先頭車 - みる会図書館


検索対象: 鉄道模型趣味 1983年4月号
114件見つかりました。

1. 鉄道模型趣味 1983年4月号

杉浦正樹 ア 0 レ 力、バルサ , トレーラーカ : ペーパ ーに 材料はの 0.4 真鍮 よる構成です。本当はこの逆がスペ 線とフ。ラシートで ースを稼ぎ出す上では好ましいので 動力車を先頭とし すか , こうなった理由は , 最初は両 た交流状態で固定 方ともバルサの予定が動力車を作り してあります。 上げたところで気が変り , 塗装はマスキン に切換えたからです。 グテーフ。使用の筆 先頭部は設計にいちばん苦労した 塗りで , グンゼの ところで , 少ない写真から推定 ( 望 プラ用塗料を使いました。オレンジ 遠レンズで撮った写真が多いため正 のみ自分で調合 , 白 , ねずみ色 1 号 , ちょうどよかったので用いました。 この編成は , 私としては初めてパ 確な形状がっかみにくい ) して作り 青 15 号を使った塗分けです。結果は ンタを自作し , 発光ダイオードを使 ましたが , 何度も修整して何とか実 マスキング共々 , いい加減な仕上が ったものです。そして出来るだけ簡 りとなってしまいました。室内の座 物の感じが出せたと思います。この 素に , また調子良く走るように作り ようないきさつがあって , 2 輛の先 席の色は細かい資料がありませんの で , これもそれらしく仕上げておき ました。今後も手を加えて , もっと 頭車は別人のように見えます。 ドアーの表現は , 側板の上に窓を ました。 1 等車の座席は実物とは異 精彩あるものに仕上げようと思って なり , 茶系統の 2 色で統一 , 2 等車 抜いたマイタックテーフ。を貼った簡 います。 単なものです。 1 輛に 2 個所ある開 は青 15 号 , 同 22 号 , 黄緑の 3 色を用 閉式の窓はガラスにフ。リントして表 いました。 現しましたが , 編成中 1 個所だけは その他 , 先頭車にはヘッドライト 側板側に桟を付けて表現 , 両者を比 を取付け , 動力なしの方は初めて発 較検討中です。さて , 室内にはシー 光ダイオードをテールライトとして トを付けたので , 室内燈も検討しま 付けてみました。動力なし先頭車の したが , 予算や他車との兼ね合いか 集電は関水方式をアレンジしたもの で , 集電板からのコードが車体と台 ら見送りました。 パンタは , その周辺の詳しい写真 車の連結を兼ねた , 私独自のもので がなく , 模型店で S N C F の電機を す。等級種別の数字は , G マックスか 観察してそれらしくまとめました。 ら出ている旧型国電用レタマークが ア & レ 1 ↑簡潔な連接部構造と先頭車の集電台車 47

2. 鉄道模型趣味 1983年4月号

ドロ : , 要ん一 : 要 ・ 41. を吹き , 下地を整えてから 85 / クロムシルバーを吹付け ども同じように複製品を使用し第 5 図のように所定の ます。そして , サッシやドアー部にマスキングゾルを塗 場所に接着しました。 った後 , 08 / 銀を吹きます。そうすると , わずかながら 参考までに使用した材料を紹介しますと , 樹脂注型用 色の差が出て , 単調ではなくなります。 の型取りシリコンゴムが「サンスロン S 」 , 注型用樹脂が トラルグレーを吹き , べンチレー 屋根には 13 / ニ 「サン , く口ン U 」です。このサンバロン U の硬化後は淡 ターは一段明るいねずみ色 1 号としてあります。クーラ 黄色に変色して , モールドの具合や硬化しているかがひ ーは最新タイプの A U 75 G なので , クーラーキセがステ と目でわかります。硬化時間が 10 分足らずなので能率も ンレス製 , 無塗装となっており , これはクロムシルバー 良く , 価格も手頃なので使いやすいと思います。 を塗ります。パンタグラフはプライマーを吹いた後 , ね 細部と塗装 ずみ色 1 号に塗装。シューの部分に 10 / カッ / ガイ シに白 , 配管に明るいグレー ( 要所に黒 ) も入れます。 次に細かい 車体 , 下まわりがほとんど組上ったので , パクトラの X F 1 / フラット 先頭車の窓まわりには , パーツを付けていきます。「人形は顔が命・・・・・」とはよく 言ったもので , 鉄道車輛においても先頭 車の前面は , 印象を左右する大事なとこ ろでしよう。 さて , 前面に付けるパーツはあまり多 くありません。手すり , ッドライト , それとクハ 203 テールライト , ワイ / に付いているジャンパー栓程度のもので 手すりはの 0.2 , その他のパーツはすべ て銀河モデルのものです。取付はすべて 瞬間接着剤によりましたが , ライト類だ けは塗装後に付けますので , この時点で は接着しません。 次に屋根上。先頭車には常磐線特有の 列車無線アンテナ , そして信号炎管 ( 共 に銀河パーツ ) , の 0.2 の手すりを付け , 全車にクーラー , 押込型べンチレーター を取付けます。 今回は時間がなくて省略してしまいま したが , 連結器まわりにジャンパー栓や AT s 車上子 , 排障器などを付けると , いっそう重量感が出せたでしよう。 以 E の加工がすんだら , 続いて塗装に 移ります。アルミ車体といっても , 銀色 一色ではあまり芸がありません。実車や ドアー , サッシ部 写真を見ると , 外板 , など , 徴妙に色のニュアンスが違うこと がわかります。 まず , 金属 , 、一ツにェッチングプライ マーをり , 乾燥後に 09 / ねずみ色 1 号 1 1 「 1 モハ 202 ( 動力車 ) クハ 203 , 上から , モハ 203 , 73

