リモート - みる会図書館


検索対象: UNIX MAGAZINE 1993年1月号
11件見つかりました。

1. UNIX MAGAZINE 1993年1月号

るコマンドもきちんと利用できます。 ところで、 UNIX では標準入力を読み込むコマンドをバ ックグラウンドで動かすと、、、 tty input ( 端末からの入力 ) がおこなえない〃という理由から、実行したコマンドが一 時停止の状態に陥ってしまいます。 。 n コマンドも同様で、標準入力が必要なコマンドを指 定し、それをバックグラウンドで動かすと、端末からの入 IJ N Ⅸへの招待⑩ 力がおこなえないために停止してしまいます。こういう場 合で、しかも標準入力からデータを入力する必要がないと きには、一Ⅱオプションを指定します。 - d オプションは、デバッグ情報を得るためのものです。 実際に on コマンドがどんな作業をしているかを知りたい、 あるいは on コマンドがうまく動作しないなどの場合には、 これを指定して実行してみるとよいでしよう。 on コマンドのラ主意点 on コマンドを使うときは、前述した環境変数の問題以、ゝのシェルによって処理されるわけではないクというイ督はみ 外にもいくつか注意点があります。 に関連した注意点があります。 rsh コマンドでは、リモート でシェルが起動され、その上でリモートコマンドが実行さ メタキャラクタの扱い れました。たとえば、 、、 on コマンドによるリモートコマンドの実行は、リモート / rsh [ オプション ] ホスト名コマンド名 [ 引数 ] と入力したとき、ローカルの rsh コマンドはリモートのシゝモートのシェルは、これらをコマンドとして実行するわけ ェルに対し、コマンド名以降の部分をすべて渡します。リ / です。次の例を見てください。 wife-% て s husband ps —x PID TT STAT TIME COPMAND 2147 ? S 0 : 00 csh —c ps -x 2148 ? R 0 : 00 ps -x wife-% て s jus ps —xl F U 工 D PID PPID CP PRI NI ADDR 8201 10004 2150 2149 7 15 0 282 8001 10004 2151 2150 4 26 0 4cc vife—% 最初の rsh コマンドによって、リモートて実行されるコ SZ 120 152 RS S WCHAN 108 u 128 STAT TT TIME COMMAND 0 : 00 csh —c 0 : 00 ps —x1 、ゝできます。 マンド、、 ps ー x 〃は、 "csh -d' という一 c オプション付きの このように、 rsh コマンドの引数であるコマンド名以降 リモートのシェルから実行されていることが分かります。の部分は、リモートのシェル、、 csh ー c ′′の引数として渡さ プロセスの親子関係は、次の ps -xl コマンドの結果で確認 / れます。前回も触れたように、 rsh コマンドでは、 rsh snoopy ' cd /home/vife/aya/write 1pr file. tex' rsh snoopy " cd $home/write lpr file. tex" などと、リモートで実行するコマンドを引用符で括り、そゝの場合、リモートのシェルには引用符で括られた文字列が lp て file. tex csh —c cd /home/vife/aya/write はなく ) リモートのシェルに解釈させることができます。こ / のなかに含まれるメタキャラクタを ( ローカルのシェルで渡され ( 前例の場合 ) 、 csh —c cd $home/write lp て file. tex が実行されます。そしてこのなかに存在するメタキャラク タ ( $ や ; ) は、リモートの C シェルによって解釈されるわ UNIX MAGAZINE 1993.1 けです。 ところで、 on コマンドによる遠隔実行は、リモートのシ 149

