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検索対象: UNIX MAGAZINE 1993年2月号
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1. UNIX MAGAZINE 1993年2月号

- 0 0 OCD - ROM の作り方 CD - 日 OM は素敵 ( 3 ) 安田直義 前回は、 CD-ROM 装置の接続と使用法、 CD-ROM ソフトウェアをいくつカ呂介しました。今回は CD-ROM を作る際の一勺な手順と、 CD をプレスする工程を紹介 します。 データ作成のアウトライン CD-ROM の利用法には、大きく分けて 2 つあるよう ・システムの外部記慮メディアとして利用 ・アプリケーション・プログラムやデータの販売に利用 前者は、 CD-ROM の手軽さや利便さから利用する場 合です。記慮容量や大きさなどからいえは、 8mm ビデオ テープを使用する EXABYTE や DAT テープを使う装 置のはうか有利ですが、 CD-ROM は直接マウントして内 容を一覧できる点で優れています。前回紹介した実例は、 実際に使うときはデータをディスクに移すことか前提にな っています。したがって、 CD-ROM はデータの容器と して利用されていることになり、外部記媒体として捉え ることができます。 後者は、データベースやゲームなどのエンターティンメ ント分野、特定業務システム分野などで利用されます。ま た、電子出版の分野でも注目されています。これらの多く は、アプリケーション・プログラムが CD-ROM での利 用を前提にしています。残念ながら UNIX 関連の製品は あまり出回っていないのですが、 PC 関係のものは数年前 から徐々に製品化されています。描丘ではマルチメディア をはじめとして、画象や音声といったデータ量の大きいも のは、はとんどが CD ー ROM を利用しているようです。 26 UNIX 分野では、ソニーが MediaFinder というシステ ムを出しています。これは CD-ROM を使ったデータベ ースの全文検索や高速検索に特徴があり、特定分野向けに はおもしろいかもしれません。 ー殳ューサーを封象としたものでは、電子プック (EB) や CD-I など、専用のハードウェアを使う電子出版物が 市販されています。 EB はデータの論理フォーマットが 公開されていませんが、これらを扱える UNIX 用ソフト ウェアカ咄てくれば、新しいユーザー層カ咄拓できるかも しれません。現在の状況から孑則すると、ワークステーシ ョンの半数くらいは茁妾またはネットワーク経由で CD- ROM 装置にアクセスできるでしよう。これからのワー クステーションは、 OS が CD-ROM で提供されるなど CD-ROM 装置がないとシステム管理が不便になるので、 PC にもましていっそうの普及か期待できそうです。 図 1 にデータ作成のアウトラインを示します。データ作 成は大男けると、次の過程を経ます。 CD-ROM に限ったことではありませんが、ものを作 企画と編集処理 それでは順を追って説明しましよう。 3. マスタリングとプレス 2. プリマスタリング 1. 編集処理 UNIX MAGAZINE 1993.2 ケーションを利用する場合でも、企画の彳齬リは重要です。 グラムを新しく作るときはもちろんですが、既存のアプリ 結果にも影響をおよばします。アプリケーション・プロ るときに重要なのは、、よい企画 " です。企画のよしあしが、

2. UNIX MAGAZINE 1993年2月号

連載続ウインドウ・システムについて一⑦ とができた。今回っまずいたのは、メモリ不足などでピッ クスマップカイ乍成できないにもかかわらす、エラーを報告 せすに中途半端な状態のピックスマップを作ってしまうバ グが原因だと推測する。そのほかにも、 OpenWindows Version 2 の X11/NeWS サーバーには致命的なバグが あり、 X プロトコルの仕様を信用して開発されたプログラ ムを動かすのはかなり困難だろう 2 同僚は、 XII/NeWS サーバーにバグがあるとは思いも よらなかったため、この現象を角糾月しようとして貴重な時 間をすいぶん浪費してしまったわけだ。我々カ釜験づーるプ ログラム開発はほとんどの場合、システム・ライプラリや OS など、さらに低位のソフトウェア・システムの上に積 みあげられるものになる。メーカーやべンダーは細心の注 意を払って、これらのソフトウェア・システムを出荷して いるわけだが、だからといってこれらに、糸れンヾグがな い " とは断言できない。これを突き詰めれば、ハードウェ ア、マニュアル、開発仕様書などにもバグがないという保 証はないのである。 むやみにシステム・ソフトウェアを疑うのも問題はある が、逆にまったく疑わないのも問題であろう。筆者も、コ ンパイラか間違ったコードを吐くので c 。 