ドアー - みる会図書館


検索対象: 鉄道模型趣味 1982年3月号
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1. 鉄道模型趣味 1982年3月号

B Ⅱ 不要 D Ⅲロロロロロロロロ モ 12200 ( スナッワコーナー付 ) 」 8 し 11 」 9.5 B C G ロⅢロロロロロロロロロ A D G ロⅢロロロロロロロロロ モ 12200 ( スナッワコーナーなし ) 8 14 不要 100 129 不要 細ロロロロロロゴⅢロ 凵 4 ワ 12300 6 19 サ 12120 100 ⅢロロロロロロロロⅢ ロ 98 不要 13 モ 12200 ロロⅢロロロロロロロロ 一一 28 反対側は埋める 19 コ 17.5 」 12.5 101 モ 12020 ロロロロロロロ 99 バーツ ( ワ 12300 ) 2 図 15 コ 島 5 凵 に A 十 D , B 十 C に組合せることになります。また , のスナックコーナーなしモ 12200 に動力ュニットをセッ トするため , 裏側の床板取付用リプは , カッターナイフ で削り取っておくことが必要です。 中間車のサ 12120 の側板は , ク 12300 側板の乗務員ドア , 及び反対側の客用ドアー次位の小窓が不要となり , 乗務員ドアー 4 簡 , 小窓 6 簡を切り落します。切断した 小窓の位置に切継 , 、一ツのク 12300 の窓 1 個分を組合せ , 図のようにクの側板 98 , 窓部分 13 , クの残りの側板 18 で , 合計 129 に調整しておきます。 もう 1 輛の中間車モ 12020 の側板は , モ 12200 側板の客 用ドアーを含む , スナックコーナー部分 28 が不要とな ります。この残りの側板に , 切継パーック 12300 の連結 面寄客用ドアー部分と窓 1 個分を組合せます。そして図 のように連結面寄客用ドアー部分を 17.5 窓部分を 12.5 簡 , モ 12200 側板を 99 に整形して , 合計 129 に調 整しておきます。 側板各パーツの接着は , 車体が平面になるように注意 して , 瞬間接着剤で固定します。側板の接続面にも瞬間 接着剤を塗り , 固着後に # 1000 の耐水ペーパーで平滑に 研磨しておきます。 車体の組立 側板と妻板を枠状に接着して , 車体を組立てます。 スナックコーナーなしモ 12200 は , 前後共キットのモ 12200 の妻板を使用します。 中間車の妻板は , 種車の連結面寄妻板があるわけです から , モとサの分となる 2 枚を調達すればよいわけです。 1 枚は切継パーツに使用したク 12300 の妻板 , もう 1 枚 はモ 12200 の妻板を使用しました。この妻板のために モ 12200 の側板やパーツが 1 輛分余剰となってしまいま したが , 別の改造にも使えそうですし , 切断に失敗した 時のための予備パーツと考えれば無駄にもなりません。 サ 12120 の妻板は , トイレ側がクの妻板 , 反対側がモ の妻板を使用します。モ 12020 の妻板は , 客用ドアー側 がクの妻板 , 反対側がモの妻板を使用します。

