杉浦正樹 ア 0 レ 力、バルサ , トレーラーカ : ペーパ ーに 材料はの 0.4 真鍮 よる構成です。本当はこの逆がスペ 線とフ。ラシートで ースを稼ぎ出す上では好ましいので 動力車を先頭とし すか , こうなった理由は , 最初は両 た交流状態で固定 方ともバルサの予定が動力車を作り してあります。 上げたところで気が変り , 塗装はマスキン に切換えたからです。 グテーフ。使用の筆 先頭部は設計にいちばん苦労した 塗りで , グンゼの ところで , 少ない写真から推定 ( 望 プラ用塗料を使いました。オレンジ 遠レンズで撮った写真が多いため正 のみ自分で調合 , 白 , ねずみ色 1 号 , ちょうどよかったので用いました。 この編成は , 私としては初めてパ 確な形状がっかみにくい ) して作り 青 15 号を使った塗分けです。結果は ンタを自作し , 発光ダイオードを使 ましたが , 何度も修整して何とか実 マスキング共々 , いい加減な仕上が ったものです。そして出来るだけ簡 りとなってしまいました。室内の座 物の感じが出せたと思います。この 素に , また調子良く走るように作り ようないきさつがあって , 2 輛の先 席の色は細かい資料がありませんの で , これもそれらしく仕上げておき ました。今後も手を加えて , もっと 頭車は別人のように見えます。 ドアーの表現は , 側板の上に窓を ました。 1 等車の座席は実物とは異 精彩あるものに仕上げようと思って なり , 茶系統の 2 色で統一 , 2 等車 抜いたマイタックテーフ。を貼った簡 います。 単なものです。 1 輛に 2 個所ある開 は青 15 号 , 同 22 号 , 黄緑の 3 色を用 閉式の窓はガラスにフ。リントして表 いました。 現しましたが , 編成中 1 個所だけは その他 , 先頭車にはヘッドライト 側板側に桟を付けて表現 , 両者を比 を取付け , 動力なしの方は初めて発 較検討中です。さて , 室内にはシー 光ダイオードをテールライトとして トを付けたので , 室内燈も検討しま 付けてみました。動力なし先頭車の したが , 予算や他車との兼ね合いか 集電は関水方式をアレンジしたもの で , 集電板からのコードが車体と台 ら見送りました。 パンタは , その周辺の詳しい写真 車の連結を兼ねた , 私独自のもので がなく , 模型店で S N C F の電機を す。等級種別の数字は , G マックスか 観察してそれらしくまとめました。 ら出ている旧型国電用レタマークが ア & レ 1 ↑簡潔な連接部構造と先頭車の集電台車 47
ドロ : , 要ん一 : 要 ・ 41. を吹き , 下地を整えてから 85 / クロムシルバーを吹付け ども同じように複製品を使用し第 5 図のように所定の ます。そして , サッシやドアー部にマスキングゾルを塗 場所に接着しました。 った後 , 08 / 銀を吹きます。そうすると , わずかながら 参考までに使用した材料を紹介しますと , 樹脂注型用 色の差が出て , 単調ではなくなります。 の型取りシリコンゴムが「サンスロン S 」 , 注型用樹脂が トラルグレーを吹き , べンチレー 屋根には 13 / ニ 「サン , く口ン U 」です。このサンバロン U の硬化後は淡 ターは一段明るいねずみ色 1 号としてあります。クーラ 黄色に変色して , モールドの具合や硬化しているかがひ ーは最新タイプの A U 75 G なので , クーラーキセがステ と目でわかります。硬化時間が 10 分足らずなので能率も ンレス製 , 無塗装となっており , これはクロムシルバー 良く , 価格も手頃なので使いやすいと思います。 を塗ります。パンタグラフはプライマーを吹いた後 , ね 細部と塗装 ずみ色 1 号に塗装。シューの部分に 10 / カッ / ガイ シに白 , 配管に明るいグレー ( 要所に黒 ) も入れます。 次に細かい 車体 , 下まわりがほとんど組上ったので , パクトラの X F 1 / フラット 先頭車の窓まわりには , パーツを付けていきます。「人形は顔が命・・・・・」とはよく 言ったもので , 鉄道車輛においても先頭 車の前面は , 印象を左右する大事なとこ ろでしよう。 さて , 前面に付けるパーツはあまり多 くありません。