redump してし まうとか、 OS のシステムコールが正しく動作しないなど の問題をいくつカ絲釜験したことがある。皆さんの OS 、コ ンパイラ、 X サーバーは正常に動作しているだろうか ? さて、前回までの説明でカラーマップがどういうものか が理解できたであろう。今回は、カラーマッフ。操作とカ ラーセル ( カラーマップのエントリ ) の扱いについて説明 する。例によって、ある程度基本的なことはすでに知って いるものとして、注意すべき点や理解しにくい点に重点を おいて説明していく。詳しいことは、手許のマニュアルや 参考書の類を参照してほしい。 カラーマップの作成 ごく標勺なアプリケーションは、サーバーに最初から 存在するデフォルト・カラーマップを使用する。だが、次 に小す状況では、デフォルト・カラーマップではなく、専 用のものを作成して使用したい。 2 これらの問題は、 OpenWindows Version 3 ではすべて修正されて いるそうである。 UNIX MAGAZINE 1993.2 1. デフォルト・ビジュアル以外のビジュアルを利用した いので、そのビジュアル用にカラーマップを作成する。 2. デフォルト・カラーマップではエントリ数が足りないた め、新しく専用のカラーマップを作成してより多くの工 ントリを利用する。 1 の状況はいすれのビジュアルでもありうるが、 2 の状 53 カラーマップのインストール ICCCM の第 6 章「共有資源の操作」によると、カラー とめている。 munication Conventions Manual) というイ士オ兼書 : にま を正しく扱うための規約を ICCCM(Inter-Client Com- 混乱を招くことになる。 X では、このような、、共用資源 " で、各クライアントがそれぞれ勝手な考えで操作すると、 カラーマップは複数のクライアントが共用する資源なの ルをしてはならない。 きる。しかし、実際にはアプリケーションからインストー ケーションでその処理をしたくなる婦寺ちは容易に理解で ップはインストールしないと有効にならないので、アプリ のインストールをおこなう機能がある。作成したカラーマ X プロトコルには ( 当然 Xlib にも ) 、カラーマップ である。 ればならない。これは、デフォルト・カラーマップも同様 なんらかのガ去で必要とする色を表現できるものにしなけ 当てにできない。カラーセルを使用するときはかならす、 このように、作成したばかりのカラーセルの値はあまり その内容は実装依存である」 の場合には、各カラーセルの初期値は定義されているが、 StaticGray 、 StaticColor 、 Ih•ueColor ( 書込み不可能 ) 能 ) の場合には、各カラーセルの初期値は不定である。 「 GrayScale 、 PseudoCoIor 、 DirectCoIor ( 書込み可 定められている。 工ントリの初期値である。 X プロトコルでは、次のように なっ。 ーで注意すべきことは、作成したカラーマップの トか、 CreateColormapAndFree リクエストでおこ カラーマップの作成は、 CreateColormap リクエス PseudoColor 、 DirectCoIor の場合に限られる。 況は明らかに書込み可能なビジュアルーー GrayScale 、

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TURBOchanneI T 1 アダブタ 使いこなすのは、地雷原を歩くようなものである。 ESF ではなく D4 フレーミング ESF はきわめて複雑だが、 D4 は実装がはるかに簡単 であった。ほとんどの TI 回線は D4 フレーミングを使用 している。 ESF ( と一殳には B8ZS も ) を使用している 回線は、どこでも利用できるわけではなく特注品である。 なんらかの理由でどうしても ESF が必要な場合には、 D4 俐用者イと ESF ( 回纒則 ) の変換かて、きる CSU を使 えばよい。 CSU にある EIA232 ターミナルポートを使え は ESF の機能力鉢リ用できる。 シリアル制御用チップは使わず HDLC を実装 多くのメーカーが HDLC を実装した VLSI チップを作 っている。単純なシリアル制御の機能しかないものから、 アドレスと制御フィールドを解釈できる複雑なプロトコル チップまでさまざまなものがある。 TI 回線用のフレー ングをおこなうチップと同様、 HDLC チップは一ヨ殳に構 成がきわめて複雑で、ときには DMA による入出力の機 能を備えているものさえある。ルータのあいたで信頼生の 低いデータグラムを転送するには、 HDLC のもっとも基 本的な機能があればよく、残りの機能はとりたてて必要は DMA ではなくソフトウェアで I / O プリント回路基板を実装する場所がなかったからであ る。 TURBOchannel I/O ノヾスへの DMA インターフェ イスを使えは、カーネル内での CPU とアタフ。