3. 鉄道模型趣味 1983年4月号

N ゲージも各社からいろいろな車輛が発売され , 種類 も以前とは比べものにならないほど豊富になりました。 しかしどちらかと言えば近代型の電車が多いようで , パンタグラフがなく , 単行も長編成も自由自在なディ ゼルカーがもっと発売されてもよいと思うのは私一人で しようか。 日本のディーゼルカーとは一味違った , アメリカのガ ス・エレクトリックカーに興味があったので , TRAIN SHED CYCLOPEDIA No. 10 を買っておきました。昨 年 9 月号に掲載された東急ステンレスカーと , 、ツドスタ イルのディーゼルカーの経験を生かして , 銀の塗装でな いものを作ってみようと思っている時に目についたのが GuIf, Mobile & Northern のガス・エレクトリックカ ーです。 窓の大きさからして , 国鉄狭窓客車とカニ 24 のラジェ ーターを組合わせれば何とかなりそうです。スケールモ デルではありませんが , 実車に近い雰囲気は出せたと思 富山地鉄用 スカートより います。残ったカニ 24 の車体も生かして , 完全フリーの 新しいタイプにまとめてみました。こちらはガス・エレ のみは 16 番のハンドレールノフ・をドリルレースで加工し クトリックというより D L に近い性格の車です。 て作りました。ベルの材料は , あまり細くない昔のノブ の方が適しています。 古いタイプの 4 輛編成 アメリカ型の特徴であるカウキャッチャーは , 富山地 動力が入る先頭車 , つまり本来のガス・エレクトリ 鉄のスカートの下端部をベースに , 細切りのプラシート クカーはスハニ 35 がべース , トレーラーはスハ 44 で , い を組合わせて構成しました。テールライトは東急 3700 の ずれも G マックスのキット改造です。改造のポイントは 妻板から削り取ったものを , 正面幕板部に接着していま 先頭車と最後尾車のデッキに集中します。 す。 先頭車の側面は , スー、ニ 35 の洗面所窓部分を切り継ぎ 従える 3 輛の客車はスハ 44 がべースで , 中間の 2 輛は で前に持って来て , 運転室側窓としました。前面は東急 ほとんどそのままです。最後尾車はデッキを加工しまし 3700 の非貫通タイプを天地を縮めて利用 , 他も今まで作 たが , プロトタイプの写真はいずれも斜め前から撮影し ったキットの残りパーツの流用です。ベルとタイフォン たもので , デッキ部はちらっと見える程度です。他に資 GUlf, Mobile & Northern 55 〇 hp gas-electric 「 ail mo け 0 「 ca 「 . Car Builders' Cyclopedia より転載 t 1 . 2 プラシ ートより一一 63 系用へッドライト 16 番用ハンドレール / ップ加工ーーー 京急 1000 用無線 アンテナより 東急 7000 用胴受 プラシートで自作 ツ の″ンク″ rna 0 0 0 3 をな ー 4 ″び ( ごを〃たなーー ーつ生 Co 田 ー / イ 4 竺 を emo / 06 Hea 地「 ー ri 、 Sea$ing,—、 Capqcify 24 5eati ng Capac 。 809q0qe Compt. 0 Engl ne Com pa rtment ーー 93 み 0 ーーの 27 だリター 0 83

