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検索対象: 鉄道模型趣味 1981年9月号
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1. 鉄道模型趣味 1981年9月号

會 5. 旧型国電の空気圧縮機 AK ー 3 形と電動発電機 會 4. 私鉄に多い空気圧縮機 DH25 形 いるものには , U 形の帯を重ねて追加することでこの感 引棒が延びています。図 B は片運転台車ですから片側だ けですが , 片運の場合 , ブレーキシリンダーは必ずしも じをだすことができるでしよう。 空気圧縮機の形態は大別して 2 種あり , 私鉄では写真 図のように運転台と反対側にあるとは限りません。図 B 4 のタイプが広く使われています。写真 5 は国電に使用 で仮に左上の片運車なら , プーリーの位置は当然中心線 されているもので , 私鉄でも払下け車や , 払下げ部品を より上に付いて左へ引棒が延びることになり , その場合 はプーリー軸も短く中梁の辺で途切れて , 反対側からは 使った車には多く見受けられます。 以上が電動制御車の主な装備で , 制御車の場合は空気 軸端の軸受も見えない , ということもあります。 圧縮機と元空気溜 , 付随車の場合はさらに釣合空気溜と 配管 制御用空気溜を除いたものと考えればよいでしよう。 既に第 2 図で空気配管がでてきましたが , 電車には普 ハンドプレーキ機構 通 , 空気関係の配管と , それとは別の電気関係の配管の 制御車であれば非常用に必ずこの機構が併設され , そ 2 系統の配管が車輛を貫通しています。これは電動車と のチェーンプーリーやチェーンはア クセサリーとして非常に効果的で す。運転室右手にある手フ。レーキの ハンドルを廻すと引棒が引かれ , チ ーンがプーリー ( 写真 7 ) を廻し プーリー軸とシリンダーを結ぶチェ ーン ( 写真 8 ) がシリンダーをひっ ばって , シリンダーをェアーで押出 すのと同じ作用でフ・レーキがかかり ます。チェーンを巻く向きを間違え ないように注意しましよう。 図 A の床下図は両運転台車ですか ら , プーリーは両側にあって左右へ ハンドプレーキ用プーリー軸の全景 6. ↓ 8. 32

2. 鉄道模型趣味 1981年9月号

3 一 定します。下端に 0.6 幅の帯板をハンダ付けし , 両端 にの 0.3 線を植込みました。コロ軸受部の両側に付くリ フ・ですが , これはずいぶん頭を悩ませました。 まず , 第 6 図のように lmm 角線の断面を三角形にヤス り , 有り合わせの板にハンダ付けします。この際 , 板の 集電用を兼ねるプレーキシューは , 線バネで圧着される 一辺は直線に仕上げておき , その辺と平行になるように こで糸ノコ刃の折れた物を利用して工具 ( ? ) します。 オ 5 図 を作ります。これを使って図のように溝をつけるのです が , 板材と角棒により直角治具を作っておき , それをガ イドにして加工すると , 溝が斜めになるようなことがあ りません。これを 1 個分ずっ切離し , 軸受にハンダ付け して完成です。 ブレーキシューは集電も兼ねています。第 7 図のよう , だるまや製のシュー部分を切離して整形した後 , 1 簡幅帯板により腕を作り , ビンにより可動式にします。 次にべースをプリント基板より切り出し , 内径 0.3 の パイフ。をハンダ付けします。スプリングはの 0.25 燐青銅 線を折曲げ , パイフ。に通してフ・レーキシューの腕にハン ダ付けしています。 なお , 絶縁側は図のようにアングルを使用し , 車輪を はめてみて位置決めした後 , 固定してあります。軸受に 細径パイプ は , 最後に 1 簡幅帯板による排障器を取付けて完成とな プリント アング ) レ 基板加工 材加工 リン青銅線 りました。 また , ウォームギャーは当初使用のものをスパイクモ しかし実を申しますと , 車輪の着脱が大変なのです。 デル製に交換したこともあって , モーター取付板なるも 手間がかかっても左右の分解が可能な構造にしておくほ のを作り , 床板上面より固定する方法に切換えました。 うがよかったようで , 最後の塗装まで苦しめられること 苦労したせいかどうかわかりませんが , 走行音も静かに になりました。なお , 使用した車輪は珊瑚製 10.5 スポ なり , またブレーキシュー集電のほうもさほど負担には ーク付のものです。 床板は t 0.8 板より作り , 遊び軸側は 3 点支持とする なっていないようです。 ために , t 1 板を△形に削ったものを床板にハンダ付け なお , ウェイトは効率よくかけるため , モーターの周 囲を包み込むようにし , 木型を作って鉛を流し込んで作 します。この軸受は 2 簡の段付ネジで止め , 駆動軸側の 軸受は 1.4 簡ネジ 4 本で止めています。 りました。以上が第 8 図です。 さて次に床下機器類に移ります。まずェンジンですが モーターの固定は , 床下側より行なうつもりでしたが ェックス製を加工して使用することにしました。ま 実際にはブレーキシューの支点がじゃまをして噛合せの フ 調整ができなくなりました。 ずフレームを 1 x 2 x 1 及び 2 x 3 x 2 チャンネル材に t0. 5 真鍮板 ドロップ製′く一ツ 集電側 絶縁側 オ 7 図 リード線 スペーサー t0.3 真鍮板 ネジ止め 1 「 : : ー悪叮トー 糸ノコの刃 9 ハンダ付 直角治具 切断 オ 6 図 平行にする 89