タ間のデー タ転送は不要になるが、多くのチッフ。が必喫である。また、 バケットごとに割込みが発生する。 DMA で最大限の効率 を得るためには、 DMA を主記匱中のバッファ管理と協調 して動かさなけれはならない。そのため、バケットごとに 割込みが発生しないようにする必要がある。その実現には さらにチッフ。が必喫だが、単純に場戸励ゞなかった。表面実 装をおこない、ドーターポードを使えば可能だったが、設 計にもっと時間がかかっただろうし、使用ガ去もさらに複 雑になっていただろう。 16 ビット CRC ではなく 32 ビット CRC 16 ビット CRC のエラー検出能力は、バケットの大き さが 4K ピットを超えると低下する。このアタブタの最大 ノヾケット長は 16K ビットである。 Ethernet は、最大ノ 96 ケット長がおよそ 12K ピットで、 HDLC [ 19 ] て推奨さ れている 32 ビット CRC を使用している。このアダブ タは、おそらく Ethernet からバケットを受け取ったり、 Ethernet へ送り出したりする。そのため、同しレベルの 工ラー検出をおこなうように Ethernet と同じ CRC を 使用している。 VLSI の代わりにいくつかの単純な FSM を使って D4 フレーミングと HDLC を実現するのではなく、 TI アダ プタを TI のフレーミングをおこなうチップとそれにつな がった HDLC のチップ、そして DMA を使って、ちょ うど DEC の PMAD-AA Ethernet アタフ。タのように 言することもできた。このように設言 t すれば、 TI また は HDLC の諞田を理解する必要はない。たしかに、プロ グラムは複雑になり、性能か落ちるかもしれないが、確実 に動くはすである。 バク CRC の最後の 5 ピットが 1 の場合、 TxFSM はピ ットの挿入に失敗する。受信器は終了フラグの最初のピッ トを挿入ピットと間違え、状況が悪化する。この間違い は、 HDLC の実装ではよくある。いくっかの標準文書に は、最後の CRC ピットの後ろと終了フラグの前に挿入 ビットが必要であると記されている。このバグを修正する ために、 1 個の状態を TxFSM に加えた。 IP プロトコル は、バケットの約 3 % が受信伏態の悪さゆえに捨てられて いるが、うまく動いている。 受信器のフレーム同期機構は、間違った送信器の HDLC フラグパターンとの同期をとろうとして、それに 全体の 25 % の時間を消費していた。 HDLC フラグ中の 0 のビットがフレームピットの可能性があると判断した場 合、フラグのみカイ云送されているような回線では、その後 ろの 193 ビット目も 0 で、 FrameROM は 40 回、 May- be の判断を下してしまう。その結果、フレームの同期に 失敗する。フレーム同期のアルゴリズムのシミュレーショ ンではランダムなデータを使用したため、この問題は発見 されなかった。 RxFSM の 2 つの線を変更し、このバグ を修正した。 TURBOchannel のクロックはアダブタのなかの FSM のクロックに使用される。 25MHz の TURBO- UNIX MAGAZINE 1993.2

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連載 UNIX Communcation Notes—朝 図 4 出口が 1 つしかないネットワーク net 1 外部のネットワーク 通信に要する時間カ鉄豆くなります。したがって、 netl と かに netl と net3 の通信はホスト G3 を経由したほうが トとネットワークとの接続もまったく同じであれば、明ら いる 3 つのホストがすべて同じものであり、それらのホス する設定がされていました。こでゲートウェイとなって ホスト G3 を使わないで、ホスト GI とホスト G2 を経由 たとえばさきほどの例では、 netl と net3 の通信では すに特定の経路に負荷が集中するのは不経済な通信です。 からも、代替経路か存在するにもかかわらす、それを使わ ているのは不斉な通信そす。またネットワーク運用の面 るにもかかわらす、通信時憫がよけいにかかる経路を使っ ネットワークの利用者からみれば、より高速な経路があ 信 " をおこなっている場合があります。 冗長な糸習各が存在するネットワークでは、不経済な通 不経済な通信 管理者か設定を変更しなければならなくなります。 ます。さらに、ゲートウェイて鱆害が発生した場合にも、 静的経路制御では、設定した経路をつねに使用し 意 4 更する必要が出てくるわけです。 ゲートウェイの拠章などの障害に対して、管理者か設定変 は設定によって使われる経路か決められてしまい、さらに 冗長な経路が存在するネットワークでは、静路制御で ように経路設定を変更しなければなりません。このように だの通信かできなくなります。