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検索対象: 鉄道模型趣味 1983年6月号
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1. 鉄道模型趣味 1983年6月号

ェコーモデルのスーパーライト B の入るパイフ。を差込み 煙室戸に取付けました。 モーターからダイオードへの配線は , モーターブラケ ット上面に接点を設けて , 上下分解に対処しました。 キャプ内灯は , 天井に細パイフ。を 2 本取付けて , ライ トのリード線を折曲げて差込むようにしましたので , 球 の交換は大変楽です。このパイプの内 1 本は天井と絶縁 し , 前記の接点のポイラー側と結線し , 前後進共点灯と しました。 ■主台車・イコライザー機構■ 走行性能を重視する見地から , 動輪はイコライザー可 動式とすることにし TMS360 号に井上豊氏が発表さ れた , 3 点支持方式を採用させていただきました。 キットの主台枠は , 実物の棒台枠の形態となっている ため , 外観に影響が現われないように , 後部イコライザ ( 第 3 ー 4 軸 ) の支点は , 台枠に表現されているイコ ライザー ( ダミー ) の支点に合わせ , そこに 1 タッフ。 ここに使用するネジは段付とはせずに をたてました。 ネジの緩み止め剤 ( ポンドアロンタイト ) を塗って , ほ ど良い固さに締めています。調整が終れば別に取外す必 要もありませんので , これでよしとしています。 前部イコライザー ( 第 1 ー 2 軸 ) の受金は , そのまま では入りませんので , モーションフ。レート取付板にスリ ットを切って , 上から落し込むようにしました。このス リットは台枠組立後に加工しました。 イコライザーは t 0.5 燐青銅板を使用し , 前部は上部 の梁に規制されて , 上下寸法を大きくとれないので 2 枚 貼合わせとし , 逆に後部はギャーポックスのため厚くで きないので 1 枚とし , 上下寸法をできるだけ大きくとっ て共に強度を確保しました。軸箱に掛ける部分は , 軸箱 の厚みを増そうとすると加工がたいへんですので , 先端 を直角に折曲げて対処しました。また前部イコライザー は , そのままでは傾いたり振れが出て良くありませんの で , 門形の板を内側にはめ込んで防止してあります。 の板の取付ネジは , モーションフ。レートの前部取付用の ものと共用としました。 軸箱下面と主台枠下面は同じ高さですから , 動輪押え 板がそのままでは動輪が上下動しません。そこで押え板 の軸箱の当る部分をコの字形に切取って , 動輪が上下動 するようにしました。第 3 動輪部は , 押え板下面に別の 真鍮板をカシメ併用で , 、ンダ付けした後 , 必要部をカッ トしました。 主台枠後部は , 従台車上面とに隙間があって向こう側 が見えており , 感じが悪いので灰箱らしい形の板で目隠 し , 従輪が触れてショートするのを防ぐため , ェポキシ でコーティングしておきました ( 公式側のみ ) 。 第伝動装置 動輪イコライザー可動化にともない , モーターは釣掛 式としました。キット付属の D H ー 13 は , 騒音低下を図 るのと , キャプ内にバックプレート取付のため使用せず バンフ・一の B ー 1630 を使用しました。このモーターは回 転数が低めなのであまりスピードは出ませんが , ドラフ ト音を出す場合に速すぎるとかえっておかしいので , ち ようど良いと思っています。また始動電圧が従来のカン モーターよりは高め ( 4V 位 ) なので , 定電圧点灯の方 もうまく働いてくれました。 モーター支持プラケットは , ギャーポックスをはさみ 込むように真鍮板をチャンネルに組み , ギャーポックス 上部にある四角の出張り部分に 1 簡タッフ。をたてて , ネ ジ止めとしました。モーター取付部は多少折曲げのきく よう図の如く細くして , ジョイントをはめて回転させな がら最良の状態に調節しました。 ジョイントは耐久性を持たせたいところから , スプリ ング式やルーズカプリングなど試みてみましたが , 結局 ゴムジョイントが最も静かだったので , しかたなく使用 モーター支持台 当る所で切取る ~ 0.8 リード線 絶縁用ファイバー 取付用長孔 ギャーポックス を押える 0 9 接着 ごえ 0 tO.S 1 x 1 補強 1 mm 取付ネジ 幅をせまくする 後部イコライサー の当りを欠取る 曲げ調節を可能にする することになりました。 モーターは , 主台枠に取付けた V 形の真鍮板にゴム板 を貼ったモーター受台に乗っているだけです。ギャーポ ックスは , ウォームホイールとのガタをなくすため , 内 側に出ているポスの上に t0. 15 燐青銅板を貼付けていま す。 ウォームとホイールは , コンパウンドを塗って充分に スリ合わせをしておきました。 19