2. UNIX MAGAZINE 1993年1月号

UN Ⅸへの招待⑩ 叱らないよね・・・・・・ ? 」というシグナルが送られているよう な気がします。こんなふうにぐずぐすしていると、もしか すると今晩にでもパンクしてしまうかもしれません。名前 もまだ決まってないというのに・ rsh の補足 遠隔実行機能に関するコマンドとして、前回は rsh コマ ンドを紹介しました。今回は on コマンドをとりあげます が、 rsh について説明不足の部分があるので、その補足をし てから on コマンドの紹介に移ります。 rsh でコマンドを実行するときに、特定のファイルが必 要となる場合を考えてみましよう。このとき、リモートシ ェルで実行されるコマンドが、そのファイルの内容にアク セスできなければなりません。これには、次の条件のどち らかを満たす必要があります。 ・ファイルがリモートマシンからアクセスできるディスク にある。 ・ファイルがリモートマシンからアクセスできないディス クにある場合、その内容を rsh への標準入力に送る。 たとえば、カレントディレクトリのファイル file を、リ モートマシン husband のコマンド jtops で処理したいと します。ファイル file がリモートマシンからアクセスでき ない場合には、次のように rsh への標準入力としてその内 当Ⅱ e がオープンできない〃というエラーメッセージが表 snoopy-% can ) t open file 10Ca1 ー % rsh snoopy jtops file ー lp て—Pps400 /home/vife/aya/work sno opy% pwd wife—% cat file ー rsh husband jtops 容を渡さなければなりません。 146 ンで 1 つのホームディレクトリを共有する環境や、 on と NFS などを利用して、ローカルマシンとリモートマシ です。 なかったために、、、 can't open 〃というエラーが発生したの 処理しようとします。しかし、該当するファイルが存在し 記の場合、 jtops コマンドはホームディレクトリのⅢ e を リはホームディレクトリになっています。したがって、上 されているとき、リモートのシェルのカレントディレクト 示されています。 rsh によってリモートでコマンドが実行 一方、 NFS などのネットワーク・ファイルシステムでフ ァイルを共有していて、ローカルマシンとリモートマシン のいすれからも file がアクセスできる場合は、次のように 実行できます。 % rsh husband jtops file ただしこの場合、 file はユーサーのホームディレクトリ に存在していなけれはなりません。というのは、前回も説 明したように、 rsh コマンドでは、 ・カレントディレクトリの位置 ・シェルの環境変数の値 などのユーザー環境が継承されないので、リモートで実行 される jtops コマンドは、ホームディレクトリ上のファイ ル ( ~ / f Ⅱ e ) を処理しようとするからです。 もう 1 つ例を見てみましよう。カレントディレクトリの ファイル file をリモートマシン snoopy のコマンド jtops で処理し、ローカルのプリンタ ps400 に出力したいとし ます。 UNIX MAGAZINE 1993.1 ートでのファイルの位置か祠しであれば、 という配慮が必要です。パス名の指定は、ローカルとリモ 力として渡す ・リモートマシンでアクセスできないファイルは、標準入 指定する ・リモートマシンでアクセスできるファイルは、パス名で 覚 ? ) を犯しがちです。 rsh でファイルを扱うときは、 rsh の両方を使っている場合などに、上のような間違い ( 錯

3. UNIX MAGAZINE 1993年1月号

上の例では、、、 wife の / tmp がリモートマウント可能なリ スト (export list ) に含まれていないのでマウントできな い〃という理由でエラーが発生しています。このように ・リモートマウントの許可のないディレクトリでは、 on コ マンドは実行できない という点に注意してください。 on コマンドのセキュリティ 先月号までに説明したように、 rlogin や rsh では、リモ ートマシンにおける / etc / hosts. equ ⅳやユーサーのホー ムディレクトリの . rh 。 sts が参照され、リモートログイン や遠隔実行の可否が決定されます。これらのファイルを利 用すると、どのマシンのどのユーザーからの要求を許可 / 拒 否するかが判断できます。 一方、 on コマンドにはこのようなマシンやユーザーごと にコマンドの実行を許可 / 拒否する認証機能はありません。 そのため、、、 rsh などと比較して on は認証機能に乏しいク といわれています。それでも、まったく何もしない、とい うわけではありません。 on コマンドでは、 ・ on コマンドを実行したユーザーのユーサー識別子が、 リモートマシンに登録されているかどうか という検査がおこなわれます。もし登録されていなけれ ば、コマンドは実行されません。次の例では、 wife のユー サー kumasan( ユーサー ID10004) が、リモートマシン husband でのコマンド実行を要求しています。このとき、 IJN Ⅸへの招待⑩ husband にはユーサー kumasan のユーザー ID10004 か登録されていないとします。 wife—% id uid = 10004 (kumasan) g 土 d = 100 groups=100 wife—% 0 Ⅱ husband whoami on husband: rexd: User id 10004 not valid wife—% ご覧のように on コマンドでは、、、ユーザー ID10004 が 不正〃という理由から、コマンドが実行されていません。 このように on コマンドは、ローカルマシンでのユーサ ー ID と同じものがリモートマシンに登録されているかを 検査し、登録されていればコマンドの実行を許可します。 しかし、この機構は多少の危険をともなうことがありま す。ネットワーク上のマシンで、ユーサー ID がばらばらに 設定されている場合がそうです。たとえは、自分 ( aya ) がロ ーカルマシン ( sno 。 py ) で利用している IOOO というユー サー ID を、リモートマシン ( w 。。 d ) でははかのユーザー ( ma ⅱ ) が利用しているとします。すると、ローカルマシン (snoopy) の aya カゞ、 on コマンドでリモートマシン ( w 。。 d ) でのコマンド実行を要求すると、リモートの man というアカウントで実行されることになります。 snoopy—% id uid=IOOO(aya) g 土 d = 100 groups=100 snoopy-% on wood id uid=1000(mari) gid=100 groups=100 s Ⅱ 0 opy% このようなことが起こらないように、システム管理者は 、、ネットワーク上ではユーザー ID を統一する〃などの注意 を怠らないようにしなければなりません。 xon コマンド X ウインドウ・システムの関連コマンドに xon コマンド があります。今回はこのコマンドまで紹介してから終るこ とにしましよう。 xon は、 rsh や on などと同しく、遠隔実行をおこなうた めのコマンドです。ただしこれらと異なるのは、 X ウイン ドウ・システムのクライアントをリモートマシンで実行す るためのコマンドである〃という点です。たとえば、 ・自分は、 X のサーバーをマシン snoopy で立ち上げてい る。ディスプレイ (DISPLAY) は、 snoopy のコンソール UNIX MAGAZINE 1993.1 である ・クライアントとしてターミナル・エミュレータ kterm をマシン wood で起動し、その画面を snoopy のディス プレイに表示する としましよう。このような場合、 xon コマンドが役に立ち xon 吏い方 ます。 151 xon コマンドは、次の形式で使います。