2. 鉄道模型趣味 1982年3月号

薄板を裏からハンダ付 ハンダ付 ら切出し た点検扉 新製した ポンネット 細径 / ヾイプ オ 3 図屋根をはずし , 点検扉とドアー , 窓を開く。手前ははずした点検プタ にこれをはめ , キャプ内に付けたアングルを介してネジ され , 扉が開きます。 止めすれば , 開閉可能な窓が出来上るわけです。 ーツから切出し 上面の点検ブタも取はずし可能で , さすがに本物のガラスの平面度はよく , 光を反射して た締め金具を , 新製のフタに移植してあります。小さな キラッと輝く時にその効果は表われ , 実感味満点。万一 砂箱のフタも開閉可能です。 ガラスが割れても交換は簡単です。 ーキャプの窓とドアー ■その他の加工個所 これも開閉可能ですが , こちらはキャプを生かし , 外 屋根は取はすし可能です。真鍮線のリべットを植えた 枠部分を残してドアーや窓を切落して新製します。ドア t 0.3 洋白板で , 内側には角線の補強桟が付いています。 ーは t0. 3 洋白板で , 裏側の周囲に真鍮角線を貼って補 キャプ内のインテリアは別売されたものを利用しまし 強してあり , ポンネットのものと同じ構造の丁番を付け たが , 一部には真鍮線やフ年ックで自作したものもあり ました。このドアーの開閉もハンドルを 90 。まわして行 キャプ床板と共に下方に引抜くことができます。また , ないます。 天井には配線用の角パイプも渡してあります。 窓は t0. 3 洋白板 2 枚の間に , t0. 3 の帯板をはさんだ キャプ床下にはあいたスペースがあり , 第 4 図のようなもので , 上部から光学顕微鏡用カノく一グ にエコ この機関車 モデルの L システムがきっちり収まります。 ラスを差し込んであります。板を組合わせて作った窓枠 オ 4 図 窓ガラスの構成 カバーグラスを入れる t0.3 帯本反 t 0.3 洋白板 外板 アングノレ 窓ガラス 窓ガラスを 入れる長穴 ↑別売のセットと自作のバーツでまとめたキャプ内部 窓枠 板材を貼り重 ねて溝を作る ネジ止め ー 103 ー

3. 鉄道模型趣味 1982年3月号

7 < 車体 > 使用した材料は 0.4 厚真鍮板です。展開図のように 屋根 / 側板を一体にケガき , ドアー , 窓 ( 運転席窓部を 除く ) , ェアーフィルター部分を糸鋸で切抜き , 折曲機 で折曲げ後 , 油目のヤスリで各部を仕上げました。 正面は旧つほ・み堂の EF65PF 用パーツを利用しまし たが , そのままでは寸法的に無理なので , 車体幅と高さ の修整 , テールライト , 手スリ孔の変更などを行ないま した。まず , 車体幅を拡げるために , 前頭部のヘッドラ イトケースがはまる穴の部分を切離し , じわりと左右に 拡げてから上部を車体の屋根の R に合わせて整え , 同時 に高さの修整も行ないました。 打抜きのテールライト孔 , 手スリ孔はその部分に裏打 ちしてハンダで埋め , 新しく所定位置へあけ直しました が , これらの手間を考えると , 自作と大差ないような気 がします。 次に , 耐寒ヒサシ ( パーツ加工 ) , 前面踏み板 ( t 0.3 洋白板より ) , 貫通ドアー ( ひかり模型の E F 64 用に追 一方 , t 0.4 板からフィルターのべースとなる板を切出し 加加工 ) 等を取付け , の 0.4 線で正面窓の H ゴムを表現 片面をハンダメッキしておきます。この板を並べた線の し , 左右の縦桟は天賞堂製パーツを 2 枚貼合わせて厚味 上にのせ , 上から熱を与えてハンダ付けしました。この を出した上で , H ゴム部にハンダ付けしました。また , 方法は , 線の間へハンダがまわり過ぎたりして失敗が多 ヘッドライト ( レンズ付パーツ ) に t 0.2 洋白板のカ / く , 苦労させられましたが , 余分に作っておいて出来の ーを作って , 水平に注意しながらハンダ付けしました。 良いものを 6 枚選び出しました。 テールライト ( 新型電機用パーツ ) , 手スリ ( の 0.4 線 ) , 取付は , 車体のフィルター取付窓に裏打ちして表から ワイーー ( の 0.3 , 0.4 線より ) なども所定位置に取付け はめ込み , ハンダで固定しました。周囲は 0.5 簡角線で ておきました。 枠を作り , 2 本の縦桟は t0. 2 ・ 0.8 幅の帯を貼ってあ ひと通りの加工を行なった前面を , 先に曲げた車体に ハンダ付けして箱状にし , 継目などを修整の上 , 側面部 ります。 乗務員ドアーは , 旧しなのマイクロ製 E F 81 用のパ の工作にかかりました。 ツを使いました。これはドロッフ。製で分厚く , 窓部の厚 両側面の窓の H ゴムは , の 0.4 線を周囲にハンダ付け 味を取るため第 2 図のように裏側を削っておきました。 してから , ャスリでなるべく薄くなるように仕上げまし 浮出しのドアーハンドルも削り , 0.3 線と帯材から新 た。ェアーフィルター部は , 交流機用フィルターを切継 製したものを取付けてあります。ドアー下の側扉開閉装 いだり , スジ目板をはめ込む等 , いろいろ試作してみま 置部分は , 使用したドアーに表現してあるのとは形が違 したが感じが出ず , 写真をよく観察しますと丸棒を並べ いますので , 図のように加工しました。 たように見えましたので , この感じを表現すべく , 第 1 運転席側窓 ( ュニットサッシ ) 部は , t 0.2 洋白板を 図の方法で作りました。 第 3 図 A の寸法に切出し , 車体所定位置にハンダ付けし の 0.3 線を , 列が乱れないように並べて両端をセロハ て内側を糸鋸で切抜き , 油目のヤスリで仕上げました。 ンテープで固定し , 少量のハンダを流して密着させます。 矛 2 図 オー図工アーフィルター 側ドアー べース本反こ 04 ハンダメッキ 2 抜 プる 本い 製 れ る ツ 0. SX ノップ ′ ZS や 04 08 0 ′ 85 0 裏打板 ァープで固定 削る ー 23

