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検索対象: 鉄道模型趣味 1984年10月号
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1. 鉄道模型趣味 1984年10月号

狭いキャプと細いポンネット , そして凸電ながらデッキを有する 独特のスタイルの E D 28 。以前か ら作りたかった車輛で , 過日のク ラブの凸電競作がきっかけとなっ て完成させることができました。 設計はガイドブックの小さな図 と , 遠州西ヶ崎で撮って来た ED 282 の写真を参考にして , 自分の 好みで実車に増設された妻板の窓 のない姿としてあります。また , 台車とデッキが一体のため軌間が 広くなる分 , 車体幅を広くして屋 根を高くするなど , 多少のアレン ジをしてあります。 上下のティテールのバランスもよく , スッキリとまとまった ED28 しました。上面の水切は t0. 1 板 , 手すりはの 0.4 線を割 < 上まわり > りビンで止めました。 トルペードベンチレーターはエコ ポンネットは t 0.8 真鍮板で組み , 角部はヤスリで削 ーツで , 実車はもうひとまわり小さいのですが , って R をつけました。次に上面と右側面に t0. 1 廚青銅 自作しにくいパーツであり , しかたのないところです。 板を , 、ンダ付けしましたが , 上面は継目をかくすためで もっとも製品も組むのはかなり面倒ですが。 す。右側面にはリべットを打ち出しましたが , 小さかっ 抵抗器カ , 、一の前側は t0. 2 燐青銅板にルーーく一のは たようで , 塗装後はあまり目立たなくなってしまいまし まり込む穴をあけてから t 0.5 真鍮板と貼り合わせ , 波 た。このような薄板で面積の大きなものは , 熱し過ぎる 板をはめ込みました。側面と上面は t0. 8 板で , 上面は と歪んでしまいます。 板の厚みをふちどりに見せてあります。 点検扉も t0. 1 板で , 左側の大きな扉はかなり進んで キャプ妻板は t0. 4 板で窓は tO. 1 板を , 、ンダ付けして から短いことに気がつきました。ガイドブックの図の寸 から , 中を抜きました。側面は , t 0. 1 板で木造ドアー 法を信じたのが間違いのもとで , 付け直せる段階でなく を表現し , 窓枠は t0. 3 板です。表面の左右と下に t0. 2 実車のこの部分にステップがあるのを幸い , 天賞堂のパ 板を付けてドアーの凹みとし , t 0. 15 x 0.5 帯を付けま ーツを付けておきました。 した。屋根は t 0.4 板 , ふちどりはの 0.4 線をハンダ付 右側の扉は前後で大きさが異なります。扉の合わせ目 後 , 削って平らに仕上げました。 には tO. 15X0. 5 帯を付け , ヒンジとノブは 0.3 線と ポンネットの内側は狭いので , ハンダゴテの先が入ら 3 0 E0283 第をにみン 5 まイツを ~ 0 47

