ジョン・ヴァーリイ - みる会図書館


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1. SFマガジン 1979年11月号

レヒ三ウ もあるクローンなどは、その典型であた関係に描かれていることである。単に る。クローンそれ自体について、一切の未来社会のテクノロジイにとどまらず、 くどい説明は省略されている。つまり、未来社会の人間たちの心理的ディティル この半世紀余りにわたる英米の本格までが描き出されていゑそして、人類 がインべーダーによって地球を追われる 的展開の過程において成し遂げられた、 的アイデアとシチュエーションの読生活を余儀なくされているという、 者への侵透を前提において作品が成立しの異常事態をジョン・ヴァーリイがある 川又千秋 ているのである。無論、こうした要素はリアリティを持って描きだすことに成功 大なり小なり、どの作家にも共通しし、また読者もそれに異和感を持たずに あっー な、なんだ ? なんだ たことかもしれないが、とりわけ、それ読んだという事態、恐らくべトナム以後この長篇を読み終った瞬間、あなたの を意識的に行い、かっ成功させているのの、アメリカの大国意識の崩壊現象と無頭はこう叫んでデングリ返る。そしてあ がヴァーリイとニーヴンの二人であると縁ではないだろう。 なたは、とるものもとりあえず頁を逆に いう気がする。 ともあれ、ジョン・ヴァーリイの登場辿りはじめ、描写のひとつひとつ、ある そして、この二人にも、相違点があは、アメリカ界の健全性の証明では いは気にもとめなかった主語の問題や、 る。ニーヴンの場合は「リング・ワールある。小児病的なアヴァンギャルド指向話者の細かい語り口をいちいち確かめ直 ド」をその典型とするように、従来あつにも走らず、幼児的なアイデア主義にもさずにはいられない衝動に駆られるだろ たアイデア・シチュエ 1 ションを、さら偏向せず、従来の英米の開拓した土う。 にエスカレートさせていくことに力点を壤に、七十年代に生きる人びとの感覚をワ ( 、ワ ( 、ワ ( ( , ( , : 置いたタイプであり、ヴァーリイの場合植えつけることに成功したヴァーリイのんなアイデアというものが、ショ 1 トシ は、それと比べると控え目で、→ ( ック・方法は、今後の界の王道たるべきもヨートでも短篇でもない、し 、や中篇でも グラウンドとして定着化させることに比のだと、私は思っている。 レッキとした重量級の長篇のラス 重を置いた作家である。 ( 『へびつかい座ホットライン』 / 著者トとして使われてもいいものたろうか。 1 ー・コ というより 第二に指摘できるのは ⅱジョン・ヴァ 1 リイ / 訳者日浅倉久志しかもこいつは御の字つきのハ ェイト 驚かされるのは、本書も含めて彼の〈八 / 四六判上製 / 339 頁 / 1300 / アなのである。 ・ワールド 緊密な構成、厳密な考証・ : : ・それを軽 世界〉シリーズの設定と、その世界に生早川書房 ) きる登場人物たちとが実に説得力を持っ 軽と手中のものとして動かしてゆくフレ フレデリック・ポール著 『マン・プラス』

2. SFマガジン 1979年11月号

よって、人類は太陽系 ェイト・ヴールド 内の八世界に追放を ジョン・ヴァーリイ著 ン 余儀なくされた。水 星、金星、月、火星、 タイタン、オペロン、 ュ『、びつかい座ホ〉トライン』 トリトン、冥王星 座第 この八つの星が人類の : 物 亀和田武 レ 亡命星である。彼らの っ 今年の星雲賞、翻訳短篇部門には、ジ文明復興に大きく貢献”一 したのは、ヘびつかい ョン・ヴァーリイの作品が二篇ノミネー へ トされていた。「残像」と「さような座の方向から送られて ら、ロビンソン・クルーソー」がそれくるメッセージだっ ーリイの筆力が並外れているということ で、惜しくも = ーヴン「無常の月」にタた。誰が、一体、どのような理由で送っ イトルは奪われたが、紹介初年度にしててくるのか不明だが、そのおかげで確実はある。しかし、その筆力というアイマ これだけの反響があった作家も最近マレに人類の生活は向上した。そこではクロイな形容を解剖してみると、どういうこ とになるか いわばスレッカラシの ーニング、性転換が常識となっている。 ・こっ一つ 0 ジョン・ヴァーリイは、アメリカそんな未来社会で、ふとしたことから人ファンまでも満足させる、彼の特質が 界でも最大の期待をかけられている新人類の敵として処刑されそうになった女性浮かび上がってくるのではないか、とい の一人であるとは、よく耳にする情報で科学者リロと、そのクローンたちが、こうのが私の考えである。 ます、第一に指摘できるのは あるが、洋の東西を問わぬ、この人気のの長篇のヒロインである。 個々のアイデア、素材という点では、ヴンとも共通する点であるがーーー従来の 理由は何なのだろう。 「へびつかい座ホットライン」は七七年決して目新しいものはない。しかし、こ英米が開発した様々なアイデア、シ の「へびつかい座ーー」といい、先に挙チュエーションを自家薬籠中のものとし に刊行された彼の長篇第一作であるが、 、、、ジョン・・ヴァーリイのていること。たとえば、本篇中に再三、 二一げた短篇とし 設定は次のようなものである。 世紀半ば、突如襲来してきた、人間の理作品は、私たちに新鮮さを感じさせるー再四登場するーー・というより、それ自体 がストーリイの必要不可欠の大きな柱で 解を遙かに越えた存在日インべーダーにー何故だろう。もちろん、ジョン・ヴァ ー翻訳権独占 , ・ , ・・、・ 宇宙からの謎の通信 へびつかい座 70 番星の方向から来る謎の メッセージいそれは人類を飛躍的に発展 さ . せたカ莎・朝プア - ン待望の本格ハードい 0 、物早川書第 田 4