4. UNIX MAGAZINE 1993年1月号

IJN Ⅸへの招待⑩ 、ゝなどとしてもよいでしよう。そうでない場合は、リモート / での位置を、 wife-% rsh snoopy jtops /home/wife/aya/work/f ile ー lp て wife-% て s snoopy jtops pwd'/file ー lpr などの絶対パス名や、リモートでのホームディレクトリか らの相対パス名で指定します。ファイルの内容を標準出力 に渡すには、 wife—% cat file ーて s れ snoopy Jtops ー lp て とします。リモートマシンにファイルが存在しない場合、 あらかしめローカルからリモートマシンにコピーしておく のも 1 つの方法ですが、標準入力として渡したはうが、余 分なファイルを作成せずにすみます。 on と rsh の違い こで、 rsh と比較しながら on コマンドを紹介しまし rsh と on は、いすれも遠隔実行をおこなうためのコマ ンドですが、大雑把に説明すると以下の点で機能が異なり ます。 1 ) rsh はリモートホストでシェルが起動されるが、 on で は起動されない。別な機構を用いてコマンドが実行され る ( 後述 ) 。 2 ) rsh ではリモートでシェルが起動されるので、コマンド 実行のカレントディレクトリは ()d しないかぎり ) ホー ムディレクトリとなる。一方、 on ではローカルのカレン トディレクトリでコマンドが実行される。 3 ) rsh ではローカルとリモートのシェルは無関係であり、 環境変数の値などが継承されることはない。一方、 on で はコマンドの実行時にローカルのシェルの環境変数が リモート側でも利用される。 ではまず、カレントディレクトリの位置について確認し てみましよう。以下の例では、ユーサーのホームディレク トリは /home/wife/aya です。そして、 rsh や on コマン ドを実行するカレントディレクトリは /home/wife/aya/ work です。リモート側のコマンドは、 rsh ではログイン・ ディレクトリで、 on ではローカルのカレントディレクトリ で実行されます。このため、 rsh で pwd コマンドを実行す るとホームディレクトリのパス名 /home/wife/aya が、 on で実行するとカレントディレクトリのパス名 / h 。 me / wife/aya/work が表示されるはすです。 UNIX MAGAZINE 1993.1 vife—% echo /home /w i f e / aya wife—% pwd /home/wife/aya/work wife-% て s snoopy pwd /home /wi f e / aya vife—% on snoopy pwd /home/wife/aya/work wife—% どうでしようか ? ご覧のように、 on ではローカルのカ レントディレクトリでコマンドが実行されています。した がって、カレントディレクトリに存在するファイルに対し てコマンドを実行したい場合、 on を使えはわざわざパス名 を指定しなくてもよいのです。 すこし話が難しくなりますが、 on コマンドではリモー トのコマンドか夫行されるときに、処理の対象となるファ イルが置かれているファイルシステムが、一時的にリモー トシステムにマウントされます。つまり、このような機構 であるため、そのファイルシステムがマウント可能か、す でにマウントされていなければなりません ( 後述 ) 。したが って on コマンドでは、リモートマシンがマウントできな いファイルシステム上のファイルを直接処理することはで きません。 次に、環境変数についてみてみましよう。 on コマンドで はローカルでの環境変数の値がそのまま継承されます。 vife—% printenv PRINTER PS400 wife-% rsh snoopy printenv PRINTER vife—% PS400 wife-% on snoopy printenv PRINTER lp 147