4. 鉄道模型趣味 1982年3月号

昔 , 私鉄電車といえば単行か 2 連が普通で , 4 連とも 妻板は両隅を折 なれば大私鉄の看板特急でした。それが今では 6 連 , 8 曲げて小さな R を つけ , 乗務員扉の 連の列車がスタンダードになってしまいましたが , そん 所まで延して , 扉 な時代にも昔の面影を残すのが地方鉄道です。 1978 年 7 月 , 私の地元 , 北陸鉄道石川総線に , 名鉄瀬 によって側板とつ 戸線を走っていたモ 904 が 3743 となって入線してきまし なぎました。ウィ た。 900 形 8 輛のうち 4 輛が北鉄 , 3 輛が福井へ , 残る ンドへッターはリ べット付 , ウイン 1 輛は日車に引取られて機器試験車になっているそうで す。この電車は 1931 ( 昭和 6 ) 年 , 日本車輛で知多鉄道 ドシルはリべット 付の 2 段帯 , 雨樋 デハ 910 形として製造されたもので , 新製時は「私鉄電 も段付帯を貼りま 車フ。ロファイル」に画かれた如く ( 下図 ) , 2 挺パンタの した。屋根板は普 クロスシートカーで , 車掌室ドアーが大きな引戸になっ 通の木製です。 ているのが特徴でした。名鉄になってモ 910 からモ 900 と 前面の向って右 パンタも 1 個となり , さらに瀬戸線時代は 2 輛連 は準急板のフック , 結のため片方の運転台は取外されてしまいましたが , 大 向って左には方向 型引戸の車掌扉はそのまま残っていたそうです。 北陸鉄道入線に際しては , 全部の扉が新製され , ホー 板のサポ受が付き ます。貫通路の渡 ムの関係で乗客扉には内側にステッフ。が設けられたため ドアーが車体下端まで延びて窓も H ゴム支持になり , 特 り板は , ご愛矯と 徴であった大型引戸も運転室扉と同じ幅に改められて前 いったところで , はね上げできるよ 後対称の側面になりました。前面窓は冬期降雪の関係で う , 可動式にして H ゴムとなり 貫通扉上部の みました。 実物の台車は , 幌受金具も取 名鉄時代はかなり 外されていま 古いポールドウィ したが幌枠が ンタイフ。をはいて 追加されたの いましたが , 北鉄 で , 顔立ちは かなり変貌し では廃車になった 3711 のものと交換しています。モデルでは , 日光製のイ ました。この北鉄 3743 を , 真鍮スクラッチビルドで作っ いわゆる弓形のポールド コライザーのカープがゆるい てみました。 ウインを使いました。ところがこれに合うインサイドギ 側板は 0.4 簡真鍮板 , 背中合せにケガキをして窓抜き ャーが入手できないため , とうとう自作しました。自作 後 , まずドアー下の細い部分に靴ズリを一、ンダ付けして といっても , ウォーム 1 段 , 平ギャー連動の全く同じ形 この部分を補強し , ドアーと窓枠はともに 0.3 を貼って のものです。床下機器は , ひかり製のパーツを使用した 切抜きますが , 上下 2 段窓の下段はもう 1 工程を加えて ほか , 一部を自作してまとめました。 上段窓よりも凹みを深くしてあります。 有江 勲 知多鉄道デハ 9 1 0 ロ - 0 ぎ一三・ 2500 11000 16000 1067 26 2500 71