3. 鉄道模型趣味 1981年9月号

NSE 車のポイントは屋根上の運転席。この流線型は模型化の際に苦労させられる部分でもある 車ごと車体内側の平角材をはさんて固定しています。 強度的には充分てす。連接車のため , 第 3 図のように床 運転室内部も座席やマスコン , ブレーキ等をそれらし 板の両端を延ばして車体枕梁としています。車体への着 く作ってみましたが , 窓ごしの眺めはなかなか感しの良 脱は座席ユニットと床板て , 車体裾内側の平角材をはさ いものてす。 みこむようにして , 2 ネジて行ないます。 ( 第 1 図 ) 床下機器は前述のように中村精密の分売バーツをその 先頭車は運転室部が室内に出っ張リ , 座席ユニットが まま用い , 灰色に塗装後床下所定位置に接着しました。 そのままては入らなくなったため , 座席のべースを中央 て前後に分割しています。また , 展望室は別に座席ユニ 台車と伝動 ットを作って , 前部台車の取付ネジ ( 中心ピン ) て , 床板 ( tl . 2 プラ板 2 枚重ね ) オ 3 図 台車は中村精密の FS 6 てす。 T 台車は / 9.5 車輪に とリかえてあリます。先頭部の台車は , スカートの当リ を避けるためやや後退させ , 第 4 図のように回転中心を 前方へすらしてみました。この方法によれば台車を削ら すにすみます。ただし , カーブてのはみ出しが大きくな リますが , それほど気になリませんし , 走行上も特に問 題はないようてす。 座席ユニット 車体間隔 5 と 8mm 台車枕梁 マ 6 号車 マ 8 号車 マ 7 号車 64

4. 鉄道模型趣味 1981年9月号

に第い 実物 4 ーを、 矛 3 図 端梁ごと分解 D は揺枕上梁がはさまってその前後動を防止するもの E のシ = ーの厚みによってその間隔を調整します。ちょ うど軸受部に軸箱をはめるのと同じようなものですが , 揺枕上梁は左右横動する点が違います。 F の吊リンク受 は力がかかりますので , ネジ止めを併用しました。中間 台車のそれは高く突出ていますので , ジグによって正確 に付くようにしました。 F は揺枕上梁で , 両端が枕 , くネのポケットとなり , そ の上に車体荷重を受ける側受 G が付きます。 G の裏に付 く H は横動ストッパーで , 実物はゴムです。側面図の丸 孔の中に見えるポルトは , この止ポルトです。 1 は真鍮 プロックで , 上からセンタービンを取付けます。 J の揺枕下梁は形も実物とほぼ同様で , 吊リンク K の 付く部分は板をクシ形に切抜いてまとめました。ダンパ ーを作動させるのは困難でまたその必要もありませんの で , 下梁の方に取付け上梁とはフリーにしてあります。 枕バネは外側の , くネをダミーとし ( 自動車のワイバー 用スプリングを利用 ) , 内側にバネ座 L を設けて , その 周囲に実際に作動させるバネ M をはめ , また , くネ座 L に よって台車の高さを調節しております。 オー図 横梁 B 側枠 A ネジ止併用 枕′くネ バネ座 L M グ第ー センタービン ダミーのバネ 揺枕上梁 揺枕下梁 両端台車 ファイノ、一で絶縁 中間台車 車体枕梁 床板 センタービン 2400- ・ - + 側受 SZOJ オ 2 図 2200 2300 ー - ー・・一一一 22 / 0 36 ー