手すり , ッドライト , それとクハ 203 テールライト , ワイ / に付いているジャンパー栓程度のもので 手すりはの 0.2 , その他のパーツはすべ て銀河モデルのものです。取付はすべて 瞬間接着剤によりましたが , ライト類だ けは塗装後に付けますので , この時点で は接着しません。 次に屋根上。先頭車には常磐線特有の 列車無線アンテナ , そして信号炎管 ( 共 に銀河パーツ ) , の 0.2 の手すりを付け , 全車にクーラー , 押込型べンチレーター を取付けます。 今回は時間がなくて省略してしまいま したが , 連結器まわりにジャンパー栓や AT s 車上子 , 排障器などを付けると , いっそう重量感が出せたでしよう。 以 E の加工がすんだら , 続いて塗装に 移ります。アルミ車体といっても , 銀色 一色ではあまり芸がありません。実車や ドアー , サッシ部 写真を見ると , 外板 , など , 徴妙に色のニュアンスが違うこと がわかります。 まず , 金属 , 、一ツにェッチングプライ マーをり , 乾燥後に 09 / ねずみ色 1 号 1 1 「 1 モハ 202 ( 動力車 ) クハ 203 , 上から , モハ 203 , 73
N ゲージも各社からいろいろな車輛が発売され , 種類 も以前とは比べものにならないほど豊富になりました。 しかしどちらかと言えば近代型の電車が多いようで , パンタグラフがなく , 単行も長編成も自由自在なディ ゼルカーがもっと発売されてもよいと思うのは私一人で しようか。 日本のディーゼルカーとは一味違った , アメリカのガ ス・エレクトリックカーに興味があったので , TRAIN SHED CYCLOPEDIA No. 10 を買っておきました。昨 年 9 月号に掲載された東急ステンレスカーと , 、ツドスタ イルのディーゼルカーの経験を生かして , 銀の塗装でな いものを作ってみようと思っている時に目についたのが GuIf, Mobile & Northern のガス・エレクトリックカ ーです。 窓の大きさからして , 国鉄狭窓客車とカニ 24 のラジェ ーターを組合わせれば何とかなりそうです。スケールモ デルではありませんが , 実車に近い雰囲気は出せたと思 富山地鉄用 スカートより います。残ったカニ 24 の車体も生かして , 完全フリーの 新しいタイプにまとめてみました。こちらはガス・エレ のみは 16 番のハンドレールノフ・をドリルレースで加工し クトリックというより D L に近い性格の車です。 て作りました。ベルの材料は , あまり細くない昔のノブ の方が適しています。 古いタイプの 4 輛編成 アメリカ型の特徴であるカウキャッチャーは , 富山地 動力が入る先頭車 , つまり本来のガス・エレクトリ 鉄のスカートの下端部をベースに , 細切りのプラシート クカーはスハニ 35 がべース , トレーラーはスハ 44 で , い を組合わせて構成しました。テールライトは東急 3700 の ずれも G マックスのキット改造です。改造のポイントは 妻板から削り取ったものを , 正面幕板部に接着していま 先頭車と最後尾車のデッキに集中します。 す。 先頭車の側面は , スー、ニ 35 の洗面所窓部分を切り継ぎ 従える 3 輛の客車はスハ 44 がべースで , 中間の 2 輛は で前に持って来て , 運転室側窓としました。前面は東急 ほとんどそのままです。最後尾車はデッキを加工しまし 3700 の非貫通タイプを天地を縮めて利用 , 他も今まで作 たが , プロトタイプの写真はいずれも斜め前から撮影し ったキットの残りパーツの流用です。ベルとタイフォン たもので , デッキ部はちらっと見える程度です。他に資 GUlf, Mobile & Northern 55 〇 hp gas-electric 「 ail mo け 0 「 ca 「 . Car Builders' Cyclopedia より転載 t 1 . 2 プラシ ートより一一 63 系用へッドライト 16 番用ハンドレール / ップ加工ーーー 京急 1000 用無線 アンテナより 東急 7000 用胴受 プラシートで自作 ツ の″ンク″ rna 0 0 0 3 をな ー 4 ″び ( ごを〃たなーー ーつ生 Co 田 ー / イ 4 竺 を emo / 06 Hea 地「 ー ri 、 Sea$ing,—、 Capqcify 24 5eati ng Capac 。 809q0qe Compt. 0 Engl ne Com pa rtment ーー 93 み 0 ーーの 27 だリター 0 83
