織 IAB を作ったのです。 現在、 IAB は lnternet の発展に技術的方向性を与え る組織として機能しています。そして、 lnternet 標準プ ロトコルの決定や lnternet で発生した技術的な問題の解 決など、重要な彳難リを担っています。 RFC IAB の彳殳割の 1 っとして RFC (Request for Com- ments) と呼ばれる文書の発行があります。 IAB は、そ の活動をすべて公にするよう定められているので、活動内 容 RFC にまとめて一般に公開しています。言い換えれ は、 IAB の活動の成果が RFC として現れるともいえる でしよう。このようなことから、 lnternet 技術に関する 研究や開発に携わっている人たちの多くが、新しい RFC の発行に注意を払っています。 UNIX MAGAZINE 1992.3 RFC は 1969 年から発行されていますが、当初は ARPANET でのプロトコル開発の文書化を目的としてい ました。現在では、 lnternet 技術に関するさまざまな情報 か文書化され、 RFC として発行されています。各 RFC には、最初に "Status of this memo ”と題されたセク ションがあり、その RFC の性質を記述しています。大 別すると、次のような情報が発行されています。 ・ lnternet 標售フロトコノレの一 -- 一覧 ・ lnternet 標售フ。ロトコノレのイ士オ策 現在開発中のプロトコルの仕様 現在使用しているプロトコルの拡張についての提案およ び仕様 現在使用しているプロトコルに関連した技術情報 ・そのほか、 lnternet コミュニティにとって有益な情報 RFC は世界中の多数のサイトでアーカイプされてお り、 anonymous ftp で容易に入手できます。 Task Force IAB には、 2 つのタスクフォース (Task Force) があ ります。 IETF (lnternet Engineering Task Force) と IRTF (lnternet Research Task Force) です ( 彳 ) 。 さらに、タスクフォースごとにそれぞれ Steering Group と呼はれる別のグループ (IESG と IRSG) があります。 Steering Group は、各タスクフォースの活動を統括する とともに、 IAB にその活重川大況を報告する役目を果たし ています。つまり、 Steering Group はタスクフォース と IAB のインターフェイスとして機能しているのです。 IETF 現在の lnternet は、米国だけでなくヨーロッパやアジ アの国々の学術研究ネットワークを柤屋に接続する巨大な ネットワークとなっています。さらに、コンピュータ・ ネットワーク関係の学術研究のコミュニティのはかにも、 物理学、天文学、生物学など、さまざまな分野の学幵究 コミュニティの通信基盤としても利用されるようになって います。 また、 lnternet の発展にともなって、従来の大学や研 究機関のはかに、企業からも lnternet に関する技術力 23