3. SFマガジン 1979年11月号

◆◆◆ 宇宙的エキゾチズムの中で描かれたクローンをめぐる複雑な人問模様 ! Retrograde Summer 逆行の夏 ジョン・ヴァーリイ大野万紀訳 ーーたツみ・ / ク イラストレーション・岩淵慶造

4. SFマガジン 1979年11月号

奇妙な迎撃部隊に起った事件ー 妖精が舞う 外惑星に展開する男たちのドラマー 十三人目の男・外惑星野郎ども ( 第三回 ) 蛇が腹に充満した男の悲惨 ( ? ) 蛇腹 クローンの親子をめぐる愛憎 逆行の夏 タイムバラドックスを逆手にとる怪作ー われらかくシャルルマーニュを悩ませり ^ 海外未紹介作家コーナー〉 煌虫、ホ ーリーと愛 古典の名作に挑戦ー ロストワールド 2 〈連載第五回〉 ″破減の後みを描いた本格 Run with the WO 一 f 〈前篇〉 1979 年 11 月号 目次 神林長平 今日泊亜闌師 岬・兄伍 9 ジョン・ヴァーリイ 7 大野万紀訳 ・ < ・一フフアティ 浅倉久志訳 マイクル・ c-5 ・コーニイ 望月一一郎訳 2 0 ー 田中光一 0 1 2 9

5. SFマガジン 1979年11月号

既刊 1 , 237 点 世界最高最大のミステリ・シリーズ ドーヴァー⑨ / 楽勝 ジョイス・ポーター / 小倉多加志訳 \ 六ニ〇 ーヴァー警部、ついに退職を決意 ! 転職運動を 、登場以来初めて殺人事件の捜査に全 有利にすべく ューモア本格シリーズ最新作 力を傾けたが 病める巨犬たちの夜 < ・ a ・ ()5 / 日影丈吉訳五八〇 ヒッピーの集団がやってきた夜から、平和な村サン 『おれは ・ヴァンサンには異様な事件が相次ぐー 暗黒小説だ』の作者が描く、新感覚の異色犯罪小説 ■月刊 ( 仮題 ) 警部レイドロウ ウィリアム・マッキルヴァニー 殺しは少女を大人にする ローレンス・オリオール ■好評発売中 デトロイト刑事 木曜日ラビは外出した ジョン・ < ・ジャクスン七四〇 リイ・ケメルマン七六〇 海外 SF ノヴェルズ ■好評発売中 く好評発売中 > ジョン・ヴァーリイ / 浅倉久志訳 日・ A ・ / 、インライン 愛に時間を へびつかい座ホットライン地球帝国 2500 A ・ C ・クラーク に 00 銀河の彼方へびつかい座から送られてくる謎の アルジャーノンにを D ・キイス 通信。その通信に含まれた情報により、地球は 980 M ・ K ・ジョーゼフ 飛躍的に発展したが・・・・・・傑作本格 SF 300 虚無の孑し Y 850 J ・ホールドマン 終りなき戦い 好評発売中 Y 田 00 フレデリック・ポール / 矢野徹訳 A ・ C ・クラーク 宇宙のランデヴー Y 田 00 マン・プラス D ・スーヴィン編 遙かな世界果しなき海 に 00 時間外世界 くネビュラ賞受賞 > 人類滅亡を目前に、アメリ Y に 00 カ政府は密かに火星への植民用サイボーグを作 りだしていた ! ヴェテランが描く傑作Ⅵ 000 他八点