そこで、ホスト G3 を使う 42 net3 の通信に G3 を使う経路設定をおこなうほうが、経 済的な通信を実現することになります。 静的経路制御では、すべてか経路を設定する管理者の判 断に任されています。冗長な経路カ在するネットワーク で静路制御を用いる場合には、このような不経済な通 信を回避する経路、つまりよい経路の上手な選択が重要で す。しかしこれも、ネットワークの規模が拡大してきた り、ネットワークの構造か複雑になると、設定されている 経路が本当によい経路かどうかの判断か難しくなります。 経路を慎重に判断する必要が出てくるかもしれません。 注意 5 静的経路制御をおこなう場合には、設定する経路 がよい経路かどうかを判断する必喫があります。 Default route の利用 図 4 を見てください。このようなネットワークでは、外 部のネットワークへの通信はすべてゲートウェイであるホ スト G お面茴します。そこで、 netl に接続されるゲート ウェイ以、タ P ) すべてのホストでは、 default route の機能 を使って、はかのネットワークへの経路をすべて default ノート 2 になります。 経路情報テープルの大きさを節約できますし、設定も簡単 トワークへの経路情報を正しく設定します。これにより、 一方、ゲートウェイであるホスト G では、 # route add net default G 1 ンドを使って次のように設定します。 route に代表させることかできます。これは、 ほかのネッ route コ ? 動的経路制御 情報の設定を簡単におこなえる場合があります。 default route の使用で細かな設疋を避け、経路 UNIX MAGAZINE 1993.2 ・障害に対して弱い いくっかの問題点があります。 こまでみてきたように、静白釜路制御には次のような

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フリマスタリング プリマスタリングとは、連載の 1 回目で説明したよう な、規格にデータを整形することをいいます。 ISO 9660 を使用する場合は、必要な情報を生成して CD-ROM のマスター用のデータを作ります。 UFS のように ISO 9660 を使わないものでも、 Yellow Book(ISO/IEC 10149 ) のフォーマット化をしなけれはなりません。 前里 ・ ISO 9660 を調整します。 プリマスタリングをおこなう前に、ますデータの整合 32 ださい。 MS-DOS でも使用する可能匪があるときは注意してく XCONTRIB2. TAZ XCONTRIBI . TAZ MS-DOS では区別できません。 でしか認識できなくなります。次のようなファイル名は、 と名前の 9 文字目以降が落ちてしまうので、 8 文字目ま Lebel 2 を選択した場合は、 MS-DOS でマウントする なければなりません。 ります。このときも、最糸勺に重複カ起こらないようにし プリマスタ用のソフトウェアが自測第勺におこなうこともあ ディレクトリ / ファイル名の英字を大文字にするのは、 使えないので注意してください。 ダースコア ) しか使えません。とくに、一 ( ハイフン ) は 4. いすれの場合も英字は大文字だけで、記号類は一 ( アン 文字までです。 ファイル名十刻長子の長さは . ( ピリオド ) を含めて 31 3. Leve12 、 3 の場合は、ディレクトリ名は 30 文字まで、 文才去張子です。 リ名は 8 文字まで、ファイル名は 8 文字ファイル名十 3 2. Level 1 の場合は MS-DOS と同しように、ディレクト 許すかを決めます。 1. ディレクトリ / ファイル名に、どのレベルまでの規格を ら名前の変更などをします。 ファイル名に関して次のような点をチェックし、必要な ・ ISO 9660 十 RockRidge RockRidge フォーマットを使う場合は、暗黙のうち に UNIX が対象となります。基本は ISO 9660 LeveI 1 ですから、 CD-ROM 自体は MS-DOS でも読める名前 で作ります。実際に使うかどうか、未があるかなどは別 にして、 MS-DOS との互換性も保たれています。もちろ ん RockRidge をサポートしていない UNIX でも、 ISO 9660 で規定される範囲内ではなんの問題もありません。 RockRidge フォーマットは、 ISO 9660 のディレクト リ・レコード中のユーザーに開放されている部分を利用し て、 UNIX で必要なファイル名やパーミッションなどの 属性情報を付加しています。この部分を独自に利用するシ ステム以外なら、 ISO 9660 との互換性は完全に保たれま す。前回に示した例 ( 1993 年 1 月号 39 ページ ) のよう に、 UNIX のファイル名関係の問題ははとんど角夬でき、 RockRidge をサホートしていないシステムでもそれなり に利用できます。