6. UNIX MAGAZINE 1992年3月号

DEVICE = a:*mp386*vems. drv /RDE/RDF/B 10 DEVICE = a:*dos*mouse ・ sys DEVICE = a:*dos*print . sys DEVICE = a:*pcrfa*lptdummy DEVICE = a:*mp386*1u. drv a:*mp386*mxIstar5. drv / B10 IJ . UFO DEVICE = a:*J*ATOK7B . SYS BUFFERS = 5 FILES = 30 lastdrive = M BREAK ON DEVICE= a:*J*ATOK7A. SYS /D=A:*ATOK7L. DIC /G=A:*J*jsfont*JFGA . drv /E/X/W/U/RD7/RD8/RD9/RDA/RDB/RDC/RDD . AUTOEXEC. BAT と RFAGO. BAT ク友枠 nf s init %PC-NAME% avenfs —Y ypset %YP-HOST% ypbind %DM-NAME% a:*mp386*1u / B20 a:*mp386*1u tcpbios —m:d8 —p:O loadniu —m:d8 —p:O —i : 5 etnius . xfm %CARD-SER%a. 1c set SHARE-DRV=G set SHARE-D IR=nobody set HOST-NAME=myhost set YP-HOST=ypho st set CARD-SER= 12345 set DM-NAME=mydomain set PC-NAME=mymachine —i : 5 PC - RFA 使用ß$C) メモリマップ D001 FF02 DOA9 DOC4 D51E FFOI D6EC—D700 1005 sys 26E0 ー A000 PC-RFA 使用時の起動ファイル ・ CONFIG. SYS SHELL = a:*command. com a:* /p /e : 768 D001 FF02 DOA9 DOC4 D51E FFOI D6EC—D700 1005 sys 2596 ー A000 D001 FF02 D144 D162 D5BC FFO 1 ー D700 1005 sys 2FF4 3016 4C81 4CA3 6BB8 6BDB 6CD9 6CFC IA 2F 約 12KB 常駐しています。メインメモリは 500KB 以 E 残っており、これだけあればはとんどのアプリケーショ ンか動くはすです。 PC-RFA では、イ課プリンタをマウントしてもメモリ を使いません。しかし、こちらも print. exe を起動する と約 5KB 常駐しますが、まだ 496KB もメインメモリ か残っています。 PC-RFA 十 print. exe イ吏用ß$Øメモリマップ VMAP 1FB7 20C4 20E4 229D く 2596 Version 2.00 Copyright (C) 1989 ー 91 by c. mos addr PSP blks SIZe 2672 18224 7280 320 64272 4272 480 7040 12160 5264 496128 owner/parameters hooked vect ors OE 5C 6B 22 23 24 2E く一 く一 く一 1 2 7 1 1 2 1 1 1 1 1 tcpbios —m:d8 —p:O -i:5 く buffers> く free> UMB total: く conf ig> command く free> mydomain く free> 28 KB 05 08 19 IA IB 28 2F EMS ve て 4.0 (frame: C000h ) SIZe name handle pages VMAP 1FB7 20C4 20E4 229D Version 2.00 Copyright (C) 1989 ー 91 by c. mos addr PSP blks SIZe 2672 18224 7280 320 64272 4272 480 7040 12160 501408 owner/parameters hooked vectors 1 2 tota1 4 4 110 118 64k ATOK7 64k AVENFS2 1760k 1888k く一 く一 く一 1 2 7 1 1 2 1 1 1 1 tcpbios —m:d8 —p:O く buffers> く free> UMB total : く config> command く free> mydomain く free> 28 KB ー —i : 5 IB 05 22 23 24 OE 5C 6B 2E EMS ver4.0 (frame : C000h ) SIZe name 64k ATOK7 64k AVENFS2 1760k 1888k handle pages 1 2 tot a1 4 4 110 118 ポード telnet のメリット 97 ページの PC-NFS 使用時のメモリマップのように ポード telnet の場合は、 vt80. exe を終了するので DOS を呼んだ場合と上交してみましよう。 DOS に戻れるメリットがあります。 telnet のなかから ポード telnet には、 UNIX との接続をイ尉寺したまま vt80. exe のなかから DOS をしたときのメモリマップ と次のようになります。 vt80. exe のなかから COMMAND ℃ OM を起動する 一方、 tn. exe 上で vt80. exe を実行している状態で、 vt80. exe の起動前と同しだけメインメモリか空きます。 BUFFERS は CONFIG. SYS のなかで 5 だけ設定 し、 AUTOEXEC. BAT のなかで UMB を使って最大 20 個とろうとしているのですが、こちらも UMB のサイ ズの制約から合計で 12 個しかとれていません。 UMB 上には RAM ディスクドライバと Net/One カ ードの TCP/IP ドライノヾ tcpbios. exe 、そして BUFF- ERS 工リアが、 EMS には ATOK7 と PC-RFA のド ライバ avenfs. exe か載っています。 CONFIG. SYS には、 Memory PR0386 ドライバ、 マウスドライバ、プリンタドライバ、プリンタポートを 3 ポートサポートするドライバ、そして ATOK7 も含まれ 98 ypset. exe コマンドが約 7KB 、 一方、メインメモリには、 NIS をサポートする ています。 avenfs. exe コマンドカゞ VMAP 2EE7 Version 2.00 Copyright (C) 1989 ー 91 by c. mos addr PSP blks owner/parameters く一 hooked ve ctors 22 23 24 00 30 6B 2E OE 2F 5C 6DFA—AOOO 1 2 4 1 1 2 2 2 3 3 1 SIZe 204880 4576 4576 127824 116912 4272 126480 960 4160 18272 5152 tcpbios —m:d8 —p:O く buffers> く free> UMB total: 28 KB く conf ig> command —e vt80 tn —e vt80 vt80 command command く free> —i : 5 EMS ver4.0 (frame : C000h ) handle pages 1 total 4 98 102 S ize name 64k ATOK7 1568k 1632k UNIX MAGAZINE 1992.3

