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検索対象: UNIX MAGAZINE 1992年4月号
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1. UNIX MAGAZINE 1992年4月号

連載 書のように、、引く " ものではなく、通して、、読む " もので 続ウインドウ・システムについて一② 3 はかにそう考えている人がいるかどうかは知らないが、筆者ク寺論であ には、条件によって実行する命令列を切り替えたり、設 make コマンドを使用しておこなわれる。 make コマンド さきに触れたように、 X の構築作業は基本的にすべて X 構築システムの構造 は、 X 構築システムの構造を説明する。 構築システムを眺めながら知識を増やすしかない。次節で の知識を要求されることもある。これについては、実際に かなりの知調ア得られるが、場合によっては、さらに細部 この 2 つを読破するだけでも X 構築システムに関する paper. PS. Z である。 式のファイルは mit/hardcopy/config/usenixws/ doc/config/usenixws/paper. ms 、 PostScript 形 してはいけない。 ro 仕のソース形式のファイルは mit/ の実情に沿っていない部分もあるので、内容を鵜呑みに とよい。ただしこのドキュメントは若千古く、 XI 1R5 る。構築イの経験がなければ、ます最初に読んでみる X 構築システムをごく簡単に解説したドキュメントであ dow System ・ Configuration Management in the X Win- イルは RELNOTES. PS である。 のファイノレは RELNOTES. ms 、 PostScript 廾彡式のファ うファイル名で置かれている。なお、 r 。仕のソース形式 ーの mit ディレクトリの直下に、 RELNOTES . TXT とい OS の設定や制限事項などか書かれている。ソースツリ 際の構築作業の進め方、設定すべきパラメータの解説、 る。それも斜め読みではなく、熟読したほうがよい。実 リースノートとする ) だけは寸に読んでおくべきであ 構築作業をおこなう際、このドキュメント ( 以下、リ Release Not es ・ X Window System, Version 11 , Release 5 低限次の 2 つは読んでおく必要がある。 ないが、 X11R5 に付属しているドキュメントのうち、最 X 構築システムを知るために読むべきものはそう多くは あると考えられる 3 が、 x のドキュメントも同様である。 56 る。 定パラメータをほかのファイルから取り込む機能がない 4 。 したがって、 make が実行される前にすべてのディレク トリの Makefile を修正し、正しいパラメータを主して おかねばならない。これには、 imake というツールが使 用されている。 imake は UNIX 標準のツールではなく、 X のリリーステープに含まれているフリーソフトウェアで ある。 imake は、機種依存の設定ファイルとサイトごとの設定 ファイルを読み込み、続いてターゲットをコンパイルする ためのルールを言己したファイル lmakefile をカレン トディレクトリから読み込み、最終的にカレントディレク トリに適切な MakefiIe を生成する。機種依存の設定ファ イルやサイトごとの設定ファイルは mit/config の下に まとめられており、すべてのディレクトリで MakefiIe を 生成する際に読み込まれる ( 以ード、 mit/config にあるこ れらの設定ファイルを構成ファイル " と呼ぶ ) 。この欟冓 により、機種依存の設定やサイトごとの設定 ( 以下、これ らの設定パラメータを構成パラメータ " と呼ぶ ) を 1 カ 所にまとめることができ、ツリー本に景グする構成パラ メータ刎正をすべての MakefiIe に正確に反映できる。 また、 imake はファイルを読み込むときに cpp を通す ようになっている。このため、構成ファイルや lmakefile は、 cpp の提供する柔軟なマクロ機能を使って記述でき る。燧冬的に MakefiIe に書き込まれるコンパイルのため の命令列 ( ルール ) などは、ターゲットによって異なるこ とはほとんどない。このため、オ剽勺なルールに展開され るマクロか構成ファイルに定義されており、各ディレクト リの lmakefile はそれらのマクロを使ってごく簡潔に記述 できる。 全体を間違いなく構築するためには、 Makefile に構 成パラメータが正しく反映されていることも必要である が、ソースファイル間の依存関係カ随切に央されている ことも重要である。 X 構築システムでは、 makedepend というツールを使用してこの問題の解決を図っている。 makedepend は、引数に指定されたファイルを C 言語 のソースファイルであると仮定し、 #include によって読 み込まれるファイルを再 ) 髄勺に検査することにより、ヘッ ダファイルの依存関係を Makefile に追加するツールであ 4 、 include " 命令を備えている make もあるが、この機能が使えないシ ステムもあるので、 X 構築システムでは使用されていない。 UNIX MAGAZINE 1992.4