ただスペシャル・ファイルについては、 用意はされているものの完全な定義がないので、インプリ メントに依存します。このあたりか解決できれは、きわめ て互換性の高いフォーマットになると思われます。 RockRidge フォーマットの詳細については、次回に紹 介する予定です。 ・ UFS UFS は UNIX のファイルシステムに依存したフォー マットなので、該当するシステムでできることは書込み以 外すべて可能です。その代わり、ターゲット・システム以 外では使えないのか普通です。 あらかしめ用意するものは、 CD-ROM にオ内するデー タと同じ容量のパーティションです。大きなパーティショ ンの一部ではなく、かならす独立したものが必要です。 プリマスタ里 ・ ISO 9660 系 プリマスタ処理は、出来合いのフォーマティング・ソ フトウェアを使えば内容のわりには簡単にできてしまいま す。プリマスタ用のソフトウェアやシステムは、プレス工 場向けのものや MS-DOS や CD-I などの利用を前提と したものなどいくつかありますが、この連載では UNIX UNIX MAGAZINE 1993.2

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TURBOchannel TI アダフタ TI D4PKT 概要 TID4PKT アダブタは、 TURBOchannel I / 0 シス テムのコミュニケーション・モジュールの 1 つで、研 究用のプロトタイプである ( 製品ではない ) 。 HDLC 手 順 (flags 、 bit stuffing 、 CRC) を使って、 D4 フレーム ( 1.554Mbps のデジタル電話回線 ) の TI 回線上でバケッ トが送受信できる。 LAN を大都市圏、または広域ネット ワークに利用することを目的として言 t されている。電気 的なインターフェイスは DSX-I 、物理的なインターフェ イスは電話用の RJ48 モジュラージャックである。 DSU (Data Service Unit) 機能を内蔵し、 CSU (Channel Service Unit) やマルチプレクサなどに直孑妾続できる。 図 1 は、 TI 回線で 2 つのバケットルータを接続した例 だ。一番上の例では、電話会社の 2 線式の電話回線を使用 して接続している。図で CO と記されている電話局は、同 し地域内にあっても、西海岸と東海岸に位置していてもよ い。中央の例では、 TI 回線ははかの 3 本の TI 回線 ( 音 声回線でもかまわない ) と多重化されている。そして、マ イクロ波を利用した T2 回線でイ云送されている。この場合、 2 地点間の最巨離はおよそ 15km である。一番下の例は はかの 27 本の TI 回線と多重化されており、 T3 回線の専 用光ファイバーで鮟続されている。 DEC では New Eng- land にある多数の事業所間を光ファイバーの専用ネット ワークで接続している。 実装 図 2 にアダブタを実寸で示す。シングルスロットの TURBOchanneI オプション・モジュールで、 DMA で UNIX MAGAZINE 1993.2 David Boggs (Dig1tal Equipment Corporation) はなくプログラム I/O を使用し、 4MB のアドレス空 間を占有する。 25MHz のバスクロックを使用しており、 16MHz より遅いクロックのシステムで使うには PAL の 交換が必要である。消費電力は 5V 、 1.5A で 7.5W 、 12V 電源は不要である。モジュールにジャンパやスイッチはな く、スロットに挿し込むだけで使える。 モジュラーコネクタの隣に、 2 つの LED がある。キャ リア (carrier) LED は、アタフ。タが正しい TI 信号を受信 したときに点灯する。フレーム同期 (FrameSync) LED は、アタフ。タが T 1 信号のピット列中の D4 フレーミン グ・パターンに同期したときに点灯する。これらの LED は、制御 / 状態レジスタのなかの同じ名前のピットに対応 し、アダブタの重川乍中に点灯する。 TI 回線の全体の伝送速度は 1.544Mbps である。ただ し、 193 ビットにつき 1 ピットのオーバーヘッドがあるの で、実際のビットレートは 1.536Mbps になる 1 。 HDLC のオーノヾーヘッドがさらに 2—3Kbps あるが、アタフ。タ はユーサーデータを 1.5Mbps 以上で伝送できる ( 正確 な伝送速度はデータのパターンに依存する。最悪の場合は 1.28Mbps で、これは全データが 1 の場合 ) 。 TI 回線は全ニ重である。バケットを同時に双方向へ伝 送でき、合わせた伝送速度は 3Mbps である ( これに対し Ethernet は半ニ重で、つねに 1 つのバケットしか伝送で きないが、伝速度は IOMbps である ) 。 DS5000 / 200 システム 2 には 3 つの TID4PKT アダフ。タを取り付ける 調主 : DECsytem 5000 モデル 200 のこと。 TURBOchanneI を 主 : 1.536Mbps = 1.544Mbps >< ( 192 / 193 ) アタフ。タとソフトウェアは、 Ethernet 間でバケットを ことができる。 2 1 3 スロットもつ DECstation である。 77