2. 鉄道模型趣味 1984年10月号

↑トルペードベンチレーターが並ぶ機械室上面 ←場所によって使い分けた 2 種類のウェイト なくなりそうなので , それそれここまでのディテールを 台車 付けて組み合わせる形にしました。 台車は t 0.8 真鍮板を 4 枚重ねて切り出したもので , 抵抗器カバーの上のべンチレーター ( ? ) は t 1 板 ポルトはの 0.5 線を植え込みましたが , 1 枚あたり 43 個 , で , t0. 3 板をはさんで浮かせました。 パンタはフクシ マの P S 13 で , パンタ台は t 0.3 帯板から作り , 合計 172 個の孔あけと植え込みにはいささかうんざりし / 、ンタ ました。もっともクラブには電車の車体のリべツ、ト全部 を治具代り , つまりパンタにネジ止めしてハンダ付けし ました。引込線は , 母線がの 0.7 , 作用管が 0.4 線で ( シル・ヘッダーも含めて ) をビンイスで孔あけして 値え込む会員がいまして , この程度では足元にも及ばな す。ランポードは t 0.5 板で , 足は t 0.3 x 0.8 帯を使い いのですが。 ました。 板パネは t0. 2 帯板を重ねて作り , 帯板や線材を使い 床板 担いハネらしく加工しました。軸箱は若を形が違うので よくいえば工期短縮 , 悪くいえば手抜きというこ すが , 実車の床板は網目でなく平鋼板のようなので , t0. 3 とで , 手持ちの , 、一ツからこの部分を切り出して使いま 、ワートラック取付部は t 0.5 板 洋白板を使いました。 をハンダ付けして , 片側に振れ止めとして t0. 1 燐青銅 した。 フ・レーキシ、一はたるまやのの 10.5 車輪用のシ、一を の帯板を付けました。側枠は 3 x 1 アングルで , 2mm 角 切り取ったものです。プレーキハンガーは t 0.4 板から 線を内側にハンダ付けして補強してあります。 ーが車輪の踏面になるよう , 台車から lmm 渡り板は t0. 1 板で , 実物では先端を折り返してある 作って , シュ のですが , うまく曲げられず , けっきよくの 0.3 線でお 浮かせて , 、ンダ付けしました。プレーキロッドはの 0.5 茶を濁しました。ステップはフクシマのパーツに , 帯板 線 , プレーキビームはの 0.7 線で , 片側のみ , 、ンダ付け を追加して 3 段にしたもの。テールライトはエコー製で して , 反対側はパイプに差し込むようにしました。 前端梁とデッキは t 0.4 板で , 前端梁にはリべットを す。 打ち出しました。カプラーはケーディーの No. 4 の本体のみを使用。カッラーホケットは ェコーのロスト製です。止めネジはパンタネ ジを加工して , 図のように簡単な復元ノ : ネを つけましたが , ボギーセンターが短く , また 台車マウントになっていますので , あまり効 果はなかったようです。 台車枠の組立は台車に 5 x3 アングルを , 、 ンダ付けし , 前側はデッキの裏に付けたチャ ンネルにネジ止めして , 後側はの 0.8 板から 作った後梁を皿ネジで止めました。 ラック W B 24.5 の取付はポルスターを使わ ず , 軸孔で支持する方法としました。 トラックは車輪をスポークのものに交換し , 電球用の細いリード線で結んでおきました。 貼付けてから内側を抜く t 0 . 4 t 0 . 1 t 0 . 3 t 0 . 1 組立後に R をつける レ′ t 0 . 2 t 0 . t 0 . 8 t 0 . 1 5 48

3. 鉄道模型趣味 1984年10月号

0.5 x 0 . 5 . 〆 0.2 . 〆 0.3 空気作用管の ポイラーへの取付 オー図 真鍮プロックより ポイラー 火室 予備灯掛 ( 角線より整形 ) デフ支柱取付 取付爪 ( 3 個所 ) 2 く 洗ロ栓 補強板 1 4mm ナット 突起 3 mm ナット パネ中吊 スライドバー アース線 取付 - tO. 3 真鍮板 ストッ′ヾー 絶縁溝 ヒ。ストン / ロッド シリンダーも プリント基板 後部台枠 主台枠 補強板 絶縁スリープ 9 ) プラ板 縁取り 補強板 0 3 mm ネジ 連結棒 1 . 4mm ネジ 第 1 動輪のみ横動制限 ( t0.2 ) シリンダー