5. 鉄道模型趣味 1982年3月号

N ゲージの工作 の 6 輛編成 郎 羽田 切継加工 切継加工 切継加工 ( 動力車 ) キット組立 モ 12020 ワ 12300 サ 12120 モ 12200 Ⅱ モ 12200 1 ツ・塗料 ( 6 輛分 ) キット組立 ワ 12300 オ 図 ノ、 使用キット・ ・ 8 個 (G マックス ) ・貫通幌・・ ト 8 輛 CG マックス ) 4 セッ ・・ 2 個 ( 1 輛分 ( ェンドウ ) ・排障器・ ・・ 1 枚 ( ・・ 2 輛分 ( ・近鉄用シール・・ ・ 12200 系トレーラ ー用 / モ床板 ・鉄道色スプレー / 近鉄オレンジ・近鉄プルー ( タカラ ) ・・ 3 輛分 ( ・ 12200 系トレーラ ー用 / ク床板 8 シルバー , その他 レベルスプレー / 11 ガルグレー ・近鉄用台車 KD83 ・ ・・ 5 輛分 ( くクトラタミヤなど少量 カップ , レベルカラー , ・台車取付用ネジ・・ ・・ 10 本 ( ・ tl. 2 , 0.5 プラシート , . 5 真鍮線 , プラ用パテ他 ・ 6 個 ( トミックス ) ・ノくンタク、ラフ・ スナックコーナーなしモ 12200 は , 元のモ 12200 側板か 近畿日本鉄道は , 大阪・京都・奈良・三重・愛知・岐 ら不要のスナックコーナー窓部分 11 を切り落し客用 阜の 2 府 4 県に路線を持ち , 個性豊かな各種の特急が縦 ドアーもこの位置から 9.5 で切断しておきます。そし 横に走る魅力的な私鉄です。 て切継ハーツのク 12300 側板から , 窓 1 個分 15 を切断 1967 年に登場した 12000 系は , スナックコーナー付 Mc して , それそれ図のように乗務員ドアー 7 簡 , 客用ドア Tc 永久固定 2 連で , 現在では近鉄特急の標準となった ー 8 窓部分 14 簡に整形します。この時 , 切断面が必 大出力モーター 180kwx 4 を装備して誕生しました。 19 ず直角になるように , そして残りの側板を含めた合計長 69 年には量産型 12200 系が登場しスナックコーナーな さが 129 になるように整 しの Mc や中間車の M や T も登場して , 近鉄特急グルー 形してください。 プのなかでも最大の輛数を誇っています。 このドアーは , 図のよう この名阪ノンストップ特急や乙特急 ( 主要駅停車 ) に も活躍している , 近鉄の主力特急 12200 系を G マッ クスのキットを使用して製作することにしました。 しかし , キットを組んだままの 2 連では面白くない ので , 切継加工をして第 1 図の A 十 B 編成の 6 連と しました。 ・近鉄 12200 系キッ ト・・ ・近鉄用動力 ュニット・・ 側板の加工 12200 系キットは , 1 セット 2 輛入のペアーキッ こでは 4 セット 8 輛を使用しま トになっており , ーー 0 A 編成のスナックコーナー付モ 12200 とク 12300 , B 編成のク 12300 は , キットのままストレートに組 みます。改造工作は , B 編成のスナックコーナーな しモ 12200 と中間車のサ 12120 , モ 12020 になります。 8 輛のキットの中で , 1 輛のク 12300 は側板を切 継パーツに , 連結面寄妻板を中間車モ 12020 に使用 します。もう 1 輛のモ 12200 は , 連結面寄妻板だけ を中間車サ 12120 に使用します。各車の加工は第 2 図をご覧ください。 35

