夢の国 - みる会図書館


検索対象: SFマガジン 1973年7月号
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1. SFマガジン 1973年7月号

ったけれど、それは、カルヴィ 1 ノや、ツィッオーラの小 を飛空 ラの上 説から受けるような感動を与えるマンガを、これから紹介 ガモ市 したいからだ。それは、ウインザー ャニ ( 都モ マッケイという男 イぶ艇星ニ が、二〇世紀のはじめに、新聞の日曜版に発表したマンガ ナ飛行火の 、 1 ドを、門をー ド溂ー 0 、を 0 い ! 00 製 1 トー 5 にな、、を、は ・めを物を 0 イ匁 1 04 1 た蟻第ツいい”第 物ー 0 り 0 を 1 ー め 11 0 を、 で、「夢の国の リトル・ニモ」という。 2 夢の国からの使者 夢の国というのがある。 それが、どこにあるのかは、どう か聞かないでほしいのだが、とにか く夢の国が存在して、その国の、ち いちゃくかわいいお姫さまは、遊び 友だちが欲しくてしかたがないので ある。そこで、父親のモーフエウス 王は、五歳の男の子であるニモを、 夢の国に連れてくるように、家来た こ ちに命令するのだ。「この娘が、ニ モに会いたいといって、泣くのじゃ よ」。 そこで、このコミックスは、毎 回、夢の国の使者が、ニモの寝室に やってきて、夢の国へ誘おうとす る、というパターンで出発した。 「お姫さまが、お待ちかねです。ど うか、この空飛ぶ馬にお乗りになっ て、おいでください」。使者のいう ままに、べッドから起きあがったニ モ坊やは、白いパジャマ姿で、夢の 国から来た馬にまたがる。「夢の国 は、空のなかでも、もっともすばら しいところです。見すごすことのな いよう、すべてを、ごらんになって ー A 、 0 れ、ー 10 第物ー 0 を も一 1 購 1 : ーリ 1 1 、 1 にし

2. SFマガジン 1973年7月号

こで、トンガリ帽子をかぶ 0 たキャンディ・キ , ド ( お菓・ ( 力でかい葉一 巻をくわえて 子で出来た子ども ) の案内で、ニモは、夢の国へと急ぐ。 いて、たとえ、第、 ところが、途中、キャンディ・キッドを食べようとする三 人組の道化に追われたり、ニモが、かわいい森の妖精に気水のなかに沈ド〉 をとられていたりしたものだから、遅れてしまって、つい められても、 に、夢の国の入口に到着したときは、キャンディ・キッド決して口から は間に合ったけれど、 = モは、一瞬おくれて、扉の外に閉離さない。ず、 ~ ~ んぐりと、見 め出されてしまう。扉には、無情にも、こんな看板が、か けられているーーー「夢の国、本日は閉国しました。次の日るからに野卑身一年、 な存在で、頭 曜日までお待ちください。国王」 扉のまえの階段に、しょん・ほりと坐りこむ = モ。目が覚には ( 困った ことに ) 「目 めてからも、べッドに坐ったまま、ニモは、残念な思いに を醒ませ ! 」 とらわれて、なにも手につかない。 「ニモ、早く起きない と、日曜学校に遅れますよ」という、母親の声もきこえな Wake Up と いようだ 記された、高」 ) ( い帽子をかぶ この頃になると、初めのころの、おっかなびつくりだっ た気持がなくなり、夢の国への期待感にとらえられてしまっている。ど第、 っている。つまり、子どもらしく、恐い夢を見て、泣き叫ういうことか ~ 、 ~ 、、 んで目を醒ますのではなく、なるべく長く、夢を見ていたというと、夢を三 , / マの・・ のなかにいる いと願うようになるのだ。これは、主人公の成長であり、 はじめのうちは、夢に追われて逃げまどっていたニモが、 次第に、夢のなかで、し 0 かりした位置を占めるようにな人物の姿を見 ~ ノ . たとたんに、 逆に、彼が、夢を追うようになっていく。子どもなが らも、力強い存在になりつつあるのが、私には感じられ目が醒めてしまうのである。 る。 夢のなかの存在は、そもそもが夢なのだから ( フリツ。フ そうなると、少年を、恐怖によって、夢から醒まさせる自身だって、夢の国の住人だ ) 、フリップを見たところで、 ことが、ふさわしくなくなる。そこで、作者は、新たに、 なんということもないのだけれど、ニモは、現実世界から 9 奇妙なキャラクターを登場させたのだった。それは、フリ やってきたのだから、彼の姿を目にすると、夢から醒めて 8 ップという夢の国の道化者で、ミドリ 色の顔に、いつも、 しまうのだ。せつかく、夢の国の扉をくぐったニモも、お とびら