2. UNIX MAGAZINE 1992年4月号

連載 続ウインドウ・システムについて一② リスト 4 mit/clients/xdm/lmakefile 彦正内容 * * * 1 . 58 1991 / 08 / 22 14 : 24 : 45 1992 / 01 / 29 02 : 55 : 26 lmakefile * * * 110 , 115 * * * * * Don ' t insta11 ; 1et people read the instructions about putting in the * abort—display ( ) resource : ! #ifdef comment Insta11ProgramWithFIags (xdmshell , $ (BINDIR) , NuIIParameter) #endif 110 , 115 * Don' t instaII ; 1et people read the instructions about putting in the * abort—display ( ) resource : ! #if Insta11Xdmshe11 Insta11ProgramWithF1ags (xdmshell , $ (BINDIR) , Nu11Parameter) #endif リスト 5 /etc/passwd に追加する xdmshell 用のエントリ xdm : password: 0 : 1 : X11R5 XDM : /var/adm : /usr/XIIR5/bin/xdmshe11 まれている。しかし、この部分はコメントとなってお り、使われないようになっている。筆者のサイトでは、 通常 xdmshell を使用して X 環境を起動しているた め、 mit/clients/xdm/lmakefile を若旧正して InstallXdmshell という構成パラメータを新たに作成 ソースファイノレ、システムの修正 前述のように、筆者のサイトではソースツリーにある程 度手を加え、稼動させるための設定イをインストール後 にしなくてすむようにしている。実行環竟を共有すること を考えると、 xdm および fs の設定ファイルで、マシン に依存するデータを共有する場所に置くわけにいかなくな る。このため、エラー・ログファイルなどを置くディレ クトリを / v 矼 / a 面に変更している。リスト 2 およびリス ト 3 に、修正の様子を context diff 形式て示す。また、 xdmshell プログラムをインストールするためにおこなっ た修正をリスト 4 に示す。 もう 1 つ重要なことが残っている。 国際イ寸応饑能の実装として Xsi を選択することに したが、 contrib/im/Xsi/README. sun に記述されて いるように、 SunOS 4.1.1 で使用されている wchar-t の定義を無効にしなければならない。このため、 / usr / UNIX MAGAZINE 1992.4 include/sys/stdtypes. h を修正する必要がある 11 修正カ去は contrib/im/Xsi/README. sun に context di 仕形式で説明されているので、そちらを参照してほしい。 構築およひ稼動 こまでで、構築前の準備はすべて終りである。 mit デ ィレクトリで make WorId を実行すると、約 3 時間後 (SPARCstation 2 の場合 ) にはコンノヾイルが終了して いるはずである。 make world が正常に終了したら、ス ーパーユーザーで / usr / X11R5 ディレクトリを作成し、 mit ディレクトリで make install を実行する。また、 マニュアルページをインストールしたい場合には、 make install . man を実行する。以止で X の構築作業は終り である。最後に、筆者のサイトでの稼動環境を簡単に説明 しておく。 本来、 X はワークステーションの基本システムの一黯にと して、プート時からシャットダウン時まで動き続けるよう に考えられている。また、開発者側もそれを勧めている。 このように運用する場合は、 /etc/rc などでシステムの プート時に xdm を起動するように設定する。しかし筆者 のサイトでは、 X と OpenWindows 、あるいは X11R4 11 JLE 1.1.1 がインストールされている場合は、 /usr/include/v— char . を修正しなければならない。 65

