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検索対象: UNIX MAGAZINE 1992年9月号
75件見つかりました。

1. UNIX MAGAZINE 1992年9月号

i せ厄 PerI Pa 0 「 連想配列 歌代和正 はじめに 153 ているので、要素を先頭から順番に取り出すことができ 義することができない。また、各要素には順序がつけられ できる。 1 つの添字に対しては、 1 つのスカラー値しか定 配列について さて、今月のテーマは連想配列である。 物のイタリア人からしたら同しなのかもしれない。 とはない。日本人が薦めるイタリアンなんていうのも、本 たほうがいい。米国人が薦める日本食をうまいと思ったこ ループも読めるようだが、 ba. food を読むときは気をつけ 入るようになってきた。最近は Bay Area のニュースグ た当時とは段違いである。米国の情報も日本で簡単に手に 在していたことがあるが、 uucp ネットワークが中心だっ 日本とすこしも変わりがない。 5 年ほど前にも何カ月か滞 がっているので、コンピュータを通じての情報に関しては 普及による部分も大きい。 IP で日本とリアルタイムでつな 向こうであまり不自由しなかったのは、ネットワークの 隣の、、ごんべい〃という店でも食べられる。 てみることをお勧めする。買って帰るのが面倒だったら、 いける。出張でシリコンバレーに行く方は、ぜひ一度試し てきたので、それに醤油をかけて食べたが、これがしつに きたものが一番うまい。一度知人が、まだ温かいのを買っ せるレストランも何軒か知っているが、やはり直接買って の豆腐など足許にもおよばない。 San Jose 豆腐を食べさ しい味がする。最近のスーパーで売られているパック入り が、当時の製法そのままに作っているらしく、とても懐か (San Jose Tofu という店名である ) 。昔移民した日本人 日本人街にある、、 San Jose 豆腐〃というのを愛用していた は日本よりもおいしいものもある。滞在中は SanJose の UNIX MAGAZINE 1992.9 数の添字 (index) を使って、任意の要素を指定することが 習しておこう。配列は、複数のスカラー値の集まりで、整 連想配列について説明する前に、すこし配列について復 も、出張中に食べるものではないと思う。しかし、なかに とが多いにきまっている。いくら日本食が恋しいといって してはロの肥えた生粋の日本人が食べれば、満足しないこ 日本食レストランもけっこう頑張っているが、和食に関 らハワイ製がいい。 れ出たなどという話を聞くので恐ろしい。おでん種だった よると、コンニヤクを買ってきて家で開けたら、溶けて流 ーメンなどを買うにはかなりの勇気を必要とする。友人に 運んできたものをわざわざ解凍して並べてあるので、生ラ のに製造年月日が付いていないのが難点である。冷凍して る。小さいけど紀ノ国屋だってある。少々高いのと、生も あるし、ヤオハンに行けば日本の食料品はたいがい手に入 いう感覚はほとんどない。日本食レストランはいくらでも 人の駐在員も山ほどいるので、異国の地で暮らしていると この辺には、日系の米国人がたくさん住んでおり、日本 ている工場などはほとんどないにちがいない。 人もいる。そこまではいかないにしても、シリコンを作っ っている現在、、、ソフトウェアバレー〃と呼ぶべきだという 価と人件費の高いこの地域をどんどん離れていってしま ばれたのはもう昔のことで、ハードウェアのメーカーが地 るシリコンバレーの中心に位置する。シリコンバレーと呼 California の Cupertino という小さな町である。いわゆ Apple の本社があることで一部の業種の人だけに有名な 11 カ月ぶりに日本に帰ってきた。いままでいたのは、