0.5 53 」 0.5 t 0 . 2 17.6 15 t 0.2 / 02 18.6 13.5 t 0.2 3.6 3.6 t 0.2 t 1.2 9 ・ SL ド L t 0.5 18.6 オー図 代 0 木上原から我孫子、向う 203 系。先頭はク , 、 203 撮影 " 鉄道ファン " 編集部 オ 2 図 、をを第みイイ ・・岩、い - ヤ町いみ , : ↓ツ : 分广
れⅲⅱⅲれに LL 第 ↑単行もよいが , こんな編成も好ましい ↑最後尾車のデッキは一風変ったデザイン トメン ュ、ンシンコン / く一 ト上部の屋根は , カニ 24 の ラジェーター部を使い , そ れに続く屋根はスハニ 35 の ものです。べンチレーター は , 名鉄 5500 用がたくさん あったのでこれを利用 ( 3 輛目の客車はガーランドベ ンチレーター ) , 洗面所の上 は東武 8000 用の小さい方を 接着しました。屋根板は , 動力の人る先頭車を除いて カプラーポケ 取外せるようにしました。 カッターナイフで軽く ットに接着 スジをつけ , 折り取る 動力ュニットは F S タイ プ付を用い , トレーラーの台車は DTIO の端を切り落し てステップに当るのを避けています。 車体の色は , 実車の写真がモノクロなので判らず , 洋 カニ 24 の′長 書などを見てアメリカの車輛らしい色ということで決め バーツでき ました。レタリングを NORTHERN PACIFIC にした めた屋根上 ゼルカーと揃えたかっ ドのディ のは , 前に作った / くッ たからです。メンディングテーフ。に一度インスタントレ 料もなく , どうしようかと迷っていましたが , 洋書屋さ タリングを転写してから , テープを幕板に貼りました。 んで立ち読みしていたらセミオープンデッキとでもいう 細かいレタリングやマーク類は , フ。ラモ用の余ったデカ ようなものが見つかり , すっかり気に入りました。そこ ールをそれらしく貼ってあります。 でさっそくいただきです。手スリの曲げは , ライターで 熱した鉄線に細切りのプラシートを押しつけました。鉄 新しいタイプの 7 輛編成 線の太さによって好みのカープがつけられます。 こちらはカニ 24 の車体を利用したモダーンなガス・エ 各車輛のドアー下に付くステップはプラシートで組み レクトリックカーで , 全くのフリーです。前後に運転室 ますが , 数が多いのでなかなか面倒な作業です。ステッ があるブッシ、プル方式とし , 動力も中間車に入れてい フ。 , 側面の板 , 裏側の板など , それそれの幅の帯状にフ。 ます。先頭車が旧型にラジェーターを譲ったトミ ノクス ラシートを切り出しておき , カッターナイフで軽くスジ のカニ 24 , 客車は G マックスのナロ 10 , オロ , 、ネ 10 の改 パーツの量産ができます。図に をつけて折っていけば , 造です。 側板の切り方を示しました。 カニ 24 は , ラジェーターを取られて屋根がないので , 客車キットの残りでふさぎます。その上に京急 1000 の集 新しいタイプは 6 輛の客車をひく DL に近いもの。最後 中形クーラーを 2 個使ったラジェーターをのせました。 車にも運転台を付けたブッシュプル方式 瞬間接着剤・パテて埋める 客車の妻板を加工 客車用幌 t 0.3 プラ L 客車の妻板加工 客車床板を加工 G R を、 1 、 0 R 一日ト R 、 56 u Ⅱ u び 'LI 山 11 上ー ツ 石 R を、一、 0 を一日を R 、