3. UNIX MAGAZINE 1992年4月号

理者の理想と現実ー② # /etc/auto . home リスト 2 ホームディレクトリ用のインダイレクトマップ ( クライアント用 ) dept 1 dept2 dept3 ーて ,noquota,hard, intr homeserv. deptl : /home/deptl ← homeserv. deptl では肖リ除 —rw ,noquota,hard, intr homeserv. dept2 : /home/dept2 —rw ,noquota,hard, intr homeserv. dept3 : /home/dept3 リスト 3 メールスプール用のインダイレクトマップ # /etc/auto. SP001 —rw ,noquota,hard, intr mailspool. deptl : /var/spool/mail マップを使えばこの間題は解決できる。そこで、人の少な い深夜にいくつかの設定を実験した。 ます、マニュアルにホームディレクトリのインダイレク トマップの例か載っていたので、これを参考にすることに した。ホームディレクトリのないマシンでリスト 2 のよう なマップファイルを作成し、 # automount —m /home /etc/auto. home と実行してみた。 最初、 /home の下にダイレクトマップで作成されたシン ポリック・リンクがまったくなく、設定を間違えたのかと 焦ってしまった。 /home/deptl や /home/dept2 を直接 指定して参照するとファイルシステムがマウントされ、そ こへのシンポリック・リンクカイ乍られることが分かった。 また、マップファイルを編集して /home の下を再度調べ てみると、即座に変更が反映されたことも確認できた。 インダイレクトマップの便利さが分かったので、ダイ レクトマップからインダイレクトマッフ。への書換えを始 めた。いくっかのマップファイルを作成した時点で、複 数のマップファイルの動作を確認するために、再度 au- tomount を立ち上げてみた。リスト 3 のようなメールス プール用のインダイレクトマップを作成し、ホームディレ クトリとメールスフ。ールの両方を automount て管理しよ うとして、 # automount —m /home /etc/auto. home /var/sp 001 /etc/auto . SP001 と起動したのである。そのとたん、 /var/spool の下の ファイルがすべて見えなくなってしまった o/var/spool / mai 工にアクセスすると、たしかにそのときにマウントさ れ、アクセスできた。しかし、ほかのディレクトリ (/var / sp 。。 1 / uucp など ) が見えなくなってしまったのである。 106 慌てて automount を殺し、再度マニュアルを読み返し てみると、最後のはうに「ローカルディスクのノヾーティシ ョンを automount で管理しようとすると、 automount がローカルディスクを隠してしまう問題が生しる」と書か れていた。さらに、「ぶつかっているローカルディスクの パーティションを別の場所にマウントし、マップファイル のエントリに追加せよ」という回避方法も記されていた。 しかし、このような場合ーーあるディレクトリの下に置 かれている特定のディレクトリを automount て管理し、 そのディレクトリ以下ではすでにあるローカルディスク上 のものを使いたいときは、インダイレクトマッフではうま くいかないのである。 こでようやく、すべてをダイレクトマッフ。だけ、ある いはインダイレクトマップだけで着理するのはけして au- tomount か騅奨する利用方法ではない、マウントするフ ァイルシステムの性格に合わせて使い分ける必要がある、 という当然の糸磊侖に達したのであった。 そこで NFS でマウントしているファイルシステムを分 類し、どちらのマップファイルを使うべきかを検討した 結果、 ・ /home など、マシンごとに固有なファイルがマウント ポイントに存在しないものは、インダイレクトマップを ・ /var/spool/mail など、特定のディレクトリだけを automount て管理したい場合は、ダイレクトマップを と、できるかぎりインダイレクトマップを使う方針て漣用 することにした。そこで、インダイレクトマップで管理 再設定 UNIX MAGAZINE 1992.4