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otice UNIX Fair ' 92 ・ 2 / 1993 おもなものを紹介する。 ハードウェア ードウェア製品では、 DEC の Alpha チッフ。、 HP の PA-RISC7100 などを使用した WS の新製品をはし めとして、光磁気ディスクや 8mm ストリーマのオート 1992 年 12 月 9 ~ 11 日の 3 日間、ノヾシフィコ横浜の展 チェンジャーを利用した大容量ファイルサーバー、プリ 示ホールと会議センターにおいて、「 UNIX Fair'92 」 ンタ関連製品などの展示が目立った。なお、米国で発表 ( 主催 : 日本 UNIX ューサ会 ) が開催された。 89 の企業 された Sun の SPARCclassic などの新製品は、日本国 内では未発表のため展示されなかった。 による製品の展示会と並行して、 UNIX や WS 分野の 専門家による「 jus セミナー」、海外からの招待講演であ る「エグゼクテイプセミナー」、業界の各標準化団体によ ・ TITAN Ⅱ ( クボタコンピュータ ) る「オープンシステムセッション」、出展企業による「商 133MHz の 21064 (DEC AIpha) を使用したグラフ ィックス WSO ジオメトリ変換、レンダリング処理、ピ 品プレゼンテーション」などがおこなわれた。 クセル演算を専用のハードウェアでおこなうため、 CPU 会場面積は前回 ( 新宿 NS ピル ) の約 2.5 倍と規模が に負荷をかけすにシェーディング処理された動像をリ 拡大され、各プースにおける出展製品の数やデモンスト アルタイムで表示できる ( 写真 1 ) 。 レーションの様子は「データショウ」などの大莫なコ ンピュータ・ショーにかなり近くなった。 ・ 3D CG システム「昴」 ( 富士通 ) 会期中の来場者数は約 37 , 000 人、セミナー、商品プレ SPARCstation などの SBus に接続して使用する ゼンテーションなどの参加者数は延べ約 5 , 000 人と発 CG システムの参考出品。最大構成で 800 万 3Dvector/ 表された。 s の描画性能をもつ。建築物の 3D CG 画像中での視点 移動、照明の変更、マッピングの追加などをリアルタイ ムで処理するデモがおこなわれた。 Sun の OGI や PEX などの標準規約にも準拠する ( 写真 2 ) 。 ・ Epoch-2/FiREX9000 ( 丸紅エレクトロニクス ) 米 Epoch Systems が開発した大容量ネットワー ク・ファイルサーバー ( 写真 3 ) 。 HDD 、 MO 、 WORM などの記憶媒体を階層的に組み合わせて、最大 1 , 000GB の NFS サーバーとして動く。 HDD 上で利用率の低い 展示ホールでは、 PC 互換機で動く UNIX から ITB データを、 MO のオートチェンジャーに移動させるなど クラスのファイルサーバーまで、幅広い規模と内容の製 品が展示された。今回は会場カ昿くなったため、プース して、見かけ上のディスク容量を増やす。 間の通路や休憩スペースなども広くとられ、昨年までの システムのコントローラ部分には SPARCstation2 窮屈な雰囲気は払拭された。展示された製品のなかから、 と SunOS が使われており、クライアント側からは通常 12 盟龕帚 : 92 展示会 UNIX MAGAZINE 1993.2

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UNIX ワ - クステ - ション用 自動シトタウン制御システム咽 IJN Ⅸワークステーションは、 IJN Ⅸの世界的標準化の流れにのり、今やあらゆる分野で急速に導入されています。 システムを停止させる場合、正規の「システム停止 ( シャットダウン ) 手続き」を実行しないと、 OS の性格上ディス ク上の重要なソフトウェア資産を全て失いかねないという危険な側面を持っています。 FEL -1020 は専用インテリジェント ups ( 無停電電源装置 ) と停電監視及び自動起動 / 停止制御プログラム ( Fe ⅱ Safe / 20 ) からなり、操作をパソコン並に使いやすくした画期的なシステムです。