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検索対象: 鉄道模型趣味 1982年10月号
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1. 鉄道模型趣味 1982年10月号

イコライサーの構造 徼調整 0 ・ 3 を ) ここ ) こ ・ 2 ジャック軸は固定 イコライサー概念図 この幅で車体は安定 イコライサー寸法図 / 3 車軸 N 0 こを当て て 2 枚が千 渉しないよ 作用点 この幅しか有効でないので車体が不安定 伝動ェンジンルーム内に水平に置いたモーターから してはちょうどよいスビードになりました。 ギャーポックスモーター取付台と一体で , t0. 8 板 一旦ウォームで落したあとスパーで連動しジャック軸 を駆動する方法で , モーターには珊瑚でバーゲンをして をコの字形に曲げたものを基本に , 孔あけ , ハンダ付け いた BM ー 1 を使用しました。かなり高速回転型なので , して作りました。期せずして主台枠内側にしつくりとは ウォームで 30 : 1 , スパーで更に 10 : 18 に減速していま まり込む寸法に仕上りましたので , ギャーポックスの固 す。若干騒音が出ますが , スローもよく効き , 入換機と 定は , モーターと反対側をネジ 1 本で止めるだけでこと 足りています。 なお普通の動輪への伝動では , ギャーは車輪の裏に隠 床板・主台枠組立 れますが , ジャック軸へ伝動するときはギャーが横から まる見えになりますので , 押え板にギャーカノく一を作っ ステップの欠取 て取付けました。 ジャック軸動輪を 1 個儀性にしてもよいのですが , もったいなくもあり , 結局自作しました。クランク半径 と位相の精度を出すことが全てで , それさえできれば何 でもないのですが , なかなかスムーズに回転してくれず , 何回か作り直したり , ロッドの方をいじったりして時間 を費してしまいました。 特に位相は , 動輪とロッドで結んで , スムーズに回る 位置で固定すればよいなどと気楽に考えていたのですが 結果的には治具を作らざるを得ませんでした。この治具 は , TMS402 号の 9600 の記事に載っているのと同型の ものですが , 簡単に作れて有用なものですから , クラン ク動輪を扱われる方は一つ作っておくことをお勧めしま す。 ロッド動軸可動とした関係上 , すべての関節を可動 としなければなりませんが , 両側で 6 カ所もあり , 作る 2 床板の補強 絶縁 集電プラシ 軸受部 床板の欠取 3 36

2. 鉄道模型趣味 1982年10月号

さらに集電不良を防止するため , 両端の荷重受車輪の 固定板の中央に t0. 1 燐青銅から切出したプラシをハン ダ付けしてあります。自動停止のための接片は t0. 2 燐 銅から作り , 主桁に犬釘で固定 , リード線をハンダ付 けし , 中央軸に接続しました。ビット側の位置決めのた めの固定側接点は , 端面を R 状にしてニッケルメッキし たの 2 真鍮線を , リングレールの外側に , 先端を 2 程 度突出した状態で固定してあります。 べースポードは 9 簡厚のラワン合板のため , ヒ。ットの 構造は第 7 図のようにしました。リングレールの基板は 4.5 簡厚ラワン合板を切抜いたものです。これらの切抜 きには日曜大工用のジグソーが大活躍をしました。 ターンテーフ・ルのセンター軸受はの 20 簡真鍮丸棒から 削り出し , 中間台板 , ド台板を組立後 , 中心孔の位置を 求めて木ネジで固定し 矛 6 図 / てあります。位置決め 片側の接点の位置はレール敷 レーノレヘ / ・設後に決めたため , タ ーンテープル側のレー ルとレイアウト基板側 レールの位置がびった り合うまで , 接点の突 出し高さを調整するの に手間取りました。逆 、 .5X5 中央皸へ 2 73