2. UNIX MAGAZINE 1992年9月号

ADVERTISEMENT CONTENTS( 資料請求 No. ) 株インターナショナルサイエンティフィック 株工ー ・エス・ピー #SRA エバーグリーン株 〇株カナモト キャドテックス キヤノン株 株グリーンハウス 株コミュニケーションプランニング コンピュータダイナミックス株 ①サードウェープ シーアイシステムデザイン株 株システムクリエイトセンター 株ジャストシステム 株数理システム スワイヤトランステック株 50 , 70 30 , 31 〇株アイエスェイ IDG コミュニケーションズ IDG ワールドエクスポ 株アステック 株アストロデザイン研究所 株アルゴテクノス 21 アンリッ株 伊藤忠エレクトロニクス株 岩波書店 ( 本文 69P ) 45 59 , 73 52 53 42 24 28 71 58 75 41 51 9 74 39 ・テクトロニクス株 株トーメンエレクトロニクス テクノトリオ株 株ツールクラフト 大新電機株 株タクトシステムズ 〇株高岳製作所 株ソフマップ ( 本文 74P ) 65 82 47 66 72 10 15 , 16 , 17 77 23 , 25 , 3H ( 表 3 ) 48 80 83A 32 78 東京サーキット株 株東芝 株トマス 豊田通商株 〇ニチメン株 日新電機株 日商工レクトロニクス株 株日本 NCD 日本ディジタルイクイップメント掬 日本テクノ・ラボ株 日本サン・マイクロシステムズ株 日本サン・ソフト株 ノベル株 株ニューテック 日本モトローラ株 日本電算機株 NEC 〇ハイテックインターナショナル株 丸紅エレクトロニクス株 〇松下電器産業株 宝商株 株フライト 株フジ・データ・システム 富士ゼロックス株 掬ファームスクリプト 株ビレッジセンター 伯東株 ⑦株早稲田システムサプライ ローランド・ティ 〇ラトックシステム株 ・ / 、ツ . カ ①株横河・ヒューレット 株ミワシステムズコンサルティング 三菱電機株 三井石油化学工業株 ード く五十音順〉 ( 本文 108P ) 38 37 46 33 40 27 , ( 本文 66P ) 5 64 , 1 ( 表 2 見開 ) 4 H ( 表 4 ) 12 18 ~ 22 14 29 43 60 69 76 63 54 49 ( 本文 78P ) 7 35 44 34 62 68 36 簡単・便利で 手間いらす 「広告資料請求サービスシステム」 資料請求カード UNiX MAGAZINE 5 月号 ( IJE ) 3 年 7 用 5 日まで有効 こ・面倒でしフリガナ・送付先ご住所等 . 全項目にご記入ください . フリガナ 姓名財珒 ・お問倉せ先 : TE し .2 ・・広告・一で 生年月日円 68 年 2 用 2 日 一郎・@ 姦 23 歳 ぜご利用ください 求カードをアスキーに返送くださるだけで、こ・希望の資料はすべて入手可 告資料請求サービスシステム」をこ・利用ください。本誌に添付された資料請 UNIX MAGAZINE に掲載された広告製品、サービスに関する資料集めは「広 送付先刊 07 - 24 TE し 09 3 円 ) 3 十 住所東京、 : 亟西山 8 - 6 -20 セビル 1 必す 0 で囲んでください。 動務先名 所属・役職は士 諏名陶アス十一 / 学部。 1. 労務・技離職営業・販売職 3. コンビュータ関連 技術・専門職 4. コンビュータ関連以外の技術・専門職 5. 事務載 6. 管理職 7. 自営 8. パート・アルバイト 9. 専業主掲学生 ll. その他 . 無職 使用機種 機種名 5 R ( u ー 5 。れ 機種名 : 日経パイト 2. 日経エレクトロニクス 3. 日経コンビュータ 4. 日経 CG 5 日経コミュニケーション 6. トランジスタ技術 併読誌 7. インターフェース 8. 日ⅱ 9. コンビュータ & ネットワーク LAN S 叩 ASC ⅱ ASCII . その他 ( 能です。ぜひ、有効にこ・活用ください。 広告資料請求サーピス・システム 読者 寸 ハガキ 広告主 請求者リスト齧寸 ・各広告の下にある資料請求番 号を「資料請の欄にこ・記入 ください。 ・資料請求カードは、こ・面倒で も全項目にこ己入ください。 ・資料請求カード以外によるこ 利用は、無効とさせていただき ます。 NO. NO. NO. NO. NO. 0 0 9 月 ・ 660 ・住 20 N 0. NO. N 0. ☆姓名のフリガナ、お電話番号、こ住所の番 地は必ずこ・記入下さい。記入もれがある場 合資料をお届け出来ない場合があります。 お間い合わせ先 : 〒 107-24 東京都港区南青山 6-- Ⅱーヨスリーエフ南青山 株式会社アスキー広告部 TEL. ( 03 ) 3797 ー 3464