無人運転時に発生する 停電対策や、タイマー及びカレンダー機能を利用することで自動運転が容易になり、ワークステーションを自動 制御装置の一部として使用したり、定時にワークステーションを起動しておくことにより、いつでもすぐに作業に 取り掛かる事ができる等、色々な利用形態に柔軟に システム構成 対応できるようになりました。 停電監視及び自動起動 / 停止制御プログラム (FeliSafe/20) は IJN Ⅸワークステーションのティスク上にインストールし専用イン テリジェント IJPS とペアて使用します。 LJPS が発生するシャッ トダウン信号及び制御プログラムによる LJSP 切断信号をインター フェースする為、ワークステーションの日 S232C ポートを 1 個使用 し、専用ケープルて IJPS と接続します。 ◇サン・マイクロシステムズ SPARC station ※その他のワークステ LJNIX S シリーズ ◇富士通 ーションにつきまし ワ - クステ - ション◇東芝 AS シリーズ ては御相談下さい。 HP Apollo 9000 シリーズ 700 ◇ YHP 対応機種 NWS -3800 / 3700 / 3400 / 3200 シリーズ ◇ソニ ー 1020 システム構成図 FEL- タイマ UPS 切断信号ー今 ぐーシャットダウン信号 ワークステーション電源 手元スイッチ RS232C ACIOOV UPS 寺徴 ( 1 ) 停電発生時の自動シャットダウン / 予めセットした時間経過後、損傷を与えす安全に自動停止させます。 2 停電時のユーサ定義手続きの実行 / 停電発生時、予め登録した手続きを自動実行することで、利用者への警告等を行うことができます。 3 シャットダウン時のユーサ定義の実行 / 稼働中のアプリケーション固有の終了手順を登録することにより、停電時に完全にアプリケー ションを終了させた後、ワークステーション ( システム ) を停止させます。 4 手元スイッチによる自動起動 / 自動シャットダウン ( オプション ) / 手元スイッチを押すことにより、ワークステーション及び ups 並 びにシステムを起動 / 停止させることができます。停止時には、 3 のユーサ定義手続きの実行を行った後にシャットダウンを行います。 5 タイマーによる定時起動 / 自動シャットダウン ( オプション ) / タイマーによりワークステーション及び IJPS 並びにシステムを起動 / 停止させることができます。停止時には、 3 のユーザ定義手続きの実行を行った後にシャットダウンを行います。 6 カレンダー機能 ( タイマーと連動 ) ( オプション ) / カレンダープログラムで休日はシステムが動作しないようにすることかできます。ま た、休日に使用したい場合には事前の設定変更だけで、当日通常どうりの時間にシステムが起動します。 7 電源の自動切断 / シャットダウン手続きをワークステーションで行うとシャットダウン後、 UPS の電源も切断し、寿命を延ばします。 価格・構成 停電対策専用の制御プログラム〔 Fe ⅱ Safe / 10 〕も好評発売中 ー FeliSafe/10 ( FEL ー 1020 の機能・特徴の ( 1 ト ( 3 ) をサポート ) ・一・・ 158 , 000 FE い 020 ( 構成 / システム制御プログラム (FeIiSafe/2 の ー 600VA/UPS ・ 138 , 000 UPS ( IKVA 、 4 ロ、 10 分 / ヾックアップ ) ー 1 KVA/UPS Y 178 , 000 UPS 接続用 RS232C ケープレ ( 3 メートル ) ー FEL-610(600VA/lJPS 十 FeliSafe/10) ・・ ・・ V 270 , 000 \ 44 000 オフ。ション′ / 手・元スイッチ V8 、 000 、タイマー ー FEL -1010 ( 1 KVA/UPS 十 FeliSafe/10) ・ ・・ Y310 , 000 Y30 , 000 カレンダー機能 Y30 , 000 精冖ハイテックインターナショナル十記 32493 81 代 ~ 。 - 。 ~ - 。。。 ・開発 / 製造元株式会社アクシス 資料請求 N 。 068

9. UNIX MAGAZINE 1993年2月号

D N ネットワーキングに、 AppIeTaIk に。 Ethe 「 net に。高速でネットワークを結ぶ」 SDN ルータ ROUTE ONE は AppleTalk を NTT の INS ネット 64 回線 ( ISDN ) で接続し、高速な情報 伝送を実現します。さらに ROUTEONE Ether は、 IP フロトコルをサポート。 Ethernet 上にある UNIX マシンからの ISDN の利用、 Macintosh からの UNIX ネット ワークの利用を可能にします。 