4. UNIX MAGAZINE 1992年4月号

続ウインドウ・システムについて一② 複数のプラットフォームに対して構築するとか、ある 去する。 連載 % cd /usr/src/X11R5 % find mit —name \ * . 0 て Ig —print \ いはソースツリーをきれいな状態で保存しておきたい場合 は、、シンポリックリンク・ツリー " を作成し、そちらで 作業できる。これに関してはリリースノートの 3.2 節に説 明されている。 シンポリックリンク・ツリーは一見かなり有効にみえる が、ディスク領域的には割高である。ソースコード全体の シンポリックリンク・ツリーを作成すると、それだけで約 20MB を消費する。ディスク領域の計算から落としてし まいがちだが、この容量もあらかじめ確保しておく必要が ある。また、シンポリックリンクは実体がないのにノード だけは使うので、 i ノード領域が足りなくなる可能性もあ る。デフォルトの状態でファイルシステムを作成している 場合はこういうことはまずないが、心配ならば df ー土で 確認してみるとよい。もし i ノード領域か不足している場 ロ、シンポリックリンク・ツリーをあきらめたとしても、 オプジェクト・ファイルが作成できなくなる可能性がある ので、ファイルシステムを作りなおしたはうがよい。 構成パラメータの設定 UNIX MAGAZINE 1992.4 ため、バイナリやデータはかならす決められた場所にイ かにデータファイルの所在がハードコードされる。この を制御するパラメータである。 X では、バイナリのな 表 4 に記したように、実行形式をインストールする場所 ・ ProjectRoot 者のサイトでの site. def ファイルの内容を示す。 た構成パラメータについて説明する。なお、リスト 1 に筆 設定できる。以下、実際に筆者のサイトで検討し、設定し 基本的には、すべての構成パラメータは site . def で あとの運用も考慮したパラメータの設定が重要である。 などのファイルも参照する必要がある。構築だけでなく、 を決める。場合によっては、ソースツリーにある README リリースノートの 3.3 節を参考にして、必要なパラメータ 次に、構築に必喫な構成パラメータを設定する。表 4 や ンストールしなけれはならない。したがって、 Project- Root の設定、あるいは BinDir 、 LibDir 、 UsrLibDir などの設定は最初に熟考すべきである。 ProjectRoot を設定すると、指定したディレクトリ の下に実行環境か構築される。ファイルの置き場所は XI 1R4 のときと異なってしまうが、そのディレクト リ (/usr/X11R5 など ) を NFS マウントするだけ で、ほかの計算機と実行環境が共有できる。筆者のサ イトでは、複数の計算機 (SPARCstation シリーズ ) で実行環境を共有することを考え、 ProjectRoot を /usr/X11R5 に設疋することとした。 ・ BuiIdXsi 、 BuiIdXimp 前回説明したように、 X11R5 では国際イびお能をサ ポートする際に、 XIib と一体化する方式を採用してい る。そして、国際化対応能のサンフ。ル実装には Xsi と Ximp の 2 つの〕尺肢がある。 選択前に、両者の入力サーバーや変換サ→ヾーに関する ドキュメントを読む必要がある。 contrib/im/Xsi と contrib/im/Ximp にソースコードがあり、それぞれ に README やマニュアルページが用意されている。ど ちらがよいかいちがいにはいえないが、 Xsi は日ごろ慣 れ親しんでいる Wnn をサホートしていること、 Ximp は JLE か載っていないとコンパイルできない部分があ ることから、 Xsi を選択することとした。 ・ StandardDefines リリースノートの 3.4.1 節および contrib/im/Xsi/ README. sun には、 Xsi を選択した場合、 -DX-WCHAR -D-XLOCALE という定義を StandardDefines に追加 しなけれはならないと記述されている。あとで分かっ たことだが、同時に一 DX 乢も加えておかないと CON- TRIB にある Xsi 対応のツールをコンパイルする際に 不都合が生しる 10 ・ ManSumx ProjectRoot を / Ⅱ s て / X11R5 に設定しているので、 マニュアルページのインストール・ディレクトリは /usr/XIIR5/man に成疋される。システムのマニュア ルページ (/usr/man にある ) とまざることはないので、 10 これはどこにもされていない。 サフィックスは、、 1 " カましいと考えられる。 63