3. UNIX MAGAZINE 1992年9月号

◆ sun microsystems こんにちは、 sun のトレー ニンクです。 フィールドエンジニア SPARC テスクサイド メインテナンス システム管理者 プログラマ システム管理 ワークステーンヨン 管理 一般ユーザ XView プログラミング ン (J) ョ 0 シ日 聞レ入 (D ペ オ SPARC デスクトップ メインテナンス システムコール プログラミング Sun OS システムコンセプト 概要 プログラミング ツール ム c-D ト テ 0 ス グ ン 五ロ、、、 = = ロ O グ ロ プ Sun OS システムコンセプト 日本サンでは、 sun ワークステーションを最 大限に活用していただくために、ユーザ・オ リエンテッドな教育サービスを提供していま す。米国サンで開発されたカリキュラムをも とに日本のユーザ向けにアレンジし、経験豊 富なインストラクタによる、実戦的な教育を ゆとりあるトレーニング環境のもとで提供し ております。 Sun OS オペレーション 応用 シェル プログラミング フィー丿レドエンシニア システム管理者 プロクラマ 一般ューサ ビデオコース 「 sun OS 入門」 ー 64 , 000 円 ( 90 分 ) 新宿トレーニングセンター 東急田園都市線溝の口駅 JR 中央線中野駅 地下鉄御堂筋線心斎橋駅ー JR 南武線武蔵溝ノロ駅 バス 5 分徒歩 1 分 バス 3 分徒歩 1 分 徒歩 5 分 日本サン・マイクロシステムス株式会社 KSP トレーニングセンター 資料請求 N 。 84 中野トレーニングセンター KSP トレーニングセンター 高輪トレーニングセンター 大阪トレーニンクセンター 都営地下鉄浅草線 泉岳寺駅 徒歩 5 分 京王新線初台駅 徒歩 3 分 ・ SunOS,XView は、米国 Sun Mi ( 「 0 、 y 、に m 、社の商標です。・ SPARC は、米国における米国 SPARC い rna ⅱ ona い NC. の商標です。・ SPARC 商標のついた製品は、米国 Sun Mic 「 0 、 ystem 、社が開発したアーキテクチャに基づくものです。 お申し込み / TEL(044) 819-3181 お問い合わせ先 FAX(044) 819-3180