5. 鉄道模型趣味 1981年9月号

←スイス製のプレート フレーム台車を自作。 たコイルバネは 1. 4 褓 ネジで表現することと し , 卓上旋盤で削り出 しました。まずネジ部 を加工します。ダイス で雄ネジを切りはじめ 寺 1 、第ー←、第ご気み洋ト第修 る先端部は , ネジ山の 形状が不そろいになり をおき , 第 1 面をこれにヒ。ッタリ当ててパイスを締めま がちなので , 少し長めにネジを切って所定の長さに削り す。バイスの上面と削る線までの高さ夜に等しいスペー 縮め , その後他の部分の加工を行ないました。コイル , く サー e をマクラの下にかませ , タワミの少ない少し大き ネ部をバネ受部にねじ込み , 上部リンクをのせて全体を めのヤスリ ( 例えば長さ 215 の 5 本組油目平ャスリ ) ハンダで組立てます。そして台車本体および軸箱に瞬間 をマクラと加工物の上面に軽く当てながらャスリがけを 接着剤で取付けました。 して所要の寸法まで削ると , 平行性と平面性の良い仕上 枕バネは tO. 1 を 6 枚重ねてハンダ付けしてから幅 1.4 けができます。このとき , マクラの上には , ャスリの目 に切出し , 0.5 線で軽くカシメてバラ / くラにならないよ のない部分を当てるようにすれば , マクラの寿命がのび うにしておき , 全体をハンダで組立てました。 ます。さらに直角面を削りだすには , 今削った第 1 , 第 砂箱は , 写真によって付いていたりいなかったりです 2 面をバイスにはさんで , が , 重厚感のために付けた姿とし 同様に加工すればよいわけ ました。厚手のべークライトから 矛ー図 です。 成形したものです。砂撒管は車軸 成形のできた第 2 図 B の を乗りこえて前後に伸びているよ 四隅に 0.3 線を介して内径 うです。 0.3 , 外径 0.5 のパイプをハ 台車の端梁は片方ずつの台車側 ンダで固定します。適量の 枠に取付け , 組立てたとき , 互い ハンダを流せば , 一体鋳造 に入り込むようにしました。 品の感しになります。最後 横梁の取付法は駆動台車と付随 にこの線の周囲の軸箱蓋の 台車とで異なりますが , 説明は省 部分をタングステンカーハ 略します。ダミーのモーターを , イドのキサゲで整形すれば 動力台車側は真鍮で作ってギャー 軸箱はでき上ります。正面 下部に油ッポ状のものを付 オ 3 図 けるのを忘れないように マクラ 台車枠へハンダで取付けた のち , 長すぎるポスを削っ ておきます。 軸バネまわりは第 4 図を ごらん下さい。軸箱の上に 乗るリンクは t 1.2 から切 出し , 両端に糸ノコで溝を 切って 0.3 線をはめ込んで おきます。バネ受は大きめ の t 0.8 にまず 1.4 タッフ。を 立てたのち , 加工してから 切離します。振分けになっ 1 . 4 ネジ きをや一 24 タ .5 砂箱 22 2 5 37.S ) 三 ) ご 0 プレーキシュー ダミーのモーター 電磁プレーキ 矛 2 図 スペーサー ハンダを 流して整形 オ 4 図 0 05 スペーサー e 第 1 面 定規を当てて B C 平面性を確認 三 ) ラ 5 枕パネ 6 ゆ磚 tO tO.f 78 / ヾネ受 プロック d