2. 鉄道模型趣味 1983年6月号

より一層リアルなレイアウトを目指して マッハ模型ー N ケージ用架線 ( ' 燐青銅製、厚さ O. 3t 、線巾 O. 5t Tom ⅸ単線、複線用架線柱に使用 架線があれは、電機、電車は生々と走ります ! ◎ S280 直線レール用 ( 架線長 280 ミリ ) ◎ R317 % ( C317 ー 45 % ) 曲 ( 直 ) 線レール用 ¥ 2 , 500 ( 架線長 1 24 ミリ ) ¥ 1 , 800 1 0 本入 1 箱 10 本人 1 箱 ◎ S140 直線レール用 ( 架線長 140 ミリ ) ◎ R280 % ( C280-45 % ) 曲 ( 直 ) 線レール用 ¥ 1 , 800 ¥ 1 , 500 ( 架線長 110 ミリ ) 10 本人 1 箱 1 0 本入 1 箱 ( 〒¥ 350 ) ( 価格改訂 ) ( 〒¥ 350 ) ・ダミー ( アクセサリー ) として、又架線集電も可能です。 ・ R317 % ( C317 ー 45 % ) 、 R280 % ( C280 ー 45 % ) は、直線用としても使用できます。 ・取付が大へん簡単です。 ・架線集電用としては、 SI 40, C317 ー 45 % , C280 ー 45 % を御使用下さい。 ・ Tom ⅸ架線柱を使用すれ ( ま Tom ⅸ以外のレールにも使用できます。 ■ミラクルバラスト〔硬い木質整粒子〕 0 ジョインツリー〔樹木用素材〕 角があり実感的です。水溶性接着材で接着できます。 レイアウト用樹木が手軽に、安価に沢山作れます。高さ 約 8cm の木が 1 本のジョインツリーから 12 本位できます。 ー 1 袋・・¥ 400 ミラクルみスト 長さ lm 直径 3 師 〒 2 袋まで¥ 350 〔幹部形成材料入り〕 3 ~ 5 袋〒 \ 700 1 本¥ 480 ( 〒 2 本まで¥ 350 、 . 1 : Z ゲージ用、砂用 3 本以上別途送料要 ) , ・ .2 : 9 ミリ用 .3 : HO 用、ナロー用 履 盟川 llllTlmr .4 : O ゲージ用 .5 : 45 ミリゲージ用 ■ SUECH Ⅸ A ライプ部品特約販売店 ・ 45 ミリゲージ C62 、 D51 、 D52 、 C59 ライプ カタログ・・・ ¥ 400 ( 〒 \ 170 ) 日本鉄道模型連合会会員 ・ C62 製作解説書・・ ¥ 3 , 500 ( 〒¥ 350 ) ・ワレジットカードにてのあ買求めもあ取扱し、・マッノ、模型は年中無休 (AMI():()O—PMO:OO) ・通信販売てあ求めのあ客様は、連経、問合わせのため、す電話番号も合わせてこ言己入 < ださい。 ■中古車輛下取り ・通信販売ご利用について ■普通小包料金 旭屋ビノし店にあし、て中古申翻下取りセー丿し 語月の広告表示イ曲格はヴべて店頭売価てヴ。 協迄迄 3k 迄迄迄 をイラってあつまヴ。北は北屈直、南は鹿児 通信販売の節は鄲送 1 回につき荷造費 Y100 第 1 市内¥朝¥ 4 ¥ 5 ¥刊¥¥ 島なら多くのファンにこ利用こ好評をいた と別記の送料を商品格にこ加物くださし、。 だいてありまヴ。買受イ曲格は物品の程度に 納期は 1 間以上掛っまヴ。あらガじめこ了 地帯其他¥网¥刊¥¥ 740 ¥ & 0 ¥ よっ定イ襾び ) 3 割まて。ただし絶版品、密 承くださし、。郵便ての連絡、問し、合わせはヴ 第 2 地帯¥¥¥ 810 ¥¥ 970 Ⅵ 加工品は月リ途に評イ曲し、たしまヴ。詳細あ問 べて下記まてあ願し、申し上けまヴ。 合せ・下さし、。尚地巧よりのこ送イには包装 ・ 565 大阪府吹田市籘白台 2 丁目 8 ー 9 第 3 地帯¥¥¥¥ 1 圓¥ 1120 Ⅵ を第中にして信販売部宛あ送り下さし、。 井一Ⅱ登巧マッ / 、慢型宛 大阪駅・阪急・阪神前 員ノしロ 旭屋書店ビル 7 階 大阪府吹田市藤白台 2-8-9 大阪市ゴヒ区曽根崎 2 丁目 12 ー 6 谷 ( 06 ) 312 ー 3086 / , 530 ( 〒¥ 350 ) ( 〒 \ 350 ) 大阪駅 販急 -9 阪 旭屋ビル 御堂筋 5