4. UNIX MAGAZINE 1992年9月号

連載 / IJN Ⅸマルチメディアー⑩ 図 2 Harmony のハードウェア構成 S n3 / 470 with ParaIIax Viper Panasonic TQ -3100F NTSC RS232C NeXT 限定されてしまいます。運よく、この問題は松下電器産業 から追記型の光磁気ディスクを借用することて解決できま した。これによって、自分たちが 8mm ピデオて才彡した 映像を光磁気ディスクに焼き、シナリオに利用できます。 音声は、 OMRON の LUNA に MIDI インターフェ イス・ポードを接続し、 MIDI PIayer を用いて楽曲を演 奏していましたが、のちに、たまたまキヤノンから借用で きた NeXT を利用することにしました。 NeXT にはシンセサイザーやシーケンサーとしての機 能があり、 MIDI で表現された任意の楽曲を計算機側の 指示に従って演奏することができます。そこで、これを Harmony に取り込むことにしました。 このように、当時の我々にとってまったく幸運なこと に、あれよあれよという間に必要な機器を集めることかで きたのです ( 図 2 ) 。糸頁で 2 , 000 万円余りの機器を、な んとか調達できたわけです。 マルチメディア・システムの開発には多数の機器が必 要で、それカ韓害となって研究が進まないことがよくあり ます。日本の大学でマルチメディアの研究が進まない原因 の 1 つがこれで、研究の主体はどうしても企業になってし まいます。一方で、米の大学には日本企業が多額の寄付 をして、研究を委託しています。日本の大学では、企業や UNIX MAGAZINE 1992.9 Ethernet MIDI interface board 0 0 0 Synthesizer 米国の大学の研究を横目で見ながら、、、お金さえあればな あ " と嘆息するしかありません。 お金があれは優れた研究ができるとはかぎりませんが、 なければできない研究はたくさんあります。我々の研究は まさにそういう性格をもっており、最新のハードウェアを 揃えて、はじめて優れた研究がおこなえるのです。ですか ら、下世話な言葉になってしまいますが、、金の切れ目か研 究の切れ目 " 、お金のあるうちに思う存分やっておこうと いう気持ちで研究を進めています。 ソフトウェア Harmony プロジェクトのべースとなるソフトウェア・ プラットフォームは、次のようなものにしました。 開発言語 UNIX で開発する以長開発言語としては C 言語以外 に〕尺の斜也はありません。 Lisp 、 Smalltalk などはかの については、我々の経験不足と負荷か高いという理由 で使いませんでした。 しかし、 3 年前は妥当に思えたこの選択も、去も匠では変 わりつつあります。これらのダイナミックな実行メカニズ ムをもつ言語は、マルチメディア・システムの開発に適し ているのではないかという気がしているのです。 63

5. UNIX MAGAZINE 1992年9月号

MITSUBISHI S000 ー CH の三菱電機 シリコン クラフィックス社 対応 サン・マイクロ システムス社 対応 セントロニクス対応 三菱ヒテオコピープロセッサ SCT-CP220 標準価格 780 , 000 円 ( 税別 ) 本価格にはプリンタートライバーキットの価格は含んでおりません MITSUBISHI サン・マイクロシステムズ社とシリコングラフィックス社 EWS の CG を手軽に鮮やかにプリント。 ・ A4 サイズで Y. M ℃ ( イエロー、マゼンタ、シアン ) で各色 256 階調のし 670 万色の色再現で、高画質フルカラープリントを実現。・画面の内容全体をプリント可能。