6. 鉄道模型趣味 1981年9月号

箱根登山を 2 輛 Schweiz 製台車を自作する 林義和 1 全国鉄道模型コンテスト受賞作品 Schweiz 台車を付けた箱根登山電車を作りたかった , 少しきっすぎたようで , もう少し大きい方がよかったよ それが製作の動機でした。 TMS スタイルブック 1950 年 うです。以上をふまえて , 図には軸距 22.5 で書直したも 版 ( 昭 25 年 ) でこの台車の図を見て以来 , 箱根登山の台 のを示しておきます。 車はこれが正統派だという固定観念ができ上っていまし 台車側枠は第 1 図のとおりです。 t0. 5 から側板を切 出し , 上辺のアングル材らしき補強材は台枠の輪郭に合 た。ビノチオ模型の旧型キットを入手したものの , 台車 製作の構想がまとまるまで数年を要しました。 わせて切抜いた t0. 2 をはりつけたのち , 0.3 線でリべッ この台車については , BBC 製とするものと , Schweiz トを植込んだうえ , 周囲に t0. 2 帯板をめぐらせて表わ 台車と記すものとがありましたが , モーターを含めた電 しました。下辺のチャンネルは t 0.2 を t 1 にはさんで 装品は B B C から輸入したようですから , B B C が元請 成形し , ハンダ付け後 0.5 線を植えてあります。 となり , Schweiz 製台車にモーターを組込んだものが輸 台車側枠の軸孔は 2.4 であけておき , ポスを 2.4 に仕上 入されたと考えてよさそうです。 げた組立後の軸箱をはめこんでハンダ付けします。 実物の台車を詳細に観察する機会もなく , 数点の資料 軸受は外見からはポールかローラーベアリングのよう によって台車を設計しました。また全体について充分な ですが , フ。レーン軸受だそうです。丸棒から第 2 図 A を 時代考証はしてありませんが , S B1950 年版のスタイル 削り出します。台車枠にはめ込むためのポスは外径 2.4 が頭からはなれず , に仕上げておきます。これをャスリがけして B の角状に ヘッドライトは屋根上ではなく , 雨 樋のすぐ上とし , 縦樋も外に出さないすっきりした ( 手 します。 抜きのできる ) スタイルを目標にしました。キットは 2 私は小物部品の直角性と平面性を出すため , 第 3 図の 方法をとっています。 輛購入してあったので , 1 輛は Schweiz 台車付として , ュニマット用のミーリングテープ ーリング / : イス ( アゴ幅 35 ) を取付 もう 1 輛は本誌 238 号の記事どおりプリル 27 E 2 付とし ルに , 同じく け , 真鍮板からコの字状のヤスリ用マクラ a を作って , ました。 ノくイスの b の部分にかぶせ , 必要ならばマクラの下に別 台車を作る の真鍮板 c をはりつけて高さを調節し , 図 B の如くノくイ Schweiz 台車の設計の際 , S B 1950 年版の軸距 1800 簡 スのアゴ面とツライチになるようにします。 をコロッと忘れ , フ・リルの軸距約 24 簡と車輪径 10. 5mm か 第 1 面を削るときは , 特に神経を使う必要はありませ ら , 写真上で寸法を推定しました。軸距 18 なら 22.5 と ん。反対側の第 2 面を第 1 面と平行に削るには , 加工物 なります。台車の上部アーチの半径を 80 としたところ , の下に適当な高さのプロック d ( 板を立てる場合もある ) 77