3. SFマガジン 1973年7月号

た」 ・「またあの子がき叫んで : : : 目を醒ます。 冫をいい考えがあります、陛下」「今度こそ、成 8 寝ぼけてるよ。寝しなにマ「私こよ、 七面鳥を食べさせちゃい功してくれよ」王さまが、使者にいう。そばでは、お姫さ けないな、ママ」目をまが、目に涙をうかべて、ニモを待っている。 どうもへんだな。ニモが起きあがってみると、べッドが ~ 醒ましたニモに、父親の 浮きあがってくるではないか。あっというまに、窓からと 声。 マ夢の国の巨大な七面鳥び出し、ニモとべッドは夜空のなかへ。そして、彼は、月 まで運ばれるのだ。笑顔のお月さまの、大きな口のなかか 8 、ー、は、命令を受ける。「い いかね、ニモを宮殿に連ら、使者があらわれて、あいさつをする。「ようこそ、 れておいで。たのむよ」らっしゃいました。では、これから夢の国へ」だが、巨大 「 = モ、起きなさい、どな口におじけづいた = モは、月面を走って逃げる。「ママ、 : べッドから落ちたニモに、母親がい ママ、早く来て」・ ーナツツを食べすぎると、 一とママ。「ひどく家が揺う。「きのう言ったでしよ。ド 一れているわ」。 ( パが窓か夢にうなされるって」 らのそいてみると、家「王さまがおっしやるには、ニモに、あなたの家を見せ てやってほしいと」「そうか、モーフエウス王のいうこと は、月夜の空に浮いてい るではないか。巨大な七なら、なんなりときくよ」サンタクロースのおじいさん 湃面鳥が、 = モの家を口には、夢の国の使者にむかって、そう答えた。 くわえて、夢の国へ向っ 「ニモ、私についてくるなら、すばらしいものを見せてあ 」一ている。大都会は、このげるよ」べッドから起きたニモは、オーヴァーを着ると、 怪鳥の足許にひろがってスキー・ラケットを足につけ、使者といっしょに、雪のな いるのだ。 かをすべっていく。「北極のサンタクロースの家に行くの ニモは、家からふり落さ。夢の国のすぐそばなんだよ」ふたりは、流氷をわた り、北極グマが見守るなかを、雪原を進んでいく。やが され、まっかなトマトソ 1 スの池に落ちる。パジて、眼下にひらけるのは、庭にはトナカイが遊ぶサンタク ロースのおやしきだ。それは、とてつもなく大きくて、 ヤマを赤く染めて、やっ なね いくつもの棟に分れている。 とのことで岸にあがる 「これは、トナカイをいれておく納屋だよ」納屋といって ( と、そこは、まっ白なセ ロリの森だ。ニモは、泣も、高い氷の柱にささえられていて、宮殿のようだ。「さ 春 00 豪、くル