妻板をあてがいながら手でゆっく 連 結 りと屋根中央のカープを曲げてい 面 きました。それから窓枠・ドアー の を , 、ンダ付けしました。特に窓枠 広 は片寄らないよう慎重を要する部 分で , 位置決めの際にいろいろな 路 方向から光をあてて検討し充分 ら 納得した上で付けました。そうし ませんと , 影の具合によって異な 内 を って見えることがあるからです。 見 渡 , 、ンダ付は一端から付けていくと す 伸びて付く恐れもありますから , 両端を決めた後に順次中間を押え ました。ハンダは全面には流して ありません。 湘南型先頭部の組立 先頭部は湘南型ですが , 正面は わずかにカープしているのが特徴 で , やわらかい表現となっていま す。また窓位置が低く , 中央の柱 も比較的細いので , 軽快な感じを れて差込みました。 えます。 屋根上のディテール 構成は湘南型の定石通り窓下の 屋根上はまず雨樋の 0.6 真鍮線を前述のケガキ線に 部分で上下に分け , 後方は乗務員 合わせてハンダ付けし , 余分のハンダを削ってから , ラ 扉の前方で継いでいます。乗務員 ンニングボードの工作に取りかかりました。 扉は写真からは , 他の 2200 形等の ようには凹んではいないようです が , それでも少し段差が感じられ ましたので , はめ込みとはせずに 裏側から張りました。その際 , 手 摺の部分は欠取っておきました。 オデコのカープは継目よりも後 方へ及びますので , 後部 ( 車体部 分の前方 ) も含めて切込みを入れ て曲げ , ハンダを盛って成形しま した。ヘッドライト及びその両脇 のタイフォンはしつかりとハンダ を流したかったので , ャスリがけ の前に付けておきました。 窓上の手摺もこの前面の表情を 独特なものにしています。これは 中間に支持棒があって , 接合部の 強度からいってもむやみに細くで きないので , の 0.3 の真鍮線とし ました。 腰板下部のステップは t 0.8 の 真鍮板から作って , スリットを入 0 :O_ 0 0 ト 4 11. 一一 1 一を 1 ト .E に L 一 2302 ト し、し、ヨ - 感上 整然とした側面に変化を与える便所と放送室の部分 2303
ゲージの工作 地下鉄乗入れのチョッハ国電 JNR 203 系の製作 牛久保孝ー ワハ 203 モハ 203 モハ 202 サハ 203 モハ 203 サハ 203 モハ 203 モハ 202 ワハ 202 モハ 202 実物編成→ ↓模型化編成 私の地元である常磐線に久々の新系列の車輛が入線し モハ 202 モハ 203 ワハ 203 モハ 202 ワハ 202 ました。運用の関係で , しばらくは 1 編成だけですが , モハ 203 将来は地上型の 201 系と共に , 地下型の標準形式として 固定後にプラバテ仕上げします。 増備されていくことでしよう。 また , 実車を見ると雨樋の形状も相当異なっているの さいわい鉄道研究同好会の後輩たちからの資料などに がわかります。この表現をするのには , 雨樋を削り側面 も恵まれ , さっそく製作することができました。実車は とツライチにする必要がありますが , それだけでは組立 上の 10 輛編成ですが , 模型ではサ , 、 2 輛とモハのユニ てた時に , 第 3 図のように屋根のほうが飛び出してしま ト 1 組を除いた , 手頃な 6 輛編成としました。 うので , 屋根の R も修整します。それには平らな板 ( ガ 車体の加工 を置いて , 屋根を手に ラス板など ) の上に耐水 持って R 部分を少しずっ削っていけば , 曲線が乱れるこ 実車は 201 系を基本としていますので , 模型でも同様 ともありません。 にグリーンマックスの さらに側面に付いて 201 系 ( 量産型 ) を改 ( モハの いるルーハー 造します。 み ) を削り , 車体裾の まず , 先頭部ですが 下端から 1 のところ これは第 1 図のような に P カッターでスジ彫 部品から構成します。 りを入れます。これが 細かい数字が多いです 第 4 図で , この他に後 が , むしろスケールよ で述べる新ルーノく一や りイメージを強調した ナンバーなどを貼りま ほうが実車に似てくる す。 と思います。組立は第 実車の屋根は , 従来 2 図のように行ないま とは違うポリウレタン す。窓ガラス ( E , G ) 樹脂塗り屋根材を使用 製作の中心となるクハ 203 ( 左 ) とモハ 203 は塗装後に取付けるこ したことにより , 妻板のキャン / くス押えがなくなってい とはいうまでもありません。先頭部分の側面は 201 系と ます。細かなところですが , これも第 5 図のように , て 異なりますので , 図のように t 1.2 のプラシートから作 いねいに削ります。