3. 鉄道模型趣味 1982年10月号

UP オーバーランドのヘナントが黒一色の テンター側面に色どリを添えている BIG BOY 製作のための先行試作機 Union Pacific 4-8-4 No. 827 大きなディフレクターを付けたツートーングレー塗装 の 4-8 ー 4 は , カッミ模型店製のキットに手をカロえたもの て , BIG BOY 改造のたたき台として試作した機関車て す。そのため , 改造・加工部分や方法等は BIG BOY と ほとんど同してすが , テンター台車のイコライジングは 固定 5 軸が独立して 3 点支持 , ボギー台車はセンターピ ンをパネて押えておリます。 塗装は大陸横断特急を牽引して疾走していた時代のも のて , 禾ムの好みからデフに U P オーノヾーランドのヘラ丿レ ドを付けて華かさを盛上げました。 縮尺・軌間 ー / 87 ・給 . 5mm ( H 0 ) 総重量 ロ 18g ・機関車 797g 炭水車 3 幻 g 動上重量 630g 車輛配列 4 ー 8 ー 4 動鏑支持方式 イコライジング 3 点支持 モーター キヤノンコアレスモー 日固 ター L N 2235 ギャー比 27 コ ( ウォームギャー ) 使用電圧 消費電流 0 . 05 ~ 0 . 5 A 復元装置 本格コロ式 使用したボールべアリング N M B 製 L ー 630 Z Z サウンド装置 PFM 方式 ザ、第三」 0 0 ド PÅCIFIC 58

4. 鉄道模型趣味 1982年10月号

( 第第多を第多ュー . れ物 3 当ま第らみ 炭庫底の自動給炭用スクリュー センテイピード台車は軸受を内側に設け各車軸をイコライザー可動としている ニカルストーカー ) のパイプ , 中間緩衝器 , 中間引張棒 , テンターほか サウンド用渡し線があります。また , 炭庫の底部にはス この機関車の長大なテンダーはセンテイヒ。ード ( ムカ トーカーの石炭送り用スクリューを取付けました。各部 デ ) タイプで , 台車は 2 軸ボギーと 5 軸固定台車付です 品の構造は第 8 図を参照してください。 ので , 全体をイコライジング 3 点支持に改造しました。 このほか , 水槽内部にサウンド用スビーカーを搭載し 5 軸台車枠はダミーにし , 写真のように内側に車輪を保 ていますが , 取付位置は断面図でごらんのとおりです。 持させる別の台枠を作り , これに第 8 図のようなイコラ イジング装置を施し , また 2 軸ボギーには本格型コロ復 元装置を組込みました。ボギー台車中心 1 点 , 固定 5 軸 イコライジングの 2 点で 3 点支持になっております。 機関車とテンダー間には渡り板 , 自動給炭装置 ( メカ

5. 鉄道模型趣味 1982年10月号

0 ー COMMON オ 9 図 リングレール 運転室 ップ 回転側プラシ 1 固定側接点 シンクロナス 1 2 回転方向 ト フィーダー スイッチ ン ス 12V 2 ロータリースイッチ ( 2 回路 26 接点 ) S2 選択スイッチ ズ チ コントロールポードへ取付 ACIOOV 接続は第 9 図の通りで , リレーの に位置決め接点の高さは全部そろえ 接点は通常閉で , 選択スイッチの方 ておき , 自動停止する位置に合わせ オ 8 図 向に相当する自動停止用固定接点に てレイアウト基板側のレールをター ターンテープル側の可動切片が接触 ンテーフ・ル側と : 一致するように固定 した時動作しリレー接点が開とな した方が簡単で確実のようです。 モーターの取付は , 第 8 図のよう って , モーターの回路を遮断するこ 下台枠へネジ止 t 1.0 真鍮板の台板に , の 5 真 とによりモーターが停止します。 鍮棒の支柱 4 本をカシめてハンダ付 最終出力軸の回転数が 2rpm とい う大減速のためもあり , 慣性によっ けしてあります。支柱の片側は M3 て回路が切れた直後のオーバーラン のネジを切り , モーターの台板を通 してナットで固定しました。集電を による停止位置のズレについてはま リレーが動作した ったく問題なく , 確実にするため , 支柱の 1 本には t 瞬間にヒ。タッと回転は停止します。 0.2 簡燐青銅板の集電子をハンダ付 けしてあります。 リレーはオムロンの M H 2 P , 12 V を使用し , モーターの電源は AC12 モーターはコパル M I S ー 2 D, 燐青銅板 V を使用しましたが , 回転トルクも 定格 AC15V , 60Hz, 2rpm 右回 問題なく , スムーズに回転します。 転のシンクロナスモーターを使用し コントロールポード側の選択スイ てありますので , ターンテーブルは シンクロナス ッチは 2 回路 26 接点のものを使用 常に上から見て時計方向に回転しま し , 1 回路は自動停止用としての接 す。したがってすぐ隣に転線するの に回転方向と同じ側の場合は早いのですが逆の場合には 点に , 他の 1 回路は路線選択フィーダー用として使用し ております。ターンテープルの可動接片は運転室側に付 1 回転近く回転させなければならないのが少々じれった いておりますので , 選択スイッチのレバーの方向は常に い感じです。しかしターンテーフ・ルが回転するのをなが めるのは結構楽しいもので , 多少余分に時間がかかるく 運転室の方向と一致することになります。 選択スイッチを回すと同時にターンテープルが回転を らいの方がよいと思うのは負け惜しみでしようか。シン 始め , 所定の位置で自動停止します。前作の DC モータ クロナスモーターは一般には定格 A C 100 V , 1 rpm の ーとウォーム減速機構の時は , レイアウト基板の反響音 方が簡単に入手でぎるようですので , 必ずしも作例に も加えて , すさまじい騒音だったのに比較して , あまり だわる必要もないと思います。 に静かで , 耳をよほどターンテープルに近付けない限り < 配線 > 回転音が聞えないため , むしろ遊んでいるリレーの接点 を使用して実物のターンテープルの回転音でもスビーカ 自動停止機構は簡単な原理によるものです。モーター ーで鳴らそうかとも考えたくなります。最後に本製作に に直列にリレーの接点を接続しリレーコイル側はター あたって , 助言とモーターの提供をいただきました伊藤 ンテーフ・ルの接点 , 及び選択スイッチと直列に接続して 礼太郎氏に謝意を申し添えます。 あります。 3 シリコン ダイオード 4 2 0 圧入後にハンダ付 0 t1.O 0 0 t02 軸抜止力ラー