4. 鉄道模型趣味 1983年4月号

0.5 53 」 0.5 t 0 . 2 17.6 15 t 0.2 / 02 18.6 13.5 t 0.2 3.6 3.6 t 0.2 t 1.2 9 ・ SL ド L t 0.5 18.6 オー図 代 0 木上原から我孫子、向う 203 系。先頭はク , 、 203 撮影 " 鉄道ファン " 編集部 オ 2 図 、をを第みイイ ・・岩、い - ヤ町いみ , : ↓ツ : 分广

5. 鉄道模型趣味 1983年4月号

れⅲⅱⅲれに LL 第 ↑単行もよいが , こんな編成も好ましい ↑最後尾車のデッキは一風変ったデザイン トメン ュ、ンシンコン / く一 ト上部の屋根は , カニ 24 の ラジェーター部を使い , そ れに続く屋根はスハニ 35 の ものです。べンチレーター は , 名鉄 5500 用がたくさん あったのでこれを利用 ( 3 輛目の客車はガーランドベ ンチレーター ) , 洗面所の上 は東武 8000 用の小さい方を 接着しました。屋根板は , 動力の人る先頭車を除いて カプラーポケ 取外せるようにしました。 カッターナイフで軽く ットに接着 スジをつけ , 折り取る 動力ュニットは F S タイ プ付を用い , トレーラーの台車は DTIO の端を切り落し てステップに当るのを避けています。 車体の色は , 実車の写真がモノクロなので判らず , 洋 カニ 24 の′長 書などを見てアメリカの車輛らしい色ということで決め バーツでき ました。レタリングを NORTHERN PACIFIC にした めた屋根上 ゼルカーと揃えたかっ ドのディ のは , 前に作った / くッ たからです。メンディングテーフ。に一度インスタントレ 料もなく , どうしようかと迷っていましたが , 洋書屋さ タリングを転写してから , テープを幕板に貼りました。 んで立ち読みしていたらセミオープンデッキとでもいう 細かいレタリングやマーク類は , フ。ラモ用の余ったデカ ようなものが見つかり , すっかり気に入りました。そこ ールをそれらしく貼ってあります。 でさっそくいただきです。手スリの曲げは , ライターで 熱した鉄線に細切りのプラシートを押しつけました。鉄 新しいタイプの 7 輛編成 線の太さによって好みのカープがつけられます。 こちらはカニ 24 の車体を利用したモダーンなガス・エ 各車輛のドアー下に付くステップはプラシートで組み レクトリックカーで , 全くのフリーです。前後に運転室 ますが , 数が多いのでなかなか面倒な作業です。ステッ があるブッシ、プル方式とし , 動力も中間車に入れてい フ。 , 側面の板 , 裏側の板など , それそれの幅の帯状にフ。 ます。先頭車が旧型にラジェーターを譲ったトミ ノクス ラシートを切り出しておき , カッターナイフで軽くスジ のカニ 24 , 客車は G マックスのナロ 10 , オロ , 、ネ 10 の改 パーツの量産ができます。図に をつけて折っていけば , 造です。 側板の切り方を示しました。 カニ 24 は , ラジェーターを取られて屋根がないので , 客車キットの残りでふさぎます。その上に京急 1000 の集 新しいタイプは 6 輛の客車をひく DL に近いもの。最後 中形クーラーを 2 個使ったラジェーターをのせました。 車にも運転台を付けたブッシュプル方式 瞬間接着剤・パテて埋める 客車の妻板を加工 客車用幌 t 0.3 プラ L 客車の妻板加工 客車床板を加工 G R を、 1 、 0 R 一日ト R 、 56 u Ⅱ u び 'LI 山 11 上ー ツ 石 R を、一、 0 を一日を R 、