また , 妻面から側面にかけての角部 ったものを追加します。 も丸く削ってしまいます。 側面では戸袋窓を埋めます。これは t0. 5 プラシート モハ 203 のパンタまわりと妻面は , 第 5 図 , 及び第 6 をヒ。タリとはまる大きさに切ったものを接着して埋め , 図のように配管します。母線がの 0.3 , 空気管 ルーバーを削る や配管押えはの 0.3 です。パンタグラフは関 戸袋窓を埋める 水の P S16 , 避雷器は銀河モデルの足付きの タイプです。また , フューズ箱 , ランポード は形状が気に入らないので作り直しました。 下まわり 現在 , 市販されている 201 系用の台車 DT 46 , T R231 はすべて試作車 ( 900 番代 ) のも 新ルー ナンパープレート スジを付ける オ 4 図 71 オ 3 図
アをレ 冫上ー = SNCF が誇る高速列車 , T G V の 10 輛編成を作りました。この編成 を製作するきっかけは , 当鉄道の特 急車の不調でした。ちょうどその頃 , 直線的な洗練されたスタイルの T G ておりません。 V が登場 , ひと目で魅せられてしま 中間台車は , G マックス い , その導入を即決した次第です。 の東急 5000 用をそのまま使 設計は , T GV に関する記事が載 っていますが , 今後この台車に手を っている実物誌を片つばしから集め 加えて , それらしくする予定です。 て行ないましたが , 資料不足は否定 連接部の車体支持は , 台車のセンタ できず , 自分なりに想像してまとめ ービン孔に車体側のツメを引っかけ た部分もあります。車体断面が小さ る単純な方式です。この方式の他に いので 1 / 150 でスケールダウンしま が適当かも知れません。 も数種 プランがあって , 比 したが , 当鉄道の急曲線通過も考え 動力は , 関水製モハ 152 の旧型の 較しながらいちばん調子の良いもの て長さはやや短くしてあります。窓 に変更する予定です。 ニットを利用しました。 バルサを 配置は変えず , 徴妙な寸法の短縮に 用いた流線型の前頭部をクリアーす 車体の構造は , 側板から屋根まで よっています。 を一体に切出した ノレーフテに るために , ダイカストプロックの一 窓まわりの色彩はカラー印 部をャスリで削り落し , プラ部分も です。特にこれといった特徴はあり また , 刷では正確なところがつかめず , フ ナイフで切取るなどの加工をしまし ませんが , 車体が角張っているので ーリングで決めてしまいましたの 折曲げは楽なものでした。塩ビ板切 た。機関車部の台車は , 今のところ イ で , 正しくは T G V タイプとするの 出しの座席を取付けた厚紙製の床板 D T 23 をそのまま使っています。な お , 伝動機構自体には何ら手をつけ をくるむようにして車体を固定し , 床下には補強とウェイトを兼ねた金 属の棒材を接着しました。連接構造 なので軸重を大きくとれ , 車体は軽 くてすみました。実車も同じ理由に よっているようです。 特徴ある先頭車の / ーズは動力車 動力はモハ 152 のユニットを使用 ン当第 46
越新幹線が走る時代に , かっての急行「ニセコ」は の「 D51 を作る」の記事だったのです。 上 ほとんど影の薄い語り草となってしまいましたが , また , 耐寒装備型としたものの , 当鉄道にはラッセル その立役者的存在だったのがこの C62 2 号機なのです。 車の配属はなく , 当然雪は降りません。そこで , 耐寒装 S L ブームを巻き起したのも , このカマだといって過言 備型の夏期の姿にするといった , 具体的構想がまとまっ ではないと思います。 ていきました。 ディフレクターに輝くスワローマークは , 何を物語っ 即ち , スノーフ。ロウを外したものとしより重厚感を ているのでしようか ? 与えるキャプ前面の防雪ネットを省略 , , : タフライスク 特急「つばめ」を牽引した誇り , そして何よりも , 険 リーンをはめ込み式とし , 当鉄道に増備することとなっ しい山線を驀進してきた , かっての栄光を語りかけてく たのです。製作は次のような方針の基に行ないました。 るように思うのです。 1. 