5. UNIX MAGAZINE 1993年1月号

UN Ⅸへの招待⑩ ローカルでの環境変数 PRINTER の値は ps400 です。 rsh コマンドでリモートマシン sn 。。 py 上の環境変数 PRINTER の値を調べると、 lp です ( これは、 . cshrc て環境 変数 PRINTER の値を設定しているからです ) 。一方、。 n コ マンドで同し変数の値を調べると、 ps400 です。このこと からも、 on コマンドではローカルの環境変数が継承され ることが確認できます。 前述したように、 on コマンドはリモートでシェルを起 動しません。ですから、 on コマンドではリモートマシンの . cshrc の内容は意味をもちません。もし . cshrc が実行さ れるのなら、前例の環境変数 PRINTER の値は lp に設定 されているはずです。 ところで、環境変数の値が継承されるのは一見便利そう なのですが、じつは迷惑な場合もあります。たとえば、前 回の . cshrc の記述例で登場した環境変数 LANG を考え てみましよう。これは、国ごとの言語や文化に即した環境 で UNIX を使うための環境変数です。 SunOS では japanese を、 NEWS OS では」 P. EUC や ja-JP. SJISI を設定すれば、日本語の環境で UNIX が使えるよう になります。このように同じ環境変数名でも、 OS の種類に よって異なる値を代入しなければならないものもあります。 このような環境変数は、 . cshrc では、 switch( $machine ) case sun* : setenv LANG j apanese のように、マシンの種類を判別し、それぞれのマシンに適 した値を設疋します。しかし on コマンドの場合は、 . cshrc は実行されないので、マシンに合った正しい値は設定され ません。さらに、ローカルの環境変数の値が継承されるの で、たとえば NEWS ( ローカル ) から Sun ( リモート ) に対 して on コマンドを実行した場合、 Sun にとっては不適切 な環境変数の値が渡されてしまいます。明 X のフォントフ ァイルやマクロファイルの位置 ( TEXF 〇 NTS や TEX - INPUTS など ) や、オンライン・マニュアルのデータの位置 (MANPATH) をはしめとして、マシンの機種が違ってい たり、たとえ同し機種でも環境がそれぞれ異なる場合な ど、ホストに応した値を設定しなければならない環境変数 は多いのです。 こういう環境変数を参照するコマンドを。 n で実行する ときは十分に注意してください。実行にあたり、ローカル の環境変数の値を利用する必要がなく、しかも扱うファイ ルがリモートマシンからもアクセスでき、対話形式のコマ ンドでないという場合には、 on よりも rsh を利用したほ うが賢明でしよう。 1 EUC や SJIS は漢字コードの指定です。 breaksw case news* : setenv LANG j a—JP. EUC breaksw endsw on コマンドの使い方 次に、 on コマンドの使い方を紹介しましよう。すでにい くつかの実行例を示しましたが、 on コマンドは次の形式 で使います。 0 Ⅱ [ オプション ] ホスト名コマンド 必須の引数は、、、ホスト名〃と、、コマンド〃です。、、オプショ ン〃は、省略してもかまいません。 rsh と同じように、ホス ト名では /etc/hosts に記述されている 2 リモートマシンの コマンドには、リモートマシンで実行するコマンドを指 ホスト名を指定します。たとえば、以下のようになります。 148 0 Ⅱ domain. CO . JP 0 Ⅱ snoopy 定します。もちろん、そのコマンドに引数が必要ならば、 それも指定します。 on コマンドのオプションには、 -i 、 -n 、一 d の 3 つがあ ります。 rsh では対話形式のコマンドは実行できませんが、 on で一 i オプションを指定すると、対話形式のコマンドが使 えます。たとえば、 0 Ⅱ—i snoopy Vi namefile では、リモートマシン snoopy でⅵか夫行できます。この 場合、ローカルマシンでの stty の値や、ウインドウサイズ なども渡されるので、画面の大きさなどに依存して動作す 2 NIS で /etc/hosts が管理されている場合は %ypcat hosts で表示されます。 UNIX MAGAZINE 1993.1