6. 鉄道模型趣味 1983年4月号

妻板をあてがいながら手でゆっく 連 結 りと屋根中央のカープを曲げてい 面 きました。それから窓枠・ドアー の を , 、ンダ付けしました。特に窓枠 広 は片寄らないよう慎重を要する部 分で , 位置決めの際にいろいろな 路 方向から光をあてて検討し充分 ら 納得した上で付けました。そうし ませんと , 影の具合によって異な 内 を って見えることがあるからです。 見 渡 , 、ンダ付は一端から付けていくと す 伸びて付く恐れもありますから , 両端を決めた後に順次中間を押え ました。ハンダは全面には流して ありません。 湘南型先頭部の組立 先頭部は湘南型ですが , 正面は わずかにカープしているのが特徴 で , やわらかい表現となっていま す。また窓位置が低く , 中央の柱 も比較的細いので , 軽快な感じを れて差込みました。 えます。 屋根上のディテール 構成は湘南型の定石通り窓下の 屋根上はまず雨樋の 0.6 真鍮線を前述のケガキ線に 部分で上下に分け , 後方は乗務員 合わせてハンダ付けし , 余分のハンダを削ってから , ラ 扉の前方で継いでいます。乗務員 ンニングボードの工作に取りかかりました。 扉は写真からは , 他の 2200 形等の ようには凹んではいないようです が , それでも少し段差が感じられ ましたので , はめ込みとはせずに 裏側から張りました。その際 , 手 摺の部分は欠取っておきました。 オデコのカープは継目よりも後 方へ及びますので , 後部 ( 車体部 分の前方 ) も含めて切込みを入れ て曲げ , ハンダを盛って成形しま した。ヘッドライト及びその両脇 のタイフォンはしつかりとハンダ を流したかったので , ャスリがけ の前に付けておきました。 窓上の手摺もこの前面の表情を 独特なものにしています。これは 中間に支持棒があって , 接合部の 強度からいってもむやみに細くで きないので , の 0.3 の真鍮線とし ました。 腰板下部のステップは t 0.8 の 真鍮板から作って , スリットを入 0 :O_ 0 0 ト 4 11. 一一 1 一を 1 ト .E に L 一 2302 ト し、し、ヨ - 感上 整然とした側面に変化を与える便所と放送室の部分 2303

7. 鉄道模型趣味 1983年4月号

ゲージの工作 地下鉄乗入れのチョッハ国電 JNR 203 系の製作 牛久保孝ー ワハ 203 モハ 203 モハ 202 サハ 203 モハ 203 サハ 203 モハ 203 モハ 202 ワハ 202 モハ 202 実物編成→ ↓模型化編成 私の地元である常磐線に久々の新系列の車輛が入線し モハ 202 モハ 203 ワハ 203 モハ 202 ワハ 202 ました。運用の関係で , しばらくは 1 編成だけですが , モハ 203 将来は地上型の 201 系と共に , 地下型の標準形式として 固定後にプラバテ仕上げします。 増備されていくことでしよう。 また , 実車を見ると雨樋の形状も相当異なっているの さいわい鉄道研究同好会の後輩たちからの資料などに がわかります。この表現をするのには , 雨樋を削り側面 も恵まれ , さっそく製作することができました。実車は とツライチにする必要がありますが , それだけでは組立 上の 10 輛編成ですが , 模型ではサ , 、 2 輛とモハのユニ てた時に , 第 3 図のように屋根のほうが飛び出してしま ト 1 組を除いた , 手頃な 6 輛編成としました。 うので , 屋根の R も修整します。それには平らな板 ( ガ 車体の加工 を置いて , 屋根を手に ラス板など ) の上に耐水 持って R 部分を少しずっ削っていけば , 曲線が乱れるこ 実車は 201 系を基本としていますので , 模型でも同様 ともありません。 にグリーンマックスの さらに側面に付いて 201 系 ( 量産型 ) を改 ( モハの いるルーハー 造します。 み ) を削り , 車体裾の まず , 先頭部ですが 下端から 1 のところ これは第 1 図のような に P カッターでスジ彫 部品から構成します。 りを入れます。これが 細かい数字が多いです 第 4 図で , この他に後 が , むしろスケールよ で述べる新ルーノく一や りイメージを強調した ナンバーなどを貼りま ほうが実車に似てくる す。 と思います。組立は第 実車の屋根は , 従来 2 図のように行ないま とは違うポリウレタン す。窓ガラス ( E , G ) 樹脂塗り屋根材を使用 製作の中心となるクハ 203 ( 左 ) とモハ 203 は塗装後に取付けるこ したことにより , 妻板のキャン / くス押えがなくなってい とはいうまでもありません。先頭部分の側面は 201 系と ます。細かなところですが , これも第 5 図のように , て 異なりますので , 図のように t 1.2 のプラシートから作 いねいに削ります。また , 妻面から側面にかけての角部 ったものを追加します。 も丸く削ってしまいます。 側面では戸袋窓を埋めます。これは t0. 5 プラシート モハ 203 のパンタまわりと妻面は , 第 5 図 , 及び第 6 をヒ。タリとはまる大きさに切ったものを接着して埋め , 図のように配管します。母線がの 0.3 , 空気管 ルーバーを削る や配管押えはの 0.3 です。パンタグラフは関 戸袋窓を埋める 水の P S16 , 避雷器は銀河モデルの足付きの タイプです。また , フューズ箱 , ランポード は形状が気に入らないので作り直しました。 下まわり 現在 , 市販されている 201 系用の台車 DT 46 , T R231 はすべて試作車 ( 900 番代 ) のも 新ルー ナンパープレート スジを付ける オ 4 図 71 オ 3 図