6. 鉄道模型趣味 1982年10月号

0 オ 2 図 t 0.3 ケント紙 運転室のプロトタイフ。の形態は多種多様で , 機械室カ ハーも角形や半円形などバラエティーに富み , 大きさも 完全に統一されていなかったようですので , 実物の写真 をもとに適当に合成して , 第 3 図のように作ってありま す。 運転室の中にはコントローラーとそれらしい計器を付 け , 作業員のためのべンチも入れてありますが , 実際に この中で休息している姿を見た記憶はありません。鎖錠 テコは運転室とデッキの間に付けましたがダミーです。 屋根下の片隅には笠付の裸電球を付けてあります。ドア ーも実物はほとんど閉じていたのを見た憶えがありませ んので , 開放状態に固定してしまいました。閉じたら , せつかくのコントローラーが見えなくなってしまうのも もうーっの理由ですが。 中央の集電用のガントリーの形状も , 実物ではがっち 主垳 5 x 5 りとできたものから , あっさりと簡単な構造のものまで いろいろなタイプがありますが , 今回は国鉄規格ともい デッキ上部の補強板 えるごく標準的な形状を採用しました。構成は第 4 図の は第 2 図のような構成 で接着してあります。 横垳 t 0.8 レールとの固定は , 主 桁に枕木を接着してから , 洋白レールをスパイクし , 主 桁下面の切欠溝に t0. 8 のケント紙から切出した横桁を 差込んで接着し , これをデッキ内側に接着 , 下面にはペ ー製のトラスを組んであります。補強板等の小片の 接着はラッカーサーフェーサー , その他はセメダイン C を使用しました。下路式ガーダーの場合 , 実物では枕木 を使用した例は少なかったようですが , 好みでこのよう な構造を採用しました。 t 0 . 2 アート紙 \ ケント紙 2 枚 歩み板 3 x 1 枕木 3 >< 3 切欠き 71