4. SFマガジン 1973年7月号

つ。ほく、センチメンタルにするのを防いでいる、非常に重〈夢のような〉資質を描いたマンガは、もちろん、この作 要な存在なのだと、私は思う。 品以前にはなかったし、これ以後、ついに、現われていな そして、ニモが、宮殿にはいり、 ついに、お姫さまと会 恐らく、今後も、ないのではないか。 うのは、一九〇六年七月八日のエ。ヒソードにおいてであ る。マンガ 4 夢の国を創った男 : ムロってか ら、九カ月正直にいってしまうと、私が、古今東西、世界じゅうの が経ってかすべてのマンガのなかで、いちばん好きなのは、この「夢 らなのだ。 の国のリトル・ニモ」なのである。あえて、誤解を受ける 以後、ニモのを覚悟のうえでつけ加えるならば、「 リトル・ニモ」 は、お姫さは、アメリカのコミック・アートの生んた、最高傑作であ 、 ~ まといっしるばかりでなく、極端にいえば、人類が生んできた文化の ょに、夢の なかでも、もっともすばらしい成果のなかに、数えられて 国に遊ぶこ しいとすら、思っている。 とになる。 人類は、原子爆弾も創ったし、地球をメチャクチャに破 リトル・ニモ」も、生んだのである。私は、 、人魚に変身壊したが、「 して、夢のもし、地球最後の日が明日に迫っているといわれたとき、 国の・ハラ色もちろん、どうにもならない絶望におそわれるだろうけれ の水の海でど、それでも、ものごとの明るい面を考えろよ、といわれ たら ( 果して、地球の最後の日に、明るい面があるのかど 、ありとあらうか、なんともいえないが ) 、きっと、 , 「リトル・ , ニモ」 のマンガのことを思うだろう。 ゆるパレー 3 を 7. お祭り だが、この作品が、再評価されはじめたのは、わりあい 3 さわぎを経最近のことなのである。それも、本格的な研究は、アメリ 日験していカではなく、フランスにおいてなされた。 一九六九年、ル 1 ヴル美術館の分館であるパリの装飾美 これほど術館で、フランスのコミック・アート研究組織 0 0 g-Ä 精密に、、夢»-.Ä—Q が、おそらく史上最大の、世界のコミ - ックスの展覧 の世界の会をひらいたとき、その入口にかかげられたのが、三・五 いに い参蕚石ツ ・ドきミ : = トー 2 三ま村 RS 0

5. SFマガジン 1973年7月号

姫さまの待っている宮殿に近づきながら、フリップ一 の登場で、目を醒ましては、口惜しがることになる。 冫をいくつも門があ「て、第一の門を越一 ( 夢の国こよ、 えただけでは、宮殿に近寄れないのだ。スラン・ハー ランドは、とほうもなく広いのである ) 王さまの家来たちも、なんとかして、ニモを宮殿 に連れていこうとして、フリップを、極力、ニモの 目に触れさせまいとする。そのため、いろいろな手 をつかって、フリップをだますのだが、フリップに とっては、自分が馬鹿にされるのが気にくわず、そ ししところで、ニモの目の の裏をかいて、いつも、、、 まえに姿を現わすのであった。しかも、フリップに は、奥の手がある。彼の叔父さんは、〈夜明けの 神〉なので、いざとなると、叔父さんに頼んで、太 陽を出してもらうのだ。そうなると、夢は消え去り、 ニモは、目を醒まさざるを得ない。 この、だれからも敬遠されているフリツ。フは、し一 ( かし、愛すべき魅力的なキャラクターである。「目 ( 「 を醒ませ」ととなえつづける彼は、すなわち、現実 に根をおろした存在なのではないか。この知ったか ぶりの俗物は、夢の国の他のすべての人たちが、そ れこそ、現実を離れた夢のなかに浮いているのに対 して、ただひとり、常に、現実的な存在であり続け ているのだ。このマンガのなかで、ニモとフリップ とは、長いっきあいをすることになるのだが、彼は、 いつも実際的なものの見かたを示し、感傷的なもの の見かたに左右されることは、決してない。 そう、フリツ。フは、たしかに野卑な男であり、せつかく の夢に、水をさす存在のように見えるかもしれない。しか / ( R 彡 : 人ト ! こ 3 を洋リ第念 し、現実というものが、そもそもそういうものなのであ り、してみれば、フリップは、このマンガの世界の、いわ ば、おもしになっていて、この華麗な夢の国めぐりを、安 90 ー