・画面の内容を任 意の場所へ、任意の倍率で、拡大縮少プリントすることが可能。■ハードディスク内の画像をプリントすることが可能。 ( 4 画面マルチプリントの指定も可能 ) ■モニタ画とプリント画の 明度・彩度・色度を合わせる機能を内蔵。け ' 設定機能 ) ■ネットワークへの対応が可能。 SCT-CP220 仕様・プリント方式 : 昇華熱転写方式 ( フルカラー ) ・解像度 : 水平 0 DP Ⅸ垂直田 ODPI ・ビデオ / 日 GB 入力等ハードコビー可能 ( オートスキャン : 水平周波数丐 ~ 36kHz ) ・電源 : AC 田 ov 50 / 60Hz ・消費電力 : 270W ( プリント時 ) ・用紙 : 専用カット紙 標準サイズ幻 6X200mm ( CK200SA コ 00 枚、 CK200TS ( ()HP 用 ) : 50 枚 ) A4 サイズ幻 6X 279mm ( CK200LB : 50 枚 ) ・本体寸法 : 480 ( w ) x 図 5 ( H ) X575 ( D ) mm ・重量 : 25kg ープリンタードライバーキット株グラフィカ製推奨品 ープリンタードライバーキット株グラフィカ製推奨品 日本サン・マイクロシステムズ株 EWS 対応 日本シリコングラフィックス株 EWS 対応 形名対応 EWS シリーズ 対応 EWS 機種 形名対応 EWS シリーズ 対応 EWS 機種 SPARC 4D / 2 の 4D / 25 、 4D / 30 、 4D / 35 Personal GX 、 GS 、 GT Station 2 SUN 社 SPARC lndigo XS 、 XS24 、 Elan GX 、 GS 、 GT (S—B (S) station シリコングラ フィックス社 Crimson XS 、 XS24 、 Elan 、 VGX 、 VGXT SPARC station し IPC にも対応 SUN 社 SPARC 600 シリーズ、 400 シリーズ、 300 シリーズ 4D / 200 シリーズ、 4D / 300 シリーズ、 DR-SV power (VME-BUS) station 200 シリーズ、田 0 シリーズ 4D / 400 シリーズ ・ SPARC station10 シリーズには、セントロニクスインターフェイス標準て付 ・日本シリコングラフィックス株 EWS 対応プリンタードライバーは、ソフトウェア・ いています・日本サン・マイクロシステムズ株 EWS 対応プリンタードライバー 5m ケープルをキットしていま・日本シリコングラフィックス株 EWS Crimson は、 EWS 側セントロニクス基板・ソフトウェア・ 5m ケーカレをキットしています。・ シリーズと Power シリーズをご使用の場合、プリンタードライバーキットと別に Ether れ e は、ゼロックス社の登録商標てす。・ S-Bus は、サンイクロシステムズ EWS 側セントロニクス基板を購入する必要があります・ Ethernet は、ゼロッ 社の登録商標てす クス社の登録商標てす。 DR—SS DR—旧 ニ菱電機株式会社 ・資科のご請求は、お手数てすが請求券をハガキに貼り、下記三菱電機 ( 株 ) 京都製作所特機営業課まて。 お問い合せは ・京都製作所〒 617 京都府長岡京市馬場図所 1 番地 ( 075 ) 955-4571 ・東京特機営業所〒 107 東京都港区南青山 1-1-1 く新青山ピル〉 ( ) 75- ・・・・ 6 ・関西特機営業所〒 0 大阪市北区堂島 2-2-2 ( 近島ヒル〉 ( ) 7-2711 ・中部特機営業所〒 48 名古屋市中村区名駅 3-28-12 伏名古屋ヒル〉 ( 2 ) 5- 70 :... 蝉 資料請求 N 。 013