6. SFマガジン 1979年11月号

昭物第、リ】幻・第第手仙物認。 - 昭和 30 , ロ 2 1 、朝 1 第一、物時別翦認第昭砿 50 , ロい 1 、・印刷・ 5Ci 、・毎月を回 ・ 1 日発イ戸第 20 を第】 2 ー , , リカ・ , , タイ 0 = 当地ま、 = ミ三ノ = 「彡 / く巻末カ作長篇・前篇〉 栗本薫 く海外精選短篇〉 J ・ヴァーリ不 R ・ A ・ラフアティ く新連載工ッセイ〉 石原藤夫 野田昌宏 く連載〉 田中先ニ く連載コミック > 芦妻ひでお 1979

7. SFマガジン 1979年11月号

このシリーズの解説 ようとすれば、爆薬を破裂さしてその効力を方位的に利用するしか 未来史シリーズは、ハインライン、ヴァーリイ、そして我国では 光瀬龍のものなどが有名です。未来史をとりあえず設定して、それ ハ 1 デス以来、その加速法の方式や材料はいろいろに研究されて をいくつかの作品に使うというのは、魅力のある設定を何度でも生 きた。欧州連合の採用していたのはドイツのロエー土の「ベルタ かせるということと、につきものの、状況説明の手間を省くこ 法」式だった。もちろん第一世界大戦のような大砲そのものではな とができるというのが利点でしよう。「外惑星野郎ども」は、そう 一単位三連ないし五連の単発速射からなる空弾機関砲】つまり した未来歴史もののひとつですが、独特の語り口とあいまった古風 空砲を噴射に準じて逆方向にうつのだが、質量的な比重力をあたえ な宇宙というのは、却って新鮮な魅力があります。 るための機構と技術が簡易なものでなかった。「戦争」のないはず の宇宙世界の乗機に「砲手」のいるのはその為である。 「そのとおりだ、いい加減にしろ ! 」 「ハカヤロウ何やってやがんだ」 とその伝声管は苦々しい声で叱り、声の主は司令室でジッと後方 いまやシ = ミットは捻り鉢巻で、助手に早替りした同僚たちを茹電視盤に追手の姿を見守っていた。 で蝟のごとく叱りちらしていた。 「加速班は全力を投入しろ ! ふざけ半分の喧嘩をしている場合で 「直角だ ! 直角だってのに、デ = ラン。このマルセイユのちゃんはない・ーー面倒はできるだけ避けたいが、ここで停止してうるさい アクセン こ鍋野郎、目盛りが見えねえのか ! 加速砲の射角をネヂ曲げたっ相手と交渉するにも劣らない面倒が我々の行先に待受けているのを ふね わぎまえ て艇はまがる訳じゃねえんだそ。まっすぐ突張ったまんま横へずれ各員は辨ぬにどたるんどるのかに本艇はたったいま、最初の側 るだけだイ、ウスらとんま ! 」 輪石と遭遇した。我々はすでに母星擬側輪の圏内にいるのだ。とい 「おれはそうずらす心存りなんだ。それが悪いか、四角あたま」 うことは、速やかに同方向にすすみながら極へ向ってそれから抜出 「なぜョ。命令は直走加速だ。横ずれなんか必要ねえ。ほかの砲門さなければ、本艇はあの理不尽な敵対者の砲弾をくうよりもっと致 くら と合はなきや効率をそぐだけだ。おれの命令どおりやれ、蛙啖い」命的な危地におちいる破目になるのは火を見るより明らかだろう。 この糞ッたれ野郎 ! 」 「何だとてめえの命令だ ? 副司令は事態が重大ではないと言ったが、こうなる前はたしかに正 「そうョ。ここじゃ俺が指揮者だ。文句あっか ! 」 しかった。・、 カ今や情勢は笑い事でなくなったのだ。分るか ? この 意味が」 「あるとも。そんなら司令官の令状みせやがれ」 無言のヤ 1 とウヰとシーが各舷各室から返ってきた。 「・ : ばか ! 」 「よろしい。とるべぎ行動が敵対者にも母星にも同一 " すなわち早 さいごの罵声はふたたび隣り班のモレノから来たものだった。 ーーーただち 「おめえ達の普仏戦争はのこらず司令室へ筒ぬけだそ。伝声管の送々に脱出するための加速にあることはまだしもの倖せだ に各員これにむかって奮励努力せよ ! 」 受口があけっ放しじゃねえか。、見ろ ! 」 プイヤ ギュロイ 8 5