7. 鉄道模型趣味 1981年9月号

14m 級電動車の床下配置の一例 , 昭和 4 年日本車輛製の京福 / 叡山・鞍馬線 120 形。中梁は第 1 図の魚腹形 を使う際でも , むしろ B のようにツライチに収める例が せないことは , A や B の際にも中央部だけを作ることか 多いようです。これでは台枠を表現しようという気にさ らも分ります。寸法は , 実例写真 1 の京福 120 形です。 えならなくても , 不思議ではありません。 空気関係の機器 そこで私の提案ですが , 台枠表現の手はじめに , まず 縦に通る中梁だけでも付けてみたらどうでしよう。その 床下の全体図として , 図 A に電動車 , 図 B に制御車の ためには前提として , A や B ではなく , 床板を C のよう 例を示しましたが , この中からまず空気関係の機器につ に所定の位置に付けることが必要となります。最近のパ いて説明します。第 2 図がその関係の配管図です。 ワートラックの発展や , モーターの小型化による床下装 主な機器としては , 圧縮空気を作る空気圧縮機 , その 備の傾向は , この前提に対しても好ましい方向でありま 圧縮空気を貯える元空気溜 , ブレーキシリンダーとその しよう。室内装置を考える場合にも , プラスになる面が 作用を補う補助空気溜・附加空気溜などです。これ以外 多いと考えます。さらに床下機器も簡単にべタベタ付け に制御装置 ( 簡単にいえば運転台 ) を持つ車には , 制御 るわけにはいかず , 必然的に実感的な取付方に変ってい 装置用空気溜と , プレーキ弁の作用を補う釣合空気溜が くのではないでしようか。 加わります。 さて最も簡単な中梁の表現としては , チャンネルを中 空気圧縮機からの圧縮空気は冷却管で冷やされて , 元 央に通すことです。これだけでも床下がひきしまり , 床 空気溜 , 元空気溜管へ至り , 各車に供給されます。元空 板の補強にもなります。旧型国電などの大型車なら D , 気溜は第 1 , 第 2 と二つあり , 安全弁を介して結ばれて 中小型車なら E ぐらいのチャンネルが適当でしよう。も います。冷却管は普通 , 元空気溜の上部に水平に付いて う少し細かくするなら , F のようにチャンネルを 2 本通 いるので , 蒸気機関車のそれのように目だちませんが , し , 横梁を入れればぐんと見栄えがします。側板の下か 例外的に外側に付いているもの一一一名鉄 750 ・ 900 形の例 ら少し見える場合には側梁も欠かせませんが , 普通は省 などもあります。 略しても問題ありません。 フ・レーキシリンダーへの空気は , プレーキ管から締切 初期の鋼製車には , G の魚腹台枠の例も少くありませ コック及びチリトリを経て送られてきます。それ以外に ん。こうなるとサイドビューのシルエットとしても欠か ブレーキシリンダーの動きを補助する補助空気溜及び附 加空気溜が付きます。 コックやチリトリが 付くシリンダーまわり 国鉄旧標準設計の の配管は , 最も目たっ 空気圧縮機 安全弁 ( C P ) 片運制御電動車の 部分です。プレーキシ リンダーも , 本体の形 空気配管。両運車 プレーキ管 は①部が反対側に を挽出しただけのパー 元空気溜管 ツでは全くものたりな もついた形態とな いことが , 写真 2 でお り , 制御車の時は 元空気溜と圧縮機 分りいただけるでしょ を除いた形態とな う。このあたりはちょ ( ) は機器 っと細工するだけで相 る。 によく書き入れら 当細密感が増すもので れている略号。 あとからの追加工作も 制御空気溜 ( 制御 ) 」 1 圧力計へ プレーキ弁へ 釣合空気溜 冷却管 第 1 元空気溜 ( 元 1 ) 第 2 元空気溜 ( 元 2 ) ( ツリ ) 給気弁 ′ヾンタ管 プレーキシリンダー 附加空気溜 ( 附加 ) 補助空気溜 ( 補 ) 電磁吐出弁 SE ① 締切コック 渦巻チリトリ A 動作弁 急動空気溜 オ 2 図 チリトリ 30

8. 鉄道模型趣味 1981年9月号

2. 下に急動空気溜 , 後方に A 動作弁がついたプレーキシリンダー 3. ェアータンクの取付例 困難ではないと思われますので , ぜひ追加して効果を上 付の一例で , 第 3 図のように上面に枕をかませ , 取付帯 で締付けてナットで止めます。取付帯は丸棒の先にネジ げることをおすすめします。 空気溜も , 取付帯を一体に挽出しただけのパーツを上 を切ったものと , 平帯の先端にネジを溶接したものがあ りますが , いずれにしても締付状態は U 形でなければお からネジで止めるのは , 実感的でありません。帯は円筒 かしいといえます。真鍮挽物のパーツをそのまま付けて の本体を一廻りしているのではありません。写真 3 は取 〃 400 / 070 / 8 ′ 0 / 335 / 3 ヨ 5 / 0 ′ 0 / 0 / 0 / 0 / 0 / 8 ′ 0 ア 95 慮あ朝ーー、劇 心記 器一ズチ 抗ュ一ッ 器抵フュイ 触流助フス 接減補主主 空気縮機 主抵抗器 図 A ー 遠州鉄道モ / 、 21 附加 / 25 メ 65 [ 6 . プレーキシリンダー 7 . 制御抵抗器 8 . 補助抵抗器 9 . 前尾灯抵抗器 加 . 接地スイッチ 1 1. 蓄電池箱 遮断器 主制御器 11 / 530 図 B ↓ 遠州鉄道クハ 61 9 ′ 0 車体長Ⅳ 000 ″ 00 860 2 イ 4 ク イク / 5 ど 3 ク イ / 5 25 り 0 760 卩 50 / 4 ル ル 90 90 舛 00 710 ″ 0 - ー 90 一 / イ 00