6. UNIX MAGAZINE 1992年9月号

■ UN Ⅸ国際シンホジウム 効率化を図るため、 OCR ライプラリをアプリケーショ ン・インターフェイス、 OCR カーネル・インターフェイ スの階層に分けた。これにより、 I)OCR リソースの共有 化、 2 ) メンテナンス性の向上、 3 ) 移植性の向上、 4 ) 開発 作業の省力化などの利点が得られたと報告した。 ◆ Dynamic FiIIing with an Emacs Type Editor ( 川 ロ湊、福井大学 ) 文書ファイル編集の作業効率を向上させるため、編集 テキストの自動調整をおこなうシステムの事例。 Emacs の minor モードで動作し、 auto-fill-mode だけでは不十 分なオートインデントや行末処理の機能で、文書処理に 適した画面表示を実現した。行末のスペースの状態を判 断して、行の折返しやテキストの詰込みがおこなわれる。 招待講演 III: jus の創成期から超並列に向けて ( 斎藤 信男、慶應義塾大学 ) jus の 10 年の歴史を創成期、発展期、充実期に分けて 語った。創成期では jus のきっかけとなった情報交換パ ーティーや当時の UNIX マシンのエピソード、発展期 では赤字財政や国際交流の始まり、充実期ではワークス テーションの進展、ダウンサイジングから日本の国際的 孤立にまで話がおよんだ。また、今後の活動としてエン ドユーザーの教育や国際的貢献、次世代の人材発掘の必 要性についても述べた。 ◆ UNIX Basic t001S to support system specifi- cation (Eric Foxley ほか、 Univ. of Nottingham) ソフトウェア開発の仕様設計の工程を支援するツー ルックシステムの発表。 UNIX 上にはプログラミング やテスト、デバッグといった工程を支援するツール ( 工 デイタやデバッガなど ) は数多くあるが、 Z システムは設 計仕様を作成する場合に、データの構造や処理手順の作 成を支援する。スキーマにもとづく表記、数学的な表 現、 Z の形式で記述されたコードを Prolog のプログラ ミングに変換する理論と技術などについて述べた。 ◆フリーソフトウェアよもやまばなし ( 吉田茂樹ほか、 東京大学 ) フリーソフトウェアをとりまく状況についての講演。 フリーソフトウェアと PDS の違い、フリーソフトウェ アの入手からインストールの方法についてなど、初心者 にも理解しやすい内容だった。 22 ◆日本語入力システム「かんな」 ( 今昭はか、日本電気 ) X11R5 でフリーソフトウェアとして公開された日本 語入力システム「かんな」 Version2.2 の開発事伊日本 語入力操作の統一、カスタマイズ機能の充実などの開発 の背景や、ライプラリ構成などについて述べた。また、 サーバー / クライアント方式では、初の逐次自動変換機能 を、具体的な操作方法を交えて解説した。また、逐次自 動変換時に要求される高い変換効率の必要性などの課 題も提起した。発表後、ほかの日本語入力システムとの 性能比較に関する質間があった。 ◆アプリケーションを GUI から解放しよう ! ( 古田敦 ほか、 SRA) 最近の GUI 偏重のアプリケーション開発の問題点か ら、、、アプリケーションと GUI の疎な結合〃と呼ばれる、 アプリケーションと GUI の分離の提案およびその開発 事例 JO ダイヤグラム・エデイタ (SERA-DE) の開発にあ たり、 GUI をグラフィック・サーバーとアプリケーショ ンのプロセス間通信という方法で実現した。グラフィッ ク・サーバーの機能と利点、ユーサーの操作の抽象化の メリットなどについて述べた。 ◆マルチメディアデータのデータ表現に関する考察 ( 砂 原秀樹ほか、電気通信大学 ) マルチメディア情報とは何か、その構成と管理方法、 表現形式とそれにもとづくマルチメディア・メッセージ 管理システムの概念についての発表。マルチメディアと は、複数のメディアを使った情報の表現で、その管理に 、、情報〃、、表現ク、、値〃という 3 階層を定義した。この表現 形式をもとに、情報交換システムを試作し、より人間の 認識に近い表現が可能となったと述べた。 招待講演 IV : Berkeley UNIX Yesterday , Today and Tomorrow (Keith Bostic 、 UCB) BSD 版 UN Ⅸの開発の歴史を中心に、 1992 年末に 発表される 4.4BSD や BSD UNIX の将来的な方向性 に関する講演。 PDP ー 11 / 45 上の Version 4 UNIX に 始まり、バージョンアップのたびにユーザーの要求を採 用する過程や、最新の 4.4BSD 、 4.4BSD light につい て語った。さらに話題は、ソースコードがフリーである ことの意義や、将来リリースされる NET/2 や MACH OS にまでおよんだ。 UNIX MAGAZINE 1992.9