4. 鉄道模型趣味 1984年10月号

接点 です。内部には写真のように点灯 ( ヘッドライト・キャ プ照明 ) と発煙用の接点を設けて , 上・下まわりの分割 に便利なようにしました。 メインロッド , 加減リ クロスへッド , スライド / ンク , リターンクランク , モーションプレート枠は市販 パーツを利用していますが , メインロッドは少したたき のばして長くしています。その他の細かいロッドやレ / く ー類は , t0. 5 ~ 1.5 の洋白板より作りました。 ラジアスロッドの可動は TMS 誌上で発表された燐青 銅板を第 1 動軸にはさんた摩擦式で , 逆行時に第 2 図の レバー角度が変り , ラジアスロッドを上下させます。動 軸に取付けるレバーは上から押し込めばパチンと簡単に はまり , 取外しも引抜くたけです。ラジアスロッドの上 下の移動量は写真と図のような調節板 (A ・ B は別々に 前後できる ) を使用してみました。調整板をレバーに てて押していき , ラジアスロッドと加減リンクの関係を 見ながら , ちょうど良いところでネジ止めします。 なお , ラジアスロッドには第 3 図 ( 内側より見る ) の ような小片をつけました。簡易構造ですがラジアスロソ ドの上下動を妨げずに加減リンク オ 3 図 の動きを伝えることができます。 ャスる はワンタッチ式で , 加減リンク 軽く押し当てると走行用の切欠き にはまり , 更に少し強く押すと展 示用の段にはまります。はずす時 は後に引くと最初の段に戻ります ので , テンダーを少し持ち上げる とはずれます。 ( 第 1 図 ) 03 調節板 B 調節 接点 ( 発煙・点燈用 ) オ 2 図 調節板 A ラジアス 11J1 「、 板パネ 主台枠 モーションプレート 取付板 第 1 動軸 プレート 34 334 28. / 25 ↑プレーキ装置と砂撤管は動軸押え板に取付けられている 28

5. 鉄道模型趣味 1984年10月号

込んで作りました。煙室部に発煙装置のステ ーをつけたため前部より入れることができず ウェイトをたて割りにして半分ずっ後部より 入れ , ネジでポイラー下部より一緒に止めて います。そのあとで , ポイラー前部のウェイ トとポイラーの隙間にちり紙をきっちりつめ 込み , さらに後部より隙間に入るだけミクロ ウェイトを流し込み , ラッカーで固着しまし ミクロウェイトはモーターの当りをさけ てポイラー後部にも入れてあり , 火室横の内 側にも板状の鉛をはりつけています。 加減弁開閉ハンドル , 圧力計蒸気用 ( 4 個 ) , 空気用 下まわり ( 2 個 ) , インジェクター , 蒸気分配箱及びーくルプ ( 9 個 ) , ストーカー用ルプ ( 7 個 ) , 洗ロ栓 , 動力逆転機 主台枠は t 1.5 の真鍮板をイコライザーを付けた棒台 , プレーキ弁 , 自動焚ロ戸 , 水面計 ( 2 個 ) 。 枠状に切り抜き , 同厚のスペーサーで組んでいます。切 取付けたあと後部より挿入して , ポイラー後部にハン 抜きは左右別々にした後 , 2 枚合せてハンダで仮止めし , ダ付けしています。 整形しました。軸箱のはまるべデスタル部はノギスを使 キャプ後妻板の左側上部にはキャプ内照明用のミクロ 用して正確を期し , 角形のオイルレスメタルをはめ合せ ライト取付用のソケットを止めている 1. 4mm の皿ネジの ながら仕上げました。 頭が見えますので , これを隠すためにラベルの小片を貼 主台枠の幅は図のとおりです。第 1 動 り , ポイラー検査証入れのつもりにしています。その他 輪部だけは t 0.2 の板をはり足して横動 キャプ内に椅子を人れ , 日本型乗務員 ( サカツウ ) を改 をなくしています。なお第 2 ・第 3 動輪 造して乗せました。機関士には防じん眼鏡をかけさせま の横動が不足の時はオイルレスメタルの した。もちろんプラ用塗料で塗ったものですが , 7 倍の フランジを薄くして調節していますが , 照明付ルーべで見ながら作業を進めました。 主台枠に触れないように , また動輪が傾 サンドドームは真鍮材プロックと t 0.5 真鍮板の貼り いた時にも接触しないように注意が必要 合せです。サンドバイプやプロアーパイフはポイラーケ です。 ーシング内に入れるとすっきりするのですが , 検修の便 プレーキについては , ドロップ製のシ ということで外に出しています。また車両限界のため , ーを動軸押え板にハンダ付けし , プレ 煙室横までのばした気笛引棒や煙室加減弁の引棒などで ーキノくリや引棒もそれらしくハンダ付け かなりゴチャゴチャしてしまい , ポイラーの太さが強調 しました。 されていない気がします。 シリンダープロックは一般的な作り方 ポイラー安全弁は国鉄の標準型 を使用するため取付位置が問題で すが , 良案が浮ばないまま前述の ような位置になりました。取付台 座は , 真鍮角棒より削り出してポ イラーにハンダ付けしています。 デフは tO. 3 の燐青銅板に t0. 2 板でフチ取りをしています。上・ 下部のステーは強度を考慮して洋 白線を使用しました。上部のステ ーは少し上方に曲げすぎたので , 限界を出ているかも知れません。 ウェイトは , 装後に入れまし た。水道用の鉛管を少し購入して 乾燥した適当な太さの竹筒に流し 主台枠幅寸法 / 22 担バネ部 彡ーー笏 イコラ メイン / 28 / 3 イ 27