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→プリル MCB の改造 で 27 E 2 スタイルに ポックスに接着剤では りつけ , 付随台車には 鉛から作って横梁から 延ばした板に取付けて あります。 非動力車とした 116 号の記事どおりにプリトイ、 ル M C B を改造して 27 E 2 台車を作り , これにもダミ 車体と塗装・内装 のモーターを付けました。どちらの台車もダミ ーのモー キットの車体に手を加えたところは , まず窓の横棧を ターでぐっとひきしまりました。 0.5 程度まで細くしました。かなり明るい感じになっ 伝動装置と床下 たと思います。 手摺は 0.3 線で付け , t0. 4 洋白板でドアーの靴ずりを 軸距 24 の市阪インサイドギャーを用いたところ , 調 子が思わしくないので , モーターをなるべく低く押える 取付けました。 テールライトは自作したものの形態にこだわりすぎ , 目的もあって , モーターを台車装架とした第 5 図の伝動 少なくとも下側の入隅部は点線の いかにもきやしやで , ギャーユニットを自作しました。サガミ 1420 モーターか ように R をつけてもう少し強度を らプラスティックの 8 枚 , 10 枚と真 プラ . 8 枚 もたせるべきでした ( 第 6 図 ) 。 プラ . 1 0 枚 鍮の 12 枚ヒ。ニオンで下へ落し , 天賞 ヘッドライトはケースを自作し 堂の 13 : 1 ウォームギャーに伝えて 5 て , ダイヤガラスをはめ込み , プ いるので , 19.5 : 1 になっています。 図 ラケットは t 0.3 燐青銅板から作 登山電車ですから 24 : 1 位にはした って屋根裏で固定しました。位置 いところでした。ナロー用の歯の細 は前述のように , 雨樋の上にライ かいウォームギャーを使えば可能だ トが来るようにしました。大きめ ったかもしれませんが , ウォームホ のヘッドライトが屋根の上でいば ィールの軸孔を , 心を狂わさずに大 っている最近の姿より可愛らしく きくする自信がなく , 見送りました。 感じませんか ( 第 6 図 ) 。 平ギャーを高速回転部に使っている 屋上の抵抗器とパンタの間にあ せいかシャラシャラという音が気に る避雷器は , キットの角がダレて なります。釣掛モーターのうなりを いたので , 実物をよく観察せぬま 響かせながら勾配を登るのを実現す ま , 上面を円弧状に仕上げておき るのは至難のことのようです。 ました。 床下機器も 238 号の記事を参考に パンタは碍子がぐっと内側に寄 して取付けました。コンプレッサー った 1 枚シューのものを自作しま は小型電車用のソフトメタル製を加 工し , ェアータンク付近の配管には ーズを巻いてユニオンとしまし サガミ 1420 12 枚 1 3 : 1 ウォームギャー の の 6 ー 79

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彡勿ー彡彡 62 オ 4 図 ゴム / くッキン 第 2 図は模型化した台車の断面ですが , 参考のために て満足する結果を得ることができました。 揺枕関係の寸法は実寸を記入しておきました。 伝動には特注製作した 38 : 8 クラウンギャーを使用し プレーキ機構は , 横梁 B の下に取付板 N を設け , 内側 ました。許容一杯の直径としたため , レール面とのクリ のテコ O はこれにハンダ付け , 外側テコ P は端梁ごと分 アランスは 1 簡もありませんが , 運行に支障はなく , ウ 解可能として , 第 3 図の如く一体にまとめました。ただ ォームに比べて効率ははるかによいと判断されます。 し実際の機構では , O は水平テコによってフ・レーキシリ ギャーポックスの構造そのものは簡単で , 2 厚板よ ンダーに結ばれ , O ′の制輪子吊によって主台枠に取付け り口形に組めばすみますが , モーター軸と車軸の直角度 などその精度と強度は要求されますので , 内隅には補強 られていますから , 間違いなきようご理解下さい。 材を入れてネジ止併用とし , 組付には冂形の内側にはま クラウン 1 段 , 6 個モーター り込む真鍮角材のジグを用い , 車軸及びモーター軸がス 伝動は , 当初従来の箱型モーターを装着して走行を試 ムーズに通るよう , シム ( 薄い箔 ) をはさむなどして調 みましたが , 期待するだけの静粛さ , スムーズさ , また 整した上でハンダを流しました。動輪はギャーポックス モーター 6 個の均一性が得られず , サガミ 2824 に交換し に組込みで , 押え板による分解はできませんが ( 車輪を ーー 00 4260 DT115B ( 両端 ) ア 30 730 9b0 中″ 20 2600 、 / 265 870 37