7. UNIX MAGAZINE 1992年9月号

よりパワフルになりました。 A S T E C CodeCenter は C 言語の、 ObjectCenter は C + + 言語のプログラム開発、デバッグテスト、 保守のための UNIX 統合フログラミング環境で CodeCenten ObjectCenter はソフト ウェアの品質を向上し、プログラミングの開発コストと時間を削減します 、ノフトウェア構成 CodeCenter ObjectCenter プログラミング環境 十十 文書処理 CodeCenter 、 ObjectCenter の特長 インタブリタ、インクリメンタル・リンカ、各種プラウサを装備ぽいます。 ・メモリ関係のエラー・実行時工ラーを検出できるのは CodeCente 「、 ObjectCenter だ けです。 ・プログラムとデータ構造を理解できるような優れたグラフィカル・プラウサを提供してい ます。データ構造、関数呼び出しのツリー構造および関数や変数の参照関係を表示・ 修正しながらプログラミングできます。 ・日本語対応 ・ ObjectCenter は C + + 2.1 を完全にサポート、また C と C + + の混在したプログラム開発 をサポートします お矢ロらせ . ・ C0deCenter/ObjectCenter 紹介セミナーを開催中 ・ SUN World Expo 出展 ( フ・一ス番号 7-32 ) 8 月 26 ・ 27 ・ 28 日 日本コンべンションセンター ( 幕張メッセ ) ・株式会社アステックは、 CenterLine Softwa 代ヨ nc. の日本代理店てす。 ・ CodeCenter/ObjectCenter は、 CenterLine S0ftware,Inc. の登録商標てす。 ・その他の製品名は、製造会社 / 販売会社の商標もしくは登録商標てす。 株式会社アステック〒 162 東京都新宿区南町 6 番地 BR 市ヶ谷 1 TEL. ( 03 ) 5261 ー 5972 ( 代表 ) CodeCenter 、 ObjectCenter は オープンな統合ソフトウェア開発環境を提供しま魂 データベース、 CASE ツール、ユーザインタフェース・ビルタなどのソフト ウェアとのインタフェースを実現し、 UNIX 統合環境てのソフトウェア開発を サポートします。また、ハードウェアメーカーの提供する統合化環境もサポ ートします。 CodeCente 「、 0bjectCente 「は C 、 C + + の機能を最大限に引き出します。 視覚的て会話的な操作によって C 、 C + + の特長を発揮て、きる唯一の環境 て、比較的単純なデータ構造から複雑な C + + のクラス階層やプロジェク トの全ファイルの関係まてプログラム要素を調べたり理解することがて、きま CodeCenter 、 ObjectCenter の提供するインタラクプ・ワークスペースと 完全な C 、 C + + インタブリタによって、 C 、 C + + を活用するために必要な高速な プロトタイヒ。ングテスト、実行時のエラー検出を行なうことがて、きます。 対応機種 CodeCenter : Sun ワークステーションシリーズ、 DECstation 、 HP9000 シリーズ、 旧 M RS / 6000 ObjectCenter : Sun ワークステーションシリーズ お問い合わせ先 資料請求 N 。 89

8. UNIX MAGAZINE 1992年9月号

YN'X 特集気楽に UNIX 、かっこよく X 個人環境のセッ粐ッスほかの計算機も使おう ◇ Nemacs 入門・・・ニュースの書き方、臂 p UN Ⅸマルみラア事始め・・・ Harmo Project OLittIe PerI ParIo 門・連想配列 LittIe し a れ guage " ・シェル・フログラミンクの定石 ◆日本語ンスト司いド