3. 鉄道模型趣味 1983年6月号

足まわりがごちやごちやす ーツの利用です。 るので , シンプルな片押式 パンタは , シューのみ市 としました。プレーキシリ 販のェッチングパーツを使 ンダーは挽物 , 砂箱はロス 用し , 他は自作しました。 ト製 , 、一ツです。 枠組とタスキはの 0.4 真鍮 当鉄道では , 現在でもハ 線 , 台枠は薄板とアングル ッファーとスクリ ーカプ の加工品 , バネはスプリン ラーを用いています。この グベルトを適当な長さに切 電機も例外ではなく , ェン って用いました。また , 平 ドビームにノくッファーを取 衡装置により , パンタの傾 付け , スクリューカプラー きを防止しています。パン ならぬリーリブット製の引 タ周辺の引込線 , 空気管等 0 っかけ式カプラーを付けて は , フリー化しているので います。ェアーホースは , 気楽に行ないました。 プラ製パーツをカフ。ラー左 く下まわり > を右に 1 個ずっ取付けてみま : 41 第、 : 1 を , を当 ~ 0. ~ 台車側板及びェンドビームは , 加工性とリべットの打 した。 手スリは市販のつかみ棒の頭 ち易さを考慮して , t 0.6 の洋白板を用いました。リべ デッキは網目板を用い 部に孔をあけ , 真鍮線を通してまとめました。 ッティングは簡易な方法で , ますドリルで板厚の半分位 動力は軸距 31 のパワートラック 2 台を使用して機構 まで孔を掘り , 自製のポンチ ( 釘の先端を整形の上 , 焼 の簡素化をはかっています。前述のように軸箱をダミ 入れしたもの ) により打出しました。枕梁その他は真鍮 としているので , 車軸先端をカットしてそれそれの台車 製です。 に納めてあります。その取付は , 枕梁をパワートラック 軸箱は , 形のよく似た 9600 の 2 軸テンダー用パーツを のカスーではさみ込み , また , 台車の傾きを防止するた 流用しました。このフレームの形状にはよくマッチして ーを付けています。 いるようです。ただ , かなり大柄なので , 車体裾にェア め , 台車枠内に帯板によるスト、、 牽引力は , この電機の使用目的からすれば充分だと思い ータンクを取付けるスペースが全くありませんので , タ ンクは室内設置と想定しています。なお , この軸箱は実 ます。 床板は t 0.8 真鍮板を使用し , 下面に簡単なパイヒ。ン 際には車軸を受けてなく , ダミーです。 グをほどこしました。また , 運転室仕切板と , ウェイト フ・レーキシューは , 市販の電車用ドロッフ。製パーツを を入れた箱を一体にまとめたものを t 1.2 プラシートで 取付けました。初めは両締め式を考えていたのですが , 、冖 チ用 はラ わトげ . タ レ 第をを 24