6. SFマガジン 1973年7月号

雨が降り、その時間になると、チョウたち は、傘の木 ( 傘の形をした大木 ) の下に 集り、翼を休めて雨やどりをする ) 。月の光 が降りそそぐ部屋では、小さなお姫さまが、 召使いによって、次から次へと伝えられる報 告に、耳をかたむけては、涙で瞳をくもらせ ・フレイメイト ている。お姫さまは、遊び友だちを待ってい るのだ。そして、その友だちは、は . つきりと はわからない道をたどって、他の世界から「 てくるのである。 ニモは、〈目ざめの世界〉すなわち、現実 世界からやってくるのだが、お姫さまは、ニ モとは反対に、夢の世界に住んでいる。そこ には、海があり、半島があり、街があり、動 物たちがいて、あらゆる遊び道具があり、飛 行船まである。それは、すばらしい世界だ。 だが、ニモは、この世界に、たどりつける のたろうか。夢の国への楽しい旅は、途中で 恐ろしい眺めに変り、しばしばニモは、悪夢 のなかで、目を醒ます。けれども、何度・ヘッ ドからころげ落ちょうと、ニモは、夢の国へと近づいてい が展開されていく。 ・ニモ」は、このように、エ。ヒソード くのだ。 夢のなかの世界というものは、だれでも経験するよう 一九〇六年二月二十五日のエピソードで、お姫さまは、 に、はがゆく不安定で、もどかしいものだ。その感じは、 さきに記した初期の「ニモ」のコミックスに、見事に描か相変らず、父親のモ】フ = ウス王に、せがんでいる。「ね どうしてもニモに会いたいの。お願い「連れて れている。 オーロラのもとに建てられた、輝く尖塔の並ぶ、すばら来て ! 」 しい宮殿。池には塔が影を落し、夢のような庭には、巨「ニモ、キャンディ・キッドに会いたくないかい ? 」今度 大なチョウが飛んでいる ( 夢の国には、毎日、五分間だけは、使者はそういって、ペッドのうえのニモをさそう。そ タル、 : イス えす贖プ第 ⅸ、に・ : 0 . 叺をを 4- アンプレラ・ツリー

7. SFマガジン 1973年7月号

あ、ニモ、夢の国へ急ごう」使者はうながすのだけれど、 きに、ニモの家に寄って、夢の国がどんなにすばらしいか = モは、すっかり、一」の屋敷の様子に、心を奪われてしまっ説明し、あの子を連れてきてはいただけますまいか。モー ている。ある部屋には、世界じゅうの女の子たちに配るたフエウス王』手紙に目を通した時の神は、うなずく。「よ めの、あらゆる種類のし、なんとかやってみよう」 「新年おめでとう、ニモ、 いっしょにおいで」翼を生やし お人形が、ずらりと、 見渡す限り並んでいるた時の神は、ニモを連れて、世界をめぐり、新しい時を与 し、別の部屋には、世えていく。 やがて、時の神の家にやってきたニモは、時間 界じゅうの男の子に行のからくりを知るのたった。そこには、すべての年号を記 さわ き渡るだけの、オモチしたケースが並んでいて、そこにある数字を触ると、それ とし ヤの太鼓が並んでいるだけ齢をとるのである。 のだ。木馬の部屋もあ ニモは、一九〇〇年の生まれということになっているか れば、お菓子がいつばら、一九一五年と記したケースを開けて、なかにある〈一 ぐ 0 ごな、 いの部屋もある。 五〉という数字に触れると、たちまち、十五歳の少年にな さすがに、この夜だった。すっかり夢中 ( 夢のなかだから、当然か ? ) になっ けは、ニモは、悪夢にてしまったニモは、二歳の赤ん坊になったり、二十五歳の うなされることなく、 青年になったりしてあそび、時の経つのを忘れてしまう。 ぐっすりと眠ってしまついに、一九九九年と記されたケースを開け、なかの数字 ・「ニモ、ニを手にしたとたん九十九歳の老人の姿になってしまう。気 モ、いいかげんで起き がつくと、時の神の姿はすでになく、彼ひとり、世界にと なさい。一日じゅう寝り残されているではないか。暗黒の空から雪が静かに降っ まているつもりかい ? 」てくる。 = モ老人は、寒さにふるえ、悲鳴をあげる。「時 と母親の声で、やっとの神よ、どこです ? 私を、もう一度、子どもにしてくだ 目を醒ます。 ・「ああ、・ほくは子どもでよかった」目を醒まし マそして、一九〇五年たニモは、母親に、しつかりと抱きっき、ほっとするのだ おおみそ 十二月三十一日、大晦った。 ~. 日のマンガは、このよ うにして、はじまる。 3 夢の国のなかの現実 『時の神どの。今窿 貴殿が巡回をなさると 一九〇五年十月一日の新聞に登場した「夢の国のリトル 0 炊第ま ( を ー 67