8. SFマガジン 1979年11月号

世→界 S F 情報 次点日マイケル・ウェールン ・その他の賞など ・ヒューゴー賞決定ー 〈ベスト・ エデイター〉ペン・ポーヴァ ヒューゴー、ネビュラほどの知名度はな この八月二三 ~ 二七日にかけイギリスの次点日エド・ファーマン いが、今年も恒例の賞がいくつか決まって プライトンで第三七回世界大会 ( 愛称〈ベスト・ファンジン〉レビュー いるのでお知らせしよう。 シーコン ) が開かれたが、今回は日本から次点日マヤ 〈ベスト・ファン・アーチスト〉ウィリア も柴野拓美氏が参加されたので恒例のヒュ まず前年の最優秀作品に贈られるとい 1 ゴー賞の結果も例年より早くお知らせすム・ロツッラー う″ジョン・キャンベル記念賞″ ( くり返 次点ジム・・ハーカー ることができそうだ。 〈ベスト・ファン・ライター〉ポプ・ショすが、これはヒューゴーと同時に発表され ウ 〈ベスト・ノヴェル〉「ドリームスネーク」 る最優秀新人賞 ( 前項参照 ) とは何の関係 もない ) だが、今回はマイクル・ムアコッ "Dreamsnake" ヴォンダ・マッキンタ次点 " ディック・ガイス ィア 〈ジョン・・キャンベル賞 ( 最優秀新人 ) 〉クの「グロリアナ」 "Gloriana" に決まっ た。この作品は発表時から非常に評判がよ スティ 1 ヴン・ドナルドスン 次点「白いドラゴン」 "The White Dra- く、ヒューゴー賞、ガンダルフ小説賞、英 gon" アン・マキャフリイ 次点ジェイムズ・ g-q ・ホーガン 〈ベスト・ノヴェラ〉「残像」 "The Pe ・〈ガンダルフ賞 ( 幻想小説巨匠 ) 〉アーシ国幻想文学賞、世界幻想文学賞、ガーディ rsistense Of ~ 「 ision" ジン・ヴァ ュラ・・ルグイン アン賞と軒なみ候補にあがっている。 リイ 次点いロジャー・ゼラズニイ 次点「ファイアシップ」 "Fires! 】ー望ジ 〈ガンダルフ小説賞 ( 幻想小説 ) 〉「白いド ヨーン・・ヴィンジ またオーストラリアの賞 ( デイトマ ラゴン」アン・マキャフリイ 〈ベスト・ノヴェレット〉「狩猟月」ま Hu ? 次点「混沌の宮殿」 "The Courts of ーズ ) も決った。長篇だけ述べると ter's Moon 当ポール・アンダースン Chaos" ロジャー・ゼラズニイ 国内長篇「愛する息子」 "Beloved So ・ンヨ 1 ジ・ターナー 次点「ミカルの歌鳥」 "Mikal's Song ・ bird" オースン・スコット・カード 一言でいって女性作家の健闘ぶりが目立海外長篇「白いドラゴン」アン・マキャ フリイ 〈ベスト・ショート・ ストーリイ〉「カサったということだろう。地元のイギリス陣 ンドラ」 "Cassandra" O ・・チ = リイはあまりふるわなかったようだ。なお、念ターナーの作品は今年英米でも出版され 次点「時を告げる時計を数えよ」 "Cou ・のためつけ加えておくと向うのファン・ラ話題を呼んでいるもの。 nt the Clock that Tells the Time" イター ( アーチスト ) というのは、″ファ ーラン・エリスン ンダムに関係した者すべて″を含む。だか ら、ファンジンにプロ作家がコラム・小説もう一つ、評論書関係に贈られる″ビル 〈ベスト・ドラマ〉「スー。ハ 次点「ヒッチハイカーの銀河ガイド」類を書けば当然その作家はファン・ライテグリム賞″というものがあり、これはダル "The Hitchiker ・ s Guide to the Ga- イングしたことになり、今回のようにプロ コ・スーヴィンの「のメタモルフォシ 作家のポプ・ショウが受賞しても全然おかス」 "Metamorphoses of Science Ficti ・ laxy 。に決っている。 ( 安田均 ) 〈ベスト・プロ・アーチスト〉ヴィンセンしくないわけである。 ト・ディフェイト