4. 鉄道模型趣味 1983年6月号

4 ロ 1 系 2 連の製作 西武 401 系は , ラッシュ時の混雑緩和のため 701 系と ました。凹ませただけのレンズ面はドリルで孔をあけ , コンビを組むべく , 1978 年 , 旧 411 系をベースに大幅な アクリル棒より削り出したレンズを塗装後にはめ込みま した。このパーツはスケールより少々小さいようです。 改造を受け , 性能外観共に新車同様となってデビューし 手すり類はの 0.3 線 , ワイ / ーはの 0.3 の洋白製で , ました。旧 411 系が , あまり目立たない存在であったた 塗装後の取付けです。前面窓縦桟は , 0.5 洋白角線を 0.4 に , この 401 系の変身ぶりには驚かされました。しか までヤスり , 角を落してそれらしく作り , 塗装後に磨き し華麗なる変身とは程遠い感じでありました。 出しました。 ヘッドライトはあの悪名高きプタ鼻シールドビーム , ステンレスの腰板は , 寸法が少し違っているようです 電気機関車のように 2 個パンタを屋根に載せ , 正面には が作り直す気にはなれず , 洋白製のキットの部品をその ニギニギしくステンレスの腰巻きをして全身レモンイエ まま使用しました。テールライトケースは天賞堂製電車 ローに厚化粧 , 仲間内でも「整形美人」などと , あまり 用小型を使用 , この部分はホディーと同色のため , 塗装 評判は良くありません。 後の取付となります。その下の小ステップは 1 x 1 のア 初めて 401 系を見た時の印象は「まるで模型の電車 / 」 ングルで表現しました。 でありました。実物では少し派手めであっても , 模型化 連結面については , キットの妻板が他形式の流用のた してみればメリハリある美人になるのではないかと思い め , ドアー部分のサイズを西武サイズに広げました。 奄美屋からキットが出ると早速に買い込みました。 の 401 系は貫通部分にはドアーは取付けてありません。 仕事に追われ , いつの日か物にしてやろうと思いつつ 幌はみどりや製私鉄型を使用しました。 キットの箱を開けたり閉めたりの日々が続きましたが , 車体側面のディテールでは , 乗務員扉ハンドレール , 細部写真など一応の資料が集まったのをキッカケに , 製 屋根上へのステッフ。をの 0.3 線より作りました。 作を開始しました。しかし「切妻で作るのも楽だし , 通 ドアー 勤に利用しているから資料にも困らない」という , 実に 横着な気持が心の中にあったのも事実なのです。 1. キットをキッチリと組上げ , 全体の印象をスッキリ 仕上げる。 2. 模型は上から見る機会が多いため , 屋根上ディテー ルに力を入れる。 製作にあたっては , 以上の 2 点に留意しました。 一応初期タイプである , クモハ 401 とクモハ 402 にタ ーゲットを絞ってありますが , 厳密な特定ナン / く一車と はなっていません。屋根が張上げのもの , 運転室ドアー 脇のステップ , ドアー H ゴム , 縦落し樋 , 屋上機器等が 改造年次により変化しています。 < 車体の組立 > 切妻車体ですので , 特に難しい所はありませんが , ね じれや歪みをよく修整しておきます。妻板取付後 , 継ぎ 目が残らないようにハンダをたっぷり流し , また実物通 り , 角に R をャスリでつけておきます。 雨樋はの 0.7 線を曲がらぬようにハンダ付けし , ャス リで四角に仕上げ , 縦落し樋も帯金で表現しました。 く車体ティテール > 前面で目立つのは 2 灯式シールドビームですが , 今や 貴重品となった , しなのマイクロのドロップ製を使用し