6. 鉄道模型趣味 1984年10月号

正面妻板 ↑接着剤は小筆てつけ過きないように ↑右側板と正面はリブを頼リに 連結面妻板接着すると段がてきるのて注意 ↓矢印の突起をカット ↓妻板・側板を L 形に組み , そ 0 1 ー側板 ↑正面内側のリブ は左にすれている ↓ヘッドライトは一旦削リ取っておく んでコ形に組み , さらにもう一方の ない場合もあるので , ダイカストプ 考えを及は、すと , 帯の上に位置する ロックのネジを緩めて床板をはすし , 妻板をつける方法のどちらでもよいが , 現物合せで調整しておきたい。 ヘッドライトが悩みのタネ。帯を吹 ゆがみなくカッチリ組立てることが 付けで表現するならともかく , 付属 第一である。接着剤も控えめに使っ びたりと決まらない時には , 思い て仮組みの感覚で組み , 決ったとこ きりよく L 形部分まで削り落して , のステッカーを利用する場合にこの 出っ張りが大きな障害になるのは目 ろでしつかり接着するのがよい。 両面テープで固定する方法もある。 その接着剤は市販の液状プラ用接 なお , 動力ユニットの組込につい に見えている。 、、いっそライトを削 着剤かラッカーうすめ液を使う。前 り取って孔をあけ , ステッカーを貼 ては , N ゲージマガジン No. 1 に詳し く解説されているので , 御参照いた ってから市販ハ 者に付属のハケはたつぶりつき過ぎ ツのシールドビー るので避けた方がよく , いすれの場 という頭の良い だきたい ムを押し込めば・・ 正面妻板について 意見もあったが , べーシックな組立 合も面相筆程度の小筆を使いたい。 法という見地から , 作例はライトを 内側を見てみよう。側板の位置決 キットの説明図では分りにくい連 一旦そぎ取って保管し , 帯を巻いた めをするためのリプが , 僅かながら 結面妻板と側板との関係は上図のと のちに再び元の位置に接着するとい おり。この連結面妻板はモハ用・ク 左側へ片寄ってモールドされている う手段をとってみた のがおわかりいただけよう。 ハ用の 2 種類が入っているから間違 気づかすに組立てると , 妻板に対し ヘッドライトの付け根にカッター わないよう注意していただきたい て右側板は内側に引っ込み , 左側板 ナイフの刃を当て , 水平に切り込ん さて , 枠状に組めた車体は平らな で飛ばさないよう注意しながらてい は外側に出っ張り気味となる。した 机または板ガラス上でねじれをチェ ねいにそぎ取り , 紛失しないよう台 がって , 右側板は組立時に加減する ックし , それぞれに屋根板をはめて 車のあきケースなどに入れておく。 としても , 左側板前部内側は僅かに みる。上から見て多少平行四辺形に 組立 ャスって妻板とツライチになるよう なっていたとしても , 屋根板が治具 調整しておきたい 側板・妻板を L 形に組み , これを となって修整は容易である。 もうーっ , 塗装後の仕上げにまで 枠状に組み合せる方法 , 妻板をはさ 屋根をはめ込んで発見したことだ ↓クモハⅡ 9 十クモハⅡ 9 ( 動力車 ) 十クハⅡ 8 の 3 輛編成