9. SFマガジン 1979年11月号

闇の聖母 庫 フリツツ・ライバー / 深町真理子訳 \ 三四〇 作者不詳の古い日記を手に 入れた男は、記されていた 文 謎の言葉〃ローズ六〇七″ ( の意味を求め、サンフラン ワ シスコの街をさまようのだ った : : : 言葉の錬金術師が カ 綾なす世にも不思議な物語 幽霊艦隊現わる クモの宮殿 ダールトン & マール / 松谷健二訳 \ 三〇〇 リチャード・ヒューズニ六〇 〈宇宙英雄ローダン・シリーズ〉一万五千 年前より甦った幽霊艦隊が地球に襲来したー ベガーナの神々 ロード・ダンセイニニ四〇 大宇宙のたそがれ— エルンスト・ヴルチェク / 松谷健二訳 \ 三四〇 ・あべこべの日 〈銀河の奇蹟④〉ますます激化する人類ケ 中 フェイド戦争 : : : 一大字宙冒険絵巻堂々完結 ・・ジェイムズ・他ニ四〇 地球からの贈り物文五つの壺 ラリイ・ニーヴン / 小隅黎訳 \ 四〇〇 星を帯びし者 〈ノウンスペース・シリ ーズ〉植民惑星には ・ < ・マキリップ三八〇 るはる地球から届いた″贈り物〃とは : カ ドラゴンになった青年 警戒 ! 銀河中枢星域シェール & マール ・・ディクスン四〇〇 ・ジェイクス 刊今宵われら星を奪う ャ ・ローマー ラベンダー・ドラゴン 月星の秘宝を求めて m ・オールディス ィーデン・フィルポツツニ四〇 1 爆発星雲の伝説 ・スタージョン 夢みる宝石 世界幻想文学大賞受賞 ! 最後のユニコーン ピーター・・ビーグル / 鏡明訳予 \ 三六〇 この世から姿を消したユニ コーンは、赤い牡牛の魔カ のもとに囚われていたー 最後にのこったユニコーン が仲間救出に旅に出るが卩 ンス・ファラダニ八〇

10. SFマガジン 1979年11月号

い ~ 、つかこと た標本ででもあるかのように、インディオの頭をむずとっかんだ。 で、話しかけた。最初のそれは通じなかったらしく、 ずがい 「体型と頭蓋のかたちは、明らかにインディオ、つまりモンゴロイ ばを切り換えた様子だったが、ようやく相手はくちをひらいた。と ド系のものだ。しかし白人の血が混っていることも明白だ。おそらぎれがちにしゃべり出した。 ホセはひと通り聞き終えると、額の汗をぬぐいながら、・ほくらを く遠い昔に入った血が、先祖返り的に現われたにちがいない」 「ーーーヤノス高原の奥地、アンデス山麓に住むふしぎなインディオ振り返った。 やつは、レモという 「やれやれ。グアビポ語がやっと通じた。 の種族の話を、私は聞いたことがあるわ」 名で、一年ほど前に、上流から流れて来たといっているよ。それま エスメラルダが、ロをはさんだ。 コ / キス′ドール 「数百年昔に、スペインの征服者たちの一部が住みつき、インデでの記憶は、ないそうだ。このグアビポ族の村に住みつき、交易所 イオたちと混交を繰り返して来たという種族よ。クムルカ族と呼ばの主人に雇われて、何とか食わせてもらっていました。 ところが昨日の夜明け前に、匪賊がおそって来たそうだ。メステ れ、孤高を好む種族で、ほとんど幻の種族とされて来たわ : : : 」 メスティーソたちに向き直った。 イ 1 ソが十人ほどで、他に十人ほどの武装したインディオを連れて いたとのことだ。 「ホセ。彼がどこから来たのか、訊いて見て」 ホセは頷くと、・ほくたちにはちんふんかんぶんのインディオ語年寄りと女子どもは殺し、若い女を何人かと男たちを奪って行っ 0 0 0 0 0 0 6 8 4 6 3 房 >- 3 3 2 3 0 0 2 3 4 リィッポ 早 ズ 3 ボ」、丿、一上・ ヨ一フマ 2 7 ジメイ 2 ゼ ヴ東ジカ / のの壁車工一チ一 田京 ン中氷のツジ 神東 ズャ 京替 z デ夜 東振 3 ・エ真蒼駅オキ 重版情報 ハヤカワ・ミステリ文庫 ハヤカワ文庫 SF/JA/NV/NF 00 せんそ ・ SF 蜃気楼の戦士 A ・メリット 420 謎の円盤 IJFO 工 2 ロバート・マイアル各 26 0 海底牧場 ァーサー・ C ・クラーク 360 かみ ・ NF ( / ンフィクション ) バルジ大作戦上下 ジョン・トーランド各 Y 380 地球から宇宙へ アイサック・アシモフ Y 3 80 時間と宇宙について アイサック・アシモア Y 3 6 0 ロンメル将軍 デズモンド・ヤング 3 60