8. SFマガジン 1973年7月号

以下「夢の国のニモ」復刻版より 落ちたニモは、針の山へまっさかさま : : : べッドから落ち ( 蜷ページよりつづく ) コミックスの世界 たニモに、母親がいう 8 「おまえ、。ヒーナツツ . の食べすぎで すよ。今度、寝るまえに食べたら、お尻をぶちますからね」 やって行くの ? 」「この道を、ただまっすぐ行けばよろしマ気がつくと、ニモの寝室に、水があふれているではない いのです」見ると、洞窟のさきは、巨大なキノコの森に か。「大 なっている。見上げるようなキノコのあいだを縫って、夢丈夫、じ 1 , ふ第 いです・か、決しっとして の国〈の道がいているのだ。「でも、 て、キノコに触ってはいけませんよ。とてもきやしやに出おいでニ 来ていますからね。」 モ、心配 で、ニモは、キ / コのあいだを、どんどん歩いていく いらない ( このあたり、映画「地底探検」の場面を連想させる ) 。 よ」水中 ところが、どこまで進んでも、ただキ / コばかりなので、 から声が すっかり疲れたニモは、うつかり、一本のキ / コに触れてする。や さわ しまう。それも、ほんのちょっと、軽く触っただけ。さがて、べ ッドよ、 あ、たいへん。キノコは、音をたてて崩れ、たちまち、森 じゅうのキ / コが折れて、ニモのうえに落ちてくる。「パ水の上に なみ く、ぼく、つぶれちゃうよ ! 助けて」 : : : 目をさますニ浮き、波 モ。父親がいう。「ニモ、あれほど寝しなにケーキを食べ 間を漂い ると、よく眠れなくなるといっただろう」 はじめる。を マ「ニモ、さあ、急いで ! 夢の国へ行くんだよ」使者波は、まお の声に、 ニモはペッドから起きて、使者の後を追って走るすます荒 と、切りたった断崖に出る。どうやって行くのか ? 「このくなり、 竹馬をつかうんだ。王様が、お待ちかねだよ」ニモは、断崖空は暗く にたてかけられた、とてつもなく高い竹馬に乗って進む。 なる ( こ ところが、 . その竹馬と同じくらいに足の長いコウノトリ のあたり、 むら が、ニモを、仲間だと思って、群がってくるではないか。背景の色 赤や青の鳥たちは、その大きなくちばしで、ニモにキスし彩の変北 ようと ( つまり、突っこうと ) する。「やめてくれ ! 」見が、見事 下ろすと、下は、サポテンでいつばい。ついに、竹馬からな効果を 0 いい第いをー冖 ) レ一「 ・第三 5 : ・田を、ドド内 ソを響 1 靄 5 き新 M を 第をき W; ぎ廴 0 島 6 1 心第、 ー義を ー 84 ー