5. UNIX MAGAZINE 1992年4月号

なお、回線速度および回線数の都合により、原則的に アーカイプ刀宿後のファイルサイズが 250KB 以下の ものに限定します。 ・ WEnet のアーカイプ・ファイルの形式 ◇ UNIX の tar 十 compress 形式 ( *. ね r. / ) ◇ UNIX の shar 形式 ( *. s ん ) ◇ lharc/lhal 形式 ( * ん ) ◇一部のファイルと README ファイルは、展開し てあります ・ファイル名 UNIX に準拠していますので、 MS-DOS などから利 文字コード 用するときはご注意ください。 ・モデム間のプロトコル ポートしていないモデムでも利用できます ) 。 サポートします ( 接続時に自刑別するので、これらをサ ホスト側のモデムは、 V. 42 / V. 42bis または MNP5 を 接続プロトコル ・ディレクトリ構成 ( 表 1 を参照してください ) と Shift-JIS()S 漢字 ) コードをサポートします。 す。ーにのドキュメント・ファイルでは、日本語 EUC 語の README ファイルなどの説明は日本語 EUC で ど ) は、すべて半角英文字で表示されます。また、日本 メッセージ ( 工ラー・メッセージ、ヘルプ・メッセージな 運用時間・メンテナンス 運用時間 9 時 30 分 ~ 20 時 ピットレート データピット ノヾリテイピット ストップピット モデム間フロー缶剏 全 2 重非同期無手順 300 / 1 , 200 / 2 , 400bps 8bit なし lbit なし (MNP 、 V. 42 / V. 42bis ) XON/XOFF ・ホスト側の設定 ホスト ( リモート ) 工コー 送信気行コード 受信時改行コード ・ファイル転送プロトコル xmodem/ymodem あり CR CR 十 LF (CRC 、 modem7 batch 、 long packet) kermit 1 いすれも吉崎栄泰氏によるファイル・アーカイプ / 圧縮ツールてす。 146 定期メンテナンス毎週ノ瞿日 障害などにより、予告なしに一 -- 印判勺にサーピスを停止す ることもあります。また、長期にわたる停止、運用時間の 変更は誌面を通してお知らせします。 アクセス電話番号 第 1 回線 ( 03 ) 3797-1092 ( 2 , 400bps 、 V. 42/MNP5) 第 2 回線 ( 03 ) 3797-1357 ( 2 , 400bps 、 V. 42/MNP5) ※号を間違えないようにご意ください。 ロクイン WEnet に接続すると、一己のメッセージと > > > ( ログ インプロンプト ) か表示されます ( 接続後、何も表示され ない場合は 1 ~ 2 回 RETURN キーを押してください ) 。 We1come tO WEnet , type ー wenet" and hit return wenet" を入力し、 RETURN キーを押 ログイン名 します。これで WEnet にログインできます。 ログイン名を間違えると、 passwd : " プロンプトが表 示されます。この場合は何も入力せすに RETURN キー を押し、、、 1 。 gi Ⅱ : " プロンプトか表示されてから、改めて wenet と入力してください。 サービスの停止中は、最初のプロンプトは表示されます がログインはできません。 WEnet のコマンド ・ディレクトリ ◇ ls [ 川引市几 cto 型 ] ディレクトリ内容の表示 ◇ dir 第 I 引 directory] ディレクトリ内容の表示 ( ls コマンドと同し ) ◇ cd 市 cto カレントディレクトリの変更 ◇ pwd カレントディレクトリの表示 ・ファイノレ ◇ cat files.. テキスト形式ファイルの内容表示 UNIX MAGAZINE 1992.4

6. UNIX MAGAZINE 1992年4月号

管理者の理想と現実 3 概要 automount の導入 2 三膳孝通 定する。 インダイレクトマップ NFS の普及にともない、ディスクの共有もごく一ヨ難勺 におこなわれるようになった。しかし、ファイルサーバー のトラブルでクライアントが停止する、あるいは設定ファ イルを個別に用意する必要があるのでマシンごとに環境が 異なる、などの間題も生じてきた。これらの鮹夬ガ去の 1 っとして、 NFS 4.0 から automount カ甘是供された。 automount で提供される機能は便利そうで、以前の環 境から大幅な変更もせすに移行できるように思えた。とこ ろか現実はそう甘くなく、ある程度安定した運用が実際 にできるまでにはかなりの苦労をすることになったので ある。 そこで今回は、 automount を導入する際のトラブルと その対応去についてお話しする。 automount は、アクセスが生したときにファイルシス テムをマウントし、一定時間アクセスがなければマウント を外す機構である 1 。 automount を使用するワークステ ーションでは、管理するデーモンを起動するようにしてお ーは特別のものでなく、 NFS サーバーの機能 、、どのサーバーから何をど があれは・なんでもかまわない。 こへマウントする " といった管理情報は、マップファイル に入っている。 マップファイルには 3 不頁あり、それぞれ以下のよう な機能がある。 マスターマップ マウントボイントとそこて使用するマップファイルを指 1 1991 年 12 月号の「 UNIX Communication Notes 」でも紹介 104 されている。 マスターマップに指定したマウントボイントごとに用意 し、そのマウントボイントの下に置きたいディレクトリ を相封パスで指定する。すると、指定されたマウントボ イント以下のすべてのファイルが automount の管理 下に入る。 ダイレクトマップ 管理したいディレクトリを糸寸パスて指定する。特定の ディレクトリだけを管理したいときに使う。 automount では、複数のサーバーの利用やマッフファ イルの NIS による管理が可能である。これらによって、 より安全生、信頼性の高い、統一された環境の構築かでき るようになった。 導入、そして普及 automount の存在を知ったのは、かれこれ 2 ~ 3 年 前のことである。使用していた OS に標準で含まれてい て、すでに運用しているところから便利だという話も聞い ていた 当時の環境は、ホームディレクトリや /usr/local を NFS で共有していたがマシンの台数はさはど多くなく、 ディスクサーバーが頻繁に落ちて困ることもなかった。し たがって導入の必要性はそれほど強く感しなかったのだ が、新しい機能を利用してみたいという好奇心と、朋大の 設定をあまり変更せすに移行できそうだったことから、勝 手に何台かのマシンを設定してみた。これが導入の契機で ある。 UNIX MAGAZINE 1992.4