基本的な強度を持たせ , 自分の好みも取 京都の一角に一条の煙を立ち昇らせて , 遠い昔の栄光 入れたディテーリングを行なう。 を胸に秘め , 梅小路に余生を送っている C62 2 に会った 時 , 美しく磨かれたその姿には , ト 2. 3. ラジアスロッドを逆転連動の 可動方式とすること。 4. スイッチを設けて , 前照灯 , キャフ・内の定電圧点灯 と , サウンドシステムとを使い分けること。 耐寒装備を施したかっ 5. 煙室扉を開閉式とし , 煙室内部も簡単に作ること。 ての力強さはありませんでした。 バタフライスクリーンをはめ込み式とすることによ 6. 「 C62 2 はやはりあの姿でなければ・・・・・・」と思い , そ ってキャプ窓を開閉式とし , 更にドアー , 天窓もそれを の時 , 私は「ニセコ」の先頭に立って , 私たちに感動を 行なうこと。 えてくれた , あの C62 2 を再現することを心に決めた 以上 , C62 2 を私の好みも加えて模型化に努めたのが のでありました。 この作品です。 しかし , 私の前に立ちはだかったのは , 大きなギャッ 上まわり フ。であります。あのスーパーディテール機を我が物にで きるだろうか , と考える時 , 不安な気持でいつばいでし べースとなったのはカッミ製の未塗装キットですが , た。それを実現の世界へと導いてくれたのが , なかお氏 これをほぼスラノ ( ラの状態にし , ちょっと見ただけでは ツ
~ 一 4 し」朝コ 2300 特急 4 第編成 1955 年 , 小田急初のカルダン特急車としてデビューし た 2300 形は , 4 輛 1 編成のみが作られましたが , ロマン スカーとして活躍したのはわずか 4 年間です。この車輛 の 2 年後に登場した S E 車の増備によって , 1959 年には 2 扉セミクロスシート車へと格下げ改造され , さらに 1963 年には 2 輛固定編成の 3 扉車となり , 2200 系の一員 として最近まで小田急線上で活躍しておりました。 したことから薄命のロマンスカーと呼ばれております。 2200 形の装備を取入れたこの車輛は , 全電動車方式の 4 輛編成で , 一般客用出入口は片側 2 個所のみ , シート ビッチに合わせた狭幅の窓がずらりと並び , 広い幕板が 印象的です。全長に渡るランニングボードと相まって編 成美にあふれ , 17m 級ながらスマートなスタイルとなっ ています。湘南型の先頭部も魅力ですし , 話題性も上々 というわけで製作に着手した次第です。資料としては実 物誌の写真のほかに「私鉄電車プロファイル」を参考と し , 細部にこだわるよりも印象把握とすっきりした仕上 げを第一に考えました。 車体の工作 車体は真鍮板を用い , 側板と屋根を一体に曲げる一般 的な方法です。板厚は 0.3 を選びました。窓枠との段 差を抑えたかったのと , 折曲げが容易であるというのが 主な理由ですが , この車輛のように窓が多い場合は抜き やすさの点でも相当違ってきます。強度的な不安といえ ば , 内張りや補強をすませて組上った状態よりも , むし ろ工作途中にあると思われます。 ケガキと窓の留意点 概に良いとはいえませんが , 実際の工作を考えれば特に ずらりと並ぶ窓はこの車輛の何よりの特徴ですので , さしつかえないものと思われます。 ていねいに工作しなければなりません。まず窓と窓枠の ケガキは裏側に行ないましたので , 非対称のものは特 間でビッチが狂わないように , これも既に一般化してい に注意しました。窓抜きと平行してランニングボードの る方法ですが , 一端を基準として , そこからの寸法を加 取付孔等も , 折曲げに支障のない限りあけました。表側 算して求めた数値を記入してケガキを行ないました。 には雨樋の取付位置をケガいておきました。窓抜きはヘ その際 , 模型化寸法を求めるのではなく , 実物寸法を ルクレス # 000 を用いて初めからケガキ線一杯に切り , ヤ 加算して 80 で割った値を 0. 1 以下四捨五入していきな スリ仕上げを減らすよう , また小さめの窓ですので窓枠 り記入しました。端数が頻出する場合は便利な方法です は特に細くすっきりと仕上がるよう留意しました。 が , 反面細い窓柱などにしわ寄せが来る場合もあって一 折曲げはマッ , 、の簡易折曲器を用いて両肩を曲げた後 59