5. 鉄道模型趣味 1983年6月号

ヒル街を市電か走る ゲージの マイ・タウン えましたが , べースを 9 mm 厚べニヤ合板のフラットトッ プとしたため , 枠組も簡単にすませ , 手元にある工具て 何とかまとまリました。 レイアウトの高さは , イスに座って運転することを前 提に , 90cm としました。延長部分は取はずし可能とし , 脚も折リたためるようにしてあリます。 線路の敷設と配線 線路はビイコのフレキシブル線路を使い , ポイント類 も主にビイコ製品を利用しました。複線区間に市電との 平面交差があリますが , これは 90 。クロッシングを 2 個 つないて用いました 依藤正次 線路のケガキはポイントの位置から決めていき , カー [ 写真・筆者撮影 ] プはなるべく緩和曲線になるよう気を配リました。線路 は直接べースに接着し , ポンドバラスト法によってパラ 初めて N ゲージモデルに触れ , せまいスペースて列車 ストを撒布しました。パラストは , 砂を女性用ストッキ 運転が楽しめる上に , 何よリも好調な走リから受けた感 ングの網目てふるい分けたものてす。 動が , 私のレイアウト製作への出発点になリました。し ひととおリ敷設が終って試運転をしてみると , 脱線の かし知識がなくては思うように作れないてしよう。そこ 連続て線路の調整には苦労しました。また , べースに反 て準備期間を 1 年とリ , 、、レイアウトテクニック " を始 響する走行音が意外と大きく , やはリ直接敷設すること は感心てきません。コルクなどをはしめとする吸音材を め T M S のレイアウト記事を熟読してしつくリと構想を 練リました。 線路とべースの間にはさむべきだったと思います。 配線は、、レイアウトテクニック " の記事を全面的に参 プランと台粋 考にしました。制御方式はデュアルキャブコントロール て , 10 プロックに分れています。それぞれのキャプには , レイアウトのテーマは最初から都市型と決めていまし た。スペースは定尺べニヤ合板 1 枚に延長部分を接続し 現在トランジスタコントローラーとサイリスタコントロ たものてすが , N ゲージといえどもこの程度ては意外と ーラーが付いています。ポイントマシンはタッチ式て動 せまく感しられました。特に途中から , 当時実権を握っ 作させ , 表示ランプは付いていません。コントロールボ ていた兄の指示によリ市電を走らせる計画が加わリ , プ ドは , アクリル板にダイモテープて線路を表示しまし ランに一段と制約を受けることになリました。また , 都 いちばんやっかいな配線てしたが , 中間のターミナル 市型レイアウトては , 不自然な線路配置を山て隠すこと をしつかリと作ったせいて , 配線ミスはあリませんてし もてきず , あれこれ苦労しましたが , 結局複線工ンドレ た。ただ , ボードから表示ランプを省略したのは失敗て , スを中心にした平凡なものになリました。 使いづらいものになってしまいました。 台枠製作にあたっては , 木工用工具を揃えることも考 シーナリィ 都市型レイアウトのため , 樹木や草は あまリ必要としませんが , それても 30 本 以上は植えてあリます。いすれも自作て , øo. 5 程度の針金を束ねてよしった幹と 枝に石膏のころもをつけて整形 , 着色後 ライケンの葉をつけています。 草は , べース製作時に出た鋸屑をふる いにかけ , 絵の具て着色 ( 茶系統を多く 含む緑 ) したものを使いました。これだ けては単調なのて , スポンジ粒も撤いて あリます。垣根には帯状に切ったスポン ジに , パウダーをふリかけたものを使っ ています。 築堤は発泡スチロールを芯にして , 紙 粘土て形を整えてから石膏をかけ , 古歯 ブラシてたたいて仕上げました。このよ うに , 地形の製作には焼石膏を用いまし ↑自室に固定したレイアウト全景 複線工ンドレスの内側はビルが立ち並ぶ市街地 たが , 一度の使用面積が少ない場合には 26 5