6. 鉄道模型趣味 1982年3月号

製品の紹介 1 / 80 ・ 16.5mm 箱根登山鉄道 1000 16200 円 No. 1001 みどりや製品 15800 円 No. 1002 本格的な新車としては実に 45 年ぶ 貼り重ねたり , 内側からメッシュ ( 金網 ) を貼ったりする。ランニン りという箱根登山鉄道 1000 形ベルニ グボードは上板とユ ット化した足 ナ号のキット。 No. 1001 , 1002 の 2 輛に分けてあるが , やはり 2 輛編成 とに分けてあり , 屋根には足の差込 で走らせるもの。 No. 1001 の方が動 孔をずらりとあけた本格的なもの。 パンタは下枠交差型のカッミ製 P T 力車となる。 48 を使用。取付座としてドロッフ。製 真鍮プレス製の車体 , ドロッフ。製 の台車枠 , ホワイトメタル製の屋上 ーツをハンダ付けしておく。 および床下機器 , 連動ギャー , ロス 窓ガラスは透明塩ビのシートにプ トワックス製のダ、一カフ。ラーなど レスしてサッシを一体化したもので を揃えたキットで , 別に購入するの 1 枚ずっ切りはなしてはめ込む。少 曲げて靴ズリを表現 , しきつめだが , フ。レスした部分が白 ヘッドライト は , パンタとモーター位である。 点灯。方向幕とナンノく一は別売。 車体は , なかなかしつかりした出 くなって , うまく感じが出ている。 台車はドロップ製に挽物のプレー 来で , プレスによる前面の表現も良 小窓の方は側板の切口を斜めにヤス キシリンダーをハンダ付けする。問 るようにして . はめやすくしておき 好な仕上り。屋上の抵抗器カーは 題は連動ギャーで , 軸距 22.5 のも たい。前面とドアーの窓は普通の透 かなりこっており , ェッチング板を のを特製しているが , 中央のギャー 明シートを貼る。 が車輪より下っていて使えない。ま なお実物では側面 た台車枕梁はモーター取付台とギャ 大窓の中間に縦桟 ーの当りを避けるため , 欠きとらな が入っているか , くてはならない。 目立たないように 連動ギャーについては TMS が照 表面を黒く塗って 会したところ , 新しく作り直すこと ある位で , このキ になった。購入店に連絡して頂き交 ットでは省略 , 製 換する , とのことである。 作者にまかせたか 中間連結器はドローノく一方式て たちだ。 カプラーを連結状態にしたロストワ ドアー下部は折 ックス製パーツを 使う。ただ , 水タ ンクがあるために 普通の取付法はで きず , 内側にコイ ルスプリングを介 した取付金具を付 け , そのビンにド 孔をはめ るようになってい る。スプリングの ー通り組上った No. 1001 60