7. 鉄道模型趣味 1984年10月号

て集部 のように雨樋内側に沿って 切・ ) 込みを入れてから削・ ) ん / 落す。これを完全に取リ除、 - いておかないと屋根が浮く ので注意を要する。 周囲の仕上げは , 耐水ペ ーパーの上で行なうが , 平 らな板に貼ったものを用意 しておくと便利。写真に見 えているのは 16 番用の木製 床板を使ったヤスリ台 ( ? ) 、 ! で , 細かいのと荒いのを裏 表に貼ってある。このキッ トははとんどバリもないの で , 先ほど削ったランナー ↑刃を手前に引いて切リ落す ↑棒に付けた耐水べーパーて仕上げる の枝跡を仕上げるつもりで ャスればよい。ついでに書いておく にするとうまくいく。刀の斜面を側 っても構わないが , 幕板のルーバー が , 耐水べーパーの軽度の目づまり 板に密着させて押していくのがコツ が右左側板とも同じ位置にあるのが は消ゴムで簡単に除去することがで と言えるかもしれない。切り取った 少々気になるところ。左側は運転室 きるからお試しを・・ 跡は簡易ャスリで平滑に仕上げる。 ドアー後部のものが見落されている 2 クハ 118 の側板加工 右側の側板は連結面寄ドアーのき し , 右側後部のルーバーは連結面寄 側板はモハと共通部品を使うので わで切断し , トイレ部分を表現した 戸袋窓上部に位置するのが本当であ 説明書にもあるように幕板部のルー D 部品を継ぎたす。切断は , 裏側に る。すっきり組み上げるためには , ーを取り除く。側板を傷つけない モールドされているガイドにカッタ むしろ手を加えない方が無難と思う ように削り落すのはなかなかの難題 ーナイフの刃を入れ , 小ハンマーや が , 先にそぎ落したクハのルーバー ではあるが , 写真のように平刃の彫 ャスリの柄などでトンとたたくのが が満足な形をしていたので , 作例は 刻刀を裏返しに使ってそぎ落すよう 簡単で正確にいく。 それを利用して乗務員ドアー後部の 切断面と D 部品の突き合せ面を現 もののみ追加してみた。 物合せで仕上げ , 左側板と長さが揃 動力ュニットを入れるモノま , 当 っていることを確認の上 , 少量のラ りを避けるため内側リプの一部を切 ッカーうすめ液で接着し , 上下のズ り落しておく。中央の一段高くなっ レや平面の喰い違いを充分にチェッ た部分の切り欠きの内側 , すなわち クしてから机の上に平らに置いて固 直線部のみを取り除けばよい。一方 着を待つ。 これに対応する動力ュニットは , 床 クモハⅱ 9 の側板加工 板側面のコ形の切り欠きがリプの L このキットの側板はモハ 119 でモ 形部にはまり込むわけだがモール ールドされているから , そのまま使 ドの状態によってはしつくりなしま ↑周囲は耐水べーパーの上て仕上げる ↑雨樋部分は内側に沿って切リ込みを入れ ↑クハは彫刻刀てルーバーを落し を ↑カイドラインにナイフをはめてたたく ↓ D 部品を継いだクハⅡ 8 の右側面 →モハのルーバー 加 41