6. 鉄道模型趣味 1983年6月号

を取付けました。 ウェイトの積込みは , 3 点支持の重心点 ( 第 2 ー 3 動 輪の中央点 ) と機関車の重心点が揃うように , 上まわり ■ロッド・バルプギャーの整形 0 に目一杯積込んだあと , シリンダープロック内や , 主台 メインロッドとサイドロッドは , ャスリ整形して角の 枠後部に積込む量でバランスをとりました。先従台車を カッチリと出たものに直し再メッキをしました。 含む機関車総重量は 630g です。 ノくルプギャーの内 , 合併テコは洋白帯金の貼合せで図 ■先台車・従台車 の如く自作し加減リンクはロストパーツを使用して , ラジアスロッドを前進位置固定と 先台車は車輪を替え , カプラーをマウントしました。 ・合イ并テコ イコライザーを表現している部分は帯金で縁取りするな しました。 t 0.2 洋白 その他のものは , キットのパー ど , 多少グレードアップしています。復元スネは 0.3 ツに tO. 15 洋白板を貼り足して , 燐青銅線 2 本を写真のように曲げたものに替えました。 厚みを増すと共に角の出たものと 従台車は , 外周のテパーのついた部分を直角にヤス tO. 6 位の洋白板に しましたが , リ整形しニワの空気分配弁の取付と , 真鍮線で灰箱開 キットのものを仮止めして , 治具 閉ロッドの追加を行ないました。 代りに使う手もあったようです。 従台車と一体表現の ーンクランク固定時に エキセントリックロッドはリタ 主台枠後部はそのまま 短いことに気付き , たたいて少し延しましたがまだ不足 で加工しておりません で , いずれ作り直しをするつもりでいます。これはスケ が , キャプ右下のパイ ール通りの長さに出来ているのですが , 動輪の軸距が少 ヒ。ングが平面的になら しオーバースケールとなっているためでした。 ざるをえなかったこと や , 空気分配弁付近の 0 テンタ。ーとドラフト音発生装置を パイピングエ作の面か 内部には , くンブーのドラフト音発生装置を取付けまし らみると , 担バネ後端 た。使用したのは最初に発売された大型のもので , 同じ でカットする方が有利 カッミの D 51 完成品に取付けられているのと同じものら と思われます。その他 しく , ちょうど一杯に収まりました。 線バネによる復元装置 をふを事 は 0 物を、ご 仕上げ 20

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1 ロー覆 1 ー 402 知らせ灯はくるみ製ハーツを使用しました。実物の車体 本来ならば , 切断して縮めたり自作するべきなのでしょ 後方のそれは , 小判を寝かせたような形になっています うが , 2 輛分となると考えただけでもうんざりして , そ が , モデルでは丸型を使用しました。 のまま使用しました。このように自作に手まどる部分こ ドアーはステンレス製ですので , 塗装後にキットのア そ , キットのありがた味を感じる所ですから , 充分注意 ルミ製ドアーを貼付けます。また靴ズリを 0.5 アングル してもらいたいものです。 で作り , ハンダ付けしました。 < 屋根上について > そしてこのキットで最大の問題となった窓枠です。キ ントの窓枠はアルミプレス抜きで , 塗装後に貼付けるよ 屋根上は当作品のセールスポイントです。実物の屋根 うになっていますが , その寸法が図のように内寸が大き 上資料を収集するところから始めましたが , この 401 系 いためサッシが細くなり , 実感味が損なわれています。 はたいていの場合 , 編成の始めか終りに連結されている ため撮影アングルがむずかしく , 場所には苦 窓枠 労しました。 車体ディテール クモハ 401 はパンタ無しのため屋根上はあ っさりしています。ここでは主にパンタ付ク モハ 402 について述べますと , まずランポー ドの工作ですが , キットの部品は使えないの で自作しました。ランポードを t 0.4 から切 出し , 脚は 0.6 幅帯金をコの字形に曲げて , 、ンダ付けしました。 パンタ台も脚の間を配管が通るために ツが使用できず , 自作せざるをえなくなりま t0. 3 から所定の寸法に加工したもの を重ねてハンダ付けし , パンタネジ用に 1.2 簡のタップをたて , また 0.3 線を 4 個所に 植えてポルトを表現します。脚はランポード と同じく 0.6 簡幅の帯金をコの字に曲げてハ ンダ付けしました。 完成したパンタ台をパンタグラフに取付け る ぎ す サッシ アクリル棒 実物キット ′く一ツに孔あけ ャスリで R をつける 0.7 洋白角線 0.5 アングル 0 レンズ 0 ロスト′く一ツ 1 x 1 アングル 32