7. 鉄道模型趣味 1982年10月号

中京地区用快速電車 京阪神地区用新快速電車 売中一似テイライナ→イ東海ライナー ー 0 ロ新■鬥鬥新目爿 0 0 ■ ・写真の模型は試作品で戓 実際の製品とは多少異なりま戓 ◆セビア色のベルトをまいた、の早さか自慢のニュースプリンター〈 117 系》 ¥ 3 , 600 モハ 11 / デ ¥ 1 700 ワハ 116 ・ 4045 ・ 4042 ¥ 1 , 200 モハ 117 なし① = ¥ 1 , 700 ワハ 117 ・ 4046 ・ 4043 ¥ 1 , 100 モハ 116 ・先頭車ワハ 116 、ワハ 117 はいすれもヘッドマーワシール付です。 ・ 4044 ・ 23200 橋上駅舎キット \ 1 , 100 ユニトラックレイアウト及び固定式レ イアウトのいすれにも使用できます。 全長 x 全巾 x 全高 = 338X137X101 ・ 23120 跨線橋キット \ 800 近代タイプを模型化しました。橋上 駅舎との接続が可能です。 全長 x 全巾 x 全高 = 202X123X67 日本 N ゲージ鉄道模型工業会会員 株関水金属 東京都新宿区西落合 1 ー 30 - 1 5 TEL ( 03 ) 9 5 4 ー 2 5 0 1 ( 代 ) ( 03 ) 954 ー 2533 ・株カトー ( 03 ) 208 ー 5032 ・サービス ( 03 ) 208-6451 ・九州 PR センター ( 092 ) 473 ー 6477 ・ 9 ~ 10 月新発売予定品 ・ 23051 単線架線柱高架用 ( 取付ペース付 ) ・ 23052 複線架線柱地上用 ( 取付ペース付 ) 車販準備車 ・ 4073 新幹線 200 系 225 4 形 ・ 23053 複線架線柱高架用 ( 取付ペース付 ) ・ 4074 新幹線 200 系 215 形 グリーン車 ・ 4075 新幹線 200 系 237 形 ■イベント情報 ヒュッフェ 《 KATO フェア》下記の会場で開催いたします。 ・ 20130 ュニトラック線路 R348 ー 30 。 \ 140 ・ 20140 ユニトラック線路 R381 ー 30 。 く東京〉交通博物館 10 月 23 出・ 24 旧 ) \ 140 く大阪〉交通科学館 10 月 30 出・ 31 旧 ) ・ 23050 単線架線柱地上用 ( 取付べース付 )

8. 鉄道模型趣味 1982年10月号

イ 丸材や角材を利用して組んだもの です。 線路に沿った所には , 竹串で作 った電信柱を立て , 黒のミシン糸 で通信線を張りました。この通信 線は思ったよりも効果があったよ うです。 集材所の地面には竹串を並べ , 集材機を作ってその上に固定しま した。伐採木はアイスクリームの 丸棒を適当な長さに切り , 駅前に出現した 2 階家は林鉄の購買所。他のストラクチャー同様木製材料で自作 フラワー用クレーフペーパーの 鉢ですって細かくしたパウダーとを混合したものを用い べージ色を巻いて樹皮を表現 , 着色仕上げしました。 ました。粉茶は手もとにあったものを使ったまでですが 人形は , ェアーフィックスの兵隊に簡単な改造を加え 色調を落とすのに役立ちました。当初 , この木は粉茶を て使いました。この人形は 00 スケールなので , かなり すらずにそのまま用いた上 , 特にタワシを着色しなかっ 大きめです。 たので , 茶色つぼい木になってしまいました。そこで , 背景画は本体とは別に作りました。角材とべニヤ合板 レイアウトコンテスト応募の後 , タミヤの情景スプレー とで簡単な枠組を作り , 絵を描いた画用紙を貼ってあり の緑を吹きつけて山全体の針葉樹を緑色に染め , さらに ます。この枠組は収納を考えて屏風式に折りたためるよ ポンド溶液を吹きつけながら , パウダーをかけてありま うにしました。絵具はガッシュという不透明水彩を使用 す。スプレーで緑色に染めてしま しました。 うと , 単純な明るい緑になってし この背景画は 2 週間ぐらいで描 まうので , パウダーをかけて変化 き上げたため , とても満足のいく をつけることが重要です。 ものではありません。質のよい紙 広葉樹は # 30 の針金を 100 ~ 200 でもう一度やり直したかったので 本ねじった幹にライケンやフォウ すが , 何分 , かなりの面積なので リッジをからませて作りました。 手がつけられすにいます。 ライケンには , 予めカラーパウタ 電気関係 ーをまぶしてから用いています。 灌木の材料に使った名称不明の小枝 幹は , 針葉樹と同様に # 18 の針金を芯にしてフローラテ 両ギャップを切って路線を 13 区間に分けたため , 配線 ープを巻いて仕上げました。 はかなり複雑になりました。コントロールポードを製作 こうした樹木は , 幹の芯に人れた # 18 の針金を利用し し 2 台のパワー 、ツクによるテュアルキャプコントロ て , 山肌にあけた小孔に差しこんで固定しました。固定 ールが可能になるようにしてあります。コントロールポ の際根元と根元の間にライケンと , 学校で拾い集めた木 ートとレイアウト本体との接続はプラグ・コンセントに の小枝 ( 名称不明・写真参照。細かい花が群がって咲い よって行ないます。 たあとの小枝部分らしい ) を付けて , 灌木の感じを出し むすび ておきました。林の表現には , こうした灌木が不可欠と なります。また , 特に川筋の周辺はライケンを中心に作 このレイアウトは文化祭出品のため , 一旦半年間で完 成にこぎつけました。しかし , 突貫工事そのもののずさ ったさまざまな木を茂らせています。 んな作業がたたって , その後の崩壊が著しく , 文化祭終 ストラクチャーなど 「後 , 山の修復や , 樹木の根本的な植えかえでさらに半 建物はごくわずかで , 駅の詰所と転轍手小屋 , 集材所 年をかけました。その上で第 4 回レイアウトコンテスト の詰所等の簡単なものだけですが , いすれも ST ウッド に応募したものです。そして , 数ヶ所に手直しを加え , で自作しました。 現在の姿に至っています。 トンネルポータルは紙粘土で作り , 押しで右積みを 一応初めの目的である「奥深い山中の林鉄の雰囲気」 表現しました。装は油絵具で行なった後 , アイボリー を , かなりの線で表現できたのではないかと , 部員一同 プラックですすを表現しました。 2 個所に架けた橋は , 自負している次第です。 22