7. UNIX MAGAZINE 1992年4月号

連載 /UNIX Communcation Notes /usr/lib/newsbin ・ NEWSBIN ・ NEWSPATH /bin:/usr/bin ニュースシステムの御の umask3 値です。 002 ・ NEWSUMASK にサプディレクトリを作成して褓内されます。 Cnews を構成するプログラムの置き場所です。 この下 ニュースシステムカリ用する UNIX のコマンドの検索 ノヾスです。 ・ NEWSMASTER usenet このシステムの管理者にメールで連絡するためのユーサ ー名です。 /usr/lib/news/bin/config ・ NEWSCONFIG 上記の設定を書いてあるファイルです。 これらの環竟変数はテストなどのため、デフォルト以外 の成疋でニュースシステムを動かしたいときに使います。 ます、これらのデフォルト値は Cnews のインスト ール時に変更できます。変更したデフォルト値はバイナ リプログラムに組み込まれ、また /usr/lib/news/bin/ config に書かれます。 Cnews のシェルスクリプトは、 /usr/lib/news/bin/config を参照するようになってい ます。変更したいとき以外は、これらの環境変数が、、存在 しない状況 " て漣用します また、この名前は以降で Cnews を説明するときにも 使います。たとえば、 /usr/lib/news/history のことを NEWSCTL/history として参照するといった具合です。 これは、 Cnews のドキュメントでも使われている約束ご とです。 以降では、 Cnews のソースプログラムかオ褓内されたデ ィレクトリを、 SRC として参照することにします。ただ し、これはこの解説だけで通用する約束ごとです。 ソースキットの構造 アカウントと作業領域の用意ができたら、 します。 chown —R bin SRC 3 umask システムコールのマニュアルを参照。 UNIX MAGAZINE 1992.4 ソースを展開 などとして、オーナー bin を書込み可能にしておくのを忘 れないようにしましよう。このようにファイルのオーナー を bin にしてもかまいませんが、筆者はソースキットをす べて chgrp news 、 chmod g 十 w にする方法をとりまし た。そして、 /etc/group を使って bin に news の group 権限を与えました。 Cnews のキットを展開すると、図 3 のようになるはず です。 まず、 PATCHDATES の内容を調べます。 % c at PATCHDATES 23-Jun— 1989 7 ー Ju1 ー 1989 22 ー Dec ー 1991 20 ー Dec ー 1991 19 ー Dec ー 1991 23 ー Ju1 ー 1989 それぞれのディレクトリについて簡単に説明しましょ 用した Cnews を使用しています。 ています。ここでは 1991 年 12 月 22 日の修正までを適 このように、 Cnews のリリース以降の修正履歴が入っ dbm ライプラリをもつバークレイ系などの UNIX で データベース・ライプラリで、 dbm より高性能です。 ・ dbz/ キットではなく、、おまけ " です。 類が入っています。 Cnews のディストリピューション・ Cnews 用に、ユーサーから提供されたユーティリティ ・ contrib/ トなどが入っています。 境、ローカルな環境に合わせるためのシェルスクリプ これから Cnews を動かそうとしているシステムの環 ・ conf/ ラム ( のソース ) が入っています。 複数の記事をまとめてほかのホストに送るためのプログ ・ batch/ も、通常は dbz を使います。 39