8. 鉄道模型趣味 1984年10月号

出来上った流し型 ャスティングにはさらに 24 時間待つ ウレタンレジン 方が賢明です。あせってキャスティ を用いる屋根の型 ングを行なったために型を駄目にし は , 周囲に余分な た経験があります。 レジンを逃がすた ポリウレタンレジンは便化が速い めの溝を刻む。 ので , これを用いる屋根の流し型に は , 余分なレジンを逃がす溝をまわ りに刻んでおきます。たたし割型の ように , 型に達する流し口を刻んで りつけます。特に隅の部分に残った はいけません。また , ェポキシを使 ーシーとスペーサーにはちょうどノ 小さな気泡は浮いてきませんのでよ う型には流し溝はつけません。これ ワートラックのケースが適当だった ので用いました。シリコンは高価で く取除きます。後は枠いつばいにシ らは硬化中に気泡が混入する原因に すから、型はなるべく小さくしたい リコンを流し , アクリル板で上から なるからです。 おさえつけて硬化を待ちます。硬化 ものですが , たわみや , 上からのお キャスティング は室温にもよりますが , 数時間で始 さえによる変形を考慮して , ある程 まり , 24 時間もたてば枠からはずす 度大きさに余裕をもたせる必要があ まずポリウレタンレジンで屋根の ことができます。なお , 硬化してい キャスティングを行ないます。市販 ります。 原型を固定した枠に硬化剤を配合 るように見えても , すぐにェポキシ ロロとしてはサン / く口ン U , プラキャ キャスティングを行なうと , 型にく したシリコンを少し流し , ハケや爪 スト U などがあります。 2 液混合型 楊枝を使って原型の表面によくこす つついてしまうことがあるので , キ で単車の屋根なら富士フィルムの透 明プラ容器に目盛をつけて混合する のが最適です。素早く攪拌して熱く キャスティンク なってきたら型に流し , ヘラで気泡 の手順・ を取除き , 2 厚アクリル板をおさ えつけてウェイトをのせれば , 数分 型に工ポキシレジ ンを流す。混合に で白っぽくなり硬化します。 はフィルムの容器 アクリル板には固形ワックスを塗 がちょうどよい っておくとすぐ剥離できます。ポリ ウレタンレジンは手際よく作業を進 めることが必要で , もたもたしてい ると硬化がはじまってしまいます。 出来上ったものには気泡がどうして も残り , あまりきれいではありませ んが , パテなどを使って修整してお きます。 側板 , 前面 , シャーシー , それに スペーサーはすべてェポキシレジン を用いました。使用したのはプラキ ャスト E T という製品です。こちら は硬化時間が 24 時間以上と , 逆に長 すぎ , ゆっくり時間をかけて作業す ることができます。 2 液混合後 , 型 に流したら爪楊枝などを用い , てい ねいに気泡ぬきの作業を進めます。 これがすめばワックスを塗ったアク リル板でおさえつけます。もし気泡 が入れば , アクリル板をすべらして 爪楊枝の先などで 気泡を念入りに取 り除く。 36

9. 鉄道模型趣味 1984年10月号

一を ↑サイドロッドは tl . 2 洋白板を用い , 平タガネで溝を入れたのち切り出し整形したもの。クランクピン頭は十字溝 す。正しくケガキ線の交点に皿もみがあれば OK です。 サイドロッドの自作法 もしすれていても孔が浅いので修整ができます。孔あけ はの 0.7 位で通し , 次に所定のドリルで仕上げます。最 サイドロッドは軸距の関係で市販ハーツが使用できま 後に第 1 ・第 3 動輪のビン孔はクランクヒ。ンの頭が沈む せんので , 自作しました。 t 1.2 洋白板にタガネで溝を ように一段大きなドリルで ( 途中まで ) 皿もみします。 入れ , ビン孔をあけてから周囲を切り抜き , 整形してあ あとは切り抜き整形と続きます。 ります。 切り抜いたロッドの溝の周辺は盛り上ったようになっ 市販の安物 ( 300 円位 , 焼きがあまり入っていないの ていますが , この部分はビン孔部より薄くするため削り でヤスリ整形がしやすい ) の平タガネの先を整形し , 油 込まなければなりませんので , キチッとした角になりま で仕上げます。洋白板は 砥石や目の細かい耐水 す。タガネでたたく時は , この削り代も見込んで深さを 焼きなまさずに使用していますが , 焼きなました方が幾 決めておくわけです。 分軟かくなり , 溝が入りやすいようです。 実物の第 1 ・第 3 クランクビンでは , クランクビンの きれいな溝を得るにはタガネの先を滑らかに仕上け , 使用する時に刃先にうすく油を塗るとよいようです。ま た 1 枚の板に溝を何本もくつつけて入れると , 板の伸び オ 4 図 により先に入れた溝がだんだん曲ってきます。そのため 溝と溝の間隔を離して入れるか , 先に入れたものを切抜 いてから入れるか , 小さい板に 1 本ずつ独立させるかに します。 ます , しつかりした金床にのせ , 大きな , 、ンマー ( 1.5 距 ん 9 位 ) でガッンとやれば , 少し窪みがつきます。次にタ ガネの先をこの窪みにきちっとはめて , もう 1 回ガッン は とやります。ハンマーの大きさにもよりますが 3 ~ 4 回 の 位でかなり深い溝が出来て , 板が表側にそりますので裏 を 準 返しにして軽くたたいて直します。 に ケ この溝を基にして両側にビン孔のケガきをしま ガ く 溝がなくてもメ す。第 4 図のように溝の中心に溝と平行にケガキ線を入 インロッドにか くれて見えない オ 5 図 れます。ビン孔 a のケガキ線は板の端を基準にしてノギ スでケガき , b は a の寸法にヒ。ン孔間の寸法を加えてや クランク はり板の端よりケガきます。ビン孔の位置に普通はポン 溝を十文字に チを打つのですが , 私は時計用ドライ六一の先をとがら せたキリ状のものを使って , もみ込むようにして窪みを プ フ ン′ つけ , 目が弱くなったせいもあるのですが , 10 倍のルー ス べで確認しています。時にはルーべで見ながら , キリ先 イ め を当てたりしています。位置がずれていれば , 斜めにお る しつけるようにして , もみ直し修整が可能です。 正確に窪みがつけば , これに , ビンチャックにつけた 0.6 ~ 0.7 位のドリルで皿もみをし再度ルーべで確認しま 平タガキい 溝の長さ t 1 . 2 洋白板 小さい R を付ける 溝の幅 タガネで溝を付ける 2. 溝の中心にケガキ線 3 . 軸距 a , b をケガく ポンチマークして孔あけ 4 . 5. 切抜いて外形を仕上げ 間隔をとるか , b 別の板に分ける サイドロッド組立 2 ヒ。ン先をハンダ付け ′ , 广するために皿モミ 3 洋白線埋込み 洋白線よりドリ ルレースで削成 真鍮パイプを 固くはめ込む この溝の長さを基に タガネの幅を決める 29