9. 鉄道模型趣味 1982年10月号

1. です。これは , 真鍮製の方を先に 下まわり 作り , 図のようにアクリル板の上 主台枠後々の加工性を考えて新しく真鍮板で作りま にのせ , この上からハンダゴテで した。主台枠の工作は , 正確さが要求されますので , 最 少し加熱して形を転写し形通り も気を使わなければならない部分ですが , 小生は特に , に切抜き整形して作りました。 左右ペデスタルの平行性と , 左右のメインフレームの垂 フ・レーキ梁を動軸押え板から浮 直性に注意を払っています。 かせる方法は , 目立たないようの 動軸の懸架方法は , 第 1 + 第 2 , 第 3 十第 4 軸を , そ 0.8 線の両端を段付にしたヒ。ンを れぞれ左右のイコライザーで結ぶ 4 点支持にしました。 スペーサーとして取付けました。 イコライザーは tO. 5 燐青銅板を使い , 丸棒から段付に 引棒は , の 0.4 洋白線と 0. 8x t ドリルレースしたヒ。ンで主台枠へカシメました。 0.3 帯板をフォーク状に曲げた関 動輪 節部とから成り , 見ておかしくな キットのものですが , シリンダー中心間隔を 25.5 で設計しましたので , / くランスウェイト , クラン い程度にまとめました。第 4 軸の クポスの表面をャスって動輪外幅の修整を施しました。 引棒を分割し , 極細パイプで着脱 裏から この動輪 , 車軸との固定が甘く , 修整作業中にクランク するようにし , 動輪押え板の取外 植込み の位相をくるわせてしまいました。位相合せするにも , しに支障のないようにしました。 自作の治具はクランク半径の違いから使えず , 次の方法 ( 引棒末端のテコ受を主台枠に固定したためで , このテ によりました。 コはテコ受のヒ。ンを中心に回転する ) まず , 第 2 + 第 3 軸用のサイドロッドを作り , 第 3 軸 シリンダー シリンダー中心間隔を変更したために の位相を決めて固定し直します。これを主台枠に入れ , 前 , 後板を作り替え , シリンダーと , くルフ・の前後蓋はキ この第 3 軸を基準に , 各軸毎にサイドロッドを付替えて ットのものを整形して使い , ポルト類の植込み加工をし 位相合せと軸の固定のやり直しを行ないました。基準に ました。 した第 3 軸の位相が 90 。より若干小さかったので , 左右 9600 の特徴ある弁室案内部は第 2 図のように , 案内部 のどちらかが死点にある時 , 反対側のクラン を蓋へ銀ロー付けの後 , 後板へハンダ付けし クが垂直になりません。同軸で異る 2 面の角 小パーツを付けていきました。 a は 0.7 x 度を決めることは , 治具がないとむずかしい の 0.5 のパイプで b はパッキン押えです。ス シューは動く ように取付 ものです。 ヒ。ンドルガイド c は , 位置決め用のの 0.5 線 動軸押え板は t0. 5 洋白板を使い , 今回は d を通して取付けました。 e は油ッポです。 ギャーポックス部のみ切抜いたべタ板ではな f は 1 x 1 アングルにリプを付けたもので , く , 他の軸の部分も切抜いた , 、シゴ状のもの シリンダー組立後に主台枠と接する位置に , にしました。特別な意味はなく , ただ気分転 ンダ付けしました。シリンダーの側面カー、 換にすぎませんが , 点検と注油にはメリ、 はキットのものを整形し , シリンダードレイ があったようです。 ンコックとレバー類を追加しました。 プレーキ機構定石通りに動軸押え板へま ロッド・リンク類 ロッド類はスライド / とめる方法です。フ・レーキ関係でいつも気に ーとクロスへッドを含め全て洋白材を使いま 真鍮製シュー なるのは , プレーキシ = ーとタイヤとの間隙 した。これらの類は , 多くがドッグボーン形 です。今回 , この定石内で , 間隙を可能なか をしており , また厚板からの削り作業が多く ぎり小さくする方法を試みました。大へん簡 小さなものもあって時間のかかるところとい アクリル板 単で , 第 1 図のようにプレーキシューが , テ えます。特に厚みを減じるヤスリがけの作業 コへの取付ヒ。ンを中心に首を振るようにして / くイスにそのままくわえて行なうことも は , 切断 タイヤへ接するまで近づけただけです。この できません。 方法は , 96 のように小動輪径か , 動輪中心線 小生のヤスリがけ作業は , まず大略外形を とシューのヒ。ン中心の距離が近い機種には可 切抜いた左右のロッドまたはリンクをハンダ 能と思います。逆にこの距離が遠くなる大動 で仮付けしてバイスにくわえ , 外周を仕上げ 輪径の機種にはむずかしく , 他の方法を考え ます。次に , これを分離して別の 6 角位の なければならないでしよう。 板 ( 洋白板 t 0.8 がよい ) へよく密着させハ 絶縁側のプレーキシーはアクリル樹脂製 ンダ付けします ( 必要ならロッドヒ。ンの座グ 銀ロー付 オ 2 図 2. 3. ・ーご 0 軽く接触 ャスリ整形 絶縁側に使用 43