8. 鉄道模型趣味 1983年4月号

アをレ 冫上ー = SNCF が誇る高速列車 , T G V の 10 輛編成を作りました。この編成 を製作するきっかけは , 当鉄道の特 急車の不調でした。ちょうどその頃 , 直線的な洗練されたスタイルの T G ておりません。 V が登場 , ひと目で魅せられてしま 中間台車は , G マックス い , その導入を即決した次第です。 の東急 5000 用をそのまま使 設計は , T GV に関する記事が載 っていますが , 今後この台車に手を っている実物誌を片つばしから集め 加えて , それらしくする予定です。 て行ないましたが , 資料不足は否定 連接部の車体支持は , 台車のセンタ できず , 自分なりに想像してまとめ ービン孔に車体側のツメを引っかけ た部分もあります。車体断面が小さ る単純な方式です。この方式の他に いので 1 / 150 でスケールダウンしま が適当かも知れません。 も数種 プランがあって , 比 したが , 当鉄道の急曲線通過も考え 動力は , 関水製モハ 152 の旧型の 較しながらいちばん調子の良いもの て長さはやや短くしてあります。窓 に変更する予定です。 ニットを利用しました。 バルサを 配置は変えず , 徴妙な寸法の短縮に 用いた流線型の前頭部をクリアーす 車体の構造は , 側板から屋根まで よっています。 を一体に切出した ノレーフテに るために , ダイカストプロックの一 窓まわりの色彩はカラー印 部をャスリで削り落し , プラ部分も です。特にこれといった特徴はあり また , 刷では正確なところがつかめず , フ ナイフで切取るなどの加工をしまし ませんが , 車体が角張っているので ーリングで決めてしまいましたの 折曲げは楽なものでした。塩ビ板切 た。機関車部の台車は , 今のところ イ で , 正しくは T G V タイプとするの 出しの座席を取付けた厚紙製の床板 D T 23 をそのまま使っています。な お , 伝動機構自体には何ら手をつけ をくるむようにして車体を固定し , 床下には補強とウェイトを兼ねた金 属の棒材を接着しました。連接構造 なので軸重を大きくとれ , 車体は軽 くてすみました。実車も同じ理由に よっているようです。 特徴ある先頭車の / ーズは動力車 動力はモハ 152 のユニットを使用 ン当第 46