10. 鉄道模型趣味 1984年10月号

盟は感第 . 鳳■ 朝風第を第■当 留第第第 . 第■ 第、第第当ヨ 窓以外の , 仕上がりに影響のないと 3 ワックスを塗った ころへ移動させ , ウェイトをのせま アクリル板をのせ ておさえる。 硬化時間は温度による差はありま すが , 1 日たてば型から取出すこと ができます。しかし , またやわらか く容易に曲がりますから , 作業に入 るには , さらに 1 日か 2 日以上放置 します。 出来上ったキャストパーツはてい ねいにバリをとります。側板 , 前面 の窓ガラスは , おさえ板のワックス 気泡が入ったらア のため多少曇った感じになります。 クリル板を動かし て窓以外の影響の 欧州の量産モデルでは , 内装の省略 ないところへ移す 或いはモーターの専有に対して不透 明窓を用いる手法が一般的ですので このままにしてあります。しかし他 のモデルとの関係で気になる場合は コンパウンドで磨き上げるか , 剥離 剤の塗り方を工夫する必要があるで しよう。むしろ不自然なのは , 前面 がカマボコ状であるため , 窓がレン ズのようになってしまうことです。 組立 キャストパーツによる組立はプラ モデルの要領ですが , 位置決めの溝 やガイドはつけていないので慎重に 行ないます。ますスペーサーを適当 な幅に切り , 側板の上部と下部に各 2 個所 , 瞬間接着剤で接着します。 次に方眼紙や直角治具を使ってもう 一方の側板を接着します。これに , 上端をそろえるようにして前面を接 着すれば車体は組上がります。この 時点で , シャーシーがうまく側板内 側のくぼみに固定されるか , 確かめ ておきます。 次に側板の窓下部分の薄板を用意 出来上った工ポキ シレジンのキャス します。鋼板張りなら t 0.5 プラシ トバーツ。透明な ート , 板張りなら筋を入れた t 0.3 ので窓ガラスはそ S T ウッドを用います。台車まわり のまま生かして使 の裾の切り込み方によって , 印象を う。右上に見える かえることができます。その他必要 のはスペーサーで 帯状に切って使用 な部品の取付が終れば , プラバテで する。 前面と側面の接合部を仕上げておき ます。 アクリル板の上に ウェイトをのせて 1 日以上放置する