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・ヾース 断面形状 0 彫り込む 路面はプラ シートにス ジ彫り 枕木は両側を切断 数も適当に減らす一一 ↑↓作者の住む横浜を思わせる風景。上のバックは実景を合成 線路は , フレキシブル線路の枕木の両側をカットして 幅をせばめ , 枕木の数もてきるだけ減らしたものを使用 しました。線路敷は , レイアウトのべースを 4 mm ほどの 深さに掘らなければなリません。彫刻刀を使ってのこの 作業は , かなリの重労働てした。この溝に線路を埋め込 めば , 半分は出来たと同然てす。 市電の路面の敷石は , 両側を省略して線路内だけにし ました。これは , 道路がせまく見えるという理由にほか なリません。敷石部分は t 0.5 プラシートにスジ彫リを 入れて表現しました。線路の内側寸法に切るのは , まず 紙を線路に当ててレールに沿った折目をつけ , これを切 リしないことなど , 気になる点をあげたらきリがあリま 抜き型紙とします。次にスジ彫リプラシートの裏に貼っ せん。欲を言えば , もう一段市街地の雰囲気を盛リ上げ てカットすれば O K というわけてす。こうして出来た敷 てみたかったと思います。 石部を , 適宜スペーサーをはさむなどして接着しました。 海外 , 特にヨーロッパのレイアウトを見ますと , その 当初は架線を張る予定てしたが , 完成後の保守が困難 洗練されたプランやストラクチャーの配置 , 配色等には てあることからあきらめました。架線柱は , G マックス ただ感心するばかリてす。何とか , そのようなレイアウ トを完成させたいと思いばかリがつのリます。 の単線架線柱セットのビーム部分をカットして使用 , 余 ったビーム部分はホームの屋根に付けて架線ビームとし ました。 以上て線路関係は出来ました。問題は車輛て , 現在は G マックスの都電の車体にトミックスの C 型 D L の下ま わリを組合わせています。 C 型 D L は 2 軸に改造し , 2 軸の部分はスカートて隠してボギー車らしく見せていま す。しかし , いまひとつ走行性能が安定せず , これは今 後の課題となっています。 都市型レイアウトは , こうして何とかまとまリました が , 部分的には気に入った所があっても全体としての調 和に欠けるようてす。具体的には , ストラクチャーが市 販品と自作の混成てあることや , その構成が何かすっき 9 のプレイモい 1 ~ 4 をまとめた本 N ゲージブック 0 0 カラー 56 べージと 2 色刷 120 べージ N ケージ鉄道模型の楽しみ方と 誰ても作れる工作法がいつばい / 好評発売中 / 1 2 5 0 円〔荷造送料 350 円〕 〒 7 東京都世田谷区祖師谷ト - Ⅱ 振替・東京 3 - 116287 ー N ケージの世界 第第第・ストラクチャー アクセサリー・ - の第 工改第・書貨第フルート レイン・ヒント・第工 鉄道模型趣味別冊 機芸出版 #. 一一 機芸出版社

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0 1 / 80 ・ 16.5mm きたが , 今回はバ ラキットとして , 部分的な流用パー ツはあるにせよ , 全く新しく設計し バラキット 直した新製品と呼 モーター共 22500 円 トビー模型店製品 べるものである。 上まわりは , リべット類を美しく 筑豊鉄道が輸入 , 九州鉄道に併合 , 工ッチング表現した真鍮板プレス加 そして国有化され 4030 形と呼ばれる 工パーツをハンダ付で組むが , 残念 ようになった D タンク機関車。古典 なのはサイドタンクのかどの丸味で , ポールドウイン調たつぶりのスタイ りした下まわりが組立つ。ロッドは もっとゆるくないと 4030 の感しが出 ルをしている。 良質のドロップ製 , クランクピンは ない。その前方に付く給水口はロス トビー模型店では 20 年前の 1962 年 第 1 ・第 2 動輪は皿頭ネジの埋込み トワックス製。 この 4030 を製品化しており , 以 だが , 第 3 ・第 4 動輪では外周を六 フレームは厚板を使用し , がっち 後 , 改良を加えながら生産を重ねて 角ナット状にしたものを採用 , 気に なるネジの溝をなくしている。 動力装置は , 最近のトビー製品が 好んで採用する古市製円筒形モータ ーで , ギャーポックスを設けて第 3 動輪に伝動。スムーズな走行である。 集電プラシは第 1 動輪を除く 3 個所 に当てている。 組立てやすいバラキットとして , すすめられるキット。本号別項に組 立法が掲載されている。 酷な気がするが , 立て , 発煙用のスライドスイッチと とにかく、このよ ポイラー後部を固定している。 国鉄 1 1 0 0 〔発連装置付〕 うな古典機を企画 モーターはキドマイティーを使用 , し , まとめた意欲 大きなウォームギャーで第 2 動輪を は大いに多とした 駆動。モーター取付台は横から見て 発煙用付属品付絽 500 円予価 宮沢模型製品 三角形の枠 , フレームとは動軸押え 上まわりは例によって工ッチング 板の取付ネジに似たかたちで固定。 B20 に続く発煙装置組込済のタン をフルに利用し B 20 より効果を上げ ュニークな構造が多い。ロッド類は ク機関車。今度はぐっとクラシック ハンダ付組立。発煙装置はドームよ ェッチング抜きで美しいが , もう少 な明治の小型 C タンク , 1885 年 ( 明 り前方に納めてある。また , サイド し厚い方が安心できる。動輪 / 11 。 治 18 年 ) に生れた英国製である。明 治の機関車コレクションに , 当時の タンク内にウェイ 同一ナンバー機の写真が出ており , トを接着。キャプ プロポーションを対比するのは少し 内には冂形の枠を 国鉄 4 0 3 0 キット 1 / 80 ・ 16.5mm 1 ト・ - 51