7. 鉄道模型趣味 1982年3月号

製品の紹介 1 / 80 ・ 16.5 mm ワフ 22000 車体キット 4200 円 アダチ製作所製品天賞堂発売 戦前ゆずりの片側オープンデッキ 側板・ドアー・デッキの 式有蓋緩急車。ョ 8000 が出るまでは 格子部分をはじめェッチン かなり活躍していたワフ 22000 の車 グを多用したキットで , デ 体キットである。 ッキの床とその妻板は厚手 の 1 枚板にェッチング して折曲げ , 強度をもたせてい べンチレーター プレーキシリン る。 ダー , ェアーホ ースはホワイトメタ デッキと反対側の妻板は , 全 ルバーツ使用。サイドのドアーは開 体をガラ絞り的なフ。レスで , 手 閉式になる構造。転写式のレタリン スリやリべットのほか , 上方の グシートと窓ガラス付。 通気ロと共に屋根の厚さを表現 車輪や軸受 , カプラーは別売のパ するための縁をつけている。 ーツを購入して完成するキットであ れはデッキ側の上部も同し 1 / 80 ・ 13 mm 用 厚さ 2 , フラン ジ高さ 0.5 。 10-5 車輪 写真に並んだ 7 スパイクモデル製品 種は全部ビポット 1 / 80 ・ 13 ゲージ用の車輪。すべ 軸で , 左から 1304 フ・レーキディスク 1400 円。 て直径 10.5 タイヤは鉄製 , 輪心 付 4 軸 1600 円。続いて w ー 1321 短軸 車軸の長さは , 短軸が 21 長軸 はダイカスト製で 貨車用両絶 , w ー 1322 長軸貨車用両 が 24.5 。 小孔が 4 個所 ( 貨 絶 , w ー 1324 短軸片絶 , w ー 1325 短 W ー 1323 はネジ込式の車輪で , 車 車用は 2 個所 ) あ 軸両絶 , W ー 1326 長軸片絶 , w— 輪のみ 8 個入 1250 円。内 4 個が絶縁 1327 長軸両絶で , 以上何れも 4 軸入 いている。タイヤ 車輪。 各スケ ル用 大きさは No. 1 か とよい。艶消の透明ラッカーの場合 ら No. 5 まで 5 種 は , そのままできれいにしみ込んで ミラクルバラスト を用意している。 いく。いずれにしても , 1 回の滴下 粒の大きさは好み で相当強固に接着されるのは , やは 5 種各 1 袋 400 円 マッハ模型製品 もあるが , N ゲー り木質の特長であろう。 木の皮を粉砕した , ある種の工業 ジには No. 1 か 2 , H O クラスで 色は褐色で , 水彩絵具やポスター 用材料を流用した製品である。木質 No. 2 か 3 というところであろう。 カラーなど水性塗料を , しみ込ませ とはいえ , 角がするどく出て , / くラ 固着にはポンドスラスト法が適当 るようにして着色できる。ポンドバ ストの砂利の感じをよくそなえてお で , 形を整えたのち , 上から固着剤 ラスト法で一度の滴下固着したあと り , 砂よりも軽く , 接着が簡単なの をスポイトで滴下させる。木工用ポ でも着色できたが , 完全に表面が固 も特長。 ンドを薄めて使う場合は , 撥水性を 着剤でおおわれてしまうと , うまく メッシュを通して粒を揃えてあり なくすため少量の中性洗剤をまぜる 着色できない。 滴下するポンドに絵具をまぜてし まう方法や , 固着前に薄めた水性塗 ほ 料の中に入れて着色しておく方法も 寸 簡単にできてよい。 大 ノくラストに限らず , シーナリィ全 般に利用範囲の広い材料である。 罎鬣は齪 ロ日 g 62