8. UNIX MAGAZINE 1992年4月号

表 1 WEnet ディレクトリ ホームディレクトリ ( ログインカレントディレクトリ ) /WEnet/ ~ /uni xmag/ -/network/ -/doc/ -/tex/ ~ /gnu/ -/cmd/ ~ / 15g / -/misc/ 148 Readme . euc Readme. jis Mokuroku uniX/ ms—dos/ doc/ WEnet からのお知らせ (EUC) WEnet からのお知らせ ( シフト JIS) オタファイルー WEnet てサポートするファイル車プロトコル、ファイルツールなど UNIX 用各種ユーティリティ xmodem/ kermit/ lharc/ xmodem/ymodem ファイル庫幻医フ。ロトコル・ソフトウェア kermit ファイル転送フ。ロトコル・ソフトウェア lharc ファイル・アーカイプ / 日孫宿ツール MS-DOS 用各種ユーティリティ xmodem/ kermit/ 1 a / uncompress/ uudecode/ tar/ unshar/ ht erm/ xmodem/ymodem ファイノ孱え送プロトコル・ソフトウェア kermit ファイノム送フ。ロトコル・ソフトウェア lha ファイル・アーカイプ / Ⅱ孫宿ツール MS-DOS 版 uncompress 、 zcat MS-DOS 版 uudecode MS-DOS 版 tar MS-DOS 版シェル・アーカイプ解東ツール hterm ターミナノレ・エミュレータ ( PC ー 9801 、 IBM 互換機 ) WEnet の禾方法など、各種ドキュメント に掲載されたサンカレリスト、目次ファイルなど 19YY_MM/ index/ 19YY 年 MM 月号の記事に関するもの 目次 ドキュメント・ファイル CJUNET 利用の手引き』第 1 版 junet—guide/ RFC/ RFC 、に関するもの stylefile/ macros/ util/ I* bX のスタイルファイル マクロファイル 各種ユーティリティ GNU ソフトウェアに関するもの emacs/elisp/ Emacs Lisp の各種プログラム 各種 UNIX コマンド プログラミンク・言語、プログラミング・ツールなど patch/ patch コマンド ネットワークに関するプログラム そ也のプログラム / ファイルなど UNIX MAGAZINE 1992.4

9. UNIX MAGAZINE 1992年4月号

連載 続ウインドウ・システムについて一② make make make make Makefi1es includes depend —k a11 x 構築作業の代名詞 5 のように使われており、かなら す 1 度は実行しなけれは・ならない手順である。 ・ make Ev eryt h ing コンパイルした結果のオプジェクトは消さすに 6 Make- た場合と同しである。 しなおす。内部的には、次のコマンドを連続的に入力し file の再生成をおこない、必要な部分だけをコンパイル make —k a11 depend includes make Makef i 1 e s make Makefi1e make make 60 6 make Everything は、 X11R4 では用意されていなかつ する。、まるで make World が 3 つ動いているように重い " などとい 5 長期かなりの負荷がかかり続ける絖態を孑嗣 - 代名詞のような硬い方を 開しているヘッダファイルを、 mit/X11 に集めてくる。 X の各モジュール (Xlib 、 X Toolkit など ) が外部に公 ・ make includes file は再生成されない。 の再生成を実行する。カレントディレクトリの Make- すべてのサプディレクトリに対して再帰的に Makefile ・ make Makefi1es けを再生成する。 imake を起動し、カレントディレクトリの Makefile だ ・ make Makefi1e ある。 動したときに実行される、デフォルトのターゲットでも イルすることになる。引数を付けすにたんに make を起 と日己されていれば、必要なモジュールだけを再コンパ コンパイルを実行する。 MakefiIe に依存関係がきちん カレントディレクトリ以下のツリーに対して、再帰的に ・ make a11 らく、これがもっともよく使用されるであろう。 かっ年駄なく本を再コンパイルする手順である。おそ 正したり、パッチを当てたりした場合に実行する。安全 1 度 make world を実行したあとで構成ファイルを修 ・ make depend すべてのサプディレクトリに対して再帰的に makede- pend を実行し、 Makefile にソースファイルの依存関 係を書き込む。 ・ make clean ソースツリーのすべての生成物を消去する。この手順に より、オプジェクトやコンパイルの途中結果として生成 されたファイル (yacc のソースから生成された . c ファ イルなど ) がすべて消去される。 ・ make install バイナリ、ライプラリ、ヘッダファイル、フォントな ど、 X の実行環境一式を特定の場所へインストールす る。この手順はスーパーユーサーでおこなわなけれは・な らない。 ・ make install . man すべてのコマンド、ライプラリのマー 定の場戸形、インストールする。 ーユアノいヾ ージを特 make WorId と make Everything は、 mit ディレク トリでしか実行できない。それ以外のものは mit ディレ クトリでも、その下のどのディレクトリでも実行できる。 これらの構築手順をうまく利用すれば、サーバーだけコン パイルしなおすといった処理カ吶単にできる。 これで、 X 構築システムの構造と動イ乍について、ひとと おり説明したことになる。あとは実際にイ檪しながら慣れ ていくしかない。 構築の実例 筆者の SPARCstation 2 で X11R5 を構築した際の記 録をもとに、構築作業の進め方の例を示す。同時に、つま すきやすいポイントなども解説する。 こでは、いかにも 最初から構成バラメータを上手に設定したかのように書い ているが、まずいところをみつけては何度も再構築した結 果をまとめたものである。なお、以降では、読者がリリー スノートをすでに読んでいることを前提としている。まだ 目を通していない場合は、適宜リリースノートを参照して はしい。 UNIX MAGAZINE 1992.4