7. UNIX MAGAZINE 1992年3月号

図 3 WEnet ディレクトリ構成概略 ホームディレクトリ ( ログイン時のカレント・ディレクトリ ) -/WEnet/ -/unixmag/ &/network/ -/doc/ -/tex/ -/gnu/ &/cmd/ ~ / 1 g / -/misc/ 168 Readme . euc Readme ・ jis Mokuroku unix/ doc/ ms—dos/ WEnet からのお知らせ (EUC) WE Ⅱ et からのお知らせ ( シフト JIS) 格納ファイル一覧 WEnet でサポートするファイル転送プロトコル、ファイル変換ツールなど UNIX 用各種ユーティリティ xmodem/ kermit/ lharc/ xmodem/ymodem ファイル転送プロトコル・ソフトウェア kermit ファイル転送プロトコル・ソフトウェア lharc ファイル・アーカイプ / 圧縮ツール MS - DOS 用各種ユーティリティ xmodem/ kermit/ 1 a / uudecode/ tar/ unshar/ ht e rm/ xmodem/ymodem ファイル転送プロトコル・ソフトウェア kermit ファイル転送プロトコル・ソフトウェア lha ファイル・アーカイプ / 圧縮ツール M S- D O S 版 uudecode MS-DOS 版 tar MS-DOS 版シェル・アーカイプ解凍ツール hterm ターミナル・エミュレータ ( PC -9801 、 IBM 互換機 ) Ⅵ田 net の利用方法など、各種ドキュメント 本誌に掲載されたサンプルリスト、目次ファイルなど 19YY_MM/ index/ 19YY 年 MM 月号の記事に関するもの 目次 ドキュメント・ファイル junet-guide/ JUNET 利用の手引き RFC ( 一部 ) RFC/ 。、い Tj に関するもの stylefile/ macro/ util/ スタイルファイル マクロ 各種ューティリティ GNU ソフトウェアに関するもの emacs/elisp/ Emacs Lisp の各種プログラム プログラミンク言語、プログラミング・ツールなど 各種 UNIX コマンド patch/ patch コマンド ネットワークに関するプログラム その他のプログラム / ファイルなど UNIX MAGAZINE 1992.3

8. UNIX MAGAZINE 1992年3月号

号 ~ 顰第→発 毎 を発 驪を月 ) 弊第 9 ユニックス 三共亟、こ物 : 診ン をこ驀 : 畔三ゞ身 : を辷 OUNIX Communication Notes ・・・ RFC ど ernet 標準プロトコル ◇続ンドウ・システムにプて・・・解説 1R5 ◆ NemacsX 門・・・ Emacs し i 叩のラッグ ◇ X 入門・・・ ed セ es の使し防 ◇リ NIX 流プログラミング・•make ODaemons & 0 「 a900S ・・・管理者の数 ◇ UNIX への招待・・・ MH ( 2 )

9. UNIX MAGAZINE 1992年3月号

連載 UNIX Communcation Notes GINT-MIB P P P-EXT OIM-MIB-II IP-SMDS IP-ARCNET IS-IS IP-MTU CMOT PPP-INIT BGP IP-CMPRS ISO-TS-ECHO SUN-NFS S UN- RP C PCMAIL NFILE NNTP HOSTNAME SFTP RLP SUPDUP 表 7 Experimental Protocols IN-ENCAP CLNS-MIB CFDP SNMP-DPI SNMP-MUX IP-AX25 ALERTS MPP ST-II SNMP-BULK DNS-RR NTP-OSI MSP EHF-MAIL DMF-MAIL RD P TCP-ACO 32 OSI lnternet Management: MIB-II PPP Extensions for Bridging Extensions to the Generic-Interface MIB Mapping full 822 to Restricted 822 TCP Alternate Checksum Option Mapping between X. 400 ( 88 ) and RFC-822 Reliable Data Protocol Di gest M essage Format for MaiI Encod ing Header Field for M ail Message Send Protocol NTP over OSI Remote Operations New DNS RR Definitions Bulk Table Retrieval with the SNMP Stream Protocol Message POSt ing Proto col M anaging Asynchronously Generated Alerts IP Encapsulation of AX. 25 Frames SNMP MUX Protocol and MIB SNMP Distributed Program lnterface Coherent File Distribution Protocol CLNS-MIB lnternet Encapsulation Protocol SUPDUP Protocol Resource Location Protocol Simple File Transfer ProtocoI HOSTNAME Protocol Network News Transfer Protocol Mapping between X. 400 ( 84 ) and RFC-822 A File Access Protocol PcmaiI Transport ProtocoI Remote Procedure Call Protocol Network FiIe System ProtocoI Echo for ISO ー 8473 Compressing TCP/IP Headers Border Gateway ProtocoI PPP lnitial Configuration Options tocol over TCP/IP Common Management lnformation Services and Pro- Path MTU Discovery OSI IS-IS for TCP/IP Dual Environments Transmitting IP Traffic over ARCNET Nets IP Datagrams over the SMDS Service E lect ive Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Elective Limited Use Limited Use Limited Use Limited Use Limited Use Limited Use Limited Use Limited Use Limited Use Limited Use Limited Use Limited Use Limited Use Elective Elective Limited Use Elective Elective Not Recommended 1229 1220 1214 1209 1201 1195 1191 1189 1172 1163 、 1144 1139 1094 1057 1056 1037 1164 987 、 1026 977 953 913 887 734 1241 1238 1235 1228 1227 1226 1224 1204 1190 1187 1183 1165 1159 1154 1153 908 、 1151 1148 1146 1137 UNIX MAGAZINE 1992.3