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考えないことである。それくらいのスペースなら , 何と かなりそうだなどと , 部屋の中を整理しはじめてはなら ない。 H 0 ゲージでも , ローカル線なら畳一枚のスペースで 素晴らしいレイアウトが作れる。例えば , 山や谷にトン ネルと鉄橋と小さな駅を配した「箱根登山鉄道」の見事 な傑作レイアウトが , かなり前の本誌に発表されたこと など思い出さぬこと。 ェンドレス・レイアウトではなく , 機関車を中心に入 換だけを愉しむセクション・レイアウトを作るなら , 小 さなスペースで十分であり , 詰所や車庫内に照明装置を ほどこすと , それは見事な情景になることなど , 間違っ ても想像してはならない。レイアウト作りとその愉しさ は規模には無関係であり , 限られたスペースの中に , い デザイン かにレールを配置するか , どんな建物をどのように配置 し , またどのように表現すればリアルに見えるか , そう することが , いかに愉しいものであるかなど , 絶対に 間違っても思いついてはならないのだ。 輛工作は , すぐれた工具と小手先きの器用さにモ ノを言わせ , 実物に忠実で精巧なモデルを作る愉 しさであるわけだが , レイアウト作りは架空のイメージ の具体的表現だから , 同じものはふたっと無く , それだ けに個性や感性がストレートに発揮された作品となる。 工具や小手先きの器用さだけでは , どうにもならない部 分がある。イメージの具体化と , その表現力を助けるの は , 細かな観察力に加えて「レイアウトする」空間デザ インの処理のたくみさと面白さが求められる。 ・ティテールをほどこした , 完璧なディスプ レイ用のモデルかと思われる車輛も , 走り出すと細部よ りは , フ。ロト・タイプからの印象やイメージの方が気に なるものだ。細部まで表現した蒸機のキャプ内よりは , 煙室扉を開けると中のポイラーが見えているとか , 電機 の正面貫通ドアーが開閉できる表現や , 窓が多い客車や 電車は走行中も車内が見えるのでインテリアをほどこす とか , とにかく停車中や走行中のいちばん気になる部分 や見せ場作りの方が面白くなって来ると , これは危険な 狂気の世界 水野良太郎 車 兆候である。 車輛も構内で停っている状態ではストラクチュアのひ とっとして見ることができる。電機の貫通ドアーを開け た状態にしておけば , むしろ台車まわりのディテールよ りも , 説得力のあるドラマ表現として効果的であろう。 走ったり動いたりすることのない家屋などはなおさら , ディテール表現が重要になる。そのことは固 定レイアウトにおいて , 車輛のスーパー・ - ティテーノレよ りもはるかに大切なことだと気がつくはずだし , それが 解ったとき , 人はさらにドロ沼の中にのめり込むハメに なって行くのだ。 独りでせっせと , 好きな車輛だけを作って愉しんでお れば良かった。スケール・ダウンした細部表現の工作に 挑戦し , それが美しく出来上ったとき周囲の連中に見せ ると「器用なもンだねえ」「眺めているだけで頭が痛く なりそうだ」と言われたりもした。中には , いいトシを して汽車のオモチャ作りに夢中だなんてと軽蔑の失笑を 買ったりもした。それでも良かったのだ。俺の趣味だか ら , 俺が愉しければ他人にケチをつけられるスジあいな どないと思ったものである。それは正しい。 ころが , 畳一枚の小さな固定レイアウトを手に入 れた時から事情は , すっかり変っていったのであ る。 鉄道模型など子供のオモチャ遊びだとバカにしていた 周囲の連中が , それを眺めて大騒ぎをはじめた。オンナ どもまで大喜びなのだ。俺は , 悪い気がしなかった。 フ。ラット・ホームにも豆電球がともって , 夜の終列車 のセンチメンタルな情景の演出を眺めて , いいトシをし た女性がホロッと涙を流したりする。ザマア見ろ , と俺 は腹の中でセセラ笑ってやったものだ。 小さなプール付き邸宅なるものを作って , 裸の人形を 並べてやると , 見物に来た連中は手をたたいて喜んだ。 ある奴は , どこからか幾つもの大小の石をひろって来た。 岩山に使えるだろうと言う。ある人は枝ぶりのいい小枝 を何本も見つけてきて , 樹木を作れと言う。ある女性は 安物の真珠のイヤリングを寄付してくれた。丸い街灯に 使えるわよ , と言うのだ。誰も , もう「子供のオモチ ヤ」とは言わなくなった。少なくとも , 俺のレイアウト に関する限り , 大人の趣味としての市民権をついに持ち 得たと思ったのである。しかし , これは間違っているの だ。その証拠に , この愉しさはますますェスカレートを してしまい , 俺はこの趣味以外の , もっと面白くて愉し い事柄に , 時間をさくことができなくなってしまったの と をさまよっている。キミもこんな風になりたいか。 うになって , 夜ごと , 狂気のメルヘン・ランドの夢の中 だ。今 , 体育館のスペースが欲しいと , < イラストレーター > ウワ言をいうよ 93