9. UNIX MAGAZINE 1992年9月号

下條真司 Harmony Project 連載 UNIX マルチメ元ア事始め 描広 Apple 社と日本のメーカー各社とのま秀を伝える ニュースが、新聞などでもよくとりあげられています。そ れらの見出しに共通しているのは、マルチメディア関連の 新製品や OS を作る話だということです。日本のメーカー がすべて、このような方向でマルチメディア製品の開発を おこなっていくとすると、、、 UNIX でマルチメディア " と いうのもそろそろ危うくなりそうです。 UNIX ワールドの はうからも、もうすこしこのような動きが出てきてはしい ものですが、なかなか対抗騎か現れないのカ躾情です。 以前にこの連載でも紹介したとおり ( 1992 年 3 月号 ) 、 1988 年に我々か初めて UNIX 上に構築したマルチメディ ア・システムは、映像の編集を目的としたものでした。 れは UNIX 上でのマルチメディア・システムの先駆けで、 我々にその可能性を示してくれました。ただし、マルチメ ディア・システムとはいっても、実際に ( 央像とそれに付 随する音声を扱っているだけでした。そこで、もうすこし 本格的なマルチメディア・システムを作ってみようという ことになったのです。このプロジェクトは Harmony と 名付けら 1989 年に始まり、現在も続いています。 今回は、このプロジェクトの話をしましよう。 プロジェクトの発足 そもそもの発想は、映像ポード付き Sun ワークステー ションがあるから何かしようというもので、日埆寉なアイデ アがあったわけではありません。マルチメディアという言 葉も現在はど普及しておらす、映像編集システムを作成し はじめに 60 た筆者と松浦毎隹先生、藤川和利君 ( 当日士 2 年、現在 は助手 ) 、有吉勇介君 ( 当学部 4 年生 ) らが集まって、マ ルチメディア可かできるのかを勉強することから始めま 日本の大学でおこなうプロジェクトの最大目標は、いか に多くの研究成果を収めるかということです。率直にいえ ば、そのプロジェクトでイ可本の論文か書けるかということ になります。このへんか哦々の最大の悩みでした。マルチ メディア・システムを構築して、いったい何本の論文か書 けるのでしようか ? このあたりの問題を考えるためには、コンピュータ科学 の 2 つの側面である、理論 " と、、実践 " に触れざるをえま せん。 理論と実践 この業界 ( コンピュータ科物では、理論と実践の関係 がよく言侖の対象になります。 理論とは理第勺研究のことで、コンピュータ科学におけ る編的な研究を指します。古くは情報理論に始まり、符 号理論、待ち行列理論、言語理論、計算理論など、コン ピュータや通信システムの開発にあたって、そのシステム の正当性や実現可能性、効率などを評価するためのもので す。いわば、側面から技術を支える彳齬リを担うわけです。 これに対して、実践とはコンピュータ、通信システム、 ネットワークなど、現実のシステムを構築し、構築技術の 開発、システム構築のためのガ侖の確立、問題点の手商、 評価などを論じる立場をいいます。マルチメディア・シス テム、コンピュータ・アーキテクチャ、ネットワーク・ アーキテクチャ、プログラミング言語などの分野では、現 実的応用性に重点をおいて、もの " を構築していきます。 UNIX MAGAZINE 1992.9

10. UNIX MAGAZINE 1992年9月号

unifAce 第 4 世代言語ソフトウェア開発ツール をタベース、 0S フリーの新世代 4GL 、 unifAceo 日本では、タクトシステムズがお届けしてい ネットワーク CASE ツール ハードウェア & オペレーティング システム unifAce は、 OS 、 DBMS 、 GUI を意識することなくデー タベース・アプリケーションを開発できる第 4 世代オー プンシステム開発ツールで魂最新のアプリケーショ ン開発手法により、環境に左右されない開発が行え、 異なる環境への移植も可能としています。 ・ CASE ツールとしての機能を持ち、情報、データの標準化が可 能。・開発サイクルの分析、設計、制作、メンテナンスまで対応。 ・ 3GL や SQL 、 GUI の知識がなくてもビジネス・アプリケーションを 開発可能。・異なる複数の RDB によるアプリケーション構築に対 応。・クライアント / サーバシステムの開発が容易。・開発期間の 大幅な短縮を実現。・アプリケーションのメンテナンスも容易。 * IJN Ⅸオペレーティングシステムは IJN Ⅸシステムラボラトリーズ社が開発し、ライセンスし ています。 * VMS は米国ティジタルイクイップメント社の、 MS - DOS は米国マイクロソフト社 の、 0 日 ACLE は米国オラクル社の、 SY 日 ASE は米国サイベース社の、 info 「 m ⅸは米国 インフォミックスソフトウェア社の SING 日 ES は米国イングレス社の商標または登録商標です。 語 代 世 3 第 ウインドウシステム テータベース マネージメント T a K T タクトシステムズ株式会社 本社〒 101 東京都千代田区岩本 -5-11 ( 岩本町 T にル 7F ) TEL ( 03 ) 3 圏 5-71 圓代 FAX ) 簡 -7101 開発センター : 新潟・長岡 お問い合わせ先 / 本社営業部 営業・ SE 社員募集中 お問い合わせ先 / 本社人事部人事課 ( 石田・和気 ) TEL(03) 3 5-71 0 ・フリーダイヤル 01 1271 日本総代理店 資料請求 N 。 88