6. UNIX MAGAZINE 1993年1月号

IJN Ⅸへの招待⑩ ェル上で処理されるのではありません。このため、メタキ ャラクタをリモートで展開させることはできません ( もち ろん、ローカルのシェルで解釈させることは可能です ) 。次 の例を見てください。 wife—% 0 Ⅱ husband echo \$PRINTER $PRINTER wife-% どうでしようか ? ローカルのシェルに対してはメタキ ャラクタ、、 $ 〃を \ ( バックスラッシュ ) で打ち消しています が、これがリモートで展開されることはなく、文字列 、、 $PRINTER ′′そのものがエコーバックされています。 wife—% rexd: can't exec jlatex file . tex wife—% 0 Ⅱ husband "jlatex file. tex" rexd: can't exec jlatex file. tex wife—% 0 Ⅱ husband 'jlatex file. tex' 一引用符 ) で括ってみましよう。 では次に、コマンド全体を、、 " 〃 ( 二重引用符 ) や、、 ' 〃 ( 単 wife—% cat /etc/exports wife wife—% hostname という形式で使いますが、 on コマンドからは rexd にコマ / on [ オプション ] ホスト名コマンド名 [ 引数 ] 求を処理します。 on コマンドは、 Daemon) という遠隔実行サーバーが、コマンド実行の要 on コマンドでは、 rexd (Remote EXecution server ッセージが表示されています。なぜでしようか ? jlatex file. tex が実行できないクという意味のエラーメ /var / common /home wife—% ー a れ on = 0 , access=husband : snoopy : belle ー a れ on = 0 , access=husband : snoopy : belle ー a れ 0 Ⅱ = 0 , access=husband : snoopy : belle この例では、、、マシン wife のファイルシステム / var 、 /common 、 /home は、マシン husband 、 snoopy 、 belle からリモートマウントできるクと定義されています。この ため、 wife 上での on コマンドの実行は、 /var 、 /common, ゝンド名以降の部分が渡されます。このとき、コマンド名と 引数全部を引用符で括ると、 ( 空白などを含め ) それら全体 が 1 つの文字列として rexd に渡されます。 rexd は、その 文字列全体を 1 つのコマンドとして実行しようとします。 これは、たとえば次のように入力した場合と同しです。 % ' ls ー 1 ' ls ー 1 : Command not found. 以上説明したとおり、 on コマンドではリモートのシェ ルではなく rexd によってコマンドが起動されるので、 ・リモートマシンでメタキャラクタを解釈させることはで きない 、、コマンドと引数クの全体を引用符で括ってはいけない という点に注意しなければなりません。 マウントできるか、できないか ? 前述したように on コマンドでは、ローカルマシンのカ レントディレクトリを含むファイルシステムを、一日判勺に リモートマシンにマウントします。このため、ローカルマ シンの側で、、、そのファイルシステムを on でコマンドが遠 隔実行されるリモートマシンからマウントさせてもよい〃 と定義されていないと、 on は使えません。これは、 / etc / exports というファイル ( スーパーユーザーが管理しま す ) で定義します。その中身を見てみましよう。 セージが表示されます。 で on コマンドを実行すると、次の例のようにエラーメッ でおこなわなければなりません。そのはかのディレクトリ / h 。 me の各ファイルシステム内に存在するディレクトリ wife-% cd /tmp wife—% pwd /tmp wife—% 0 Ⅱ husband date on husband: rexd mount : wife-% 150 not in export list for vife : /tmp UNIX MÄGAZINE 1993.1