9. 鉄道模型趣味 1983年4月号

越新幹線が走る時代に , かっての急行「ニセコ」は の「 D51 を作る」の記事だったのです。 上 ほとんど影の薄い語り草となってしまいましたが , また , 耐寒装備型としたものの , 当鉄道にはラッセル その立役者的存在だったのがこの C62 2 号機なのです。 車の配属はなく , 当然雪は降りません。そこで , 耐寒装 S L ブームを巻き起したのも , このカマだといって過言 備型の夏期の姿にするといった , 具体的構想がまとまっ ではないと思います。 ていきました。 ディフレクターに輝くスワローマークは , 何を物語っ 即ち , スノーフ。ロウを外したものとしより重厚感を ているのでしようか ? 与えるキャプ前面の防雪ネットを省略 , , : タフライスク 特急「つばめ」を牽引した誇り , そして何よりも , 険 リーンをはめ込み式とし , 当鉄道に増備することとなっ しい山線を驀進してきた , かっての栄光を語りかけてく たのです。製作は次のような方針の基に行ないました。 るように思うのです。 1. 基本的な強度を持たせ , 自分の好みも取 京都の一角に一条の煙を立ち昇らせて , 遠い昔の栄光 入れたディテーリングを行なう。 を胸に秘め , 梅小路に余生を送っている C62 2 に会った 時 , 美しく磨かれたその姿には , ト 2. 3. ラジアスロッドを逆転連動の 可動方式とすること。 4. スイッチを設けて , 前照灯 , キャフ・内の定電圧点灯 と , サウンドシステムとを使い分けること。 耐寒装備を施したかっ 5. 煙室扉を開閉式とし , 煙室内部も簡単に作ること。 ての力強さはありませんでした。 バタフライスクリーンをはめ込み式とすることによ 6. 「 C62 2 はやはりあの姿でなければ・・・・・・」と思い , そ ってキャプ窓を開閉式とし , 更にドアー , 天窓もそれを の時 , 私は「ニセコ」の先頭に立って , 私たちに感動を 行なうこと。 えてくれた , あの C62 2 を再現することを心に決めた 以上 , C62 2 を私の好みも加えて模型化に努めたのが のでありました。 この作品です。 しかし , 私の前に立ちはだかったのは , 大きなギャッ 上まわり フ。であります。あのスーパーディテール機を我が物にで きるだろうか , と考える時 , 不安な気持でいつばいでし べースとなったのはカッミ製の未塗装キットですが , た。それを実現の世界へと導いてくれたのが , なかお氏 これをほぼスラノ ( ラの状態にし , ちょっと見ただけでは ツ

10. 鉄道模型趣味 1983年4月号

~ 一 4 し」朝コ 2300 特急 4 第編成 1955 年 , 小田急初のカルダン特急車としてデビューし た 2300 形は , 4 輛 1 編成のみが作られましたが , ロマン スカーとして活躍したのはわずか 4 年間です。この車輛 の 2 年後に登場した S E 車の増備によって , 1959 年には 2 扉セミクロスシート車へと格下げ改造され , さらに 1963 年には 2 輛固定編成の 3 扉車となり , 2200 系の一員 として最近まで小田急線上で活躍しておりました。 したことから薄命のロマンスカーと呼ばれております。 2200 形の装備を取入れたこの車輛は , 全電動車方式の 4 輛編成で , 一般客用出入口は片側 2 個所のみ , シート ビッチに合わせた狭幅の窓がずらりと並び , 広い幕板が 印象的です。全長に渡るランニングボードと相まって編 成美にあふれ , 17m 級ながらスマートなスタイルとなっ ています。湘南型の先頭部も魅力ですし , 話題性も上々 というわけで製作に着手した次第です。資料としては実 物誌の写真のほかに「私鉄電車プロファイル」を参考と し , 細部にこだわるよりも印象把握とすっきりした仕上 げを第一に考えました。 車体の工作 車体は真鍮板を用い , 側板と屋根を一体に曲げる一般 的な方法です。板厚は 0.3 を選びました。窓枠との段 差を抑えたかったのと , 折曲げが容易であるというのが 主な理由ですが , この車輛のように窓が多い場合は抜き やすさの点でも相当違ってきます。強度的な不安といえ ば , 内張りや補強をすませて組上った状態よりも , むし ろ工作途中にあると思われます。 ケガキと窓の留意点 概に良いとはいえませんが , 実際の工作を考えれば特に ずらりと並ぶ窓はこの車輛の何よりの特徴ですので , さしつかえないものと思われます。 ていねいに工作しなければなりません。まず窓と窓枠の ケガキは裏側に行ないましたので , 非対称のものは特 間でビッチが狂わないように , これも既に一般化してい に注意しました。窓抜きと平行してランニングボードの る方法ですが , 一端を基準として , そこからの寸法を加 取付孔等も , 折曲げに支障のない限りあけました。表側 算して求めた数値を記入してケガキを行ないました。 には雨樋の取付位置をケガいておきました。窓抜きはヘ その際 , 模型化寸法を求めるのではなく , 実物寸法を ルクレス # 000 を用いて初めからケガキ線一杯に切り , ヤ 加算して 80 で割った値を 0. 1 以下四捨五入していきな スリ仕上げを減らすよう , また小さめの窓ですので窓枠 り記入しました。端数が頻出する場合は便利な方法です は特に細くすっきりと仕上がるよう留意しました。 が , 反面細い窓柱などにしわ寄せが来る場合もあって一 折曲げはマッ , 、の簡易折曲器を用いて両肩を曲げた後 59