10. UNIX MAGAZINE 1992年3月号

表 3 ファイルの車度比較その 1 ( パイナリファイル : 840KB ) ープ 力法 ftp ftp ftp ftp PC-NFS PC-NFS PC-RFA PC-RFA 方向 ( ws → PC ) ( PC → ws ) ( ws → PC ) ( PC → ws ) ( ws → PC ) ( PC → ws ) ( ws → PC ) ( PC → ws ) Net/One( 秒 ) EXOS( 秒 ) 11 9 11 8 49 13 15 9 10 27 9 58 備考 binary mode bi nary mode &SCII mode aSC11 mode v2.00d v2.00d V2.0 V2.0 表 4 ファイルの車度比較その 2 (ASCII ファイル : 1.2MB ) 力法 ftp ftp ftp ftp 方向 ( ws → PC ) ( PC → ws ) ( ws → PC ) ( PC → ws ) Net/One( 秒 ) EXOS( 秒 ) 16 12 17 11 14 14 62 29 備考 binary mode binary mode ascii mode aSC11 mode 図 1 PC-NFS と PC-RFA の同時運用 コマンドを付けて起動することで、プリンタのスプール・ ファイルにシンポリック・リンクしてプリントします。 PC-RFA PC-RFA では、 PC から UNIX マシンの avelpd に 9 付属の avelpd のソースプログラムを見ると、 TCP のポート番号 avenfsd が、 PC-NFS のユーサー認証サーノヾーの pcn- しかし、 PC-RFA のユーザー認証サーバーである RFA を同時に運用する必要があります。 このテストをおこなうためには、 PC-NFS と PC- トを続けています。 らしいので、 PC-RFA への切替えを検討しており、テス ある Net/One が PC-NFS のサポートを縮小している 使っているとお話ししました。しかし、発売元の 1 つで 以前、勤務先の電通国際情報サーピスで、 PC-NFS を PC-NFS と PC-RFA の同時運用 または /etc/hosts. equiv ファイルの成疋 ・リモートプリンタを許可するための / etc / h 。 sts ・ lpd ・ UNIX 側の特別なスプール・ディレクトリ窈旨定 る必要はありません。 このため、仮想プリンタの設定時に次の項目を設定す ションとして付けているだけです。 タをマウントするときに指定したプリンタ名を、 -p オプ を渡すガ去をとっています。このときに、 PC 側でプリン て、その avelpd が lpd に lpr コマンドを使ってデータ TCP コネクション 9 を張り、データを渡します。そし 100 5172 を使っています。 リモートプリンタ′ N 工 S スレ avelpd aven f sd ファイルサーバー プリンタサーバー pcnfsd / NI S マスター PC—NFS PC —RFA プリント ファイルアクセス ← - ユーザー認証 PC -NFS fsd と同しマシンでは起動できません。また、 NIS を使用 するときは、 pcnfsd や avenfsd が NIS サーバー 10 上で 動いている必があります。そこで、 2 台の NIS サーバー ( うち 1 台はスレープサーバー ) で pcnfsd と avenfsd を別々に起動するようにします。 現在は、図 1 のガ去て漣用しています。 UNIX マシン は 2 台以止必要ですが、とりあえすは運用できます。 必な設定を列挙しておきます。 ・ UNIX マシンを 2 台以 E 準備 ・ 1 台を NIS のマスターサーバーに成疋 ・もう 1 台をスレープサーバーに設定 ・ 1 台に pcnfsd をインストーノレ もう 1 台に avenfsd と avelpd をインスト ・ファイルサーバーはどちらでもかまわない 10 スレープ NIS サーバーでもかまいません。 ーノレ UNIX MAGÄZINE 1992.3