7. UNIX MAGAZINE 1993年1月号

IJN Ⅸへの招待⑩ xon [-debug] [ ー 1 ログイン名 ] ホスト名コマンド名 [ 引数 ] -debug オプションは、 xon にテンヾッグ情報を表示させ るためのものです。ログイン名〃は、 rsh の一 1 オプショ ンと同しく、リモートマシン ( ホスト名 ) のどのユーサーの 権限でコマンド ( コマンド名引数 ) を実行するかを指定し ます。以上の 2 つは、省略してもかまいません。なお、一 1 ロ グイン名を省略すると、 x 。 n を実行したローカル側と同し ログイン名の権限でコマンドが実行されます。 、、ホスト名〃では、クライアントを起動するホストの名 前を指定します。この指定方法は、 rsh や on コマンドと同 / ゝしです。、、コマンド名〃とヾ引諟では、実行するクライア ントのコマンド名とそれに対する引数を指定します。以上 が xon コマンドの入力形式です。 具体的なコマンド実行例を見てみましよう。自分がリモ ートホスト unixmag のユ—*ff—aya-s としてメールを 受け取ることがあり、そのメールの到着を xbi Ⅱによって 知りたいとします。この場合、次のように xon コマンドを 実行します ( 実行画面は省略 ) 。 vife-% xon ー 1 aya—s unixmag xbiff -geometry + 1 ー 0 & wife—% これにより、リモートホスト unixmag のユーザー aya- s として、クライアント xbiff が実行されます。も ? ろん、 xbiff の画面は、現在自分が利用しているディスプレイに 表示されます。 xon コマンドは、通常バックグラウンドで実行します。 フォアグラウンドで実行してもかまいませんが、バックグ ラウンドで実行しないと、クライアントの種類によって は、いつまでもプロンプトが返ってこない場合がありま す。 xon がおこなっていること xon では、次のようにリモートマシンでのクライアント の実行をおこなっています。 ・環境変数 DISPLAY を、 xon を実行したディスプレイに 設定する。たとえば、 setenv DISPLAY wife : 0 . 0 など。 ・クライアントを実行するマシンが X のサーバーへのアク セス許可を与えられるように設定する。具イ勺には、 152 xon snoopy というコマンドが用いられる。たとえば、 xhost + ホスト名 という要求では、サーバーにおいて、 xhost 十 snoopy とコマンドが実行される。 UNIX MAGAZINE 1993.1 ( さかもと・あや YDC) 月も誌面でお目にかかれることを願いながら・・・ ークコマンドとして、 rcp や ftp などをとりあげます。来 次回は、ホスト間でファイルの転送をおこなうネットワ ください。 考に、その場の状況に応して 2 つのコマンドを使い分けて ました。いくつか挙げた注意点、そして両者の相点を参 今回は、 on コマンドと xon コマンドの使い方を紹介し か ? 興味のある方は、その内容を覗いてみてはいかがでしよう なみに、 xon コマンドの実体はシェル・プログラムです。 くても、シェルのレベルで同様の操作がおこなえます。ち す ) 。この仕組みを知ってしまえば、 x 。 n コマンドを使わな のシェルに環境変数 DISPLAY を渡すようになっていま マンドが用いられています ( そして、 rsh においてリモート わけです。最後の、、リモートマシンでの実行〃では、 rsh コ ントをリモートマシンで実行する、という手順を経ている へのアクセスを許可する設定をおこない、最後にクライア を決定し、次にクライアントを実行するマシンにサー つまり xon では、クライアントが使用する DISPLAY

8. UNIX MAGAZINE 1993年1月号

Daemons and Dragons ー 増えるほど、ほかのべンダーの利害得失がより明確にな る。それは、、、自社のハードウェアと OS を堅持した い " ということだ。彼らはユーサーを自社製品に釘付け にするために、ユーサーに選択権は与えたくないのだ。 彼らがユーサーの要求やニーズを無視しているのは明白 である。 Vicky White(vyw@vywws.ctd.ornl.gov) は、 つ語っている。 新しい標準で、よりよい設定を導入しないのなら、 [ べ ンダーは ] 古い標準的な設定をもてあそぶのをやめるべ きだ。新しくてよりよいとは、いくつもの同業者がテス トしたうえでの合意を意味するもので、 1 社が作りあげ た、既存のソフトウェアとの互換性をまるで満たしてい ないようなものではない。 Dinah McNutt(dinah@pencom.com) は、変更が大 嫌いらしく、その理由を次のように述べている。 UNIX を台無しにするな ! 私がみたほとんどの、、付 加価値 " 管理ツールは、スタンドアローンのシステムや、 同じ機種で構成された小さなネットワーク上では力を発 揮する。ちょっとしたインストールの場合ならたいした 問題もない。深刻なのは、複数のべンダーのプラットフ ォームを使用して、大規模なインストールをおこなうと きである。べンダーの用意する解決方法は、助けになる どころかかえって邪魔になるようだ。なせなら、解決策 のなかには自社のツールを使うなという項目は入ってい ないし、私のサイトの特殊な方針や手続きに合わせられ るほど自由度が高くないからだ。 Rich Braun(richb@kronos.com/ は、べンダーがも っと協調することを望んでいる。 私は IBM や SCO 、 Sun 、 HP 、 OSF 、 UNIX lnter- national 、 DEC 、 Apple 、 Novell 、そのはかの主要な べンダーに対して、管理用ソフトウェアの、、開かれた " 標準を開発し促進するよう求めている。 現在、ソフトウェアか抱える頭の痛い間題には、 ( ネッ トワーク上での ) パスワード設定やアカウント管理、ネ ットワーク上でのバックアップ、電子メール、リモート へのダイヤルアップ・アクセス、カーネルの明冓成 ( こ れはもっともひどいものの 1 つだ ) 、システムとネット CD 応援します ネットワク・コンヒュー云沙 ' オフィス環境で利用できる X ターミナル X ターミナルの利用範囲が、これまでのエン ジニアリング系からオフィス系へと拡がって 来ています。 NCD ではオフィス環境での利 用を考えた製品作りをしてきていますが、オ フィス環境でより利用されるよう、さまざま な周辺装置を X ターミナルに接続できるよう にしています。 ・リーダと磁気力ード・ このふたつの機器を、 NCD X ターミナルの キーポードに接続することができます。読み 取りのために特殊なフログラムを開発する手 間がいりませんし、装置のために電源も必要 ありません。 日本 NCD では、バーコード・リーダから読 み取ったデータをデータベースで管理するこ とで、製品の在庫管理を行なっていますま た、病院の窓口に NCD X ターミナルを設置 し、患者カードを読み取り、患者管理をネッ トワークで行なうことなどにも利用されてい ます。 NCD ではその他にも、プリンタや PCMCIA シリアル・カードを NCD X ターミナルに接 続することによって、 X ターミナルの利用範 囲をますます拡大しています。 0 一三 NCI) 株式会社日本 NCD 〒 102 東京都千代田区平河町 1 ー 1 ー 1 TEL 03-5276 ー 2411 FAX 03-5276 ー 2412 資料請求 N 。 .00A 69 UNIX MAGAZINE 1993.1