10. UNIX MAGAZINE 1992年4月号

lD0king Glass L00king Glass は、 UN Ⅸワークステーション上に、アイコンとマウスを使った親しみやすい操作環境を提供しま魂 ・初心者の方でもすぐに UN Ⅸが使えま魂 ・アイコンをマウスでクリックするだけで UN Ⅸの操作ができます。 ・ UN Ⅸは使いたいがコマンドを覚えるのが苦手、という方に最適で魂 ・処理速度もスピーディで魂 default 1 VISIX イメージ選沢されていない 選択された マスク アイコン ゝ 7 〇ロ 選択語句 : トビック : 2 ヘルプを使う 3 グローバル・ウインドウ 5 ディレクトリ・ウインドウ 6 木構造表示ウインドウ 7 レイアウト 8 フ , イルやディレグトリを検素す サアトビック : 4.1 デスクトツア・バネルの概要 4.1.1.1 ・クローてコマンド ( デス 4.1.1.2 第オーアゾコマンド ( デス 4.1.1.3 ・表示第コマンド ( デスクト 4.1.1.4 ・複写・コマンド ( デスクト 4.1.1.5 ・デスクトツア・パネルか 4.1.2 ・表元研多式・メニュー ( デスク 4.1.2.1 ・名前第と・アイコゾボタン 4.1.2.2 チェック・ポックス 4.1.2.3 コマン 関連するトピック : 4.1. 気 2 ”オープン”コマンド ( デス 4.1.1.3 " 表示”コマンド ( デスクト 4.1.1.4 ”複写”コマンド ( デスクト 目次 配置可能 配置可能なフイ 配置不可能 抜ける 表示 表示形式 復元 複写 複写コマンド 変史 編集 編集フフィル 保管 禾選択 名前 名前変更 木構造 木様造表示 履歴 履歴ウインドウ 4.1.1 ”フツイルれメニュー ( デスク アイコン 0 chi Prognsals aa.•et ±bin OData 0 Letters P 日、 son ′創 tnp 0 3udgetß) Ads 門 et -91 ænefits 合 HarY ] - 6Litigation 0 Reviews 円 ma 居 T/f コン・エテンタ 木構造ヒ一・ オンライン・ヘノレフ。 ウインドウ 450 種類以上ものアイコンが用意 オンライン・ヘルプはハイバー されています。アイコン・エテンタを ファイル・システム全体が一望て、 テキスト形式になっています。重 使って、アイコンの新規作成、既 き、テンレクトリの階層も簡単に見 要なキーワードの説明をその場 存アイコンの編集、他のシステム ることがて、きます。 て、すぐ求められるため、非常に使 からのコン読み込み編集や他 いやすく便利て、す。 のシステム用のコン作成など がて、きます。 * L00king GIass は Visix Software lnc. の商標てす。 * 会社名および商品名は、各社の商標または登録商標てす。 TM 株式会社 S R A 本社 / 〒 102 東京都千代田区平河町 1 ー 1 ー 1 谷 03 ー 3234 ー 2611 代 関西支社 / 〒 530 大阪市北区堂島浜 2 ー 2 ー 28 容 06 ー 344 ー 2611 代 資料請求 N 。 074