9. 鉄道模型趣味 1982年3月号

ープに仕上がってくれます。この 箱のフタは , 組込まれたドアーの ステップと共に開くことが可能で す。 カフ。ラーはロストのものですが これを加工して座の部分にスプリ ングを入れてあります。このため 台座は新しく角パイプで作り直し ました。これといってメリッ ないのですが , こにスプリング が入っていて , 1 程度動くと思 うだけで嬉しくなる気持を理解し てくださる諸兄は , 決して少なく ないと思うのですが・ ■ェアータンク周辺のバイピング 橋本氏の記事中の写真を参考に ような構造のものとなりました。それそれ左右のシュー それらしいものを製作してあります。このようなところ をビニールチューブで絶縁し , これが入る真鍮パイフ。に はわかりにくいので , キットの説明書に写真などを加え 帯板をハンダ付したものを各動輪ごとに作ります。この て欲しいものです。 帯板は前方にある取付板と結ばれ , さらにこの板はアー とっておきの 0 ゲージ用ロストパーツのチリコシや締 ムによって , 支点の反対側にあるスプリングで引っぱら 切コックを取付け , ガッチリと固定してあります。 ■ポンネットの点検扉他の開閉 れるのです。 なお , シューのアーム上部も主台枠と絶縁する必要が ただキットを組むだけではどうしても不満で , 何とか ポンネットのサイドにある点検扉を開いてみようと思っ あり , こちらには医療用注射セットのポリエチレンチュ ーブを切って使いました。注射針とその付属チュープに たのが苦しみの始まりです。試行錯誤の末 , いざ決行し は各サイズがあり , 模型にもいろいろと応用できます。 たものが , 第 3 図の構造のものです。 第バッテリー箱とカプラー ポンネットは t 0.4 真鍮板で新製したもので , 点検扉 キャブ下の左右にあるバッテリー箱は , ホワイトメタ のみキットのものから切出して生かしてあります。扉の ル製でしたので , 新しく真鍮板で作り直してあります。 丁番とロックは細径パイフ。と真鍮線を組合わせたもので 上部の丁番なども表現できましたが , なにより角がシャ 後者はハンドルを 90 。まわすことによってロックが解除 ポリエチレンチュープ 真鍮パイプ ビニーノレ チュープ ↑集電用のプレーキシューとェアータンク周辺のバイピング。下は反対側 ′ぐイプ加工 スプリング 支 . 点 0 1 帯板 オ 2 図 ー 102 一

10. 鉄道模型趣味 1982年3月号

モーターの大型化 0 フレーキシュー集電ロ窓とドアーの開閉 etc - On% 内藤信行 のキットは , On 2 % ゲージであるために , かなりのディ TMS221 号から 224 号にかけて , 橋本真氏が「ナロー テール工作が楽しめそうです。 の魅力」というシリーズ ( レイアウトモデリングに収録 ) 以下 , 改造個所を順を追って説明させていただきます を執筆されています。その当時 , ナローに何の興味もな が , 読者諸兄のご参考になればさいわいです。 かった私は目を通すこともなく , もつばら C 62 や E F 58 ■モーターと伝動 に憧れておりました。この記事の中には私の大好きなコ キットを見てまず気になったのは , 車体に比べてモー ーこに発表させていただく沼尻鉄 ッペルのイラストや , ターがあまりにも小さいということです。これだけのス 道の D C 12 などが紹介されています。 ペースがあれば , もっと大きなモーターが入るはすで , さて , 協三工業製のこのディーゼル機関車は , 糸魚川 「改造の余地あり」ということになりました。 の東洋活性白土 2 号蒸機などと姉妹機で , フロント及び キットでは第 2 動輪に伝動するようになっていますが ェンドビームに類似の形態を見ることができます。この モーターをサガミ s ー 2032 に交換したため , 第 3 動輪に 種の車輛は蒸機と異なり , どうしても単調な作りになり 伝動するようにし第 1 図のようにギャーポックスの前 の加工の種車である中西工房製 がちです。さいわい , こ 後を逆にしています。このため , 床板にあい た四角の穴は前後左右共に拡げて , モーター が当たらぬようにしておかなければなりませ ん。モーターは床板に固定しませんが , 配線 用コードなどがクッションとなり , 吊掛式と 同様の構造となりました。 ■プレーキシューによる集電 キットは上方から車輪を押さえる構造です が , ブレーキを圧着させて集電するものにし 前作のコッペル ( 394 号参照 ) てみました。 では , スプリング強さの調整で苦労しました ので , この車輛ではこの点を特に留意してい ます。 この車輛では , うまい具合にシューをすべ て前方に引っぱるだけでよいため , 第 2 図の キットの伝動方法 第 2 動輪 矛 図 作例の伝動方法 サガミ S - 2032 第 3 動輪 ー 101 ー