10. 鉄道模型趣味 1983年6月号

3 トンロ L Mr. KATO WORKS 太田安幸 H 〇 n 2 % インサイドフレームの内側の連動 ギャーを支えるためには , ギャーポ ンクスが必要です。これはメンテナ ンスを考えて分解できるようになっ ており , フレームへの取付は , 切欠 台枠に KATO-WORKS と入って っているので , まずハタガネを利用 き部をひっかけて , 片側をネジ止め いるこの機関車は , 以前に墹瑚模型 して車輪を抜き , この部分を切断。 します。ただ , これだけではずれて 店から発売されていたェッチング板 軸端が車輪の外側と同一面になるよ しまうので , 動軸押え板に付けたツ から製作したものです。私のような うにしました。また , 車輪を抜いた メで完全に押えておきました。この 駆出し者が持っているのは , クラブ あたりは小さいがゆえに苦労すると の会員である浜田氏に譲ってもらっ ころでもあります。 たからで , さっそく製作にかかり , 同様に集電シューの取付場所にも 約 1 カ月ほどで完成させることがで 困りました。しかし , そこは逆境に きました。 強い当工場。画期的な方法 ( ? ) を あみ出したのです。それは , モータ 下まわり ーに直接シューを付けてしまうもの 外側台枠はェッチング板を生かし で , ラグ板 ( 孔をモーターのプラシ たダミーとして , 実際のフレームは 部に合わせて拡げる ) にの 1 真鍮線 連動ギャーを組込んだインサイドの をハンダ付。これをモーターに沿わ もの。この一端にキドマイティーⅢ 時点でギャーもはめておかなければ せるように取付けて , 下端にの 0.2 ぐ 型を縦に取付けています。 らいの燐青銅線をハンダ付してあり なりません。使用したギャーの孔は 車輪は N ゲージ用の利用で , グリ の 2 , 車軸がの 1.5 なので , 内外径 ます。なお , 真鍮線には先に適当なビ ーンマックスの 5.6 を加工してあ の合うパイプを輪切りにして圧入し ール被覆をかぶせておきました。 ります。これは軸端がビポットにな てあります。 走行装置ができてしまえば後は楽 だろうと思いきや , なかなかそうも いきません。普通の 16 番車輛などと 比べると , 全体がディテール工作と いった感じなのです。 100W のハン ダゴテの先もなんとも巨大に見えて しまいます。 外側台枠はェッチング板をそのま ま組むと , 四隅の部分が物足りませ ん。サイドのものは裏側に t 1 板を 貼り , 両端部分を串状に加工。さら にの 0.5 線のポルトを植えた t 0.3 板 を貼りました。なお , サイドの台枠 上部は , ェッチングのケガキマーク より床板の板厚分だけ高く切り出し 36