9. SFマガジン 1973年7月号

年細とノ に部ぎに ははばお 、なけ アしる 】ニの サモ採文 洋み のとや く世再美 イ界話術てレ色モ息れやたつが乱、 なミるが いガにま女ンる ルに化上いイのデ子たヨちたそあにがいが男最ス当のはりのリ・ がもをのる シアルで。ーましるお爆の出の悪 よ、泣子工 。ち発だる子の一そうなきがツ冂 う流ロよ ョメに、主ロち夢て いすがかのとズしにんだ主タ アけ行マう ンリし当人ツ大の 、物きてだし人な ーっさンだをカて時公パ成国 つる 、漫い五のの功の九 サがせ派 てやひ本に 。。わかて公 ョ画る歳ニ多をリ〇 ーれたの し、と人。クいリ不しでい ま世たにいシつト気ま、つす 王て。復九 ーは。だモくおト五 う界びもつャもルて味う空もか 物いそ興世ロ、しつはのさル年 ななが腹空し 語るうは紀ッそかた、新め・十 はクわク ニ月 な大シかシを事サらマ、の腹た を。し、のパのしロマ聞 集ーた民ョかイ ど混ャらャす態ムなン私あのヘ スツにアモに 大九物話ーらンこ一ヶ転メ をよ の 成〇語やロ受スのトイ載リはじ 傑 し三のおッけヒ。異をのさカ 作 ゾて八で一ンれ分あ六い度た チ多き〇あポグさるのり五不っ品 ッくた年る一口らニか、年思たな恐 にモら自に議。どろ クの 。代と サ、にだ分英のだはし に なア ョろ ク画はがの国国が ソ風 、流での ンの明見し出ア私くラ うカ も人 ッ奇 系うらるた版リが自ゴ 、、のえか見涙さス強然ン 、をま 人でにるのれくに でな 発装し ア 、大池たの感、ロ た 展飾 ち最共きで、影じニマ がも通く溺や響るモン し病 ル い強点なれはだののチ さヌ 。は夢ッ 次で ういがっそり 第あ と影あてう夢ア、のク もポ 響るいにのリルなな につ ろを 。くな世スイか宮 アた とを のう のる界のスに殿 メ ハ、け でアの物・とや リそ え奇 とリお語キり カれ アた た妙 ほスははヤこお には 、ロま城 うとな は ルは し一ルれの の工 / レ く自で八のて調 だキ つノ、ヌア ・ツ : 物むす い、を当 3 ) ′ ) 第いな 4 を 第一 0 ( ~ 響、第物い第一 を 3 、ン 94 ー

10. SFマガジン 1973年7月号

あげている ) 。 夢の国へご案内します」 巨大な魚が、その背を、流れるべッドのそばに現わす。 「クリスタレット女王さま、こちらが、夢の国から招か ニモは、魚に乗り移ると、そのまま水中へ。アンコウや h れているニモです」。ヒンクの衣裳を身にまとった金髪の ビにとり囲まれ、びつくりしている女王が、ニモに向っておじぎをすると、衛兵がいわぐ「女 ニモのまえに、赤い目をした魚の怪王さま、あまり腰をかがめませんように。壊れてしまいま 一」物が、あらわれる。「とうとうやっすよ」ニモが、女王の手をとろうとすると「いけません、 - - てきたね、ニモ、宮殿で、お姫さまいま、女王に触っては絶対にダメですよ」。止めるのもき がお待ちかねだよ」「いやだ、・ほく、 かず、女王のあまりの美しさに、ニモは、思わず彼女を抱 行きたくないよ。いやだよ」叫ぶニきしめ、キスをしてしまう。とたんに、女王は壊れて、ー一こ . ・「ニモ、寝しなにパイなんか なごなの、ガラスの破片となって崩れる。まわりで事の成 食べるからですよ」母親が、ペッド 行きを見守っていたガラス人たちが、剣を抜いて、ニモに でうなされているニモに言う。 迫る。その形相のものすごさ。だが、ニモが、ちょっと手 のど マ喉がかわいたので、起きて水を飲を触れると、ガラス人たちは、ひとり残らず、色ガラスの みに行くと、子ども部屋のなかが、破片となって割れてしまう。きれいなガラスくずのなかに キラキラと輝いている。なかにはい 立ちすくむニモ。耐えきれずに走り出す。 . 「ママー ってみると、階段があり、降りてい だれか、・ほくを連れに来てー ・ほく、迷児になっちゃっ くと、三角帽 子をかぶった 使者が、うや うやしく頭を さげていう 「ここはガラ スの洞窟で、 ガラス人間の 一すみかなので す。いま、ガ二 ラス人の女王 . 一、がやってきて、 あなたさまを、第いいをを第ーー。ミ ~ ( ~ 第、い第 " 第藝 挙誉寧 ! 1 ぃ さわ 長阯数し を第 1 ー飛 3 : まイ : レみ ー 65