9. UNIX MAGAZINE 1993年1月号

Daemons and Dragons ー・ ワークのセキュリティ、ハードウェアの設定、ユーサー 彼はこう続けている。 環境の設定などがある。 ついでに加えるなら、多くのべンダーが躍起になって 70 ている。各べンダーは、プログラミングやシステム管理 こ数年、 UNIX には機能偏重主義がはびこり続け は、次のように述べている。 Scott Dorsey(k1udge@grissom.larc.nasa.gov) ューサーを当惑させることではない。 とやよいドキュメント、高性能力咐加価値なのであって、 きた技術的暴虐の数々を告白すべきだ。安定しているこ やめ、、、付加価値 " の名のもとに、製品上でおこなって べンダーはゴルフの駆引きのようなマーケティングを ことだ。 雑多な UNIX の亜種が存在していたのはすいぶん前の あり、頭を切り替える必要がない。共通の基盤がなく、 さえも ) などで、、一般的な管理 " 作業をするのに十分で Xe Ⅱⅸ 286 や ESIX V 、 CTIX V 、 PTX ( そして Minix 私の持っている古い PC/IX のマニュアルがあれば、 いる、、 UNIX の一般的な知識 " を否定すべきではない。 であるが、べンダーによる、、付加価値 " は、人のもって UNIX の設計の改善をどうするかは永遠の議論の的 彼はまた、次のように続けている。 危機的な状況へと陥ってしまうだろう。 り論理的な " 名前に変更してしまったりというような、 たり、ⅵがなかったり、システムコマンドの半分を、、よ い加減なべンダーが / etc を /usr/admin/etc に変更し x. YY. vv. に準拠」と明記すべきだ。こうしないと、い べンダーは製品に「基本的に AT&T のバージョン 文書イりを望んでいる。 標準から外れた機能の追放 ( あるいはすくなくともその Jonathan D. McCown(jdm1@eds1.eds.com/ は、 る。 プのシステム間での自動的なリモートアクセスなのであ のプラットフォーム間で調和がとれた機能や、違うタイ スはもうたくさんだ。ューサーか望むのは、各べンダー 開発してきた、うっとうしいユーサー・インターフェイ を簡単にしようとして、独自の素敵な機能の多くを加え てきた。しかし、全体に与えた影響を考えるときに残念 なのは、枝分かれして異なる方言が生まれるように、物 事か難しくなってしまったことである。 彼はさらに続けて、 混在した環境において、システムのインストールが 終ったあと、真っ先にやらなければならないことは、す べてのシステム管理ツールを削除することだ。ウインド ウ・システムなどは八つ裂きにして X11 と入れ替えて しまえ。 X11 はもっとも優れたウインドウ・システム ではないが、さまざまなプラットフォームの上でバラン スがとれている。 管理を簡単にするだけでなく、ソフトウェアの移植生 の面でも重川乍の整合生は重要である。どのようなもので あれ、ユーザーは、、オペレーティング・システム " につ いては注目し続けているが、標準化についての真の問題 点は耳に入ってこない。 また、 David Fetrow(fetrow@orac.biostat. washington ・ edu) も拡張を非難している。 、付加価値 " は、、呪うべ マルチベンダーの環境では、 き細分化 " と同じ意味であることが多い。その状況が打 破できないなら、修正するのをやめてはしい。改良は標 準の一部であるべきで、それによって標準が改善される ものでなけれはならない。 Brendan Murray(brendan@0tago ・ ac. (z) も、す べてに共通した機能を望んでいる。 矛盾のないユーティリティ群と制御ファイルを入れて おくためのディレクトリにれがもっとも重要 ) は、安 定していなけれはならない。たとえば、 BIND を 4 つも 5 つもの異なったシステムでセットアップ ( して管理 ) したり、ファイルを変更、参照するために、どのファイ ルがどのディレクトリにあるかを憶えていなければなら ないのには疲れてしまう。 Dominic Dunlop(domo@tsa.co.uk) は、新たな標 準を作る際には、各べンダーが協力しあうことを願って いる。 IEEE の 1003.7 ワーキンググループでおこなわれ UNIX MAGAZINE 1993.1