INS ネット 64 ( ISDN ) 対応ルータ BUG SAPPORO JAPAN NEC PC-98 Macintosh 、 Macint0Sh ä00tOsh MacintcEh Sun WS 、 Maeintosm Ethernet LocalTalk net ROUTE ONE/Ether R 0 U T E ・ 0 ROUTE 0 ROUTE 0 / E 物師好評発売中 ルートワンイーサ S ネット 64 ROUTé ON 自 h バージョンアップ ルートワン Ethernet Loca 印引 k net 'MaciOtosh UROUTE ONE は、 ROUTE ONE/Ether に システムアップできます。 ROUTE ONE は、 Ethe 「 net 対応用に機能拡張できます。 Ethe 「 net 導入時には、 ROUTE ONE / Ethe 「へのシステム アップをご相談ください。 ・ダブルクリックでネットワークを接続、自動回線接続 ファイル作成機能。 電源投入時にバラメータを読み込む、自動ダウンロー ド機能。 △旧 DN 回線を使用しなくても、 LocalTalk と Ethe 「 Talk の ルータとして使用可能。 △ Loca a ⅸ上の Mac ⅲ tosh から、 UN Ⅸマシンとの通信に △ UN Ⅸマシンを App S ⅱ a 「 e のファイルサー / ヾに。 IJNIX マシンから Lase 「 W 「 ite 「への文書出力に △旧使用の通信アプリケーション使用時にい SDN 回線を 利用して自動的にネットワークを接続。 △旧、 App Ta ⅸ以外のプロトコルを通過、プルータ機能。 ※△は ROUTE ONE/Ethe 「のみ み訂 a 賑の間、 言師油叩に 9 、 - 、 Macintosh 、 A 叩厄 TaIk 、 EtherTalk 、 Ta 慊、 AppleShare 、 La rW ⅵ te 「はアッフレコンピュータ社の商標て・す。 Ethernet は、富士ゼロックス株式会社の登録商標てす。 IBM は .IBM Corp. ( 米国 ) の商標て、す。 NeXT は米国 NeXT Computer 社の商標てす。 NEC PC ・ 98 は日本電気株式会社の商標てす。 S 聞は、米国における米国 Sun Microsystems 社の商標てす。 UNIX は、 UNIX System Laboratories,Inc. が開発し、ライセンスして います。 ROUTE ONE 、 ROUTE ONE/Ether は、株式会社ビー・ユー・ジー の商標てす。 ビー・ユー・ジー東京本部 〒 113 東京都文京区本郷 6 丁目 16 番 2 号 BR 本郷 5 ビル IF TEL03 ( 5802 ) 0750 X03 ( 5802 ) 0751 インフォメーションダイヤル TEL03 ( 5802 ) 0757 FAX03 ( 5802 ) 0758 ※ ROUTE ONE/Ether の設定には Macintosh が必要です。 ※地域によって一 NS ネット 64 をご使用いただけない場合があリます。 ※別途 Loca ド ra 慊コネクタキット、 Et rnet トランシーバケープルなどをご用意ください 注 ) 仕様は f ・告なく変史することがあります。 資料請求 No. 053

10. UNIX MAGAZINE 1993年2月号

NO 第 CE ションに加えて、基幹業務システムやエンドユーサー向 けの GUI 構築製品、メインフレームとの連係を意識し たデータベース関連製品など、一ヨ殳企業での業務を対象 ソフトウェア ソフトウェア製品の展示では、開発環境やアプリケー 写真ロ会場ネットワーク接続実験 でも使用していた FDDI コンセント レータ「 LANplex 5000 」 ( ネットワン システムズ ) 。 写真田 R ISC 使用のフ ォールト・トレラント UNIX システム「 XA/R シ リーズ」 ( 日本ストラタスコ ンピュータ ) 。 、ータッチバネル機第 》ァコロロロロロに 0 4 写真音声とタッチバネルを使っ た X ターミナル・インターフェイスの 参考出品 ( 日本電算機 ) 。 写真田 80486 を使用し たサーバーマシン「 OP ー X / R 」 (NEC)O 、 WELLFLEET 處を、ま、に 写真 20 Ethernet に妾続 する PostScript プリンタ 「 Pstation 」 ( 高岳製作所 ) 。 写真円マルチプロトコ ル・ルータ「 BLN/AFN 」 ( アダムネット ) 。 写真 24 80486 DX 2 66 MHz を搭載したディスク アレイ・サーバー「 JD 円 94 DX 2 ー 66 」 ( プロサイド ) 。 、気置 写真 26 2 つのビデオ映 像を同時に表示できる 「 Xvideo 」 ( 理経 ) 。 写真 25 SuperSPARC CPU を使用した「 So ト bourne Series 6 / 700 」。上 にあるのが CPU ポード ( 松下コンビュータシステ ム ) 。 写真 27 各社の X 端末の 出展では、「カラー」、 「 R 旧 C 」、「 PEX 対応」の 3 つがキーワードとなってい た ( 日本 NCD のプース ) 。 15 UNIX MAGAZINE 1993.2