10. 鉄道模型趣味 1982年10月号

下まわり自作と車体キット加工による私鉄のロッド式 D 型ティーゼル機 関東鉄道ロロ 4 5 タイプ 根津達 也 ロロ ところが内側台枠なのか , 外側台枠なのか , どうも判 あたりながら図面を引いてみました。 がら真横の写真がありましたので , 早速キットの寸法を モノ然としたところも大いに気に入りました。不鮮明な ジャック軸式という正にお誂え向きのスタイルで , ゲテ 上まわりは D D 13 にそっくり , 下まわりは 4 軸固定の く三菱に返却された後 , 関東鉄道に移ったと聞いており 初 , 片上鉄道で試用されたものの , あまり調子が良くな た時代に , 三菱が作った 1 形式 1 輛の試作機関車で , 当 が目にとまりました。ディーゼル機関車の試作が多かっ 早速プロトタイプを探したところ , 関東鉄道の DD45 ると考えたからです。 ロッド式は連動ギャーや台車が不要なので , 安上りにな 性を発揮できるのは下まわりしかなかったし何よりも した。上まわりは , あまりいじりたくなかったので , 個 時すでに , 下まわりをロッド式で作ることも決めていま われたときに , すぐとびついたのでした。そして , その を見せられ , 「これを使って何か作ってみない ? 」とい から , 行きつけの模型店でエンドウの D D 13 車体キット ぐらいだったら完成品を買った方がマシ」という私です 「まともにキットを組立てるのは大嫌い , それをする TMS 鉄道模型 コンペ ' 81 受賞作品 したが , 前後のデッキ部が D D 13 より幅広でそのままで 床板キットのものを , 図の如く長さを縮めて使いま ゼルには似つかわしく思えます。 ンスウェイトが扇形をしていましたが , かえってディ / 、フ で , それを使うことにしました。古典機用らしく , ますが , 運良くの 12 のクランク動輪が入手できましたの 動輪はの 1000 ですから 12.5 がちょうど良いことになり まず , ポイントとなる下まわりから作り始めました。 自作の下まわり の再登場を切に希望しておきます。 この機会に , ひと頃のプロトタイフ。ガイドのような記事 実物誌は必ずしも模型製作上の資料たり得ないわけで , 料」の重要性を , いやというほど思い知らされました。 とが分りましたが , それと同時に「模型を作るための資 明な写真が見つかり , 自分の判断に間違いがなかったこ 皮肉なことに , その後すぐ , DD45 の斜め上からの鮮 たときは , 正直いってほっとしました。 期の三菱製機関車に 4 軸固定の内側台枠のものを見つけ のことでそれもダメ。再び資料をひっくり返して , 同時 実物を見に行く計画を立てましたが , 既に廃車されたと 然としない。常識的には外側台枠なんだがと思いつつ , 34