10. UNIX MAGAZINE 1993年1月号

辺レチプロトコル・コミュニケーションサーバ TM TELEBIT TCP/IP, IPX, App 厄ねⅸ対応 DN タイアルアップルータ さらにグレードアッフされたマレチフロトコル機能搭載 ! ・ NetWare の RIP, SAP, Keep-aIive バケットの自動処理機能 ・ AppIeTaIk 及び ARAP (AppIeTaIk Remote Access ProtocoI) のサポート機能 ・ TCP/IP を含めた旧 te 「 net の構築可能 、 &IB ′心・ 4 広 オプションカード NEI -Ethernet カード \ 132 , 000 NM8 ーマルチボート S ℃カード \ 200 , 000 NS1-64Kbps 同期カード \ 200 , 000 NTR-Token Ring カード \ 285 , 000 ※同期 64KbpslSDN ターミナルアダブタを使用する場合には、 64Kbps 同期カード が、非同期 ISDN ターミナルアダブタや、複数の高速モデムを 19.2Kbps を越える速 度で使用する場合には、マルチホート SIO カードが必要です。 ※同期シリアルポートを 2 ポートサホートする高速回線対応同期カードが販売さ れます ( ・ 92.4Q 予定 ) 。また、 1 台の NetBlaze 「シリーズに同期カードが最小 2 枚装 着可能となります ( システムソフトウェアバージョン 2.0 より ) 。 2 台の ISDN ター ミナルを使用しての 2B チャンネルフルサポートが可能となります。 ※ WAN 側回線としてい NS64 、公衆電話回線、専用回線、高速ディジタル回線に 対応しています。 NetBlazer \ 698 , 000 ( 本体価格 ) 従来のモデルがお求めやすくなりました。 NetBlazer ST \ 568 , 000 ( 本体価格 ) CPU25MHz8038SX とさらにパワーアップされながらもコンパクトに なったモデルです。最大 18 の非同期シリアルホートをサホートしま魂 64Kbps 同期カードも使用可能で魂 オプションの Ethe 「 net または Token Ring カードが必要で魂 NetBlazer 40 \ 1 048 , 000 ( 本体価格 ) CPU 40 MHz 80386DX 、 4MB メモリの最強力モデルで魂最大 26 のシ リアルポートをサホートし、各々の伝送スピードを 57 , 600bps までサホ ートが可能で魂 64Kbps 同期カードも使用可能で魂 オプションの Ethe 「 net または Token Ring カードが必要で魂 本体、オプションカードや ISDNT / A を組み合わせたお求めや すいセット価格を提供しています詳細についてはお問い合 わせください。 ネットプレイザーシリースは - 、リンクプロトコルに S 凵 P / PPP をサホートし、 発信者電話番号チェック等のセキュリティ機能を初め、フィルタリン久 M 旧レ M 旧Ⅱによるネットワーク管理、 Sys 管理、オートリセット、リモートメイン テナンス、自動タイアルバックアップ Netwo 「 k プーティング、自動回線接続 / 切断機能等多くの機能を標準搭載しています。 ネ小プレイザーシリーズには、 3 種類の日本語マニュアル ( コンフィギレーショ ンガイド、ユーザーガイド、コマンドリファレンスガイド ) が付属。システムソフ トウェアのノヾージョンは多機能サポートの 1.8 で魂ぐ 92.4Q より、 AppleTalk 、 IPX プロトコルもサホートするバージョン 2.0 が出荷されま魂現行バージョンよ りのソフトウェアのアップグレートカ河能で魂 ) ※上記の価格は 1992 年 7 月 1 日現在の価格です。表示された価格・仕様は予告なく変更される場合があります。 ※価格には、消費税は含まれておリません。※記載されている会社名ヾ製品名は、各社の商標及び登録商標です。 正規日本代理店 スワイヤトランステック驩 米 1 i Group 情報通信機器部 東京都千代田区一番町 14 スワイヤハウス 6F 〒 102 TEL. 03-3230-9333 / 9331 ( 直通 ) FAX. 03-3221-7957 資料請求 N 。 .85